JP2010134480A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】手ブレ補正の効果上や省エネルギー上の観点からユーザの満足度の高い、効果的な撮影を楽しむこと。
【解決手段】撮影レンズからの被写体像を受光して電気信号に変換する撮像素子と、カメラの手ブレ状態を検出する手ブレ検出手段と、上記撮影レンズの少なくとも一部を移動することにより、上記手ブレ検出手段で検出された手ブレを補正する第1の手ブレ補正手段と、上記撮像素子から得られる微小時間の撮像結果の画像データに対して電子的な処理を行って上記手ブレを補正する第2の手ブレ補正手段と、上記第1の手ブレ補正手段と上記第2の手ブレ補正手段とを切り替えて制御するために、上記微小時間の撮像結果、上記画像データに画素シフトが起ったどうかを判定するための比較部とを具備する。
【選択図】図7

Description

本発明は、カメラの手ブレを防止するための技術に関する。
カメラの手ブレは、レンズの焦点距離が長い程、またシャッタスピードが遅くなり露出時間が長くなる程、起こりやすい。これに対し、高価な望遠レンズでは、撮影光学系をピント合せ方向(光軸方向)以外にも駆動制御できるようにして、これを対策できる機能を持たせたものも発売されている。
しかし、このような方式では、通常のレンズでは手ブレ補正ができず、多くのユーザが手軽に楽しめるものではなかった。
一方、撮影レンズではなく、撮像素子を位置制御して防振効果を持たせる提案もなされている。また、ファインダ光学系に、防振表示機構を搭載した技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−186491号公報
しかしながら、上述したような、レンズの位置を制御して手ブレをキャンセルする方式や、撮像素子の移動や画像処理によって手ブレをキャンセルする方式でも、一長一短がある。
例えば、大口径のレンズを大きく移動させて手ブレをキャンセルする方式の場合、アクチュエータが大型化し、これに伴ってレンズやカメラが大型化して重量アップとなることが多いものであった。また、頻繁にアクチュエータを動かしていると、省エネルギー上の観点からも好ましくない。
しかし、例えば一眼レフタイプのカメラでは、撮影レンズに防振効果があった方が、撮影時に防振の効果を目視確認できるというメリットがある。
一方、画像処理方式の手ブレ対策では、1画素以上のズレがないと手ブレの判定や補正ができないということも考える必要がある。
ところが、画像処理方式を含め、撮像素子を移動させる等、レンズではなく撮像側で手ブレ補正を行うと、レンズ交換時等、如何なる撮影レンズに対しても手ブレ対策ができるものである。
したがって本発明は、手ブレ補正の効果上や省エネルギー上の観点からユーザの満足度の高い、効果的な撮影を楽しむことができるカメラを提供することを目的とする。
本発明の主要な局面に係るカメラは、撮影レンズからの被写体像を受光して電気信号に変換する撮像素子と、カメラの手ブレ状態を検出する手ブレ検出手段と、上記撮影レンズの少なくとも一部を移動することにより、上記手ブレ検出手段で検出された手ブレを補正する第1の手ブレ補正手段と、上記撮像素子から得られる微小時間の撮像結果の画像データに対して電子的な処理を行って上記手ブレを補正する第2の手ブレ補正手段と、上記第1の手ブレ補正手段と上記第2の手ブレ補正手段とを切り替えて制御するために、上記微小時間の撮像結果、上記画像データに画素シフトが起ったどうかを判定するための比較部とを具備する。
本発明によれば、レンズ位置を制御する手ブレ補正に加え、イメージャによる手ブレ補正を有効に組み合わせたので、撮影状況に応じて、手ブレ補正効果上、省エネルギー上の観点から、ユーザ満足度の高い効果的な撮影が楽しめるカメラを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。 露出中の像の移動について説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係るカメラの撮影動作を説明するフローチャートである。 像検出の動作を説明するタイミングチャートである。 手ブレ補正無しの画像と手ブレ補正後の画像を画面上に表示した例を示した図である。 本発明の第2の実施形態を示すもので、本発明が適用されたデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。 手ブレ補正の他の例を示すもので、カメラの構成を示すブロック図である。 複数のスイッチ59及びスイッチ切替部58とA/D変換部の動作を説明するタイミングチャートである。 手ブレ無し画像を得るための説明図である。 画像処理による手ブレ補正について説明する図である。 (a)は画像処理により手ブレ補正を行うカメラの撮影動作を説明するフローチャート、(b)は撮影状況によってレンズ位置による手ブレ補正と画像処理による補正を切り替えるようにしたカメラの撮影動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すもので、本発明が適用された、いわゆる一眼レフレックスタイプのカメラの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に於けるファインダ内測光センサ76の構成例を示した図である。 シャッタ幕89の構成を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係るカメラの制御動作について説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
