JP2010134635A - 電子棚札及び商品管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子棚札を利用して商品の発注漏れを防止することが可能な技術を提供する。
【解決手段】電子棚札5は、商品に対応して配置され、対応する商品についての商品名51aや売価51bなどの商品情報をディスプレイ51に表示する。電子棚札5は、ディスプレイ51の動作を制御する制御部57を備えている。制御部57は、電子棚札5の外部から特定の信号が入力されると、当該電子棚札5に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報51eをディスプレイ51に表示させる。
【選択図】図8
【解決手段】電子棚札5は、商品に対応して配置され、対応する商品についての商品名51aや売価51bなどの商品情報をディスプレイ51に表示する。電子棚札5は、ディスプレイ51の動作を制御する制御部57を備えている。制御部57は、電子棚札5の外部から特定の信号が入力されると、当該電子棚札5に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報51eをディスプレイ51に表示させる。
【選択図】図8
Description
本発明は、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札及び当該電子棚札を備える商品管理システムに関する。
一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、POSシステム等に記憶される商品マスタによって、店舗内の商品の売価が一元的に管理されている。その一方で、顧客(消費者)への売価の伝達は、商品の位置に配置される紙媒体の棚札によりなされることが多い。このような紙媒体の棚札を採用した場合においては、棚札の管理は人手に頼らざるを得ないことから、売価の間違いなどの人為的ミスが生じやすい。このため、POSシステムのレジスタによる精算時の売価とは異なる誤った売価が、顧客に対して伝達されるおそれがある。
このような問題を解決するため、特許文献1にも記載されているように、近年、電子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf Label System)が実用化されている。電子棚札システムにおいては、売価などの商品に係る商品情報を表示する可搬性の電子棚札が、各商品に対応して配置される。そして、商品マスタに基づく売価を示す情報を含む通信信号が情報配信装置から各電子棚札に送信され、その売価が各電子棚札に表示される。これにより、電子棚札において精算時の売価と一致する正しい売価が表示され、正しい売価が顧客に伝達されるようになっている。
また、特許文献2〜5には、商品の発注方法に関する技術が開示されている。
さて、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでは、非常に多くの商品が商品棚に陳列されているため、ハーディーターミナル等の商品の発注を指示する端末を利用して商品棚に配置されている複数の商品について順番に発注を行った場合には、どの商品についての発注処理が完了したかを特定することは容易ではない。そのため、商品の発注漏れが発生する可能性がある。
そこで、本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、電子棚札を利用して商品の発注漏れを防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札であって、表示部と、前記電子棚札の外部から特定の信号が入力されると、前記電子棚札に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報を前記表示部に表示させる表示制御部とを備える。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電子棚札であって、前記表示制御部は、前記発注済み情報として、文字、図形及び記号の少なくとも一つを前記表示部に表示させる。
また、請求項3の発明は、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子棚札であって、前記特定の信号には、前記商品の発注数を示す情報が含まれており、前記表示制御部は、前記発注済み情報として前記発注数を前記表示部に表示させる。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子棚札であって、前記表示部に前記発注済み情報が表示されてからの経過時間を計測する計測部をさらに備え、前記表示制御部は、前記計測部において計測される前記経過時間が所定時間となると、前記表示部に前記発注済み情報の表示を消去させる。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子棚札であって、前記表示制御部は、前記電子棚札の外部から第2の特定の信号が入力されると、前記表示部に前記発注済み情報の表示を消去させる。
また、請求項6の発明は、商品管理システムであって、それぞれが、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する複数の電子棚札と、前記複数の電子棚札に前記商品情報を配信する情報配信装置と、商品の発注を指示する可搬性の発注処理端末とを備え、前記情報配信装置は、前記複数の電子棚札のうち、前記発注処理端末において発注が指示された商品に対応する電子棚札に対して特定の信号を出力し、前記複数の電子棚札のそれぞれは、前記特定の信号が入力されると、自装置に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報を表示する。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の商品管理システムであって、前記発注処理端末は、外部からの入力を受け付ける入力部を有し、当該入力部に対して所定の入力が行われると、第2の特定の信号を出力し、前記情報配信装置は、前記発注処理端末から前記第2の特定の信号が出力されると、前記複数の電子棚札のうち前記特定の信号を出力した電子棚札に対して第3の特定の信号を出力し、前記複数の電子棚札のそれぞれは、前記第3の特定の信号が入力されると、前記発注済み情報の表示を消去する。
請求項1乃至請求項7の発明によれば、商品の発注済みを示す発注済み情報が当該商品に対応する電子棚札に表示されるため、商品の発注処理を行う作業者は、電子棚札の表示を見ただけで、当該電子棚札に対応する商品の発注が完了したかどうかを確認することができる。よって、商品の発注漏れを防止することができる。
特に、請求項3の発明によれば、商品についての発注済み情報として当該商品の発注数が当該商品に対応する電子棚札に表示されるため、電子棚札の表示を見ただけで、当該電子棚札に対応する商品の発注が完了したかどうかを確認することができるとともに、当該商品の発注数に誤りがあるかどうかを確認することができる。
特に、請求項4及び請求項5の発明によれば、消費者にとって不要な発注済み情報が電子棚札にいつまでも表示されることを防止することができる。
特に、請求項7の発明によれば、発注処理端末を利用して電子棚札での発注済み情報の表示を消去することができる。そのため、商品の発注処理を行った作業者は、電子棚札に表示されている発注済み情報を確認した上で、その発注済み情報の表示を消去することができる。よって、電子棚札において発注済み情報の表示が作業者によって確認されずに消去されることを防止でき、商品の発注漏れを確実に防止することができる。
実施の形態1.
