JP2010127718A - 燃料集合体およびそれを装荷した原子炉 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転サイクル初期の余剰反応度を抑制し、運転サイクル末期の反応度損失を抑制し、かつ、燃料集合体あたりのプルトニウム装荷量を増加させる。
【解決手段】燃料集合体10の格子状に束ねられた燃料棒に、0.3wt%以下の濃度のガドリニアとウランおよびプルトニウムの混合酸化物とを含有するMOX燃料棒11,12,13,14を含める。このMOX燃料棒11,12,13,14に含有されるガドリニアの濃度は、高濃度濃縮ウラン燃料棒15に主として運転サイクル中の反応度制御を目的として含有されるガドリニアのたとえば2wt%という高濃度と比較して微量である。
【選択図】図1
【解決手段】燃料集合体10の格子状に束ねられた燃料棒に、0.3wt%以下の濃度のガドリニアとウランおよびプルトニウムの混合酸化物とを含有するMOX燃料棒11,12,13,14を含める。このMOX燃料棒11,12,13,14に含有されるガドリニアの濃度は、高濃度濃縮ウラン燃料棒15に主として運転サイクル中の反応度制御を目的として含有されるガドリニアのたとえば2wt%という高濃度と比較して微量である。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料集合体およびそれを装荷した原子炉に関する。
沸騰水型原子炉(BWR)に装荷される燃料集合体は、核燃料物質としてウランを用いているものが多い。ウランは、その酸化物(UO2)を直径約1cmの円柱状に成型し焼結したペレットとして、ジルコニウム合金の被覆管に封入して用いられる。複数のウラン燃料棒は、正方格子状に束ねられて燃料集合体として、原子炉に装荷される。BWRの燃料集合体は、燃焼効率の向上を図るために、さらなる高燃焼度化に対応した燃料の設計が進められている。
原子炉で燃焼させた使用済の燃料集合体を再処理施設で再処理し余分な核分裂生成物を除去することにより、使用済燃料集合体中の残留ウランや、原子炉での燃焼過程で生成され核燃料物質として利用価値の高いプルトニウムを回収して再利用する核燃料リサイクルが進められている。この核燃料リサイクルの一環として、再処理で回収された二酸化プルトニウム(PuO2)に二酸化ウラン(UO2)を混合することにより、混合酸化物燃料(Mixed-OXide fuel:MOX燃料)を製造し、軽水炉で利用するプル・サーマル利用(Plutonium thermal utilization)の計画が進められている。こうした核燃料リサイクルにより燃料の経済性を向上させることができる。BWRで使用されるMOX燃料は、ウラン燃料の中に含まれるウランペレットの代わりにMOXペレットを封入して製造される。
また、BWRでは、燃料集合体間に減速材である水が流通する水ギャップが設けられていて、燃料棒付近の減速材分布は一様ではない。また、BWRでは炉心内で沸騰が生じるため、炉心の軸方向でも減速材分布が均一でない。このため、燃料集合体の径方向および軸方向の出力分布には、歪みが生ずる。よって、BWRに装荷される燃料では、燃料の径方向および軸方向に関して、ウラン濃縮度(全ウラン中に含まれるウラン235含有量の割合)あるいはプルトニウム富化度(MOX燃料中のプルトニウムの含有割合)が異なる燃料ペレット数種類を配置することで、出力分布の平坦化を図っている。
さらに、燃焼初期において、余剰の核分裂連鎖反応を抑制し余剰反応度を適切に制御するために、一部の燃料棒には、MOXに可燃性毒物としてガドリニア(Gd2O3)のような中性子吸収体を添加した状態でペレットを成型した濃度(添加重量率)が1ないし数wt%程度の高濃度可燃性毒物入りペレットが充填されている。このような可燃性毒物入り燃料棒における中性子吸収効果は、燃焼が進むにつれてほぼ直線的に低下する。可燃性毒物の添加量は、燃料経済性の観点から、運転サイクル末期において残留量がほとんどゼロとなるように設定される。
可燃性毒物を含有しない燃料集合体の無限増倍率は、燃焼とともに単調にほぼ直線的に減少していく。このため、可燃性毒物を含有しない燃料集合体を取替燃料として装荷する炉心において、運転サイクル中の余剰反応度は運転サイクル初期で最も大きく、燃焼に伴ってほぼ直線的に減少していく。
