JP2006171356A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】角加速度センサーを設けないと並進ブレを補正することが難しい。
【解決手段】焦点板116で結像された被写体像が再結晶レンズ117によってライブビュー用イメージャ118に再結像され、この再結像がカメラ背面のLCD130に表示される。ライブビュー用イメージャ118は、撮像用イメージャ131と同様にCCDからなり、ライブビュー用イメージャのブレ情報がCCUP140に入力され、像ブレ(回転ブレ+並進ブレ)を打ち消すシフト量がブレ補正回路144で算出され、イメージシャフト機構134によって撮像用イメージャ131をシフトして、回転ブレだけでなく並進ブレも補正するブレ補正がなされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブレ補正機能を持つ撮像装置、特に、回転ブレおよび並進ブレを補正する撮像装置に関する。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの撮像装置(以下、適宜、「カメラ」という)において、撮像時の手ブレなどによる劣化画像を補正して原画像に近い画像を復元することが要求されている。そのため、カメラ(撮像装置)においては、角速度センサーなどを用いてカメラのヨー方向の回転ブレ(ヨーイング)やピッチ方向の回転ブレ(ピッチング)を検出し、そのブレを打ち消すシフト量(補正量)を算出手段で算出し、補正量に対応してブレ補正手段などを機械的に駆動して被写体像のブレを補正するブレ補正機能が備えられている。
カメラには、上記の回転ブレに加えて光軸と直交する方向でのカメラの移動によって発生する並進ブレがある。遠距離の被写体については、回転ブレ(ヨーイング、ピッチング)が手ブレの支配的な要因となるため、回転ブレの検出だけでブレ補正しても十分なブレ補正効果が得られる。しかし、近距離の被写体については、並進ブレの影響が無視できず、回転ブレの検出だけでは十分なブレ補正効果が得られない。
角速度センサーでは回転ブレしか検出できないため、たとえば、特開平9−080523号公報では、角速度センサーとともに並進ブレを検出する角加速度センサーを設けたブレ補正カメラが提案されている。角速度センサー、角加速度センサーを併設すれば、回転ブレ、並進ブレの双方が検出され、近距離撮影、遠距離撮影のいずれにおいても撮像時の手ブレなどによる劣化画像が補正され、十分なブレ補正効果が得られる。
特開平9−080523号公報
角速度センサーに加えて角加速度センサーを設ければ、回転ブレ、並進ブレの双方が検出でき、十分なブレ補正効果が得られる。しかし、角加速度センサーの追加は、部品点数およびコストのアップを招くとともに、配置スペースの点からも問題が多い。
本発明の撮像装置は、撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子と;前記撮影光学系と前記第1の撮像素子の間に位置し、前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させる反射手段と;前記反射手段で反射した光をその面上に結像させる焦点板と;前記焦点板上の像を再結像させる結像光学系と;前記結像光学系によって再結像された画像を光電変換により画像信号に変換する第2の撮像素子と;前記第2の撮像素子からの画像を表示するための表示手段と;を具備し、前記第2の撮像素子に再結像された画像を撮影前の観察画像として前記表示手段に表示するとともに、前記第2の撮像素子の画像信号から像ブレを検出する。
また、本発明の撮像装置は、撮影光学系と撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子との間に反射手段を配置して前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させて焦点板に結像させる撮像装置において;前記焦点板で結像した被写体像を前記第1の撮像素子とは別の第2の撮像素子に再結像させ、前記第2の撮像素子のブレ情報からシフト量を演算して前記第1の撮像素子をシフトさせてブレ補正を行なう。
さらに、本発明の撮像装置は、撮影光学系と撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子との間に反射手段を配置して前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させて焦点板に結像させる撮像装置において;前記焦点板で結像した被写体像を再結像させ、再結像された画像を光電変換により画像信号に変換し、その画像から像ブレを検出する第2の撮像素子を設けるとともに、回転ブレを検出する回転ブレ検出手段を設け;前記第1の撮像光学系の合焦位置に基づいて算出された被写体距離が所定値より大きければ、前記回転ブレ検出手段で検出したブレ情報に応じてブレ補正を行ない;被写体距離が所定値より小さければ、前記第2の撮像素子で検出したブレ情報に応じてブレ補正を行なう。
