JP2010132231A - インジケータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両盗難に対するセキュリティ性をより高いものとすることができるインジケータ装置を提供する。
【解決手段】車両盗難防止装置4が盗難監視状態のモードとして警戒モードをとる際、インジケータ11が点滅する状態をとって、車両盗難防止装置4が起動していることを周囲に通知する。また、車両盗難防止装置4の動作モードがオフモードに切り換えられた際、動作モードが警戒モードをとるときと同様にインジケータ11に点滅状態をとらせて、インジケータ11をダミー点滅させる。これにより、車両盗難防止装置4がオフモードに切り換えられても、車両盗難防止装置4が警戒モードに設定されているかのように見せかける。
【選択図】図3
【解決手段】車両盗難防止装置4が盗難監視状態のモードとして警戒モードをとる際、インジケータ11が点滅する状態をとって、車両盗難防止装置4が起動していることを周囲に通知する。また、車両盗難防止装置4の動作モードがオフモードに切り換えられた際、動作モードが警戒モードをとるときと同様にインジケータ11に点滅状態をとらせて、インジケータ11をダミー点滅させる。これにより、車両盗難防止装置4がオフモードに切り換えられても、車両盗難防止装置4が警戒モードに設定されているかのように見せかける。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両を盗難行為から守る車両盗難防止装置の動作状態を通知するインジケータ装置に関する。
近年、多くの車両においては、車両が第三者等により盗難行為が企てられたとしても、この行為から車両を守る車両盗難防止装置(例えば、特許文献1参照)が搭載される傾向にある。この種の車両盗難防止装置は、例えば振動センサや衝撃センサ等で車両への盗難行為の有無を監視し、盗難行為を検出した際に例えばホーンを鳴らしたり或いはライト等を点灯させたりするなどの車両動作により、盗難者を威嚇するものである。よって、盗難行為検出時にこのような威嚇行為を行うことができれば、盗難者を撃退することが可能となり、車両が盗難被害に遭う可能性を低く抑えることが可能となる。
ところで、例えば強風等が吹き荒れる場所に車両を駐車した際、車両盗難防止装置の動作モードが起動状態、即ち警戒モードのままであると、この強風によって車両が揺れた際に、この揺れを盗難行為と検出してしまい、車両盗難防止装置が意図せずに動作してしまうことも想定される。よって、これを回避するために、この種の車両盗難防止装置の動作モードには、警戒を実行しない電源オフ状態としてオフモードが用意されている。また、車両盗難防止装置の動作モードが警戒モード及びオフモードのどちらに入っているのかは、車内に設置されたインジケータによってユーザに通知される。
特開平7−47928号公報
ところで、この種のインジケータを持つ車両盗難防止装置では、車両盗難防止装置の動作モードが警戒モードにあるとき、インジケータが点滅状態をとり、車両盗難防止装置の動作モードがオフモードにあるとき、インジケータが消灯状態をとることによって、動作モードがどのモードに入っているかがユーザに通知される。このため、インジケータが消灯していることを見れば、車両盗難防止装置が作動していないことが分かってしまうので、これが盗難行為の誘発に繋がりかねない。よって、これは車両盗難に対するセキュリティ性が高いものとは言えないことから、何らかの対策が必要とされていた。
本発明の目的は、車両盗難に対するセキュリティ性をより高いものとすることができるインジケータ装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、盗難行為から車両を守る車両盗難防止装置に使用され、当該車両盗難防止装置が起動状態にある際、前記車両に設置されたインジケータを点滅させることにより、当該装置が前記起動状態にあることを周囲に通知するインジケータ装置において、前記車両盗難防止装置が停止状態に入っても、前記点滅を継続することにより、前記インジケータをダミー点滅させるダミー点滅実行手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、車両盗難防止装置が起動状態に入った際には、インジケータが点滅状態をとってその旨が周囲に通知される。また、本構成の場合は、車両盗難防止装置が停止状態に入っても、起動状態のときと同様にインジケータを点滅させることにより、インジケータをダミー点滅させる。このため、車両盗難防止装置が実際には停止状態に入っていても、インジケータのダミー点滅により、車両盗難防止装置が起動状態に入っているように見せかけることが可能となる。よって、このダミー点滅が車両への盗難行為の牽制となるので、車両盗難に対してセキュリティ性を高くすることが可能となる。
