JP2010132639A - Dna損傷抑制剤及びマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤 - Google Patents

Dna損傷抑制剤及びマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤 Download PDF

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Abstract

【課題】DNA損傷抑制剤及び/又はマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤を提供すること、さらに詳しくは、表皮細胞からTNFα、IL−1α、IL−6などの伝達物質の放出を抑制することを特徴とするマトリックスメタロプロテアーゼ−1抑制剤を提供すること。
【解決手段】アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体は、表皮細胞における紫外線による細胞傷害及びDNA損傷を効果的に抑制する効果に優れること、また、表皮細胞からTNFα、IL−1α、IL−6などの伝達物質の放出を抑制することを特徴とするマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【選択図】なし

Description

本発明はDNA損傷抑制剤及びマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤に関する。
皮膚は、常に外界にさらされており、加齢とともにシワ、タルミ、くすみ、色素沈着などが生じる。外界にさらされた皮膚に生じるこれらの変化は主に光老化によるものであるといわれている。
紫外線は、DNAに損傷を与え、未修復又は不適切なDNA修復がなされた場合は皮膚の老化過程を加速しうることが報告されている。また、マトリックス繊維の分解を促進するマトリックスメタロプロテアーゼなどのコラゲナーゼと病態との関係について多くの知見が得られており、真皮においては、紫外線照射により線維芽細胞においてマトリックスメタロプロテアーゼの産生が誘導され、その結果、真皮マトリックスの主成分であるコラーゲンやエラスチンなどの分解が促進され、皮膚の老化が進行することが知られている。
このような紫外線による皮膚の光老化を抑制するために種々の研究がなされてきた。全トランス型のレチノイン酸の塗布が光老化の症状の改善に有効であることが広く知られているほか、アニリン誘導体等や特定の植物エキスを利用して紫外線露光に起因するDNA損傷を防止する方法(特許文献1及び2)、スルフヒドリル基を有する化合物及びジスルフィド結合を有する化合物を利用する方法(特許文献3)、乳清タンパク質を利用する方法(特許文献4)活性酸素消去作用を有する柿蒂抽出物を利用する方法(特許文献5)などが見出されてきた。
ところで、従来、紫外線照射による線維芽細胞における機能低下に関するメカニズムについては、線維芽細胞に対して紫外線が直接ダメージを与えることにより、コラーゲン合成能が低下するとともに、マトリックスメタロプロテアーゼなどのコラゲナーゼの発現が誘導され、コラーゲンやエラスチンなどの細胞外マトリックス成分の分解が促進されるとされてきた。
近年は、表皮細胞と線維芽細胞のクロストークの重要性が提示されている。例えば、光老化に係わる報告ではないが、角化細胞、線維芽細胞及び他の細胞型の間の皮膚の細胞対細胞の連絡を仲介する、成長及び分化ホルモン、放出ホルモン、神経伝達物質などの内因性化学物質を生合成する細胞信号発信化合物としてアンドログラホリド又はその誘導体等を含有するスキンケア組成物又は美容組成物(特許文献6)が、また、ヨクイニンエキス、クロレラエキス及びトルメンチラエキスは表皮細胞での成長因子の一つである血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の過剰な産生を抑制し、血管新生を抑制することによって種々の皮膚疾患を予防すること(特許文献7)が報告されている。
表皮細胞と線維芽細胞のクロストークの一つとして、我々は、紫外線曝露された表皮細胞が、線維芽細胞に対してマトリックスメタロプロテアーゼ−1(MMP−1)発現を亢進すること、また、MMP−1酵素を活性化する因子を分泌することが強く示唆されたことを見出している(非特許文献1)。
一方、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体については、皮膚外用剤に配合された例報告されており(特許文献8〜10)、メタロチオネイン産生を誘導する効果も併せて報告されている。しかしながら、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体について、表皮細胞における紫外線による細胞傷害及びDNA損傷を効果的に抑制する効果、紫外線に曝露された表皮細胞からのメディエーター群の放出が抑制され、その結果、線維芽細胞でのMMP−1産生が効果的に阻害される効果についての報告はこれまでにない。
特開平09−235256号公報 特開2008−247854号公報 特開2002−047178号公報 特表2002−529387号公報 特開2006−083070号公報 特開2003−516950号公報 特開2007−077104号公報 WO93/014748公報 特開2005−247729号公報 特開2005−281160号公報
J Invest Dermatol. 2008 Apr;128 Suppl 1:S1-284, poster 1177.