一方、可燃性毒物を含有する燃料集合体の無限増倍率は、燃焼とともに一旦上昇して最大値をとった後、ほぼ直線的に減少していく。このため、可燃性毒物を含有する燃料集合体を取替燃料として装荷する炉心では、運転サイクル初期の余剰反応度が小さくなり、運転サイクルを通じて余剰反応度が平坦化される。
サイクル初期に抑制できる反応度の大きさは、可燃性毒物入り燃料棒の本数にほぼ比例する。また、反応度が抑制される期間の長さは、可燃性毒物の濃度にほぼ比例する。この関係を利用して、可燃性毒物入り燃料棒の本数および濃度は適切に設定される。適切に設定されることにより、炉心の余剰反応度が長期にわたって平坦となって制御棒による反応度制御の操作が簡素化され、また、燃焼末期において可燃性毒物の燃え残りがなくなる。
加圧水型原子炉(PWR)に装荷される燃料集合体は、たとえば17行17列に燃料棒が配置されている。PWRの燃料集合体では、ウランの濃縮度は、通常、1種類である。また、PWRの燃料集合体には、ガドリニアなどの可燃性毒物はあまり用いられない。このため、PWRの燃料集合体の無限増倍率は、寿命初期からほぼ直線的に減少していく。この結果、このような燃料集合体が装荷されたPWRの炉心の余剰反応度は、燃焼とともに直線的に減少していく。PWRでは、一般的に可溶性ホウ素を炉水中に溶かして反応度を抑制して運転される。
特開平4−244994号公報
特開平4−212093号公報
プル・サーマル利用の観点から、BWR用MOX燃料では大部分の燃料棒をMOX燃料棒とすることでプルトニウムの装荷量を高めた燃料集合体が開発されている。さらに高燃焼度化を図るためには、各燃料棒のウラン濃縮度やプルトニウム富化度を増加させる必要がある。しかし、燃焼初期の余剰反応度を低く抑制するためには、ガドリニアに代表される可燃性毒物入り燃料棒の本数を増加させる必要がある。
一般にMOX燃料設計では、特にMOX燃料の製造工程を簡素化するという観点から、BWR用MOX燃料でもMOXにガドリニアを混合して成型したペレットを用いたガドリニア入りMOX燃料棒を採用していない。そこで、運転サイクル中の反応度を制御するために導入するガドリニア入り燃料棒については、従来のウラン燃料設計において使用されているウランにガドリニアを混合して成型したペレットを収納したガドリニア入りウラン燃料棒を採用している。
MOX燃料集合体では、特にプルトニウム240の共鳴中性子吸収断面積が大きいため、ウラン燃料集合体と比べて中性子束スペクトルが硬くなる傾向があり、ガドリニウム(Gd)の熱中性子吸収割合が小さい。よって、MOX燃料集合体においては、余剰反応度を抑制するために、ウラン燃料集合体の場合と比べてガドリニア入りウラン燃料棒を多く配置する必要がある。
MOX燃料集合体において、ウラン酸化物にガドリニアを含有させた燃料棒の本数を増やすと、それに伴いMOX燃料棒の本数が減少し、燃料集合体当たりのプルトニウム装荷量が減少する。また、ガドリニア入り燃料棒が増加すると、ガドリニア入り燃料棒同士が隣接して配置されることになるため、ガドリニア入り燃料棒1本あたりの中性子吸収効果が低減し、燃焼後のガドリニアの残留量が増加する可能性がある。
運転サイクル初期の余剰反応度を抑制するための補助的方法として、第1サイクル終了時でガドリニアに燃え残りが生じるようにガドリニアの濃度を高める方法がある。このように照射第1サイクル目の終わりの時点でガドリニアが燃え残っていると、第2サイクル初期における燃料集合体の無限増倍率を小さくすることができる。これにより、このような燃料集合体が装荷された炉心全体での余剰反応度が抑制される。しかし、この方法は、第1サイクルの末期におけるGdの燃え残りによって反応度損失が生じるから、燃料経済上好ましくない。
また、PWRでは、一般的に、可溶性ホウ素により余剰反応度を抑制して運転を行う。長期運転サイクルあるいは高燃焼度化に際して、MOX燃料のプルトニウム富化度を高めると、寿命初期の反応度が高くなる傾向となる。このため、新燃料が装荷された直後の運転サイクル初期には、余剰反応度が高くなる傾向となる。しかし、高い余剰反応度を抑制するために可溶性ホウ素の濃度を増すと、減速材温度係数が正方向にシフトしてしまう。
