JP3831377B2 - コンピュータ・システムにおける電力障害を解析する方法および装置 - Google Patents

コンピュータ・システムにおける電力障害を解析する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は一般にコンピュータ・システムにおける電力障害解析に関する。
1948のEDVACコンピュータ・システムの開発はコンピュータ時代の幕開けとしてしばしば引用される。その時以来、コンピュータ・システムはきわめて複雑な装置に進化し、様々な環境で使われるようになった。コンピュータ時代の開幕以来、コンピュータがあるタスクをいかにうまく実行しうるかを判断するためにコンピュータの性能を計測してきた。コンピュータ性能の尺度の1つにRAS(信頼性(reliability)、可用性(availability)、および保守容易性(serviceability))がある。コンピュータ・システムのRASを向上させるために、診断機構を備える場合が多い。一般に、診断機構とはコンピュータ・システムの試験中または動作中に当該コンピュータ・システムのハードウェア部とソフトウェア部で発生するエラーまたは障害を検出して解析するものである。コンピュータ・システムにおける診断機構は通常、エラーまたは障害が発生したときにそれらを検出してそのようなエラーまたは障害を記録し、後刻における診断プログラムによる解析の用に供する。
たとえば、コンピュータ・システムにおける電力障害診断機構はコンピュータ・システムの電力システムにおける障害を検出し解析する。ここでは「電力システム」なる用語を広く用い、コンピュータ・システムの様々な電子構成要素、たとえば中央電子回路複合体(central electronics complex:CEC)や大容量記憶装置などに電力を供給するシステムとして定義している。電力システムにおける検出と解析は通常電力(utility power)の擾乱(じょうらん:disturbance)に起因する相互影響と偽表示によって複雑になっている。そのような擾乱は(通常、電力会社から)電力システムに供給される入力電力が数ミリ秒から数時間の間、特定の限界からはずれたときに発生する。通常電力の擾乱には(ブラックアウトと呼ばれることの多い)全面的な停電、(ブラウンアウトと呼ばれることの多い)電力低下、および過渡歪がある。
既存の電力障害診断機構は通常電力の擾乱を検出するのに交流(AC)損失検出器を用いている。それにもかかわらず、通常電力の擾乱が発生したときに、既存の電力障害診断機構は偽の表示をする、あるいは発生したことに対して何の表示もしないことが多い。通常電力の擾乱を検出すると、それを揮発性メモリに記録する。電力損失は突然に予期しない形で起こる可能性あるから、通常、それが発生したときにイベント(事象)の不揮発性記録を作成している時間がない。通常電力の擾乱が長時間継続すると、そのイベントの揮発性記録は失われる。障害の記録が残っていないから、既存の電力障害診断機構はこの状況において、発生したことを表示することができない。偽表示をする状況とは、既存の電力障害診断機構はAC損失検出器が通常電力の擾乱を検出していないのに、電力システムにおいて障害が発生したという偽の表示をする状況のことである。AC損失検出器は様々な理由により通常電力の擾乱を検出しないことがありうる。たとえば、電力システム、その負荷、およびAC損失検出器の変動に起因する偽の指示を避けるために、AC損失検出器が通常電力の擾乱を検出する際に依拠するしきい値を比較的高く設定していることがある。同様に、電力システムは波形や高調波、AC損失検出器の応答時間などの要因に起因した通常電力の擾乱であって、AC損失検出器が検出しない通常電力の擾乱に影響される可能性がある。これらの状況の各々(すなわち、無表示状況と偽表示状況)によって、不必要な保守点検呼び出しを行いがちであり、さらには電力システムの構成要素を不必要に交換することもありうる。
シュレンク(Schlenk)の米国特許第4533865号には、データ処理システムにおいて電力線障害を特定して格納する回路構成が開示されている。整流済み電力線電圧を比較回路に供給して基準電圧と比較する。整流済み電力線電圧が基準電圧より低くなったら、そのイベントを双安定リレーを備えたメモリに記録する。その結果、電力線入力電圧が復旧しても、電力線障害は格納され続ける。しかしながら、この回路構成が使用している比較方式は矛盾した結果を提示する。一方では、この回路構成は電力システム、その負荷、および回路構成の変動に起因する通常電力の擾乱であって、電力システムに影響しない通常電力の擾乱を特定する可能性がある。換言すると、この回路構成は電力システムが乗り切ってしまう通常電力の擾乱を表示する可能性がある。他方、波形や高調波、この回路構成の応答時間などに起因する・通常電力の擾乱であって、この回路構成が特定しない通常電力の擾乱に電力システムが影響される可能性がある。また、この回路構成は整流済み電力線電圧の上昇中、およびデータ処理システム全体がオフになったときにメモリを遮断するために禁止信号を用いている。比較方式の場合と同様に、しきい値の相違に起因して、整流済み電力線電圧の上昇中の禁止の間に様々な矛盾する結果を招来する可能性がある。さらに、データ処理システムがオフしたときに禁止信号を使用しているから、この回路構成はシステムがオンしたときにシステムに影響をあたえる可能性のある通常電力の擾乱を記録することができない。最後に、この回路構成によると、データ処理システムのコストが顕著に増大してしまう。
したがって、通常電力の擾乱を特定し記録する点でより優れ機能強化した電力障害診断機構を提供することが求められている。
米国特許第4533865号
本発明の目的は従来技術に付随するこれらの問題および他の問題を扱う機能強化した電力障害診断機構を提供することである。
本発明のこれらの目的および他の目的は不揮発性メモリに格納された状態変数を利用するコンピュータ・システムにおける電力障害解析を行う装置、プログラム製品、および方法を提供することにより達成される。状態変数の状態はコンピュータ・システムがパワーオフ要求に応答してパワーダウンしていたか否かによって決まる。制御装置を備えた電力システムは通常電力を受電しコンピュータ・システムの電気構成要素に電力を供給する。状態変数は電力システムに関連付けられた情報回路の不揮発性メモリ・フィールドに記録する。状態変数はコンピュータ・システムがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとる。状態変数はコンピュータ・システムがパワーオフ要求に応答してパワーオフし第2の状態になるまで第1の状態を維持する。たとえば通常電力の擾乱のあとで通常電力が復旧してパワーアップすると、制御装置は情報回路の不揮発性メモリ・フィールドに格納されている状態変数を読み取る。これにより、制御装置は当該制御装置が読み取る状態変数が第1の状態にあるときに通常電力の擾乱が発生したと判断することができる。換言すると、コンピュータ・システムはパワーオフ要求の恩恵を受けることなく通常電力の擾乱の結果としてシャットダウンする。この判断によって、シャットダウンは通常電力の擾乱の結果であったということが明白になる。したがって、不必要な保守呼び出しや電力システムの不必要な取り換えを無くすことができる。また、従来技術の検出器(たとえばAC損失検出器)の使用ならびにそれに付随するコストおよびしきい値関連の矛盾を避けることができる。
情報回路は不揮発性メモリ、たとえば不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)、様々な種類のプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(PROM)、CMOSメモリ、フラッシュ・メモリなどを備えた重要フロダクト・データ(VPD)回路であるのが望ましい。
