JP2000040067A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2000040067A
JP2000040067A JP10209112A JP20911298A JP2000040067A JP 2000040067 A JP2000040067 A JP 2000040067A JP 10209112 A JP10209112 A JP 10209112A JP 20911298 A JP20911298 A JP 20911298A JP 2000040067 A JP2000040067 A JP 2000040067A
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JP
Japan
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computer system
processor
management device
degeneration
power supply
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JP10209112A
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English (en)
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Koji Nishikawa
浩司 西川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプロセッサを有する計算機システムに
おいて、計算機システムの環境条件の異常が発生した場
合、計算機システムを停止させることなく、計算機シス
テムを縮退させて運転を続行することができる。 【解決手段】 環境条件の異常を検知したとき、オペレ
ーティング・システムに縮退要求を通知する計算機シス
テム管理装置2と、計算機システム管理装置2から通知
される縮退要求に基づいて、複数のプロセッサ5−1〜
5−nのうち、該当するプロセッサ5−mの一部のみを
休止状態にするオペレーティング・システムとを有する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機システムに
係り、複数のプロセッサを有する計算機システムにおい
て、計算機システムの環境条件の異常を検知して、計算
機システムを縮退させながら動作させる計算機システム
管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の計算機システム管理装置を
含む計算機システムの構成を示すブロック図である。図
5において、101は計算機システム、102は計算機
システム管理装置、103は電源装置、104はバッテ
リバックアップ装置を示す。105は本体装置、105
−1〜105−nはプロセッサ、106は環境情報、1
06−Aは入力電源の電源情報、106−Bはバッテリ
バックアップ装置104のバッテリ情報を示す。
【0003】109は入力電源、110は電源装置10
3から本体装置105と計算機システム管理装置102
への給電、111は電源装置103とバッテリバックア
ップ装置104間の充電/給電、112は計算機システ
ム管理装置102から本体装置105上のオペレーティ
ング・システムに通知するシャットダウン要求を示す。
【0004】次に、この従来の計算機システムの動作に
ついて図5を参照して説明する。電源装置103は、入
力電源109の電圧低下が発生すると、計算機システム
101の環境異常として電圧低下を検出し、計算機シス
テム管理装置102に報告する。これと同時に、計算機
システム管理装置102は、バッテリバックアップ装置
104のバッテリ残量などのバッテリ情報106−Bを
バッテリバックアップ装置104から読み込む。
【0005】計算機システム管理装置102は、予め設
定された計算機システム101をシャットダウンするの
に必要なバッテリ容量とバッテリバックアップ装置10
4からのバッテリ情報106−Bを計算し、バッテリ残
量に余裕がある場合には、バッテリバックアップ装置1
04からの給電111を用いて、計算機システム111
を継続して運転させる。あるいは、計算機システム管理
装置102は、予め設定された規定時間の間、バッテリ
バックアップ装置104からの給電111を用いて、計
算機システム101を継続して運転させる。
【0006】計算機システム管理装置102は、バッテ
リバックアップ装置104からの給電111を用いてい
る間に、入力電源109の電圧が復旧すると、バッテリ
バックアップ装置104からの給電状態から電源装置1
03からの給電状態に戻す。
【0007】このように、従来の計算機システム101
では、バッテリバックアップ装置4からの給電11を用
いているが、例えば、バッテリ残量に余裕がなくなった
場合や、予め設定された規定時間がきても入力電源10
9の電圧が復旧しなかった場合、計算機システム管理装
置102は、本体装置105上のオペレーティング・シ
ステムに対してシャットダウン要求を発行して、計算機