そこで、本発明は、運転サイクル初期の余剰反応度を抑制し、運転サイクル末期の反応度損失を抑制し、かつ、燃料集合体あたりのプルトニウム装荷量を増加させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、複数の燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体において、前記燃料棒の少なくとも一部は、ウランおよびプルトニウムの混合酸化物に0.3wt%以下の濃度のガドリニアを含有させたMOX燃料棒、であることを特徴とする。
また、本発明は、複数の燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体が装荷されてなる原子炉において、前記燃料集合体を構成する前記燃料棒の少なくとも一部は、ウランおよびプルトニウムの混合酸化物に0.3wt%以下の濃度のガドリニアを含有させたMOX燃料棒であることを特徴とする。
本発明によれば、運転サイクル初期の余剰反応度を抑制し、運転サイクル末期の反応度損失を抑制し、かつ、燃料集合体あたりのプルトニウム装荷量を増加させることができる。
本発明に係る燃料集合体の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施の形態]
図2は、本発明に係る燃料集合体の第1の実施の形態に用いる燃料棒の縦断面図である。
図2は、本発明に係る燃料集合体の第1の実施の形態に用いる燃料棒の縦断面図である。
本実施の形態における燃料棒99は、被覆管91と、ペレット93と、下部端栓92と、上部端栓95と、プレナムスプリング94とを有している。被覆管91は、ジルコニウム合金で円筒に形成された管である。ペレット93は、ウランの酸化物などをたとえば高さが1cm程度の円柱状に焼き固めたものである。被覆管91の内部には、複数のペレット93が収納される。被覆管91の下端には、下部端栓92が溶接されている。被覆管91の上端には、上部端栓95が溶接されている。上部端栓95とペレット93の端面との間には、プレナムスプリング94が配置され、ペレット93が押圧支持されている。
図3は、本実施の形態の燃料集合体の縦断面図である。
燃料集合体10は、燃料棒99とウォータロッド16とを有している。燃料棒99およびウォータロッド16は、上端および下端を上部タイプレート96および下部タイプレート97で支持され、また、上部タイプレート96と下部タイプレート97との間のたとえば7箇所に設けられたスペーサ98によって横断面方向の移動が制限されている。燃料棒99の外側は、冷却材が流れる流路となっている。ウォータロッド16は、内部に水が流れるようにたとえばジルコニウム合金で形成された管である。本実施の形態の燃料集合体10は、チャンネルボックス41を装着された状態で沸騰水型原子炉(BWR)に装荷される。
図1は、本実施の形態の燃料集合体の横断面図である。図1には、この燃料集合体を原子炉に装荷した場合の制御棒40との位置関係をあわせて示した。
図3に99の符号で示された燃料棒は、収納されるペレット93の種類に応じて5種類に分けられる。図1では、これらの燃料棒を11から15の符号で示した。
74本の燃料棒11,12,13,14,15と2本のウォータロッド16とは、たとえば9行9列の正方格子状に束ねられている。2本のウォータロッド16は、燃料集合体10の横断面の中央付近に、正方格子の7箇所を占める位置に配置される。燃料要素である74本の燃料棒11,12,13,14,15は、残りの正方格子の位置に配置される。
