JP2010130320A - 録画機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】揮発性メモリを有するデータ保存装置を備えた録画機器において、外部からの電力供給が遮断されても、限られた蓄電池の電池容量の範囲でできるだけ長時間、録画データを復旧可能な状態で保持可能にする。
【解決手段】データ保存装置(メモリディスク10で例示)は、揮発性メモリとそのデータ読み書きを制御するメモリコントローラとを有するモジュールを複数有し、複数のモジュール全てのデータ読み書きを制御する制御部と、外部供給電力をそれらに供給する電力供給部とを有する。制御部は、一部のモジュールを管理データ用モジュールとして割り当ててそのモジュールを制御し、他のモジュールを録画データ用モジュールとして割り当ててそのモジュールを制御する。電力供給部は、蓄電池を有し、外部電力供給が停止した時に、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給制御と蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給制御とを異ならせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、録画機器に関し、より詳細には、揮発性メモリに録画データを記録することが可能な録画機器に関する。
従来から、HDD(Hard Disk Drive)やBD(Blu-Ray Disc),DVD(Digital Versatile Disc)などの大容量メディアを利用して、デジタル放送を記録する録画機器が流通している。
特許文献1には、デジタルビデオレコーディング装置において、不揮発性メモリや補助電源などを用いなくとも、異常終了時に発生する記録媒体上のデータの不整合を復旧可能とすることを目的としたデジタルビデオレコーディング装置が開示されている。
特許文献1に記載の装置は、映像・音声信号を符号化する符号化部と、管理情報を生成する管理情報生成部と、符号化部から出力されたビットストリームデータ及び管理情報生成部により生成された管理情報を記録媒体に記録する記録部と、ビットストリームデータを復号する復号化部と、管理情報に基づいて制御する再生制御部と、記録動作における異常を検出する異常検出部とを備えている。また、この装置では、異常検出部で異常が検出したときに復旧用データを生成して、上記記録媒体の別領域に記録するか、或いはビットストリーム中に多重化して上記記録媒体に記録している。上記異常検出部は、符号化部又は管理情報生成部により生成された情報が、記録部にて正常に記録されずに異常終了したことを検出している。そして、この装置は、異常終了したことが検出されたときに、復旧用データを利用して管理情報を復旧する管理情報復旧部を備えている。
一方で、従来から、ハードディスクに見せかけるためにSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリや不揮発性メモリを用いるデータ保存装置(メモリディスクと呼ぶ)がコンピュータで用いられている。
図9は、従来のSDRAMを用いたメモリディスクの構成を示す図である。図9で示すメモリディスク9は、ATAブリッジ(Advanced Technology Attachment Bridge)90を介して、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)のインターフェース(I/F)などに接続されている。メモリディスク9は、ATAブリッジ90の他に、ファイルシステムコントローラ(File System Controller)91、複数(この例では3つ)のメモリコントローラ(Memory Controller)92a,92b,92c、SDRAM93a〜93d、SDRAM94a〜94d、SDRAM95a〜95dを備えている。
ファイルシステムコントローラ91は、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。より具体的には、SDRAM93a〜93d、SDRAM94a〜94d、SDRAM95a〜95dは、それぞれ、メモリコントローラ92a、メモリコントローラ92b、メモリコントローラ92cによりデータの読み書きが制御される。メモリコントローラ92a,92b,92cは、ファイルシステムコントローラ91によりデータの読み書きが制御される。つまり、メモリコントローラ92a,92b,92cは、ファイルシステムコントローラ91からの制御に基づき、それぞれSDRAM93a〜93d、SDRAM94a〜94d、SDRAM95a〜95dに対するデータの読み書きを制御する。
そして、メモリディスク9は、AC(交流)電源から電力の供給を受けているが、停電時や電源コードが抜かれた時などの電力供給遮断時にデータが喪失してしまうことを防止するために、蓄電池(バッテリ)96のようなバックアップ電源を接続(又は搭載)している。
特開2006−140722号公報
しかしながら、1又は複数の揮発性メモリで構成されたデータ保存装置を用いてデータを記録する場合、外部電力供給遮断時が長時間続くと、蓄電池の電池残量が足りずに揮発性メモリ内のデータが全て喪失してしまい、その復旧もできない。
このような事態は、複数の揮発性メモリで構成されたデータ保存装置を録画機器に適用した場合でも生じ得る。揮発性メモリ内のデータには、ユーザにとって又は録画機器のシステムにとって重要なデータも含まれるが、不要なデータの喪失は許容できても重要なデータの喪失は許容できるものではない。
なお、特許文献1に記載の技術が上記記録媒体として揮発性メモリを想定していないことは、復旧用データの喪失まで考慮していないことから明らかであるため、特許文献1に記載の技術では、上述した電池残量不足による全データの喪失を防止することはできない。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、揮発性メモリで構成されたデータ保存装置を備えた録画機器において、外部からの電力供給が遮断されても、限られた蓄電池の電池容量の範囲で、できるだけ長時間、録画データを復旧可能な状態で保持できるようにすることにある。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、録画データ及び該録画データを管理するための管理データを保存するデータ保存装置を備えた録画機器であって、前記データ保存装置は、1又は複数の揮発性メモリと該1又は複数の揮発性メモリに対するデータ読み書きを制御するメモリコントローラとを有するモジュールを、複数有すると共に、該複数のモジュール全てのデータ読み書きを制御する制御部と、外部から供給された電力を前記複数のモジュール及び該制御部に供給する電力供給部と、を有し、前記制御部は、前記複数のモジュールのうちの一部のモジュールを、前記管理データを保存するための管理データ用モジュールとして割り当てて、該管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記複数のモジュールのうち他のモジュールを前記録画データを保存するための録画データ用モジュールとして割り当てて、該録画データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記電力供給部は、蓄電池を有し、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記管理データ用モジュールへの電力供給の制御と、前記蓄電池から前記録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記制御部は、前記一部のモジュールを、前記管理データ用モジュールとして固定的に割り当てることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池とは別の蓄電池を、前記録画データ用モジュールに電力を供給するために有することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記複数のモジュール全てに電力を供給し、前記蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時点で、前記録画データ用モジュールへの電力供給を停止することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第2の技術手段において、前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記管理データ用モジュール及び前記恒久保存用モジュールに電力を供給する蓄電池とは別の蓄電池を、前記一時保存用モジュールに電力を供給するために有することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第2の技術手段において、前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記複数のモジュール全てに電力を供給し、前記蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時点で、前記一時保存用モジュールへの電力供給を停止することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1の技術手段において、前記複数のモジュールは、全て同じ記憶容量をもったモジュールとし、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、前記モジュール毎に有することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段において、前記制御部は、前記管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時に、前記録画データ用モジュールに電力を供給する蓄電池のうち該所定容量より多い容量が残っている蓄電池があった場合には、(1)前記管理データ用モジュールに保存されている前記管理データを、前記多い容量が残っている蓄電池で電力を供給している録画データ用モジュールにコピー又は移動する制御を、両モジュールに含まれるメモリコントローラに対して実行し、(2)その後、前記多い容量が残っている蓄電池で電力を供給している録画データ用モジュールを、前記