本発明では、前記ダミー点滅実行手段は、前記起動状態のときとは異なる点灯パターンで、前記ダミー点滅を実行することを要旨とする。
この構成によれば、車両盗難防止装置が起動状態をとるときと停止状態をとるときとで、インジケータの点滅状態を各々切り換える。このため、インジケータの点滅形式を予め知る正規ユーザに対しては、インジケータの点滅状態を単に見るだけという面倒さを伴わない楽な作業によって、車両盗難防止装置が起動状態と停止状態とのどちらに入っているのかを確認させることが可能となる。
この構成によれば、車両盗難防止装置が起動状態をとるときと停止状態をとるときとで、インジケータの点滅状態を各々切り換える。このため、インジケータの点滅形式を予め知る正規ユーザに対しては、インジケータの点滅状態を単に見るだけという面倒さを伴わない楽な作業によって、車両盗難防止装置が起動状態と停止状態とのどちらに入っているのかを確認させることが可能となる。
本発明では、点滅光の伝達先に当該点滅光を検出可能な光学式検出手段を設け、当該光学式検出手段の検出信号から割り出される前記点滅光の点灯パターンから、前記車両盗難防止装置が前記起動状態及び前記停止状態のどちらにあるのかが判定され、その判定結果が前記伝達先において通知されることを要旨とする。
この構成によれば、点滅光の伝達先が自身の光学式検出手段で点滅光を受光した際、車両盗難防止装置が起動状態及び停止状態のどちらにあるのかがこの点滅光から判定され、その判定結果が伝達先においてユーザに対して通知される。このため、車両盗難防止装置が起動状態及び停止状態のどちらにあるのかを、その伝達先において確認することが可能となる。よって、インジケータをダミー点滅させた際に、車両盗難防止装置が起動状態及び停止状態のどちらに設定されているのかが分からない状況に陥っても、点滅光を受光可能なその伝達先において、これを確認することが可能となる。
本発明によれば、車両盗難に対するセキュリティ性をより高いものとすることができる。
以下、本発明を具体化したインジケータ装置の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両キーとして電子キー2を使用してキー照合を実行する電子キーシステム3が設けられている。電子キー2は、キー2が持つ固有のキーコードSidを無線通信により車両1に発信して、車両1との間のキー照合を実行させる。電子キーシステム3には、車両1からのリクエストSrqに応答して電子キー2が自動でキーコードSidを発信するキー操作フリーシステムや、キーコードSidの発信の際に電子キー2でのボタン操作を必要とするワイヤレスキーシステムがある。この電子キーシステム3でキー照合が成立した際には、車両1のドアロック施解錠やエンジン始動が許可又は実行される。なお、電子キー2が伝達先を構成する。
図1に示すように、車両1には、車両キーとして電子キー2を使用してキー照合を実行する電子キーシステム3が設けられている。電子キー2は、キー2が持つ固有のキーコードSidを無線通信により車両1に発信して、車両1との間のキー照合を実行させる。電子キーシステム3には、車両1からのリクエストSrqに応答して電子キー2が自動でキーコードSidを発信するキー操作フリーシステムや、キーコードSidの発信の際に電子キー2でのボタン操作を必要とするワイヤレスキーシステムがある。この電子キーシステム3でキー照合が成立した際には、車両1のドアロック施解錠やエンジン始動が許可又は実行される。なお、電子キー2が伝達先を構成する。
図2に示すように、車両1には、車両1が盗難行為に遭った際に、この盗難行為から車両1を守る車両盗難防止装置4が設けられている。車両盗難防止装置4には、この装置4のコントロールユニットとして盗難防止装置コントローラ5が設けられている。盗難防止装置コントローラ5は、例えばCPUやメモリ等の各種デバイス群からなり、メモリに格納された制御プログラムに従って動作することにより、盗難行為から車両1を守る盗難防止動作を実行する。本例の盗難防止動作は、車両1が盗難行為に晒された際に、車両1に備え付けられたホーン6やライト7を駆動させることにより盗難者を威嚇して、盗難者に盗難行為を止めさせる警報動作がとられている。