システム101を停止させてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、計算機システム
では、計算機システムで処理されるデータの社会的影響
の重大性から、計算機システムの環境条件の異常が発生
してもできる限り対処を行って、運転を続行することが
要求されている。
【0009】しかしながら、上記したような従来の計算
機システムでは、計算機システムの環境条件の異常が発
生した場合、例えば、入力電源109の入力電圧が規定
値を超えて低下し規定時間内に入力電圧が復旧しなけれ
ば、計算機システム管理装置102が本体装置105上
のオペレーティング・システムに対してシャットダウン
要求を発行し、運転を続行させたい計算機システム10
1を停止させてしまうという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記のような課題を解
消するためになされたもので、複数のプロセッサを有す
る計算機システムにおいて、計算機システムの環境条件
の異常が発生した場合、計算機システムを停止させるこ
となく、計算機システムを縮退させて運転を続行するこ
とができる計算機システムを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数のプロセッサを有する計算機システムにおいて、環
境条件の異常を検知したとき、オペレーティング・シス
テムに縮退要求を通知する計算機システム管理装置と、
計算機システム管理装置から通知される縮退要求に基づ
いて、複数のプロセッサのうち、該当するプロセッサの
一部のみを休止状態にするオペレーティング・システム
とを有することを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
計算機システムにおいて、計算機システム管理装置は、
該システムの電源電圧の低下を検出しときに通知される
各プロセッサの温度情報に基づいて、最も発熱量の大き
いプロセッサを停止状態にする縮退要求をオペレーティ
ング・システムに通知することを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
計算機システムにおいて、計算機システム管理装置は、
該システムの電源電圧の低下を検出したとき、予め登録
されているプロセッサの縮退順序に基づいて、プロセッ
サを停止状態にする縮退要求をオペレーティング・シス
テムに通知することを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3に
記載の計算機システムにおいて、計算機システム管理装
置は、該システムの本体装置の温度異常を検出したとき
に通知される各プロセッサの温度情報に基づいて、最も
発熱量の大きいプロセッサを停止状態にする縮退要求を
オペレーティング・システムに通知することを特徴とす
るものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至3に
記載の計算機システムにおいて、計算機システム管理装
置は、該システムの本体装置の温度異常を検出したと
き、予め登録されているプロセッサの縮退順序に基づい
て、プロセッサを停止状態にする縮退要求をオペレーテ
ィング・システムに通知することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1の計算機シ
ステムの構成を示すブロック図である。図1において、
1は計算機システム、2は計算機システム管理装置、3
は電源装置、4はバッテリバックアップ装置を示す。5
は本体装置、5−1〜5−nは本体装置5内に配置され
たプロセッサ、6は環境情報、6−Aは入力電源の電源
情報、6−Bはバッテリバックアップ装置4のバッテリ
情報を示す。
【0017】7は計算機システム管理装置2から本体装
置5上のオペレーティング・システムに通知する縮退/
復帰要求、8は計算機システム管理装置2から本体装置
5上のオペレーティング・システムに通知する縮退/復
帰結果、9は入力電源、10は電源装置3から本体装置
5と計算機システム管理装置2への給電、11は電源装
置3とバッテリバックアップ装置4間の充電/給電を示
す。
【0018】計算機システム1内の計算機システム管理
装置2は、該計算機システム1の環境条件の異常、例え
ば、入力電源9の電圧低下を電源装置3から通知される
電源情報6−Aから検出した時、本体装置5から通知さ
れる本体装置5のプロセッサ5−1〜5−nの温度情報
6−1〜6−nやバッテリバックアップ装置4から通知
されるバッテリバックアップ装置4のバッテリ残量など
のバッテリ情報6−Bといった環境情報6を取り込む。
【0019】バッテリバックアップ装置4と電源装置3
間の給電/充電11及び電源装置3から本体装置5およ
び計算機システム管理装置2への給電10は従来方式と
変わることはないので詳細は省略する。
【0020】計算機システム管理装置2は、バッテリバ
ックアップ装置4から通知されるバッテリバックアップ
装置4のバッテリ情報6−Bを基に、バッテリバックア
ップ装置4のバッテリ残量が計算機システム1のシャッ
トダウンに要する時間分を超えてあると判断した場合、
本体装置5のオペレーティング・システムに対して、最
も発熱量の大きいプロセッサ5−mを休止状態にするよ
