JP2010135397A - 検査装置及びプローブカードの交換方法 - Google Patents

検査装置及びプローブカードの交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】載置台を所定の低温に保持したままプローブカードを交換することができ、延いては検査のスループットを高めることができる検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置10は、載置台11上の半導体ウエハを所定の温度に冷却し、半導体ウエハにプローブカード12のプローブ12Aを接触させて半導体ウエハの電気的特性検査を行った後に、載置台11を低温に保持したままプローブカード12を交換する検査装置であって、プローブカード12が着脱可能に装着される開口部を有するヘッドプレートと、開口部13Aを塞ぐ蓋体14と、開口部13Aに隣接し且つ蓋体14を出し入れ可能に収納する蓋体収納機構16と、を備え、プローブカード12を交換する時には、載置台11が蓋体収納機構16に収納された蓋体14を開口部13Aまで搬送し、蓋体14をヘッドプレー13に押し付けて開口部13Aを塞ぐようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、載置台を冷却して半導体ウエハ等の被検査体の低温検査を行う検査装置に関し、更に詳しくは、載置台を低温に保持したままプローブカードを交換することができる検査装置及びプローブカードの交換方法に関するものである。
従来の検査装置は、図5の(a)、(b)に示すように、互いに隣接するローダ室1とプローバ室2を備え、プローバ室2において被検査体(例えば、半導体ウエハ)Wに形成された複数のデバイスの電気的特性検査を行う。ローダ室1は、複数の半導体ウエハWをカセット単位で収納する収納部3と、カセットCからウエハWを一枚ずつ搬出入するウエハ搬送機構4と、半導体ウエハのプリアライメントを行うプリアライメント機構5と、を備えている。プローバ室2は、半導体ウエハWを載置し且つ半導体ウエハWを所望の温度に調節する温度調節機構を有する載置台6と、載置台6の上方に配置され且つ複数のプローブ7Aを有するプローブカード7と、半導体ウエハWの電極パッドと複数のプローブ7Aとのアライメントを行うアライメント機構8と、を備え、制御装置の制御下で、載置台6上の半導体ウエハWを温度調節機構で所望の温度に調節し、半導体ウエハWの複数の電極パッドと複数のプローブ7Aを電気的に接触させて複数のデバイスの電気的特性検査を行なうように構成されている。特に、半導体ウエハWをマイナスの低温領域で低温検査する場合には、プローバ室2を密閉し、プローバ室2内に乾燥空気を供給してプローバ室2内の空気を所定の露点に維持し、半導体ウエハWへの結露、着霜を防止している。尚、図5の(a)において、Tはテストヘッドである。
而して、プローバ室2において半導体ウエハWの低温検査を行い、新たな異なる半導体ウエハWの検査を行う場合には、ヘッドプレート9に装着されたプローブカード7を交換しなくてはならない。プローブカード7を交換する時には、プローブカード7を取り外した開口部からプローバ室2内に外気が侵入するため、プローブカード7を交換する間だけ載置台6を昇温させて載置台6の表面で結露、着霜を生じないようにしている。
しかしながら、従来の検査装置の場合にはプローブカード7を交換する際に載置台6を一旦結露しない状態まで昇温し、プローブカード7を交換した後には、再び載置台6を所定の低温領域まで冷却し直さなくてはならず、再起動するまでに多くの時間を要し、検査のスループットが低下する問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、載置台を所定の低温に保持したままプローブカードを交換することができ、延いては検査のスループットを高めることができる検査装置及びプローブカードの交換方法を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の検査装置は、載置台上の被検査体を所定の温度に冷却し、上記被検査体にプローブカードのプローブを接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行った後に