JP2010134506A - 消費電力削減支援プログラム、情報処理装置、および消費電力削減支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データセンタ100内における各サーバの設置位置、CPU温度およびシャーシ温度を参照して、電源未投入のサーバMa,Mbごとに、電源未投入のサーバMa,Mbと電源投入済のサーバMc,Md,Meとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出する。そして、電源未投入のサーバMa,Mbごとの指標値に基づいて、電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定する。
【選択図】図2
Description
まず、実施の形態にかかるデータセンタのシステム構成について説明する。図1は、データセンタのシステム構成図である。図1において、データセンタ100は、電源制御装置101と、複数のサーバM1〜Mnと、がインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク110を介して相互に通信可能に接続されている。
つぎに、本消費電力削減方式の概要について説明する。一般に、複数のサーバM1〜Mnを収容するデータセンタ100のような施設では、各サーバM1〜Mnから排気される熱せられた空気(熱気)が、どのようにフロア内を流れるのかを想定した空調設計がおこなわれている。
電源未投入のサーバMa,Mbのうち、電源投入済のサーバMc〜Meからできるだけ離れたところに設置されているサーバを優先的に電源投入対象とする。これにより、熱発生源となる電源投入済のサーバの設置分布を分散させることが可能となり、データセンタ100における局所的な高温空間の発生を抑制することができる。
電源未投入のサーバMa,Mbのうち、電源投入済のサーバMc〜Meとの温度比(または温度差)が大きいサーバを優先的に電源投入対象とする。これにより、電源投入済のサーバから排気される熱気の影響が少ないサーバを電源投入対象とすることが可能となり、データセンタ100における局所的な高温領域の発生を抑制することができる。
つぎに、実施の形態にかかる電源制御装置101のハードウェア構成について説明する。図3は、電源制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、電源制御装置101は、CPU301と、ROM(Read‐Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、磁気ディスクドライブ304と、磁気ディスク305と、光ディスクドライブ306と、光ディスク307と、ディスプレイ308と、I/F(Interface)309と、キーボード310と、マウス311と、スキャナ312と、プリンタ313と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
つぎに、電源制御装置110で用いられるサーバ情報テーブルの記憶内容について説明する。図4は、サーバ情報テーブルの記憶内容の一例を示す説明図である。図4において、サーバ情報テーブル400は、サーバID、設置位置、CPU温度、シャーシ温度および仮想マシンIDのフィールドを有している。各フィールドに情報を設定することで、サーバ情報400−1〜400−nがレコードとして記憶されている。
つぎに、電源制御装置の機能的構成について説明する。図5は、電源制御装置の機能的構成を示すブロック図である。電源制御装置101は、取得部501と、検出部502と、算出部503と、決定部504と、電源制御部505と、選択部506と、第1の算出部507と、第2の算出部508と、出力部509と、第3の算出部510と、第4の算出部511と、を含む構成である。この制御部となる機能(取得部501〜第4の算出部511)は、具体的には、たとえば、図3に示したROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F309により、その機能を実現する。
つぎに、電源制御装置101の電源制御処理手順について説明する。まず、電源投入対象のサーバを決定する場合の電源制御処理手順について説明する。図10は、電源制御装置の電源制御処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。図10のフローチャートにおいて、まず、取得部501により、必要となるサーバ数MSを取得する(ステップS1001)。
前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出する検出手段、
前記検出手段によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記テーブルに記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出する算出手段、
前記算出手段によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定する決定手段、
前記決定手段によって決定された決定結果を出力する出力手段、
として機能させることを特徴とする消費電力削減支援プログラム。
前記電源未投入のサーバと前記電源投入済のサーバとの間の距離および温度比に基づいて、前記電源未投入のサーバごとの前記指標値を算出することを特徴とする付記1に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記算出手段において、
前記サーバ群から選ばれた電源未投入のサーバと前記電源投入済のサーバとの距離と、前記電源未投入のサーバに対する前記電源投入済のサーバの温度比と、の乗算値を前記電源投入済のサーバごとに算出する第1の算出手段、
前記第1の算出手段によって算出された電源投入済のサーバごとの乗算値を累積することにより、前記電源未投入のサーバの前記指標値を算出する第2の算出手段として機能させることを特徴とする付記2に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記サーバ群から選ばれていない未選択のサーバがなくなるまで前記第1および第2の算出手段による処理が実行された結果、前記電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源投入対象となるサーバを決定することを特徴とする付記3に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記算出手段によって算出された算出結果と、前記施設内の空調設備の設置位置とに基づいて、前記電源投入対象となるサーバを決定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。
前記決定手段によって前記電源投入対象に決定されたサーバの電源を投入する電源制御手段として機能させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。
所定時間内に実行を予定している処理数を取得する取得手段、
前記所定時間内に必要となるサーバ数を算出する第3の算出手段として機能させ、
前記検出手段は、
前記電源投入済のサーバのうち処理を実行していない未実行のサーバ群を検出し、
前記第3の算出手段は、
前記実行予定の処理数と前記未実行のサーバ数とに基づいて、前記所定時間内に必要となるサーバ数を算出し、
前記決定手段は、
前記所定時間内に必要となるサーバ数に基づいて、前記電源投入対象を決定することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。
さらに、実行中の処理のうち前記所定時間内に実行が終了する予定の処理数を取得し、
前記第3の算出手段は、
前記実行予定の処理数と前記終了予定の処理数と前記未実行のサーバ数とに基づいて、前記所定時間内に必要となるサーバ数を算出することを特徴とする付記7に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記未実行のサーバごとに、当該未実行のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出し、