本発明は、DNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤を提供すること、さらに詳しくは、表皮細胞からの伝達物質放出を抑制することを特徴とするMMP−1産生抑制剤を提供することにある。
本発明者らは、表皮細胞における紫外線による細胞傷害及びDNA損傷を効果的に抑制する効果、及び、表皮細胞からTNFα、IL−1α、IL−6などの伝達物質放出を抑制することを特徴とするMMP−1産生抑制剤について鋭意研究した結果、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体は、紫外線による細胞傷害抑制作用、DNA損傷抑制作用、紫外線曝露した表皮細胞培養上清による線維芽細胞のMMP−1産生抑制作用が顕著に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明者らは、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体について、紫外線による細胞傷害抑制試験及びDNA損傷抑制試験、紫外線曝露した表皮細胞培養上清による線維芽細胞のMMP−1産生抑制試験を実施したところ、いずれの効果も顕著であった。アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体を利用することで、優れたDNA損傷抑制剤及びマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤が得られる。また、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体を配合することで、皮膚のシワ、たるみ、シミ等の予防及び改善等の予防及び改善等皮膚に対して美肌効果及び抗老化効果を発揮する皮膚外用剤が得られる。
以下、本発明の構成を更に詳細に説明する。
本発明に係わるDNA損傷抑制剤及びMMP−1産生抑制剤は、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の1種又は2種以上を有効成分とするものである。本発明に係わるDNA損傷抑制剤及びMMP−1産生抑制剤は、皮膚に適用することでその効果を発現することができる。
本発明で用いるアミノ酸類の亜鉛塩は、アミノ酸類と亜鉛の塩であり、アミノ酸類の亜鉛錯体は、配位結合を介してアミノ酸類が亜鉛に結合したアミノ酸類の亜鉛錯体である。アミノ酸類の亜鉛塩及び亜鉛錯体は、公知のアミノ酸類と亜鉛塩から調製することが出来る。例えば、特表2001−503044号公報に開示の方法で調製することができる。本発明においては、アミノ酸類の亜鉛塩、アミノ酸類の亜鉛錯体が、それぞれ単独でまたは混合して用いる事ができる。
また、アミノ酸類としては、亜鉛と塩もしくは錯体を形成し得るアミノ酸類であれば中性アミノ酸、塩基性アミノ酸、酸性アミノ酸のいずれでも良く、例えば、グリシン、システイン、アラニン、セリン、ジェンコール酸、γ―アミノ酪酸、トレオニン、バリン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、チロシン、チロキシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、トリプトファン、タウリン、グルタミン酸、アスパラギン酸、アルギニン、DL―ピロリドンカルボン酸、リジン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、N−メチルタウリン等が挙げられ、これらはD体、L体、DL体の何れであっても良い。また、これらのアミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体に用いられるアミノ酸は、更に誘導体化されていても良く、例えば、N−アシルアミノ酸、N−アルキルアミノ酸、N,N−ジアルキルアミノ酸、S−アルキルアミノ酸、及びアミノ酸エステル等を挙げることができる。
本発明におけるアミノ酸類の亜鉛塩のうち、好ましいものとしては、グリシン亜鉛塩、アスパラギン酸亜鉛塩、ピロリドンカルボン酸亜鉛、システイン亜鉛塩、スレオニン亜鉛塩、バリン亜鉛塩、アセチルメチオニン亜鉛、ピコリン酸亜鉛等が挙げられ、特に好ましいものとしては、グリシン亜鉛塩、アスパラギン酸亜鉛塩、ピロリドンカルボン酸亜鉛塩が挙げられる。アミノ酸類の亜鉛錯体のうち、好ましいものとしては、グリシン亜鉛錯体、アスパラギン酸亜鉛錯体、ピロリドンカルボン酸亜鉛錯体、システイン亜鉛錯体、スレオニン亜鉛錯体、バリン亜鉛錯体、アセチルメチオニン亜鉛錯体、ピコリン酸亜鉛錯体等が挙げられ、特に好ましいものとしては、グリシン亜鉛錯体、アスパラギン酸亜鉛錯体、ピロリドンカルボン酸亜鉛錯体が挙げられる。これらのアミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体は1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。市販品としては、例えば、日光ケミカルズ社のグリシン亜鉛コンプレックス(グリシン亜鉛錯体)、やセピック社のGIVOBIO AZnL(アスパラギン酸亜鉛)、ソラビア社のZincidone(ピロリドンカルボン酸亜鉛)等があるのでこれを利用してもよく、これらの市販品を処理したものを利用することもできる。
