JP2010133681A - 飲料水ディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料水ディスペンサーにおいて、オーバーフロートラップを構成する部品の数を削減する。
【解決手段】冷水タンク2は、余剰水を排出するためのオーバーフロー部15を備える。オーバーフロー部15は、オーバーフロートラップ16とオーバーフローパイプ17とを備える。オーバーフロートラップ16は、冷却空間12から排出された余剰水を一時的に貯留する。オーバーフローパイプ17は、オーバーフロートラップ16から溢れた余剰水を、冷水タンク2の外部へと最終的に排出する。オーバーフロートラップ16はタンク本体13の一部およびタンク蓋14の一部によって構成され、オーバーフローパイプ17はタンク本体13と一体に形成される。
【選択図】図2

Description

この発明は、飲料水ディスペンサーに関する。
アイスバンク方式の飲料水ディスペンサーは、冷水タンクと冷水コイルとを用いた二段階の冷却によって飲料水を冷却するものである。すなわち、冷水タンクに冷却用水を貯留し、冷媒によってこの冷却用水を冷却して冷水タンク内に氷を成長させ、冷水タンクの中を通る配管に飲料水を通過させて飲料水を冷却する。
このようなアイスバンク方式の飲料水ディスペンサーにおいては、冷却用水の量が過剰となった場合に備え、余剰の冷却用水を排出するオーバーフローパイプが冷水タンクの満水位付近に設けられる。このような構成の例は、特許文献1に記載される。この例では、冷水タンクの内壁、冷水タンクの外壁、オーバーフローパイプ、およびオーバーフローパイプを接続する部分が、それぞれ別部材からなっている。
実開平1−97183号公報
このような飲料水ディスペンサーにおいて、冷水タンクとオーバーフローパイプとの間に、排出されるべき余剰水を一時的に貯留するオーバーフロートラップが設けられる場合がある。このオーバーフロートラップも、冷水タンクおよびオーバーフローパイプとは別の、独立した別部材から構成される。
しかしながら、従来の飲料水ディスペンサーにおいては、オーバーフロートラップが別部材からなるため、部品点数が増加するという問題があった。たとえば、特許文献1に記載される構成にさらにオーバーフロートラップを追加する場合には、タンク内壁を構成する樹脂一体部材と、タンク外壁および底部を構成する板金部材と、タンク蓋を構成する部材と、内壁と外壁との間に配置される断熱材を構成するウレタン発泡部材と、オーバーフローパイプを構成する樹脂製のホースと、オーバーフローパイプを接続しつつオーバーフロートラップを構成する部材との合計6部品が必要となる。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、飲料水ディスペンサーにおいてオーバーフロートラップを構成する部品の数を削減することを目的とする。
上述の問題を解決するため、この発明に係る飲料水ディスペンサーは、水を冷却する冷水タンクを備えた飲料水ディスペンサーであって、冷水タンクは、水を貯留するタンク本体と、タンク本体の上方の少なくとも一部を覆うタンク蓋とを備え、冷水タンクは、所定の水位を超える余剰水を排出するオーバーフロー部を備え、オーバーフロー部は、余剰水の一部を貯留するオーバーフロートラップを含み、オーバーフロートラップは、タンク本体の一部と、タンク蓋の一部とによって構成される。
この発明によれば、飲料水ディスペンサーのオーバーフロートラップが、冷水タンクのうちタンク本体の一部とタンク蓋の一部とによって構成される。このため、オーバーフロートラップを構成するための専用の部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る飲料水ディスペンサー1の内部構造を概略的に示す図である。飲料水ディスペンサー1はアイスバンク方式の冷水タンク2を備え、冷水と、冷水を用いて製造される飲料とを、利用者の操作に応じて提供する。冷水タンク2は支持フレーム4によって支持される。また、飲料水ディスペンサー1はホットタンク3を備え、お湯と、お湯を用いて製造される飲料とを、利用者の操作に応じて提供する。ホットタンク3も支持フレーム4によって間接的に支持されるが、この支持構造については特に図示しない。