先ず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
図1に於いて、撮影レンズ11aを介した被写体10の像は、撮像手段である第1のイメージャ(CCD)12で電気信号に変換され、A/D変換部13にてデジタル像信号に変換される。更に、画像信号処理部14で画像処理が行われた後、メモリ15に記録される。そして、画像信号処理部14で処理された画像は、画像合成部18を経て画像表示部21によって表示手段であるLCD22に表示される。尚、これら各部の制御は、判定手段を含む制御手段であるマイクロコントローラ(CPU)20によって行われる。
以上が、基本的なデジタルカメラの構成であるが、本発明では、カメラがいわゆる手ブレ状態になった場合の対策がなされている。
すなわち、手ブレ検出手段(振動検出手段)である振動検知部28にてカメラの振動が検知されて、上記撮影レンズ11aを移動させるアクチュエータ(1)35や、上記第1のイメージャ12を移動させるアクチュエータ(2)36が、振動に応じて位置制御されて、像のブレが相殺されるようになっている。
この振動と、撮影レンズ11a、第1のイメージャ12の関係を演算するのが位置制御部32である。この位置制御部32は、撮影レンズ11aの焦点距離情報を出力するレンズ情報入力部17の情報を利用して、例えば、カメラの振動に合わせてアクチュエータ36によって第1のイメージャ12を移動させたり、アクチュエータ35によって撮影レンズ11を移動させる。これにより、手ブレが生じても、露出中、被写体10からの所定の光線は、第1のイメージャ12中の同じ画素に入射されるように制御されるようにしている。
つまり、上記位置制御部32と、アクチュエータ(レンズ変位手段)35によって第1の手ブレ補正手段(レンズ側手ブレ補正手段)が構成される。また、位置制御部32と、アクチュエータ(像ずれ補正手段)36によって、第2の手ブレ補正手段(像ずれ補正手段、本体側手ブレ補正手段)が構成される。
また、被写体10からの像信号は、受光レンズ24を介して第2のイメージャ25によってモニタされている。この第2のイメージャ25の撮像結果は、A/D変換部26によってデジタル化されるので、順次、振動検知部28内の画像メモリ部29に記録されていく。
この記録は、メインの第1のイメージャ12による露出中に何度も行われるので、露出中の像が移動すると、例えば図2(a)〜(d)に示されるように記録されることとなる。但し、この像は、十分な露出時間を持っては撮像されていないので、ノイズ成分は多く、第1のイメージャ12より画質としては劣ったものである。しかし、像がどのように移動したかは判定可能なので、これら第1のイメージャ12から出力された像と第2のイメージャ25から出力された像とが、比較部30にて比較される。そして、移動方向判定部31により像の移動方向が判定され、レンズ情報入力部17からの情報と合わせて、第1のイメージャ12の移動量が決定される。
尚、操作部23は、後述するように、ぶれ補正の効果を観察するための観察モード設定手段を構成するもので、他の種々のモード設定を行うためにも使用される。
ここで、図3に示されるようなフローチャートに従って撮影動作が行われれば、図4に示されるようなタイミングチャートによる制御がなされ、振動の種類に従って、(1)高周波に対応でき、レンズに比べて軽いイメージャの位置制御による手ブレ対策と、(2)より低周波にしか対応できないものの、より高精度の制御が可能なレンズ位置による手ブレ対策と、が切り替えられて実行される。この制御は、振動検知部28内のマイクロコントローラ(図示せず)によって制御される。
撮影動作が開始されて、先ずステップS1にて、撮影レンズ11aの焦点距離情報等が入力される。これによって、同じブレでも、望遠レンズならば、レンズまたはイメージャの動きはより大きく、広角レンズならば、より微小の動きで補正を行うことができるようにされる。
ステップS2では、第2のイメージャ25によって振動検出用の画像取り込みが開始される。そして、続くステップS3〜S6によって、手ブレ時の振動の周波数が判定される。すなわち、ステップS3及びS4にて、それぞれ像検出結果I、Iが得られる。この検出結果が比較されながら、ステップS5に於いて所定時間に亘って像の変化が検出される。そして、ステップS6にて、その周波数や振幅が判定され、何れかの補正方法が採用されるかが決定される情報となる。ステップS7では、露出直前の基準像がIと設定される。
次に、ステップS8にて露出が開始される。更に、ステップS9では、先の像検出結果のIと比較するための像検出が行われてI1とされる。ステップS10に於いて、これら2像I、Iが比較されることにより、移動方向の検出が可能となる。この像検出は、図4に示されるタイミングチャートの画像メモリ1〜5のタイミングのように、露出中に複数回繰り返して行われる。