管理データを保存するための新たな管理データ用モジュールとして割り当てて、該新たな管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第7の技術手段において、前記制御部は、前記モジュール毎に設けられた蓄電池のうち最も容量が大きい蓄電池で電力が供給されるモジュールを、前記管理データ用モジュールとして固定的に割り当てて、該管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記制御部は、N−1を恒久保存用モジュールとして割り当てる数として、前記モジュール毎に設けられた蓄電池のうち2番目からN番目に容量が大きい蓄電池で電力が供給されるモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして固定的に割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして固定的に割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第2の技術手段において、前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記管理データ用モジュールは、前記1又は複数の揮発性メモリの代わりに不揮発性メモリを有し、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、前記管理データ用モジュールを除いたモジュールに対して有し、前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記管理データ用モジュールへの電力供給の制御と前記蓄電池から前記録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせる代わりに、前記蓄電池から前記恒久保存用モジュールへの電力供給の制御と前記蓄電池から前記一時保存用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせることを特徴としたものである。
本発明によれば、揮発性メモリで構成されたデータ保存装置を備えた録画機器において、外部からの電力供給が遮断されても、限られた蓄電池の電池容量の範囲で、できるだけ長時間、録画データを復旧可能な状態で保持することができる。
まず、本発明に係る録画機器について、再生機能も備えた録画再生機器を例に挙げてその概要を説明する。但し、本発明において再生機能は必須ではなく、また録画再生機器として構成する場合にも以下に例示する構成に限ったものではない。なお、再生機能を備えない録画機器の場合には、外部に接続した再生機器から録画機器内のデータが読み出し可能な構成であれば再生も可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る録画再生機器の構成例を示すブロック図である。図1で例示する録画再生機器1は、メモリディスク10、チューナ12、トランスコーダ13、入出力I/F14、リモコン受信部16、デコーダ17、音声出力部18、表示出力部19、及び、装置全体を制御するためのCPU、RAM、ROM(Read Only Memory)等で構成される制御部15を備えている。制御部15では、以下に説明するような処理手順を実行するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを、CPUでRAMに読み出しながら実行可能な状態で、ROM等に格納しておけばよい。
チューナ12は、アンテナ11を経由してデジタル放送波を受信できる構成を有する。勿論、チューナ12は、アナログ放送波とデジタル放送波の両方を受信できる構成としてもよいし、アナログ放送波のみを受信できる構成としてもよい。また、STB(Set Top Box)などによりデジタルチューナを外部接続する場合には、チューナ12を設けなくてもよい。チューナ12や外部接続のための端子等は、トランスコーダ13、制御部15、及びデコーダ17等でなるバックエンド部に対して、フロントエンド部と呼ばれることもある。
入出力I/F14は、BD,DVD等の可搬記録媒体を装着してデータの入出力(書き込み/読み出し)を行う。入出力I/F14は、制御部15に設けたI/F15aを介して、制御部15とのデータのやり取りを行う。なお、録画再生機器1において、入出力I/F14は必須ではない。
また、録画再生機器1には、本発明の主たる特徴であるデータ保存装置の一例として、メモリディスク10が設けられている。メモリディスク10は、揮発性メモリを有し、ATAブリッジ(ATA Bridge)10aにより、制御部15に設けられたATA I/F15bと接続されている。この接続により、制御部15とメモリディスク10との間でのデータのやり取りが可能になる。なお、ATA規格に基づき制御部15とメモリディスク10とが接続された例を示しているが、SATA(Serial ATA)規格やSCSI(Small Computer System Interface)規格など他の規格に基づいて接続してもよい。但し、ここで例示したような規格を採用することで、制御部15からメモリディスク10がハードディスクのように見えるため、好ましい。メモリディスク10として例示するデータ保存装置の詳細については、後述する。
このように、録画再生機器1は、例えば、デジタルチューナ内蔵のメモリディスクレコーダ或いはメモリディスク一体型のBDレコーダやDVDレコーダ、若しくは、デジタルチューナを外部接続可能なメモリディスクレコーダ或いはメモリディスク一体型のBDレコーダやDVDレコーダなどとして、適宜構成することができる。
リモコン受信部16は、リモコン等の操作入力手段からの操作信号を受光する受光部を備え、受光した操作信号を解釈して制御部15に渡している。なお、操作は録画再生機器1の本体に具備した図示しない操作ボタンによっても可能である。
音声出力部18は、アンテナ11を経由して受信したコンテンツや可搬記録媒体やメモリディスク10内に記録されたコンテンツの音声データを、図示しない外部スピーカに音声として出力する。また、表示出力部19は、アンテナ11を経由して受信したコンテンツや可搬記録媒体やメモリディスク10内に記録されたコンテンツの映像データ及び付加データを、図示しない外部接続された表示装置に出力する。この表示装置としては、例えば、CRT(Cathode-ray Tube)装置、プラズマ表示装置、液晶表示装置、有機/無機EL(electroluminescence)装置などが挙げられる。また、表示出力部19は、制御部15の制御によって生成される録画コンテンツの一覧や、特定の録画コンテンツから生成した複数のサムネイルの一覧などを上記表示装置に出力することも可能である。
録画再生機器1を用いてデジタル放送を視聴する場合、チューナ12は、アンテナ11から入力された高周波信号(デジタル変調信号)を復調し、その復調信号をデコーダ17に入力する。デコーダ17は、入力された復調信号を映像信号と音声信号と付加信号とに分離して復号した後、その復号信号から表示制御出力信号及びそれに同期した音声制御出力信号を生成し、その表示制御出力信号を表示出力部19に出力し、音声制御出力信号を音声出力部18に出力する。なお、上記表示制御出力信号は、付加信号から生成された復号信号を映像信号から生成された復号信号に重畳した信号に関する信号である。表示出力部19から出力された表示制御出力信号は、録画再生機器1に接続されたテレビなどの表示装置に入力され、その表示画面により、ユーザは表示制御出力信号に対応したデジタル放送番組の映像及び付加情報を見ることができる。音声出力部18から出力された音声制御出力信号は、録画再生機器1に接続されたテレビなどのスピーカ付き表示装置に入力され、そのスピーカにより、ユーザは音声制御出力信号に対応したデジタル放送番組の音声を聴くことができる。
なお、チューナ12をアナログ放送受信可能に構成した場合には、デコーダ17もアナログ対応可能に構成しておけば、そのアナログ放送を視聴することが可能であり、その処理はデジタル放送の視聴について説明したものと同様である。
また、メモリディスク10やBD等の可搬記録媒体に記録されているコンテンツを録画再生機器1により再生する場合、デコーダ17は、メモリディスク10又はBD等に記録されているコンテンツのデータを復号した後、映像データ及び付加データについては映像出力可能な形式に変換して表示出力部19に出力し、音声データについては音声出力可能な形式に変換して、音声出力部18に映像と同期させて出力する。表示出力部19、音声出力部18に出力された各データの再生については、デジタル放送の視聴に関して説明した通りである。
また、録画再生機器1を用いてデジタル放送番組(デジタル放送コンテンツ)をそのまま録画する場合、チューナ12は、アンテナ11から入力された高周波信号(デジタル変調信号)を復調してメモリディスク10又はBD等の各種記録媒体に記録する。また、録画再生機器1では、BD等の可搬型記録媒体に記録されたコンテンツを、入出力I/F14を介してメモリディスク10へ移動又はそのままコピーすることができ、逆にメモリディスク10に記録されたコンテンツを入出力I/F14を介してBD等の可搬型記録媒体へ移動又はそのままコピーすることができる。
次に、録画再生機器1を用いて、受信したデジタル放送番組や記録済みのコンテンツをレート変換して録画する場合について説明する。トランスコーダ13は、圧縮符号化された映像データを逆量子化し、量子化ステップ(量子化幅、量子化スケール、量子化係数などとも呼ばれる)を変更して再量子化することで、圧縮処理を行う圧縮手段の一例である。
トランスコーダ13は、入力されたデータ(入力ビットストリーム)に対して、規格を変えることなく圧縮処理し、圧縮データ(出力ビットストリーム)を出力することが可能に構成されている。また、トランスコーダ13は、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2規格のTSデータをH.264/AVC(Advanced Video Coding)規格のTSデータへ変換するなど、入力されたデータをそのデータの規格と異なる規格のデータに変換することも可能に構成されている。圧縮処理自体は採用する規格に基づき実行すればよいため、その詳細を説明しない。