うに縮退要求7を発行する。最も発熱量の大きいプロセ
ッサ5−mは、最も消費電力が多いと判断される。
【0021】本体装置5のオペレーティング・システム
は、計算機システム管理装置2から通知される縮退要求
7に従い、最も発熱量の大きかったプロセッサ5−mを
休止状態にする。さらに、本体装置5のオペレーティン
グ・システムは、最も発熱量の大きかったプロセッサ5
−mを休止状態にしたことを縮退結果8として、計算機
システム管理装置2に報告する。
【0022】このように、計算機システム管理装置2
は、入力電源9の電圧低下が回復するまで複数あるプロ
セッサ5−1〜5−nを順次縮退させ、最後のプロセッ
サのみを動作状態にしておく。最後のプロセッサを動作
状態にしておくのは、さらに入力電源9の電圧低下が進
み、計算機システム1をシャットダウンさせる必要が生
じた場合にシャットダウンのための作業を実施させるた
めである。
【0023】縮退運転中の計算機システム1の入力電源
9が正常に復帰した場合、計算機システム管理装置2
は、縮退を行った逆の順で、本体装置5のオペレーティ
ング・システムに対して、プロセッサ5−1〜5−nの
復帰要求7を発行する。本体装置5のオペレーティング
・システムは、計算機システム管理装置2から通知され
る復帰要求7に従い、縮退させていたプロセッサ5−m
を動作状態に戻す。
【0024】さらに、本体装置5のオペレーティング・
システムは、縮退させていたプロセッサ5−mを動作状
態にしたことを復帰結果8として、計算機システム管理
装置2に報告する。計算機システム管理装置2は、プロ
セッサ5−mを動作状態に戻しても入力電源9の電圧が
正常であることを確認すると、プロセッサ5−mを動作
状態に戻したときと同様に、休止状態にあるプロセッサ
を順次動作状態に復旧させる。
【0025】このように、本実施の形態では、計算機シ
ステム管理装置2により、環境条件の異常、例えば計算
機システム1の入力電源9の電圧低下を検出したきに本
体装置5から通知される各プロセッサ5−1〜5−nの
温度情報を基に最も発熱量の大きいプロセッサ5−mを
停止状態にする縮退要求を本体装置5のオペレーティン
グ・システムに通知し、この計算機システム管理装置2
から通知される縮退要求に基づいて、本体装置5のオペ
レーティング・システムにより、複数のプロセッサ5−
1〜5−nのうち、該当するプロセッサ5−mの一部の
みを休止状態にするように構成したため、計算機システ
ム1の環境条件の異常、例えば入力電源9の電圧低下が
発生した場合、計算機システム1を停止させることな
く、計算機システム1を縮退させて運転を続行させるこ
とができる。
【0026】実施の形態2.図2は本発明に係る実施の
形態2の計算機システムの構成を示すブロック図であ
る。図2において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示し、21は計算機システム管理装置2に配置さ
れ、かつプロセッサ5−1〜5−nの縮退順序が予め登
録された縮退予約テーブルである。
【0027】計算機システム1内の計算機システム管理
装置2は、該計算機システム1の環境条件の異常、例え
ば、入力電源9の電圧低下を電源装置3から通知される
電源情報6−Aから検出した時、バッテリバックアップ
装置4から通知されるバッテリバックアップ装置4のバ
ッテリ残量などのバッテリ情報6−Bといった環境情報
6を取り込む。
【0028】計算機システム管理装置2は、バッテリバ
ックアップ装置4から通知されるバッテリバックアップ
装置4のバッテリ情報6−Bを基に、バッテリバックア
ップ装置4のバッテリ残量が計算機システム1のシャッ
トダウンに要する時間分を超えてあると判断した場合、
本体装置5のオペレーティング・システムに対して、縮
退予約テーブル21に予め登録されているプロセッサ5
−1〜5−nの縮退順序に従い、該当するプロセッサ5
−mを休止状態にするよう縮退要求7を発行する。
【0029】本体装置5のオペレーティング・システム
は、計算機システム管理装置2から通知される縮退要求
7に従い、縮退順に該当するプロセッサ5−mを休止状
態にする。さらに、本体装置5のオペレーティング・シ
ステムは、プロセッサ5−mを休止状態にしたことを縮
退結果8として、計算機システム管理装置2に報告す
る。
【0030】このように、計算機システム管理装置2
は、入力電源9の電圧低下が回復するまで複数あるプロ
セッサ5−1〜5−nを、縮退予約テーブル21に予め
登録されているプロセッサ5−1〜5−nの縮退順序に
従って順次縮退させ、最後のプロセッサのみを動作状態
にしておく。最後のプロセッサを動作状態にしておくの
は、さらに入力電源9の電圧低下が進み、計算機システ
ム1をシャットダウンさせる必要が生じた場合にシャッ
トダウンのための作業を実施させるためである。
【0031】縮退運転中の計算機システム1への入力電
源9が正常に復帰した場合は、計算機システム管理装置
2は、縮退を行った逆の順で、本体装置5のオペレーテ
ィング・システムに対して、プロセッサ5−1〜5−n
の復帰要求7を発行する。本体装置5のオペレーティン
グ・システムは、計算機システム管理装置2から通知さ
れる復帰要求7に従い、縮退させていたプロセッサ5−
mを動作状態に戻す。