図4に於いて、Δtの時間毎の画像入力の結果は、順次、画像メモリ部29内の画像メモリに記録される。上記画像については、入力される度に比較が行われ、画像位置変化判定がなされ、第1のイメージャ12や撮影レンズ11aの位置が切り替えられる。
ここで、ステップS11にて、第1のイメージャ12または撮影レンズ11aの何れで補正が行われるかが判定される。尚、ここでは、振幅の大きさに応じて切り替えられるようにしている。
ステップS11にて、振幅が大きくないと判定された場合は、ステップS12へ移行して、撮影レンズ11aの移動方向、移動量が算出される。次いで、ステップS13にて、上記ステップS12の結果に従って撮影レンズ11aの位置制御がなされる。図4のレンズまたはCCD位置が参照されるが、ここでは単純化してx方向のみに変化させる例が示される。
一方、上記ステップS11にて、振幅が大きいと判定された場合は、ステップS14へ移行して、第1のイメージャ12の移動方向、移動量が算出される。次いで、ステップS15にて、上記ステップS14の結果に従って第1のイメージャ(CCD)12の位置制御がなされる。図4のレンズまたはCCD位置が参照されるが、ここでは単純化してx方向のみに変化させる例が示される。
つまり、図2(a)〜(d)に示されるように、画像(被写体10)がイメージャ(CCD)上で変化するのを補正するように、上記ステップS13またはステップS15にて撮影レンズ11aまたは第1のイメージャ12の位置制御が行われる。
そして、ステップS16にて露出時間が終了したか否かが判定される。その結果、終了していなければ上記ステップS9に移行し、終了であればステップS17へ移行して露出終了の処理が行われる。
ステップS18では、A/D変換部13にて第1のイメージャ12からの像信号がデジタル信号に変換される。次いで、ステップSステップS19にて画像信号処理部14で画像処理され、更にステップS20にてメモリ15にて画像データの記録が行われる。また、ステップS21にて、撮影記録結果がLCD22にて表示される。
本実施形態では、撮影レンズ11aの手ブレ補正結果を目視確認することができないので、以下のように工夫されている。上記ステップS21でLCD22に表示される画像は手ブレ補正後の画像なので、この機能の働きをわかりやすくユーザに伝える場合には、手ブレ補正がないときの画像を表示することができるようにする。
すなわち、ステップS22では、手ブレ補正が行われない画像が必要か否かが判定される。ここで、手ブレ補正の無い画像が不要であれば、本シーケンスが終了する。
一方、手ブレ補正の行われていない画像が必要であるとされた場合は、ステップS23へ移行して、上記ステップS12またはステップS14で求められた撮影レンズ11aや第1のイメージャ(CCD)12の移動量を基に、補正がない場合の画像が形成される。そして、ステップS24にて、手ブレ補正無しの画像と手ブレ補正後の画像が、LCD22にて並列に表示される。これは例えば、図2(a)〜(d)に示されるような画像を重ね合わせるような形で擬似的に作り出せば良い。
この結果、図5に示されるような表示がなされる。つまり、LCD22の画面38上に、手ブレ補正後の画像38aと手ブレ補正の無い画像38bが並列に表示されることになる。したがって、ユーザは、このカメラが持つ機能の価値を知ると共に、自分の撮影技術を向上させることができる。これは、例えば、手ブレを意識した撮影をこころがけているうちに、本機能を有していないカメラであっても、手ブレ無しの写真撮影ができるようになる。
また、カメラ購入時に撮影してみて、この手ブレ補正の有無の画像を並列に表示して見ることにより、本機能が有るものと無いものと、何れかが自分の撮影技術のレベルにふさわしいものかを判断することができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態を示すもので、本発明が適用されたデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
以下、図6を参照して、本発明が適用されたデジタルカメラの構成をおおまかに説明する。この実施形態のカメラは、撮影光学系により結像される被写体像を、例えばCCD等の撮像素子を含んで構成される撮像手段を利用して光電変換し、この光電変換によって得られた電気信号(画像信号)を所定の記録媒体に所定の形態で記録する。ここで、本第1の実施形態に於いては、撮影光学系と撮像素子との間の構成が比較的簡単に構成される、いわゆるコンパクトタイプの電子カメラを例に挙げている。
図6に於いて、本実施形態のカメラ40は、撮影レンズ11aを含む撮影光学系11と、撮像素子(第1のイメージャ)12と、A/D変換部13と、画像合成部18を有した画像信号処理部14と、レンズ情報入力部18と、画像表示部21と、LCD22と、操作部23と、振動検知部28と、位置制御部32と、アクチュエータ(1)35及びアクチュエータ(2)36とを有している。
そして、このカメラ40は、更に、コントラスト検出部42と、判定手段を含む制御手段である演算制御回路43と、レンズ駆動部44と、記録媒体部45と、フラッシュ発光部制御部46と、フラッシュ発光部47と、レンズ位置検出部49と、一対の受光レンズ51a及び51bと、一対のセンサアレイ52a及び52bと、A/D変換部53と、操作スイッチ54と、ファィンダ55とを有して構成される。