飲料水ディスペンサー1は、冷凍サイクルを備え、これによって飲料水を間接的に冷却する。冷凍サイクルにおいては、エバポレータとして機能する蒸発コイル32(図2等を用いて後述)、圧縮機(図示せず)、凝縮器(図示せず)、ドライヤ90(図17を用いて後述)、および膨張弁(図示せず)がこの順に接続されて回路を構成する。この冷凍サイクルは、冷媒であるガスを、圧縮機において圧縮し、凝縮器においてファンモータで強制冷却して凝縮させ、ドライヤにおいて水分等を取り除き、膨張弁において膨張させ、蒸発コイルにおいて蒸発させ、圧縮機に戻す。
また、飲料水ディスペンサー1は、給排水用の配管、ヒータ、攪拌用のモータ等の構成要素を備える。これらは、とくに後述するものを除いて従来の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。これらの構成要素は、支持フレーム4内部の空間5、冷水タンク2上方の空間6、等の空間に収容される。
図2は、冷水タンク2の構成を示す断面図である。説明の便宜上、図2には冷水タンク2に関連する部材のうち一部のみを示し、たとえば蒸発コイルホルダ40(図5等を用いて後述)については省略している。また、この断面は図1とは異なる方向のものである。
冷水タンク2は、飲料水を冷却するための冷却用水を貯留する。このために、冷水タンク2は、水を貯留するタンク本体13と、タンク本体13の上方を覆うタンク蓋14とを備える。タンク本体13は樹脂成形部品であり、冷水タンク2の底部の内装と、周面の内装および外装とが一体となった部材である。タンク本体13はタンク内壁13aおよびタンク外壁13bを含み、タンク外壁13bの下端にはタンク底板19が設けられる。冷水タンク2は、内部と外部との断熱のための断熱材18を備える。断熱材18は、タンク内壁13a、タンク外壁13b、およびタンク底板19で囲まれた空間に配置される。
冷水タンク2は、冷却用水および飲料水を冷却する冷却空間12を備える。冷水タンク2内の冷却空間12には、飲料水を輸送するとともに冷却する飲料水配管として、冷水コイル31が設けられる。冷水コイル31は、熱伝導性および耐食性の高い材質をコイル状のチューブに形成したものであり、たとえばステンレスパイプが用いられる。なお、図示の便宜上、冷水コイル31のコイル状部分については、上端付近および下端付近の部分のみを示している。
冷水コイル31の上流端部は、図示しない給水管に連結されている。また、冷水コイル31の下流端部は、図示しない注出管に連結されている。このような構成によって、飲料水ディスペンサー1は、利用者の操作に応じて冷却された飲料水を注出し、利用者に提供するようになっている。
また、冷水タンク2内の冷却空間12には、冷水コイル31を取り巻くようにして蒸発コイル32が設けられる。蒸発コイル32は冷凍サイクルの一部を構成する。蒸発コイル32は、その内部で冷媒を蒸発させる冷媒蒸発配管であり、冷媒の気化熱によって冷水タンク2内の冷却用水を冷却し、これによって間接的に冷水コイル31内の飲料水を冷却する。なおこの際、蒸発コイル32の周囲には氷が形成される。
また、冷却空間12の中央付近、あるいは冷水コイル31が形成するコイルの中央付近には、飲料水を効率良く冷却するために、冷却空間12内の冷却用水を攪拌する攪拌手段である、インペラ33が設けられている。インペラ33はタンク蓋14に回転可能に固定され、冷却用水を攪拌して冷却能力を良くしている。