制御装置は情報回路からアクセスする状態変数に基づいたエントリを含むローカル・エラー・ログを保持しているのが望ましい。次いで、オペレーティング・システムはローカル・エラー・ログの内容に基づいたエントリをシステム・エラー・ログに記録する。ローカル・エラー・ログおよび/またはシステム・エラー・ログに格納するエントリはタイムスタンプを押して通常電力の擾乱イベントの時間記録を実現する。(「Aおよび/またはB」は「AおよびB、A、またはB」を表わす。)
制御装置はコンピュータ・システムがパワーオフしているときはスタンバイ・モードで動作するのが望ましい。これにより、制御装置はコンピュータ・システムがパワーオフしているときであっても通常電力の擾乱が発生したことを判断することができる。換言すると、コンピュータ・システムがパワーオフ要求に応答してすでにシャットダウンしたあとに通常電力の擾乱が発生した場合、制御装置が読み取る状態変数は第2の状態になる。この判断が有利なのは、好ましくはコンピュータ・システムが動作中に通常電力の擾乱イベントが繰り返す前に、通常電力の擾乱を調査して修正することができるからである。したがって、将来の不必要な保守呼び出しや電力システムの不必要な取り換えを無くすことができる。そしてここでも、従来技術の検出器(たとえばAC損失検出器)の使用ならびにそれに付随するコストおよびしきい値関連の矛盾を避けることができる。
コンピュータ・システムは複数のフレームを備えることができる。各フレームは少なくとも1つの電力システムを備えている。各フレームはシステム電力制御ネットワーク(system power control network: SPCN)によってリンクされている。この場合、各フレームにおいて当該フレームの制御装置がローカル・エラー・ログを保持している。オペレーティング・システムは各フレームにおいて保持されているローカル・エラー・ログに個別にアクセスしてシステム・エラー・ログ80に入る。
図1はネットワーク化したコンピュータ・システムの形態でコンピュータ・システム10を示す図である。コンピュータ・システム10はネットワーク20によってサーバ・コンピュータ18(たとえばPCベースのサーバ、ミニコンピュータ、中型コンピュータ、メインフレーム・コンピュータなど)に接続された少なくとも1つのクライアント・コンピュータ12、14、16(たとえばPCベースのコンピュータ、ワークステーションなど)を備えている。下で詳述するように、サーバ・コンピュータ18は図1に示す単一の格納装置の代わりに複数の格納装置を備えていてもよい。これらの格納装置はホスト・システム・バスのような、システムのデータ、アドレス、および制御の相互接続を通じて互いに接続されている。また、これらの格納装置はシステム電力制御ネットワーク(system power control network: SPCN)を通じて互いに接続されている。ネットワーク20は任意の型のネットワーク化した相互接続を代表している。たとえば、ネットワーク20として、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、無線ネットワーク、および公衆ネットワーク(たとえばインターネット)を用いることができる。また、ネットワーク20は電力制御ネットワークを含んでいる。さらに、ネットワーク20を通じて任意個数のコンピュータおよび他の装置(たとえば複数のサーバ)をネットワーク化することができる。
クライアント・コンピュータ16(クライアント・コンピュータ12、14と同様のものである)は中央処理装置(CPU)22、コンピュータ・ディスプレイ24のような多数の周辺装置、記憶装置26、および様々な入力装置(たとえばマウス28とキーボード30)などを備えている。サーバ・コンピュータ18は同様に構成しうるが、当技術分野でよく知られているように通常、処理性能がより高く記憶容量がより大きい。
図2は本発明を使用する装置40用の典型的なハードウェアとソフトウェアの環境を別の方法で示す図である。本発明の目的のために、装置40は任意の型のコンピュータ、コンピュータ・システム、あるいは他のプログラム可能な電子装置、たとえばクライアント・コンピュータ(たとえば図1のクライアント・コンピュータ12、14、16と同様のもの)、サーバ・コンピュータ(たとえば図1のサーバ・コンピュータ18と同様のもの)、ポータブル・コンピュータ、組み込みコンピュータなどを実際上代表している。装置40は図1に示すようにネットワークに接続されていてもよいし、あるいは別の形態としてスタンドアローン装置であってもよい。以下では装置(apparatus)40を「コンピュータ(computer)」と呼ぶが、認識すべき点を挙げると、「装置(apparatus)」なる用語は他の好適なプログラム可能な電子装置をも含んでいる。
コンピュータ40は通常、メモリ44に接続された少なくとも1つのプロセッサを備えている。プロセッサ42は少なくとも1つのプロセッサ(たとえばマイクロプロセッサ)を代表している。メモリ44はコンピュータ40の主記憶を構成しているランダム・アクセス・メモリ(RAM)装置および任意の補助レベルのメモリ(たとえばキャッシュ・メモリ)、不揮発性メモリやバックアップ・メモリ(たとえばプログラマブル・メモリやフラッシュ・メモリ)、リード・オンリー・メモリなどを代表している。また、メモリ44はコンピュータ40内のどこかに物理的に設けられたメモリ記憶装置(たとえばプロセッサ42内の何らかのキャッシュ・メモリ)、および仮想メモリ(たとえば大容量記憶装置46やコンピュータ40にネットワーク48を介して接続された別のコンピュータに格納されている仮想メモリとして使用されている何らかの記憶機能)を含むものと考えられる。
コンピュータ40は通常、外部と情報をやり取りするために多数の入力と出力の受信もする。ユーザまたは操作者とのインタフェース用に、コンピュータ40は通常、少なくとも1つの入力装置50(たとえばキーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、タッチパッド、および/またはツイクロフォンなど)およびディスプレイ52(たとえばCRTモニタ、LCDディスプレイ・パネル、および/またはスピーカなど)を備えている。しかしながら認識すべき点を挙げると、コンピュータ40の一部の実装(たとえばサーバ・コンピュータの一部の実装)では、コンピュータは直接ユーザ入力と直接ユーザ出力をサポートしていない。
補助記憶装置については、コンピュータ40は少なくとも1つの大容量記憶装置46、たとえばフロッピー(R)・ディスク駆動装置その他の着脱可能ディスク駆動装置、ハード・ディスク駆動装置、DASD(direct access storage device)、光駆動装置(たとえばCD駆動装置、DVD駆動装置など)、および/またはテープ駆動装置なども備えている。また、コンピュータ40はネットワークに接続された他のコンピュータと情報をやり取りするのを可能にする少なくとも1つのネットワーク48(たとえばLAN、WAN、無線ネットワーク、および/またはインターネットなど)とのインタフェースを備えている。
コンピュータ40は通常、少なくとも1つの電力システム54をも備えている。電力システム54は通常電力56を受け取りコンピュータ40の様々な電子構成要素、たとえば中央電子回路集積(CEC)(たとえば通常、CECにはプロセッサ42とメモリ44が含まれる)、大容量記憶装置46、冷却ファンなどに電力を供給する。電力システム54は1以上の電力システムを代表している。説明を簡明にするために、図2には電力システム54からコンピュータ40の様々な電気構成要素に電力を供給する電気接続は示されていない。これらの電気接続は当技術分野でよく知られている。以下、電力システム54への入力電力を「通常電力(utility power)」と呼ぶ。というのは、入力電力は通常、公益電力会社(electric utility)が供給しているからである。しかしながら認識すべき点を挙げると、ここで使用している「通常電力」なる用語には他の入力電力、たとえば電池、発電機、燃料電池、太陽電池、風力発電機なども含まれる。