また、トランスコーダ13に入力されるデータは、チューナ12経由で受信した又はネットワーク経由でダウンロードした放送コンテンツのデータ、入出力I/F14から入力されたBD等の可搬記録媒体に記録済みのコンテンツのデータ、メモリディスク10で読み取ったコンテンツのデータが挙げられる。従って、トランスコーダ13は、受信した放送コンテンツのデータを圧縮し、BD等の可搬記録媒体に記録するために入出力I/F14へ出力するか或いはメモリディスク10の記憶領域に記録するためにメモリディスク10へ出力することや、メモリディスク10から読み取ったデータを圧縮し、BD等の可搬記録媒体に記録するために入出力I/F14へ出力することや、BD等の可搬記録媒体から入出力I/F14により読み取ったデータを圧縮し、メモリディスク10に記録するために出力することが可能となっている。
そして、録画再生機器1は、入出力I/F14やメモリディスク10で例示したように、トランスコーダ13で圧縮された圧縮データを記録媒体に記録する(書き込む)記録手段を備える。つまり、トランスコーダ13から出力されたデータは、入出力I/F14を介してBD等の記録媒体に記録したり、メモリディスク10に記録したりすることができる。
また、圧縮符号化されたデータを逆量子化後に再量子化して記録する装置(トランスコーダ13)を具備する例を挙げたが、圧縮符号化されたデータを復号後に再符号化して記録する装置(エンコーダを含む装置)とすることもできる。図1の例で説明すると、上述した録画再生機器1は、トランスコーダ13の代わりに上述の可変ビットレート制御が可能なエンコーダを設け、デコーダ17で復号された映像データをそのエンコーダで再符号化するように構成しておけばよい。また、このエンコーダをトランスコーダ13と併設して再量子化のみ及び再符号化の双方の処理により圧縮できるように構成することもできる。
また、録画再生機器1をアナログ放送受信可能な構成とし、受信したアナログ放送番組を録画する場合、アンテナ11から入力された高周波信号(アナログ変調信号)をチューナ12が復調し、上述の可変ビットレート制御が可能なエンコーダがその復調信号を符号化し、符号化したデータを記録に適した形式(例えばプログラムストリーム)に変換してメモリディスク10又はBD等の各種記録媒体に記録すればよい。
以下、本発明に係る録画機器に具備されるデータ保存装置(以下、本メモリディスクと呼ぶ)における、本発明の特徴部分を説明する。本メモリディスクは、メモリディスク10として例示したものであり、以下に説明する各形態のメモリディスクは例えば図1の録画再生機器1におけるメモリディスク10として組み込むことができる。
本メモリディスクは、録画データを記録(保存)するための装置であり、より詳細には、録画データだけでなくその録画データを管理するための管理データも保存する。この管理データには、録画データのタイトルや録画時刻などの情報をはじめ、録画データの保存領域などの情報も、通常含まれる。本メモリモジュールは、次に説明するモジュール(メモリモジュール)を複数有すると共に、それら複数のモジュール全てのデータ読み書きを制御する制御部と、外部から供給された電力をそれら複数のモジュール及び制御部に供給する電力供給部とを有する。なお、上記制御部は、図1の制御部15とは異なる。
上記モジュールは、1又は複数の揮発性メモリと、その1又は複数の揮発性メモリに対するデータ読み書きを制御するメモリコントローラとを有する。以下の各形態では、揮発性メモリとしてSDRAMを用いた例を挙げて説明するが、他種のDRAM(Dynamic RAM)や、擬似SRAM(Pseudo Static RAM)など他の揮発性メモリを採用することができる。他種のDRAMとしては、DDR(Double Data Rate) SDRAM、DDR2 SDRAM、DDR3 SDRAM、発売が予定されているDDR4 SDRAMなど、様々なものが挙げられる。また、ここで例示した各揮発性メモリはリフレッシュが必要なものであるが、それを必要としないSRAM(Static RAM)も適用することができる。
また、1つのモジュール内に具備される揮発性メモリは、メモリコントローラを共通とするため全て同じ種類(SDRAMで例示するように同じ規格。但し記憶容量は異なってもよい。)とするが、異なるモジュール同士は異なる種類の揮発性メモリを採用してもよい。例えば、1つのモジュールでDDR2を搭載し、他のモジュールでDDR3を搭載してもよい。
そして、本発明における上記制御部は、複数のモジュールのうちの一部のモジュールを、管理データを保存するための管理データ用モジュールとして割り当てて、その管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御する。つまり、上記制御部は、管理データ用モジュールとして割り当てたモジュールの揮発性メモリに管理データが保存されるように(その揮発性メモリを管理領域として使用するように)、その管理データ用モジュールのメモリコントローラを制御する。
一方で、本発明における上記制御部は、複数のモジュールのうち他のモジュール(上記一部のモジュール以外のモジュールの全て又は一部)を録画データを保存するための録画データ用モジュールとして割り当てて、その録画データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御する。つまり、上記制御部は、録画データ用モジュールとして割り当てたモジュールの揮発性メモリに録画データが保存されるように(その揮発性メモリをデータ領域として使用するように)、その録画データ用モジュールのメモリコントローラを制御する。
本発明では、このように、録画領域を、管理領域(ファイル管理領域)とデータ領域とに物理的に分割して構成している。さらに、本発明における上記電力供給部は、蓄電池を有する。なお、外部(AC電源)から電力供給時には、対応するモジュールにバッテリ経由で電力の供給を行うようにしてもよいし、AC電源からの電力供給時に、バッテリの充電を(充電完了まで)行うと共に、バッテリを経由せずに直接、対応するモジュールに電力を供給するような構成を採用してもよい。
そして、電力供給部は、外部(AC電源)からの電力供給が停止した時に(停電時やコンセントが抜かれた時などの電力供給遮断時に)、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給の制御と、蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせる。ここで、管理データ用モジュールに長時間供給できるように蓄電池から電力を供給することが好ましい。なお、電力供給部は、勿論、録画機器の他の部分にも電力を供給するが、AC電源から電力供給すればよく、少なくとも上記蓄電池と同じ蓄電池からの供給は行わないように構成しておくことが好ましい。
本発明に係る録画機器は、外部からの電力供給が遮断されても、管理データ用モジュールに蓄電池から電力が供給できるように制御を行えるため、限られた蓄電池の電池容量の範囲で、できるだけ長時間、録画データを復旧可能な状態で保持することができる。つまり、本発明では、一部の揮発性メモリ内のデータが破損した場合でも、録画データの管理領域(録画機器のシステムにとって重要なデータ)が保たれた状態で外部電力供給が再開できた場合には、多少の欠落があっても再生可能な部分の録画データ(録画コンテンツ)が保護されることになる。
以下、このような特徴部分をもった本メモリディスクの様々な実施形態について、図2〜図8を参照しながら具体的に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図2で示すメモリディスク2は、ATAブリッジ20を介して、録画再生機器1等の録画機器におけるCPU等を備えた制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されている。上述したように、SATA規格やSCSI規格など他の規格に基づく接続であってもよい(以降に説明する他の実施形態においても同様)。メモリディスク2は、ATAブリッジ20の他に、ファイルシステムコントローラ21、複数(この例では3つ)のメモリコントローラ22a,22b,22c、SDRAM23a,23b、SDRAM24a〜24d、SDRAM25a〜25dを備えている。
ファイルシステムコントローラ21は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュールは、メモリコントローラと一対一に対応し、図示するようにファイルシステムコントローラ21に並列に接続されている。メモリコントローラ22a,22b,22cは、ファイルシステムコントローラ21によりデータの読み書きが制御される。
SDRAM23a,23b、SDRAM24a〜24d、SDRAM25a〜25dは、それぞれ、メモリコントローラ22a、メモリコントローラ22b、メモリコントローラ22cによりデータの読み書きが制御される。SDRAM23a,23bがメモリコントローラ22aに並列に接続されているように、各SDRAMは、メモリコントローラに並列に接続されている。但し、例えばSDRAM23aは、1枚のSDRAMであっても、図示するように複数のSDRAMが直列で接続されたものであってもよい。他のSDRAM23b,24a〜24d,25a〜25dについても同様である。SDRAMは応答速度が速いためこのような接続方法を採用しても支障無く処理を遂行できる。また、1つのメモリコントローラに並列接続する各SDRAM(SDRAM群)はお互い同じ記憶容量を持たせて均一に記憶領域を分散することが好ましい。
このように、メモリコントローラ22a,22b,22cは、ファイルシステムコントローラ21からの制御に基づき、それぞれSDRAM23a,23b、SDRAM24a〜24d、SDRAM25a〜25dに対するデータの読み書きを制御する。
このような構成において、ファイルシステムコントローラ21は、モジュール群の中から一部のモジュール(この例ではメモリコントローラ22a、SDRAM23a,23bで構成されるモジュール)を、管理データを保存するための管理データ用モジュール(管理領域のモジュール)として割り当て、管理データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ22a)を制御する。このような制御により、SDRAM23a,23bには、管理データを保存することができる。