インペラ33は、飲料水ディスペンサー1の運転中は常に連続運転され、冷却空間12内の冷却用水を常に攪拌し、これによって冷水コイル31内の飲料水を効率良く冷却する。また、攪拌によって、強制的に冷却用水を循環させて冷却用水の水温を均一化し、蒸発コイル32に氷結し蓄氷された氷(蓄熱材)を均一に使用して熱交換の効率を良くする。
また、冷水タンク2の内部、タンク本体13の底面には、水流ガイド34が立設される。水流ガイド34は、底面から鉛直上方に立ち上がる円筒面状であり、その内径は冷水コイル31の外径より大きく、蒸発コイル32の内径より小さい。すなわち、水流ガイド34は冷水コイル31と蒸発コイル32との間に形成される。この水流ガイド34は、インペラ33によって発生する水流をガイドする。なお、水流ガイド34にはスリット34aが形成され、冷却用水の給排水が水流ガイド34に阻害されず行えるようになっている。
冷却空間12における冷水タンク2の満水位は所定の水位Aとなっており、満水位Aを超える量の水、すなわち余剰水は冷却空間12の外部へと排出される。冷水タンク2は、余剰水を冷水タンク2の外部に排出するためのオーバーフロー部15を備える。オーバーフロー部15はタンク本体13の側部に形成される。
オーバーフロー部15は、オーバーフロートラップ16とオーバーフローパイプ17とを備える。オーバーフロートラップ16は、冷却空間12から排出された余剰水を一時的に貯留する。オーバーフローパイプ17は、オーバーフロートラップ16から溢れた余剰水を、冷水タンク2の外部へと最終的に排出する。なおオーバーフローパイプ17はタンク本体13と一体に形成される。
図1には示さないが、ホットタンク3の満水位は、冷却空間12における冷水タンク2のオーバーフロー部15よりも上方に位置しており、ホットタンク3にはこの満水位を超える量の余剰水を排出するオーバーフローホースが設けられる。図2ではこれを温水オーバーフローホース11として示す。温水オーバーフローホース11はタンク蓋14の一部を上下に貫通して配置され、その下端11aは、オーバーフロー部15に含まれる合流空間10の内部に開口する。この合流空間10において、冷水タンク2の余剰水とホットタンク3の余剰水とが合流し、ともにオーバーフローパイプ17から外部へと排出される。
図3および図4は、オーバーフロートラップ16およびその周辺の構成を示す斜視図である。図3はタンク本体13の構造の一部を示し、図4はタンク蓋14の構造の一部を示す。
図2〜4に示すように、オーバーフロートラップ16は、傾斜部16aと、貯水壁16bと、蒸気遮蔽板16cとを備える。傾斜部16aおよび貯水壁16bはタンク本体13の一部であり(図3)、蒸気遮蔽板16cはタンク蓋14の一部である(図4)。このように、オーバーフロートラップ16はタンク本体13の一部およびタンク蓋14の一部によって構成されるので、独立した部品は不要であり、部品点数を削減することができる。
オーバーフロートラップ16の傾斜部16aは、冷却空間12に隣接して設けられ、冷却空間12から外側に向かって低くなる傾斜を有する。傾斜部16aは、冷却空間12の満水位Aを超えて溢れた余剰水をオーバーフロートラップ16に導くとともに、オーバーフロートラップ16から冷却空間12への逆流を防ぐ。
貯水壁16bは、傾斜部16aの下端から鉛直上方に伸び、オーバーフロートラップ16に導かれた余剰水をオーバーフロートラップ16内に貯留する。また、貯水壁16bの上端はオーバーフロートラップ16の満水位B(図2)を規定する。すなわち、オーバーフロートラップ16内の余剰水は、満水位Bに達すると貯水壁16bを越えてオーバーフローパイプ17側へと溢れる。なお、オーバーフロートラップ16の満水位Bは冷却空間12の満水位Aよりも低くなっており、オーバーフロートラップ16内の余剰水が冷却空間12へと逆流することはない。
このように、オーバーフロートラップ16は、余剰水を一時的に貯留するものであり、また、余剰水を所定の量だけ貯留するものである。