また、盗難防止装置コントローラ5には、車両1に加えられた衝撃や振動等を検出する振動センサ8や衝撃センサ9等の各種センサが接続されている。また、盗難防止装置コントローラ5には、前述したホーン6やライト7が接続されている。盗難防止装置コントローラ5は、これらセンサ8,9から取得する検出信号を基に、車両1に対する盗難行為の有無を監視する。そして、盗難防止装置コントローラ5は、これらセンサ8,9のセンサ出力から盗難行為があったことを確認すると、ホーン6やライト7を駆動させて盗難者を威嚇する。
更に、盗難防止装置コントローラ5には、車両盗難防止装置4のオンオフを切り換える際に操作する電源スイッチ10が接続されている。盗難防止装置コントローラ5は、電源スイッチ10がオン操作されたことを確認すると、車両盗難防止装置4の動作モードを、盗難防止動作を実行する警戒モード(起動状態)とする。これにより、例えば第三者等による盗難行為の監視が実行され、盗難行為が検出された際には、ホーン6やライト7が駆動して盗難行為を威嚇する。一方、盗難防止装置コントローラ5は、電源スイッチ10がオフ操作されたことを確認すると、車両盗難防止装置4の動作モードを、動作を実行しないオフモード(停止状態)に設定する。これにより、センサ8,9による盗難行為の監視は行わず、電源スイッチ10が再度オン操作されるのを待つ状態に入る。
この盗難防止装置コントローラ5には、車両盗難防止装置4の動作モードが何であるのかを通知するインジケータ11が接続されている。インジケータ11は、車内において例えば車内インストルメントパネル上面等に設置され、かつ車外から目視可能な位置に配置されている。インジケータ11は、発光ダイオード12及びトランジスタ13からなり、盗難防止装置コントローラ5によってトランジスタ13が制御されることにより、点灯状態が制御されている。即ち、盗難防止装置コントローラ5は、トランジスタ13にHigh信号Shgを出力してトランジスタ13をオンすると、インジケータ11が点灯し、トランジスタ13にHigh信号Shgを出さずにトランジスタ13をオフすると、インジケータ11が消灯する。
盗難防止装置コントローラ5は、車両盗難防止装置4の動作モードが警戒モードにある際、インジケータ11を点滅させることにより、動作モードが警戒モードに入っていることをユーザに通知する。このとき、盗難防止装置コントローラ5は、トランジスタ13に一定のパルス幅を持つHigh信号Shgを繰り返し出力することにより、トランジスタ13を間欠的にオンしてインジケータ11を点滅させる。また、盗難防止装置コントローラ5は、車両盗難防止装置4の動作モードがオフモードにある際、トランジスタ13にHigh信号Shgを出力せずにインジケータ11を消灯させることにより、動作モードがオフモードに入っていることをユーザに通知する。
また、盗難防止装置コントローラ5には、車両盗難防止装置4がオフモードの際にインジケータ11をダミーで点滅させるダミー点滅処理部14が設けられている。このダミー点滅処理部14は、車両盗難防止装置4の動作モードが警戒モードからオフモードに切り換えられて車両盗難防止装置4が作動しない状態となっても、警戒モード時と同じようにインジケータ11を点滅、即ちダミー点滅させる。本例のダミー点滅は、警戒モード時の点滅状態(通常点滅)とは異なる点滅状態をとり、例えば通常点滅時に対して点滅の周期間隔が長く設定されている。なお、ダミー点滅処理部14がダミー点滅実行手段に相当する。
図3及び図4に示すように、電子キー2には、インジケータ11の点滅光15を基に、車両盗難防止装置4の動作モードが何モードかを判定し、この判定結果を電子キー2においてユーザに通知するインジケータ利用型情報通知システム16が設けられている。本例のインジケータ利用型情報通知システム16は、インジケータ11の点滅光15の点滅間隔から車両盗難防止装置4の動作モードを判定し、点滅光15の点滅間隔が短いときには、動作モードが警戒モードであると判定し、点滅光15の点滅間隔が長いときには、動作モードがオフモードであると判定する。
この場合、電子キー2には、インジケータ11から発光される点滅光15を受信可能な受光部18が設けられている。受光部18は、例えば電子キー2の表面等に取り付けられている。また、インジケータ11の点灯光には指向性があり、しかも発光範囲が約数十cmとさほど広くないので、インジケータ11から発光される点滅光15を電子キー2の受光部18で受け取らせるには、ある程度、電子キー2をインジケータ11に近づけ、しかもインジケータ11の配置方向に向ける動作が必要である。受光部18は、インジケータ11の点滅光15を受信した際、その受信光に応じた検出信号を出力する。なお、受光部18が光学式検出手段に相当する。