74本の燃料棒11,12,13,14,15は、MOX燃料棒11,12,13,14と、高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15とに分類することができる。MOX燃料棒11,12,13,14には、ウランおよびプルトニウムの混合酸化物に低濃度ガドリニアが添加されたペレット93が収納されている。ここで、低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒に添加されるガドリニアの濃度は例えば0.1wt%に設定されている。一方、高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15は、濃縮ウランに、主として運転サイクル中の反応度制御を目的として、比較的高濃度である1.0wt%以上、好適な一例を挙げれば2.0wt%、のガドリニアが添加されたペレット93を収納している。なお、高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15の代わりに、MOXの母材に高濃度のガドリニアを添加したペレット93を収納した燃料棒を用いてもよい。
MOX燃料棒11,12,13,14は、第1のMOX燃料棒11と、第2のMOX燃料棒12と、第3のMOX燃料棒13と、第4のMOX燃料棒14と、に分類される。MOX燃料棒11,12,13,14に収納されるペレット93が含有するプルトニウム富化度は、第1のMOX燃料棒11、第2のMOX燃料棒12、第3のMOX燃料棒13、第4のMOX燃料棒14、の順番に小さくなっている。ここで、プルトニウム富化度とは、混合酸化物中のプルトニウム酸化物の割合である。また、混合酸化物中のウランは、濃縮ウランよりも核分裂反応に対する寄与が少ない劣化ウランまたは天然ウランである。
この燃料集合体10では、ウランおよびプルトニウムの全量に対する核分裂性物質の重量率は約6.0wt%である。また、核分裂性プルトニウムの重量率は約4.6wt%である。したがって、燃料集合体10に含まれるプルトニウム量は、全重金属量の7割以上となる。なお、この場合のプルトニウム富化度は約6.8wt%である。
図4は、本実施の形態における燃料集合体の無限増倍率の燃焼変化を示すグラフである。図5は、本実施の形態の燃料集合体を装荷した炉心の運転サイクル中の余剰反応度の燃焼変化を示すグラフである。図4および図5において、実線は、本実施の形態の燃料集合体10の無限増倍率、または、本実施の形態の燃料集合体10を装荷した炉心の余剰反応度を示している。また、図4および図5には、比較のため、本実施の形態の燃料集合体10のMOX燃料棒11,12,13,14に0.1wt%のガドリニアを添加しない場合の無限増倍率、または、その燃料集合体を装荷した炉心の余剰反応度を点線で示した。なお、本実施の形態における炉心の運転バッチ数はおよそ4である。
MOX燃料棒11,12,13,14に0.1wt%のガドリニアを添加しない場合、燃焼初期の余剰反応度は3%Δkと高い。このため、高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15のガドリニアの濃度を増すだけでは、燃焼初期の反応度を抑えることは困難であることは明らかである。また、高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15の本数を増加させると燃料集合体中に装荷されるMOX量が減少してしまう。これに対して、本実施の形態のように、MOX燃料棒11,12,13,14に低濃度のガドリニアを含有させた場合、燃焼初期での反応度を抑制することができる。また、この場合、低濃度のGdは、燃焼初期で殆ど燃え尽きるので、運転サイクル末期での反応度損失にはほとんど影響しない。
MOX燃料集合体において、高燃焼度化を図るためには、各燃料棒のプルトニウム富化度を増加させる必要がある。プルトニウム富化度を増加させると、各燃料集合体の寿命初期の無限増倍率が大きくなる傾向があるため、運転サイクル初期の余剰反応度を低く抑制するためには、ガドリニア入り燃料棒の本数を増加させる必要がある。
また、MOX燃料集合体を装荷した炉心では、特にプルトニウム240の共鳴中性子吸収断面積が大きいため、ウラン燃料集合体だけの炉心と比べて中性子束スペクトルが硬くなる傾向がある。このため、Gdによる熱中性子吸収割合が小さくなる。よって、MOX燃料集合体においては、余剰反応度を抑制するために、ウラン燃料集合体の場合と比べてガドリニア入りウラン燃料棒を多く配置する必要がある。