、上記載置台を低温に保持したまま上記プローブカードを交換する検査装置であって、上記プローブカードが着脱可能に装着される開口部を有するヘッドプレートと、上記開口部を塞ぐ蓋体と、上記開口部に隣接し且つ上記蓋体を出し入れ可能に収納する蓋体収納機構と、を備え、上記プローブカードを交換する時には、上記載置台が上記蓋体収納機構から上記蓋体を取り出して上記開口部まで搬送し、上記蓋体を上記ヘッドプレートに押し付けて上記開口部を塞ぐことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の検査装置は、請求項1に記載の発明において、上記蓋体収納機構は、上記蓋体を収納するように上記開口部に隣接させて上記ヘッドプレートの下面に凹陥部として形成された収納部と、上記蓋体を上記収納部内に収納した状態で支持する支持機構と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の検査装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記支持機構は、上記収納部の周壁面に沿って所定間隔を空けて配置された複数のシリンダ機構からなることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の検査装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、少なくとも2つの上記載置台と、これらの載置台に対応するプローブカードと、少なくとも一つの蓋体と、少なくとも一つの上記蓋体収納機構と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の検査装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記プローブカードは、上記被検査体に形成された全てのデバイスと一括して接触する複数のプローブを有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のプローブカードの交換方法は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検査装置において載置台上の被検査体を所定の温度に冷却し、ヘッドプレートに装着されたプローブカードのプローブを上記被検査体に接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行った後に、上記載置台を低温に保持したまま上記プローブカードを交換する方法であって、上記載置台を上記ヘッドプレートの蓋体収納機構の収納部へ移動させる工程と、上記載置台を上記収納部内に収納された蓋体に接触させる工程と、上記蓋体収納機構から上記載置台側へ上記蓋体を引き渡す工程と、上記載置台を介して上記蓋体を上記ヘッドプレートの上記開口部まで搬送する工程と、上記載置台によって上記蓋体を上記ヘッドプレートに押し付けて上記開口部を塞ぐ工程と、上記蓋体で上記開口部を塞いだ状態で上記プローブカードを上記開口部に対して着脱する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、載置台を所定の低温に保持したままプローブカードを交換することができ、延いては検査のスループットを高めることができる検査装置及びプローブカードの交換方法を提供することができる。
以下、図1〜図3に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、各図中、図1の(a)、(b)はそれぞれ本発明の検査装置の一実施形態の要部を示す構成図で、(a)はヘッドプレートを下方から見た平面図、(b)は(a)のB−B線方向の断面図、図2の(a)、(b)はそれぞれプローブカードを交換する時の図1の(a)、(b)に相当する図、図3は(a)〜(c)はそれぞれ本発明の検査装置の他の実施形態の要部を示す構成図で、(a)はヘッドプレートを下方から見た平面図、(b)は(a)のB−B線方向の断面図、(c)は(a)のC−C線方向の断面図、図4は本発明の検査装置の更に他の実施形態の要部を示す構成図である。
第1の実施形態