また、電子キー2には、インジケータ利用型情報通知システム16のコントロールユニットとして受信処理制御部17が設けられている。受信処理制御部17は、点滅光15に準じた検出信号を受光部18から得るべくこれに接続されるとともに、電子キー2内のバス19を介してキー備え付けのディスプレイ20に接続されている。受信処理制御部17は、受光部18から取得する検出信号を基に点滅光15の点滅周期を求め、この点滅周期の値から、車両盗難防止装置4の動作モードがどちらに入っているのかを識別する。そして、受信処理制御部17は、車両盗難防止装置4の動作モードがどちらに入っているのかを、電子キー2に備え付けのディスプレイ20に表示する。
次に、本例の車両盗難防止装置4の動作を説明する。
まずは、図3に示すように、車両盗難防止装置4の動作モードが警戒モードをとる場合を想定する。このとき、盗難防止装置コントローラ5は、車両盗難防止装置4が警戒モードに設定されていることをインジケータ11によって通知すべく、間欠的にHigh信号Shgをインジケータ11のトランジスタ13に供給して、インジケータ11を一定間隔で点滅させる。車両盗難防止装置4が警戒モードの際、盗難防止装置コントローラ5は短い点滅間隔(点滅周期)Taでインジケータ11を点滅させる。これにより、インジケータ11が短い点滅間隔で点滅する状態(通常点滅)をとり、車両盗難防止装置4が警戒モードに入っていることが周囲に通知される。よって、ユーザや第三者等は、この点滅状態をとるインジケータ11を見ることで、車両盗難防止装置4が警戒モードにあることが分かる。
まずは、図3に示すように、車両盗難防止装置4の動作モードが警戒モードをとる場合を想定する。このとき、盗難防止装置コントローラ5は、車両盗難防止装置4が警戒モードに設定されていることをインジケータ11によって通知すべく、間欠的にHigh信号Shgをインジケータ11のトランジスタ13に供給して、インジケータ11を一定間隔で点滅させる。車両盗難防止装置4が警戒モードの際、盗難防止装置コントローラ5は短い点滅間隔(点滅周期)Taでインジケータ11を点滅させる。これにより、インジケータ11が短い点滅間隔で点滅する状態(通常点滅)をとり、車両盗難防止装置4が警戒モードに入っていることが周囲に通知される。よって、ユーザや第三者等は、この点滅状態をとるインジケータ11を見ることで、車両盗難防止装置4が警戒モードにあることが分かる。
また、このとき、電子キー2が受光部18でインジケータ11の点滅光15を受信すると、受信処理制御部17は、受光部18から得る検出信号を基に点滅光15の点滅間隔を割り出す。受信処理制御部17は、点滅光15の点滅周期が短いことを確認すると、車両盗難防止装置4が警戒モードにあると認識し、この確認結果を自身のバッファ等に保持する。そして、電子キー2に備え付けの画面表示ボタン21が操作されると、受信処理制御部17は、自身のバッファに保持された確認結果を見にいき、動作モードが警戒モードであることをこの確認結果から得ると、その旨をディスプレイ20に表示する。よって、電子キー2を所持するユーザは、ディスプレイ20の画面表示によって、車両盗難防止装置4が警戒モードにあることを知ることが可能となる。
一方、図4に示すように、車両盗難防止装置4の動作モードがオフモードをとる場合を想定する。このとき、ダミー点滅処理部14は、車両盗難防止装置4がオフモードに設定されていても、警戒モードのときと同じようにインジケータ11を点滅させて、インジケータ11をダミー点滅させる。よって、車両盗難防止装置4がオフモードをとっていても、車両盗難防止装置4を警戒モードに入っているように見せかけることが可能となる。このため、本例のようにインジケータ11をダミー点滅させれば、これが盗難者による盗難意志を殺ぐことに利くので、車両盗難に対するセキュリティ性を高くすることが可能となる。
また、インジケータ11をダミー点滅させる際、ダミー点滅処理部14は、警戒モード時(通常点滅時)Taよりも長い点滅間隔Tb(>Ta)でインジケータ11を点滅させる。このとき、電子キー2をインジケータ11の点滅光15に向けて、受光部18がこのダミー点滅時の点滅光15を受光すると、受信処理制御部17は点滅光15の点滅周期を確認する動作を行い、このときは点滅光15の点滅周期が長いことを認識する。そして、受信処理制御部17は、点滅光15の点滅周期が長いことを確認すると、車両盗難防止装置4がオフモードにあると認識し、この確認結果を自身のバッファ等に保持する。
そして、電子キー2に備え付けの画面表示ボタン21が操作されると、受信処理制御部17は、自身のバッファに保持された確認結果を見にいき、動作モードがオフモードであることをこの確認結果から得ると、その旨をディスプレイ20に表示する。よって、オフモードのときにインジケータ11をダミー点滅させた場合には、警戒モード及びオフモードの両方でインジケータ11が点滅するので、インジケータ11の表示によっては車両盗難防止装置4の動作モードを確認することができないが、電子キー2のディスプレイ20の表示によって動作モードがオフモードにあることが確認可能となる。
