JP2010133108A - 小割破砕機及び小割破砕機を備えた建設機械 - Google Patents

小割破砕機及び小割破砕機を備えた建設機械 Download PDF

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裕二 前原
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Abstract

【課題】その破砕能力を最大限に発揮できる状態で破砕対象物を挟み込むことができる小割破砕機及びこの小割破砕機を備えた建設機械を提供する。
【解決手段】油圧ショベル2のアーム14の先端にアーム14の長手方向に直交するアーム回動軸62を中心に回動可能に取り付けられる小割破砕機18は、基部フレーム24と、基部フレーム24から一体的に延出された固定顎26と、基部フレーム24に回動自在に取り付けられた、開閉可能な可動顎28と、基部フレーム24とアーム14との連結に用いられるスイングユニット30とを備えており、このスイングユニット30は、アーム回動軸62と直交する方向に延びるスイング軸46と、スイング軸46を中心に基部フレーム24を回動可能に保持するフレームブラケット32と、スイング軸46を保持するとともにアーム回動軸に回動可能に取り付けられているスイングコネクタ34とを含んでいる。
【選択図】図2

Description

本発明は、構造物の解体工事に用いられる破砕機に関し、より詳しくは、小割破砕を行う小割破砕機及びこの小割破砕機を備えた建設機械に関する。
一般的に、ビル等の鉄筋コンクリート構造物を解体する工事においては、まず、バケットの代わりに大割破砕機といった破砕アタッチメントを取り付けた油圧ショベルを用いて、構造物を直接破砕していく1次破砕(大割破砕)が行われる。この大割破砕機は、通常、圧壊用の一対の刃を備えており、この一対の刃を開閉動作することにより、構造物の梁、柱、壁等を直接挟み込んで破砕することができる。
大割破砕により生じた構造物の破片(以下、大割破砕物という。)は、そのままでは大き過ぎ、搬出作業に支障を来す。このため、大割破砕の後、大割破砕物を更に小さく破砕する、所謂、2次破砕(小割破砕)が行われる。この小割破砕は、地面に落下した大割破砕物をより小片に細かく破砕する作業であり、これにより、鉄筋を含む大割破砕物はコンクリート部分と、鉄筋とに分離されて、これらの分別が可能となることから、このような小割破砕は、資源の再利用の観点からも重要な作業である。
ところで、小割破砕を大割破砕機にて行うと、作業効率が極端に悪化するので、好ましくない。
通常、小割破砕には、地面に落ちた大割破砕物を破砕するのに適した小割破砕機といった破砕アタッチメントをバケットの代わりに取り付けた油圧ショベルが用いられる。この小割破砕機は、固定顎と可動顎とを備えており、可動顎の開閉動作により、固定顎と可動顎との間に挟み込んだ破砕対象物を破砕するものであり、例えば、特許文献1に示すような路盤破砕に適した小割破砕機が一般的である。そして、構造物の解体工事現場における小割破砕においても特許文献1に示すような小割破砕機が多く使用されているのが現状である。
ところで、ビルの解体工事現場においては、ビルの壁、梁、柱等を大割破砕機により直接破砕し、これにより生じた大割破砕物のうち、比較的大きなものについては、油圧ブレーカを使用し、小割破砕機で破砕可能な大きさまで破砕する前処理を行ってから、前処理済みの大割破砕物に対して小割破砕機で小割破砕を行うことが一般的に行われている。
しかしながら、近年の解体工事現場をとりまく状況では、現場周囲の環境改善対策の要請から、振動や騒音の低減が強く要求され、特に油圧ブレーカの使用頻度を下げることが望まれている。このため、大きな破片や梁、柱等の長尺物の破片についても小割破砕機で破砕し、小割破砕機の稼働率を上げる必要がある。また、工事期間の短縮、解体費用の低減等の要求もあるので、小割破砕機を使用した作業の高効率化を図ることも望まれている。
特開昭59−187976号公報
ところで、小割破砕機においては、可動顎を開動作させ、この可動顎の奥まで破砕対象物を挟み込んだ後、可動顎を閉動作させることにより小割破砕機の破砕能力を最大限に発揮できる。また、梁や柱の破片のように長尺物の破砕対象物に対しては、小割破砕機が長尺物をその長手方向に対し直角に挟み込んだ状態のとき、小割破砕機はその破砕能力を最大限に発揮できる。