電力システム54は通常、電力コントローラ58を備えている。図2では電力コントローラ58を電力システム54内に示したが、電力コントローラ58は電力システム54から物理的に離れた場所に位置していてもよい。電力コントローラ58はプロセッサ42に接続されてシステム電力制御ネットワーク(sytem power control network:SPCN)の一部を形成している。SPCNは説明を簡易にするために図2には示されていない。下で詳述するように、コンピュータ40は図2に示す単一の格納装置の代わりに複数の格納装置を備えていてもよい。各格納装置は通常、独自の電源54と電力コントローラ58を備えている。そして、電力コントローラ58は通常、格納装置群の間に伸びるSPCNを通じて互いに接続されている。いずれにしても、当技術分野でよく知られているように、電力コントローラ58は通常、SPCNを通じてコンピュータ40の様々な電気構成要素(たとえばCEC、大容量記憶装置46、冷却ファンなど)の状態を監視しており、電力システム54の電気接続を通じてこれら電気構成要素に供給される電力を時々調整する。たとえば、SPCNは米国特許第5117430号および米国特許第6122256号に開示されているような低容量のシリアル・ネットワークである。
電力コントローラ58は通常、マイクロプロセッサ60、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)62、およびPOST(power-on self test) プログラム66を格納したリード・オンリー・メモリ(ROM)64を備えている。POSTプログラム66は通常電力56が電力コントローラ58にはじめて印加されたときに電力コントローラ58の試験を実行する。POSTプログラム66はさらに電力コントローラ58にVPDチップ70を読み取らせる。VPDチップ70は下で詳述するように、不揮発性メモリに格納された電力状態変数を含んでいる。また、当技術分野でよく知られているように、ROM64には通常、コンピュータ40の様々な電気構成要素(たとえばCEC、大容量記憶装置46、冷却ファンなど)の状態をモニタするとともに時々調整するプログラム(図示せず)が格納されている。マイクロプロセッサ60はRAM62、ROM64、およびVPDチップ70の各々に接続されている。図2にはRAM62とROM64が電力コントローラ58内にあるように示されているが、RAM62とROM64は電力コントローラ58から物理的に離れた場所にあってもよい。
当技術分野でよく知られているように、コンピュータ40の様々な構成要素(たとえばCEC、電力コントローラ58、大容量記憶装置46、冷却ファンなど)は重要プロダクト・データ(vital product data: VPD)チップを備えることができる。説明を簡明にするために、図2には1つのVPDチップしか示されていない。すなわち、電力コントローラ58に関連付けられたVPDチップ70である。他のVPDチップは本発明の実施形態と密接な関係にない。各VPDチップはコンピュータ40の構成要素に関連付けられており、その関連付けられた構成要素に関する重要プロダクト・データ(VPD)情報を格納している。VPDチップは通常、VPD情報を不揮発性メモリに格納している。当技術分野でよく知られているように、VPDチップ中のVPD情報は通常、電力コントローラ58がSPCNを通じて書き込むとともにアクセスする。通常、電力コントローラ58は操作者パネル74に接続されている。操作者パネル74は電力コントローラ58がモニタしている、コンピュータ40の構成要素における電力コンディションの状態を表示するのに使用する。システム装置に関連付けられたVPD回路を用いて電力と冷却に関係するシステム装置の構成を決定し設定する典型的な方法と装置が米国特許第5935252号に記載されている。
本発明の一実施形態によると、下で詳述するように、電力コントローラ58は状態変数を含むVPDチップ70の新たな不揮発性メモリ・フィールド(すなわち電力状態フィールド)にアクセスするとともに書き込む。状態変数の状態はコンピュータ・システムがパワーオフ要求に応答してパワーダウンしたか否かによって決まる。VPDチップ70の電力状態フィールドは電力コントローラ58がVPD情報と同様の方法でSPCNを通じて書き込むとともにアクセスする。電力コントローラ58はVPDチップ70の電力状態フィールドからアクセスする状態変数に基づくエントリを備えたローカル・エラー・ログ72をRAM62に構築する。
認識すべき点を挙げると、当技術分野でよく知られているように、コンピュータ40は通常、プロセッサ42と、メモリ44、大容量記憶装置46、ネットワーク48、ユーザ入力装置50、ディスプレイ52、および電力コントローラ58の各々との間に好適なアナログ・インタフェースおよび/またはディジタル・インタフェースを備えている。同じく認識すべき点を挙げると、当技術分野でよく知られているように、コンピュータ40は通常、電力コントローラ58と操作者パネル74との間に好適なアナログ・インタフェースおよび/またはディジタル・インタフェースを備えている。
さらに認識すべき点を挙げると、当技術分野でよく知られているように、電力コントローラ58は通常、マイクロプロセッサ60と、RAM62、ROM64、およびVPDの各々との間に好適なアナログ・インタフェースおよび/またはディジタル・インタフェースを備えている。
コンピュータ40はオペレーティング・システム76の制御下で動作し、様々なコンピュータ・ソフトウェア・アプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュールなど(たとえば実行可能プログラム78など)を実行する。また、様々なアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュールなどは、たとえば分散コンピューティング環境またはクライアント・サーバ・コンピューティング環境においてコンピュータ40にネットワーク48を介して接続された別のコンピュータの少なくとも1つのプロセッサでも実行することができる。これにより、コンピュータ・プログラムの機能を実装するのに必要な処理をネットワークを介して複数のコンピュータに配置することが可能になる。
オペレーティング・システム76は通常、ローカル・エラー・ログ72の内容に基づいたエントリを含むシステム・エラー・ログ80を備えている。通常、オペレーティング・システム76は電力コントローラ58に未報告のイベントを照会する。この照会に応答して、電力コントローラ58はオペレーティング・システム76にローカル・エラー・ログ72へのアクセス権を付与する。オペレーティング・システム76はローカル・エラー・ログ72からの各エントリをシステム・エラー・ログ80に書き込む。各エントリをシステム・エラー・ログ80に書き込むときにオペレーティング・システム76がタイムスタンプを押すのが望ましい。たとえば、オペレーティング・システム76はシステム・クロックに基づいてエントリに時刻と日付のフィールドを付加する。別の構成では、各エントリはローカル・エラー・ログに入力するときに電力コントローラ58がタイムスタンプを押す。システム・エラー・ログ80のエントリはコンピュータ・ユーザまたは保守要員がディスプレイ52で閲覧することができる。