<電子棚札の概要>
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子棚札システム1が備える電子棚札5が、店舗の商品棚60に配置された様子を示す図である。本電子棚札システム1においては、売価などの商品6に係る商品情報を表示する可搬性の電子棚札5が、各商品6に対応して配置される。そして、商品マスタに基づく売価を示す情報を含む通信信号が情報配信装置から各電子棚札5に送信され、その売価が各電子棚札5に表示される。これにより、電子棚札5において精算時の売価と一致する正しい売価が表示され、正しい売価が顧客に伝達されるようになっている。
<電子棚札の概要>
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子棚札システム1が備える電子棚札5が、店舗の商品棚60に配置された様子を示す図である。本電子棚札システム1においては、売価などの商品6に係る商品情報を表示する可搬性の電子棚札5が、各商品6に対応して配置される。そして、商品マスタに基づく売価を示す情報を含む通信信号が情報配信装置から各電子棚札5に送信され、その売価が各電子棚札5に表示される。これにより、電子棚札5において精算時の売価と一致する正しい売価が表示され、正しい売価が顧客に伝達されるようになっている。
図1に示されるように、商品棚60はフェース61と呼ばれる空間に区分され、各フェース61には同一種の商品6が集約されて載置される。商品棚60のフレーム62には、各フェース61に対応する位置にそれぞれ電子棚札5が取り付けられている。すなわち、電子棚札5はそれぞれ一の商品6(正確には、一の商品の種類)に対応づけられ、その対応する商品6の近傍(一般的には、商品6の下側)のフレーム62に配置される。各電子棚札5はそれぞれディスプレイを備えており、ディスプレイには対応する商品6の売価が表示される。店舗の顧客(消費者)は、このような電子棚札5の表示により商品6の売価を認識する。
電子棚札5は可搬性の装置であり、商品6の配置変更に対応できるように、フレーム62から取り外して別の位置に再配置することも可能とされている。本実施の形態1においては、図1に示すような商品棚60が店舗内の販売スペースに複数配置されている。
<商品管理システムの構成>
図2は、店舗に適用される、電子棚札システム1を含む商品管理システム100の構成例を示す図である。図2に示されるように、商品管理システム100は、電子棚札システム1とともに、ストアコントローラ2及びPOSシステム3を備えている。POSシステム3が備えるPOSサーバ31、及び電子棚札システム1が備えるESLサーバ10は、LAN21を介してストアコントローラ2に接続されている。これにより、ストアコントローラ2、POSシステム3及び電子棚札システム1の相互間でデータ通信が可能とされている。
図2は、店舗に適用される、電子棚札システム1を含む商品管理システム100の構成例を示す図である。図2に示されるように、商品管理システム100は、電子棚札システム1とともに、ストアコントローラ2及びPOSシステム3を備えている。POSシステム3が備えるPOSサーバ31、及び電子棚札システム1が備えるESLサーバ10は、LAN21を介してストアコントローラ2に接続されている。これにより、ストアコントローラ2、POSシステム3及び電子棚札システム1の相互間でデータ通信が可能とされている。
ストアコントローラ2は一般的なコンピュータで構成され、商品管理システム100を統括的に管理する装置として機能する。また、ストアコントローラ2はインターネットなどの外部ネットワークに接続されており、外部ネットワークを介して、店舗を統括管理する本部センターに配置されたサーバ装置等のコンピュータと通信可能とされている。
POSシステム3は、商品6の販売に係る情報をその販売時点において収集して分析するシステムであり、POSシステム3を統括的に管理するPOSサーバ31とともに、商品6の精算を行う複数のレジスタ32を備えている。POSサーバ31とレジスタ32とは専用の通信ケーブルで接続されている。
POSサーバ31は一般的なコンピュータで構成され、そのハードディスクには、売価などの商品6に係る各種の情報を示す商品マスタ301が記憶されている。複数のレジスタ32のそれぞれにおいては、商品マスタ301に記載される売価に基づいて商品6の精算がなされる。
店舗内の全商品6に係る情報は、この商品マスタ301により一元的に管理されている。商品マスタ301に記載される情報には、商品6を識別するための商品コード、商品6の名称である商品名、通常の売価である通常価格、特売における売価である特売価格、特売を実施する期間である特売期間、販売数、在庫数などが含まれている。
また、LAN21には、無線LAN用の電波中継器たるアクセスポイント(AP)170が接続されている。商品6を発注する際に使用される可搬性の発注処理端末180は、アクセスポイント170を通じてLAN21に接続することが可能であり、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10と通信することが可能である。発注処理端末180は、店舗スタッフにより所定の操作が実行されると、商品6の発注を指示する発注指示情報を無線LANを利用してストアコントローラ2に出力する。発注指示情報には、例えば、発注対象の商品6を識別するための商品コードや、当該商品6の発注数などが含まれている。ストアコントローラ2は、発注処理端末180からの発注指示を受け付ける発注サーバとしても機能し、入力された発注指示情報を本部センターに通知する。本部センターは、各店舗からの発注指示情報に基づいて、発注先の業者のサーバに対して商品6の発注を行う。
図3は発注処理端末180の詳細な構成を示す斜視図である。図3に示されるように、発注処理端末180は、「ハンディーターミナル」と呼ばれる可搬性の業務端末であって、各種情報を表示するディスプレイ181と、バーコードを読み取るバーコードリーダ182と、店舗スタッフの各種操作を受け付ける操作部183とを備えている。また、発注処理端末180は、アクセスポイント170と無線通信を行う通信部184を備えている。この通信部184の機能により、発注処理端末180は、アクセスポイント170を通じて、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10と通信することが可能である。そして、発注処理端末180には、その動作を統括的に管理する制御部185が設けられている。制御部185はCPUやメモリなどで構成されている。
電子棚札システム1は、上述した複数の電子棚札5と、電子棚札5に表示すべき商品6の売価などを配信する情報配信装置40と、電子棚札5の表示画面を切り換える際に使用される可搬性のリモコン160とを備えている。
情報配信装置40は、電子棚札システム1を統括的に管理するサーバ装置であるESLサーバ10と、複数の通信装置4と、ESLサーバ10と複数の通信装置4との間の信号の中継器として機能するベースステーション41とを備えている。ESLサーバ10と複数の通信装置4とは、ベースステーション41を通じて相互にデータ通信が可能とされている。各通信装置4は電子棚札5と赤外線通信を行う。複数の通信装置4は、販売スペース90内に配置された全ての電子棚札5と通信可能なように、販売スペース90の天井などに略一定距離ごとに配置される。
ESLサーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。図4はESLサーバ10の構成を示す図である。ESLサーバ10は、各種演算処理を行うCPU11、ブートプログラム等を記憶するROM12、演算処理の作業領域となるRAM13、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶するハードディスク14、各種表示を行うディスプレイ15、キーボード及びマウスなどで構成される入力部16、LAN21を介したデータ通信機能を有するデータ通信部17、並びに、ベースステーション41と通信するためのインターフェイス18を備えている。電子棚札5に送信すべき売価を示す信号はインターフェイス18及びベースステーション41を通じて通信装置4に伝達される。
