JP2010127492A - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
重量の異なる複数の食品を同時に加熱し、それぞれの食品に適した温度に仕上げる加熱調理器を提供する。
【解決手段】
複数の重量検出手段25により被加熱物の重量と位置情報を検出し、該位置情報を基にアンテナ位置検出手段65の信号を取り込み、回転アンテナ駆動手段65を制御する制御手段72とを備えた高周波加熱装置において、複数の前記被加熱物を時間差を設けてテーブルプレート24に載置したときに、重量検出手段25により前記複数の被加熱物の重量を検出して制御手段72に入力できる入力キー6aを設け、制御手段72は、入力キー6aからの入力を受けると、前記複数の被加熱物の夫々の重量値から前記複数の被加熱物の加熱時間と位置情報を算出して回転アンテナ26の停止時間と停止位置を計算し、前記複数の被加熱物の加熱を制御するものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、重量の異なる複数の被加熱物を同時に加熱することができる高周波加熱装置に関するものである。
従来、複数の重量検出手段を用いて、加熱する食品の重量及び位置情報を検出できる加熱調理器が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された加熱調理器は、複数の重量検出手段により食品の重量や食品を載置した位置情報を検出し、前記重量から食品の加熱時間を設定し、位置情報から食品に照射するマグネトロンからの電磁波を回転アンテナの回転により制御し、食品が搭載されている位置に電磁波を集中的に照射して加熱時間を早く、無駄な空間への電磁波照射を省くことで省エネ化を図っている。
特開2003−185147号公報
特許文献1に記載の技術では、食品載置台に複数の食品を載置した状態で、該食品の重量と位置情報を算出して加熱するので、重量の異なる複数の食品を同時に加熱した場合、重量の重い食品と軽い食品では仕上がり温度に差を生じ、重量の軽い食品は過加熱となり、重量の重い食品は加熱不足となる傾向が想定される。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1では、被加熱物を加熱する加熱室と、該加熱室の底面に載置されたテーブルプレートと、該テーブルプレートを支持し、該テーブルプレートに載置した前記被加熱物の重量を検知する複数の重量検出手段と、前記被加熱物を加熱するマイクロ波エネルギーを発生するマグネトロンと、前記加熱室の底面に設けられ、前記マイクロ波エネルギーの放射方向をコントロールする回転アンテナと、該回転アンテナを回転させる回転アンテナ駆動手段と、前記回転アンテナの回転位置を検出するアンテナ位置検出手段と、前記重量検出手段により前記被加熱物の重量と位置情報を検出し、該位置情報を基に前記アンテナ位置検出手段の信号を取り込み、前記回転アンテナ駆動手段を制御する制御手段と、該制御手段に調理条件等を入力できる入力手段とを備えた高周波加熱装置において、前記入力手段に、複数の前記被加熱物を時間差を設けて前記テーブルプレートに載置したときに、前記重量検出手段により前記複数の被加熱物の重量を検出して前記制御手段に入力できる入力キーを設け、前記制御手段は、前記入力キーからの入力を受けると、前記複数の被加熱物の夫々の重量値から前記複数の被加熱物の加熱時間と位置情報を算出して前記回転アンテナの停止時間と停止位置を計算し、前記複数の被加熱物の加熱を制御するものである。
また、請求項2では、前記被加熱物を載置するタイミングをブザー音やLEDを点灯させて知らせるものである。
本発明によれば、重量の異なる複数の被加熱物を同時に加熱する場合でも、夫々の被加熱物の重量と位置情報を的確に検出することが可能となり、これによって、夫々の被加熱物に適した温度になるように同時に加熱することが可能となり、全体として加熱ムラを少なくすることができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1から図5は、本実施例の主要部分を示すもので、図1はオーブン機能を組み込んだ高周波加熱装置本体を前面側から見た斜視図、図2は同本体を後方側から見た斜視図、図3は図1のA−A断面図、図4は本体の外枠を取り外し、ドアを開けて本体内部が見える状態の斜視図、図5は同本体の外枠を取り外し、後方内部が見える状態の斜視図である。
図において、高周波加熱装置の本体1は、加熱室28に加熱する被加熱物である食品を入れ、マイクロ波エネルギーやヒータの熱で加熱する。
ドア2は、加熱室28に被加熱物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被加熱物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、ヒータの熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、調理中の被加熱物の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波加熱やヒータ加熱等の加熱手段や加熱する時間等の調理条件を入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成され、さらに操作部6には、複数の重量の異なる食品を時間差を設けて後述するテーブルプレート24に載置したときに、後述する重量検出手段25により前記食品の重量を検出して後述する制御手段72に入力できる入力キー6aが設けられている。
