JP2010137392A - ファイルの綴り金具取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡易な構成でありながら、固定状態が確実な綴り金具取付構造であって、繰り返し使用しても、固定状態が確実な綴り金具取付構造を提供することを課題とする。
【解決手段】台紙背表紙に綴り金具の基板を固定具を介し着脱可能に設ける綴り金具取付構造において、固定具は、板状の固定板3と、固定板3を保持する固定具本体4とよりなり、撓み変位可能な形状の固定板3の両端をそれぞれ挿入保持する対の固定板保持部40と、固定板保持部40間に設けている固定保持面42とを有する固定具本体4とよりなり、台紙背表紙1及び綴り金具の基板2のそれぞれに設けている固定具本体突出部挿通孔10,20内に、前記対の固定板保持部40を挿通後、固定板3を撓ませ両先端を対の固定板保持部40内に挿入後に撓みを解消させ、固定板3の両端を対の固定板保持部40内に装着させ固定することで、紙背表紙1及び綴り金具の基板2を固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、綴り金具付きファイルに関し、特にその綴り金具を取り外し、分別回収時の廃棄の際に、台紙等と綴り金具の分別が容易となる綴り金具取付構造に関するものである。
ファイルは、ファイル本体が、台紙、綴り金具の全てがプラスチック製品により製作されているものがあるが、一般には、厚紙よりなる台紙に鉄等の金属製の綴り金具をリベット等により固定する製品が一般的である。近年、資源の有効利用の観点から、ごみの分別回収が盛んに行われてきている。そのためファイルの使用後の廃棄に関して、台紙と鉄等の金属製の綴り金具を分別して回収する要請が高まってきている。
そこで、特許文献1〜特許文献3に示すような技術が開示されている。
この特許文献1に記載の技術は、綴具を備えるファイルに関するものであるが、特許文献1に記載のファイルによれば、綴具と背表紙とが取り外し可能であるので、廃棄する際に綴具を背表紙から分離でき、分別廃棄が可能となる。
またこれらの特許文献は、何れも台紙に設けたリベット等から綴り金具を取り外し可能とする技術が開示されている。
しかしこれらの技術では、原則的にリベットや鋲が台紙本体に残る欠点がある。
また特許文献4の技術では、バィンダー本体の背表紙に止めピンを移動させる位置に切り込み線により形成した打抜片を設け、廃棄時に打抜片を切除して、止めピンを移動させて廃棄することが出来る。従って原則的に廃棄を前提とする際には有効な技術である。
しかしながら、使用者が、不要なファイルを分解収納し、必要な場合に組み立て使用すするなど、繰り返し組み立て、分解するを望む場合があった。
また、生産地と消費地が遠隔にある場合、最終製品ファイルの移動では、ファイルの内部空間が生じるため、ファイル自体がかさばり、輸送コストが大幅に係ってしまう場合が多い。従って例えば販売時に、台紙と綴り金具を別々にすると、ファイル内部の空間自体が無くなるため、大幅な体積の減少が図れ、輸送コストの削減を図ることが出来る。そして、この場合台紙と綴り金具を、販売者が簡易にかつ確実に、組み立てを行うことが出来ることが必要である。
市販されている製品の中に、リベットによる固定方式に変わって、図9、図10に示す固定具の技術の製品がある。
図9の製品は、外部固定具本体70の固定具基部固定具基部70aに立設した固定具本体固定具基部70bの側部に固定溝70cを設け、この外部固定具本体70を図示しない台紙及び綴り金具の固定用穴に固定具基部70bを挿入後、図9(a)の矢印に示すように、固定装着体71の装着部71aを、外部固定具本体70の固定溝70c内に挿入を行う。この時、台紙及び綴り金具は、外部固定具本体70の固定具基部70a上面と内部固定装着体71下面の間に挟まれ固定を行う。この固定は、接触面積が比較的小さいため、少なくとも複数箇所で台紙及び綴り金具の固定が行われるのが一般的である。
なお、図9(b)に示すように、内部固定装着体71が外部固定具本体70からの離脱を防止するため、内部固定装着体71の下面に突起71bが形成され、綴り金具の穴部等に挿入を行っている。
図10の製品は、それぞれ2個づつの係止部80a、及び嵌合部80bを立設した外部固定基部80と、係止部80aに挿入する保持棒81aと、嵌合部80bに嵌合する嵌合体81bを下面に有する内部固定嵌合体81とよりなる。
