JP2010131699A - ビトリファイドボンド砥石 - Google Patents

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Abstract

【課題】砥粒の保持力が強く、かつドレス性が良好である低コストで長寿命なビトリファイドボンド砥石を提供する。
【解決手段】立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒14をビトリファイドボンド結合剤15により結合及び保持してなるビトリファイドボンド砥石13において、ビトリファイドボンド結合剤15は酸化物粒子15aと非結晶ガラス15bとからなり、ビトリファイドボンド結合剤15内部には外気に連通する連続気孔を有しない。
【選択図】図2

Description

本発明は、CBN(立方晶窒化ホウ素)粒またはダイヤモンド等の超砥粒を非結晶ガラス結合剤で結合したビトリファイドボンド砥石に関するものである。
従来より、ビトリファイドガラスを結合剤に用いた研削砥石としてビトリファイドボンド砥石がある。ビトリファイドボンド砥石は一般的に超砥粒間を非結晶ガラス結合剤でボンドブリッジと呼ばれる状態にて結合するが、ボンドブリッジ同士の間には外気に連通する大きな連続気孔があり、そのため砥粒の保持強度上、課題があり、砥粒の脱落が早く重切削等には不向きであった。そこで特許文献1に示すように、非結晶ガラス結合剤を無気孔とし超砥粒の保持強度を高め、重切削にも対応可能なようにしたビトリファイドボンド砥石がある。
特開2002−224963
しかしながら、特許文献1に示すビトリファイドボンド砥石においては、非結晶ガラス結合剤が無気孔であるためドレッシングが困難となり、ドレッシング作業に多大な時間を要するという課題がある。
本発明は、かかる従来の不具合を解消するためになされたもので、砥粒の保持力が強く、かつドレス性が良好である低コストで長寿命なビトリファイドボンド砥石を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒をビトリファイドボンド結合剤により結合及び保持してなるビトリファイドボンド砥石において、前記ビトリファイドボンド結合剤は酸化物粒子と非結晶ガラスとからなり、該結合剤内部には外気に連通する連続気孔を有しないことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記ビトリファイドボンド結合剤の内部には外気に連通しない微細孤立気孔が設けられたことである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または請求項2において、前記ビトリファイドボンド砥石における前記ビトリファイドボンド結合剤の占める体積Aと、前記立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒の占める体積Bとの比率A/Bが1〜6であることである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記ビトリファイドボンド結合剤を構成する前記酸化物粒子と、前記非結晶ガラスとの体積比が3:7〜4:6の範囲にあることである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、前記酸化物粒子および前記非結晶ガラスの線熱膨張係数は共に(3.5±2)×10−6(1/℃)であることである。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は、請求項2乃至請求項5のいずれか1項において、前記微細孤立気孔の直径は前記超砥粒の粒径に対し1%〜10数%の粒径であることである。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は、請求項2乃至請求項6のいずれか1項において、前記微細孤立気孔は、8%±4%の体積割合で前記ビトリファイドボンド結合剤内に封入されていることである。
請求項8に係る発明の製造上の特徴は、請求項2乃至請求項7のいずれか1項において、前記微細孤立気孔は粉末状の発泡剤が焼成前の前記ビトリファイドボンド結合剤に所定量混入され、焼成時に前記発泡剤と前記非結晶ガラスとが反応し発泡されることによってビトリファイドボンド砥石内に形成されることである。
上記のように構成した請求項1による発明によれば、ビトリファイドボンド結合剤は非結晶ガラスと、砥石製造時の形状保持および非結晶ガラスの強度向上のために混入された酸化物粒子とからなり、該結合剤内部には外気に連通する連続気孔を有しない。これにより砥粒の保持力は向上し砥粒の脱落による摩耗が抑制され、長寿命化しコストの低減が図られる。