また、ファイルシステムコントローラ21は、モジュール群の中から他のモジュール(この例ではメモリコントローラ22b、SDRAM24a〜24dで構成されるモジュールと、メモリコントローラ22c、SDRAM25a〜25dで構成されるモジュール)を、録画データを保存するための録画データ用モジュール(データ領域のモジュール)として割り当て、録画データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ22b,22c)を制御する。このような制御により、SDRAM24a〜24d、SDRAM25a〜25dには、録画データを保存することができる。
そして、本実施形態におけるファイルシステムコントローラ21は、一部のモジュールを管理データ用モジュールとして固定的に割り当てる。つまり、管理データ用モジュールとして(管理領域として)、特定のモジュールが割り当てられたままとなる。勿論、このときファイルシステムコントローラ21は、他のモジュールを録画データ用モジュールとして固定的に割り当てる。なお、管理データ用モジュールとして1つのモジュールのみを割り当てた例を示しているが複数のモジュールを割り当ててもよい。但し、通常、録画データを保存する領域に対して管理データを保存する領域は少ない容量で済むことを考慮して、割り当てを決めるとよい。
また、ファイルシステムコントローラ21に各メモリコントローラ22a,22b,22cが並列に接続されている例を説明したが、本実施形態では上述のように管理領域/データ領域の割り当てが固定的であるため、図2で「データ領域」として分けたような構成を採用してもよい。つまり、ファイルシステムコントローラ21は、メモリコントローラ22aとデータ領域用のブリッジとに並列に接続され、そのブリッジにはメモリコントローラ22b,22cが並列に接続されるような構成を採用してもよい。
メモリディスク2は、AC電源から電力の供給を受けているが、停電時や電源コードが抜かれた時などの電力供給遮断時にデータが喪失してしまうことを防止するために、蓄電池(所謂、バックアップ電源)を搭載(又は接続)している。上述したように、本発明における電力供給部は、AC電源からの電力供給が停止した時に、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給の制御と、蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせ、可能な限り管理データを保護する。
本実施形態における電力供給部は、このような異なる電力供給制御を行うために、外部からの電力供給が停止した時に管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池26aとは別の蓄電池26bを、録画データ用モジュールに電力を供給するために設けている。つまり、管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池26aが、録画データ用モジュールに電力を供給してしまうことの無いように別の蓄電池26bを設けている。このように蓄電池26a,26bは、上記電力供給部に設けた蓄電池の例である。
ここで、蓄電池26a,26bの電池容量(好ましくは単位記憶容量当たりの電池容量)は、蓄電池26aの方が多いことが好ましいが、同じ又は少ない構成であっても、例えば外部電力供給時に優先的に蓄電池26aに電力を供給して充電させ、充電が完了した時点で蓄電池26bの充電を開始するような制御を行うなどすればよい。また、蓄電池26bを1つの蓄電池で構成した例を示しているが、モジュール毎に蓄電池を設けておいてもよい。
また、AC電源からの電力供給が停止した時には、蓄電池からメモリコントローラだけに電力を供給するようにし(システムコントローラ21や録画機器内の他の構成にはその蓄電池から電力を供給しないようにし)、各メモリコントローラ22a〜22c(勿論、このうち電力が供給中のものに限る)がバックアップモードへ移行して、データの保持動作だけを行うようにすることが好ましい。このデータ保持動作としては、リフレッシュが必要なSDRAM等の揮発性メモリの場合、そのリフレッシュ動作が該当する。このような電力制御及び保持動作は、図2の構成に限らず、以下で例示する他の実施形態にも有益である。
図3は、本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図3で示すメモリディスク3は、図2のメモリディスク2と同様に、ATAブリッジ30を介して、図1の制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されている。メモリディスク3は、図2のメモリディスク2と同様に、ATAブリッジ30の他に、ファイルシステムコントローラ31、複数(この例では3つ)のメモリコントローラ32a,32b,32c、SDRAM33a,33b、SDRAM34a〜34d、SDRAM35a〜35dを備えている。
ファイルシステムコントローラ31は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュール内での接続や各モジュールとファイルシステムコントローラ31との接続、並びにこれらの接続によるデータのやり取りについては、図2で説明したものと同様である。このような構成により、メモリコントローラ32a,32b,32cは、ファイルシステムコントローラ31からの制御に基づき、それぞれSDRAM33a,33b、SDRAM34a〜34d、SDRAM35a〜35dに対するデータの読み書きを制御する。
また、メモリディスク3における管理領域とデータ領域との割り当てについても、図2のメモリディスク2で説明したのと同様である。つまり、ファイルシステムコントローラ31は、一部のモジュール(この例ではメモリコントローラ32a、SDRAM33a,33bで構成されるモジュール)を管理データ用モジュールとして固定的に割り当て、管理データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ32a)を制御する。このような制御により、SDRAM33a,33bには、管理データを保存することができる。また、ファイルシステムコントローラ31は、他のモジュール(この例ではメモリコントローラ32b、SDRAM34a〜34dで構成されるモジュールと、メモリコントローラ32c、SDRAM35a〜35dで構成されるモジュール)を録画データ用モジュール(データ領域のモジュール)として固定的に割り当て、録画データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ32b,32c)を制御する。このような制御により、SDRAM34a〜34d、SDRAM35a〜35dには、録画データを保存することができる。
また、ファイルシステムコントローラ31に各メモリコントローラ32a,32b,32cが並列に接続されている例を前提として説明したが、本実施形態でも上述のように管理領域/データ領域の割り当てが固定的であるため、図3で「データ領域」として分けたような構成を採用してもよい。つまり、ファイルシステムコントローラ31は、メモリコントローラ32aとデータ領域用のブリッジとに並列に接続され、そのブリッジにはメモリコントローラ32b,32cが並列に接続されるような構成を採用してもよい。
メモリディスク3も、AC電源から電力の供給を受けているが、電力供給遮断時のデータ喪失防止のために、蓄電池を搭載(又は接続)しており、AC電源からの電力供給が停止した時に、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給の制御と、蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせ、可能な限り管理データを保護する。但し、本実施形態では、この電力供給制御のための構成が、図2のメモリディスク2の構成とは異なる。
本実施形態における電力供給部は、このような異なる電力供給制御を行うために、蓄電池36aと電源制御回路36bとを備える。電源制御回路36bは、外部からの電力供給が停止した時に、蓄電池36aから複数のモジュール全てに電力を供給するよう制御する。このように、蓄電池36aは、上記電力供給部に設けた蓄電池の例であり、各モジュールに電力を供給するための共通の蓄電池である。
さらに、電源制御回路36bは、蓄電池36aの容量(つまりバッテリ残量)を監視し、バッテリ残量が所定容量以下に低下した時点(停止時にフル充電であった場合で考えると所定量以上低下した時点)で、録画データ用モジュールへの電力供給を停止する。このような停止のためのスイッチを電源制御回路36bは有している。これにより、バッテリ残量が低下した時点で、管理データ用モジュールのみに電力供給が可能になり、可能な限り長時間、管理データの保護が可能になる。管理データが残っていれば、録画データが殆ど消えても復旧できる場合もある。
図4は、本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図4で示すメモリディスク4は、図2のメモリディスク2と同様に、ATAブリッジ40を介して、図1の制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されている。メモリディスク4は、図2のメモリディスク2と同様に、ATAブリッジ40の他に、ファイルシステムコントローラ41、複数(この例では6つ)のメモリコントローラ42a,42b,42c,42d,42e,42f、SDRAM43a、SDRAM44a,44b、SDRAM45a,45b、SDRAM46a,46b、SDRAM47a,47b、SDRAM48a,48bを備えている。
ファイルシステムコントローラ41は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュール内での接続や各モジュールとファイルシステムコントローラ41との接続、並びにこれらの接続によるデータのやり取りについては、図2で説明したものと基本的に同様であり、ファイルシステムコントローラ41には、メモリコントローラ42a,42b,42c,42d,42e,42fが並列に接続され、各メモリコントローラにはSDRAMが並列に接続されている。このような構成により、メモリコントローラ42a,42b,42c,42d,42e,42fは、ファイルシステムコントローラ41からの制御に基づき、それぞれSDRAM43a、SDRAM44a,44b、SDRAM45a,45b、SDRAM46a,46b、SDRAM47a,47b、SDRAM48a,48bに対するデータの読み書きを制御する。