蒸気遮蔽板16cは、傾斜部16aの上方、かつ貯水壁16bの内側に設けられる。蒸気遮蔽板16cはタンク蓋14から鉛直下方向に延びており、その下端は満水位Bよりも低い位置Cに設けられる。すなわち、オーバーフロートラップ16内に余剰水が満水位Bまで貯留されている場合には、蒸気遮蔽板16cの下端の位置Cは余剰水の水位より下となる。また、余剰水の水位が位置C以上である場合には、蒸気遮蔽板16cは冷却空間12と合流空間10とを遮蔽する。すなわち、タンク本体13とタンク蓋14とによって画定される空間は、オーバーフロートラップ16内部に貯留された余剰水と蒸気遮蔽板16cとによって、冷却用水を貯留する冷却空間12と、ホットタンク3からの排水を合流させる合流空間10とに隔絶され、これらの内部空間は互いに連通しない状態となる。
このため、余剰水の水位が蒸気遮蔽板16cの下端以上である場合には、温水オーバーフローホース11から温水が合流空間10に排出された場合であっても、温水、温水の蒸気、温水に接した空気等は、冷却空間12には侵入しない。このため、温水オーバーフローホース11および合流空間10が高温になった場合でも、その熱は冷却空間12には伝播しにくい。このように、オーバーフロートラップ16に蒸気遮蔽板16cを設けることにより、冷水タンク2の冷却効率を高くすることができる。
次に、図5および図6を用いて、冷却空間12内で蒸発コイル32を支持する蒸発コイルホルダ40の構成を説明する。説明の便宜上、図5および図6では、図2に示される構成要素のうち一部(冷水コイル31等)を省略する。
図5は、冷水タンク2の、図1および図2とは異なる断面による断面図である。図6は冷水タンク2の上面図である。
冷水タンク2には3つの蒸発コイルホルダ40が取り付けられる。蒸発コイルホルダ40は、冷却空間12内で上下に延びる形状であり、略有底円筒面状をなす冷却空間12の軸と平行に配置される。また、3つの蒸発コイルホルダ40は、図6に示すように、冷却空間12の周方向に互いに等間隔をなすよう配置される。蒸発コイルホルダ40の上部には、外方に延びる上端支持部41が形成される。蒸発コイルホルダ40は、この上端支持部41と、下端42とを介して、タンク本体13に支持される。
次に、図7および図8を用いて、蒸発コイルホルダ40の形状を説明する。蒸発コイルホルダ40には、複数の蒸発コイル支持溝43が形成される。蒸発コイル支持溝43は、蒸発コイルホルダ40において、部材が冷却空間12の外側から内側へと(すなわち、上端支持部41が延びる方向とは逆の方向へと)くぼむことによって形成される溝であり、蒸発コイル32に嵌合する形状となっている。蒸発コイル支持溝43は、蒸発コイル32のピッチと同じ間隔で設けられる。1つの蒸発コイルホルダ40の蒸発コイル支持溝43は、蒸発コイル32の異なる周回における同じ周方向位置において、蒸発コイル32に内側から嵌合し(図5参照)、これによって蒸発コイル32を支持する。
また、蒸発コイルホルダ40には、蒸発コイル32の周囲に形成される氷の量を検出する蓄氷センサが取り付けられる。すなわち、蒸発コイルホルダ40は蓄氷センサを支持するセンサホルダとしても機能する。
図9および図10を用いて、蓄氷センサの構成を説明する。図9および図10は、それぞれ、図7および図8において、蓄氷センサが蒸発コイルホルダ40に取り付けられた状態を示す。
蓄氷センサは、上下に所定距離だけ離隔して配置される2つの電極からなる。これらのうち、上側に配置されるものを第一電極61とし、下側に配置されるものを第二電極62とする。第一電極61には第一ケーブル61aが接続され、この第一ケーブル61aが第一電極61と外部の制御装置(図示せず)とを電気的に接続する。同様に、第二電極62には第二ケーブル62aが接続され、この第二ケーブル62aが第二電極62と制御装置とを電気的に接続する。