本発明によれば、撮像用イメージャのような第1の撮像素子とは別にライブビュー用イメージャのような第2の撮像素子を設け、第2の撮像素子(ライブビュー用イメージャ)をブレ検出センサーとして兼用しているため、回転ブレだけでなく並進ブレも検出され、十分なブレ補正効果が得られる。
また、本発明によれば、ブレ検出センサーを兼用する第2の撮像素子に加えて、回転ブレを検出する回転ブレ検出手段を設けているため、回転ブレ検出手段で検出した回転ブレのブレ情報に応じたブレ補正(回転ブレ補正)と、第2の撮像素子で検出した像ブレのブレ情報に応じたブレ補正(回転ブレと並進ブレの補正)とが、被写体距離に応じて選択でき、撮影距離に応じた最良のブレ補正が行なえる。
本発明によれば、撮像用イメージャとは別にライブビュー用イメージャを設け、ライブビュー用イメージャをブレ検出センサーとして兼用させることにより、並進ブレ検出のための角加速度センサーなどの専用センサーを要することなく、回転ブレおよび並進ブレの補正が行なえる。
以下、図面を参照して本発明の各実施例を説明する。図1は、デジタル一眼レフカメラとして具体化された本発明の実施例1に係る撮像装置の概略縦断面図を示す。
図1に示すように、カメラ(デジタル一眼レフカメラ)10は、ミラーボックスユニット113を持つカメラボディ100と、撮影光学系であるフォーカスレンズ212を持ち、レンズマウント200aをボディマウント100aに取付けてカメラボディに着脱可能に装着されるレンズユニット(いわゆる交換レンズ)200とを備えて構成されている。
カメラボディのミラーボックスユニット113には、反射手段である跳ね上げ可能なメインミラー114と、メインミラーの上方に位置する焦点板(フォーカシングスクリーン)116とが格納されている。レンズユニットのフォーカスレンズ212を透過した被写体からの撮影光線はメインミラー114で上方に反射されて焦点板116上に結像される。
焦点板116の上方には、反射光学系、たとえば、プリズム122、ダハミラー124、ミラー126を略M型に配置したいわゆるM型ファインダ120が設けられ、ミラーに隣接してルーペレンズ(ルーペ)129が配置されている。そして、焦点板110に結像された被写体像は、プリズム122の第1反射面122a、第2反射面122bで反射され、さらに、ダハミラー124、ミラー126で反射されてルーペレンズ129に入射し拡大されて直接観察される。
また、焦点板116の上方で焦点板と同軸に、結像光学系である再結像レンズ117と、CCDなどの撮像素子からなるライブビュー用イメージャ(観察用イメージャ、第2の撮像素子)118が配置されている。ファインダ(反射光学系)のプリズム122の第1反射面122aは半透過性の半透過面(ハーフミラー)となっているため、焦点板116に結像された被写体像は、プリズムの第1反射面122aを透過し、再結像レンズ117によってライブビュー用イメージャ118に結像(再結像)される。そして、ライブビュー用イメージャ118に結像された被写体像は光電変換によりデジタル画像信号に変換されて、カメラボディ背面の液晶ディスプレィ(LCD;表示手段)130にライブビュー画像として表示される。
メインミラー114の背後(被写体と反対側)で焦点板116と光学的に等価な位置にCCDなどの撮像素子からなる撮像用イメージャ(第1の撮像素子)131が配置され、メインミラー、撮像用イメージャの間に、シャッター132、ローパスフィルター133が配置されている。また、撮像用イメージャの背後に、イメージャシフト機構134が設けられている。
CPUなどからなる制御手段140、240が、カメラボディ100、レンズユニット200にそれぞれ設けられ、カメラボディの制御手段(CCPU)140はカメラボディの構成要素の動きを、レンズユニットの制御手段(LCPU)240はレンズユニットの構成要素の動きをそれぞれ制御している。そして、2つの制御手段140、240は通信手段142、242によって電気的に連結されて、情報を交換している。
レリーズボタン(図示しない)を押すと、制御手段140の制御のもとで、メインミラー114が跳ね上げられ、シャッター132がレリーズされ、フォーカスレンズ212を透過した被写体像は撮像用イメージャ131に結像され、光電変換を経てデジタル画像信号に変換されて所定の画像処理が施される。