また、メモリディスク4における管理領域とデータ領域との割り当てについても、図2のメモリディスク2で説明したのと同様である。つまり、ファイルシステムコントローラ41は、一部のモジュール(この例ではメモリコントローラ42a、SDRAM43aで構成されるモジュール)を管理データ用モジュールとして固定的に割り当て、管理データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ42a)を制御する。このような制御により、SDRAM43aには、管理データを保存することができる。また、ファイルシステムコントローラ41は、他のモジュール(この例ではメモリコントローラ42b〜42fに関連する各モジュール)を録画データ用モジュール(データ領域のモジュール)として固定的に割り当て、録画データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ42b〜42f)を制御する。このような制御により、SDRAM44a,44b、SDRAM45a,45b、SDRAM46a,46b、SDRAM47a,47b、SDRAM48a,48bには、録画データを保存することができる。
本実施形態では、さらに、データ領域も恒久保存領域と一時保存領域との2つに分割する。より具体的には、ファイルシステムコントローラ41が、録画データ用モジュールのうちの一部のモジュール(この例では、メモリコントローラ42b,42cに関連する各モジュール)を、恒久的に録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、恒久保存用モジュールのメモリコントローラ(この例では、メモリコントローラ42b,42c)を制御する。このような制御により、SDRAM44a,44b、SDRAM45a,45bには、恒久的な保存が要求される録画データを保存することができる。
また、ファイルシステムコントローラ41が、録画データ用モジュールのうちの残りのモジュール(この例では、メモリコントローラ42d,42e,42fに関連する各モジュール)を、一時的に録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラ(この例では、メモリコントローラ42d,42e,42f)を制御する。このような制御により、SDRAM46a,46b、SDRAM47a,47b、SDRAM48a,48bには、恒久的な保存が要求されない録画データを保存することができる。勿論、この一時保存領域内のデータは、恒久的な保存が要求されないデータではあるが、通常時は消去することなく保持しておかないと録画した意味が無くなる。
恒久保存したい録画データは、録画機器において、リモコンや本体操作部のユーザ操作により、録画コンテンツ単位で指定できるように構成しておけばよい。まず、一時保存領域に録画コンテンツを保存しておき、この指定があったときにその録画コンテンツを恒久保存領域に移動(又はコピー)させればよい。若しくは、録画予約時又は録画指示時に恒久保存か一時保存かをユーザ選択できるような構成にしておいてもよく、その場合、そのユーザ選択に従って録画コンテンツを録画時に振り分けて保存するとよい。
恒久保存用モジュールと一時保存用モジュールとの割り当ても固定的な割り当てとしてもよいし、変更可能な割り当てとしてもよい。変更可能な割り当ての場合、ユーザ操作により恒久保存領域と一時保存領域との割合の設定を変更するように構成できる。また、変更可能な割り当ての場合、ユーザ指定された恒久保存したい録画データの容量が増えた場合に、一時保存領域を恒久保存領域に割り当てし直すなどの処理が可能なように構成することもできる。
また、ファイルシステムコントローラ41に各メモリコントローラ42a〜42fが並列に接続されている例を前提として説明したが、本実施形態でも上述のように管理領域/データ領域の割り当てが固定的であるため、図4で「データ領域」として分けたような構成を採用してもよい。つまり、ファイルシステムコントローラ41は、メモリコントローラ42aとデータ領域用のブリッジとに並列に接続され、そのデータ領域用ブリッジにはメモリコントローラ42b〜42fが並列に接続されるような構成を採用してもよい。
また、同様の考えにより、恒久保存領域と一時保存領域とを固定的に割り当てる場合には、そのデータ領域用ブリッジに恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジにメモリコントローラ42b,42cを並列に接続し、一時保存領域用ブリッジにメモリコントローラ42d,42e,42fを並列に接続するような構成を採用してもよい。また、ファイルシステムコントローラ41に、メモリコントローラ42aと恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジにメモリコントローラ42b,42cを並列に接続し、一時保存領域用ブリッジにメモリコントローラ42d,42e,42fを並列に接続するような構成を採用してもよい。
メモリディスク4も、図2のメモリディスク2と同様に、AC電源から電力の供給を受けており、電力供給遮断時のデータ喪失防止のために蓄電池を搭載(又は接続)されている。本実施形態では、電力供給部が、AC電源からの電力供給が停止した時に、管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールと、一時保存用モジュールとで、蓄電池からの電力供給制御を異ならせ、可能な限り管理データ及び恒久保存が要求される録画データを保護する。
すなわち、本実施形態における電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールに電力を供給する蓄電池49aとは別の蓄電池49bを、一時保存用モジュールに電力を供給するために設けている。つまり、管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールに電力を供給する蓄電池49aが、一時保存用モジュールに電力を供給してしまうことの無いように別の蓄電池49bを設けている。このように蓄電池49a,49bは、上記電力供給部に設けた蓄電池の例である。
ここで、蓄電池49a,49bの電池容量(好ましくは単位記憶容量当たりの電池容量)は、蓄電池49aの方が多いことが好ましいが、同じ又は少ない構成であっても、例えば外部電力供給時に優先的に蓄電池49aに電力を供給して充電させ、充電が完了した時点で蓄電池49bの充電を開始するような制御を行うなどすればよい。また、蓄電池49bを1つの蓄電池で構成した例を示しているが、モジュール毎に蓄電池を設けておいてもよいし、蓄電池49aとしてモジュール毎に別の蓄電池を設けてもよい。
このように、恒久記録する領域を一時保存の領域とは別の蓄電池をもたせることで、一部の揮発性メモリ内のデータが破損した場合でも、恒久記録する領域が保たれた状態で外部電力供給が再開できた場合には、管理データだけでなく必要な録画コンテンツ(ユーザにとって重要な録画データ)も全く失われることなく保護されることになる。
図5は、本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。本実施形態に係るメモリディスク5は、図3のメモリディスク3のデータ領域を、図4のメモリディスク4のように恒久保存領域と一時保存領域とに分けたものである。換言すると、本実施形態に係るメモリディスク5は、図4のメモリディスク4において、図3のメモリディスク3のような電力供給部(蓄電池36a及び電源制御回路36bで構成される電力供給部)を設けたものである。以下、本実施形態を簡単に説明する。
図5で示すメモリディスク5は、ATAブリッジ50を介して、図1の制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されており、ATAブリッジ50の他に、ファイルシステムコントローラ51、複数(この例では6つ)のメモリコントローラ52a,52b,52c,52d,52e,52f、SDRAM53a、SDRAM54a,54b、SDRAM55a,55b、SDRAM56a,56b、SDRAM57a,57b、SDRAM58a,58bを備えている。各構成間での接続やデータのやり取りについては図4のメモリディスク4で説明した通りであり、図5において符号を変えているだけである。
本実施形態における電力供給部は、蓄電池から管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールと一時保存用モジュールとで電力供給制御を異ならせるために、蓄電池59aと電源制御回路59bとを備える。電源制御回路59bは、外部からの電力供給が停止した時に、蓄電池59aから複数のモジュール全てに電力を供給するよう制御する。このように、蓄電池59aは、上記電力供給部に設けた蓄電池の例であり、各モジュールに電力を供給するための共通の蓄電池である。
さらに、電源制御回路59bは、蓄電池59aの容量(つまりバッテリ残量)を監視し、バッテリ残量が所定容量以下に低下した時点(停止時にフル充電であった場合で考えると所定量以上低下した時点)で、一時保存用モジュールへの電力供給を停止する。このような停止のためのスイッチを電源制御回路59bは有している。これにより、バッテリ残量が低下した時点で、管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールのみに電力供給が可能になり、可能な限り長時間、管理データ及び恒久保存が要求される録画データの保護が可能になる。管理データが残っていれば、録画データが殆ど消えても復旧できる場合もあるし、恒久保存が要求される録画データが残っていれば要求されない録画データが残っていなくてもユーザは納得がいく。
図6は、本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図6で示すメモリディスク6は、ATAブリッジ60を介して、録画再生機器1等の録画機器におけるCPU等を備えた制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されている。メモリディスク6は、ATAブリッジ60の他に、ファイルシステムコントローラ61、複数(この例では3つ)のメモリコントローラ62a,62b,62c、SDRAM63a〜63d、SDRAM64a〜64d、SDRAM65a〜65dを備えている。