【0032】さらに、本体装置5のオペレーティング・
システムは、縮退させていたプロセッサ5−mを動作状
態にしたことを復帰結果8として、計算機システム管理
装置2に報告する。計算機システム管理装置2は、プロ
セッサ5−mを動作状態に戻しても入力電源9の電圧が
正常であることを確認すると、プロセッサ5−mを動作
状態に戻したときと同様に、休止状態にあるプロセッサ
を順次動作状態に復旧させる。
【0033】このように、本実施の形態では、計算機シ
ステム管理装置2により、環境条件の異常、例えば計算
機システム1の入力電源9の電圧低下を検出したき、予
め登録されているプロセッサ5−1〜5−nの縮退順序
を基に該当するプロセッサ5−mを停止状態にする縮退
要求を本体装置5のオペレーティング・システムに通知
し、この計算機システム管理装置2から通知される縮退
要求に基づいて、本体装置5のオペレーティング・シス
テムにより、複数のプロセッサ5−1〜5−nのうち、
該当するプロセッサ5−mの一部のみを休止状態にする
ように構成したため、計算機システム1の環境条件の異
常、例えば入力電源9の電圧低下が発生した場合、計算
機システム1を停止させることなく、計算機システム1
を縮退させて運転を続行させることができる。
【0034】実施の形態3.図3は本発明に係る実施の
形態3の計算機システムの構成を示すブロック図であ
る。図3において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示す。計算機システム1内の計算機システム管理装
置2は、該計算機システム1の環境条件の異常、例え
ば、本体装置5の温度異常を本体装置5から通知される
温度情報6−1〜6−nから検出した時、本体装置5の
オペレーティング・システムに対して、最も発熱量の大
きいプロセッサ5−mを休止状態にするように縮退要求
7を発行する。
【0035】本体装置5のオペレーティング・システム
は、計算機システム管理装置2から通知される縮退要求
7に従い、最も発熱量の大きかったプロセッサ5−mを
休止状態にする。さらに、本体装置5のオペレーティン
グ・システムは、最も発熱量の大きかったプロセッサ5
−mを休止状態にしたことを縮退結果8として、計算機
システム管理装置2に報告する。
【0036】このように、計算機システム管理装置2
は、本体装置5の温度が規定値内に回復するまで複数あ
るプロセッサ5−1〜5−nを順次縮退させ、最後のプ
ロセッサのみを動作状態にしておく。最後のプロセッサ
を動作状態にしておくのは、さらに本体装置5の温度異
常が進み、計算機システム1をシャットダウンさせる必
要が生じた場合にシャットダウンのための作業を実施さ
せるためである。
【0037】縮退運転中の計算機システム1内の本体装
置5の温度が正常に復帰した場合は、計算機システム管
理装置2は、縮退を行った逆の順で、本体装置5のオペ
レーティング・システムに対して、プロセッサ5−1〜
5−nの復帰要求7を発行する。本体装置5のオペレー
ティング・システムは、計算機システム管理装置2から
通知される復帰要求7に従い、縮退させていたプロセッ
サ5−mを動作状態に戻す。
【0038】さらに、本体装置5のオペレーティング・
システムは、縮退させていたプロセッサ5−mを動作状
態にしたことを復帰結果8として、計算機システム管理
装置2に報告する。計算機システム管理装置2は、プロ
セッサ5−mを動作状態に戻しても本体装置5内の温度
が正常であることを確認すると、プロセッサ5−mを動
作状態に戻したときと同様に、休止状態にあるプロセッ
サを順次動作状態に復旧させる。
【0039】このように、本実施の形態では、計算機シ
ステム管理装置2により、環境条件の異常、例えば本体
装置5の温度異常を検出したきに本体装置5から通知さ
れる各プロセッサ5−1〜5−nの温度情報を基に最も
発熱量の大きいプロセッサ5−mを停止状態にする縮退
要求を本体装置5のオペレーティング・システムに通知
し、この計算機システム管理装置2から通知される縮退
要求に基づいて、本体装置5のオペレーティング・シス
テムにより、複数のプロセッサ5−1〜5−nのうち、
該当するプロセッサ5−mの一部のみを休止状態にする
ように構成したため、計算機システム1の環境条件の異
常、例えば本体装置5の温度異常が発生した場合、計算
機システム1を停止させることなく、計算機システム1
を縮退させて運転を続行させることができる。
【0040】実施の形態4.図4は本発明に係る実施の
形態4の計算機システムの構成を示すブロック図であ
る。図4において、図1と同一符号は同一または相当部
分を示し、31は計算機システム管理装置2に配置さ
れ、かつプロセッサ5−1〜5−nの縮退順序が予め登
録された縮退予約テーブルである。
【0041】計算機システム1内の計算機システム管理
装置2は、該計算機システム1の環境条件の異常、例え
ば、本体装置5の温度異常を本体装置5から通知される
温度情報6−1〜6−nから検出した時、本体装置5の
オペレーティング・システムに対して、縮退予約テーブ
ル31に予め登録されているプロセッサ5−1〜5−n
の縮退順序に従い、該当するプロセッサ5−mを休止状
態にするように縮退要求7を発行する。
【0042】本体装置5のオペレーティング・システム