ESLサーバ10のハードディスク14には、動作プログラムが予め記憶されており、この動作プログラムに従ってCPU11が演算処理を行うことにより、ESLサーバ10としての各種機能が実現される。また、ESLサーバ10のハードディスク14には、商品6に係る各種の情報を示すデータファイルである商品ファイル101が記憶されている。
図5は商品ファイル101の例を示す図である。図5に示されるように、商品ファイル101はテーブル形式となっており、レコード102のそれぞれが一の商品6に係る情報を示している。具体的には、各レコード102ごとに、商品コード、商品名、通常価格、特売価格、特売期間、販売数及び在庫数などが登録されている。これらの情報は、上述したPOSシステム3に記憶された商品マスタ301と同様の情報であり、ESLサーバ10とPOSシステム3との通信により商品マスタ301の情報に基づいて登録される。このため、商品ファイル101の情報と商品マスタ301の情報とは内容が一致する。
商品ファイル101の各レコード102には、さらに、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれに固有のハードウェアIDである一の「装置コード」が登録される。これにより、商品6と電子棚札5とが一対一の関係でデータ的に対応づけられる(リンク付けされる)。この装置コードが利用されることにより、ある商品6の売価が、その商品6に対応する電子棚札5に対して送信されるようになっている。
以上の構成を有するESLサーバ10は、各電子棚札5に送信する送信データをCPU11で生成し、当該送信データをインターフェイス18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に出力する。各通信装置4は、入力された送信データを含む通信信号を、自身が通信可能な各電子棚札5に出力する。これにより、販売スペース90に配置された各電子棚札5に対して同一の送信データが情報配信装置40から入力される。ESLサーバ10から送信される送信データには、商品ファイル101中の通常価格や特売価格などの商品情報や、装置コードなどが含まれている。
次に電子棚札5の構成について詳細に説明する。図6は電子棚札5の構成を示す図である。図6に示されるように、電子棚札5の前面には、商品情報を表示するディスプレイ51と、情報配信装置40との通信を担う通信部54とが配置されている。また、電子棚札5の裏面には、自装置の装置コードを示す文字列とバーコードが印刷されたラベルが貼付されている。
通信部54は、赤外線信号を出力する発光部52と、通信装置4からの赤外線信号及びリモコン160からの赤外線信号を受信し、それを電気信号に変換して後述の制御部57に出力する受光部53とを備えている。データを送信する送信部として機能する発光部52は例えばLEDで構成されており、データを受信する受信部として機能する受光部53は、例えばフォトダイオード及びアンプで構成されている。
ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部であって、例えば電子ペーパで構成されている。電子ペーパ等の不揮発性表示部では、駆動電力を与えることなく表示内容を保持することができる。また、ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の表示部であるため、商品6の売価などを示す数値のみならず、文字、記号、図形などを表示することができる。電子棚札5のディスプレイ51には、自装置が対応付けられた商品6の売価51bとともに、その商品6の商品名51aが表示される。さらにディスプレイ51には、自装置が対応付けられた商品6の商品コードを数字で表す文字列51cと、当該商品コードを示すバーコード51dとが、当該バーコード51dが延びる方向に並んで表示される。
電子棚札5の内部には、当該電子棚札5の電源を供給する小型の電池56と、当該電子棚札5の動作を統括的に制御する制御部57とが設けられている。制御部57は、CPUやメモリ57aなどで構成されている。メモリ57aには、ディスプレイ51に表示すべき売価や商品名などの各種情報や、自装置の装置コードが記憶される。通信装置4から出力された赤外線信号に含まれる売価などの情報は、通信部54で受信されて、その後、制御部57に入力される。制御部57は、入力された当該情報を一旦メモリ57aに記憶する。そして、制御部57は、ディスプレイ51を制御して、メモリ57a内の各種情報をディスプレイ51に表示させる。このように、制御部57は、ディスプレイ51の表示を制御する表示制御部として機能する。
本実施の形態1では、リモコン160を利用して電子棚札5の表示画面を図6に示される画面から他の複数の画面に切り換えることができる。リモコン160には、複数の操作ボタンと赤外線通信部とが設けられている。リモコン160では、ある操作ボタンが押下されると、その操作ボタンに応じた種類の赤外線信号が赤外線通信部から出力される。電子棚札5では、受光部53がリモコン160からの赤外線信号を受信すると、制御部57がディスプレイ51を制御して、その赤外線信号の種類に応じた画面がディスプレイ51に表示されるようになる。例えば、ディスプレイ51には、販売数や在庫数などを示す画面が表示されるようになる。このように、電子棚札5の表示画面は、リモコン160の各操作ボタンを押下することによって、図6に示される画面から、押下された操作ボタンに応じた画面へと切り換えることができる。
<電子棚札システムの基本動作>
次に、電子棚札5に売価が表示されるまでの電子棚札システム1の動作について説明する。本電子棚札システム1において、情報配信装置40から電子棚札5への売価の配信は、システム起動時、及び電子棚札5に表示させる売価を更新する際などに行われる。ここで売価を更新する際とは、商品マスタ301の通常価格が変更されたときや、特売の実施にあたって売価を通常価格から特売価格に変更するときなどが該当する。システム起動時には、店舗内の全ての商品6に関して売価の配信がなされる。一方、売価を更新する際には、対象となる商品6のみに関して売価の配信がなされる。これにより、電子棚札5に表示される売価と、レジスタ32による精算時の売価とが常時に一致されることになる。以下では、一の商品6に関しての売価の配信に係る動作について説明する。以下の説明において、売価の配信の対象となる商品6を「対象商品6」という。
次に、電子棚札5に売価が表示されるまでの電子棚札システム1の動作について説明する。本電子棚札システム1において、情報配信装置40から電子棚札5への売価の配信は、システム起動時、及び電子棚札5に表示させる売価を更新する際などに行われる。ここで売価を更新する際とは、商品マスタ301の通常価格が変更されたときや、特売の実施にあたって売価を通常価格から特売価格に変更するときなどが該当する。システム起動時には、店舗内の全ての商品6に関して売価の配信がなされる。一方、売価を更新する際には、対象となる商品6のみに関して売価の配信がなされる。これにより、電子棚札5に表示される売価と、レジスタ32による精算時の売価とが常時に一致されることになる。以下では、一の商品6に関しての売価の配信に係る動作について説明する。以下の説明において、売価の配信の対象となる商品6を「対象商品6」という。
まず、情報配信装置40のESLサーバ10において、商品ファイル101のうちの対象商品6に係るレコード102が参照され、通常価格及び特売価格のうちの配信すべき売価、及び装置コードが取得される。ここで取得された装置コードは、対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードであり、また、取得された売価はその電子棚札5が表示すべき売価となる。これらの売価及び装置コードは、電気的な信号としてベースステーション41を通じて各通信装置4に送信される。そして、通信装置4は、売価及び装置コードの情報を含む赤外線信号を出力する。