ファイルシステムコントローラ61は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュールは、メモリコントローラと一対一に対応し、図示するようにファイルシステムコントローラ61に並列に接続されている。メモリコントローラ62a,62b,62cは、ファイルシステムコントローラ61によりデータの読み書きが制御される。
ここで、本実施形態のメモリディスク6における複数のモジュール全ては、全て同じ記憶容量をもったモジュール(異なる規格を含んでもよい)とする。ここで、「同じ」記憶容量とは、記憶容量が実質的に同じとみなせれば多少の大小は問題ない。
SDRAM63a〜63d、SDRAM64a〜64d、SDRAM65a〜65dは、それぞれ、メモリコントローラ62a、メモリコントローラ62b、メモリコントローラ62cによりデータの読み書きが制御される。SDRAM63a〜63dがメモリコントローラ62aに並列に接続されているように、各SDRAMは、メモリコントローラに並列に接続されている。但し、例えばSDRAM63aは、1枚のSDRAMであっても、図示するように複数のSDRAMが直列で接続されたものであってもよい。他のSDRAM63b〜63d,64a〜64d,65a〜65dについても同様である。SDRAMは応答速度が速いためこのような接続方法を採用しても支障無く処理を遂行できる。また、1つのメモリコントローラに並列接続する各SDRAM(SDRAM群)はお互い同じ記憶容量を持たせて均一に記憶領域を分散することが好ましい。
このように、メモリコントローラ62a,62b,62cは、ファイルシステムコントローラ61からの制御に基づき、それぞれSDRAM63a〜63d、SDRAM64a〜64d、SDRAM65a〜65dに対するデータの読み書きを制御する。
このような構成において、ファイルシステムコントローラ61は、モジュール群の中から一部のモジュール(この例ではメモリコントローラ62aに関連するモジュール)を、管理データを保存するための管理データ用モジュール(管理領域のモジュール)として割り当て、管理データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ62a)を制御する。このような制御により、SDRAM63a〜63dには、管理データを保存することができる。
また、ファイルシステムコントローラ61は、モジュール群の中から他のモジュール(この例ではメモリコントローラ62b,62cに関連する各モジュール)を、録画データを保存するための録画データ用モジュールとして割り当て、録画データ用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ62b,62c)を制御する。このような制御により、SDRAM64a〜64d、SDRAM65a〜65dには、録画データを保存することができる。
しかし、本実施形態に係るメモリディスク6は、図2のメモリディスク2のように、ファイルシステムコントローラが、一部のモジュールを管理データ用モジュールとして固定的に割り当てるものではなく、変更可能に割り当てる。
メモリディスク6は、AC電源から電力の供給を受けているが、停電時や電源コードが抜かれた時などの電力供給遮断時にデータが喪失してしまうことを防止するために、蓄電池(所謂、バックアップ電源)を搭載(又は接続)している。上述したように、本発明における電力供給部は、AC電源からの電力供給が停止した時に、管理データ用モジュールと録画データ用モジュールとでこの蓄電池から電力供給制御を異ならせ、可能な限り管理データを保護する。
本実施形態における電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、モジュール毎に設けている。このように、ディスクメディア6では、同じ記憶容量をもつモジュールを並べて、そのうちの一つを管理領域とするものである。
つまり、本実施形態における電力供給部は、管理データ用モジュールと録画データ用モジュールとで異なる電力供給制御を行うために、外部からの電力供給が停止した時に管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池67aとは別の蓄電池67b,67cを、録画データ用モジュールに電力を供給するために設けている。つまり、管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池67aが、録画データ用モジュールに電力を供給してしまうことの無いように別の蓄電池67b,67cを設けている。このように蓄電池67a,67b,67cは、上記電力供給部に設けた蓄電池の例である。ここで、蓄電池67a,67b,67cの電池容量は、システムコントローラ61が一部のモジュールを管理データ用モジュールとして変更可能に割り当て、どのモジュールも管理データ用となることがあり得るため、基本的に同じとする。
このような構成及び割り当て状態において、外部電力供給が停止した時の、本実施形態に係るディスクメディア6の可変割り当てについて説明する。
ファイルシステムコントローラ61は、管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池67aの容量(バッテリ容量)が所定容量以下に低下した時に、録画データ用モジュールに電力を供給する蓄電池67b,67cのうち上記所定容量より多い容量が残っている蓄電池が存在するかの情報を、検出回路などから得る。ファイルシステムコントローラ61は外部電力供給が停止した時にも可動しなくてはならないため、本実施形態ではコントローラ61用の蓄電池66を蓄電池67a〜67cとは別に有するものとする。なお、本実施形態以外の実施形態でも、停電時又は常時、ファイルシステムコントローラにバッテリから電力を供給してもよい。
そして、ファイルシステムコントローラ61は、多い容量が残っている蓄電池が存在した場合(この例では蓄電池67bとする)には、(1)管理データ用モジュールに保存されている管理データを、その蓄電池67bで電力を供給している録画データ用モジュールにコピー(又は移動)する制御を、両モジュールに含まれるメモリコントローラ62a,62bに対して実行する。このコピー(又は移動)の前には、その録画データ用モジュールのSDRAM64a〜64dをデフラグして領域を確保しておくことが好ましいが、単純にコピー(又は移動)により上書きしてしまってもよい。
次いで、ファイルシステムコントローラ61は、(2)その蓄電池67bで電力を供給している録画データ用モジュールを、管理データを保存するための新たな管理データ用モジュールとして割り当てて、その新たな管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラ62bを制御する。
このような制御により、蓄電池67aの容量低下後、SDRAM63a〜63dに保存されていた管理データは、SDRAM64a〜64dにコピー又は移動され、SDRAM64a〜64dに保存されることになる。外部電力復旧後もその管理データはSDRAM64a〜64dで保持され、必要に応じて書き換えられる。
本実施形態では、管理領域のバッテリ容量が低下したら他のモジュールでバッテリ容量に余裕のある領域に管理情報をコピー又は移動し、コピー又は移動が完了したら以降はそのモジュールを管理領域としているため、可能な限り長時間、管理データを保持することができる。
なお、元の管理データ用モジュールは、コピー又は移動時に、録画データ用モジュールとして割り当て直してもよいが、新たな管理データが消える前にAC電源の供給が復旧したときに、割り当て直してもよい。新たな管理データまでも消えてしまったときには、ファイルシステムコントローラがデフォルトの割り当て(例えば、上述したメモリコントローラ62aに関連するモジュールを管理データ用に割り当てる処理)を実行すればよい。なお、本実施形態に限らず、他の実施形態においても、最終的に全てのデータが消えて、その後に起動した場合のために、ファイルシステムコントローラは、デフォルトの割り当てを実行するように構成しておけばよい。
図7は、本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図7で示すメモリディスク7は、図6のメモリディスク6と同様に、ATAブリッジ70を介して、図1の制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されている。メモリディスク7は、図6のメモリディスク6と同様に、ATAブリッジ70の他に、ファイルシステムコントローラ71、複数(この例では3つ)のメモリコントローラ72a,72b,72c、SDRAM73a〜73d、SDRAM74a〜74d、SDRAM75a〜75dを備えている。
ファイルシステムコントローラ71は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAMで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュール内での接続や各モジュールとファイルシステムコントローラ71との接続、並びにこれらの接続によるデータのやり取りについては、図6で説明したものと同様である。このような構成により、メモリコントローラ72a,72b,72cは、ファイルシステムコントローラ71からの制御に基づき、それぞれSDRAM73a〜73d、SDRAM74a〜74d、SDRAM75a〜75dに対するデータの読み書きを制御する。また、本実施形態でも、図6で説明したものと同様に、全てのモジュールが同じ記憶容量をもつことを前提とする。
また、メモリディスク7における管理領域とデータ領域との割り当てについては、図2のメモリディスク2と同様であり、固定的な割り当てを採用する。これに加え、本実施形態においては、図4のメモリディスク4で説明したように、データ領域を恒久保存領域と一時保存領域とに分割して固定的に割り当てる。
つまり、ファイルシステムコントローラ71が、録画データ用モジュールのうちの一部のモジュール(この例では、メモリコントローラ72bに関連するモジュール)を恒久保存用モジュールとして固定的に割り当てて、恒久保存用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ72b)を制御する。このような制御により、SDRAM74a〜74dには、恒久的な保存が要求される録画データを保存することができる。