外枠7は、高周波加熱装置の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、該外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、被加熱物である食品から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39を排出する排気孔36が設けられている。
また、外部排気ダクト18は、排気孔36を通過した冷却風(廃熱)を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には被加熱物を加熱するためのマグネトロン33,マグネトロン33に接続された導波管47,制御手段72が組み込まれた制御基板23、その他後述する各種部品、これらの各種部品を冷却する冷却手段50等が取り付けられている。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波エネルギーは、導波管47,回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する結合穴47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、該回転アンテナ26で拡散されて加熱室28に放射される。回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。
冷却手段50は、底板21に取り付けられた冷却モータにファンが連結されており、この冷却手段50によって送風される冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22,重量検出手段25等を冷却し、加熱室28の外側と外枠7の間および熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら排気孔36を通り、外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11は、加熱室奥壁面28bの後部側に熱風ケース11aを設け、該熱風ユニット11内には加熱室28内の空気を効率良く循環させる熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14が取り付けられ、加熱室奥壁面28bには空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30が設けられている。
熱風ファン32は、熱風ケース11aの外側に取り付けられた熱風モータ13の軸と熱風ケース11aに設けた穴を通して連結し、熱風ヒータ14で循環する空気を加熱する。
熱風モータ13は、加熱室28や熱風ヒータ14からの熱によって温度上昇するため、それを防ぐために、熱風モータカバー17によって囲われている。
冷却ダクト16は、略筒状に形成されていて熱風ケース11aと後板10との間に位置し、上端開口部を熱風モータカバー17の下面に接続し、下端開口部を冷却手段50の吹出し口53に接続し、冷却手段50からの冷却風39の一部を熱風モータカバー17内に取り入れるようにしている。
加熱室28の天面の裏側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室28の天面裏側に押し付けて固定し、加熱室28の天面を加熱して加熱室28内の被加熱物である食品を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a,左側重量センサ25b、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上にテーブルプレート24が載置されている。
テーブルプレート24は、被加熱物である食品を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良く、衛生面でも問題がない磁器等の材料で成形されている。
次に、図6から図8を用いて内部の詳細な構造を説明する。
図6は重量検出手段の概略構造を示す断面図、図7は回転アンテナとその周辺構造を説明する概略斜視図、図8は加熱室底面の回転アンテナと重量検出手段とを説明する説明図である。
まず、図6により重量検出手段について説明する。
重量検出手段25は、加熱室底面28aの機械室20側に取り付けられ、プランジャー67のみが加熱室底面28aから加熱室28へ臨んでおり、その上にテーブルプレート24を載置している。
重量検出手段25は、本実施例では静電容量式の検出手段を用いている。その詳細は、薄板の金属材で作られた可動電極68と固定電極69から構成され、固定電極69と可動電極68は略平行に対向して所定の隙間、すなわち検出空間70を保持し、その検出空間70にコンデンサを形成する。そして、テーブルプレート24に載置された食品の重さに応じてプランジャー67が押されると、その下面の可動電極68が移動し、静置している固定電極69との検出空間70で決まる静電容量を後述する制御手段72に送り、制御手段72は、事前に記憶しているテーブルプレート24の重量を差し引いて食品の重量を求める。
次に回転アンテナとその周辺構造について、図7により説明し、回転アンテナとテーブルプレート及び重量検出手段の位置関係を図8により説明する。