本発明において、伝達物質とは細胞から分泌されることにより生理活性を示すサイトカインであり、具体的にはリンパ球が産生するリンホカイン、単球・マクロファージが産生するモノカイン、白血球の細胞間伝達物質としてのインターロイキン(IL)、造血に働くコロニー刺激因子(CSF)、その他腫瘍壊死因子(TNF)や上皮細胞増殖因子(EGF)、線維芽細胞成長因子(FGF)、血小板由来細胞成長因子(PDGF)、インスリン様成長因子(IGF)、形質転換成長因子(TGF)など、血球系細胞、上皮細胞、線維芽細胞を含む種々の細胞から分泌される液性因子の総称である。これらは、細胞種の系列ごとに独立して機能するのではなく、種々の細胞間でサイトカインネットワークを形成し、相互に作用して機能している。例えば、組織に炎症刺激が加わるとIL−1が産生され、引き続いてTNFα、IL−6、IL−8、GM−CSFなどの炎症性サイトカインが誘導される。また、IL−1に正のフィートバック機構が働き、IL−1自身の産生が促進される。このカスケードに対して、IL−4、IL−10、IL−13は、単球・マクロファージの炎症性サイトカイン産生を抑制したり、IL−1受容体アンタゴニスト(IL−1ra)の産生を促進することが知られている。本発明者らはこれら伝達物質の中でも、紫外線照射により表皮細胞から放出される炎症性サイトカインのうち、特にTNFα、IL−1α、IL−6に対して、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体による産生抑制効果を確認した。
上記DNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤の外用剤への配合量は、用途、剤型、配合目的等によって異なり、特に限定されるものではないが、一般的には、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の原体として、外用剤中0.001〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは0.01〜5.0質量%である。
本発明のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤は、更に他の成分と組み合わせることにより、その効果を相乗的に高めることができる。上記DNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤と組み合わせて使用される他の成分は、抗酸化剤、細胞賦活剤から選ばれるものであるが、具体的な成分としては、例えば、それぞれ以下に示すものが挙げられる。ここで以下に記載する「誘導体」には形成可能な塩が含まれる。
抗酸化剤としては、ビタミンEおよびその誘導体(天然ビタミンE、dl−α(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェリル、ニコチン酸−dl−α−トコフェリル、リノール酸−dl−α−トコフェリル、レチノイン酸トコフェリル、コハク酸dl−α−トコフェロリル等のトコフェロールおよびその誘導体、トコトリエノール等)、ビタミンAおよびその誘導体(レチノール、パルミチン酸レチノール、リノール酸レチノール、酢酸レチノール、水添レチノール、レチナールおよびデヒドロレチナール等の誘導体)、カロチノイド(カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン等)、ビタミンBおよびその誘導体(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、チアミンリン酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、塩酸ピリドキシン、ジオクタン酸ピリドキシン、ジパルミチン酸ピリドキシン、トリヘキシルデカン酸ピリドキシン、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等)、ビタミンCおよびその誘導体(ジパルミチン酸アスコルビルやテトラヘキシルデカン酸アスコルビル等のアスコルビン酸アルキルエステル、アスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、3−O−セチルアスコルビン酸等のアスコルビン酸アルキルエーテル等)、ビタミンDおよびその誘導体(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロキシスタナール等)、ビタミンK5、コエンザイムQ10、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアヤレチン、没食子酸プロピル、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トリルビグアナイド、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム等のエリソルビン酸塩、ハイドロキノンおよびその誘導体、エラグ酸、SOD、エルゴチオネイン、グルタチオン、チオタウリン、ヒポタウリン等の還元性基を有するアミノ酸、マンニトールオイゲノール、イソオイゲノール、カテキン、ケルセチン、リグナン、タンニン等のポリフェノール類、ルチンおよびその誘導体、サポニン、イチョウエキス、クスノハコケモモエキス、リンゴエキス、チャエキス、ブドウエキス、チョウジエキス、エイジツエキス、トマトエキス、シソエキス、ニンジンエキス、ハマメリスエキス、メヤシャジツエキス、メリッサエキス、ローズマリーエキス等の植物抽出物、海藻抽出物、あるいは植物油中に含まれる天然型の抗酸化剤又はそれらから誘導される抗酸化剤、例えばフラボノイド類を含む甘草エキス、ゴマ油、ブドウ種子油、棉実油由来のセサミン、エピセサミン等、またはそれらの混合物が挙げられる。