上記のように構成した請求項2による発明によれば、ビトリファイドボンド結合剤の内部には外気に連通しない微細孤立気孔が設けられる。これにより砥粒の保持力を低下させることなく砥石のドレス性を向上させることができる。
上記のように構成した請求項3による発明によれば、ビトリファイドボンド砥石におけるビトリファイドボンド結合剤の占める体積Aと、立方晶窒化ホウ素(CBN)粒または前記ダイヤモンド粒からなる超砥粒の占める体積Bとの比率A/Bが1〜6であり、この超砥粒の低集中度化により初期から研削抵抗が低減され、研削焼けが抑制されて、品質が向上するとともに長寿命化が図られる。
上記のように構成した請求項4による発明によれば、ビトリファイドボンド結合剤を構成する酸化物粒子と、非結晶ガラスとの体積比を3:7〜4:6の範囲内とする。これにより非結晶ガラスの流動性を抑制し、ビトリファイドボンド砥石の形状を所望の形状に成形できる。
上記のように構成した請求項5による発明によれば、酸化物粒子および非結晶ガラスの線熱膨張係数は共に(3.5±2)×10−6(1/℃)である。この値は砥粒の線熱膨張係数とほぼ同じ値であり、よって砥粒と、酸化物粒子および非結晶ガラスとは温度の変化によって剥離する恐れはなく、砥石は安定した品質の維持が図られる。
上記のように構成した請求項6による発明によれば、微細孤立気孔の直径は超砥粒の粒径に対し1%〜10数%の粒径である。これにより安定して砥粒の保持力を維持しつつ、一層砥石のドレス性を向上させることができる。
上記のように構成した請求項7による発明によれば、微細孤立気孔は、ビトリファイドボンド結合剤内に8%±4%の体積割合で混入される。これによりビトリファイドボンド砥石は立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒を安定して強固に保持し、かつ短時間でドレッシング作業ができる良好なドレス性を有する。
上記のように構成した請求項8による発明によれば、微細孤立気孔は、粉末状の発砲剤が焼成前のガラス剤に混入され焼成時に発砲剤が反応し、発砲されることによってビトリファイドボンド砥石内に形成される。これによって容易に、所定量の微細孤立気孔をビトリファイドボンド砥石内に得ることができ低コストで超砥粒を強固に保持し、かつ短時間でドレッシング作業ができる性能を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、砥石車11は、鉄又はアルミニウム等の金属で成形された円盤状の基体12の外周面に厚さ5〜10mmの円弧状のビトリファイドボンド砥石13が複数個接着されて構成されている。
ビトリファイドボンド砥石13は図2の模式図に示すように立方晶窒化ホウ素(CBN)粒、またはダイヤモンド等の超砥粒14と、酸化物粒子15aおよび結合剤である非結晶ガラス15bからなるビトリファイドボンド結合剤15とから構成される。超砥粒14はビトリファイドボンド結合剤15によって外周を覆われ、かつビトリファイドボンド結合剤15内には微細孤立気孔18が所定量設けられている。しかし外気に連通される連続気孔は形成されていない。
酸化物粒子15aは、非結晶ガラス15bの強度を高めるために添加されるものであり例えばケイ酸塩鉱物であるZrSiO4(ジルコン)やTiO2(チタニア)、ZrO2(ジルコニア)、Cr23(クロミア)等が用いられ、非結晶ガラス15bは例えばホウケイ酸ガラス等が用いられる。酸化物粒子15aと、非結晶ガラス15bの線熱膨張係数は、結合される超砥粒14の線熱膨張係数とほぼ同じ値である(3.5±2)×10−6(1/℃)の範囲内にあるものが好ましい。この値は超砥粒14の線熱膨張係数とほぼ同じ値であり、よって超砥粒14と、酸化物粒子15aおよび非結晶ガラス15bとは温度の変化によって剥離する恐れはなく、ビトリファイドボンド砥石13は品質の維持が図られる。なお、酸化物粒子15aは例えば酸化アルミニウム(Al)等でもよく、非結晶ガラス15bは例えばリン酸塩ガラスや、ホウ酸塩ガラス等であってもよい。
ビトリファイドボンド結合剤15を構成する酸化物粒子15aと、非結晶ガラス15bは体積比で3:7〜4:6の範囲内で混合され形成される。これは酸化物粒子15aの混合割合を30%以下にすると、非結晶ガラス15bの流動性が抑制できず焼成前或いは焼成中にビトリファイドボンド砥石13の形状を保てず角部がだれてしまう。また混合割合を40%以上にすると、酸化物粒子15aを含んだ状態での非結晶ガラス15bが強くかつ硬くなり過ぎ、ドレス性が悪くなるとともに研削時の発熱量が多くなり研削焼けを生じる可能性があるためである。本発明に係るビトリファイドボンド砥石13では、酸化物粒子15aの混合割合を30〜40容量%とすることにより適切な硬さの砥石13を所望形状に焼成している。