前記決定手段は、
前記算出手段によって算出された未実行のサーバごとの指標値に基づいて、前記未実行のサーバ群の中から電源遮断対象となるサーバを決定し、
前記電源制御手段は、
前記決定手段によって決定されたサーバの電源を遮断することを特徴とする付記7または8に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記サーバ情報を参照して、前記実行中のサーバと当該実行中のサーバに隣接するサーバとの間における前記温度の平均値を算出する第4の算出手段として機能させ、
前記決定手段は、
前記第4の算出手段によって算出された算出結果に基づいて、前記実行中のサーバ群の中から電源遮断対象となるサーバを決定することを特徴とする付記7〜9のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。
前記電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源遮断対象に決定されたサーバで実行中の処理のマイグレーション先となるサーバを決定することを特徴とする付記10に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記電源遮断対象のサーバで実行中の処理を、前記決定手段によって決定されたマイグレーション先のサーバにマイグレーションすることを特徴とする付記11に記載の消費電力削減支援プログラム。
前記施設内における前記各サーバの設置位置と温度とを含むサーバ情報を記憶する記憶手段と、
前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記記憶手段に記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された決定結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
前記制御手段により、前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出して、前記記憶手段に記憶する検出工程と、
前記制御手段により、前記検出工程によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記テーブルに記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出して、前記記憶手段に記憶する算出工程と、
前記制御手段により、前記算出工程によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定して、前記記憶手段に記憶する決定工程と、
前記制御手段により、前記決定工程によって決定された決定結果を出力する出力工程と、
を実行することを特徴とする消費電力削減支援方法。
101 電源制御装置
400 サーバ情報テーブル
400−1〜400−n サーバ情報
501 取得部
502 検出部
503 算出部
504 決定部
505 電源制御部
506 選択部
507 第1の算出部
508 第2の算出部
509 出力部
510 第3の算出部
511 第4の算出部
M1〜Mn サーバ
Claims (8)
- 施設内に設置されている複数のサーバと通信可能であり、前記施設内における前記各サーバの設置位置と温度とを含むサーバ情報を記憶するテーブルにアクセス可能なコンピュータを、
前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出する検出手段、
前記検出手段によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記テーブルに記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出する算出手段、
前記算出手段によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定する決定手段、
前記決定手段によって決定された決定結果を出力する出力手段、
として機能させることを特徴とする消費電力削減支援プログラム。 - 前記算出手段は、
前記電源未投入のサーバと前記電源投入済のサーバとの間の距離および温度比に基づいて、前記電源未投入のサーバごとの前記指標値を算出することを特徴とする請求項1に記載の消費電力削減支援プログラム。 - 前記コンピュータを、
前記算出手段において、
前記サーバ群から選ばれた電源未投入のサーバと前記電源投入済のサーバとの距離と、前記電源未投入のサーバに対する前記電源投入済のサーバの温度比と、の乗算値を前記電源投入済のサーバごとに算出する第1の算出手段、
前記第1の算出手段によって算出された電源投入済のサーバごとの乗算値を累積することにより、前記電源未投入のサーバの前記指標値を算出する第2の算出手段として機能させることを特徴とする請求項2に記載の消費電力削減支援プログラム。 - 前記決定手段は、
前記算出手段によって算出された算出結果と、前記施設内の空調設備の設置位置とに基づいて、前記電源投入対象となるサーバを決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。 - 前記コンピュータを、
前記決定手段によって前記電源投入対象に決定されたサーバの電源を投入する電源制御手段として機能させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。 - 前記コンピュータを、
所定時間内に実行を予定している処理数を取得する取得手段、
前記所定時間内に必要となるサーバ数を算出する第3の算出手段として機能させ、
前記検出手段は、
前記電源投入済のサーバのうち処理を実行していない未実行のサーバ群を検出し、
前記第3の算出手段は、
前記実行予定の処理数と前記未実行のサーバ数とに基づいて、前記所定時間内に必要となるサーバ数を算出し、
前記決定手段は、
前記所定時間内に必要となるサーバ数に基づいて、前記電源投入対象を決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の消費電力削減支援プログラム。 - 施設内に設置されている複数のサーバと通信可能な情報処理装置であって、
前記施設内における前記各サーバの設置位置と温度とを含むサーバ情報を記憶する記憶手段と、
前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記記憶手段に記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された決定結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 制御手段および記憶手段を備え、施設内に設置されている複数のサーバと通信可能であり、前記施設内における前記各サーバの設置位置と温度とを含むサーバ情報を記憶するテーブルにアクセス可能なコンピュータが、
前記制御手段により、前記複数のサーバの中から電源未投入のサーバ群を検出して、前記記憶手段に記憶する検出工程と、
前記制御手段により、前記検出工程によって検出された電源未投入のサーバごとに、前記テーブルに記憶されているサーバ情報に基づいて、前記電源未投入のサーバと電源投入済のサーバとの間の発熱量の相関関係をあらわす指標値を算出して、前記記憶手段に記憶する算出工程と、
前記制御手段により、前記算出工程によって算出された電源未投入のサーバごとの指標値に基づいて、前記電源未投入のサーバ群の中から電源投入対象となるサーバを決定して、前記記憶手段に記憶する決定工程と、
前記制御手段により、前記決定工程によって決定された決定結果を出力する出力工程と、
を実行することを特徴とする消費電力削減支援方法。
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