上記撮影光学系11は、複数の光学レンズ等から成り、被写体10からの反射光束を集光して撮像素子(第1のイメージャ)12に被写体像を結像させる。撮像素子12は、撮影光学系11を介して入射する被写体像について光電変換処理等を行って画像信号を生成するものである。本発明では、これらを制御できるようにして、手ブレの影響を補正するようになっている。
A/D変換部13では、撮像素子12により生成され出力されたアナログ信号による画像信号が、所定の形式のデジタル画像信号に変換されて画像信号処理部14に出力される。
画像信号処理部14では、A/D変換部13によって変換されたデジタル画像信号に対して、所定の画像処理、例えば当該画像データによって表されるべき画像の、色調補正、階調補正、γ(ガンマ)補正といった調整等が行われる。また、これらの調整等が行われた後、更に、記録媒体部45に記録するのに適する形式で圧縮が行われて画像データが生成される。
上記記録媒体部45は、画像データを所定の形態で記録する各種の媒体等及びその駆動部等から成るもので、上記画像信号処理部14によって生成される画像データが記録される。
また、画像信号処理部14からは、所定の画像処理が施されたデジタル画像信号が、コントラスト検出部42にも出力される。このコントラスト検出部42では、画像信号処理部14の出力から被写体のコントラスト信号が検出されて、該信号が演算制御回路43に出力される。
上記演算制御回路43は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のワンチップマイクロコントローラ等によって構成されている。この演算制御回路43は、コントラスト信号の判定を行いながら、レンズ駆動部44を介して撮影光学系11を光軸に沿った方向に移動させる。加えて、演算制御回路43は、レンズ位置検出部49によって撮影光学系11の位置を検出し、該撮影光学系11の合焦位置とレンズ位置検出部49によって検出されるレンズ位置との関係より、カメラ40から被写体10までの距離L(以下、被写体距離Lと記す)を算出するものである。
更に、演算制御回路43は、カメラ40の操作者によって操作される、図示されない操作部材に連動して切り替えられる操作スイッチ54からの信号に基づいて、各種の制御処理を実行する。また、上述した被写体距離Lを算出する演算処理やレンズ駆動部44の駆動制御や、撮像素子12により生成される画像信号の信号処理、及び画像データを記録媒体部45に記録する際の記録制御等も行う。
演算制御回路43は、また、被写体10を含む所望の撮影環境が暗い場合等に、フラッシュ発光部制御部46を制御して、フラッシュ発光部47から補助照明光を発光させる制御を行う。
更に、カメラ40は測距部40aを有してもよい。上記した撮影光学系11とは異なる光学系を介して入射した被写体10の像に基づいて、カメラ40から被写体10までの距離Lを求めることができる。すなわち、この測距部40aは、一対の受光レンズ51a及び51bと、一対のセンサアレイ52a及び52bと、A/D変換部53とから構成されている。
一対の受光レンズ51a及び51bを介して入射された被写体像は、センサアレイ52a及び52bに結像される。一対のセンサアレイ52a及び52bは、結像された被写体像をその明るさに応じた光電流に変換してA/D変換部53に出力する。A/D変換部53は、入力された信号をデジタル化して演算制御回路43に出力する。
演算制御回路43は、このA/D変換部53から入力された信号により、被写体10の像信号を検出することができる。
その後、演算制御回路43は、それぞれの像信号がセンサアレイ52a及び52bのどの位置で検出されたかを比較する。そして、像信号の検出位置の相対位置差x、レンズ視差B、及び焦点距離fから、三角測距の原理、すなわち、
L=Bf/x
に基づいて被写体距離Lを算出する。
この結果より、オートフォーカス用のピント制御や、ストロボの光量制御が行われる。
また、ユーザは光学式のファインダ55を介して被写体10の観察を行い、フレーミングを行う。
このタイプではCCDが移動する方式や、電気的な補正で手ブレ補正する方式の手ブレ対策は、ファインダ目視による手ブレ効果確認は困難であるが、以上説明したように本実施形態によれば、従来のコンパクトカメラタイプのデジタルカメラに、手ブレ補正機構を設け、手ブレの形態によって最適な方法で補正を可能としている。
ところで、上述した図3のフローチャートに於けるステップS18以降の動作制御は、例えば図6に示されるような構成のデジタルカメラであれば、演算制御回路(CPU)43がシーケンス制御するようにし、このCPUがスイッチ54の入力を判断し、ここで図3のフローチャートに於けるステップS22の分岐を切り替えるようにすれば、ユーザの好みに応じて、図5に示されるような画像を出力するか否かを決定することができる。
また、カメラの小さなモニタに表示するのではなく、大型のモニタ上で確認ができるように、または、プリント上で確認可能なように、記録媒体部45を介して記録媒体上に、手ブレ時相当画像を記録させてもよい。
更に、電気的な補正で手ブレ補正する例を述べたが、上述した実施形態のように、イメージャを移動させなくても、例えば、図7に示されるような方式で手ブレを補正するようにしても良い。