通信装置4から出力された赤外線信号は、電子棚札5の通信部54において受信されて電気信号に変換される。制御部57は、通信部54で得られた電気信号から、売価及び装置コードを取得する。
次に、制御部57は、得られた装置コードが、メモリ57a内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定する。制御部57は、取得した装置コードが自装置のものと一致しない場合は、受信した赤外線信号は他の電子棚札5のための信号と判断し、処理を終了する。一方で、制御部57は、取得した装置コードが自装置のものと一致した場合は、受信した赤外線信号は自装置のための信号と判断し、得られた売価をディスプレイ51に表示させて、ディスプレイ51に表示されている売価を更新する。
以上のような動作によって、情報配信装置40から電子棚札5へ売価の配信がなされることになる。
制御部57は、ディスプレイ51の表示を更新すると、売価を正常に受け取った旨を示す情報を含む赤外線信号を発光部52に出力させる。この赤外線信号は通信装置4で受信されて、当該赤外線信号に含まれる情報がESLサーバ10に伝達される。ESLサーバ10は、電子棚札5からの赤外線信号を受信しない場合は、配信した売価が電子棚札5で正常に受信されなかったと判断して、電子棚札5からの赤外線信号を受信するまで売価を繰り返し配信する処理を行う。これにより、電子棚札5の表示を確実に更新でき、システムの信頼性を大幅に向上できる。
<電子棚札への発注済み情報の表示>
本実施の形態1に係る商品管理システム100では、電子棚札5に表示される情報を利用して当該電子棚札5に対応する商品6の発注を行うことができる。そして、商品6の発注が行われると、当該商品6に対応付けられた電子棚札5には、当該商品6の発注済みを示す発注済み情報が表示される。以下に、商品6の発注から電子棚札5での発注済み情報の表示までの一連の処理について説明する。以下の説明では、発注対象の商品6を「発注対象商品6」と呼ぶ。
本実施の形態1に係る商品管理システム100では、電子棚札5に表示される情報を利用して当該電子棚札5に対応する商品6の発注を行うことができる。そして、商品6の発注が行われると、当該商品6に対応付けられた電子棚札5には、当該商品6の発注済みを示す発注済み情報が表示される。以下に、商品6の発注から電子棚札5での発注済み情報の表示までの一連の処理について説明する。以下の説明では、発注対象の商品6を「発注対象商品6」と呼ぶ。
図7は、発注対象商品6の発注から、当該発注対象商品6に対応する電子棚札5での発注済み情報の表示までの一連の処理を示すフローチャートである。店舗スタッフは、商品棚60においてある商品6が少なくなると、その商品6を発注対象商品6とする。そしてステップs1において、店舗スタッフは、発注対象商品6の商品コードを発注処理端末180に入力する。ステップs1においては、例えば、店舗スタッフは、発注対象商品6に対応する電子棚札5に表示されているバーコード51dを、発注処理端末180のバーコードリーダ182で読み取る。これにより、発注処理端末180では、バーコードリーダ182で読み取られたバーコード51dが示す商品コードが制御部185に入力される。なお、店舗スタッフは、操作部183を操作して、電子棚札5が表示する文字列51cが示す数字を発注処理端末180に入力することによって、発注対象商品6の商品コードを発注処理端末180に入力しても良い。
次にステップs2において、店舗スタッフが操作部183に対して所定の操作を行うと、発注対象商品6の発注数が制御部185に入力される。そして、ステップs3において、制御部185は、入力された商品コードによって特定される商品(発注対象商品)6を、入力された発注数だけ発注することを指示する発注指示情報を生成する。この発注指示情報には、発注対象商品6の商品コードと発注数とが含まれている。その後、店舗スタッフが操作部183に対して所定の操作を行うと、通信部184は、制御部185で生成された発注指示情報を含む無線信号をアクセスポイント170に送信する。発注処理端末180から送信された無線信号はアクセスポイント170で受信されて、当該無線信号に含まれる発注指示情報はLAN21を通じてストアコントローラ2に入力される。
次にステップs4において、発注サーバたるストアコントローラ2は、本部センターに発注指示を行うために、入力された発注指示情報を本部センターに通知する。本部センターは、通知された発注指示情報に基づいて、発注先の業者のサーバに対して発注対象商品6の発注を行う。
ステップs4が実行されると、ステップs5において、ストアコントローラ2は、ESLサーバ10に対して、発注対象商品6の発注が完了した旨を通知する発注完了情報を出力する。この発注完了情報には、発注対象商品6の商品コードが含まれている。
ESLサーバ10は、発注完了情報を受け取ると、ステップs6において、それに含まれる商品コードで特定される商品(発注対象商品)6に対応する電子棚札5に対して発注済み情報を表示することを指示する表示指示情報を生成する。ESLサーバ10では、CPU11が、商品ファイル101から、入力された商品コードに対応する装置コードを取得し、当該装置コードを含む表示指示情報を生成して、インターフェイス18及びベースステーション41を通じて表示指示情報を各通信装置4に出力する。各通信装置4からは、表示指示情報を含む通信信号が出力される。これにより、発注対象商品6に対応する電子棚札5に向けて表示指示情報が送信される。
電子棚札5では、制御部57が、通信部54で受信された通信信号に含まれる装置コードが、メモリ57a内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定し、一致する場合には、制御部57は、ステップs7において、通信部54で受信された通信信号に含まれる表示指示情報に従って、ディスプレイ51に発注済み情報を表示させる。図8はディスプレイ51に発注済み情報51eが表示されている様子を示す図である。図8に示される例では、発注済み情報51eとして星型の図形がディスプレイ51に表示されている。
なお、発注済み情報51eとして、文字あるいは記号をディスプレイ51に表示しても良いし、文字、図形及び記号の少なくとも2つを組み合わせてディスプレイ51に表示しても良い。図9は、発注済み情報51eとして「発注済」という文字列がディスプレイ51に表示されている様子を示す図である。また図10は、発注済み情報51eとして商品6の発注数がディスプレイ51に表示されている様子を示す図である。図10のように商品6の発注数をディスプレイ51に表示する場合には、上述のステップs5において、ストアコントローラ2が、発注処理端末180から通知された発注数をも含む発注完了情報をESLサーバ10に出力する。そして、ESLサーバ10が、受け取った発注完了情報に含まれる発注数をも含む表示指示情報を生成して出力する。これにより、電子棚札5には、発注数を含む表示指示情報が入力され、電子棚札5は、自身に対応する商品6の発注数をディスプレイ51に表示することができる。
また、図11に示されるように、発注済み情報51eとして商品6の発注日時をディスプレイ51に表示しても良い。図11のように商品6の発注日時をディスプレイ51に表示する場合には、ストアコントローラ2に現在の日時をカウントする時計部を設ける。そして、ストアコントローラ2は、上述のステップs4において、本部センターに発注対象商品6の発注指示を行うと、時計部から現在の日時を取得して、その日時を発注日時とし、当該発注日時をも含む発注完了情報をESLサーバ10に出力する。ESLサーバ10は、上述のステップs5において、ストアコントローラ2から発注完了情報を受け取ると、受け取った発注完了情報に含まれる発注日時をも含む表示指示情報を生成して出力する。これにより、電子棚札5には、商品6の発注日時を含む表示指示情報が入力され、電子棚札5は、自身に対応する商品6の発注日時をディスプレイ51に表示することができる。なお、発注済み情報51eとして商品6の発注日だけをディスプレイ51に表示しても良い。