しかし、主として運転サイクル中の反応度制御を目的として比較的高濃度のガドリニアを添加した燃料棒の本数を多くすると、プルトニウムの装荷量が減少してしまう。また、ガドリニア入り燃料棒が増加すると、ガドリニア入り燃料棒同士が隣接して配置されることになるため、ガドリニア入り燃料棒1本あたりの中性子吸収効果が低減し、運転サイクル末期でのガドリニアの残留量が増加する可能性がある。
これに対して本実施の形態の燃料集合体10では、主として運転サイクル中の反応度制御を目的として比較的高濃度のガドリニアを添加した高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15以外の燃料棒に、濃度が低いガドリニアを含有させている。ここで導入される濃度が低いガドリニアは、炉心に装荷されると比較的早期に燃焼してしまう程度の濃度としておくことにより、運転サイクル末期に可燃性毒物であるGdが燃え残ることがないようにすることができる。また、このように低濃度のガドリニアを導入することにより、ガドリニアの増加に伴うプルトニウムの装荷量の減少を抑制することができる。一方、低濃度のガドリニアを用いることにより、多くのMOX燃料棒にガドリニアを含有させて、ガドリニア入り燃料棒同士が隣接して配置されることになっても、比較的早期に可燃性毒物が燃えてなくなることになる。
このように、本実施の形態の燃料集合体10は、プルトニウムの装荷量を増加させても、運転サイクル初期の余剰反応度を低減させることができ、かつ、運転サイクル末期の可燃性毒物の燃え残りを少なくして反応度損失を低減できる。これにより、燃料サイクルコストを低減することができる。
また、低濃度のガドリニアを混合した後のMOX粉末は、無限増倍率が低下するため、特に高富化度のMOX燃料を製造する場合の成型加工や新燃料貯蔵の際の臨界安全管理にも寄与することとなる。
MOX燃料棒11,12,13,14に含有されるガドリニアの量が多すぎると、炉心の運転サイクル初期の反応度が足りずに、運転ができない可能性がある。また、MOX燃料棒11,12,13,14に含有されるガドリニアの量が少なすぎると、炉心の運転サイクル初期の反応度が大きすぎて、制御棒だけでは制御できなくなる可能性がある。そこで、これらの点を勘案して、BWRに装荷される燃料集合体で、他に主として運転サイクル中の反応度制御を目的として高濃度のガドリニアを含有する燃料棒が導入されている場合には、MOX燃料棒11,12,13,14に含有される微量のガドリニアの濃度を0.1〜0.3wt%、より好適には、0.1〜0.2wt%程度、に設定することが望ましい。
なお、本実施の形態では、低濃度のガドリニアをペレット93に含有させている。ペレット93中のガドリニアの含有量が微量の場合、ペレット93内のガドリニアの濃度分布が不均一となる場合が考えられる。そこで、たとえば次のように製造することにより、ペレット93の原料となるMOX粉末とガドリニアとを均一に混合することができる。
まず、母材であるウランの少なくとも一部を抜き取りって、ウラン硝酸水溶液を作る。このウラン硝酸水溶液に硝酸ガドリニウム水溶液を加えて均一な混合硝酸水溶液を作る。その後、混合硝酸水溶液に、アンモニアを加えて沈殿させてGdを含む重ウラン酸アンモン(ADU)とする。このGdを含むADUに、脱水、培焼、還元工程を施すことにより、ガドリニアと二酸化ウランの均一な混合粉末が作られる。この混合粉末を所定の量のMOX粉末と希釈混合することによって均一な混合酸化物粉末が得られる。
また、GdとGdを除く希土類元素との複合酸化物の粉末を製造し、この粉末をMOX粉末と希釈混合することによっても、均一な混合粉末を得ることができる。複合酸化物の粉末は、たとえば、Gdと、中性子吸収断面積の小さいランタンあるいはセリウムについて、それぞれの硝酸塩水溶液の混合溶液に炭酸アンモニウムを加えて共沈させたものを加熱分解させることによって得られる。
ここで複合酸化物とは、二種類以上の金属酸化物であって、ミクロ構造においても化学量論的な組成を維持している酸化物のことを言う。また、Gd複合酸化物とは、Gdおよび他の希土類元素Aとの酸化物であって、希土類元素Aの原子数に対するGdの割合をXとした場合の化学式が、A1−XGdXO2−0.5XまたはA1−XGdXO1.5で表わされる酸化物である。希土類元素Aとしては、たとえばセリウム(Ce)またはランタン(La)を用いることができる。
