JP2010129535A - 高圧水素を使用する固体高分子型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】高圧水素を使用してイオン解離を促進した固体高分子型燃料電池のために必要な高耐圧イオン交換性樹脂膜の製法と使用条件。
【解決手段】2枚のイオン交換性樹脂膜の間に、細孔を有する金属板を挟みこれを電解液で満たして高圧に耐えられるようにし、これを使用して水素分子をイオンと電子に解離を促進する。また上記金属板の縁辺を拡張して燃料電池内部で発生する熱を空冷または水冷して安定した発電能力を保証する。
【解決手段】2枚のイオン交換性樹脂膜の間に、細孔を有する金属板を挟みこれを電解液で満たして高圧に耐えられるようにし、これを使用して水素分子をイオンと電子に解離を促進する。また上記金属板の縁辺を拡張して燃料電池内部で発生する熱を空冷または水冷して安定した発電能力を保証する。
Description
本発明は、高圧水素を燃料として使用する固体高分子型燃料電池に関するものである。
固体高分子型燃料電池(以下PEFCとする)は、高分子膜(以下ポリマーとする)の耐圧耐熱強度などによる耐久性の問題で実用化の目処は立っていない。
特開2008−186594
PEFCで使用するポリマーは厚さが50〜150マイクロメーターという極めて薄いシートであるので、圧力と熱に弱く、アノード側(以下陽極)では乾燥に、カソード側(以下陰極)では発生する熱によるシートの軟化、破損があった。このため、燃料に使用する水素と空気の高圧化に制限があり発生する電力に限界があった。
細孔金属板で強化されたポリマーと絶縁体の額縁状の枠の両外側に取付けた2枚の冷却用有孔電極板よりなるガス供給用通路空間(以下スペーサー)を使用したPEFCとする。
電解液に浸漬した細孔入り金属板(以下金属板)をはさむように2枚の紙状または微細な孔のあけられたプラスチックのシートと2枚のポリマーを表裏にはり付け、これを高分子膜とする。水素イオンは、ポリマー分子の極性を変えることで移動するので、金属板にあけられた細孔は、水素イオンには充分な移動空間である。細孔にはり付けられたポリマーは極薄であるが、細孔が小さければ、強度的には充分な厚みをもったことになり、高い圧力に耐えることができる。水素の高圧化は、ポリマーの水素イオンの分離を飛躍的に高め、PEFCの性能を高め、発電能力を高めるものである。
陽極側の乾燥、並びに陰極側の発熱湿潤対策として、複数の膜電極接合体(以下MEA)の間に、スペーサーを置き、これに一定時間、水素と空気を交互に供給することで、ポリマーの極性を一定時間変化させる。これで乾燥側と湿潤側が入れかわり、ポリマーの乾燥は解決される。PEFCの極性の変化は複数個の電池の並直列のサポートをするインバーターとコンバーターで調整される。上記スペーサーは大きい丸または角状の孔付きの金属板からなっており、それぞれ相い対するMEAの電極となっている。陰極で発生する酸化熱は電極金属板の縁辺に取付けた放熱板で排熱される。同様に、PEFCの内部の熱は陰・陽極板、MEA金属板の計3枚の金属板のの縁辺より排熱される。
MEAの両側にスペーサーを置く形でMEA、スペーサーと重ねてスタックを構成し、MEA並びに陰陽電極の金属板の縁辺部を水冷または空冷することで、ポリマーを一定の温度に保つことができる。
MEAの両側にあるスペーサーに水素と空気を供給するとそれぞれのMEAの電極端子から電流を取り出す事ができ、PEFCは発電機となり、動力を生み出す。
スペーサーの気体は両側のMEAの電極に接し、水素又は空気を交互に供給すると、発生するMEAの電流は正負交互に発生する。
PEFCを直列に結ぶには、それぞれのMEAの反対側の電極と連結することで可能となる。
ポリマーの乾燥による劣化や、触媒のCO被毒の解消は一定時間毎にスペーサーへの水素と空気の供給を逆にすることで可能となる。
この発明は冷却板付細孔金属板入りポリマーを使用したMEAと冷却板付有孔金属電極板をもつスペーサーを使用したPEFCに関するものである。
図1に示すように、2枚のポリマー、21,9、の間に薄紙状の浸潤膜12、13に含ませた電解液を入れ、その中に有孔の金属板10をはさみ、ポリマーの陰極で発生する熱を、金属板の縁辺に設けた放熱板1により冷却するようにした冷却板付きMEAを使用したPEFCである。このMEAは触媒層14、15カーボンペーパー4,5を介して大きい有孔の金属板7,8にはさまれており、スペーサー3,11より水素または空気が孔31,22より、矢印39,41のように供給される。符号40、23はスペーサーのガス入口、 符号34、6はMEAのシール材である。
図1に示すように、2枚のポリマー、21,9、の間に薄紙状の浸潤膜12、13に含ませた電解液を入れ、その中に有孔の金属板10をはさみ、ポリマーの陰極で発生する熱を、金属板の縁辺に設けた放熱板1により冷却するようにした冷却板付きMEAを使用したPEFCである。このMEAは触媒層14、15カーボンペーパー4,5を介して大きい有孔の金属板7,8にはさまれており、スペーサー3,11より水素または空気が孔31,22より、矢印39,41のように供給される。符号40、23はスペーサーのガス入口、 符号34、6はMEAのシール材である。