しかしながら、破砕対象物が長尺且つ大きい場合、このような破砕対象物を小割破砕機を使用して移動させたり、また、回転させたりすることは難しく、しかも、上述のような状況下では、油圧ブレーカによる前処理はできないため、落下したままの状態にある大割破砕物に対して小割破砕作業をしなければならない。このため、特許文献1に示すような小割破砕機においては、油圧ショベル自体の移動や、その旋回操作等を行うことで、小割破砕機の破砕能力を最大限に発揮できる位置、つまり、破砕対象物に対する小割破砕機の体勢を最適な状態にしてから小割破砕作業を行わなければならず、作業効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、その破砕能力を最大限に発揮できる状態で破砕対象物を挟み込むことができる小割破砕機及びこの小割破砕機を備えた建設機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の小割破砕機は、ブーム及びアームを有する建設機械に対して、前記アームの先端に前記アームの長手方向と直交する水平なアーム回動軸を中心として回動可能に取り付け可能な小割破砕機において、前記小割破砕機は、基部フレームと、前記基部フレームの先端から一体的に延びる固定顎と、前記基部フレームに回動自在に取り付けられている可動顎と、前記可動顎の開閉動作をなすべく前記可動顎を回動させる駆動手段と、前記アームと前記基部フレームとを前記アーム回動軸を介して連結する連結装置であって、更に、前記アームの左右両方向への前記基部フレームの側方回動を許容するフレーム回動軸を有している連結装置とを備えていることを特徴とするものである(請求項1)。
請求項1に記載の小割破砕機によれば、小割破砕機をアームが起伏動作する方向に沿う面内での回動動作に加え、斯かる面に対し直行する面内における回動動作、即ち、左右へのスイング動作もさせることができる。
また、前記連結装置は、前記アームの先端に前記アーム回動軸を介して連結されるスイングコネクタと、前記基部フレームに設けられ、前記フレーム回動軸を介して前記スイングコネクタと前記基部フレームとを連結させるフレームブラケットとを備えている構成とすることが好ましい(請求項2)。
請求項2に記載の小割破砕機によれば、比較的簡単な構成で左右へのスイング動作が行える小割破砕機を提供することができる。
また、前記フレーム回動軸を中心とする前記基部フレームの回動動作に所定のブレーキ力を発生させるブレーキ手段を更に備えている構成とすることが好ましい(請求項3)。
請求項3に記載の小割破砕機によれば、小割破砕機のスイング動作を任意の角度位置で保持することができ、所定の力が加わったときにスイング動作を許容することができる。
また、前記ブレーキ手段は、前記スイングコネクタと前記フレームブラケットとの間に配設され、これらフレームブラケット及びスイングコネクタを互いに離間する方向に付勢して前記ブレーキ力を発生するばねを含む構成とすることが好ましい(請求項4)。
請求項4に記載の小割破砕機によれば、比較的簡単な構成でブレーキ手段を有する小割破砕機を提供することができる。
一方、本発明の建設機械は、請求項1〜4の何れかに記載の小割破砕機を備えているので、建設機械本体の体勢を変えなくても、小割破砕機がその破砕能力を最大限に発揮できる方向で破砕対象物を挟み込むことができる。
請求項1乃至請求項4に記載の本発明の小割破砕機によれば、小割破砕機を左右にスイング可能であるので、小割破砕機を容易にその破砕能力を最大限に発揮できる方向に向けることができる。このため、最大限の破砕能力を発揮できる良好な状態で破砕対象物を挟み込むことができ、小割破砕機の作業効率の向上が図れる。
また、本発明の建設機械によれば、小割破砕機を左右にスイングさせることにより破砕対象物を良好な方向から挟み込めるので、建設機械本体の移動を極力抑えることができ、ビル等の解体作業の高効率化に寄与する。
以下、本発明に係る建設機械の形態を、図面を参照して説明する。
本発明が適用される建設機械としては特に限定されないが、例えば、図1に示すクローラ型の油圧ショベル2に適用した場合を例に説明する。
この油圧ショベル2は、クローラ型の下部走行体4を備え、この下部走行体4上には上部旋回体6が旋回可能に設けられている。上部旋回体6には、前部左側に運転室8が設けられていると共に、その中央部からブーム10が延びている。ブーム10はその両側の所定位置に配設された一対のブームシリンダ12を伸縮させることで起伏される。当該ブーム10の先にはアーム14が回動可能に連結され、このアーム14の先端にはリンク機構16を介して、本来のバケットの代わりに小割破砕機18が取り付けられている。そして、これらアーム14および小割破砕機18もまた、そのアームシリンダ20およびアタッチメントシリンダ22の伸縮を受けて回動される。なお、油圧ショベル2には、これら以外にも、油圧ショベル2の機能を発揮するのに必要な機能部品(図示せず)が配設されている。