またビトリファイドボンド砥石13内においてビトリファイドボンド結合剤15の占める体積Aと超砥粒14の占める体積Bとの比率A/Bは、1〜6の範囲で形成されるのがよい。この体積の比率は超砥粒14の集中度に換算すると50〜200に相当し、この低集中度によって、ビトリファイドボンド砥石13は初期から大きな研削抵抗を受けることなく、研削焼けの起きる恐れがない。
酸化物粒子15aである例えばZrSiO4(ジルコン)粒子が混入され焼成されたビトリファイドボンド結合剤15は超砥粒14の外周を覆って隣接する各超砥粒14間の隙間を埋め各超砥粒14と結合している。隙間部に埋められたビトリファイドボンド結合剤15内には所定体積比の微細孤立気孔18が形成されている。微細孤立気孔18とは外気と連通することなく形成された微細な孤立した気泡であり、所定体積比とはビトリファイドボンド結合剤15の超砥粒14に対する保持力を維持するとともに、かつビトリファイドボンド結合剤15に対する良好なドレス性を維持するのに適した体積比であって、その体積比はビトリファイドボンド結合剤15を構成する非結晶ガラス15bの体積に対し8%±4%とされるのがよい。微細孤立気孔18の体積のコントロールは後述する製造過程で混入される発泡剤の量を調整することによって行なわれる。また微細孤立気孔18の平均粒径はビトリファイドボンド結合剤15の超砥粒14に対する保持力を維持するとともに、かつビトリファイドボンド結合剤15に対する良好なドレス性を維持するために超砥粒14の粒径の1〜10数%になるよう形成されるのが望ましい。
次に、ビトリファイドボンド砥石13の製造法について説明する。まず、ビトリファイドボンド結合剤15の原材料となる酸化剤粒子15aの粉末と、非結晶ガラス15bの粉末とを体積比が3:7〜4:6の範囲内になるように均一に混ぜ合わせる。
次に、ビトリファイドボンド結合剤15の中に立方晶窒化ホウ素(CBN)粒、またはダイヤモンド等の超砥粒14を混入し均等に分散させる。混入する比率はビトリファイドボンド結合剤15の体積Aと超砥粒14の体積Bとの体積比A/Bが1〜6の範囲になるようにする。
さらにビトリファイドボンド結合剤15中に微細孤立気孔18を形成するため上述した発泡剤である例えばHBN(6方晶窒化ホウ素)等を粉末状態にて均等に混ぜ合わせる。このとき発泡剤の投入量は非結晶ガラス15bの体積に対し0.5%〜2%とするのが望ましい。なお発泡剤はホタル石(CaF)や炭酸カルシウム(CaCo)等でもよい。
次にビトリファイドボンド結合剤15を型内で所定の圧力にてプレスし成形した後、焼成する。なお、プレス圧を調整することによりビトリファイドボンド結合剤の強度を若干調整することが可能である。そして、焼成段階において発泡剤である例えばHBN(6方晶窒化ホウ素)と、非結晶ガラス15bとが反応しガスが発生する。発生したガスは微細孤立気孔18としてビトリファイドボンド結合剤15内に所定量が形成されビトリファイドボンド砥石13が得られる。
このとき微細孤立気孔18の平均粒径は前述の通り超砥粒14の平均粒径に対し1%〜10数%程度になるよう形成されるのが望ましい。具体的には例えば超砥粒14の粒径が100μmであれば数μm〜十数μmとするのがよく、発泡剤の混入量を調整して対応する。そして図1に示すように、ビトリファイドボンド砥石13を基体12の外周面に接着剤で貼り付けて、砥石車11 を得る。
次に、本発明に係るビトリファイドボンド砥石13の研削加工時における作用について説明する。砥石車11を回転可能に軸承された研削盤の砥石軸に固定して回転駆動し、工作物を主軸台及び心押台間に挟持して回転駆動し、砥石車11と工作物との間にクーラントを供給しながら砥石台を工作物に向かって研削送りして、砥石車11の外周面に接着された本発明に係るビトリファイドボンド砥石13により工作物を研削加工する。なお、このときビトリファイドボンド砥石13はツルーイング及びドレッシング作業によって研削面20に超砥粒14が突出され、突出された各超砥粒14間にはチップポケットが形成されている。
工作物は、ビトリファイドボンド砥石13の研削面20に突出する超砥粒14によって表面が研削除去され切粉が発生される。発生された切粉は研削面20に突出する各超砥粒14間のチップポケットに排出される。チップポケットに排出された切粉は工作物と接触しないため工作物表面を傷つける恐れがない。またビトリファイドボンド砥石13の超砥粒14は低集中度で成形されているため工作物との接触による発熱が抑制され研削焼けが防止される。その後研削加工が進み、やがて超砥粒14が摩耗されて、研削面20からの超砥粒14の突出量t(図2参照)が減少してきたら、ドレッシングを実施し研削面20を後退させる。このときビトリファイドボンド結合剤15は微細孤立気孔18を所定量有しているとともに微細孤立気孔18は外気と連通する連続気孔がないように形成されているので、良好なドレス性を有し短時間でドレッシング作業が行なえるとともに、超砥粒14の保持力も十分有しているため、早期での砥粒の脱落による摩耗の恐れもない。