これらの抗酸化剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンEおよびその誘導体、ビタミンCおよびその誘導体が挙げられる。
細胞賦活剤としては、前記のビタミンAおよびその誘導体、前記のカロチノイド、前記のビタミンBおよびその誘導体、前記のビタミンCおよびその誘導体、前記のビタミンEおよびその誘導体、ピロリドンカルボン酸、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸等のα−ヒドロキシ酸、β−乳酸、サリチル酸等のβ−ヒドロキシ酸、α−又はγ−リノレン酸、サイクリックAMP、トウモロコシ種子エキス、エルゴチオネイン、ヒドロキシプロリンなどのアミノ酸、前記のイチョウエキス、スギナエキス、ツボクサエキス、ダイズ発酵エキス、前記のトマトエキス、トウキンセンカエキス、前記のニンジンエキス、ホップエキス、マツエキス、レモンエキス、前記のローズマリーエキス等の植物抽出物、前記の海藻抽出物、酵母エキス等、またはそれらの混合物が挙げられる。
これらの細胞賦活剤のうち、特に好ましいものとしては、ビタミンAおよびその誘導体、ビタミンCおよびその誘導体、ビタミンBおよびその誘導体、クエン酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸、酵母エキスが挙げられる。
本発明のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤と、外用剤への抗酸化剤及び/又は細胞賦活剤の配合比は、その種類により相違するが、一般的には、その配合比が質量基準で100:1〜1:100であることが好ましく、10:1〜1:10がより好ましい。この範囲であると、より優れたDNA損傷抑制効果及び/又はMMP−1産生抑制効果が発現し、かつ、優れた肌荒れ予防及び/又は肌荒れ緩和効果、色素沈着予防及び/又は色素沈着緩和効果を発揮することができる。
本発明のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤を含む外用剤には、既存のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤、抗炎症剤、肌荒れ予防/改善剤、色素沈着予防/改善剤を配合することができる。これらの成分を併用することは、本効果の相乗効果をもたらし、本効果を損なうものではない。
既存のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤としては、上記抗酸化剤の他、DNA修復剤(牛乳常在菌由来や藍藻由来のDNA修復酵素等)等が挙げられる。
既存の抗炎症剤としては、ステロイド系抗炎症剤(ヒドロコルチゾンなど)、非ステロイド系抗炎症剤(アスピリンなど)、消炎酵素剤(キモトリプシン)、ε−アミノカプロン酸及びその誘導体、アラントイン、塩化リゾチーム、グアイアズレン、グリチルレチン酸やグリチルリチン酸及びそれらの誘導体、コンドロイチン硫酸及びその誘導体、コンフリー、各種ポリフェノールなど、また、甘草エキス、アルニカエキス、オトギリソウエキス、カモミラエキス、ティーツリーオイル、シコンエキス、シソエキス、シラカバエキス、ソウハクヒエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、ニワトコエキス、モモ葉エキス、ヨモギエキスなどの植物エキス等が挙げられる。
既存の肌荒れ予防/改善剤としては、保湿剤、細胞間脂質及びその類似体、ビタミン類などが挙げられる。保湿剤としては、グリセリン、ブチレングリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール、トレハロース類、混合異性化糖、プルラン、マルトースなどの糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、コンドロイチン硫酸ナトリウムなどの生態高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ベタイン、カモミラエキスなどの各種植物・海藻エキス等が、細胞間脂質及びその類似体としては、スフィンゴ脂質、セラミド、擬似セラミド、コレステロール及びその誘導体、リン脂質及びそれらの誘導体が、ビタミン類としては、ビタミンA群、ビタミンD群、ビタミンE群、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ビタミンC群、ニコチン酸アミド、ビタミンB6群及びそれらの誘導体が、トラネキサム酸及びその誘導体、カルニチン及びその誘導体などが挙げられる。