つまり、このカメラでは、撮影レンズ11を介して被写体10が撮影される時に、イメージャの出力が複数のスイッチ59及びスイッチ切替部58によって、順次、積分回路60に導かれる。このとき、図4のタイミングチャートに示される画像メモリと同じように、実際に画像記録に必要な時間より短く、手ブレの影響を受けない短時間の像信号が、アナログ的に記録されるようにする。この結果は、順次複数のスイッチ61を介して、A/D変換部13に導かれ(図8参照)、デジタル像信号が順次メモリ63に記録されていく。
この結果、図9に示されるように、1回の撮影で幾つかの像データが得られるが、比較部64での比較結果が大きく他と異なるものは削除される。そして、一致度の高いものだけが合成部65で足し合わされてランダムノイズが相殺され、S/Nが向上されて画像信号処理部14に入力され、一枚のブレの無い画像が得られるようにする。
記録媒体部45には、このように手ブレ補正がなされたデータが記録される。このような電気的補正による手ブレ補正方式が、先のレンズ位置補正方式の手ブレ補正と組み合わされるようにしても良い。
すなわち、所定の光線が、所定の画素から手ブレにより完全に隣接する画素に入ってしまえば、この電気的手ブレ補正は有効であるが、1つの画素の間の移動に関しては正しく補正することができない。
例えば、図10(a)に示されるように、斜線部で表される画素nにて所定の像の輪郭67が入射しているとする。そして、図10(b)に示されるように、手ブレにより同じ画素内で輪郭67が移動しても、隣接する次の画素n−1まで到らない場合は、図10(a)から図10(b)までは画素の中で像が混ざってしまうので、画像処理ではブレを補正することができない。つまり、このような変化に対しては、レンズによる補正が好ましいものとなる。
しかし、図10(c)に示されるように、画素nから完全に1画素ずれた領域(画素n−1)に輪郭67が入ってしまうと、図10(d)に示されるように、画素をずらして画素n−1を画素n(図10(a)参照)と同じように処理することによって、画像処理による手ブレ補正が可能となる。
図11(a)は、このような場合のカメラの撮影動作を説明するフローチャートである。
先ず、ステップS31にて1回の撮像が開始されると、続くステップS32にてレンズ補正が行われる。そして、ステップS33にて1回の撮像が終了すると、ステップS24に於いて撮像が全て終了するか否かが判定される。ここで、終了していない場合はステップS35に移行し、終了であればステップS38に移行する。
このように、上述したステップS31〜S33によって、短い時間による撮像が繰り返されて、そのデータがステップS38にて加算されることによって1つの画像データが得られるが、1回の撮像時には画素シフトが起ったかどうかわからないので、ステップS31〜S33の間はレンズによる手ブレ補正が行われる。
ステップS35では、一画素以上シフトしたか否かが判定される。その結果、シフトしたと判定されると、ステップS36に移行してレンズがリセットされる。次いで、ステップS37にて、そのシフトした分だけ画素がシフトされて、画像処理による手ブレ補正が行われる。一方、一画素以上のシフトがない場合は、上記ステップS31に移行して、レンズ補正(ステップS32)だけで微小時間、撮像が繰り返される。そして、所定量の像信号が得られると、ステップS37にて撮像結果が加算されて、1つの露出の合った画像が得られる。
上述したステップS31〜S33の1回の画像入力では、手ブレの影響が微小なレンズ変位でカバーできる程の時間しか露出できず、露出量が不足するが、何度も露出の少ない像を加算していくことによって、露出の正しい像を得ることができる。このように、大きなブレは撮像素子側で補正し、小さなブレはレンズ側で補正すれば、微小な振動に対応した滑らかな手ブレ補正が可能である。したがって、撮影レンズ移動用のアクチュエータ36を小型化することができ、カメラ全体を小型化することができる。
更に、レンズ補正の量を小さくすれば、省エネルギー上の効果も顕著となる。
また、このような構成のカメラでは、図11(b)のフローチャートのように、撮影状況によって上記レンズ位置による手ブレ補正と画像処理による補正を切り替えるようにしても良い。
すなわち、ステップS41に於いては、撮影レンズが望遠レンズであるか否かが判定される。ここで、撮影レンスが望遠レンズである場合はステップS42に移行し、そうでないならば、ステップS43に移行して露出時間が判定される。
露出時間が短い場合はステップS44へ移行して、レンズ補正及び画像処理補正が行われる。上述した図11(a)のフローチャートに於けるステップS32のような、レンズ位置補正が重要となる。これは、上述した1回の露出(ステップS31〜S33)が全体の露出に効く率が高まるからである。一方、露出時間が長いならば、ステップS45へ移行して、図10(a)〜(d)に示されたような画素シフトによる手ブレ補正のみで補正効果が現れる。
つまり、図11(a)のフローチャートに於ける連続的な撮像(ステップS31〜S33)、シフト判定(ステップS35)によっても、1回の微小露出が全体の露出に影響する割合が小さいからである。