レンズユニット200は、フォーカスレンズ212の位置検出手段244と、フォーカスレンズを駆動するモータのような駆動手段246とを備え、レリーズボタンが半押し、すなわち、1stレリーズされると、制御手段(LCPU)240の制御のもとで駆動手段246を駆動し、フォーカスレンズの位置を位置検出手段でモニタしながらフォーカスレンズがフォーカシング(合焦)される。
ライブビュー用イメージャ118に結像され光電変換を経て画像信号に変換された被写体像は、LCD130に撮影前のライブビュー(観察画像)として表示されるとともに、その画像情報はカメラボディの制御手段(CCPU)140にも出力されており、レリーズボタンを押すとき、手ブレなどがあると、CCPU140は被写体像の動きベクトルを算出してブレを検出する。ここで、ライブビュー用イメージャ118上の被写体像は光電変換された画像信号であるため、ライブビュー用イメージャのブレ情報から、回転ブレ、並進ブレの双方が検出される。すなわち、CCPU140はソフトウエアによるブレ検出手段を有している。カメラボディ100はブレ補正回路144を備え、CPU140で検出した像ブレ(回転ブレ+並進ブレ)に応じてブレ補正回路が撮像用イメージャ131のシフト量(補正量)を算出する。そして、CCPU140がイメージャシフト機構(ブレ補正手段)134を制御して撮像用イメージャ131をそのシフト量だけシフトすることにより、撮像用イメージャ上の被写体像のブレが補正される。
このように、撮像用イメージャ(第1の撮像素子)131に加えて、焦点板116の結像を再結像するライブビュー用イメージャ(第2の撮像素子)118を設け、ビューイメージャのブレ情報から撮像用イメージャ130をシフトしてブレを補正している。つまり、ライブビュー用イメージャ118はブレ検出センサーとしても機能し、このブレ検出センサー(ライブビュー用イメージャ)は回転ブレ、並進ブレをいずれも検出するから、回転ブレおよび並進ブレの補正された画像が撮像用イメージャ(第1の撮像素子)131で撮像され、十分なブレ補正効果が得られる。なお、ブレ補正回路144はブレを打ち消すシフト量を算出するシフト量算出手段として機能し、イメージャシフト機構134は、そのシフト量だけ撮像用イメージャ131をシフトさせるブレ補正手段として機能している。
図2はブレ補正のフローチャートを示す。電源スイッチをオンとすれば、カメラが起動して、初期設定が自動的になされ、必要であれば撮影モードを希望のモードに変更する(S101)。そして、レリーズスイッチの操作がモニタされ(S102)、レリーズスイッチを1stレリーズ(半押し)していなければ、1stレリーズされるまで待機し、1stレリーズされれば、被写体の距離が測定され(S103)、フォーカスレンズが駆動されて合焦される(S104)。合焦動作がモニタされ(S105)、フォーカスレンズが合焦位置に駆動されて合焦動作が完了すると、ライブビュー用イメージャに結像された被写体の動きベクトルをカメラボディの制御手段で算出してブレが検出され(S106)、検出したブレを打ち消すシフト量(補正量)をブレ補正回路が算出する(S111)。
レリーズスイッチの操作がモニタされ(S112)、半押し、すなわち1stレリーズを経て十分に押し込まれる、すなわち、2ndレリーズされるまで待機し、2ndレリーズされると、イメージャシフト機構を駆動して撮像用イメージャをシフト量(補正量)だけシフトしてブレ補正がなされる(S113)。ブレ補正がなされると、メインミラーが跳ね上がり(S114)、シャッターがレリーズされ(S115)、撮像用イメージャに被写体像が結像されてデジタル画像が撮像される(読み出される)。そして、メインミラーが初期位置に戻されて(S116)、ブレ補正の一連の動作が終了し(S117)、リターンする(S118)。
次に、実施例2について、図3を参照しながら説明する。実施例2は回転ブレを検出する角速度センサーを設けた点で実施例1と異なり、それ以外での構成は実施例1と共通する。実施例1と共通する構成の説明は省略し、実施例2に特有な構成について説明すると、角速度センサー150がカメラボディ100内に配置されて、カメラのヨー方向およびピッチ方向の回転ブレ(ヨーイング、ピッチング)を検出可能となっている。
実施例2では、角速度センサー150によるブレ補正(回転ブレ補正)と、ライブビュー用イメージャ118によるブレ補正(回転ブレおよび並進ブレの補正)を被写体距離に応じて切換える構成となっており、並進ブレの影響の少ない遠距離撮影では、角速度センサー150のブレ情報に基づいてブレ補正がなされ、並進ブレを無視できない近距離撮影ではライブビュー用イメージャ118のブレ情報(像ブレ補正)に基づいてブレ補正がなされる。