また、発注済み情報51eとして、商品6の発注処理を行った作業者(発注担当者)を識別するための作業者識別情報をディスプレイ51に表示しても良い。図12は、発注済み情報51eとして、例えば、3文字のアルファベットからなる作業者識別情報をディスプレイ51に表示した様子を示す図である。図12のように作業者識別情報をディスプレイ51に表示する場合には、上述のステップs3の前に、作業者たる店舗スタッフは、発注処理端末180の操作部183を操作して、自身に割り当てられている作業者識別情報を発注処理端末180に入力する。発注処理端末180に入力された作業者識別情報は、制御部185に入力される。制御部185は、ステップs3において、入力された商品コード、発注数及び作業者識別情報を含む発注指示情報を生成し、当該発注指示情報は、通信部184、アクセスポイント170及びLAN21を通じてストアコントローラ2に入力される。ストアコントローラ2は、ステップs4において、本部センターに発注指示を行った後、入力された作業者識別情報をも含む発注完了情報をESLサーバ10に出力する。ESLサーバ10は、上述のステップs5において、ストアコントローラ2から発注完了情報を受け取ると、受け取った発注完了情報に含まれる作業者識別情報をも含む表示指示情報を生成して出力する。これにより、電子棚札5には、作業者識別情報を含む表示指示情報が入力され、電子棚札5は、自身に対応する商品6の発注処理を行った作業者を識別するための作業者識別情報をディスプレイ51に表示することができる。
なお、発注済み情報51eとして、発注数、発注日時(発注日)及び作業者識別情報の少なくとも2つをディスプレイ51に表示しても良い。
以上のように、本実施の形態1では、商品6の発注済みを示す発注済み情報51eが当該商品6に対応する電子棚札5に表示されるため、商品6の発注処理を行う作業者は、電子棚札5の表示を見ただけで、当該電子棚札5に対応する商品6の発注が完了したかどうかを確認することができる。したがって、作業者は、発注処理端末180を利用して商品棚60に配置されている複数の商品6について順番に発注を行う場合であっても、どの商品6についての発注処理が完了したかを容易に特定することができる。したがって、商品6の発注漏れを防止することができる。
また、図10に示されるように、商品6についての発注済み情報51eとして、当該商品6の発注数を当該商品6に対応する電子棚札5に表示させることによって、作業者は、電子棚札5の表示を見ただけで、当該電子棚札5に対応する商品6の発注が完了したかどうかを確認することができるとともに、当該商品6の発注数に誤りがあるかどうかを確認することができる。よって、作業者は、迅速に発注数の訂正を行うことができる。
<発注済み情報の消去方法>
電子棚札5に表示される発注済み情報51eは、店舗スタッフにとっては必要な情報であるものの、商品6の購入を行う顧客(消費者)にとっては不要な情報であり、発注済み情報51eがいつまでも電子棚札5に表示されているのは好ましくない。
電子棚札5に表示される発注済み情報51eは、店舗スタッフにとっては必要な情報であるものの、商品6の購入を行う顧客(消費者)にとっては不要な情報であり、発注済み情報51eがいつまでも電子棚札5に表示されているのは好ましくない。
そこで、本実施の形態1に係る商品管理システム100では、発注処理端末180を利用して、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去することが可能となっている。以下に、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去する際の処理について説明する。
図13は、電子棚札5での発注済み情報51eの表示が消去されるまでの一連の処理を示すフローチャートである。ステップs11において、発注処理端末180の操作部183に対して所定の操作が行われると、言い換えれば、外部からの入力を受け付ける入力部として機能する操作部183に対して所定の入力が行われると、制御部185は、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去することを指示する消去指示情報を生成する。そして、ステップs12において、通信部184は、制御部185で生成された消去指示情報を含む無線信号を出力する。なお、発注処理端末180で生成される消去指示情報を「第1の消去指示情報」と呼ぶことがある。
発注処理端末180から出力された第1の消去指示情報は、ステップs13において、アクセスポイント170及びストアコントローラ2を通じてESLサーバ10に入力される。ESLサーバ10は、第1の消去指示情報が入力されると、ステップs14において、発注済み情報51eを現在表示している電子棚札5に対して、発注済み情報51eの表示を消去することを指示する消去指示情報をベースステーション41及び通信装置4を通じて出力する。ESLサーバ10で生成される消去指示情報を「第2の消去指示情報」と呼ぶことがある。
ここで、ESLサーバ10が記憶する商品ファイル101の各レコード102には、当該レコード102に登録されている装置コードで特定される電子棚札5において発注済み情報51eが表示されているか否かの情報も登録されている。CPU11は、上記のステップs6において、表示指示情報を生成すると、発注対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードが登録されているレコード102に対して、当該電子棚札5に発注済み情報51eが表示される旨を登録する。第1の消去指示情報が入力されたESLサーバ10では、CPU11が、商品ファイル101を参照して、発注済み情報51eを現在表示している電子棚札5の装置コードをすべて取得する。そして、CPU11は、取得した装置コードのうちの一つを含む第2の消去指示情報を生成し、それをインターフェイス18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に出力する。各通信装置4は、入力された第2の消去指示情報を含む通信信号を出力する。次に、CPU11は、取得した装置コードのうちの別の一つの装置コードを含む第2の消去指示情報を生成し、それをインターフェイス18及びベースステーション41を通じて各通信装置4に出力する。各通信装置4は、同様に、入力された第2の消去指示情報を含む通信信号を出力する。この処理は、CPU11が取得した装置コードのすべてが各通信装置4から出力されるまで行われる。
電子棚札5では、制御部57が、通信部54で受信された通信信号に含まれる装置コードが、メモリ57a内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定し、一致する場合には、制御部57は、ステップs15において、通信部54で受信された通信信号に含まれる第2の消去指示情報に従って、ディスプレイ51に発注済み情報51eの表示を消去させる。これにより、ディスプレイ51の表示は、図8の表示から図6の表示に切り換わる。
以上のように、本実施の形態1では、発注済み情報51eを表示している電子棚札5に対して特定の信号(自身の装置コードを含んだ消去指示情報を含む信号)が入力されると、当該電子棚札5では発注済み情報51eの表示が消去される。したがって、消費者にとって不要な発注済み情報51eが電子棚札5にいつまでも表示されることを防止することができる。