本実施形態の検査装置10は、例えば図1に(a)、(b)に示すように、半導体ウエハWを載置し且つX、Y、Z及びθ方向に移動する載置台11と、載置台11の上方に配置されたプローブカード12と、プローブカード12が着脱可能に装着されたヘッドプレート13と、従来と同様に乾燥空気を循環させる手段(図示せず)と、を備え、載置台11上の半導体ウエハWを所定の温度に冷却し、半導体ウエハWにプローブカード12のプローブ12Aを接触させてマイナスの温度領域で半導体ウエハWの低温検査を行った後に、載置台11を低温に保持したままプローブカード12を交換するように構成されている。
載置台11は、X、Yステージ(図示せず)を介してX、Y方向へ移動すると共にθ機構を介してθ方向に回転するように構成されていると共に、内蔵する昇降駆動機構により半導体ウエハWを昇降させように構成されている。また、載置台11は、温度調節機構を内蔵し、温度調節機構を介して載置台11上の半導体ウエハWをマイナスの低温領域に設定し、所定温度の低温下で半導体ウエハに形成された複数のデバイスの低温検査を行う。
プローブカード12は、図1の(b)に示すように、複数のプローブ12Aと、複数のプローブ12Aが設けられた配線基板12Bと、を有し、複数のプローブ12Aが配線基板12Bの下面の外周縁部を除く全領域に形成されている。プローブカード12は、配線基板12Bの外周縁部がヘッドプレート13の上面の左方に偏倚して形成された凹陥部にネジ部材等の締結部材(図示せず)を介して着脱可能に装着され、複数のプローブ12Aの針先が凹陥部の中央に形成された開口部13Aから突出している。
従って、載置台11が半導体ウエハWを載置した状態でプローブカード12の真下から上昇すると、半導体ウエハWの上面全面に形成された全てのデバイスの検査用電極パッドとプローブカード12の全てのプローブ12Aが一括して接触するようになっている。
而して、本実施形態の検査装置10は、開口部13Aを塞ぐ蓋体14を備え、プローブカード12を交換する時に蓋体14によってヘッドプレート13の開口部13Aを塞いで外気がプローバ室内に侵入するのを防止するようにしてある。蓋体14によって外気の侵入を防止することで、低温の載置台11の表面での結露あるいは着霜を防止することができる。この蓋体14は、図2の(a)、(b)に示すように、プローブカード12の複数のプローブ12Aの形成領域に相当する面積を有する平坦面部14Aと、平坦面部14Aの外周から下方へ突出するように連設された所定の幅の環状平坦面を有する環状突起部14Bと、環状突起部14Bの環状平坦面の立ち上がった上端から径方向外方へ水平に連設されたフランジ部14Cと、フランジ部14Cの上面に全周に亘って取り付けられたシール部材(例えば、Oリング)14Dと、を備え、平坦面部14Aがフランジ部14Cより下方に位置している。また、環状突起部14Bの環状平坦面は後述するように載置台11で蓋体14を搬送する際に被吸着部として利用される。
従って、図2の(b)に示すように載置台11を介して蓋体14で開口部13Aを塞いだ状態では、フランジ部14CのOリング14Dとヘッドプレート13が開口部13Aを囲むようして密着する。そして、平坦面部14Aは上方の複数のプローブ12Aの針先との間に僅かな隙間があり、下方の載置台11との間にも僅かな隙間がある。蓋体14は、載置台11によってヘッドプレート13へ押し付けられることによって開口部13Aを塞ぎ、プローバ室内への外気の侵入を防止する。
載置台11には図1の(b)に示すように蓋体14を搬送する際に使用される蓋体14の支持体15が付設されている。即ち、載置台11は、同図に示すように、チャックトップ11Aと、チャックトップ11Aを昇降させる昇降駆動機構を内蔵する昇降体11Bと、を有している。チャックトップ11Aと昇降体11Bの間に支持体15が介在している。この支持体15は、チャックトップ11Aと昇降体11Bの間に介在し且つチャックトップ11Aより大径に形成された平坦面部15Aと、平坦面部15Aの外周から上方へ延設され且つ蓋体14の環状突起部14Bを支持する筒状の支持部15Bと、を有し、支持部15Bの上端面がチャックトップ11Aの載置面よりもやや下方に位置している。支持部15Bの上端面には蓋体14を環状突起部14Bの平坦面で吸着する吸着パッド等の吸着手段(図示せず)が設けられている。吸着パッドの場合には、環状の平坦面に周方向に等間隔を空けて複数個所に設けることが好ましい。吸着パッドに代えて環状の平坦面に吸着孔を開口することもできる。