望遠撮影時は、少しの手ブレが大きなブレにつながるので、画素シフトによる補正が必須である。しかしながら、広角側での撮影であれば微小シフトのみでよいので、ステップS41からステップS42に移行して、微小なレンズ駆動による補正で良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮影状態に応じ、画像処理による手ブレ補正とレンズ制御による手ブレ補正を組み合わせて効果の高い手ブレ補正が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
上述した第1及び第2の実施形態では、コンパクトタイプのデジタルカメラを例として説明したが、これに限られるものではなく、例えば、図12に示されるような、いわゆる一眼レフレックスタイプのカメラにも容易に且つ有効に適用が可能である。
図12は、本発明の第3の実施形態を示すもので、本発明が適用された、いわゆる一眼レフレックスタイプのカメラの構成を示すブロック図である。
尚、本第3の実施形態に於けるカメラの構成の一部は、上述した第2の実施形態に於ける図6のカメラと同様である。したがって、同様の構成部材については同一の参照番号を付してその詳細な説明は省略する。
この第3の実施形態のカメラ70は、図6に示されるカメラ40と同様に、アクチュエータ35により、撮像素子12を動かして手ブレ補正をする例を示しているが、図7に示されるような電気的データ補正の方法を採用しても良い。
すなわち、第3の実施形態に於けるカメラ70は、図6に示される上述した第1の実施形態の構成に加えて、可動ミラー71と、ファインダ光学系(フォーカシングスクリーン72、ペンタゴナルダハプリズム(以下、ペンタプリズムと略記する)73、接眼レンズ74等で構成される)と、ファインダ内測光センサ76と、測光部77と、サブミラー80と、フィールドレンズ81と、光路屈曲鏡82と、再結像レンズ83と、センサアレイ84と、測光光学系86と、ボディ内測光センサ87と、調光部88と、シャッタ幕89と、を含んで構成される。尚、図12に示されるカメラ70では、図6に示される撮影光学系11に替えて、撮影レンズ11a、振動検知部(手ブレ検出手段)90及びアクチュエータ91を有して、カメラ本体に着脱自在な防振機能付きの交換レンズ78が用いられる。
可動ミラー71は、シャッタ幕89と交換レンズ77との間の空間に於いて、撮影光学系11を構成するレンズの中心軸上から退避する位置(以下、退避位置71aと称する)と、レンズ中心軸上に配置される位置(以下、通常位置71bと称する)との間で、回動自在に構成されている。ここで、当該可動ミラー71が通常位置71bに配置された場合には、撮影光学系11のレンズ中心軸に対して角度略45度だけ傾いた状態で固定される。この状態に於いて、可動ミラー71の反射面は、ファインダ光学系の側を向くように設定されている。
すなわち、可動ミラー71が通常位置71bにある場合、撮影レンズ11aを介して入射された光束は、可動ミラー71で反射されてファインダ光学系に導かれる。ファインダ光学系では、入射された光束がフォーカシングスクリーン72に於いて光学像として結像されると共に、結像された像がペンタプリズム73に導かれる。
このペンタプリズム73では、上記フォーカシングスクリーン72を透過した像が接眼レンズ74方向(すなわち、カメラ70の後方)へと導かれると同時に、像の左右が反転される。接眼レンズ74では、入射されてきた像が拡大される。これにより、撮影者の眼75により、被写体が観察される。
更に、ペンタプリズム73の近傍には、ファインダ内測光センサ76が設けられている。このファインダ内測光センサ76では、ペンタプリズム73に入射された光束の一部が受光され、所定の電気信号が測光部77に出力される。
ここで、ファインダ内測光センサ76は、図13に示されるように、撮影画面内の所定の受光領域に於いて測光動作を行い得るように形成されている。すなわち、ファインダ内測光センサ76は、略中央部近傍の所定の領域を測光する受光部76aと、略周縁部近傍の所定の領域を測光する受光部76bとから成り、例えば逆光状態の検出も可能に構成されている。
上記測光部77では、ファインダ内測光センサ76から入力された電気信号に基づいて測光動作が行われ、被写体の明るさが検出される。この測光部77の検出結果に基づいて、演算制御回路43にて、フラッシュ発光部制御部46が制御される。
また、可動ミラー71の一部の領域、例えば略中央部近傍の領域は、撮影レンズ11aからの光束の一部が透過され得るように半透過鏡によって構成されている。そして、この半透過鏡で構成される領域に対向する部位には、サブミラー80が配設されている。
すなわち、サブミラー80は、可動ミラー71の背面側、すなわち撮像素子12に対向する側の面に対して、その一端部が所定方向に回動自在となるように軸支されている。これにより、サブミラー80の反射面は、上述した可動ミラー71の半透過鏡の領域に対向するよう配置される。すなわち、サブミラー80は、可動ミラー71が通常位置71bに配置された場合に、可動ミラー71に対して、図12に示されるような所定の角度をなすように配置されている。
また、サブミラー80は、上記可動ミラー71が退避位置71aに配置された場合には、可動ミラー71に対して略平行となる所定の位置に配置される。これにより、可動ミラー71が退避位置71aに移動すると同時に、サブミラー80も撮影光学系11の光路上から退避する。