は、計算機システム管理装置2から通知される縮退要求
7に従い、縮退順に該当するプロセッサ5−mを休止状
態にする。さらに、本体装置5のオペレーティング・シ
ステムは、プロセッサ5−mを休止状態にしたことを縮
退結果8として、計算機システム管理装置2に報告す
る。
【0043】このように、計算機システム管理装置2
は、本体装置5の温度が規定値内に回復するまで複数あ
るプロセッサ5−1〜5−nを、縮退予約テーブル21
に予め登録されているプロセッサ5−1〜5−nの縮退
順序に従って順次縮退させ、最後のプロセッサのみを動
作状態にしておく。最後のプロセッサを動作状態にして
おくのは、さらに本体装置5の温度異常が進み、計算機
システム1をシャットダウンさせる必要が生じた場合に
シャットダウンのための作業を実施させるためである。
【0044】縮退運転中の計算機システム1内の本体装
置5の温度が正常に復帰した場合、計算機システム管理
装置2は、縮退を行った逆の順で、本体装置5のオペレ
ーティング・システムに対して、プロセッサ5−1〜5
−nの復帰要求7を発行する。本体装置5のオペレーテ
ィング・システムは、計算機システム管理装置2から通
知される復帰要求7に従い、縮退させていたプロセッサ
5−mを動作状態に戻す。
【0045】さらに、本体装置5のオペレーティング・
システムは、縮退させていたプロセッサ5−mを動作状
態にしたことを復帰結果8として、計算機システム管理
装置2に報告する。計算機システム管理装置2は、プロ
セッサ5−mを動作状態に戻しても本体装置5内の温度
が正常であることを確認すると、プロセッサ5−mを動
作状態に戻したときと同様に、休止状態にあるプロセッ
サを順次動作状態に復旧させる。
【0046】このように、本実施の形態では、計算機シ
ステム管理装置2により、環境条件の異常、例えば本体
装置5の温度異常を検出したき、予め登録されているプ
ロセッサ5−1〜5−nの縮退順序を基に該当するプロ
セッサ5−mを停止状態にする縮退要求を本体装置5の
オペレーティング・システムに通知し、この計算機シス
テム管理装置2から通知される縮退要求に基づいて、本
体装置5のオペレーティング・システムにより、複数の
プロセッサ5−1〜5−nのうち、該当するプロセッサ
5−mの一部のみを休止状態にするように構成したた
め、計算機システム1の環境条件の異常、例えば本体装
置5の温度異常が発生した場合、計算機システム1を停
止させることなく、計算機システム1を縮退させて運転
を続行させることができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、計算機システム
管理装置により、環境条件の異常を検知したとき、計算
機システムから通知される縮退要求に基づいて、オペレ
ーティング・システムにより、複数のプロセッサのう
ち、該当するプロセッサの一部のみを休止状態にするよ
うに構成することにより、計算機システムの環境条件の
異常が発生した場合、計算機システムを停止させること
なく、計算機システムを縮退させて運転を続行させるこ
とができるという効果がある。
【0048】請求項2記載の発明は、計算機システム管
理装置により、計算機システムの電源の電圧低下を検出
したきに通知される各プロセッサの温度情報を基に最も
発熱量の大きいプロセッサを停止状態にする要求をオペ
レーティング・システムに通知し、この計算機システム
管理装置から通知される縮退要求に基づいて、オペレー
ティング・システムにより、複数のプロセッサのうち、
該当するプロセッサの一部のみを休止状態にするように
構成することにより、計算機システムの環境条件の異
常、電源の電圧低下が発生した場合、計算機システムを
停止さることなく、計算機システムを縮退させて運転を
続行させることができるという効果がある。
【0049】請求項3記載の発明は、計算機システム管
理装置により、計算機システムの電源の電圧低下を検出
したき、予め登録されているプロセッサの縮退順序を基
に該当するプロセッサを停止状態にする縮退要求をオペ
レーティング・システムに通知し、この計算機システム
管理装置から通知される縮退要求に基づいて、オペレー
ティング・システムにより、複数のプロセッサのうち、
該当するプロセッサの一部のみを休止状態にするように
構成することにより、計算機システムの電源の電圧低下
が発生した場合、計算機システムを停止させることな
く、計算機システムを縮退させて運転を続行させること
ができるという効果がある。
【0050】請求項4記載の発明は、計算機システム管
理装置により、本体装置の温度異常を検出したきに通知
される各プロセッサの温度情報を基に最も発熱量の大き
いプロセッサを停止状態にする縮退要求をオペレーティ
ング・システムに通知し、この計算機システム管理装置
から通知される縮退要求に基づいて、オペレーティング
・システムにより、複数のプロセッサのうち、該当する
プロセッサの一部のみを休止状態にするように構成する
ことにより、本体装置の温度異常が発生した場合、計算
機システムを停止させることなく、計算機システムを縮
退させて運転を続行させることができるという効果があ
る。
【0051】請求項5記載の発明は、計算機システム管
理装置により、本体装置の温度異常を検出したき、予め
登録されているプロセッサの縮退順序を基に該当するプ