また、ファイルシステムコントローラ71が、録画データ用モジュールのうちの残りのモジュール(この例では、メモリコントローラ72cに関連するモジュール)を一時保存用モジュールとして固定的に割り当てて、一時保存用モジュールのメモリコントローラ(この例ではメモリコントローラ72c)を制御する。このような制御により、SDRAM75a〜75dには、恒久的な保存が要求されない録画データを保存することができる。勿論、この一時保存領域内のデータは、恒久的な保存が要求されないデータではあるが、通常時は消去することなく保持しておかないと録画した意味が無くなる。ユーザ操作に基づく恒久保存したい録画データの振り分け等については説明した通りである。
また、ファイルシステムコントローラ71に各メモリコントローラ72a〜72cが並列に接続されている例を前提として説明したが、本実施形態でも上述のように管理領域/データ領域の割り当てが固定的であるため、図7で「データ領域」として分けたような構成を採用してもよい。つまり、ファイルシステムコントローラ71は、メモリコントローラ72aとデータ領域用のブリッジとに並列に接続され、そのデータ領域用ブリッジにはメモリコントローラ72b,72cが並列に接続されるような構成を採用してもよい。
また、同様の考えにより、本実施形態では恒久保存領域と一時保存領域とを固定的に割り当てているため、そのデータ領域用ブリッジに恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジに複数のメモリコントローラ(72b以外は図示せず)を並列に接続し、一時保存領域用ブリッジに複数のメモリコントローラ(72c以外は図示せず)を並列に接続するような構成を採用してもよい。また、ファイルシステムコントローラ71に、メモリコントローラ72aと恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジに複数のメモリコントローラ(72b以外は図示せず)を並列に接続し、一時保存領域用ブリッジに複数のメモリコントローラ(72c以外は図示せず)を並列に接続するような構成を採用してもよい。
本実施形態に係るメモリディスク7においても、図6のメモリディスク6と同様に、蓄電池をモジュール毎に設けることを前提とする。なお、図7の例では、恒久保存領域のモジュールが1つである例を挙げているが複数設けてもよく、同様に一時保存領域のモジュールも複数設けてもよい。
そして、本実施形態では、上述した管理領域の割り当ての際に、ファイルシステムコントローラ71が、モジュール毎に設けられた蓄電池のうち最も容量が大きい蓄電池76aで電力が供給されるモジュール(メモリコントローラ72aに関連するモジュール)を管理データ用モジュールとして固定的に割り当てるものとする。このとき、他のモジュールは勿論、録画データ用モジュールとして割り当てられる。これにより、AC電源からの電力供給が停止した時に、管理データ用モジュールへの電力供給が録画データ用モジュールより長くなり、長時間、管理データを保護することができる。
さらに、本実施形態では、上述した恒久保存領域と一時保存領域の割り当ての際に、ファイルシステムコントローラ71が、モジュール毎に設けられた蓄電池のうち2番目からN番目に容量が大きい蓄電池で電力が供給されるモジュールを恒久保存用モジュールとして固定的に割り当てる(但し、N−1は恒久保存用モジュールとして割り当てる数とする)。そして、ファイルシステムコントローラ71は、録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを一時保存用モジュールとして固定的に割り当てる。図7の例では、恒久保存領域のモジュールが1つであるため、2番目に大きな容量の蓄電池76bに対応するモジュールだけが恒久保存用モジュールとして割り当てられており、残りのモジュール(蓄電池76cに対応するモジュール)が一時保存用モジュールとして割り当てられている。
このような構成により、AC電源からの電力供給が停止した時に、管理データ用モジュールへの電力供給が録画データ用モジュールより長くなり、録画データ用モジュールの中でも恒久保存用モジュールへの電力供給が一時保存用モジュールより長くなるため、管理データを一番長く保護し、恒久保存が要求される録画データを次に長く保護することができる。
また、図7のメモリディスク7ではデータ領域を恒久保存領域と一時保存領域とに分割して割り当てたが、図7の構成において、このような分割を行わないようにしてもよい。そして、ファイルシステムコントローラ71が、蓄電池のうち最も容量が大きい蓄電池76aで電力が供給されるモジュールを管理データ用モジュールとして割り当てて、管理データ用モジュールのメモリコントローラ72aを制御するだけにしてもよい。これにより、少なくとも管理データの保護期間を録画データより長くすることができる。
図8は、本発明に関連するSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。図8で示すメモリディスク8は、図4のメモリディスク4において、管理領域(管理データ用モジュール)と恒久保存領域(恒久保存用モジュール)とを、揮発性メモリを記憶領域とするモジュールとする代わりに、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを記憶領域とするモジュールにしたものである。当然、不揮発性メモリに対応するメモリコントローラはその不揮発性メモリ用のものを採用する。
メモリディスク8は、ATAブリッジ80を介して、図1の制御部15のI/F15bにATA規格に基づき接続されており、ATAブリッジ80の他に、ファイルシステムコントローラ81、複数(この例では5つ)のメモリコントローラ82a,82b,82c,82d,82e、フラッシュメモリ(FLASH)83a、フラッシュメモリ84a,84b,84c、SDRAM85a,85b、SDRAM86a,86b、SDRAM87a,87bを備えている。
ファイルシステムコントローラ81は、上記制御部(図1の制御部15とは異なる)の一例であり、全てのSDRAM及びフラッシュメモリで記憶領域が構成されるファイルシステムを制御する。各モジュール内での接続や各モジュールとファイルシステムコントローラ81との接続、並びにこれらの接続によるデータのやり取りについては、図4で説明したものと基本的に同様である。つまり、ファイルシステムコントローラ81には、メモリコントローラ82a,82b,82c,82d,82eが並列に接続され、各メモリコントローラにはフラッシュメモリ又はSDRAMが並列に接続されている。このような構成により、メモリコントローラ82a,82b,82c,82d,82eは、ファイルシステムコントローラ81からの制御に基づき、それぞれフラッシュメモリ83a、フラッシュメモリ84a〜84c、SDRAM85a,85b、SDRAM86a,86b、SDRAM87a,87bに対するデータの読み書きを制御する。
また、メモリディスク8における管理領域とデータ領域との割り当てについても、図4のメモリディスク4で説明したのと同様であり、ファイルシステムコントローラ81が固定的な割り当てを採用する。メモリディスク8においては、恒久保存領域と一時保存領域との割り当てについても固定的な割り当てを採用するものとする。
これにより、フラッシュメモリ83aには管理データを保存することができ、フラッシュメモリ84a〜84cには恒久保存が要求される録画データを保存することができ、SDRAM85a,85b,86a,86b,87a,87bには恒久保存が要求されない録画データを保存することができる。勿論、この一時保存領域内のデータは、恒久的な保存が要求されないデータではあるが、通常時は消去することなく保持しておかないと録画した意味が無くなる。ユーザ操作に基づく恒久保存したい録画データの振り分け等については説明した通りである。
また、ファイルシステムコントローラ81に各メモリコントローラ82a〜82eが並列に接続されている例を前提として説明したが、本例でも上述のように管理領域/データ領域の割り当てが固定的であるため、図8で「データ領域」として分けたような構成を採用してもよい。つまり、ファイルシステムコントローラ81は、メモリコントローラ82aとデータ領域用のブリッジとに並列に接続され、そのデータ領域用ブリッジにはメモリコントローラ82b〜82eが並列に接続されるような構成を採用してもよい。
また、恒久保存領域と一時保存領域とも固定的な割り当てを採用しているため、そのデータ領域用ブリッジに恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジにメモリコントローラ82bを接続し、一時保存領域用ブリッジにメモリコントローラ82c,82d,82eを並列に接続するような構成を採用してもよい。また、ファイルシステムコントローラ81に、メモリコントローラ82aと恒久保存領域用ブリッジと一時保存領域用ブリッジとを並列に接続し、恒久保存領域用ブリッジにメモリコントローラ82bを接続し、一時保存領域用ブリッジにメモリコントローラ82c,82d,82eを並列に接続するような構成を採用してもよい。
メモリディスク8では、管理領域と恒久保存領域とにフラッシュメモリを用いているため、それらのモジュールに対するバックアップ用の蓄電池は不要となり、管理データ及び恒久保存が要求される録画データを保護することができる。また、一時保存用モジュールについては、上記電力供給部の一例として蓄電池88を設けている。そして、電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、一時保存用モジュールに対してのみ蓄電池88から電力を供給し、電力供給遮断時のデータ喪失をできるだけ防止している。このように、本例における電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、管理データ用モジュール及び恒久保存用モジュールを除いたモジュールに対して、モジュール毎に設けるか、或いは1つ設ける。
また、図8のメモリディスク8では、恒久保存領域にも不揮発性メモリを採用した例を説明したが、本発明の他の実施形態として、不揮発性メモリは管理領域だけに採用するようにしてもよい。但し、この実施形態では、データ領域を恒久保存領域と一時保存領域とに分割して割り当てる際に、固定的に割り当ててもよいし、変更可能に割り当ててもよい。