さて、本例においては、車両盗難防止装置4がオフモードをとるときにインジケータ11をダミー点滅させるので、オフモード時において盗難行為に対する牽制をとることが可能となる。よって、これは盗難者の盗難意志を大きく殺ぐことに繋がるので、車両盗難に対するセキュリティ性を高いものとすることが可能となる。また、本例の場合は、電子キー2に受光部18を設け、この受光部18での点滅光15の点滅周期を確認することにより車両盗難防止装置4の動作モードを判定し、車両盗難防止装置4の動作モードが警戒モード及びオフモードのどちらにあるのかを、電子キー2のディスプレイ20に表示する。このため、インジケータ11をオフモードのときにダミー点滅させても、車両盗難防止装置4の動作モードがどのモードにあるのかを、電子キー2を所持するユーザは逐次確認することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車両盗難防止装置4がオフモードをとった際、警戒モード時と同じようにインジケータ11に点滅状態をとらせて、インジケータ11をダミー点滅させる。このため、車両盗難防止装置4が実際にはオフモードに入っていても、インジケータ11のダミー点滅によって、車両盗難防止装置4が警戒モードに入っているかのように見せかけることが可能となる。よって、このダミー点滅により車両1への盗難行為が牽制されるので、車両盗難に対するセキュリティ性を向上することができる。
(1)車両盗難防止装置4がオフモードをとった際、警戒モード時と同じようにインジケータ11に点滅状態をとらせて、インジケータ11をダミー点滅させる。このため、車両盗難防止装置4が実際にはオフモードに入っていても、インジケータ11のダミー点滅によって、車両盗難防止装置4が警戒モードに入っているかのように見せかけることが可能となる。よって、このダミー点滅により車両1への盗難行為が牽制されるので、車両盗難に対するセキュリティ性を向上することができる。
(2)車両盗難防止装置4がオフモードのときにインジケータ11をダミー点滅させる際、ダミー点滅時の点滅間隔を通常点滅時の点滅間隔よりも長くすることにより、車両盗難防止装置4が警戒モードをとるときとオフモードをとるときとで、インジケータ11の点滅形式を異ならせた。このため、インジケータ11の点滅形式を予め知る正規ユーザに対しては、インジケータ11の点滅状態を単に見るだけという面倒さを伴わない作業によって、車両盗難防止装置4が警戒モードとオフモードとのどちらに入っているのかを確認させることができる。
(3)電子キー2に受光部18を設け、この受光部18で受光した点滅光15の点滅周期を確認することにより、そのときに車両盗難防止装置4の動作モードがどちらに設定されているのかを判定し、この判定結果を電子キー2のディスプレイ20に表示してユーザに通知する。このため、インジケータ11をダミー点滅させた際に、車両盗難防止装置4が警戒モードとオフモードとのどちらに設定されているのかが分からない状況に陥っても、電子キー2においてこれを確認することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ 車両盗難防止装置4の動作モードの通知は、必ずしも電子キー2で行うことのみに限定されず、図3及び図4に示すように、携帯電話31で行ってもよい。なお、携帯電話31が伝達先を構成する。
・ 車両盗難防止装置4の動作モードの通知は、必ずしも電子キー2で行うことのみに限定されず、図3及び図4に示すように、携帯電話31で行ってもよい。なお、携帯電話31が伝達先を構成する。
・ 車両盗難防止装置4の動作モードの通知は、必ずしも電子キー2や携帯電話31に限定されず、例えば図5に示すように、車両1の隣に位置する他車両41を伝達先としてもよい。また、この場合の一動作例としては、他車両41の車両盗難防止装置4が警戒モードに設定されていたときに、車両1から発信される点滅光15から車両異常を他車両41が確認すると、他車両1のインジケータ11が早い周期点滅で点灯したり、インジケータ11の輝度が上がったり、或いは他車両1に設置された監視カメラが起動したりするなどの対応動作がとられてもよい。更には、このとき、他車両1の車両盗難防止装置4が動作して、ホーンやライトが駆動してもよい。なお、他車両41が伝達先を構成する。