既存の色素沈着予防/改善剤としては、前記のビタミンC及びその誘導体、アルキルグリセリルエーテル、アルブチン、イオウ、エラグ酸、カモミラエキス、コウジ酸、プラセンタエキス、ルシノール、リノール酸及びリノレン酸およびそれらの誘導体、ニコチン酸アミド、トラネキサム酸およびその誘導体、ビタミンEフェルラ酸エステルなどが挙げられる。
本発明品のDNA損傷抑制剤又は線維芽細胞のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤を配合した外用剤には、本発明の効果を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品等に配合される成分として流動パラフィンなどの炭化水素、植物油脂、ロウ類、合成エステル油、シリコーン系の油相成分、フッ素系の油相成分、高級アルコール類、脂肪酸類、増粘剤、紫外線吸収剤、粉体、顔料、色材、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、多価アルコール、糖、高分子化合物、生理活性成分、経皮吸収促進剤、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
本発明品を配合した外用剤に係る化粧料の剤型は任意であり、化粧水、ローション、乳液、クリーム、パック、軟膏、分散液、固形物、ムース等の任意の剤型をとることができる。また、用途としては、化粧料の他、皮膚外用剤、医薬用軟膏等に好適に使用できる。
なお、本発明において、DNA損傷抑制剤又は線維芽細胞のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤として、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体はその効果が顕著であることを確認したが、例えば、ウンデシレン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸亜鉛、クエン酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、乳酸亜鉛、サリチル酸亜鉛等の有機酸亜鉛、POEヤシ油硫酸亜鉛等の洗浄成分の亜鉛塩、ペプチド亜鉛、核酸成分の亜鉛塩、アスコルビン酸亜鉛、ニコチン酸亜鉛、ニコチン酸アミド亜鉛、ピリチオン亜鉛等の有機化合物、塩化亜鉛、酸化亜鉛、炭酸亜鉛等の無機化合物についても本発明の効果及び使用が期待できる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の技術的範囲がこれらに限定されるものではない。
表皮細胞におけるUVB曝露による細胞傷害に対する緩和作用
1.試験の概要
表皮細胞におけるUVB曝露による細胞傷害に対する、各種アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の緩和作用を評価した。
2.実験方法
表皮細胞に対して表1に記載の試料を添加し、24時間培養した。その後、表皮細胞に対して50mJ/cmのUVBを曝露し、さらに24時間培養した。培養後、表皮細胞の生存率をニュートラルレッド法により検出し、各試料の緩和作用を、コントロール細胞(試料未処理細胞)に対する生存率で評価した。
3.結果
結果を表1に示した。いずれのアミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体においても、UVB曝露による細胞傷害に対する緩和作用が認められた。アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の中でも、特に、グリシン亜鉛錯体はその作用が顕著であることが示された。
Figure 2010132639
紫外線によるDNA損傷抑制作用
1.試験の概要
UVBに曝露された表皮細胞では、紫外線による直接的なDNA損傷と、細胞内で生じた活性酸素によるDNA損傷が生じる。そこで、各代表的なDNA損傷であるシクロブタン型ピリミジン二量体(CPD)および8−オキソデオキシグアニジン(8−OHdG)産生に対するグリシン亜鉛錯体の抑制作用を評価した。
2.実験方法
表皮細胞に対して表2に記載の試料を添加し、24時間培養した。その後、表皮細胞に対してUVAあるいはUVBを曝露し、さらに6時間培養した。培養後、表皮細胞よりDNAを抽出し、CPDは特異的な抗体を用いたドットブロット法にて検出し、一方の8−OHdGはELISA法にて定量した。各試料のDNA損傷抑制作用は、コントロール細胞(試料未処理・UVAあるいはUVB曝露細胞)との比較にて評価した。
3.結果
結果を表2に示した。いずれのアミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体においても、紫外線曝露によるCPDおよび8−OHdGの産生増加に対して有意な抑制作用が認められ、紫外線によるDNA損傷抑制作用が示された。アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の中でも、特に、グリシン亜鉛錯体はその作用が顕著であることが示された。また、抗酸化剤及び/又は細胞賦活剤を組み合わると、その作用が更に向上した。
Figure 2010132639
UVB曝露表皮細胞培養上清による線維芽細胞のMMP−1産生亢進に対する抑制作用
1.試験の概容