蓄氷センサの第一電極61および第二電極62は、いずれも、蒸発コイル支持溝43の列から所定の距離Dだけ隔てて配置される。このような構成によって、蓄氷センサは、蒸発コイル32の周囲に形成された氷の量を検出する。また、制御装置は、蓄氷センサが検出した氷の量に基づいて冷凍サイクルの動作を制御し、氷の量を適切に維持する。
図11に、タンク本体13が蒸発コイルホルダ40を支持する構成の一部を示す。上端支持部41には下方に突出する係合突起41aが形成され、タンク本体13には上端支持部41および係合突起41aと対応する形状の係合凹部13cが形成される。上端支持部41および係合突起41aを上方から係合凹部13cに挿入して嵌合させることにより、蒸発コイルホルダ40がタンク本体13に固定される。また、タンク内壁13aには、蒸発コイルホルダ40のそれぞれについて、周方向位置を規定する一対のホルダガイド13dが形成されており、係合突起41aを係合凹部13cに挿入する際の位置合わせを容易にする。
また、図5に示すように、蒸発コイルホルダ40を上から押さえるための構造として、タンク蓋14にリブ23が形成される。リブ23は、タンク蓋14の下面から鉛直下方に延びる筒状の構造であり、その下端は開口している。このリブ23は図4にも示される。
図5に示すように、複数の蒸発コイルホルダ40それぞれの位置において蒸発コイル32の上下位置が異なるため、蒸発コイルホルダ40はこれに応じて異なる高さに固定される。このため、リブ23は、それぞれの蒸発コイルホルダ40の上下方向位置に応じて、異なる高さをもって設けられる。
このような構成によって、冷却空間12内で蒸発コイルホルダ40が完全に固定される。すなわち、タンク本体13に蒸発コイルホルダ40の上端支持部41および下端42が支持されることによって、蒸発コイルホルダ40の下方向への移動が制限され、リブ23に上端支持部41が押さえられることによって、蒸発コイルホルダ40の上方向への移動が制限され、タンク本体13の係合凹部13cに上端支持部41の係合突起41aが嵌合することによって、蒸発コイルホルダ40の横方向への移動が制限される。
なお、図5等から明らかなように、蒸発コイルホルダ40の固定にはビス等の追加部材は不要であり、簡素な構成となっている。
次に、図12〜図15を用いて、飲料水ディスペンサー1内で冷水タンク2を支持するための構造について説明する。
図12は、図1と同一の位置の断面による、冷水タンク2の断面図である。なお説明の便宜上、図12では、図2に示される構成要素のうち、タンク本体13、タンク蓋14、断熱材18およびタンク底板19のみを示す。
タンク本体13は、タンク外壁13bの下端にタンク固定突起81を備える。また、タンク外壁13bの下端においてタンク固定突起81と反対側、すなわちタンク本体13の軸に関して対称となる位置に、タンク固定フランジ82およびタンク位置決め突起83を備える。
タンク固定突起81周辺の斜視図を図13に示す。タンク固定突起81は、タンク本体13から外側に向けて突起しており、タンク固定突起81の外側上辺には突起係合部81aが設けられ、上側に延びている。また、タンク固定突起81の下縁は突起下辺81bを構成する。
タンク固定フランジ82周辺の斜視図を図14に示す。タンク固定フランジ82はタンク本体13から外側に向けて延びており、タンク固定フランジ82を上下に貫通するタンク固定ネジ穴84が設けられる。
このタンク固定突起81、タンク固定フランジ82、およびタンク位置決め突起83は、すべてタンク本体13と一体に形成される。
図15は、冷水タンク2を支持する支持フレーム4の構成を示す斜視図である。支持フレーム4は、水平に配置される支持面410と、支持面410を支持する2本の支持脚420とを含む。支持面410は略長方形状であり、長手方向両端においてそれぞれ支持脚420によって支持される。この支持面410が冷水タンク2およびホットタンク3を支持する。