上述したように、コンピュータ40は図2に示す単一の格納装置(ここではフレームと呼ぶ)の代わりに複数のフレームを備えることができる。次に、図3を参照する。CECフレーム82は通常、少なくとも1つの入力/出力(I/O)フレーム84にSPCN86と(説明を簡明にするために図3には図示していない)ホスト・バス・システムを通じて接続されている。説明を簡明にするために図3には図示していないが、CECフレーム82は通常、CEC(たとえば通常、CECにはプロセッサとメモリが含まれる)とオペレーティング・システム(OS)を備えている。I/Oフレーム84は通常、補助I/O装置、たとえば少なくとも1つの大容量記憶装置および/または追加のプロセッサを備えている。CECフレーム82は通常電力56を受電する電力システム54を備え、電力コントローラ58を備えている。同様に、I/Oフレーム84は通常電力56’を受電する電力システム54’を備え、電力コントローラ58’を備えている。CECフレーム82のCECとオペレーティング・システム(OS)はI/Oフレーム84のI/O装置とホスト・システム・バスを通じて接続されている。また、CECフレーム82の電力コントローラ58はI/Oフレーム84の電力コントローラ58’とSPCN86を通じて接続されている。CECフレーム82で電力コントローラ58がローカル・エラー・ログを保持しているのと同様に、I/Oフレーム84では電力コントローラ58’がローカル・エラー・ログを保持している。オペレーティング・システムはCECフレーム82で保持されているローカル・エラー・ログとI/Oフレーム84で保持されているローカル・エラー・ログとに個別にアクセスしてシステム・エラー・ログ80に入る。オペレーティング・システムはI/Oフレーム84で保持されているローカル・エラー・ログにはSPCN86を通じてアクセスする。
認識すべき点を挙げると、各電力システム54、54’は通常電力に独立に接続されているから、コンピュータ・システム40全体が通常電力の擾乱を経験しても、フレーム群が同じ公益電力回路に接続されているわけではないから、たった1つのフレームが通常電力の擾乱を経験しているだけであるということもありうる。本発明によれば、すべてのフレームで発生する通常電力の擾乱を検出し、そのイベントをシステム・エラー・ログ80に記録することが可能になるという利点がある。
一般に、本発明の実施形態を実現するために実行するルーチンは、それがオペレーティング・システムまたは特定のアプリケーション、コンポーネント、プログラム、オブジェクト、モジュール、もしくは命令の手順の一部として実装されていると否とにかかわらず、ここでは「コンピュータ・プログラム」あるいは単に「プログラム」と呼ぶことにする。コンピュータ・プログラムは通常、様々な時に様々なメモリや記憶装置に存在し、コンピュータ内の少なくとも1つのプロセッサによって読み取られ実行されると当該コンピュータに本発明の様々な側面を具体化するステップ群または構成要素群を実行するのに必要なステップ群を実行させる少なくとも1つの命令から構成されている。また、完全に機能するコンピュータおよびコンピュータ・システムの文脈で本発明を説明したし今後もそうするが、当業者が認識しうるように、本発明の様々な実施形態は様々な形態のプログラム製品として配布することができる、そして本発明は実際に配布を行うのに使用する特定の種類の信号担持媒体とは無関係に等しく適用することができる。信号担持媒体の例としては次に挙げるものがあるが、それらに限定されない。すなわち、記録型媒体(たとえば揮発性メモリ装置、不揮発性メモリ装置、フロッピー(R)・ディスクその他の着脱可能ディスク、ハード・ディスク駆動装置、光ディスク〔たとえばCD−ROM、DVDなど〕など)および伝送型媒体(たとえばディジタル通信リンク、アナログ通信リンクなど)である。
また、下で説明する様々なプログラムは本発明の特定の実施形態においてそれらを実現する際に対象とする用途に基づいて特定することができる。しかしながら認識すべき点を挙げると、特定のプログラムの命名法は便宜上のものにすぎないから、本発明はそのような命名法によって特定され、および/または示唆される特定の用途における使用のみに限定すべきではない。
当業者が理解しうるように、図1、図2、および図3に示す典型的な実施形態は本発明を限定することを意図していない。無論、当業者が理解しうるように、本発明の範囲の内で別のハードウェア環境および/またはソフトウェア環境を使用することができる。
電力システムにおける障害の検出と解析は通常電力の擾乱に起因する相互影響と偽表示によって複雑になっている。そのような擾乱が発生するのは電力システムに供給される通常電力が特定の限界からはみ出したときである。通常電力の擾乱には全面的な停電(ブラックアウトと呼ばれることが多い)、電力低下(ブラウンアウトと呼ばれることが多い)、短時間擾乱(たとえば数ミリ秒間の停電)などがある。短時間擾乱(これが最も一般的な通常電力の擾乱である)はコンピュータをクラッシュさせる可能性があるが、室内照明を点滅させない場合が多いから、ユーザは擾乱が発生したことに気付かない。従来技術の電力障害診断機構は通常、AC損失検出器によって通常電力の擾乱を扱っている。あいにく、そのような損失検出器を使用していると、しきい値関連の不都合と余分なコストといったいくつかの不都合が招来される。
本発明は損失検出器を使用する必要のない新たな方法で通常電力の擾乱を扱う。その代わりに、本発明は不揮発性メモリに格納された状態変数を使用する。状態変数の状態はコンピュータ・システムがパワーオフ要求に応答してパワーダウンしたか否かによって決まる。したがって、本発明によれば、損失検出器の使用に付随するしきい値関連の不都合と余分なコストが招来されることがない。
引き返して図2を参照する。状態変数は電力システム54に関連付けられた不揮発性メモリ(VPDチップ70の不揮発性メモリ・フィールドが望ましい)に記録する。コンピュータ40がパワーオンし動作中のとき、状態変数は第1の状態にあるものとする。状態変数はコンピュータ40がパワーオフ要求に応答してパワーオフし第2の状態に入るまで、第1の状態のままである。たとえば通常電力の擾乱のあとで通常電力56が復旧しパワーアップすると、電力コントローラ58はVPDチップ70の不揮発性メモリ・フィールド中の状態変数を読み取る。これにより、電力コントローラ58は当該電力コントローラ58が読み取る状態変数が第1の状態にあるときに通常電力の擾乱が発生したと判断することができる。換言すると、コンピュータ40はパワーオフ要求の恩恵を受けることなく通常電力の擾乱の結果としてシャットダウンする。この判断によって、シャットダウンは通常電力の擾乱の結果であったということが明白になる。したがって、不必要な保守呼び出しや電力システム54の不必要な取り換えを無くすことができる。また、従来技術の検出器(たとえばAC損失検出器)の使用ならびにそれに付随するコストおよびしきい値関連の矛盾を避けることができる。
電力コントローラ58はコンピュータ・システム40がパワーオフしているとき、スタンバイ・モードで動作しているのが望ましい。これにより、電力コントローラ58はコンピュータ40がパワーオフしているときであっても、通常電力の擾乱が発生したことを判断することができるようになる。換言すると、コンピュータ40がパワーオフ要求に応答してすでにシャットダウンしたあとに通常電力の擾乱が発生すると、電力コントローラ58が読み取る状態変数は第2の状態にあることになる。上記判断が有利なのは、それにより好ましくはコンピュータ40が動作中に通常電力の擾乱イベントが繰り返す前に、通常電力の擾乱を調査して修正することができるからである。したがって、将来の不必要な保守呼び出しや電力システム54の不必要な取り換えを無くすことができる。そしてここでも、従来技術の検出器(たとえばAC損失検出器)の使用ならびにそれに付随するコストおよびしきい値関連の矛盾を避けることができる。
電力コントローラ58は通常、スタンバイ電源が供給するスタンバイ電力で動作している。したがって、電力コントローラ58はコンピュータ40とは異なった仕方で通常電力の擾乱に反応することができる。これは電力コントローラ58がCECまたはI/O装置と比べてほとんど電力を必要としないので、主電力システムの電源を機能不全に陥らせ(すなわち通常状態からはみ出させ)、CECまたはI/Oフレームをシャットダウンさせる通常電力の擾乱を、電力コントローラ58はスタンバイ電源の固有容量によって乗り切れるからである。CECまたはI/Oフレームがシャットダウンしても電力コントローラ58が動作し続けていれば、当該電力コントローラ58は電力を喪失することがないから、これらの機能不全を検出し記憶しておくことができる。ところで、この種の通常電力の擾乱は本願の主題ではない。そうではなく、本願はコンピュータ40と電力コントローラ50の双方をシャットダウンさせ、当該イベントの不揮発性の記憶を喪失させるような通常電力の擾乱に関する。そして、通常電力の擾乱はきわめて迅速に発生しうるから、電力コントローラ58も電力を喪失しているときに通常電力の擾乱が発生すると、当該イベントの不揮発性の記憶を作成する時間がない可能性がある。本発明の一側面は不揮発性メモリに格納された電力状態変数を使用することにより、この問題を扱う。