そして、図示しない台紙及び綴り金具の固定用穴に固定具基部70bに係止部80a及び嵌合部80bを挿入後、図10(a)に示すように、係止部80aに内部固定嵌合体81の保持棒81aを挿入した後、内部固定嵌合体81の嵌合体81bを嵌合部80bに嵌合させる。この時台紙及び綴り金具は外部固定基部80の上面と、内部固定嵌合体81下面の間に挟まれ固定を行う。この固定は、前記図Xの場合と同様に、少なくとも複数箇所で台紙及び綴り金具の固定が行われる。
特許第3095691号公報 特開2003−136875号公報公報 開2008−119944号公報 特許3682695号公報特
本発明は、特許文献1から4に示す技術で、使用者が不要なファイルを分解して保管し、必要な場合に組み立て使用するなど、繰り返し組み立て、分解することが可能な,綴り金具取付構造を提供するものであり、従来の市販製品において、図9に係るものにあっては、取付取り外す作業性が良好である長所を有する。また図10に係るものにあっては、取付取り状態が非常に安定し、簡易に外れることが無く製品の使用時の安定性が極めて良好である長所を有する。
しかしながら、前者の例では、内部固定装着体71の下面に突起71bが形成され、綴り金具の穴部等に挿入を行っている構成から比較的簡易に外れやすいこと、また、単に内部固定装着体71の突起71bが、綴り金具に嵌合して初めて、安定して、外部固定具本体70と内部固定装着体71が固定が行われるため、これらを分解したあと、再び使用する際に、紛失等する場合がある。
また、従来の市販されている後者にあっては、固定構造が完全であるが、逆に取り外す際に、固定状態が硬く取り外しに多大な力を必要とする。
本発明は、簡易な構成でありながら、固定状態が確実な綴り金具取付構造であって、繰り返し使用しても、固定状態が確実な綴り金具取付構造を提供することを課題とする。
(特徴点)
本発明は、上述した課題を解決するため、以下の手段を構成した。
(1)請求項1記載の発明は、台紙と、台紙背表紙に綴り金具の基板を固定具を介し着脱可能に設ける綴り金具取付構造において、固定具は、板状の固定板と、固定板を保持する固定具本体とよりなり、固定板は、両端又は中央何れか一方又は双方が撓み変位可能な形状に形成すると共にすると共に、固定具本体は、固定板の両端をそれぞれ挿入保持し、固定具本体から前方に突出して設けている対の固定板保持部と、固定板保持部間の固定具本体の表面側に、台紙及び基板を保持固定する固定保持面とよりなり、台紙背表紙及び綴り金具の基板のそれぞれに、前記対の固定板保持部を挿通する、固定具本体突出部挿通孔を設け、台紙背表紙の内面に綴り金具基板2を位置させた後、台紙背表紙の背面から、固定具本体の対の固定板保持部を、前記固定具本体突出部挿通孔に装入した後に、固定具本体の固定保持面表面に台紙背表紙外面を当接後、固定板を撓ませ両先端を対の固定板保持部内に挿入後に撓みを解消させ、固定板の両端を対の固定板保持部内に装着させ固定することで、紙背表紙及び綴り金具の基板2を固定具に固定することを特徴とする。
(2)請求項2記載の発明は、対の固定板保持部間に固定板が前方への離脱防止する係止体と、対の固定板保持部及び係止体の間にそれぞれ設けた固定保持面を固定具本体に設けると共に、台紙背表紙及び綴り金具の基板のそれぞれに、前記固定板保持部及び係止体を挿通する、固定具本体突出部挿通孔を設け、
台紙背表紙の内面に綴り金具基板を位置させた後、台紙背表紙の背面から、固定具本体の対の固定板保持部及び係止体を、前記固定具本体突出部挿通孔に装入した後に、固定具本体の固定保持面表面に台紙背表紙外面を当接後、固定板を撓ませ両先端を対の固定板保持部内に後に撓みを解消させ、固定板の両端を対の固定板保持部内、及び係止体に装着さ固定することで、紙背表紙及び綴り金具の基板を固定具に固定することを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、係止体は、固定板の中央両脇部に接し、固定板に向かって係止部を形成し、固定板の両端を対の固定板保持部内、及び係止体に装入後、固定板の撓みを解消させることで、固定板の両脇部を係止保持することで、固定板が前方への離脱防止を図ることを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、固定板の板体に巾方向に1カ所又は複数箇所の溝を形成し、部分的に折れ曲げ部を形成することで、固定板全体として