Gdと複合酸化物を形成する他の希土類元素は、Gdの中性子吸収材としての効果を希釈する希釈材として用いられていることになる。たとえばCeあるいはランタンLaの熱中性子吸収断面積は、10バーン程度でGdのそれよりもはるかに小さい。そのため、CeあるいはLaを含有するGd複合酸化物の中性子吸収特性は、Gdが支配的となる。また、Ce、Laよりも中性子吸収断面積は大きいが、これらの代わりにエルビウム(Er)を用いてもよい。
このようなGdを中性子吸収断面積の小さい希土類元素に希釈させたGd複合酸化物粒子を用いていると、同一のガドリニウム濃度を得るための粉末粒子の数が多くなり、Gdを含有する粒子を均一に分散させることが容易にできる。また、Gdは中性子吸収微視断面積が非常に大きいため、ガドリニアの粒子が大きいほど中性子吸収の自己遮へい効果が増して中性子吸収効率が低下する。このため、Gdを含有する粒子の径はできるだけ小さい方が好ましい。Gdを中性子吸収断面積の小さい希土類元素に希釈させたGd複合酸化物粒子を用いていると、Gdを含有する粒子中のGdの密度を小さくして自己遮へい効果を低減して中性子吸収効率の低下を抑えることができる。
Gd複合酸化物を用いる場合には、プルトニウムの装荷量をできるだけ減らさないためにはGd複合酸化物中の希釈材の割合ができるだけ小さいほうが好ましい。
そこで、Gd複合酸化物のMOXに対する重量率は0.5wt%以下とする。本実施の形態において必要なガドリニア濃度は0.1〜0.3wt%であるから、Gd複合酸化物のGd重量率は、最大で0.3/0.5=60wt%程度とするとよい。また、過度に希釈すると、Gd複合酸化物の量が多くなりすぎてUO2のインベントリを減らしてしまうため、Gd複合酸化物のGd重量率は10wt%以上とすることが好ましい。
そこで、Gd複合酸化物のMOXに対する重量率は0.1〜0.5wt%程度、複合酸化物中のGd比率は10〜60wt%程度が好適である。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明に係る燃料集合体の第2の実施の形態における横断面図である。
図6は、本発明に係る燃料集合体の第2の実施の形態における横断面図である。
本実施の形態の燃料集合体20は、32本の低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒21,22と、20本のウラン燃料棒23,24と、22本の高濃度ガドリニア入りMOX燃料棒25と、を有している。ウラン燃料棒23,24は、濃縮度の違いによって2種類に分類され、一方が16本の高濃縮ウラン燃料棒23、他方が高濃縮ウラン燃料棒23よりも濃縮度が低いウランを含有する4本の低濃縮ウラン燃料棒24である。
低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒21,22は、プルトニウム富化度の違いによって2種類に分類され、20本の第1の低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒21は、12本の第2の低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒22よりもプルトニウム富化度が小さい。高濃度ガドリニア入りMOX燃料棒25は、第1の実施の形態における高濃度ガドリニア入り濃縮ウラン燃料棒15(図1参照)の代わりに導入されていて、主として運転サイクル中の反応度制御を目的として、高濃度のガドリニアが添加されたペレット93(図2参照)を収納している。高濃度ガドリニア入りMOX燃料棒25が含有するガドリニアの濃度は、おおむね1.0wt%以上であり、たとえば約2.0wt%である。
このように、本実施の形態では、MOX燃料棒21,22,25の種類を、第1の実施の形態の燃料集合体10(図1参照)の4種類よりも少ない3種類としている。このため、燃料棒製造に要する時間や費用をさらに低減することができる。