機能不全(たとえば電源機能不全)が実際に発生し、その機能不全によってCECまたはI/Oフレームが突然にシャットダウンしても、ユーザからのパワーオフ要求は存在しない。そのようなイベントは通常電力の擾乱ではない。電力コントローラ58は構成要素の機能不全が通常電力の擾乱に起因するものではなかったから、動作を継続している。電力コントローラ58は電源機能不全を検出しその機能不全によってCECまたはI/Oフレームがシャットダウンしたことを検出する。この場合、電力状態変数は電力コントローラ58によって、(当該イベントは通常電力の擾乱に起因するものではなかったことが分かっているから)あたかもユーザからパワーオフ要求が出されていたかのように第2の状態に書き込まれる。この技法を使用して、システムの機能不全が実際にはそうではないのに通常電力の擾乱に起因したと誤って表示するのを防止することができる。
VPDチップ70は不揮発性メモリ、たとえば不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)、様々な種類のプログラマブル・リード・オンリー・メモリ(PROM)、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)メモリ、フラッシュ・メモリなどを備えている。状態変数はVPDチップ70の不揮発性メモリの1つのフィールドに記録する。認識すべき点を挙げると、状態変数はかならずしもVPDチップ70に記録する必要はなく、電力システム54に関連付けられた任意の不揮発性メモリに記録することができる。
図4はVPDチップ70の不揮発性メモリ90内で使用するデータ形式の一例を示す図である。無論、他のデータ形式を使用してもよい。したがって、本発明は図4に示すデータ形式の使用に限定されない。不揮発性メモリ90としては、たとえば256バイトのシリアルEEPROM(electrically erasable programmable read only memory)を用いることができる。無論、他のサイズと種類の不揮発性メモリを用いてもよい。したがって、本発明はこの例で示すサイズと種類の不揮発性メモリの使用に限定されない。不揮発性メモリ90は電力コントローラVPD領域92とSPCN不揮発性記憶領域94を備えている。
当技術分野でよく知られているように、電力コントローラVPD領域92は電力コントローラ58用の重要プロダクト・データ、たとえば部品番号、シリアル番号、製造データなどを格納するフィールド群を備えている。電力コントローラVPD領域92のフィールド群は通常、電力コントローラ58を製造するときに書き込む。
SPCN不揮発性記憶領域94は電力コントローラ58が使用する不揮発性変数を含むフィールド群、たとえば構成IDフィールド96、SPCNアドレス・フィールド97、フレームTMSフィールド98、および電力状態フィールド100を備えている。当技術分野でよく知られているように、構成IDフィールド96は電源やファンなどの必要個数を予期しうるように、電力コントローラ58を設置したフレームの構成を特定している。構成IDフィールド96は通常、コンピュータを製造するときおよび実稼働時において必要なときに書き込む(たとえばフレームの構成は製造時のものから実稼働時には変化する可能性がある)。
当技術分野でよく知られているように、EPCNアドレス・フィールド97は電力コントローラ58を設置したフレームのアドレスを特定している。たとえば、EPCNアドレス97はEPCNを介して伝送するコマンドと応答用に通常使用されているRRUアドレス形式で表わすことができる。このようなRRUアドレス形式は当技術分野でよく知られており、通常、予約フィールド、ラック(またはフレーム)アドレス・フィールド、およびユニット・アドレス・フィールドを備えている。無論、他のアドレス形式を使用してもよい。したがって、本発明はRRUアドレス形式の使用に限定されない。EPCNアドレス・フィールド97は通常、コンピュータを製造するときおよび実稼働時において必要なときに書き込む(たとえばフレームのアドレスは製造時のものから実稼働時には変化する可能性がある)。
当技術分野でよく知られているように、フレームTMSフィールド98は電力コントローラ58を設置したCECフレーム82またはI/Oフレーム84全体の種別(type)、モデル(model)、およびシリアル番号(serial number)を特定している。フレームTMSフィールド98は通常、コンピュータを製造するときおよび実稼働時において必要なときに書き込む(たとえばフレームの種別、モデル、およびシリアル番号は製造時のものから実稼働時には変化する可能性がある)。
本発明にとって最も重要なのは電力状態フィールド100である。電力状態フィールド100は電力コントローラ58を設置したフレームの電力状態を特定する状態変数を格納している。電力状態フィールド100はたとえば1ビットである。フレームがパワーオンされて動作しているときには、電力コントローラ58が状態変数に第1の状態を書き込む。状態変数はフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフし電力コントローラ58が第2の状態に変更するまで、第1の状態のままである。たとえば通常電力の擾乱のあとで通常電力56が復旧しパワーアップすると、電力コントローラ58はVPDチップ70の不揮発性メモリ90の電力状態フィールド100を読み取る。これにより、電力コントローラ58は当該電力コントローラ58が読み取る状態変数は第1の状態であるときに通常電力の擾乱が発生したと判断することができる。換言すると、フレームはパワーオフ要求の恩恵を受けることなく通常電力の擾乱の結果としてシャットダウンする。この判断によって、シャットダウンは通常電力の擾乱の結果であったということが明白になる。したがって、不必要な保守呼び出しや電力システム54の不必要な取り換えを無くすことができる。また、従来技術の検出器(たとえばAC損失検出器)の使用ならびにそれに付随するコストおよびしきい値関連の矛盾を避けることができる。
認識すべき点を挙げると、電力状態フィールド100は任意のサイズでありうる。したがって、本発明は上例で示した1ビット・サイズの使用に限定されない。たとえば、電力状態フィールド100をもっと大きく(たとえば2ビット〜1バイト以上に)作って頑強性を増大させることができる。また、3以上の状態を使用するのが望ましい場合もある。以下、3つの状態を使用する場合を説明する。製造後はじめて、あるいはVPDチップ70を備えた現場交換可能ユニット(field replacement unit: FRU)を交換した後はじめて電力コントローラ58に電力を印加すると、状態変数は不明値を格納することになる。状態が2つしかない場合、不明値はフレームがパワーアップまたはパワーダウンしていた間に通常電力の擾乱が発生したことを示すものとして解釈される。製造初期値を示す第3の状態を使用することにより、このたった1度の障害を避けることができる。