載置台11を介して蓋体14を搬送する時には、図1の(b)に示すように支持体15の支持部15Bで蓋体14を環状突起部14Bの環状平坦面において吸着することにより蓋体14を支持体15上に固定することができる。支持体15で蓋体14を固定すると、蓋体14の平坦面部14Aとチャックトップ11Aの間に隙間が形成される。
蓋体14は、載置台11によって搬送されて蓋体収納機構16に収納される。この蓋体収納機構16は、図1の(a)、(b)に示すように、ヘッドプレート13の下面に開口部13Aから離間して蓋体14を収納する大きさの凹陥部として形成された収納部13Bと、収納部13Bの側壁に設けられた支持機構と、を備え、蓋体14を収納部13B内に出し入れ可能に支持するように構成されている。支持機構は、例えば収納部13Aの周側壁に周方向に等間隔を空けて配設された複数(例えば、3つ)のシリンダ機構17によって構成されている。シリンダ機構17は、ロッド先端に固定された支持部17Aと、シリンダ本体17Bと、を有している。収納部13Bは、蓋体14が収納された状態で環状突起部14Bの平坦面がヘッドプレート13の下面から突出しない深さになっている。
従って、蓋体14が載置台11を介して収納部13B内に収納された段階で、シリンダ機構17の支持部17Aが収納部13Bの周側壁から進出し、蓋体14のフランジ部14Cを下面から支持して収納部13B内に固定することができる。一方、載置台11は、蓋体14が収納部13B内に固定された段階で、支持体15での吸着手段による蓋体14の吸着を解除し、蓋体14を解放し次ぎの検査に備える。
次に、プローブカードの交換方法の一実施形態について図1、図2を参照しながら説明する。検査装置10を用いて半導体ウエハWの低温検査を行い、新たな半導体ウエハWに備えてプローブカード12を交換する。プローブカード12を交換する場合には、テストヘッド(図示せず)をヘッドプレート13から退避させた後に、オペレータがヘッドプレート13から使用後のプローブカード12を取り外し、新たなプローブカード12を装着することによって行う。この際、載置台11はマイナスの温度領域まで冷却されているため、プローブ室内に外気が侵入すると載置台11の表面において結露し、あるいは着霜が生じる。そこで、本実施形態ではプローブカード12を交換する前に蓋体14によってヘッドプレート13の開口部13Aを塞いで、プローバ室内への外気の侵入を防止する。
即ち、最後の半導体ウエハWの検査が終了すると、図1の(a)、(b)に示すように載置台11が検査済みの半導体ウエハWをローダ室(図示せず)へ引き渡す。その後、載置台11が低温を維持したまま蓋体収納機構16の収納部13Bの真下へ移動し、載置台11が図1の(b)の一点鎖線で示す位置まで上昇して支持体15の支持部15Bが蓋体14の環状突起部14Bの環状平坦面に接触する。この時、支持部15Bでは吸着手段が駆動し、蓋体14を支持部15Bの上端面に吸着し、蓋体14を載置台11において固定する。
然る後、蓋体収納機構16のシリンダ機構17が駆動してロッドがシリンダ本体17B内へ後退し、支持部17Aが蓋体14のフランジ部14Cから退避する。この時、載置台11は、図2の(b)に白抜きの矢印で示すように昇降体11Bを介して支持体15をチャックトップ11Aと一緒に下降させて蓋体14を収納部13Bから取り出した後、同図に示すようにプローブカード12の真下まで移動し、載置台11の軸心とプローブカード12の中心が一致する状態になる。更に、載置台11が支持体15及びチャックトップ11Aを上昇させると、蓋体14がOリング14Dを介してヘッドプレート13の下面に接触し、蓋体14でプローブカード12の針先が突出する開口部13Aを塞いで外気を遮断し、プローブ室内への外気の侵入を防止する。
蓋体14で開口部13Aを塞いだ状態で、オペレータがヘッドプレート13からプローブカード12を取り外した後、新たなプローブカード12を装着してプローブカード12の交換を終了する。プローブカード12を交換している間も開口部13Aが蓋体14によって塞がれているため、プローバ室内への外気の侵入を防止することができる。この結果、プローブカード12を交換している間も載置台11が低温を維持したままでもプローバ室内が検査時の露点を維持しているため、載置台11の表面で結露したり、着霜することがない。