次いで、小割破砕機18について詳述する。
図2に示すように、小割破砕機18は、大きく分けてみたとき、基部フレーム24と、基部フレーム24の先端部に一体的に延設された固定顎26と、基部フレーム24に回動自在に設けられた可動顎28と、基部フレーム24とアーム14との連結に用いられる連結装置としてのスイングユニット30とを備えており、これら固定顎26と可動顎28は、協働して小割破砕機18の開閉動作を行う。なお、小割破砕機18については、例えば、図2中矢印A方向を前側、その反対側、つまり、運転室8側となる図2中矢印B側を後側とし、図2に表れている小割破砕機18の一側壁側を左側、この一側壁とは反対側となる小割破砕機18の他側壁側を右側とする。
基部フレーム24は、内部が中空のボックス形状をなしており、その基端にスイングユニット30が設けられている。このスイングユニット30は、基部フレームの基端に立設された一対のフレームブラケット32及びこれらフレームブラケット32に回動自在に取り付けられるスイングコネクタ34等を備えている。
詳しくは、図3にスイングユニット30の構成を分解した斜視図を示し、この斜視図から明らかなように、一対のフレームブラケット32は、略三角形状をなし、その中央に貫通孔35を有する板状体であり、基部フレーム24の前後方向に互いに離間されて設けられている。
一方、スイングコネクタ34は、横断面形状が基部フレーム24側に向かって先細りとなるテーパ状のコネクタ本体36と、コネクタ本体36における基部フレーム24側とは反対側に位置付けられた一対のコネクタブラケット38とを備えている。
更に、コネクタ本体36は、基部フレーム24側の端部に位置付けられた円筒部材40と、この円筒部材40に向かって先細りとなるような跳び箱状の箱体42とからなり、この箱体42は4個の台形状の板材を組み合わして形成されている。ここで、円筒部材40の長手方向寸法は、一対のフレームブラケット32間の寸法よりも僅かに短い寸法に設定されている。そして、この円筒部材40は、その両端とフレームブラケット32との間に皿ばね44をそれぞれ介在させて、一対のフレームブラケット32間に嵌め込まれ、この状態で、フレームブラケット32、皿ばね44及び円筒部材40の各貫通孔にスイング軸46が挿通されている。即ち、スイングコネクタ34はスイング軸46を介して基部フレーム24に連結され、そして、フレームブラケット32及びスイングコネクタ34が皿ばね44により互いに離間する方向に付勢された状態にある。
ここで、このスイング軸46は一端に、その周方向に膨出したフランジ部48を有し、他端に径方向に貫通したピン孔50を有している。そして、スイング軸46の他端には、ピン孔52を有するブッシュ54が外側から嵌められ、ピン孔50,52に抜け止めピン56が差し込まれることで、スイング軸46の抜け止めがなされている。
また、一対のコネクタブラケット38は、箱体42の左右の側壁から円筒部材40とは反対側の方向にそれぞれ延出した板状部からなり、一対のコネクタブラケット38に互いに対向するアーム連結孔58及びリンク連結孔60がそれぞれ形成されている。
図2に示すように、一対のコネクタブラケット38は、これらコネクタブラケット38にアーム14の先端を挟み込んだ状態で、アーム14の先端及びアーム連結孔58をそれぞれ貫通するアーム回動軸62を介してアーム14に連結されている。一方、一対のコネクタブラケット38はこれらコネクタブラケット38間に前述したリンク機構16のリンクを挟み込んだ状態で、このリンク及びリンク連結孔60を貫通する回動軸64を介してリンク機構16にも連結されている。
これにより、小割破砕機18は、アタッチメントシリンダ22の伸縮を受け、アーム14の先端に対してリンク機構16を介してアーム回動軸62を中心に回動動作されるとともに、アーム回動軸62に対して直交する方向に延びるスイング軸46を中心として左右にスイング動作することができる。
ここで、スイングコネクタ34と一対のフレームブラケット32との間には前述したように皿ばね44が配設されているので、小割破砕機18のスイング動作には、ブレーキが常時かけられた状態となっている。このため、小割破砕機18は、スイングコネクタ34に対して、不用意にスイング動作することがなく、その際のスイング角度に保持されている。