電力コントローラ58はVPDチップ70の不揮発性メモリ90の電力状態フィールド100からアクセスする状態変数に基づくエントリを備えたローカル・エラー・ログ72をRAM62中に保持しているのが望ましい。図5はローカル・エラー・ログ72中のエントリ102の典型的な障害コード形式を示すブロック図である。ローカル・エラー・ログ72はシステム・エラー・ログ80に記録するためにオペレーティング・システム76に報告するとともに操作者パネル74に表示するのが望ましい(ただし、通常電力の擾乱が過去に発生したが現在は障害がない場合には、通常電力の擾乱を示すコードを操作者パネル74に表示しないほうが望ましい場合もある)。無論、他の障害コード形式を使用してもよい。したがって、本発明は図5に示す障害コード形式の使用に限定されない。ローカル・エラー・ログ・エントリ102はシステム障害フィールド104、フレーム・フィールド106、および障害IDフィールド108を備えている。システム障害フィールド104は電力システムの機能不全とコンピュータ・システム40の他の部品の機能不全とを区別するものである。たとえば、システム障害フィールド104の「1」コードは電力システムの障害を示しており、他のコードはコンピュータ・システム40の他の部品の障害を示している。この例では、たとえば通常電力の擾乱のあと通常電力が復旧してパワーアップすると、電力コントローラ58はRAM62中のローカル・エラー・ログ72のエントリ102のシステム障害フィールド104に「1」コードを書き込む。無論、他のコードを使用してもよい。したがって、本発明はこの例のコードの使用に限定されない。
フレーム・フィールド106は障害を抱えているのはどのフレームであるかを示すものである。たとえば、フレーム・フィールド106はSPCNを利用するシステムにおいてラックとユニットを特定するのに通常使用されているRRUアドレス・コード形式で示す。このようなRRUアドレス・コード形式は当技術分野でよく知られており、通常、第1の予約フィールド、第2のラック(またはフレーム)アドレス・フィールド、および第3のユニット・アドレス・フィールドを備えている。たとえば、RRU=010はフレーム1(たとえば図3のCECフレーム82)であり、RRU=020はフレーム2(たとえば図3のI/Oフレーム84)である。無論、他のアドレス・コード形式を使用してもよい。したがって、本発明はRRUアドレス・コード形式の使用に限定されない。この例では、たとえば通常電力の擾乱のあと通常電力が復旧してパワーアップすると、電力コントローラ58はRAM62中のローカル・エラー・ログ72のエントリ102のフレーム・フィールド106にRRUコードを書き込む。フレーム・フィールド106により、通常電力の擾乱がCECフレーム82で発生したのか、および/またはI/Oフレーム84で発生したのかを判断することが可能になる。電力コントローラ58がCECフレーム82でローカル・エラー・ログ72を保持しているのと同様に、電力コントローラ58’はI/Oフレーム84でローカル・エラー・ログ72を保持している。CECフレーム82およびI/Oフレーム84の双方で通常電力の擾乱が発生した場合には、それぞれのローカル・エラー・ログ72の各々にある1つのエントリ102に書き込む。オペレーティング・システムはCECフレーム82とI/Oフレーム84で保持されているローカル・エラー・ログ群に個別にアクセスしてシステム・エラー・ログ80に入る。オペレーティング・システムはI/Oフレーム84で保持されているローカル・エラー・ログにはSPCNを通じてアクセスする。
障害IDフィールド108は障害コードを用いて特定の障害を示すものである。たとえば、「00AD」コードはフレームがパワーオンしていたときに発生した通常電力の擾乱を指示しており、「00AE」コードはフレームがパワーオフしていたときに発生した通常電力の擾乱を指示している。無論、別の障害コードを使用してもよい。したがって、本発明はこの例の障害コードの使用に限定されない。この例では、たとえば通常電力の擾乱のあと通常電力が復旧してパワーアップすると、電力コントローラ58はVPDチップ70の不揮発性メモリ90の電力状態フィールド100の状態変数を読み取り、その状態変数に基づいてRAM62中のローカル・エラー・ログ72のエントリ102の障害IDフィールド108に障害コードを書き込む。
オペレーティング・システム76はローカル・エラー・ログ・エントリ102に基づいてメモリ44のシステム・エラー・ログ80に1つのエントリを記録するのが望ましい。図6はシステム・エラー・ログ80のエントリ110の典型的な障害コード形式を示すブロック図である。無論、他の障害コード形式を使用してもよい。したがって、本発明は図6に示す障害コード形式の使用に限定されない。システム・エラー・ログ・エントリ110はシステム障害フィールド112、フレーム・フィールド114、障害IDフィールド116、およびタイムスタンプ・フィールド118を備えている。システム・エラー・ログ・エントリ110のシステム障害フィールド112、フレーム・フィールド114、および障害IDフィールド116はそれぞれ、ローカル・エラー・ログ102のシステム障害フィールド104、フレーム・フィールド106、および障害IDフィールド108と同一である。タイムスタンプ・フィールド118はオペレーティング・システム76がシステム・エラー・ログ110にエントリを作成するごとに設定する時刻フィールドと日付フィールドを備えているのが望ましい。あるいは、ローカル・エラー・ログ・エントリ102がタイムスタンプ・フィールドを備えてもよい。いずれにしても、エントリにタイムスタンプを押すことにより、通常電力の擾乱イベントの時間記録が実現する。
図7は電力コントローラがVPDチップの電力状態変数に書き込みを行うときに実行するステップ群を示すフローチャートを示す図である。まずブロック200で、電力コントローラは操作者パネルから電力要求、すなわちパワーオン要求またはパワーオフ要求を受け取る。従来と同様に、電力コントローラはパワーオン要求に応答してコンピュータ・システムをパワーオンし、パワーオフ要求に応答してコンピュータ・システムをパワーオフする。また、従来と同様に、個別フレームの各々に存在する電力コントローラはパワーオン要求に応答して当該フレームをパワーオンし、パワーオフ要求に応答して当該フレームをパワーオフする。ブロック210では、電力コントローラはパワーオン要求を受け取ったか否かを判断する。もしそうなら、コンピュータ・システム(またはフレーム)のパワーオンは成功したか否かを判断する。電力コントローラがパワーオン要求を受け取り、コンピュータ・システム(またはフレーム)のパワーオンが成功した場合、電力コントローラはブロック220でVPDチップの不揮発性メモリの電力状態フィールドの電力状態変数に第1の状態を書き込む。電力コントローラがパワーオン要求を受け取らなかった場合、またはコンピュータ・システム(またはフレーム)のパワーオンが成功しなかった場合、プロセスはブロック230へ移動する。ブロック230では、電力コントローラはパワーオフ要求を受け取ったか否かを判断する。電力コントローラがパワーオフ要求を受け取った場合、電力コントローラはブロック240でVPDチップの不揮発性メモリの電力状態フィールドの電力状態変数に第2の状態を書き込む。電力コントローラがパワーオフ要求を受け取らなかった場合、プロセスはブロック210へ戻る。
図8はローカル・エラー・ログ・エントリを作成し、それをローカル・エラー・ログに格納するステップ群を示すフローチャートを示す図である。まずブロック300で、電力コントローラが「コールド・スタート」する。コンピュータ・システムがパワーオフしているとき、電力コントローラはスタンバイ・モードで動作しているのが望ましい。それにもかかわらず、電力コントローラは通常電力の擾乱に起因して電力システムから通常電力が断するとパワーダウンし(たとえばその揮発性メモリの内容は失われる)、電力システムに通常電力が復旧するとパワーアップする。電力コントローラのこのパワーアップ・プロセスは「コールド・スタート」と呼ばれている。コールド・スタートの間、電力コントローラはPOSTプログラムを含むプログラム群をROMからロードする。ブロック310で、POSTプログラムは電力コントローラにVPDチップの不揮発性メモリの電力状態フィールドの状態変数を読み取らせる。ブロック320で、電力コントローラは電力状態変数に基づいてローカル・エラー・ログ・エントリを作成する。ブロック330で、電力コントローラはローカル・エラー・ログ・エントリをローカル・エラー・ログに書き込む。