構成タンパクや脂質、あるいはDNAが紫外線や活性酸素によって損傷を受けた表皮細胞では、多岐に渡る伝達物質(メディエーター)が産生されることが広く知られている。そこで、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体がこうしたメディエーターの産生抑制を経由した、間接的な線維芽細胞からのMMP−1産生を抑制するか評価した。
2.実験方法
表3に記載の試料を表皮細胞に添加して24時間培養し、さらに10mJ/cmのUVBを曝露して24時間後に調製した表皮細胞培養上清を線維芽細胞に添加した。24時間培養後における線維芽細胞からのMMP−1産生量は、蛍光擬似基質(FITCコラーゲン)を用いた切断活性によって評価した。
3.結果
結果を表3に示した。いずれのアミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体においても、UVB曝露した表皮細胞培養上清による線維芽細胞のMMP−1産生亢進に対する抑制作用が認められ、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体が表皮細胞からのメディエーターの産生抑制を経由した、間接的な線維芽細胞からのMMP−1産生を抑制することが示された。アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の中でも、特に、グリシン亜鉛錯体はその作用が顕著であることが示された。また、抗酸化剤及び/又は細胞賦活剤を組み合わると、その作用が更に向上した。
Figure 2010132639
UVB曝露表皮細胞からの伝達物質(TNFα、IL−1α、IL−6)放出抑制作用
1.試験の概要
構成タンパクや脂質、あるいはDNAが紫外線や活性酸素によって損傷を受けた表皮細胞では、多岐に渡る伝達物質(メディエーター)が産生されることが広く知られている。そこで、アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体がこうしたメディエーターの産生を抑制するか評価した。
2.実験方法
表4に記載の試料を表皮細胞に添加して24時間培養し、さらに40mJ/cmのUVBを曝露して24時間後の表皮細胞培養上清中の伝達物質(TNFα、IL−1α、IL−6)を測定した。TNFα、IL−1α、およびIL−6は市販の測定キット(Bender MedSystems社製、あるいはR&D system社製)により評価した。
3.結果
結果を表4に示した。グリシン亜鉛錯体において、UVB曝露した表皮細胞培養上清中の伝達物質(TNFα、IL−1α、IL−6)産生を抑制することが示された。
Figure 2010132639
以下に、本発明のDNA損傷抑制剤及び/又はMMP−1産生抑制剤を配合した皮膚外用剤の応用例を示す。配合量は質量%である。応用例1〜9は、いずれも特開2005−247729等に記載の方法に準じて調製した。応用例1〜9は、皮膚のシワ、たるみ、シミ等の予防及び改善等の予防及び改善等皮膚に対して美肌効果及び抗老化効果が認められた。
応用例1
美容液
質量%
グリシン亜鉛錯体 0.1
スクワラン 1.0
べヘニルアルコール 4.0
ワセリン 3.0
流動パラフィン 15.0
モノラウリン酸デカグリセリル 1.0
モノステアリン酸POE(20)ソルビタン
3.0
キサンタンガム 0.1
1,3−ブチレングリコール 10.0
クエン酸 0.06
クエン酸ナトリウム 0.2
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
応用例2
化粧水
質量%
グリシン亜鉛錯体 0.5
アスパラギン酸亜鉛塩 0.5
ε−アミノカプロン酸 0.1
L−アスコルビン酸−2−リン酸マグネシウム
0.1
カモミラエキス 0.1
コンドルスクリスプスエキス 0.1
シソエキス 0.1
スクワラン 0.2
モノラウリン酸デカグリセリル 2.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.2
1,3−ブチレングリコール 3.0
エチルアルコール 10.0
アルギニン 0.1
クエン酸 0.4
クエン酸ナトリウム 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残部
応用例3
クリーム2(エモリエントタイプ)
質量%
ピロリドンカルボン酸亜鉛塩 0.05
ucf−101 0.0001
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル 1.0
トリヘキシルデカン酸ピリドキシン 0.5
dl−α−トコフェロール 0.2
パルミチン酸レチノール 0.1
水添レチノール 0.1
スクワラン 10.0
ミリスチン酸イソセチル 6.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
マカデミアナッツ油 1.0
ジメチルポリシロキサン 0.2
セタノール 5.0
POE(20)セチルエーテル 1.0
テトラオレイン酸POE(40)ソルビット
0.5
モノステアリン酸グリセリル 1.0
水素添加大豆レシチン 0.2
1,3−ブチレングリコール 5.0
キサンタンガム 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.4