図2はMEAの拡大をしめしている。有孔金属板10にあげられた細孔66,67は水素イオンの通路である。薄紙状の湿潤膜12,13を隔てて、ポリマー9,21があり、その間62,63,67、68,69は電解液で充たされている。
図3は、図1の両側のスペーサーの断面図である。このスペーサーは金属製電極板8、30にあけられた大きい孔22,27を有する2枚の上記電極板を囲む中空3の額縁状構造体である。この中空のスペースに水素または空気が矢印24のように導入される。水素の時は両側の電極板は陽極になり、空気の時は陰極となる。矢印41,43は、スペーサー中空部3に導入されたガスがカーボンペーパーに供給される流れを示している。
上記MEAとスペーサーは、必要電圧に応じて積層され、全体をスペーサーの外枠をボルトなどで固く締めつけ、ガスもれや、電解液もれのないようにされる。
図1に示すようにMEAは、スペーサーの間にあって、双方から水素と空気が供給される。スペーサーは、図3に示すように、両側の電極に水素又は空気を供給するための空間ということができる。供給される気体はスペーサー入口23より矢印24のように入り、矢印41,43のように電極板8、30にあけられた大きい孔22、27よりカーボンペーパー電極に供給される。
上記スペーサーに面する隣接するMEAの電極は同極で、水素に面する場合は陽極で、空気に面する場合は陰極である。スペーサー内の2枚の電極は接触しないように大きい孔付の絶縁体のシートを設けることが望ましい。
各スペーサーに供給される気体は通常5気圧であるが、ポリマー内金属板の細孔の大きさと保持具によってはそれ以上も可能である。このような高圧は陽極では水素イオンの発生が多くなり、陰極では水蒸気の排出が容易になる。排出ガスは出口20より排出される。スペーサーのシール材6、34は、MEAのポリマー9,21を金属板10に圧着させる。
この発明は、金属板入りポリマーを使用することにより、ガス圧力を高めることができ、水素を電極の隅々にまで充満することができる。よって水素イオンの発生を多量にすることができる。また、金属板入りポリマーを使用することにより、陰極で発生する多量の熱量を金属板の高伝熱性を利用してスタックの内部より外部に放熱することができ、スタック全体の機能が安定する。高圧空気を利用することで陰極からの水蒸気の排出が確実で、このPEFCは従来品と比べて格段の高性能を発揮できる。
この発明は、従来ポリマーの性能、とりわけ強度:耐久性が問題となり、更に白金触媒の被毒などが障害となって実用化できなかったPEFCが、この発明で発電や自動車の動力として実用化できる。
Claims (3)
- 減圧下で、多数の細孔入りの金属板を電解液に浸漬し、微細な空洞に電解液を浸入させ、これに薄紙状のシートとイオン交換性樹脂膜を両面に圧着させて、金属板と一体化させる。これに触媒層のついたカーボンペーパーを両面に圧着させ、これを有孔の2枚の金属電極板よりなるスペーサーで挟んでそこから高圧の水素や空気を供給して発電する高圧水素用固体高分子型燃料電池とした。
- 上記請求項における3枚の金属板の縁辺部を拡張して、これを空冷又は水冷する。これによって燃料電池内部で発生する熱を冷却して、樹脂膜や触媒層を守り、水素分子からのイオンと電子の解離を促進する高圧水素用燃料電池とした。
- 絶縁体でできた額縁状の枠の両外側に孔のあいた金属板を設け、内側を供給ガスの通路とし、上記金属板の孔の部分より膜電極接合体にガスを送りつけ、上記金属板を発生する電気の極板として利用すると共にその縁辺部より放熱するという役割をもつスペーサーを使用して燃料電池とした。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008324696A JP2010129535A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 高圧水素を使用する固体高分子型燃料電池 |
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JP2008324696A Pending JP2010129535A (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 高圧水素を使用する固体高分子型燃料電池 |
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2008
- 2008-11-26 JP JP2008324696A patent/JP2010129535A/ja active Pending
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