コンピュータ・システムが複数のフレームを備えている場合、個別フレームの各々に存在する電力コントローラはブロック310でSPCNアドレス・フィールドをも読み取る。この場合、ブロック320で、個別フレームの各々に存在する電力コントローラはフレーム・アドレスに基づいてローカル・エラー・ログを追加的に作成する。CECフレームでその電力コントローラがローカル・エラー・ログを保持しているのと同様に、I/Oフレームではその電力コントローラがローカル・エラー・ログを保持している。オペレーティング・システムはCECフレームとI/Oフレームで保持されているローカル・エラー・ログ群に個別にアクセスしてシステム・エラー・ログに入る。オペレーティング・システムはI/Oフレームで保持されているローカル・エラー・ログにはSPCNを通じてアクセスする。
図9はシステム・エラー・ログ・エントリを作成し、それをシステム・エラー・ログに格納するステップ群を示すフローチャートを示す図である。まずブロック400で、プロセスはコンピュータ・システムのイニシャル・プログラム・ロード(IPL)で開始する。ブロック410で、オペレーティング・システムは電力コントローラに未報告のイベントを求める照会を発行する。ブロック410はIPL中またはIPL後に行うことができる。この照会に応答して、電力コントローラはオペレーティング・システムにローカル・エラー・ログへのアクセス権を付与する。ブロック420で、オペレーティング・システムはローカル・エラー・ログからローカル・エラー・ログ・エントリを読み取る。ブロック430で、オペレーティング・システムはこのローカル・エラー・ログ・エントリに基づいてシステム・エラー・ログ・エントリを作成する。オペレーティング・システムはブロック430でローカル・エラー・ログ・エントリにタイムスタンプを付加するのが望ましい。ブロック440で、オペレーティング・システムはシステム・エラー・ログにこのシステム・エラー・ログ・エントリを書き込む。
通常、現在継続中の障害しか表示されない。現在継続中でない障害(たとえば通常電力の擾乱)は保守作業が行われることがないから、表示されない。通常電力の擾乱は、(電力システムの構成要素ではなく)通常電力の擾乱が障害を引き起こしたということを明白にするために、システム・エラー・ログに記入する。通常電力の擾乱は表示されなけれども、オペレーティング・システムはシステム・エラー・ログの様々なエントリの障害IDフィールドをデコードすることができる。デコードによって通常電力の擾乱を示すエントリ、または他の現在継続中でない障害を示すエントリが見つかっても、オペレーティング・システムはそのエントリを表示することはない。オペレーティング・システムは残りのエントリ(すなわち現在継続中の障害)を表示することになる。しかしながら認識すべき点を挙げると、システム・エラー・ログ中の全エントリは実際に表示されるか否かに関係なく、保守要員は閲覧することができる。
コンピュータ・システムが複数のフレームを備えている場合、ブロック410とブロック420で、オペレーティング・システムはCECフレームのローカル・エラー・ログにローカル・エラー・ログ・エントリを照会してそれを読み取り、I/Oフレームのローカル・エラー・ログにローカル・エラー・ログ・エントリを照会してそれを読み取る。この場合、ブロック430とブロック440で、オペレーティング・システムは各ローカル・エラー・ログ・エントリごとに1つのシステム・エラー・ログ・エントリを作成して書き込む。
以上、本発明を好適な実施形態およびそれらと等価な実施形態について説明したが、当業者が理解しうるように、特許請求の範囲で定義した本発明の範囲の内で細部を様々に変更することができる。
本発明を使用するネットワーク化されたコンピュータ・システムのブロック図である。 図1のネットワーク化されたコンピュータ・システムのうちの1つのコンピュータ・システム用の典型的なハードウェアとソフトウェアの環境のブロック図である。 図2に示す典型的なハードウェアとソフトウェアの環境の複数フレーム実施形態のブロック図である。 図2に示すVPDチップの不揮発性メモリ用の典型的なデータ形式を示すブロック図である。 図2に示すローカル・エラー・ログのエントリの典型的な障害コード形式を示すブロック図である。 図2に示すシステム・エラー・ログのエントリの典型的な障害コード形式を示すブロック図である。 電力コントローラがVPDチップの電力状態変数に書き込むときに実行するステップ群のフローチャートを示す図である。 ローカル・エラー・ログ・エントリを作成し、それをローカル・エラー・ログに格納するステップ群を示すフローチャートを示す図である。 システム・エラー・ログ・エントリを作成し、それをシステム・エラー・ログに格納するステップ群を示すフローチャートを示す図である。
符号の説明
10 コンピュータ・システム
12 クライアント・コンピュータ
14 クライアント・コンピュータ
16 クライアント・コンピュータ
18 サーバ・コンピュータ
20 ネットワーク
22 中央処理装置(CPU)
24 コンピュータ・ディスプレイ
26 記憶装置
28 マウス
30 キーボード
40 コンピュータ
42 プロセッサ
44 メモリ
46 大容量記憶装置
48 ネットワーク
50 入力装置
52 ディスプレイ
54 電力システム
54’ 電力システム
56 通常電力
56’ 通常電力
58 電力コントローラ
58’ 電力コントローラ
60 マイクロプロセッサ
62 ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
64 リード・オンリー・メモリ(ROM)
66 POSTプログラム
70 VPDチップ
72 ローカル・エラー・ログ
74 操作者パネル
74’ 操作者パネル
76 オペレーティング・システム
78 実行可能プログラム
80 システム・エラー・ログ
82 CECフレーム
84 入力/出力(I/O)フレーム
86 SPCN
90 不揮発性メモリ
92 電力コントローラVPD領域
94 SPCN不揮発性記憶領域
96 構成IDフィールド
97 SPCNアドレス・フィールド
98 フレームTMSフィールド
100 電力状態フィールド
102 ローカル・エラー・ログ・エントリ
104 システム障害フィールド
106 フレーム・フィールド
108 障害IDフィールド
110 システム・エラー・ログ・エントリ
112 システム障害フィールド
114 フレーム・フィールド
116 障害IDフィールド
118 タイムスタンプ・フィールド

Claims (7)

  1. 第1の電力コントローラを含む第1の電力システムを備えたCECフレームと、第2の電力コントローラを含む第2の電力システムを備えたI/Oフレームとを含むコンピュータ・システムにおいて、電力解析を行う装置であって、
    前記第1の電力システムは、前記第1の電力システムに関連付けられた第1の状態変数を格納する第1の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第1の情報回路を有し、
    前記第2の電力システムは、前記第2の電力システムに関連付けられた第2の状態変数を格納する第2の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第2の情報回路を有し、
    前記第1の電力コントローラと前記第2の電力コントローラとがシステム電力制御ネットワーク(SPCN)によって接続されており、
    前記第1の状態変数は、前記CECフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持し、
    前記第1の状態変数は、前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記CECフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持し、