また、本実施の形態の燃料集合体20では、ウラン燃料棒23,24のウラン濃縮度およびMOX燃料棒21,22,25のプルトニウム富化度を増加させることにより、例えば第1の実施の形態に説明した場合から約2〜3割程度増加させることにより、取出燃焼度を増大させたとしても、これに対応して、低濃度ガドリニア入りMOX燃料棒21,22に添加するガドリニアの濃度を、例えば第1の実施の形態においてより好適な範囲として説明した0.1〜0.2wt%程度から、0.2〜0.3wt%程度にまで増加させると、運転サイクル初期の余剰反応度を十分抑制することができる。このため、第1の実施の形態における運転サイクルの長さを変えずに、運転バッチ数をおよそ4からおよそ5に増すことができる。
したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態とほぼ同様の反応特性および効果が得られると同時に、燃料交換に要する時間を低減することができる。また本実施の形態においては、第1の実施形態における運転バッチ数を変えずに運転サイクルの長さを増すことも可能である。
なお、本実施の形態における低濃度のガドリニアを添加したペレットの製造方法に関しては、第1の実施の形態において説明した手法、物質、Gd複合酸化物のGd重量率とほぼ同様の設定によって実現できることはいうまでもない。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明に係る燃料集合体の第3の実施の形態における横断面図である。
図7は、本発明に係る燃料集合体の第3の実施の形態における横断面図である。
本実施の形態の燃料集合体30は、加圧水型原子炉に装荷されるものである。この燃料集合体30は、264本のMOX燃料棒31を17行17列の正方格子状に束ねて、34個の格子位置に制御棒案内シンブル33を配置し、中央の格子位置に炉内計装用案内シンブル34を配置したものである。MOX燃料棒31は、MOXに微量のガドリニアを添加したペレット93(図2参照)を収納している。MOX燃料棒31に添加されるガドリニアの量は、0.01から0.03wt%程度である。
図8は、本実施の形態の燃料集合体の無限増倍率の燃焼変化を示すグラフである。図8において、実線は、本実施の形態の燃料集合体30の無限増倍率を示している。ここで、ガドリニアの添加量は0.01wt%とした。また、図8には、比較のため、本実施の形態の燃料集合体30のMOX燃料棒31にガドリニアを添加しない場合の無限増倍率を点線で示した。
PWRでは、一般的に、可溶性ホウ素により余剰反応度を抑制して運転を行う。長期運転サイクルあるいは高燃焼度化に際して、MOX燃料のプルトニウム富化度を高めると、寿命初期の反応度が高くなる傾向となる。このため、新燃料が装荷された直後の運転サイクル初期には、余剰反応度が高くなる傾向となる。しかし、高い余剰反応度を抑制するために可溶性ホウ素の濃度を増すと、減速材温度係数が正方向にシフトしてしまう。
しかし、本実施の形態では、図8に示すとおり、たとえばMOX燃料棒31に0.01wt%という微量のガドリニアを添加することにより、燃料集合体30の寿命初期の無限増倍率を2%Δk低下させることができる。これにより、運転サイクル初期の余剰反応度も抑制され、運転サイクル初期の可溶性ホウ素の濃度の上昇を抑制することができ、減速材温度係数が正方向にシフトする可能性を低減することができる。
MOX燃料棒31に含有されるガドリニアの量が多すぎると、炉心の運転サイクル初期の反応度が足りずに、運転ができない可能性がある。また、MOX燃料棒31に含有されるガドリニアの量が少なすぎると、炉心の運転サイクル初期の反応度が高くなりすぎる可能性がある。そこで、これらの点を勘案して、PWRに装荷される燃料集合体では、MOX燃料棒31に含有される微量のガドリニアの濃度は、0.01から0.03wt%程度が好適である。
特許文献2には、寿命初期の無限増倍率を抑制するためエルビア(Er2O3)を燃料ペレットに添加して用いることが考案されている。中性子吸収体であるErは共鳴中性子吸収の微視断面積が大きい。このため、特にMOX燃料が装荷された炉心の場合のように中性子スペクトルが硬化したときに中性子吸収効果が大きくなる。