つまり、可動ミラー71及びサブミラー80が通常位置にある場合には、撮影レンズ11aを透過した入射光束の一部は、可動ミラー71の半透過鏡領域を透過した後、サブミラー80によって反射される。この反射された光束は、フィールドレンズ81を透過し、更に光路屈曲鏡82によってその光路が所定の方向へと折り曲げられた後、再結像レンズ83を透過して、センサアレイ84の受光面上に一対の被写体像として結像される。センサアレイ84では、受光された被写体像が電気信号に変換されて、演算制御回路43に出力される。これを受けて、演算制御回路43では、所定の合焦処理が行われる。
ここで、この合焦処理は、一般的に適用されているTTL位相差検出方式でよい。このTTL位相差検出方式について簡単に説明する。
このTTL位相差検出方式に於いて、演算制御回路43は、レンズ駆動部44を制御して、撮影レンズ11aをレンズ光軸方向に移動させながら、センサアレイ84の出力を監視する。そして、センサアレイ84から出力される一対の被写体像が所定の位置関係になったときに合焦状態であると判定して、その時点で撮影レンズ11aの駆動を停止させる。
また、撮像素子12の受光面側の近傍には、上述したようにシャッタ幕89が配設されている。すなわち、撮像素子12は、当該シャッタ幕89が開状態となっている期間のみ、撮影レンズ11aからの光束を受光し得るように構成されている。ここで、シャッタ幕自体の構成は、従来の一眼レフレックス方式のカメラに於いて一般的に利用されているものが適用されている。このシャッタ幕89の構成について、図14に示される概略図を参照して、簡単に説明する。
図14に示されるように、シャッタ幕89は、先幕89a及び後幕89bの2つの幕部材によって構成されている。通常状態に於いては、先幕89aが撮像素子12の受光面の前面に配置され、当該撮像素子12の受光面は遮蔽された状態にある。
ここで、露出動作が実行されると、先ず、可動ミラー71及びサブミラー80が所定の退避位置71aに移動する。この状態で、先幕89aが矢印Y1方向に移動される。続いて、所定の時間をおいてから、後幕89bが図示Y2方向(図示Y1と同じ方向である)に動き出す。したがって、先幕89aと後幕89bとの間には所定の隙間が生じることになる。この隙間寸法を調節する、すなわち先幕89a及び後幕89bの動き出す時間を調節することにより、撮像素子12への露出時間(すなわちシャッタ速度)を調節することができる。
また、先幕89aの表面には、この先幕89aの表面で反射する光束が標準反射率となるように、所定のパターンが形成されている。すなわち、先幕89aの表面で反射された光束は、測光光学系86を介してボディ内測光センサ87で受光される。ボディ内測光センサ87は、この入射された光束を電気信号に変換して調光部88に出力する。
上記撮影レンズ11aは、また、複数の光学レンズ等から成るもので、被写体10からの反射光束を集光して撮像素子(第1のイメージャ)12に被写体像を結像させる。撮像素子12は、撮影レンズ11aを介して入射される被写体像について、光電変換処理等が行われて画像信号が生成されるものである。本発明では、これらを制御できるようにして、手ブレの影響を補正するようになっている。
また、一眼レフカメラでは、多くの場合、撮影レンズを有する交換レンズは交換可能である。つまり、単にピント合せ機構等が内蔵されたもの、図12に示されるように、角加速度センサ等による振動検知部90及びそれに従ってレンズを手ブレ補正駆動するアクチュエータ91を具備する防振機能付きの交換レンズ78等、種々のレンズを適宜着脱が可能なようになっている。
本発明のカメラ70は、上記交換レンズ78内の振動検知部90とは別に、カメラ70内にも振動検知部28が存在している。この振動検知部28で得られた結果により、アクチュエータ35が使用されて、位置制御部32により算出された位置に、撮像素子12の位置が制御されるようになっている。
また、可動ミラー71が光路から退避され、シャッタ膜89が開かれて撮像素子12に入射された被写体10の像は、表示手段であるLCD22に再生表示される。
このようなカメラの場合、防振制御もいくつかの方法があり、例えば、撮像素子12の移動や電気的出力の処理による防振制御は、撮影者が接眼レンズ74からモニタしていても効果を確認することができない。
一方、接眼レンズ74を覗くのが困難なシーンもあり、こうしたシーンでは、LCD22が用いられて撮影前に構図が決定される。この場合は、必要以上の応答性はなくても、省エネルギーに優れた画像処理による防振効果が効果的である。この場合、可動ミラー71は光路から退避させられ、シャッタ幕89も開放にされて、リアルタイムに撮像結果がLCD22に出力されるようにする。
更に、当然、防振機構を有していないレンズも考慮する必要がある。
ここで、図15のフローチャートを参照して、このような交換可能なレンズが装着された一眼レフカメラの制御動作について説明する。
先ず、ステップS51に於いて、撮影操作であるか否かが判定される。ここで、撮影以外の場合はステップS52へ移行し、撮影の場合はステップS57へ移行する。