すなわち、フォーカシングのために移動したフォーカスレンズ212の位置が位置検出手段244で検出されてレンズの制御手段(LCPU)240に入力され、被写体距離が被写体距離算出手段を有するLCPUで算出される。そして、被写体の距離情報がレンズユニットの通信手段242、カメラボディの通信手段142を経てカメラボディの制御手段(CCPU)240に伝達される。CCPU240では、被写体距離が判定スレッシュ(所定値;閾値)と比較され、判定スレッシュより大きく比較的遠距離と判断されれば(遠距離撮影)、並進ブレの影響は小さいと考えて無視され、角速度センサー150で検出したブレ情報(回転ブレ情報)が像ブレ検出手段を有するCCPU140に入力される。角速度センサー150で検出したブレ情報に応じてブレ補正回路144がブレを打ち消す撮像用イメージャ131のシフト量を演算する。そして、CCPU140がイメージャシフト機構134を制御して撮像用イメージャ131をそのシフト量だけシフトすることにより、撮像用イメージャ131上の被写体画像のブレ(回転ブレ)が補正される。
他方、被写体距離が判定スレッシュより小さく比較的近距離と判断されれば(近距離撮影)、並進ブレの影響も考慮され、ライブビュー用イメージャ118からのブレ情報(回転ブレおよび並進ブレの情報)を利用してブレ補正がなされる。すなわち、実施例1と同様に、ライブビュー用イメージャ118に結像された被写体像の画像情報がカメラボディの制御手段(CCPU)140に出力され、CCPUで検出したブレ(像ブレ)に応じてブレ補正回路144が撮像用イメージャ131のシフト量を演算し、イメージャシフト機構134を制御して撮像用イメージャをそのシフト量だけシフトして、撮像用イメージャ上の被写体像のブレ(回転ブレおよび並進ブレ)が補正される。
遠距離撮影では、被写体の明るさやコントラストなどによってブレ補正機能が低下するおそれがある。しかし、実施例2では、遠距離撮影においてはライブビュー用イメージャ118のブレ情報に代えて角速度センサー150のブレ情報を利用してブレ補正を行なっているため、遠距離撮影においても被写体の明るさやコントラストなどによるブレ補正機能の低下を招くことなく、安定したブレ補正機能が得られる。
このように、実施例2では、ブレ検出センサーを兼用するライブビュー用イメージャ(第2の撮像素子)118に加えて、回転ブレを検出する角速度センサー(回転ブレ検出手段)150を設けている。そのため、角速度センサー150で検出した回転ブレのブレ情報に応じたブレ補正(回転ブレ補正)と、ライブビュー用イメージャ118で検出した回転ブレおよび並進ブレのブレ情報に応じたブレ補正(回転ブレと並進ブレの補正)とが、被写体距離に応じて選択でき、撮影距離に応じた最良のブレ補正が行なえる。
図3は実施例2におけるブレ補正のフローチャートを示す。実施例2のS201〜S205は実施例1のS101〜S105に等しく、電源スイッチをオンとすれば、カメラが起動して、初期設定が自動的になされ、必要であれば撮影モードを希望のモードに変更され(S201)、レリーズスイッチの操作がモニタされ(S202)、レリーズスイッチを1stレリーズしていなければ、1stレリーズされるまで待機し、1stレリーズされていれば、被写体の距離が測定され(S203)、フォーカスレンズが合焦位置に駆動されてオートフォーカスされ(S204)、合焦動作がモニタされる(S205)。
合焦動作が完了すると、合焦されたフォーカスレンズの位置情報がレンズユニットの制御手段からカメラボディの制御手段に伝えられ(S206)、カメラボディの制御手段で被写体距離が算出され(S207)、判定スレッシュ(所定値、閾値)と比較される(S208)。被写体距離が判定スレッシュより大きい遠距離撮影では角速度センサーのブレが検出され(S209)、判定スレッシュより小さい近距離撮影ではライブビュー用イメージャのブレがカメラボディの制御手段で検出される(S210)。
ブレ検出後のS211〜S218は実施例1のS211〜S218に等しく、検出された角速度センサーのブレまたはライブビュー用イメージャのブレを打ち消すシフト量(補正量)がブレ補正回路で算出される(S211)。そして、レリーズスイッチの操作がモニタされ(S212)、1stレリーズを経て2ndレリーズされるまで待機し、2ndレリーズされると、イメージャシフト機構を駆動して撮像用イメージャをシフト量(補正量)だけシフトしてブレ補正がなされる(S213)。ここで、角速度センサーのブレ情報(回転ブレの情報)からブレ補正がなされる場合には、回転ブレのブレ補正がなされ、ライブビュー用イメージャのブレ情報(回転ブレおよび並進ブレの情報)からブレ補正がなされる場合には、回転ブレおよび並進ブレのブレ補正がなされる。ブレ補正がなされると、メインミラーが跳ね上がり(S214)、シャッターがレリーズされて(S215)、撮像用イメージャに被写体像が結像されてデジタル画像が撮像され(読み出され)、メインミラーが初期位置に戻されて(S216)、ブレ補正の一連の動作が終了し(S217)、リターンする(S218)。