しかしながら、例えば小割破砕機18の基部フレーム24に対し、スイング方向に所定の外力が加えられ、この外力が皿ばね44によるブレーキ力に打ち勝つと、小割破砕機18はスイング軸46を中心にスイングすることができる。つまり、上述の皿ばね44は、小割破砕機18を任意のスイング角度にて保持する働きをなす。
図2から明らかなように、小割破砕機18の固定顎26は、その側面視形状が先端に向かって先細りとなる略楔形状をなしている。そして、固定顎26の先端には、三角形状の固定歯66が複数設けられている。なお、固定顎26の奥側は中空部に形成され、また、固定顎26の前壁68には、矩形の開口70が複数設けられており(図1参照)、これら開口70は、前壁68から可動顎28と対向する固定顎26の破砕面72に亘って貫通している。
また、図2に示すように、可動顎28は、前述した固定顎26の破砕面72に対向可能な顎本体74を備え、この顎本体74の基端部は、前述した固定顎26の中空部内に配置されている。顎本体74はその基端部にて基部フレーム24の両側壁に回動軸76を介して回動自在に取り付けられている。それ故、固定顎26に対し、回動軸76を中心に可動顎28(74)を回動させることで、小割破砕機18の開閉動作を行うことができる。
即ち、図2から明らかなように、可動顎28は駆動シリンダ78に連結されており、この駆動シリンダ78は基部フレーム24内に配設されている。詳しくは、顎本体74は固定顎26とは反対側の外面にブラケット80を有し、このブラケット80に駆動シリンダ78におけるピストンロッドの先端が連結されている。そして、駆動シリンダ78におけるシリンダ外筒の基端82は、基部フレーム内のブラケットに連結されている。
これにより駆動シリンダ78が伸縮されると、可動顎28は回動軸76を中心に回動し、小割破砕機18の開閉動作が実施される。
また、顎本体74は固定顎26の破砕面72に対向可能な内面84を有し、この内面84には、その先端部に一対の牙86が設けられている。これら牙86は固定顎26の破砕面72に向けて突出し、小割破砕機18が閉じられた際、前述した固定顎26の固定歯66の間に入り込む。更に、顎本体74の内面84には、牙86よりも奥側に位置して破砕歯88が左右に複数配設されている。これら破砕歯88は、小割破砕機18を閉じた際、前述した固定顎26の破砕面72に設けられた開口70内に入り込むものとなっている。
更に、小割破砕機18は固定刃90と可動刃92からなる鉄筋カッタ94を備えている。可動刃92は、可動顎28の内面84に左側の破砕歯88よりも奥側に位置して配設され、固定刃90は、固定顎26における左側の基端部寄りに配設されている。これら可動刃92及び固定刃90は小割破砕機18の開閉動作により鉄筋を挟み込んで切断することができる。上述の鉄筋カッタ94は、小割破砕機18の左側面に位置付けられているので、運転室8から視認し易い。
以上のような小割破砕機18を備えた油圧ショベル2の動作の態様について以下に説明する。
ビルの解体作業現場において、大割破砕機により大割破砕がなされ、地面上の大割破砕物Xの長手方向が、例えば、図4に示すように、小割破砕機18の軸線を含む鉛直面に対して斜めになっているとする。このような大割破砕物Xに対して小割破砕を行う油圧ショベル2の小割破砕機18は、先ず、駆動シリンダ78を収縮させて最大限に開かれ、その固定顎26と可動顎28との間の最奥部にて大割破砕物Xを斜めに銜え込む。このとき、大割破砕物Xは、固定顎26及び可動顎28の右側部分に片当たりした状態となる。この状態から、ブーム10及びアーム14を操作して図4中矢印C方向の力を小割破砕機18に加えていくと、小割破砕機18は片当たりしている部分を支点とし、そのスイング軸46を中心に回動するような回動力を受ける。そして、このような回動力が所定値以上となったとき、皿ばね44によるブレーキ力に抗し、図5に示されるように小割破砕機18は右側にスイングして、その軸線を含む面が大割破砕物Xの長手方向に対して直交し、これにより、大割破砕物Xを固定顎26と可動顎28との間の最奥部にて均等に銜え込むことができる。このように、最奥部にまで大割破砕物Xを均等に銜え込んだ状態のとき小割破砕機18はその破砕能力を最大限に発揮できるので、この状態で駆動シリンダ78を伸長させて可動顎28を閉動作させることにより、効果的な大割破砕物Xの小割破砕を行うことができる。
