JP2014078428A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池スタック内への液状水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が積層される積層体14を設けるとともに、前記積層体14の積層方向一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aが配設される。絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aには、整流部材70が設けられ、前記整流部材70は、供給される燃料ガスの流れを水平方向から上方に偏向させる傾斜面70cを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが水平方向に積層される積層体を設けるとともに、前記積層体の積層方向両端には、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)及び多孔質カーボン(ガス拡散層)を有するアノード電極とカソード電極とを配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する発電セルを構成している。通常、所定数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池スタックでは、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、内部マニホールドを構成する場合が多い。この内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス供給連通孔及び反応ガス排出連通孔を備えている。
通常、燃料電池スタックには、外部機器、例えば、エゼクタが、燃料ガス供給配管(反応ガス供給配管)を介して燃料ガス供給連通孔(反応ガス供給連通孔)に連通している。また、燃料電池スタックには、加湿器が、酸化剤ガス供給配管(反応ガス供給配管)を介して酸化剤ガス供給連通孔(反応ガス供給連通孔)に連通している。
ここで、燃料電池スタックでは、特に低温時に始動されると、反応ガス供給配管から反応ガス供給連通孔に液状水が導入されるおそれがある。このため、発電セルでは、セル電圧が低下し、発電不良が発生する場合がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているスタック構造を有する燃料電池が知られている。この特許文献1では、固体高分子電解質型燃料電池のセル積層体のうち、少なくともガス出入り側端部に、発電に寄与しない、入口マニホールドと出口マニホールドとを連通する層であって、ガス供給配管を伝ってくる凝縮水を流れ込ませる層が設けられている。
これにより、セル積層方向端部、特にガス出入り側端セルの、水によるフラッディングや不純物によるコンタミによる電圧低下を抑制でき、また、外部の温度(低温)の影響を緩和でき、水の凝縮を抑制でき、フラッディングを抑制できる、としている。
特許第3801096号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、発電に寄与しない複数の層(ダミーセル)が積層されている。このため、燃料電池スタック全体は、積層方向に相当に長尺化するとともに、ダミーセルの内部抵抗により燃料電池スタック全体の発電効率が低下するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池スタックの発電面内への水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが水平方向に積層される積層体を設けるとともに、前記積層体の積層方向両端には、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、少なくとも一方のエンドプレート及び絶縁プレートには、発電反応に使用される少なくとも一方の反応ガスを、スタック外部から積層体に供給する反応ガス供給連通孔が設けられている。そして、エンドプレートの反応ガス供給連通孔又は絶縁プレートの反応ガス供給連通孔には、供給される反応ガスの流れを水平方向から上方に偏向させる傾斜面を有する整流部材が配設されている。
本発明によれば、燃料電池スタックの反応ガス供給連通孔の入口側には、整流部材が配設されている。このため、スタック外部から供給される反応ガスは、反応ガス供給連通孔の入口側で、流れ方向が水平方向から上方に偏向され、前記反応ガス供給連通孔の底部側の流速が速くなる。
従って、例えば、燃料電池スタックの始動時に、スタック外部から前記燃料電池スタック内に反応ガスに伴って導入される液状水は、燃料電池の発電面とは反対方向に流動する。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、燃料電池の発電面への液状水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する整流部材の要部斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの要部断面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する整流部材の要部斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電セル(燃料電池)12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁プレート18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される(図1参照)。
燃料電池スタック10は、例えば、長方形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含む箱状ケーシング(図示せず)により一体的に保持され、あるいは、矢印A方向に延在する複数のタイロッド(図示せず)により一体的に締め付け保持される。
発電セル12は、図2及び図3に示すように、電解質膜・電極構造体22と、前記電解質膜・電極構造体22を挟持する第1金属セパレータ24及び第2金属セパレータ26とを備える。第1金属セパレータ24及び第2金属セパレータ26は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属薄板を波形にプレス成形して構成されるが、例えば、カーボンセパレータを用いてもよい。
電解質膜・電極構造体22は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するアノード電極30及びカソード電極32とを備える。固体高分子電解質膜28は、アノード電極30及びカソード電極32よりも大きな表面積を有している。