また、本実施の形態1では、発注処理端末180の操作部183に対して所定の入力が行われると、発注処理端末180からは第1の消去指示情報を含む無線信号が出力される。そして、発注処理端末180から第1の消去指示情報を含む無線信号が出力されると、情報配信装置40は、発注済み情報51eを表示している電子棚札5に対して、言い換えれば、当該情報配信装置40が表示指示情報を含む通信信号を出力した電子棚札5に対して、第2の消去指示情報を含む通信信号を出力している。そして、当該通信信号を受け取った電子棚札5は、発注済み情報51eの表示を消去している。
このように、本実施の形態1では、発注処理端末180を利用して電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去することができるため、商品6の発注処理を行った作業者は、電子棚札5に表示されている発注済み情報51eを確認した上で、その発注済み情報51eの表示を消去することができる。よって、電子棚札5において発注済み情報51eの表示が作業者によって確認されずに消去されることを防止でき、商品6の発注漏れを確実に防止することができる。
例えば、作業者は、発注処理端末180を利用して、ある商品棚60の複数の商品6についての発注処理が完了すると、当該複数の商品6に対応付けられている複数の電子棚札5の表示を確認して、当該複数の商品6についての発注処理がきちんと完了したかを確認する。その後、作業者は、発注処理端末180に所定の操作を行って、発注処理端末180から第1の消去指示情報を含む無線信号を出力させる。これにより、作業者は、複数の商品6について発注処理の完了を確認した上で、当該複数の商品6に対応する複数の電子棚札5での発注済み情報51eの表示を一括して消去することができる。
なお、上記の例では、発注処理端末180からESLサーバ10に対して、ストアコントローラ2を通じて電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去することを指示していたが、発注処理端末180から出力される消去指示情報をESLサーバ10に直接入力して、発注処理端末180からESLサーバ10に対して、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を消去することを直接指示しても良い。
また、発注処理端末180から、発注済み情報51eを表示している電子棚札5に対して、発注済み情報51eの表示を消去することを直接指示しても良い。この場合には、発注処理端末180に赤外線通信部を設けて、当該赤外線通信部から消去指示情報を含む赤外線信号を出力させる。電子棚札5では、発注処理端末180からの赤外線信号が通信部54で受信されると、制御部57は、ディスプレイ51に発注済み情報51eの表示を消去させる。
また、上記の例では、作業者によって発注処理端末180が操作されることによって、電子棚札5での発注済み情報51eの表示が消去されていたが、作業者の負担無しで、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を自動的に消去しても良い。
例えば、図14に示されるように、ESLサーバ10において時間を計測する計測部19を設ける。そして、計測部19において、電子棚札5に表示指示情報を出力してからの経過時間を計測し、当該経過時間が所定時間になると、当該電子棚札5に対して第2の消去指示情報を出力する。これにより、電子棚札5では、発注済み情報51eを表示してから一定時間後にその表示が自動的に消去されることになる。
また、図15に示されるように、電子棚札5に時間を計測する計測部58を設けても良い。電子棚札5では、計測部58が、当該電子棚札5が発注済み情報51eを表示してからの経過時間を計測し、当該経過時間が所定時間になると、当該電子棚札5は、発注済み情報51eの表示を消去する。これにより、電子棚札5での発注済み情報51eの表示が自動的に消去される。
このように、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を自動的に消去することによって、電子棚札5において発注済み情報51eの表示が作業者によって確認されずに消去される可能性があるものの、発注処理についての作業効率は向上する。
また、電子棚札5での発注済み情報51eの表示は、当該電子棚札5に対応する、発注済みの商品6が実際に店舗に入荷した時点で消去しても良い。この場合には、発注済みの商品6が発注数だけ店舗に入荷すると、店舗スタッフは、ESLサーバ10の入力部16を操作して、入荷した商品6の商品コードをESLサーバ10に入力する。ESLサーバ10に入力された商品コードはCPU11に入力され、CPU11は、商品ファイル101から、入力された商品コードに対応する装置コードを取得する。そして、CPU11は、取得した装置コードで特定される電子棚札5に対して、発注済み情報51eの表示を消去することを指示する。これにより、店舗に入荷された、発注済みの商品6に対応する電子棚札5での発注済み情報51eの表示が消去される。
<その他の変形例>
上記の例では、発注処理端末180からストアコントローラ2に対しての商品6の発注指示は、発注対象商品6の商品コードを用いていたが、発注対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードを用いても良い。この場合には、ESLサーバ10だけではなくストアコントローラ2にも商品ファイル101を記憶させる。以下に、装置コードを用いた発注処理について説明する。
上記の例では、発注処理端末180からストアコントローラ2に対しての商品6の発注指示は、発注対象商品6の商品コードを用いていたが、発注対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードを用いても良い。この場合には、ESLサーバ10だけではなくストアコントローラ2にも商品ファイル101を記憶させる。以下に、装置コードを用いた発注処理について説明する。
まず、発注対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードを発注処理端末180に入力する。具体的には、発注対象商品6に対応する電子棚札5の裏面のラベルに印字されている、装置コードを示すバーコードをバーコードリーダ182で読み取る。これにより、発注処理端末180では、バーコードリーダ182で読み取られたバーコードが示す装置コードが制御部185に入力される。
なお、操作部183を操作して、電子棚札5の裏面のラベルに印字された、装置コードを示す数字を発注処理端末180に入力することによって、装置コードを発注処理端末180に入力しても良い。
あるいは、電子棚札5を、そのディスプレイ51に装置コードを示すバーコードを表示できるように構成し、当該バーコードをバーコードリーダ182で読み取ることによって、当該装置コードを発注処理端末180に入力しても良い。また、電子棚札5を、そのディスプレイ51に装置コードを示す数字が表示できるように構成し、当該数字を操作部183を操作して発注処理端末180に入力することによって、当該装置コードを発注処理端末180に入力しても良い。これらの場合には、リモコン160を利用して、ディスプレイ51の表示画面を、図6の画面から、装置コードをバーコードや数字で示す画面に切り換えられるようにする。これにより、商品6の発注を行うときだけリモコン160を操作して装置コードをディスプレイ51に表示することができ、消費者にとって不要な情報である装置コードが常にディスプレイ51に表示されることを防止できる。
次に、上述のステップs2と同様に、発注処理端末180に対して発注対象商品6の発注数を入力する。
次に、制御部185は、入力された装置コード及び発注数を含む発注指示情報を生成する。この発注指示情報は通信部184から出力され、アクセスポイント170を通じてストアコントローラ2に入力される。