プローブカード12の交換を終了すると、開口部13Aはプローブカード12によって塞がれているため、プローバ室内に外気が侵入することはない。載置台11が支持体15を開口部13Aから真下へ下降させた後、載置台11が蓋体14を装着する時と逆の経路を辿って蓋体収納機構16の収納部13Bの真下まで移動する。
然る後、載置台11は、昇降体11Bを介して支持体15及びチャックトップ11Aを上昇させて、支持体15で吸着した蓋体14を収納部13Bに押し付けると、シリンダ機構17がロッドを収納部13Bの中心に向けて伸ばし、ロッド先端の支持部17Aで蓋体14のフランジ部14Cを下面から支持し、蓋体14が収納部13B内に固定される。その後、支持体15の支持部15Bでの蓋体15の吸着を停止して解放し、支持体15が昇降体11Bを介してチャックトップ11Aと一緒に下降する。引き続き、載置台11が蓋体収納機構16から離れ、次ぎの検査のためにローダ室から直ぐに半導体ウエハWを受け取って低温検査を開始することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、プローブカード12が着脱可能に装着される開口部13Aを有するヘッドプレート13と、開口部13Aを塞ぐ蓋体14と、開口部13Aに隣接し且つ蓋体14を着脱可能に収納する蓋体収納機構16と、を備えた検査装置10において、載置台11上の半導体ウエハWを所定の温度に冷却し、半導体ウエハWにプローブカード12のプローブ12Aを接触させて半導体ウエハWの電気的特性検査を行った後に、載置台11を低温に保持したままプローブカード12を交換する際に、載置台11をヘッドプレート13の収納部13Bへ移動させる工程と、載置台11に付設された支持体15を蓋体収納機構16の収納部13B内に収納された蓋体14に接触させる工程と、蓋体収納機構16から載置台11の支持体15上へ蓋体14を引き渡す工程と、載置台11を介して蓋体14をヘッドプレート13の開口部13Aまで搬送する工程と、載置台11によって蓋体14をヘッドプレート13に押し付けて開口部13Aを塞ぐ工程と、蓋体14で開口部13Aを塞いだ状態でプローブカード12を開口部13Aに対して着脱する工程と、を備えているため、載置台11を常温に戻すことなく所定の低温に保持したままプローブカード12を交換することができ、検査のスループットを高めることができる。この際、プローバ室内が低温検査時の露点を維持しているため、載置台11の表面で結露したり、着霜することもない。
また、本実施形態によれば、蓋体収納機構16は、蓋体14を収納するように開口部13Aに隣接させてヘッドプレート13に凹陥部として形成された収納部13Bと、蓋体14を収納部13B内で支持するシリンダ機構17と、を有するため、半導体ウエハWの検査を邪魔することなく収納部13B内に蓋体14を収納することができる。更に、プローブカード12は、半導体ウエハWに形成された全てのデバイスと一括して接触する複数のプローブ12Aを有するため、プローブカード12と半導体ウエハWのアライメントを行う際に、全プローブ12Aのうち、数箇所のプローブ12Aとこれらのプローブ12Aに対する半導体ウエハWの電極パッドとをアライメントするだけで良く、載置台11の水平方向の移動領域を狭くすることができ、省スペース化に寄与することができる。
第2の実施形態
本実施形態の検査装置10Aは、例えば図3に示すように2系列の載置台11及びプローブカード12が配置されたプローバ室を備えている。プローバ室には2系列の載置台11及びプローブカード12に対応する2系列の蓋体14及び蓋体収納機構16が設けられている。その他の構成は、第1の実施形態に準じて構成されている。以下では、第1の実施形態の検査装置10と同一または相当部分には同一符号を付して本発明を説明する。