撓み変位可能な形状とすることを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、溝を固定板の中央部、及び端部近傍に設けることを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、固定板の両端に、係止切り欠き装入部を形成し、固定具本体に形成して固定板保持部に係止切り欠き装入部に装入係止することを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、対の挿通穴とした固定板保持部に両端先端を挿入する固定板に長手方向への移動を規制する移動制限体を設けることを特徴とする。
本発明の綴り金具取付構造では、固定は、板状の固定板と、固定板を保持する固定具本体で、台紙背表紙内面及び綴り金具の基部で固定を行う。この時、台紙背表紙1と綴り金具の基板は、固定具本体の固定保持面と固定板の裏面の比較的広い部分で挟まれた状態で保持される為、台紙背表紙及び綴り金具の基板は安定した状態で確実に保持が行われ、一個の固定具で確実に固定を行えるように作用する。
また、固定板の固定具本体への固定保持は、固定板の両端又は中央何れか一方又は双方が撓み変位可能な形状に形成しているため、固定板を撓ませることで、固定板の両端を固定具本体の固定板保持部に挿入後、撓みを無くすることで、固定板の両端を固定板保持部内に確実に保持することが出来るように作用する。
また、固定板の固定具本体への保持をより確実にし、固定板の固定具本体からの離脱防止を完全に防止する為に、固定具本体に係止体を設けることで、固定板を固定板保持部に保持する際に、保持動作に加えて係止体により固定板を固定板保持部に保持する為、より確実に、台紙背表紙及び綴り金具の基板は安定した状態で確実に保持するように作用すると、共に係止体を固定板の中央両脇部に接し、固定板に向かって係止部を形成する構成とすることで、固定板の両端を対の固定板保持部内、及び係止体に装入後、固定板の撓みを解消させることで、固定板の両脇部を係止保持することで、固定板を固定具本体への保持をより完全にすることが出来るように作用する。
固定板の撓み構成として、板体に巾方向に1カ所又は複数箇所の溝を形成し、部分的に折れ曲げ部を形成することで、固定板全体として撓み変位可能な形状を簡易に形成することが出来る。また、溝を固定板の中央部、及び端部近傍に設けるこで、固定板を撓み変位可能な形状を簡易に形成でき、固定板の先端を固定板保持部内に挿入作業が簡易に行える。
さらに、固定板の固定具本体への保持構成として、固定板の両端に、係止切り欠き装入部を形成し、固定具本体に形成して固定板保持部に係止切り欠き装入部に装入係止する構成で長手方向及び横方向への固定板の移動の規制、また、対の挿通穴とした固定板保持部に両端先端を挿入する固定板に長手方向への移動を規制するように作用する。
本発明によれば、台紙と綴り金具の固定は、固定板を固定具本体に保持固定することで行う簡単な構成であり、組み立て、分解に際して、熟練を要することなく誰でも簡単に行うことが出来る。従って、製品を販売者が組み立てる場合であっても、簡易に組み立てることが出来るため、販売時に、台紙と綴り金具を別々梱包することが出来、ファイル内部の空間自体が無くなるため、大幅な体積の減少が図れ、輸送コストの削減を図ることが出来る効果を有する。
また、固定具の構成素材を分解した後、台紙と綴り金具とは別に固定具を組み立てることが出来、部品の紛失等を防止することが出来る。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を順次説明する。
図1は綴り金具取付構造の部分斜視図、図2は本発明に係る綴り金具取付構造の分解斜視図、図3は、固定板3に溝を設けた実施形態を示したものである。
第1の実施例に係る本発明は、綴り金具取付構造は、台紙Aと、台紙背表紙1に綴り金具Bの基板2を固定具Cを介し着脱可能に設けるもので、固定具Cは、板状の固定板3と、固定板3を保持する固定具本体4とよりなる。以下固定板3、固定具本体4及びこれらを取り付けるための台紙背表紙1に綴り金具Bの基板2の構造を説明する。
<固定板3>