ストアコントローラ2は、発注指示情報が入力されると、自身が記憶する商品ファイル101を参照して、発注指示情報に含まれる装置コードに対応する商品コードを取得する。そして、ストアコントローラ2は、取得した商品コードと通知された発注数とを含む発注指示情報を生成して、それを本部センターに通知する。
以後、上述のステップs5〜s7と同様の処理が行われて、発注処理が行われた商品6に対応する電子棚札5には発注済み情報51eが表示される。
また、商品コードや装置コード以外にも、発注専用コードを使用して商品6を発注しても良い。この場合には、ストアコントローラ2に、発注専用コードを商品コードに変換するための変換テーブルを記憶させる。そして、発注処理端末180の操作部183を操作することによって、発注処理端末180に発注専用コードと商品6の発注数を入力する。そして、発注処理端末180は、入力された発注専用コード及び発注数を含む発注指示情報をストアコントローラ2に出力する。ストアコントローラ2は、記憶する変換テーブルを参照して、入力された発注専用コードに対応する商品コードを取得する。そして、ストアコントローラ2は、取得した商品コードと通知された発注数とを含む発注指示情報を生成して、それを本部センターに通知する。以後、同様の処理が行われる。
また、発注処理端末180のディスプレイ181に商品6の発注履歴を表示できるようにしても良い。この場合には、ESLサーバ10は、ストアコントローラ2から受け取った発注完了情報に含まれる商品コードに対応する商品名を商品ファイル101から取得し、当該商品名をLAN21及びアクセスポイント170を通じて発注処理端末180に出力する。発注処理端末180は、作業者によって入力された商品コード及び発注数と、ESLサーバ10から入力された商品名とを互いに対応付けて記憶する。このような処理は、発注処理端末180を利用した商品6の発注が行われるたびに実行される。これにより、発注処理端末180には、商品6の発注処理が行われるたびに、その商品6についての商品名、商品コード及び発注数が記憶される。つまり、発注処理端末180には商品6の発注履歴が記憶される。そして、発注処理端末180では、操作部183に対して所定の操作が行われると、記憶されている商品6の発注履歴がディスプレイ181に表示される。これにより、作業者は、商品6の発注の際に使用した発注処理端末180において、商品6の発注履歴を確認することができ、作業効率が向上する。
なお、装置コードや発注専用コードを使用して商品6の発注を行う場合には、ESLサーバ10からは、発注対象商品6の商品名だけではなく、その商品コードも発注処理端末180に送信する。これにより、装置コードや発注専用コードを使用して商品6の発注を行う場合であっても、発注済みの商品6についての商品名、商品コード及び発注数を含む発注履歴を発注処理端末180のディスプレイ181に表示することができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1に係る商品管理システム100では、商品6の発注が行われなかった場合には、その商品6に対応する電子棚札5の表示は図6の通常表示から変化しないため、電子棚札5の表示を見ただけでは、当該電子棚札5に対応する商品6についての発注を行うかどうかの判断が作業者側で実際に行われたうえで、その商品6が意図的に発注されなかったのか、単なる発注漏れでその商品6の発注が行われなかったのか区別することができない。したがって、本来発注が不要な商品6についての発注が行われる可能性がある。
上述の実施の形態1に係る商品管理システム100では、商品6の発注が行われなかった場合には、その商品6に対応する電子棚札5の表示は図6の通常表示から変化しないため、電子棚札5の表示を見ただけでは、当該電子棚札5に対応する商品6についての発注を行うかどうかの判断が作業者側で実際に行われたうえで、その商品6が意図的に発注されなかったのか、単なる発注漏れでその商品6の発注が行われなかったのか区別することができない。したがって、本来発注が不要な商品6についての発注が行われる可能性がある。
そこで、本実施の形態2では、電子棚札5に対して、それに対応する商品6の未発注の決定を示す未発注決定情報を表示することが可能な商品管理システム100を提供する。
図16は、本発明の実施の形態2に係る商品管理システム100において、ある商品6についての未発注決定情報が、当該商品6に対応する電子棚札5に表示されるまでの一連の処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態2に係る商品管理システム100の構成は、上述の実施の形態1に係る商品管理システム100と同様である。
図16に示されるように、ステップs21において、店舗スタッフは、発注を行わないと決定した商品6の商品コードを、上述のステップs1と同様にして発注処理端末180に入力する。発注処理端末180に入力された商品コードは制御部185に入力される。
次に、ステップs22において、店舗スタッフが、発注処理端末180の操作部183に対して所定の操作を行うと、制御部185は、入力された商品コードで特定される商品6の未発注が決定されたことをESLサーバ10に通知する未発注決定通知情報を生成する。生成された未発注決定通知情報は通信部184から出力される。この未発注決定通知情報には、制御部185に入力された商品コードが含まれている。
発注処理端末180から出力された未発注決定通知情報は、ステップs23において、アクセスポイント170及びLA21を通じてストアコントローラ2に入力され、ストアコントローラ2は、入力された未発注決定通知情報をESLサーバ10に入力する。
次に、ステップs24において、ESLサーバ10は、入力された未発注決定通知情報に含まれている商品コードに対応する装置コードを商品ファイル101から取得し、当該装置コードで特定される電子棚札5に対して未発注決定情報を表示することを指示する表示指示情報を生成する。ESLサーバ10では、CPU11が、商品ファイル101から、入力された未発注決定通知情報に含まれる商品コードに対応する装置コードを取得し、当該装置コードを含む表示指示情報を生成して、インターフェイス18及びベースステーション41を通じて表示指示情報を各通信装置4に出力する。各通信装置4からは、表示指示情報を含む通信信号が出力される。これにより、ESLサーバ10からは、発注が不要であると判断された商品6に対応する電子棚札5に向かって、未発注決定情報の表示を指示する表示指示情報が出力される。
電子棚札5では、制御部57が、通信部54で受信された通信信号に含まれる装置コードが、メモリ57a内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定し、一致する場合には、制御部57は、ステップs25において、通信部54で受信された通信信号に含まれる表示指示情報に従って、ディスプレイ51に未発注決定情報を表示させる。図17はディスプレイ51に未発注決定情報51fが表示されている様子を示す図である。図17に示される例では、未発注決定情報51fとして“発注数:0”という文字列がディスプレイ51に表示されている。なお、未発注決定情報51fとしては、図形や記号をディスプレイ51に表示しても良いし、文字、図形及び記号の少なくとも二つを組み合わせてディスプレイ51に表示しても良い。
このように、本実施の形態2に係る電子棚札5では、それに対応する商品6の未発注の決定を示す未発注決定情報51f、言い換えれば、作業者によって当該商品6の発注を行う必要がないと判断されたことを示す未発注決定情報51fが表示されるため、電子棚札5の表示を見ただけで、当該電子棚札5に対応する商品6の発注が意図的に行われなかったことを認識することができる。よって、作業者は、電子棚札5での発注済み情報51eの表示を確認しながら発注漏れの商品6の発注を行う際に、本来発注が不要な商品6について発注処理を行うことを防止できる。よって、作業効率が向上する。
実施の形態3.