図3の(a)〜(c)に示すように、プローバ室は隔壁18を介して2室に区画され、第1の実施形態の検査装置10のプローバ室が2室併設された形態になっている。2つの区画室内には第1の実施形態の検査装置10と同様に構成された載置台11、プローブカード12、蓋体14及び蓋体収納機構16がそれぞれ配置されている。プローバ室のヘッドプレート13は一体であり、このヘッドプレート13に2つのプローブカード12及び2つの蓋体収納機構16が配置されている。このように一台の検査装置10Aに2系列の載置台11及びプローブカード12を設けることで、設置スペースを省スペース化することができる。尚、隔壁18は必要に応じて省略し、検査装置10Aが一つのプローバ室内に2系列の載置台11、プローブカード12、蓋体14及び蓋体収納機構16を備えて構成されたものであっても良い。
検査装置10Aでは各区画室では半導体ウエハWの電気的特性検査を並行して行うことができる。そして、いずれか一方の区画室のプローブカード12を交換する場合には、他方の区画室ではそのまま検査を続行することができる。即ち、図3の(b)に示すように一方の区画室では載置台11によって蓋体収納機構16から蓋体14を取り出して、同図に示すように支持体15で固定支持された蓋体14を載置台11によってプローブカード12が装着された開口部13Aまで搬送し、載置第11を介して支持体15を上昇させて蓋体14で開口部13Aを塞ぐ。蓋体14で開口部13Aを塞いだ状態でプローブカード12を交換する。この間も区画室内は検査時の露点を維持しているため、載置台11の表面で結露したり、着霜することがない。他方の区画室内では一方の区画室内でプローブカード12を交換している間も、図3の(c)に示すように半導体ウエハWの低温検査を続行することができる。逆に、他方の区画室のプローブカード12を交換する場合には一方の区画室内で半導体ウエハWの低温検査を続行することができる。
このように本実施形態によれば、プローバ室内に2系列の載置台11及びプローブカード12を設けることで、いずれか一方の区画室でプローブカード12を交換することがあっても、他方の区画室ではそのまま低温検査を続行することができるため、検査装置10Aを止めることなく、効率よく運用することができる。また、一つのプローバ室内に2つの検査装置10が纏めて収納されているため、設置スペースを省スペース化することができる。この効果は、隔壁18を省略した場合に顕著になる。
第3の実施形態
本実施形態の検査装置10Bは、例えば図4に示すように2系列の載置台11及びプローブカード12が配置されたプローバ室を備えている。プローバ室には2系列の載置台11及びプローブカード12で共用する一つの蓋体14と一つの蓋体収納機構16が設けられている点で、第2の実施形態とは相違する。その他の構成は、第2の実施形態に準じて構成されている。以下では、第2の実施形態の検査装置10Aと同一または相当部分には同一符号を付して本発明を説明する。尚、図4ではヘッドプレート13を下方から見た平面図のみが示されている。
図4に示す検査装置10Bでは、同図の上側のプローブカード12が装着された開口部13Aが蓋体14によって塞がれており、下側のプローブカード12が検査に使用されている。この状態では蓋体14が一つであるため、蓋体収納機構16は空になっている。両方のプローブカード12で低温検査を行う時には基板収納機構16内には同図に一点鎖線で示すように蓋体14が収納され、シリンダ機構17のロッドが同図に示す状態から延びて支持部17Aで蓋体14のフランジ部14Cを支持することになる。
本実施形態においても第2の実施形態と同様に2系列のプローブカード12を同時に使用することができ、いずれか一方のプローブカード12を交換する時には同図に示すようにプローブカード12を交換する方の開口部13Aを蓋体14で塞ぎ、プローバ室内への外気の侵入を防止して、検査時の露点を維持することができる。
本実施形態においても第2の実施形態と同様に作用効果を期することができ、更に、蓋体14及び蓋体収納機構16を一つで間に合わせることができ、第2の実施形態の検査装置10Aよりも製造コストを低減することができる。
尚、本発明は上記の各実施形態に何等制限されるものではない。例えば、必要に応じて検査装置内に3つ以上の載置台及びプローブカードを設けても良い。この場合、蓋体及び蓋体収納機構は少なくとも一つずつ設ければ良い。また、蓋体及び蓋体収納機構の形態も上記の各実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて設計変更することができる。また、被検査体としては半導体ウエハに制限されるものではない。