・ インジケータ11の点滅状態を警戒モードとオフモードとで異ならせる場合、これは必ずしもインジケータ11の点滅周期を変えることに限定されない。例えば、インジケータ11の輝度を切り換えたり、インジケータ11がランダムに点滅したりするなどして点滅形式が変わるものでもよい。
・ 車両盗難防止装置4の盗難防止機能は、ホーン6やライト7で盗難行為を威嚇する警報動作に限定されず、例えば盗難行為を検出した際にエンジン始動を不可として、車両1を動かなくする車両操作禁止動作でもよい。
・ 車両盗難防止装置4で盗難行為の有無を監視するセンサは、振動センサ8や衝撃センサ9に限らず、種々の検出系が採用可能である。
・ 電子キー2のディスプレイ20に車両盗難防止装置4の動作モードを表示する際のトリガは、必ずしも画面表示ボタン21のボタン操作に限らず、例えば点滅光15を受光した際に、ディスプレイ20に動作モードが自動で表示されるものでもよい。
・ 電子キー2のディスプレイ20に車両盗難防止装置4の動作モードを表示する際のトリガは、必ずしも画面表示ボタン21のボタン操作に限らず、例えば点滅光15を受光した際に、ディスプレイ20に動作モードが自動で表示されるものでもよい。
・ インジケータ11の点滅形式は、必ずしも警戒モード(通常点滅)とオフモード(ダミー点滅)とで異なる形式をとることに限らず、同じ点滅状態をとってもよい。
・ インジケータ11の出力光は、可視光であれば何でもよく、更には光の色も特に限定されない。
・ インジケータ11の出力光は、可視光であれば何でもよく、更には光の色も特に限定されない。
・ 電子キー2における動作モードの通知形式は、必ずしもディスプレイ20の画面表示を用いた視覚的な通知に限定されず、例えば動作モードを音声により通知する聴覚的な通知でもよい。
・ 点滅光15に乗せる車両情報は、必ずしも車両盗難防止装置4の動作モードが何であるのかの設定モード情報のみに限らず、例えば車両1が持つ固有のIDコードを含ませてもよい。この場合、車両1と組をなす電子キー2でのみ車両情報を通知可能となるので、情報通知のセキュリティ性を高いものとすることができる。
・ 携帯端末は、必ずしも電子キー2に限らず、例えばPDA(Personal Digital Assistant)等の他の端末を採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ダミー点滅は、前記起動状態のときに対して点滅間隔が異なる点灯パターンをとる。この構成によれば、車両盗難防止装置の動作状態が起動状態及び停止状態のどちらに入っているのかを正規ユーザが確認したい場合があっても、このときはインジケータの点滅間隔が変わるという分かり易い点滅形式で、車両盗難防止装置が2状態のどちらにあるのかを通知することが可能となる。
(2)請求項3、前記技術的思想(1)において、前記伝達先は、ユーザによって所持可能な携帯端末である。この構成によれば、手軽に持ち歩ける携帯端末を手にとって見るという確認作業を行い易い形式で、車両盗難防止装置の動作状態を確認することが可能となる。
1…車両2…伝達先を構成する電子キー、4…車両盗難防止装置、11…インジケータ、14…ダミー点滅実行手段としてのダミー点滅処理部、15…点滅光、18…光学式検出手段としての受光部、31…伝達先を構成する携帯電話、41…伝達先を構成する他車両。
Claims (3)
- 盗難行為から車両を守る車両盗難防止装置に使用され、当該車両盗難防止装置が起動状態にある際、前記車両に設置されたインジケータを点滅させることにより、当該装置が前記起動状態にあることを周囲に通知するインジケータ装置において、
前記車両盗難防止装置が停止状態に入っても、前記点滅を継続することにより、前記インジケータをダミー点滅させるダミー点滅実行手段を備えたことを特徴とするインジケータ装置。 - 前記ダミー点滅実行手段は、前記起動状態のときとは異なる点灯パターンで、前記ダミー点滅を実行することを特徴とする請求項1に記載のインジケータ装置。
- 点滅光の伝達先に当該点滅光を検出可能な光学式検出手段を設け、当該光学式検出手段の検出信号から割り出される前記点滅光の点灯パターンから、前記車両盗難防止装置が前記起動状態及び前記停止状態のどちらにあるのかが判定され、その判定結果が前記伝達先において通知されることを特徴とする請求項1又は2に記載のインジケータ装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016052832A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社豊田自動織機 | フォークリフト |
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