なお、電解質膜・電極構造体22は、アノード電極30とカソード電極32とが互いに異なる平面寸法に設定される段差MEAを構成してもよい。
アノード電極30及びカソード電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成されている。
発電セル12の矢印B方向(図3中、水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔34a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔36a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔38bが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。
発電セル12の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔38a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔36b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔34bが、矢印C方向に配列して設けられる。
第1金属セパレータ24の電解質膜・電極構造体22に向かう面24aには、例えば、矢印B方向に延在する燃料ガス流路40が形成される。燃料ガス流路40は、燃料ガス供給連通孔38aと燃料ガス排出連通孔38bとに連通する。
第2金属セパレータ26の電解質膜・電極構造体22に向かう面26aには、例えば、矢印B方向に延在する酸化剤ガス流路42が設けられる。酸化剤ガス流路42は、酸化剤ガス供給連通孔34aと酸化剤ガス排出連通孔34bとに連通する。
互いに隣接する第1金属セパレータ24の面24bと第2金属セパレータ26の面26bとの間には、冷却媒体供給連通孔36aと冷却媒体排出連通孔36bとに連通する冷却媒体流路44が形成される。冷却媒体流路44は、燃料ガス流路40の裏面形状と酸化剤ガス流路42の裏面形状とが重なり合って形成される。
図2及び図3に示すように、第1金属セパレータ24の面24a、24bには、この第1金属セパレータ24の外周端部を周回して、第1シール部材48が一体化される。第2金属セパレータ26の面26a、26bには、この第2金属セパレータ26の外周端部を周回して、第2シール部材50が一体化される。
第1シール部材48及び第2シール部材50には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図1に示すように、ターミナルプレート16a、16bの略中央には、積層方向外方に延在する端子部58a、58bが設けられる。端子部58a、58bは、絶縁性筒体60に挿入されて、絶縁プレート18a、18bの孔部62a、62b及びエンドプレート20a、20bの孔部64a、64bを貫通して前記エンドプレート20a、20bの外部に突出する。
絶縁プレート18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。絶縁プレート18a、18bは、中央部に矩形状の凹部66a、66bが設けられるとともに、前記凹部66a、66bの略中央に孔部62a、62bが連通する。凹部66a、66bには、ターミナルプレート16a、16bが収容され、前記ターミナルプレート16a、16bの端子部58a、58bが絶縁性筒体60を介装して孔部62a、62bに挿入される。
絶縁プレート18a及びエンドプレート20aには、酸化剤ガス供給連通孔34a、酸化剤ガス排出連通孔34b、冷却媒体供給連通孔36a、冷却媒体排出連通孔36b、燃料ガス供給連通孔38a及び燃料ガス排出連通孔38bが形成される。燃料ガス供給連通孔38aには、図示しない外部機器(例えば、エゼクタ)が接続される。絶縁プレート18b及びエンドプレート20bには、連通孔が設けられていない。なお、エンドプレート20a側とエンドプレート20b側とに、それぞれ任意の連通孔を振り分けて設けることもできる。
図1及び図2に示すように、絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aには、整流部材70が支柱部71を介して一体又は個別に設けられる。整流部材70は、絶縁プレート18aと同一の材料で構成され、断面が略翼形状を有する。
なお、絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aに代えて、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔38aに、整流部材70を設けてもよい。また、以下に説明する第2以降の実施形態でも、同様である。
整流部材70は、図2に示すように、水平方向(矢印A方向)に延在する水平部70aと、前記水平部70aの燃料ガス流れ方向先端に一体に設けられ、前記水平方向から鉛直方向(上方)に傾斜する傾斜部70bとを有する。整流部材70の底面には、傾斜部70bの底面形状に沿って燃料ガスの流れを水平方向から上方に偏向させる傾斜面70cが設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸素含有ガス等の酸化剤ガスは、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔34aに供給される。水素含有ガス等の燃料ガスは、エンドプレート20aの燃料ガス供給連通孔38aに供給される。純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、エンドプレート20aの冷却媒体供給連通孔36aに供給される。
酸化剤ガスは、図3に示すように、酸化剤ガス供給連通孔34aから第2金属セパレータ26の酸化剤ガス流路42に導入され、矢印B方向に移動して電解質膜・電極構造体22のカソード電極32に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aから第1金属セパレータ24の燃料ガス流路40に導入される。燃料ガスは、燃料ガス流路40に沿って矢印B方向に移動し、電解質膜・電極構造体22のアノード電極30に供給される。
従って、各電解質膜・電極構造体22では、カソード電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、カソード電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔34bに沿って矢印A方向に排出される。同様に、アノード電極30に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔38bに沿って矢印A方向に排出される。