上述の実施の形態1に係る商品管理システム100においては、作業者は、商品棚60に配置されている商品6の数量を確認しながら商品6の発注を行うため、発注処理に手間がかかる。また、作業者が、発注対象商品6の一覧が記載された商品発注リストを参照して商品6の発注を行う場合であっても、商品発注リストを手に持って発注処理端末180を操作する必要があり、非常に面倒である。
上述の実施の形態1に係る商品管理システム100においては、作業者は、商品棚60に配置されている商品6の数量を確認しながら商品6の発注を行うため、発注処理に手間がかかる。また、作業者が、発注対象商品6の一覧が記載された商品発注リストを参照して商品6の発注を行う場合であっても、商品発注リストを手に持って発注処理端末180を操作する必要があり、非常に面倒である。
そこで、本実施の形態3では、作業者が電子棚札5の表示を見ただけで、その電子棚札5に対応する商品6の発注を行うべきかどうかを判断することが可能な商品管理システム100を提供する。具体的には、本実施の形態3では、電子棚札5に対して、それに対応する商品6の発注指示を示す発注指示情報を表示する。
図18は、本発明の実施の形態3に係る商品管理システム100において、ある商品6についての発注指示情報が、当該商品6に対応する電子棚札5に表示されるまでの一連の処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態3に係る商品管理システム100の構成は、上述の実施の形態1に係る商品管理システム100と同様である。
図18に示されるように、ステップs31において、発注処理端末180の操作部183に対して所定の操作が行われると、ステップs32において、制御部185は、ESLサーバ10に対して、各商品6について発注を行うかどうかを確認することを指示する発注確認情報を生成する。この発注確認情報は通信部184から出力され、その後、ステップs33において、アクセスポイント170及びLAN21を通じてストアコントローラ2に入力される。そして、ストアコントローラ2は、入力された発注確認情報をESLサーバ10に出力する。
ESLサーバ10は、発注確認情報が入力されると、ステップs34において、商品ファイル101に登録されている各商品6について発注が必要かどうかを判断する。商品ファイル101の各レコード102には、それに対応する商品6の現在の在庫数(以後、「現在在庫数」と呼ぶ)と必要在庫数とが登録されている。ここで、必要在庫数とは、店舗において最低限確保しておく必要のある在庫数を意味している。また、現在在庫数には、店舗内に実際に存在している商品6の数だけではなく、発注済みではあるが店舗内に未だ入荷されていない分の数も含まれる。ESLサーバ10では、CPU11が、商品ファイル101に登録されている各商品6について、現在在庫数と必要在庫数とを比較する。CPU11は、現在在庫数が必要在庫数未満の場合には、その商品6が不足しているとして、その商品6の発注が必要であると判断するとともに、必要在庫数から現在在庫数を差し引いた値をその商品6についての在庫不足数とする。一方で、CPU11は、現在在庫数が必要在庫数以上であれば、その商品6の在庫は十分であるとして、その商品6の発注は不要であると判断する。
CPU11は、商品ファイル101に登録されている各商品6について発注が必要であるかどうかを判断すると、ステップs35において、発注が必要であると判断した商品6に対応する電子棚札5に対して発注指示情報の表示を行うことを指示する表示指示情報を生成する。この表示指示情報には、それが送られる電子棚札5に対応する商品6についての在庫不足数が含まれている。CPU11で生成された表示指示情報は、インターフェイス18、ベースステーション41及び通信装置4を通じて、対象の電子棚札5に入力される。
電子棚札5は、ESLサーバ10から自装置宛の表示指示情報が入力されると、ステップs36において、制御部57が、ディスプレイ51に発注指示情報を表示させる。これにより、ESLサーバ10において発注が必要であると判断された商品6のすべてについて、当該商品6に対応する電子棚札5に発注指示情報が表示される。図19は電子棚札5に発注指示情報51gが表示された様子を示す図である。図19の例では、電子棚札5が受け取った表示指示情報に含まれる在庫不足数が発注指示情報51gとして当該電子棚札5に表示されている。
なお、電子棚札5に表示する発注指示情報51gとしては、当該電子棚札5に対応する商品6の現在在庫数を採用しても良い。この場合には、ESLサーバ10は、電子棚札5に対して、それに対応する商品6の現在在庫数を含む表示指示情報を出力すれば良い。
また、電子棚札5においては、発注指示情報51gとして、文字以外にも図形あるいは記号を表示しても良いし、文字、図形及び記号の少なくとも2つを組み合わせて表示しても良い。
作業者は、電子棚札5での発注指示情報51gの表示を確認すると、当該電子棚札5に対応する商品6の発注を発注処理端末180を利用して行う。電子棚札5において、発注指示情報51gとして在庫不足数が表示されている場合には、作業者は、その在庫不足数と同じ数の商品6を発注しても良いし、その在庫不足数よりも少ない数の商品6を発注しても良いし、その在庫不足数よりも多い数の商品6を発注しても良い。ある商品6について発注処理が行われると、その商品6に対応する電子棚札5には発注済み情報51eが表示される。このとき、当該電子棚札5に表示されている発注指示情報51gは消去される。つまり、電子棚札5は、ESLサーバ10から発注済み情報51eについての表示指示情報を受け取ると、発注指示情報51gの表示を消去する。
このように、本実施の形態3に係る商品管理システム100では、電子棚札5には、それに対応する商品6の発注を指示する発注指示情報51gが表示されるため、作業者は、電子棚札5の表示を見ただけで、それに対応する商品6の発注を行う必要があるかどうかを判断できる。よって、発注処理の作業効率が向上する。
5 電子棚札
6 商品
40 情報配信装置
51 ディスプレイ
51a 商品名
51b 売価
51c 文字列
51d バーコード
51e 発注済み情報
57 制御部
58 計測部
100 商品管理システム
180 発注処理端末
6 商品
40 情報配信装置
51 ディスプレイ
51a 商品名
51b 売価
51c 文字列
51d バーコード
51e 発注済み情報
57 制御部
58 計測部
100 商品管理システム
180 発注処理端末
Claims (7)
- 商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する電子棚札であって、
表示部と、
前記電子棚札の外部から特定の信号が入力されると、前記電子棚札に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報を前記表示部に表示させる表示制御部と
を備える、電子棚札。 - 請求項1に記載の電子棚札であって、
前記表示制御部は、前記発注済み情報として、文字、図形及び記号の少なくとも一つを前記表示部に表示させる、電子棚札。 - 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電子棚札であって、
前記特定の信号には、前記商品の発注数を示す情報が含まれており、
前記表示制御部は、前記発注済み情報として前記発注数を前記表示部に表示させる、電子棚札。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子棚札であって、
前記表示部に前記発注済み情報が表示されてからの経過時間を計測する計測部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記計測部において計測される前記経過時間が所定時間となると、前記表示部に前記発注済み情報の表示を消去させる、電子棚札。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の電子棚札であって、
前記表示制御部は、前記電子棚札の外部から第2の特定の信号が入力されると、前記表示部に前記発注済み情報の表示を消去させる、電子棚札。 - それぞれが、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する複数の電子棚札と、
前記複数の電子棚札に前記商品情報を配信する情報配信装置と、
商品の発注を指示する可搬性の発注処理端末と
を備え、
前記情報配信装置は、前記複数の電子棚札のうち、前記発注処理端末において発注が指示された商品に対応する電子棚札に対して特定の信号を出力し、
前記複数の電子棚札のそれぞれは、前記特定の信号が入力されると、自装置に対応する商品の発注済みを示す発注済み情報を表示する、商品管理システム。 - 請求項6に記載の商品管理システムであって、
前記発注処理端末は、外部からの入力を受け付ける入力部を有し、当該入力部に対して所定の入力が行われると、第2の特定の信号を出力し、
前記情報配信装置は、前記発注処理端末から前記第2の特定の信号が出力されると、前記複数の電子棚札のうち前記特定の信号を出力した電子棚札に対して第3の特定の信号を出力し、
前記複数の電子棚札のそれぞれは、前記第3の特定の信号が入力されると、前記発注済み情報の表示を消去する、商品管理システム。
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