この実施形態では、管理領域にフラッシュメモリを用いているため、そのモジュールに対するバックアップ用の蓄電池は不要となり、管理データを保護することができる。また、恒久保存用モジュール及び一時保存用モジュールについては、上記電力供給部の一例として蓄電池を設けておけばよい。ここで、本実施形態における電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、管理データ用モジュールを除いたモジュールに対して、モジュール毎に設けるか、或いは1つ設けておく。
そして、電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給の制御と蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせる代わりに、蓄電池から恒久保存用モジュールへの電力供給の制御と蓄電池から一時保存用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせる。そして、恒久保存用モジュールに対する電力供給を長くするような、例えば上述した電池容量の大きさによる割り当てや電源制御回路による残量低下時の一時保存領域への電力供給停止などの構成を採用することで、電力供給遮断時の必要なデータ喪失をできるだけ防止することができる。
本発明の一実施形態に係る録画再生機器の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 本発明に関連するSDRAMを用いたメモリディスクの一構成例を示す図である。 従来のSDRAMを用いたメモリディスクの構成を示す図である。
符号の説明
1…録画再生機器、2,3,4,5,6,7,8…メモリディスク、10…メモリディスク、10a…ATAブリッジ、11…アンテナ、12…チューナ、13…トランスコーダ、14…入出力I/F、15…制御部、15a…I/F、15b…ATA I/F、16…リモコン受信部、17…デコーダ、18…音声出力部、19…表示出力部、20,30,40,50,60,70,80…ATAブリッジ、21,31,41,51,61,71,81…ファイルシステムコントローラ、22a,22b,22c,32a,32b,32c,42a,42b,42c,42d,42e,42f,52a,52b,52c,52d,52e,52f,62a,62b,62c,72a,72b,72c,82a,82b,82c,82d,82e…メモリコントローラ、23a,23b,24a,24b,24c,24d,25a,25b,25c,25d,33a,33b,34a,34b,34c,34d,35a,35b,35c,35d,43a,44a,44b,45a,45b,46a,46b,47a,47b,48a,48b,53a,54a,54b,55a,55b,56a,56b,57a,57b,58a,58b,63a,63b,63c,63d,64a,64b,64c,64d,65a,65b,65c,65d,73a,73b,73c,73d,74a,74b,74c,74d,75a,75b,75c,75d,85a,85b,86a,86b,87a,87b…SDRAM、26a,26b,36a,49a,49b,59a,66,67a,67b,67c,76a,76b,76c…蓄電池、36b,59b…電源制御回路、83a,84a,84b,84c…フラッシュメモリ。

Claims (11)

  1. 録画データ及び該録画データを管理するための管理データを保存するデータ保存装置を備えた録画機器であって、
    前記データ保存装置は、1又は複数の揮発性メモリと該1又は複数の揮発性メモリに対するデータ読み書きを制御するメモリコントローラとを有するモジュールを、複数有すると共に、該複数のモジュール全てのデータ読み書きを制御する制御部と、外部から供給された電力を前記複数のモジュール及び該制御部に供給する電力供給部と、を有し、
    前記制御部は、前記複数のモジュールのうちの一部のモジュールを、前記管理データを保存するための管理データ用モジュールとして割り当てて、該管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記複数のモジュールのうち他のモジュールを前記録画データを保存するための録画データ用モジュールとして割り当てて、該録画データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、
    前記電力供給部は、蓄電池を有し、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記管理データ用モジュールへの電力供給の制御と、前記蓄電池から前記録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせることを特徴とする録画機器。
  2. 前記制御部は、前記一部のモジュールを、前記管理データ用モジュールとして固定的に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の録画機器。
  3. 前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池とは別の蓄電池を、前記録画データ用モジュールに電力を供給するために有することを特徴とする請求項2に記載の録画機器。
  4. 前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記複数のモジュール全てに電力を供給し、前記蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時点で、前記録画データ用モジュールへの電力供給を停止することを特徴とする請求項2に記載の録画機器。
  5. 前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、
    前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記管理データ用モジュール及び前記恒久保存用モジュールに電力を供給する蓄電池とは別の蓄電池を、前記一時保存用モジュールに電力を供給するために有することを特徴とする請求項2に記載の録画機器。
  6. 前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、
    前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記複数のモジュール全てに電力を供給し、前記蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時点で、前記一時保存用モジュールへの電力供給を停止することを特徴とする請求項2に記載の録画機器。
  7. 前記複数のモジュールは、全て同じ記憶容量をもったモジュールとし、
    前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、前記モジュール毎に有することを特徴とする請求項1に記載の録画機器。
  8. 前記制御部は、前記管理データ用モジュールに電力を供給する蓄電池の容量が所定容量以下に低下した時に、前記録画データ用モジュールに電力を供給する蓄電池のうち該所定容量より多い容量が残っている蓄電池があった場合には、(1)前記管理データ用モジュールに保存されている前記管理データを、前記多い容量が残っている蓄電池で電力を供給している録画データ用モジュールにコピー又は移動する制御を、両モジュールに含まれるメモリコントローラに対して実行し、(2)その後、前記多い容量が残っている蓄電池で電力を供給している録画データ用モジュールを、前記管理データを保存するための新たな管理データ用モジュールとして割り当てて、該新たな管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴とする請求項7に記載の録画機器。
  9. 前記制御部は、前記モジュール毎に設けられた蓄電池のうち最も容量が大きい蓄電池で電力が供給されるモジュールを、前記管理データ用モジュールとして固定的に割り当てて、該管理データ用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴とする請求項7に記載の録画機器。
  10. 前記制御部は、N−1を恒久保存用モジュールとして割り当てる数として、前記モジュール毎に設けられた蓄電池のうち2番目からN番目に容量が大きい蓄電池で電力が供給されるモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして固定的に割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして固定的に割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御することを特徴とする請求項9に記載の録画機器。
  11. 前記制御部は、前記録画データ用モジュールのうちの一部のモジュールを、恒久的に前記録画データを保存するための恒久保存用モジュールとして割り当てて、該恒久保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、前記録画データ用モジュールのうちの残りのモジュールを、一時的に前記録画データを保存するための一時保存用モジュールとして割り当てて、該一時保存用モジュールに含まれるメモリコントローラを制御し、
    前記管理データ用モジュールは、前記1又は複数の揮発性メモリの代わりに不揮発性メモリを有し、
    前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に電力を供給する蓄電池を、前記管理データ用モジュールを除いたモジュールに対して有し、
    前記電力供給部は、外部からの電力供給が停止した時に、前記蓄電池から前記管理データ用モジュールへの電力供給の制御と前記蓄電池から前記録画データ用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせる代わりに、前記蓄電池から前記恒久保存用モジュールへの電力供給の制御と前記蓄電池から前記一時保存用モジュールへの電力供給の制御とを異ならせることを特徴とする請求項2に記載の録画機器。
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