固定板3は、両端又は中央何れか一方又は双方が撓み変位可能な形状をとれるものであれば良く材質は特に限定するものではなく、例えば合成樹脂等の材質のものを用いても良い。また、材質自体の剛性等により変形するものの他、材質により板体の撓み変形の少ないものであっても、図3に示すように固定板3の板体に巾方向に1カ所又は複数箇所、例えば固定板3の中央部、及び端部近傍に溝30を設けることにより、擬似の撓みで、撓み変位可能な形状を取る構造を得ても良い。
<固定具本体4>
固定具本体4は、前記固定板3を確実に保持するものであれば良く、一般に合成樹脂等の材質を用いる。そして、固定板3の両端をそれぞれ挿入保持する対の固定板保持部40を両端部に突出するように設けている。この固定板保持部40の形状は、前記固定板3の先端を保持する凹部40aと入り口側の上方にテーパー部40bを設ける構成としている。このテーパー部40bは、固定板3を挿入し易くする為に設けたものである。
また、固定具本体4の中央には、対の固定板保持部間に固定板が前方への離脱防止する係止体41を設けている。この係止体は、例えば、固定板3を前記固定板保持部40に装着時の位置の中央両脇部に対に配置し、固定板3に向かって係止部41aを係止体41内方に対向して形成している。
更に、対の固定板保持部40及び係止体41の間の固定具本体4の間に表面にはそれぞれ設けた固定保持面42が形成されている。
<台紙背表紙1及び綴り金具の基板2>
台紙背表紙1及び綴り金具の基板2のそれぞれに、前記固定板保持部40及び係止体41を挿通する固定具本体突出部挿通孔10,20を設けている。
なお、台紙背表紙及び綴り金具の基板はそれぞれ、通常の形状ではあるが、少なくとも固定保持面42が接する部分については、固定保持面42の同様の表面形状であることが望ましい。
次に、本発明の綴り金具取付構造の取付手順を溝30を設けた固定板を用いた例で説明する。
図2に示すように台紙背表紙1の内面に綴り金具の基板2を位置させた後、台紙背表紙の背面から、固定具本体4の対の固定板保持部40及び係止体41を、前記固定具本体突出部挿通孔10,20に挿入する。この後、図4(a)に示す如く固定板3の中央の溝30を中心に折り曲げ両先端を固定具本体4の対の固定板保持部40のテーパー面40bから内部に挿入する。この状態で固定板3の中心を下方に移動させると、固定板3の先端が、固定板保持部40内の凹部40aに挿入され、固定板3は両端部近傍にある溝30,30を中心として折り曲がり、固定板3の撓みを解消させつつ、固定板の両端を対の固定板保持部40内の凹部40aに漸次挿入が行われる(図4(b))。そして、固定板保持部40の中央両脇部に対に配置している係止体41の径支部41aが固定板3の中央脇端部に当接する(図4(c))。この時、更に固定板3に図4(c)の下方向の力を加えると、係止部41は側方に変位し、係止部41aで固定板3の上面を係止し、固定板3は、固定具本体に完全な保持状態となり、台紙背表紙1と綴り金具は、固定具本体及び固定板で一体的の固定が完了する(図(d))。
なお、固定の解除は、係止部41aを外側に開く動作をし、以後は上記動作の反対の作業を行えば固定の解除を簡単に行うことが出来る。
図5,6は固定板3と固定板保持部40の形状を変えた実施の形態で、図5(a)は、固定板3の形状を示す斜視図、同(b)は固定具本体の形状を示す斜視図、また図6は使用状態を示す斜視図である。
即ち、固定板3の両端に、係止切り欠き装入部31を形成し、固定具本体4に形成する固定板保持部40を係止切り欠き装入部40が装入係止できる形状に変更したものである。固定板3を固定具本体4に固定保持動作は、前記と同様である。
図7,8は固定板3と固定板保持部40の形状を変えた他の実施の形態で、図7(a)は、固定板3の形状を示す斜視図、同(b)は固定具本体の形状を示す斜視図、また図8は使用状態を示す斜視図である。
この実施の形態では、固定板3の両端を保持は、単に、固定具本体4に形成する固定板保持部40は単に挿通穴とし、固定板3が長手方向に移動することを防止する移動制限体32を固定板の両脇部に設け、固定具本体4に固定保持した時、係止部の両脇を挟むように設けている。なお固定板3を固定具本体4に固定保持動作は、前記と同様である。