実施例3は、実施例2におけるメインミラー114を固定式のハーフミラーとする。ハーフミラーは、一般にペリクルミラーと称される薄膜の半透過ミラーで構成される。この構成では、撮像用イメージャ131の露光中においても、ライブビュー用イメージャ118にリアルタイムの画像が結像される。そのため、露光中のブレが検出可能となり、近距離撮影時に、より正確な補正量が検出可能となる。
メインミラー114をハーフミラーとすれば、メインミラーを揺動させる必要がないため、メインミラーの揺動機構が省略できる。そのため、部品点数が減ってコストダウンとなるとともに、構成が簡単化され、小型軽量化できる。また、メインミラーの駆動に要する時間がなくなるため、カメラの動作をより高速化できる。
実施例3におけるブレ補正のフローチャートを図5に示す。実施例3では、メインミラーを揺動させる必要はないから、実施例2のS214の「ミラーアップ」と、S216の「ミラーダウン」が不要となる点を除けば、実施例3のフローチャートは実施例2のフローチャートに等しい。すなわち、実施例3のS301〜S313は実施例S201〜S213に等しく、S314〜S318は、S316において「ミラーダウン」がない点を除けば、S215〜S218に等しい。実施例3におけるブレ補正は、実施例2でのブレ補正とほぼ同一であるから、図5のフローチャートの詳細な説明は省略する。
なお、メインミラー114をハーフミラーとする実施例3の技術思想の応用は、ライブビュー用イメージャ118と角速度センサー150とを併用した実施例2に限定されず、ライブビュー用イメージャのみを使用した実施例1にも応用でき、実施例1においてメインミラーをハーフミラーとしてもよい。実施例1においてメインミラー114をハーフミラーとすれば、露光中のブレが検出可能となり、より正確な補正量が検出可能となる。
上述した実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明は実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記以外の変形や応用が可能であることはいうまでもない。
本発明によれば、専用のセンサーを使用することなく、並進ブレが回転ブレとともに補正され、撮像を必要とする分野に本発明が広範囲に応用できる。
デジタル一眼レフカメラとして具体化された本発明の実施例1に係る撮像装置の概略縦断面図を示す。 実施例1におけるブレ補正のフローチャートを示す。 デジタル一眼レフカメラとして具体化された本発明の実施例2に係る撮像装置の概略縦断面図を示す。 実施例2におけるブレ補正のフローチャートを示す。 実施例3におけるブレ補正のフローチャートを示す。
符号の説明
10 撮像装置(デジタル一眼レフカメラ)
100 カメラボディ
114 メインミラー
116 焦点板
117 再結像レンズ(結像光学系)
118 ライブビュー用イメージャ(観察用イメージャ、第2の撮像素子)
120 M型ファインダ(反射光学系)
122 プリズム
122a プリズムの第1反射面(ハーフミラー)
129 ルーペレンズ(ルーペ)
130 液晶ディスプレィ(LCD)
131 撮像用イメージャ(第1の撮像素子)
134 イメージャシフト機構(ブレ補正手段)
140 カメラボディの制御手段(CCUP;被写体距離算出手段)
144 ブレ補正回路
150 角速度センサー(回転ブレ検出手段)
200 レンズユニット
212 フォーカスレンズ
240 レンズユニットの制御手段(LCUP)

Claims (8)

  1. 撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子と、
    前記撮影光学系と前記第1の撮像素子の間に位置し、前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させる反射手段と、
    前記反射手段で反射した光をその面上に結像させる焦点板と、
    前記焦点板上の像を再結像させる結像光学系と、
    前記結像光学系によって再結像された画像を光電変換により画像信号に変換する第2の撮像素子と、
    前記第2の撮像素子からの画像を表示する表示手段と、
    を具備し、
    前記第2の撮像素子に再結像された画像を撮影前の観察画像として前記表示手段に表示するとともに、前記第2の撮像素子の画像信号から像ブレを検出することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2の撮像素子の画像信号から検出した像ブレからシフト量を算出する算出するシフト量算出手段と、