    前記第2の状態変数は、前記I/Oフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持し、
    前記第2の状態変数は、前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持し、
    前記第1の電力コントローラは前記第1の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第1の状態変数を読み取るように動作し、
    前記第2の電力コントローラは前記第2の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第2の状態変数を読み取るように動作し、
    前記第1の電力コントローラが前記第1の情報回路からアクセスされる前記第1の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第1のローカル・エラー・ログを保持し、
    前記第2の電力コントローラが前記第2の情報回路からアクセスされる前記第2の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第2のローカル・エラー・ログを保持している
    装置。
  2. 前記コンピュータ・システムがオペレーティング・システムを備え、前記オペレーティング・システムは、前記第1のローカル・エラー・ログにアクセスしてその内容に基づいたエントリをシステム・エラー・ログに記録し前記第2のローカル・エラー・ログにアクセスしてその内容に基づいたエントリを前記システム・エラー・ログに記録する請求項1に記載の装置。
  3. 前記オペレーティング・システムが前記システム・エラー・ログに記録するエントリにタイムスタンプを付す請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1の情報回路および前記第2の情報回路が重要プロダクト・データ(VPD)回路で実現されている請求項1に記載の装置。
  5. 前記第1の電力コントローラおよび前記第2の電力コントローラは前記コンピュータ・システムがパワーオフしているときにスタンバイ・モードで動作する請求項1に記載の装置。
  6. 第1の電力コントローラを含む第1の電力システムを備えたCECフレームと、第2の電力コントローラを含む第2の電力システムを備えたI/Oフレームとを含むコンピュータ・システムであって、
    前記第1の電力システムは、前記第1の電力システムに関連付けられた第1の状態変数を格納する第1の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第1の情報回路を有し、
    前記第2の電力システムは、前記第2の電力システムに関連付けられた第2の状態変数を格納する第2の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第2の情報回路を有し、
    前記第1の電力コントローラと前記第2の電力コントローラとがシステム電力制御ネットワーク(SPCN)によって接続されており、
    前記第1の状態変数は、前記CECフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持し、
    前記第1の状態変数は、前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記CECフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持し、
    前記第2の状態変数は、前記I/Oフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持し、
    前記第2の状態変数は、前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持し、
    前記第1の電力コントローラは前記第1の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第1の状態変数を読み取るように動作し、
    前記第2の電力コントローラは前記第2の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第2の状態変数を読み取るように動作し、
    前記第1の電力コントローラが前記第1の情報回路からアクセスされる前記第1の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第1のローカル・エラー・ログを保持し、
    前記第2の電力コントローラが前記第2の情報回路からアクセスされる前記第2の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第2のローカル・エラー・ログを保持している
    コンピュータ装置。
  7. 第1の電力コントローラを含む第1の電力システムを備えたCECフレームと、第2の電力コントローラを含む第2の電力システムを備えたI/Oフレームとを含むコンピュータ・システムにおいて電力障害解析をする方法であって、
    前記第1の電力システムは、前記第1の電力システムに関連付けられた第1の状態変数を格納する第1の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第1の情報回路を有し、
    前記第2の電力システムは、前記第2の電力システムに関連付けられた第2の状態変数を格納する第2の不揮発性メモリ・フィールドを備えた第2の情報回路を有し、
    前記第1の電力コントローラと前記第2の電力コントローラとがシステム電力制御ネットワーク(SPCN)によって接続されており、
    前記第1の状態変数が、前記CECフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持するステップと、
    前記第1の状態変数が、前記CECフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記CECフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持するステップと、
    前記第2の状態変数が、前記I/Oフレームがパワーオンして動作中のときは第1の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフするまで前記第1の状態を維持するステップと、
    前記第2の状態変数が、前記I/Oフレームがパワーオフ要求に応答してパワーオフしたら第2の状態をとり前記I/Oフレームがパワーオンして動作中になるまで前記第2の状態を維持するステップと、
    前記第1の電力コントローラは前記第1の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第1の状態変数を読み取るように動作するステップと、
    前記第2の電力コントローラは前記第2の不揮発性メモリ・フィールドに格納された前記第2の状態変数を読み取るように動作するステップと、
    前記第1の電力コントローラが前記第1の情報回路からアクセスされる前記第1の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第1のローカル・エラー・ログを保持するステップと、
    前記第2の電力コントローラが前記第2の情報回路からアクセスされる前記第2の状態変数に基づいた障害形式のエントリを含む第2のローカル・エラー・ログを保持するステップと
    を有する電力障害解析の方法。


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