本発明に係る綴り金具取付構造の部分斜視図である。 本発明に係る綴り金具取付構造の分解斜視図である。 本発明に使用する固定板に溝を設けた実施形態を示した斜視図である。 本発明の綴り金具取付構造の組み立て状態を示した断面説明図である。 本発明の固定板と固定板保持部の形状を変えた実施の形態で、(a)は、固定板の形状を示す斜視図、(b)は固定具本体の形状を示す斜視図である。 図5の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。 図7,8は固定板と固定板保持部の形状を変えた他の実施の形態で、(a)は固定板の形状を示す斜視図、(b)は固定具本体の形状を示す斜視図である。 図7の実施の形態の使用状態を示す斜視図である。 従来の綴り金具取付構造を示す説明図である。 従来の綴り金具取付構造を示す説明図である。
符号の説明
1 台紙背表紙
10 固定具本体突出部挿通孔
2 基板
20 固定具本体突出部挿通孔
3 固定板
30 溝
31 係止切り欠き装入部
32 移動制限体
4 固定具本体
40 固定板保持部
41 係止体
41a 係止部
42 固定保持面
43
70 外部固定具本体
70a 固定具基部
70b 固定具本体
70c 固定溝
71 内部固定装着体
71a 装着部
71b 固定用突起
80 外部固定基部
81a 係止部
80b 嵌合部
81 内部固定嵌合体
81a 保持棒
81b 嵌合体

Claims (7)

  1. 台紙と、台紙背表紙に綴り金具の基板を固定具を介し着脱可能に設ける綴り金具取付構造において、
    固定具は、板状の固定板と、固定板を保持する固定具本体とよりなり、
    固定板は、両端又は中央何れか一方又は双方が撓み変位可能な形状に形成すると共に、
    固定具本体は、固定板の両端をそれぞれ挿入保持し、固定具本体から前方に突出して設けている対の固定板保持部と、固定板保持部間の固定具本体の表面側に、台紙及び基板を保持固定する固定保持面とよりなり、
    台紙背表紙及び綴り金具の基板のそれぞれに、前記対の固定板保持部を挿通する、固定具本体突出部挿通孔を設け、
    台紙背表紙の内面に綴り金具基板を位置させた後、台紙背表紙の背面から、固定具本体の対の固定板保持部を、固定具本体突出部挿通孔に装入した後に、固定具本体の固定保持面表面に台紙背表紙外面を当接後、固定板を撓ませ両先端を対の固定板保持部内に挿入後に撓みを解消させ、固定板の両端を対の固定板保持部内に装着させ固定することで、紙背表紙及び綴り金具の基板を固定具に固定することを特徴とする綴り金具取付構造。
  2. 対の固定板保持部間に固定板が前方への離脱防止する係止体と、対の固定板保持部及び係止体の間にそれぞれ設けた固定保持面を固定具本体に設けると共に、台紙背表紙及び綴り金具の基板のそれぞれに、前記固定板保持部及び係止体を挿通する、固定具本体突出部挿通孔を設け、
    台紙背表紙の内面に綴り金具基板を位置させた後、台紙背表紙の背面から、固定具本体の対の固定板保持部及び係止体を、前記固定具本体突出部挿通孔に装入した後に、固定具本体の固定保持面表面に台紙背表紙外面を当接後、固定板を撓ませ両先端を対の固定板保持部内に挿入後に撓みを解消させ、固定板の両端を対の固定板保持部内、及び係止体に装着させ固定することで、紙背表紙及び綴り金具の基板を固定具に固定することを特徴とする請求項1記載の綴り金具取付構造。
  3. 係止体は、固定板の中央両脇部に接し、固定板に向かって係止部を形成し、固定板の両端を対の固定板保持部内、及び係止体に装入後、固定板の撓みを解消させることで、固定板の両脇部を係止保持することで、固定板が前方への離脱防止を図ることを特徴とする請求項2に記載の綴り金具取付構造。
  4. 固定板の板体に巾方向に1カ所又は複数箇所の溝を形成し、部分的に折れ曲げ部を形成することで、固定板全体として撓み変位可能な形状とすることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の綴り金具取付構造。
  5. 溝を固定板の中央部、及び端部近傍に設けることを特徴とする請求項4記載の綴り金具取付構造。
  6. 固定板の両端に、係止切り欠き装入部を形成し、固定具本体に形成して固定板保持部に係止切り欠き装入部に装入係止することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の綴り金具取付構造。
  7. 対の挿通穴とした固定板保持部に両端先端を挿入する固定板に長手方向への移動を規制する移動制限体を設けることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の綴り金具取付構造。
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