    前記シフト量算出手段で算出したシフト量に応じて前記第1の撮像素子をシフトさせてブレを補正するブレ補正手段とをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記撮像光学系の合焦位置に基づいて被写体距離を算出する被写体距離算出手段と、
    回転ブレを検出する回転ブレ検出手段と、をさらに具備し、
    前記被写体距離算出手段で算出した被写体距離が所定値より大きければ、前記回転ブレ検出手段で検出した回転ブレのブレ情報に応じて前記ブレ補正手段を駆動制御し、
    被写体距離が所定値より小さければ、前記第2の撮像素子で検出した像ブレのブレ情報に応じて前記ブレ補正手段を駆動制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記反射手段がハーフミラーであることを特徴とする請求項1乃至3記載の撮像装置。
  5. 前記焦点板上の像を拡大するルーペと、
    前記焦点板と前記ルーペの間の光路に位置し、少なくとも1つの反射面を半透過性の半透過面とした反射光学系とをさらに具備し、
    前記反射光学系の半透過面を通過した光が前記結像光学系によって前記第2の撮像素子に再結像される請求項1乃至4記載の撮像装置。
  6. 撮影光学系と撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子との間に反射手段を配置して前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させて焦点板に結像させる撮像装置において、
    前記焦点板で結像した被写体像を前記第1の撮像素子とは別の第2の撮像素子に再結像させ、前記第2の撮像素子のブレ情報からシフト量を演算して前記第1の撮像素子をシフトさせてブレ補正を行なうことを特徴とする撮像装置。
  7. 撮影光学系と撮影光学系を通過した光を光電変換により画像信号に変換する第1の撮像素子との間に反射手段を配置して前記撮影光学系を通過した光を撮影光軸と異なる方向に反射させて焦点板に結像させる撮像装置において、
    前記焦点板で結像した被写体像を再結像させ、再結像された画像を光電変換により画像信号に変換し、その画像から像ブレを検出する第2の撮像素子を設けるとともに、回転ブレを検出する回転ブレ検出手段を設け、
    前記撮像光学系の合焦位置に基づいて算出された被写体距離が所定値より大きければ、前記回転ブレ検出手段で検出したブレ情報に応じてブレ補正を行ない、
    被写体距離が所定値より小さければ、前記第2の撮像素子で検出したブレ情報に応じてブレ補正を行なうことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記反射手段がハーフミラーであることを特徴とする請求項6または7記載の撮像装置。

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JP (1) JP2006171356A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008083344A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Canon Inc 光学機器
JP2009105784A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Sony Corp 撮像装置
JP2011139169A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Canon Inc 撮像装置
CN102540627A (zh) * 2010-10-19 2012-07-04 佳能株式会社 图像稳定性控制装置、摄像装置以及图像稳定性控制方法
JP2014146918A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像制振装置
US11196925B2 (en) 2019-02-14 2021-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus that detects motion vectors, method of controlling the same, and storage medium

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