また、冷却媒体供給連通孔36aに供給された冷却媒体は、第1金属セパレータ24と第2金属セパレータ26との間の冷却媒体流路44に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体22を冷却した後、冷却媒体排出連通孔36bから排出される。
この場合、第1の実施形態では、図2に示すように、絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aには、断面が略翼形状を有する整流部材70が設けられている。整流部材70は、水平部70aと、水平方向から鉛直方向(上方)に傾斜する傾斜部70bとを有し、前記整流部材70の底面には、燃料ガスの流れを水平方向から上方に偏向させる傾斜面70cが設けられている。
このため、スタック外部から燃料電池スタック10内に供給される燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aの入口側で、流れ方向が水平方向から上方に偏向され、前記燃料ガス供給連通孔38aの底部側の流速が速くなる。
従って、例えば、燃料電池スタック10の始動時に、スタック外部から前記燃料電池スタック10内に燃料ガスに伴って導入される液状水は、発電セル12の発電面とは反対方向(上方向)に流動する。これにより、簡単且つコンパクトな構成で、発電セル12の発電面への液状水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することが可能になるという効果が得られる。
なお、酸化剤ガス供給連通孔34aには、図示しない外部機器(例えば、加湿器)が接続されている。このため、絶縁プレート18a又はエンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔34aに、整流部材70を設けてもよい。また、以下に説明する第2以降の実施形態でも、同様である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック80の要部断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
図4及び図5に示すように、絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aには、整流部材82が一体又は個別に設けられる。整流部材82は、燃料ガス供給方向に向かって先細りの略台形状を有する。
整流部材82は、燃料ガス供給連通孔38a内で、エンドプレート20aとの境界位置に、一方の対角位置の角部間に延在して配置される後端部82bを有する。整流部材82は、燃料ガス供給方向先端に先細り形状の先端部82aを有し、前記先端部82aは、上方側の他の角部位置に向かって配置される。整流部材82の底面には、一方の対角位置から燃料ガス供給方向に向かって上方且つ他の角部位置に指向する傾斜面82cが設けられる。
このように構成される第2の実施形態では、整流部材82の底面に傾斜面82cが設けられている。このため、スタック外部から燃料電池スタック80内に供給される燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aの入口側で、流れ方向が水平方向から上方に偏向され、前記燃料ガス供給連通孔38aの底部側の流速が速くなる。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、発電セル12の発電面への液状水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック90の要部断面説明図である。
図6及び図7に示すように、絶縁プレート18aの燃料ガス供給連通孔38aには、整流部材92が一体又は個別に設けられる。整流部材92は、燃料ガス供給方向に向かって延在する略台形状を有する。
整流部材92は、図7に示すように、燃料ガス供給連通孔38a内で、エンドプレート20aとの境界位置に、一方の対角位置の角部間に延在して配置される後端部92bを有する。整流部材92は、一方の側部に燃料ガス供給方向先端に向かって延在する屈曲膨出部92aを設ける。屈曲膨出部92aは、上方側に湾曲することにより、底面に湾曲面92cを設ける。
このように構成される第3の実施形態では、整流部材92の底面に湾曲面92cが設けられている。このため、スタック外部から燃料電池スタック90内に供給される燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔38aの入口側で、流れ方向が水平方向から上方に偏向され、前記燃料ガス供給連通孔38aの底部側の流速が速くなる。
これにより、簡単且つコンパクトな構成で、発電セル12の発電面への液状水の不要な導入を確実に阻止することができ、良好な発電性能を維持することが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
10、80、90…燃料電池スタック 12…発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
22…電解質膜・電極構造体 24、26…金属セパレータ
28…固体高分子電解質膜 30…アノード電極
32…カソード電極 34a…酸化剤ガス供給連通孔
34b…酸化剤ガス排出連通孔 36a…冷却媒体供給連通孔
36b…冷却媒体排出連通孔 38a…燃料ガス供給連通孔
38b…燃料ガス排出連通孔 40…燃料ガス流路
42…酸化剤ガス流路 44…冷却媒体流路
70、82、92…整流部材 70a…水平部
70b…傾斜部 70c、82c…傾斜面
82a…先端部 82b、92b…後端部
92a…屈曲膨出部 92c…湾曲面

Claims (1)

  1. 電解質の両側に電極が配設される電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、複数の前記発電セルが水平方向に積層される積層体を設けるとともに、前記積層体の積層方向両端には、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    少なくとも一方の前記エンドプレート及び前記絶縁プレートには、発電反応に使用される少なくとも一方の反応ガスを、スタック外部から前記積層体に供給する反応ガス供給連通孔が設けられるとともに、
    前記エンドプレートの前記反応ガス供給連通孔又は前記絶縁プレートの前記反応ガス供給連通孔には、供給される前記反応ガスの流れを水平方向から上方に偏向させる傾斜面を有する整流部材が配設されることを特徴とする燃料電池スタック。
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