支持面410の一端に、冷水タンク2のタンク固定突起81と係合する角穴フランジ411が配置される。角穴フランジ411は、支持面410の一部を切り抜き、支持脚420の一方と面一とするよう形成されている。このため、支持面410には、角穴フランジ411が切り抜かれたフランジ切抜穴412が形成されることになる。
角穴フランジ411は略矩形であり、その中央には角穴411aが形成されて角穴フランジ411が枠状をなす構成となっている。この角穴411aにタンク固定突起81が係合して、冷水タンク2を支持フレーム4に固定する。
なお、タンク固定突起81を固定するために、突起係合部81aの高さは角穴フランジ411の開口高さよりも高く設計される。このため、冷水タンク2を水平に保ったままではタンク固定突起81を角穴411aに挿入することができないので、取り付け作業時には冷水タンク2を傾け、タンク固定突起81側をやや低くする必要がある。ただし、角穴フランジ411に隣接してフランジ切抜穴412が形成されているため、タンク固定突起81の突起下辺81bをフランジ穴切抜穴412より下方に逃がすことができるので、冷水タンク2の傾斜はそれほど大きくする必要がない。このように、取り付け作業を省力化することができる。
また、支持面410の所定の位置には、タンク位置決め穴413およびタンク固定ネジ穴414が形成される。タンク位置決め穴413は、タンク固定突起81が角穴フランジ411に係合した際にタンク位置決め突起83と整合する位置に設けられ、タンク固定ネジ穴414は、同じくタンク固定突起81が角穴フランジ411に係合した際にタンク固定ネジ穴84と整合する位置に設けられる。冷水タンク2を支持フレーム4に取り付ける際には、タンク位置決め突起83をタンク位置決め穴413に挿入し、これによって冷水タンク2の位置決めを行う。さらに、タンク固定ネジ穴84およびタンク固定ネジ穴414をネジ(図示せず)に螺合し、冷水タンク2を支持フレーム4に固定する。
このように、タンク固定突起81、タンク固定フランジ82およびタンク位置決め突起83は、すべてタンク本体13と一体に形成されており、また、角穴フランジ411は支持フレーム4と一体に形成される。このため、冷水タンク2を支持フレーム4に固定するためのブラケット等を独立した部材として取り付ける必要がなく、取り付けにはネジ1本(タンク固定ネジ穴84およびタンク固定ネジ穴414に対応するもの)を要するのみである。このように、部品点数が削減できる。
次に、図16および図17を用いて、冷水タンク2のタンク外壁13bに、冷凍サイクルの一部をなすドライヤ90が固定される構成を説明する。
図16は、タンク外壁13bに形成されたドライヤ支持部13eの構造を示す。ドライヤ支持部13eは、タンク外壁13bとドライヤ90との間に形成される中央支持突起13fと、ドライヤ90を両側から挟持する一対の側部支持突起13gとを含む。
図17は、ドライヤ支持部13eにドライヤ90が取り付けられた状態を示す。ドライヤ90は略円筒状であり、その両端には冷媒を運搬する冷媒配管91が連結されている。中央支持突起13fおよび一対の側部支持突起13gは、ドライヤ90の軸方向中央部を、それぞれ異なる周方向位置において支持する。
以上説明するように、飲料水ディスペンサー1は、全体的に部品点数が少なく、構成が簡素である。たとえば、図2に示すように、冷水タンク2の外部構造を構成する部材は、タンク本体13、タンク蓋14、タンク底板19、および断熱材18の合計4部材のみである。すなわち、オーバーフローパイプ17や、オーバーフロートラップ16は独立の部材ではなく、それぞれ他の部材の一部として形成される。たとえば、タンク内壁13a、タンク外壁13b、オーバーフロートラップ16の一部(傾斜部16a、貯水壁16b)、およびオーバーフローパイプ17は、すべて同一の部材として一体に形成される。このように、実施の形態1に係る飲料水ディスペンサー1によれば、部品点数を削減でき、製造作業コストを低減することができる。