防腐剤 適量
精製水 残部
応用例4
美容オイル
質量%
アスパラギン酸亜鉛塩 0.001
ピコリン酸亜鉛塩 0.001
ミリスチン酸イソセチル 10.0
ホホバ油 5.0
ブドウ種子油 1.0
天然ビタミンE 0.1
リノール酸レチノール 0.1
油溶性甘草エキス 0.1
スクワラン 残部
応用例5
スキンローション
質量%
トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル
0.1
POP(4)POE(20)セチルエーテル
0.6
プロピレングリコール 10.0
グリシン亜鉛錯体 0.5
アセチルメチオニン亜鉛錯体 0.5
システイン亜鉛錯体 0.5
ピロリドンカルボン酸亜鉛錯体 0.5
グリチルレチン酸ジカリウム 0.2
ギガルチナステラータエキス 0.2
ブドウエキス 0.001
エルゴチオネイン 0.001
乳酸、グルコース、クエン酸、リンゴ酸、
チャエキスの混合物 0.3
リンゴ酸 0.1
クエン酸 0.5
クエン酸ナトリウム 0.5
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
防腐剤 適量
精製水 残部
応用例6
乳液
質量%
d−δ−トコフェロール 0.1
油溶性トマトエキス(リコピン1%含有) 0.01
スクワラン 5.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0
ジメチルポリシロキサン 0.5
パルミチン酸セチル 0.5
ベヘニルアルコール 1.5
ステアリン酸 0.5
セラミド2 0.1
キミルアルコール 0.1
親油型モノステアリン酸グリセリル
1.0
モノステアリン酸POE(20)ソルビタン
1.0
テトラオレイン酸POE(40)ソルビタン
1.5
プロピレングリコール 7.0
ヒスチジン亜鉛錯体 3.0
塩酸グルコサミン、海藻エキス、酵母エキス
および尿素の混合物 0.3
キサンタンガム 0.1
L−アルギニン 1.0
防腐剤 適量
精製水 残部
応用例7
サンスクリーンクリーム
質量%
システイン亜鉛塩 0.3
ヒスチジン亜鉛塩 0.2
流動パラフィン 7.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
セチルアルコール 4.0
縮合リシノール酸ヘキサグリセリル 0.5
POE(20)セチルエーテル 1.0
パラメトキシ桂皮酸オクチル 7.0
酸化チタン 3.0
セチル硫酸ナトリウム 1.0
ステアロイルメチルタウリンナトリウム 0.3
1,3−ブチレングリコール 5.0
キサンタンガム 0.3
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.1
ツボクサエキス 0.1
スギナエキス 0.1
ローズマリーエキス 0.1
クエン酸 0.2
クエン酸ナトリウム 0.3
防腐剤 適量
精製水 残部
応用例8
外用剤(軟膏製剤)
質量%
グリシン亜鉛錯体 5.0
POE(30)セチルエーテル 2.0
モノステアリン酸グリセリル 10.0
流動パラフィン 10.0
白色ワセリン 5.0
セタノール 6.0
プロピレングリコール 10.0
防腐剤 適量
精製水 残部
(調製方法)
軟膏組成物の製造方法の常法に従い、乳化組成物を調製した。
応用例9
外用剤(乳剤)
質量%
グリシン亜鉛塩 10.0
白色ワセリン 41.0
マイクロクリスタリンワックス 3.0
ラノリン 10.0
モノオレイン酸ソルビタン 4.75
モノオレイン酸POE(20)ソルビタン 0.25
防腐剤 適量
精製水 残部
(調製方法)
乳剤組成物の製造方法の常法に従い、乳化組成物を調製した。

Claims (6)

  1. アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の1種又は2種以上を有効成分とするDNA損傷抑制剤。
  2. アミノ酸類の亜鉛塩及び/又は亜鉛錯体の1種又は2種以上を有効成分とする線維芽細胞のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤。
  3. 表皮細胞からの伝達物質放出を抑制することを特徴とする請求項2に記載の線維芽細胞のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤。
  4. 表皮細胞からの放出が抑制される上記伝達物質がTNFα、IL−1α、IL−6からなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2又は3に記載の線維芽細胞のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤。
  5. 更に、抗酸化剤、細胞賦活剤よりなる群から選択された薬効剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1に記載のDNA損傷抑制剤。
  6. 更に、抗酸化剤、細胞賦活剤よりなる群から選択された薬効剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のマトリックスメタロプロテアーゼ−1産生抑制剤。
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