本発明は、半導体ウエハ等の被検査体を検査する検査装置に好適に利用することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の検査装置の一実施形態の要部を示す構成図で、(a)はヘッドプレートを下方から見た平面図、(b)は(a)のB−B線方向の断面図である。 (a)、(b)はそれぞれプローブカードを交換する時の図1の(a)、(b)に相当する図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の検査装置の他の実施形態の要部を示す構成図で、(a)はヘッドプレートを下方から見た平面図、(b)は(a)のB−B線方向の断面図、(c)は(a)のC−C線方向の断面図である。 本発明の検査装置の更に他の実施形態の要部を示す構成図である。 (a)、(b)はそれぞれ従来の検査装置の一例を示す図で、(a)は正面の一部を破断して示す正面図、(b)は(a)に示す検査装置の内部を示す平面図である。
符号の説明
10、10A、10B 検査装置
11 載置台
12 プローブカード
12A プローブ
13 ヘッドプレート
13A 開口部
13B 収納部
14 蓋体
15 支持体
16 蓋体収納機構
17 シリンダ機構
W 半導体ウエハ(被検査体)

Claims (6)

  1. 載置台上の被検査体を所定の温度に冷却し、上記被検査体にプローブカードのプローブを接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行った後に、上記載置台を低温に保持したまま上記プローブカードを交換する検査装置であって、
    上記プローブカードが着脱可能に装着される開口部を有するヘッドプレートと、
    上記開口部を塞ぐ蓋体と、
    上記開口部に隣接し且つ上記蓋体を出し入れ可能に収納する蓋体収納機構と、を備え、
    上記プローブカードを交換する時には、上記載置台が上記蓋体収納機構から上記蓋体を取り出して上記開口部まで搬送し、上記蓋体を上記ヘッドプレートに押し付けて上記開口部を塞ぐことを特徴とする検査装置。
  2. 上記蓋体収納機構は、上記蓋体を収納するように上記開口部に隣接させて上記ヘッドプレートの下面に凹陥部として形成された収納部と、上記蓋体を上記収納部内に収納した状態で支持する支持機構と、を有することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 上記支持機構は、上記収納部の周壁面に沿って所定間隔を空けて配置された複数のシリンダ機構からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 少なくとも2つの上記載置台と、これらの載置台に対応するプローブカードと、少なくとも一つの蓋体と、少なくとも一つの上記蓋体収納機構と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 上記プローブカードは、上記被検査体に形成された全てのデバイスと一括して接触する複数のプローブを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の検査装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の検査装置において載置台上の被検査体を所定の温度に冷却し、ヘッドプレートに装着されたプローブカードのプローブを上記被検査体に接触させて上記被検査体の電気的特性検査を行った後に、上記載置台を低温に保持したまま上記プローブカードを交換する方法であって、
    上記載置台を上記ヘッドプレートの蓋体収納機構の収納部へ移動させる工程と、
    上記載置台を上記収納部内に収納された蓋体に接触させる工程と、
    上記蓋体収納機構から上記載置台側へ上記蓋体を引き渡す工程と、
    上記載置台を介して上記蓋体を上記ヘッドプレートの上記開口部まで搬送する工程と、
    上記載置台によって上記蓋体を上記ヘッドプレートに押し付けて上記開口部を塞ぐ工程と、
    上記蓋体で上記開口部を塞いだ状態で上記プローブカードを上記開口部に対して着脱する工程と、を備えた
    ことを特徴とするプローブカードの交換方法。
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