また、冷水タンク2はオーバーフロートラップ16によって冷却空間12と合流空間10とを隔絶するので、冷却効率を低下させることなく温水オーバーフローホース11から排出される温水を合流空間10で合流させることができる。このため配管の構成を簡素化でき、製造作業コストを削減することができる。
とくに、ホットタンク3が冷水タンク2の上方に配置されている構成においては、冷水用のオーバーフローパイプ17を温水用にも共用することができ、温水オーバーフローホース11を下方まで延ばす必要がない。
また、蒸発コイルホルダ40は、蒸発コイル32を支持する部材であると同時に、蓄氷センサ(第一電極61および第二電極62)を支持する部材でもある。このため、部品の点数をさらに削減することができる。
さらに、冷却用水の過冷却によって冷却空間12内で冷却用水の綿氷が発生し、これが余剰水とともにオーバーフロートラップ16へと溢れた場合であっても、綿氷はオーバーフロートラップ16の貯水壁16bに引っかかってオーバーフロートラップ16内に留まる。こうして綿氷はオーバーフロートラップ16内で融けて水になるので、オーバーフローパイプ17には到達しない。したがって、オーバーフローパイプ17内で排水が凍結してパイプが詰まるという事態を防止することができる。
上述の実施の形態1は、アイスバンク方式の飲料水ディスペンサーに関するものであるが、実施の形態1のオーバーフロートラップ16と同様のオーバーフロートラップはアイスバンク方式以外の飲料水ディスペンサーに設けられてもよい。たとえば、冷却用水を用いず、飲料水を貯留して直接冷却する冷水タンクを備える飲料水ディスペンサーにおいて、同様のオーバーフロートラップが設けられてもよい。
この発明に係る飲料水ディスペンサーの内部構造を概略的に示す図である。 図1の冷水タンクの構成を示す断面図である。 タンク本体における、オーバーフロートラップおよびその周辺の構成を示す斜視図である。 タンク蓋における、オーバーフロートラップおよびその周辺の構成を示す斜視図である。 図1の冷水タンクの構成を示す、図2とは異なる断面図である。 図1の冷水タンクの上面図である。 図5の蒸発コイルホルダの形状を説明する図である。 図5の蒸発コイルホルダの形状を説明する図である。 図7に対応する、蒸発コイルホルダに蓄氷センサが取り付けられた状態を示す図である。 図8に対応する、蒸発コイルホルダに蓄氷センサが取り付けられた状態を示す図である。 図2のタンク本体が蒸発コイルホルダを支持する構成の一部を示す。 図1の冷水タンクの断面図である。 図12のタンク固定突起周辺の斜視図である。 図12のタンク固定フランジ周辺の斜視図である。 図1の冷水タンクを支持する支持フレームの構成を示す斜視図である。 タンク外壁に形成されたドライヤ支持部の構造を示す図である。 図16のドライヤ支持部にドライヤが取り付けられた状態を示す図である。
符号の説明
1 飲料水ディスペンサー、2 冷水タンク、13 タンク本体、14 タンク蓋、15 オーバーフロー部、16 オーバーフロートラップ。

Claims (1)

  1. 水を冷却する冷水タンクを備えた飲料水ディスペンサーであって、
    前記冷水タンクは、水を貯留するタンク本体と、前記タンク本体の上方の少なくとも一部を覆うタンク蓋とを備え、
    前記冷水タンクは、所定の水位を超える余剰水を排出するオーバーフロー部を備え、
    前記オーバーフロー部は、前記余剰水の一部を貯留するオーバーフロートラップを含み、
    前記オーバーフロートラップは、前記タンク本体の一部と、前記タンク蓋の一部とによって構成される
    飲料ディスペンサー。
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