ここで、本発明に係るビトリファイドボンド砥石13の超砥粒14に対する保持力を確認するために研削比を測定した実験結果を図3に示す。図3は縦軸を砥石の単位長さあたりの摩耗体積(mm/mm)とし、横軸を工作物の単位長さあたりの研削量R(mm/mm)としたグラフであり、従来のビトリファイドボンド砥石(破線)と本発明に係るビトリファイドボンド砥石13(実線)との2つの結果が示されている。グラフをみて明らかなように本発明に係るビトリファイドボンド砥石13の工作物の研削量Rに対する砥石の摩耗体積の値は、従来のビトリファイドボンド砥石の摩耗体積の値に比べて、大幅に少ないことが確認できる。すなわち、本発明に係るビトリファイドボンド結合剤15の強度が向上されたため、従来と同様の研削作業を行なってもビトリファイドボンド砥石13の摩耗、つまり超砥粒14の脱落を伴った摩耗は少なく、ビトリファイドボンド結合剤15による超砥粒の保持力が向上されていることがわかる。結果を見ると従来にくらべ保持力は5倍以上に向上されたことがわかり、良好なドレス性を維持しながら、超砥粒14の保持力を十分確保し、ビトリファイドボンド砥石13が長寿命化されているのがわかる。
さらに、図3に示す実験以外に超砥粒の保持強度は曲げ強度に比例するという仮定のもとビトリファイドボンド砥石に対しJISG0202に示される曲げ強度試験を実施した。結果として本発明に係るビトリファイドボンド砥石13は従来のビトリファイドボンド砥石に対し約60%の曲げ強度の向上を示し、この結果においても本発明に係るビトリファイドボンド砥石13の超砥粒14に対する保持強度が向上されたのが証明された。
ビトリファイドボンド超砥粒砥石を基体の外周に接着した砥石車を示す図である。 本発明に係るビトリファイドボンド砥石の構成を示す模式図である。 研削による砥石の摩耗体積と、工作物の研削体積との関係を示すグラフである。
符号の説明
11・・・砥石車、12・・・基体、13・・・ビトリファイドボンド砥石、14・・・超砥粒、15・・・ビトリファイドボンド結合剤、15a・・・酸化物粒子、15b・・・非結晶ガラス、18・・・微細孤立気孔、20・・・研削面。

Claims (8)

  1. 立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒をビトリファイドボンド結合剤により結合及び保持してなるビトリファイドボンド砥石において、
    前記ビトリファイドボンド結合剤は酸化物粒子と非結晶ガラスとからなり、該結合剤内部には外気に連通する連続気孔を有しないことを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  2. 請求項1において、前記ビトリファイドボンド結合剤の内部には外気に連通しない微細孤立気孔が設けられたことを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  3. 請求項1または請求項2において、前記ビトリファイドボンド砥石における前記ビトリファイドボンド結合剤の占める体積Aと、前記立方晶窒化ホウ素(CBN)粒またはダイヤモンド粒からなる超砥粒の占める体積Bとの比率A/Bが1〜6であることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記ビトリファイドボンド結合剤を構成する前記酸化物粒子と、前記非結晶ガラスとの体積比が3:7〜4:6の範囲にあることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、前記酸化物粒子および前記非結晶ガラスの線熱膨張係数は共に(3.5±2)×10−6(1/℃)であることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項において、前記微細孤立気孔の直径は前記超砥粒の粒径に対し1%〜10数%の粒径であることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれか1項において、前記微細孤立気孔は、8%±4%の体積割合で前記ビトリファイドボンド結合剤内に封入されていることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれか1項において、前記微細孤立気孔は粉末状の発泡剤が焼成前の前記ビトリファイドボンド結合剤に所定量混入され、焼成時に前記発泡剤と前記非結晶ガラスとが反応し発泡されることによってビトリファイドボンド砥石内に形成されることを特徴とするビトリファイドボンド砥石。
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