より詳しくは、小割破砕機18が閉じられると、固定顎26における破砕面72の開口70に可動顎28の破砕歯88が入り込むが、このとき、大割破砕物Xは小割破砕機18の奥にて均等に銜え込まれているので全ての破砕歯88が大割破砕物Xに食い込む。よって、これら固定顎26と可動顎28とにより大割破砕物Xに大きな破砕力を加えることができ、効率よく大割破砕物Xのコンクリート部分を細かく粉砕することができる。ここで、粉砕された小片はその一部が固定顎26の開口70を通じて外部に排出される。
また、大割破砕物が地上に対して斜めに浮き上がっている場合でも、同様にして破砕対象物の長手方向に直交する方向に小割破砕機18を銜え込ませることができ、効率よく大きな破砕力を作用させることができる。
本実施形態に係る小割破砕機18は、図5に示すように、スイング軸46を中心に左右に回動させることができ、大割破砕物の置かれた状態に拘わらず、小割破砕機18を大割破砕物に正対させた状態で、その最奥部にて大割破砕物を銜え込むことができる。このため、小割破砕機18の破砕能力を最大限に発揮できるので、大きな大割破砕物を油圧ブレーカで前処理したり、適当な方向に移動させたりする作業を省略でき、小割破砕の作業効率を向上させることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
上記した実施形態においては、クローラ式の油圧ショベルについて説明したが、本発明は、この態様に限定されるものではなく、ホイール式の油圧ショベル等の他の建設機械に採用しても構わない。
建設機械としての油圧ショベルを示す側面図である。 一実施形態に係る小割破砕機の側面図である。 小割破砕機の基部フレームとアームとを連結する連結装置の一部を分解して示す斜視図である。 図2の小割破砕機を運手室側よりみた図である。 図4の小割破砕機を右側に回動させた状態で示す図である。
符号の説明
2 油圧ショベル(建設機械)
4 下部走行体
6 上部旋回体
8 運転室
10 ブーム
14 アーム
18 小割破砕機
24 基部フレーム
26 固定顎
28 可動顎
30 スイングユニット
32 フレームブラケット
34 スイングコネクタ
36 コネクタ本体
38 コネクタブラケット
40 円筒部材
42 箱体
44 皿ばね
46 スイング軸(フレーム回動軸)
58 アーム連結孔
60 リンク連結孔
62 アーム回動軸
86 牙
88 破砕歯

Claims (5)

  1. ブーム及びアームを有する建設機械に対して、前記アームの先端に前記アームの長手方向と直交する水平なアーム回動軸を中心として回動可能に取り付け可能な小割破砕機において、
    前記小割破砕機は、
    基部フレームと、
    前記基部フレームの先端から一体的に延びる固定顎と、
    前記基部フレームに回動自在に取り付けられている可動顎と、
    前記可動顎の開閉動作をなすべく前記可動顎を回動させる駆動手段と、
    前記アームと前記基部フレームとを前記アーム回動軸を介して連結する連結装置であって、更に、前記アームの左右両方向への前記基部フレームの側方回動を許容するフレーム回動軸を有している連結装置と
    を備えていることを特徴とする小割破砕機。
  2. 前記連結装置は、
    前記アームの先端に前記アーム回動軸を介して連結されるスイングコネクタと、
    前記基部フレームに設けられ、前記フレーム回動軸を介して前記スイングコネクタと前記基部フレームとを連結させるフレームブラケットと
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の小割破砕機。
  3. 前記フレーム回動軸を中心とする前記基部フレームの回動動作に所定のブレーキ力を発生させるブレーキ手段を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載の小割破砕機。
  4. 前記ブレーキ手段は、前記スイングコネクタと前記フレームブラケットとの間に配設され、これらフレームブラケット及びスイングコネクタを互いに離間する方向に付勢して前記ブレーキ力を発生するばねを含むことを特徴とする請求項3に記載の小割破砕機。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の小割破砕機を備えた建設機械。
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