ロセッサを停止状態にする縮退要求をオペレーティング
・システムに通知し、この計算機システム管理装置から
通知される縮退要求に基づいて、オペレーティング・シ
ステムにより、複数のプロセッサのうち、該当するプロ
セッサの一部のみを休止状態にするように構成すること
により、本体装置の温度異常が発生した場合、計算機シ
ステムを停止させることなく、計算機システムを縮退さ
せて運転を続行させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の計算機システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態2の計算機システム
の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態3の計算機システム
の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態4の計算機システム
の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の計算機システムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 計算機システム、2 計算機システム管理装置、3
電源装置、4 バッテリバックアップ装置、5 本体
装置、5−1〜5−n プロセッサ、6 環境情報、6
−0 本体装置内の温度情報、6−1〜6−n プロセ
ッサ5−1〜5−nの温度情報、6−A 入力電源の電
源情報、6−B バッテリバックアップ装置のバッテリ
情報、7 縮退/復旧要求、8 縮退/復帰結果、9
入力電源、10 給電、11 充電/給電、21、31
縮退予約テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/177 G06F 15/16 400S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサを有する計算機システ
    ムにおいて、環境条件の異常を検知したとき、オペレー
    ティング・システムに縮退要求を通知する計算機システ
    ム管理装置と、計算機システム管理装置から通知される
    縮退要求に基づいて、複数のプロセッサのうち、該当す
    るプロセッサの一部のみを休止状態にするオペレーティ
    ング・システムとを有することを特徴とする計算機シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の計算機システムにおい
    て、計算機システム管理装置は、該システムの電源電圧
    の低下を検出しときに通知される各プロセッサの温度情
    報に基づいて、最も発熱量の大きいプロセッサを停止状
    態にする縮退要求をオペレーティング・システムに通知
    することを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の計算機システムにおい
    て、計算機システム管理装置は、該システムの電源電圧
    の低下を検出したとき、予め登録されているプロセッサ
    の縮退順序に基づいて、プロセッサを停止状態にする縮
    退要求をオペレーティング・システムに通知することを
    特徴とする計算機システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の計算機システム
    において、計算機システム管理装置は、該システムの本
    体装置の温度異常を検出したときに通知される各プロセ
    ッサの温度情報に基づいて、最も発熱量の大きいプロセ
    ッサを停止状態にする縮退要求をオペレーティング・シ
    ステムに通知することを特徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3に記載の計算機システム
    において、計算機システム管理装置は、該システムの本
    体装置の温度異常を検出したとき、予め登録されている
    プロセッサの縮退順序に基づいて、プロセッサを停止状
    態にする縮退要求をオペレーティング・システムに通知
    することを特徴とする計算機システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7814489B2 (en) 2004-11-04 2010-10-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Processor system with temperature sensor and control method of the same
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CN103577270A (zh) * 2013-10-30 2014-02-12 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 控制分体式移动终端的使用方法及分体式移动终端

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