ステップS52では、被写体観察、フレーミングの方法がモニタ(LCD)利用であるか否が判定される。ここで、モニタ利用時はステップS55へ移行し、利用しない場合はステップS53へ移行する。
モニタを利用しない光学ファインダによるフレーミング時には、ステップS53にて、レンズの防振効果を利用して、これを有効に機能せしめ、撮影レンズの防振効果を体感できるようにする。しかしながら、防振レンズ以外ではこの効果はないので、このステップS53によってこれが判定される。
そして、カメラ70に防振機能付きレンズが装着されている場合は、ステップS54に移行して、撮影光学系による像ぶれ補正が行われる。その後、上記ステップS51へ移行する。一方、上記ステップS53にて防振機能付きレンズが装着されていない場合は、ステップS54は実行されずに上記ステップS51に移行する。
上記ステップS52でモニタ利用の場合は、ステップS55に移行して、可動ミラー71がアップ(退避位置71aへの移動)され、シャッタ幕89が開かれる。次いで、ステップS56にて、撮影レンズを移動させるよりも省エネルギー性に優れた画像処理による像ブレ補正が行われる。これによって、防振機能のないレンズが使用された場合にも、手ブレの影響の少ないフレーミングが可能となる。
一方、撮影時には、ステップS57へ移行してオートフォーカス処理が実行される。そして、ステップS58にて撮影が行われる。撮影が開始されると、続くステップS59に於いて、カメラ70に装着されているのが防振機能付きレンズであるか否かが判定される。
本ルーチンが終了するまで手ブレ対策をする必要があるが、防振機能付きの交換レンズ78が装着されている場合にはステップS60に移行し、そうでない場合はステップS62へ移行する。ステップS60では、防振効果を発揮させるべき条件であるか否かが判定される。そして、その条件で制御が必要であれば、ステップS61へ移行して、レンズの防振効果が許可される。
但し、交換レンズ78の防振機能は、アクチュエータ36の作動が必須であり、上述したように、エネルギー消費が激しい。したがって、上述した図11(b)のフローチャートのような考え方が応用されて、画像処理によるブレ補正が有効な条件では、レンズの防振は行われない。このため、ステップS62にてイメージャ側での手ブレ対策が行われる。
この後、ステップS63で撮影が終了するまで、上記ステップS59へ移行して、上述した処理が繰り返される。
このように、2つの方式が並列で機能し、予期せぬ副作用が起こることを防止している。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、撮影時とそれ以外、撮影条件、フレーミング時のモニタ使用条件等によって、最適な手ブレ対策が行われるので、効果が高くその確認も容易で、省エネルギー性に優れた一眼レフカメラを提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…被写体、11…撮影光学系、11a…撮影レンズ、12…第1のイメージャ(CCD)、13、26、53…A/D変換部、14…画像信号処理部、15…メモリ、17…レンズ情報入力部、18…画像合成部、20…マイクロコントローラ(CPU)、21…画像表示部、22…LCD、23…操作部、24…受光レンズ、25…第2のイメージャ、28…振動検知部、29…画像メモリ部、30…比較部、31…移動方向判定部、32…位置制御部、35…アクチュエータ(1)、36…アクチュエータ(2)、40…カメラ、42…コントラスト検出部、43…演算制御回路、44…レンズ駆動部、45…記録媒体部、46…フラッシュ発光部制御部、47…フラッシュ発光部、49…レンズ位置検出部、51a、51b…受光レンズ、52a、52b…センサアレイ、54…操作スイッチ、55…ファィンダ。

Claims (3)

  1. 撮影レンズからの被写体像を受光して電気信号に変換する撮像素子と、
    カメラの手ブレ状態を検出する手ブレ検出手段と、
    上記撮影レンズの少なくとも一部を移動することにより、上記手ブレ検出手段で検出された手ブレを補正する第1の手ブレ補正手段と、
    上記撮像素子から得られる微小時間の撮像結果の画像データに対して電子的な処理を行って上記手ブレを補正する第2の手ブレ補正手段と、
    上記第1の手ブレ補正手段と上記第2の手ブレ補正手段とを切り替えて制御するために、上記微小時間の撮像結果、上記画像データに画素シフトが起ったどうかを判定するための比較部と、
    を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 上記電子的な処理は、上記微小時間の撮像結果の上記画像データを合成し、
    上記比較部は、足し合わせる上記画像データと削除する上記画像データとを決定するための比較を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 上記第1の手ブレ補正手段は、上記画素シフトがない場合に上記撮像レンズの一部を移動させ、上記画素シフトがある場合に上記撮像レンズの一部の移動をリセットすることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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