しかし、一方では、熱中性子吸収の微視断面積がEr−167で640バーンとGd−157の254,080バーンに比べてはるかに小さく、運転サイクル末期においてErが残留して炉心の反応度損失が生ずることは避けられない。
そこで、MOX燃料にエルビアを用いる場合には、本実施の形態のように微量のGdをMOXに添加することより、エルビアの添加量を減らすことができる。これにより、運転サイクル末期における炉心の反応度損失を低減することができる。
MOX燃料にErとGdの両方を用いる場合には、第2の実施の形態で述べたとおり、Gd複合酸化物として用いてもよい。これにより、Gdが複合酸化物に均一に希釈されてGdを含有する粒子の自己遮蔽効果が抑制される。また、Gdを含有する粒子数が増加する。即ち、微量のGdと、Erの複合酸化物を構成する場合には、Gdを母材のErに均一に希釈した中性子吸収体が得られる。このような高品質の燃料を用いることにより、炉心の反応度制御を円滑に行うことができる。
また、以上述べた微量のGd複合酸化物をMOX燃料に含有させることによって製造工程において、臨界安全管理に寄与する。
[その他の実施の形態]
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
10…燃料集合体、11…燃料棒、12…燃料棒、13…燃料棒、14…燃料棒、15…燃料棒、16…ウォータロッド、20…燃料集合体、21…燃料棒、22…燃料棒、23…燃料棒、24…燃料棒、25…燃料棒、30…燃料集合体、31…MOX燃料棒、33…制御棒案内シンブル、34…炉内計装用案内シンブル、40…制御棒、41…チャンネルボックス、91…被覆管、92…下部端栓、93…ペレット、94…プレナムスプリング、95…上部端栓、96…上部タイプレート、97…下部タイプレート、98…スペーサ、99…燃料棒
Claims (6)
- 複数の燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体において、前記燃料棒の少なくとも一部は、
ウランおよびプルトニウムの混合酸化物に0.3wt%以下の濃度のガドリニアを含有させたMOX燃料棒、
であることを特徴とする燃料集合体。 - 前記MOX燃料棒に含有されるガドリニアは、ガドリニウムとガドリニウムを除く希土類元素Aとの化学式A1−XGdXO2−0.5Xまたは化学式A1−XGdXO1.5で表わされるGd複合酸化物として存在することを特徴とする請求項1に記載の燃料集合体。
- 前記希土類元素Aは、エルビウムとランタンとセリウムとから選択される1以上の元素であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料集合体。
- 前記MOX燃料棒に含有されるガドリニアの濃度は0.1wt%以上であって、1wt%以上の濃度のガドリニアを含有するガドリニア入り燃料棒をさらに有し、沸騰水型原子炉に装荷されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の燃料集合体。
- 前記MOX燃料棒に含有されるガドリニアの濃度は0.01wt%以上0.03wt以下であって、加圧水型原子炉に装荷されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の燃料集合体。
- 複数の燃料棒を格子状に束ねた燃料集合体が装荷されてなる原子炉において、前記燃料集合体を構成する前記燃料棒の少なくとも一部は、
ウランおよびプルトニウムの混合酸化物に0.3wt%以下の濃度のガドリニアを含有させたMOX燃料棒
であることを特徴とする原子炉。
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JP2019128233A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 株式会社東芝 | 軽水炉の運転計画方法、軽水炉燃料の運用方法、軽水炉燃料集合体、および軽水炉炉心 |
-
2008
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