マグネトロン33から放射されるマイクロ波エネルギーは、図3で述べたように、マグネトロン33に接続されている導波管47の中を通り、導波管47の結合穴47aから加熱室底面28aの略中央に設けられた回転アンテナ26の下面に流入し、回転アンテナ26によって撹拌されて加熱室28内に放射される。
回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46によって回転し、加熱室28に置かれた食品にムラなくマイクロ波エネルギーを放射する。回転が停止した場合は食品の受けるマイクロ波エネルギーは不均衡になり加熱ムラが生じる。従って、意図的に回転アンテナ26を止め、加熱の不均衡になる特性を利用して加熱効率を良くすることが可能である。
回転アンテナ26の形状や回転穴26aの数,形状は、加熱室26の大きさ等に応じて調整する。
例えば、回転アンテナ26に回転穴26aを1ヵ所設けることで、回転穴26a側から強いマイクロ波エネルギーが放射されるとした場合、回転アンテナ26を止めることで回転穴26a側の食品が強く加熱(回転アンテナ26の回転穴26a側で加熱される強さは、他の周囲より4倍強く加熱されるように設定したとする)される。また、回転アンテナ26を回転することで、テーブルプレート24のどの位置に食品を載置しても均一に加熱することが可能である。
回転アンテナ駆動手段46は、同期モータが使用され、印加される周波数によって回転数が決定する。ここで使用するアンテナ駆動手段46は、該駆動手段46内にモータと減速器を設け、印加する電源の周波数が50Hzの時は出力軸46aが1回転に要する時間は12秒で、周波数が60Hzの時は10秒である。
回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aには、凸形状のレバー64aと略円板状の回転アンテナ26が固定され、レバー64aの先端には出力軸46aが1回転する毎にレバー64aの先端と接触してアンテナ位置検出手段65のスイッチをONするレバー検出手段64bが設けられている。
アンテナ位置検出手段65は前記したレバー64aとレバー検出手段64bとで構成されており、後述する制御手段72は、レバー64aとレバー検出手段64bの働きによって回転アンテナ駆動信号46bをON/OFFし、回転アンテナ駆動手段46の回転を制御するとともに、アンテナ位置検出信号65aによってアンテナ位置検出手段65のスイッチのON信号を得る。
また、制御手段72は、アンテナ位置検出信号65aのON信号を確認することで回転アンテナ26が回転していることを確認できる。
さらに、回転アンテナ26の特定の位置とレバー検出手段64bのスイッチがONする位置を決められた位置になるように、例えば回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aをDカットし、Dカットに合わせて、回転アンテナ26とリバー64aの軸受け部をDカットして軸に固定することで、レバー検出手段64bのスイッチがONした後の経過時間で回転アンテナ26の回転穴26aの停止する位置を制御手段72により確実に制御できる。
重量検出手段25は、テーブルプレート24に食品を載置した場合でも安定して支持できるように加熱室底面28aの前側左右に右側重量センサ25a,左側重量センサ25b、と後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、食品の重量は、右側重量センサ25aと左側重量センサ25bと奥側重量センサ25cの検出値を合計することで求められ、位置情報は各検出値の比率からテーブルプレート24のどの位置に食品の重心があるかを求められる。
制御手段72は、入力キー6aを押した後、ドア2を開いてテーブルプレート24に被加熱物をいつでも載置できる状態で重量検出手段25によりテーブルプレート24の重量を常時検出し、テーブルプレート24に複数の被加熱物を時間差を設けて載置したときの検出値の変化量を夫々の被加熱物の重量としている(テーブルプレート24自身の重量は風袋引きする)。
その時の食品が載置されたと判断する重量の変化量は、検知誤差等と実際の加熱する食品などの重量を考慮すると50g以上とすると良い。
また、食品を載置するタイミングをブザーや光で知らせることで、使用者の被加熱物を載置するタイミングが明確になり更に使い勝手が向上すると共に、制御手段72も、食品を載置するタイミングを知らせた後の重量変化によって被加熱物である食品が載置されたと判断が容易になる。
そして、ドア2を閉めることで被加熱物である食品の載置を終了したと認識する。
図9は加熱調理器のシステム全体の動作を説明するブロック図である。
図において、電源76は、高周波加熱装置の本体1を動作させるもので、電流検出手段A75を介して制御手段72に接続されている。
また、電流検出手段A75は、本体1で使用している電流を検知するもので、電源76の変動を検出して制御手段72によって加熱する出力を一定に調整する。
レンジ加熱手段77は、マグネトロン33とマグネトロン33を駆動するための電源を作るインバータ回路を搭載したインバータ基板22である。インバータ回路は、制御手段72を介して入力手段71より入力される加熱パワーに応じた電源を作り、マグネトロン33に印加する。作られる電源は、前述したようにマグネトロン33のマイクロ波出力が電源76の変動に左右されないように、電源検出手段A75からの検出信号で電源76を監視し、電源76の変動分を出力で補正するように動作する。
オーブン加熱手段78は、熱風ユニット11内の熱風ヒータ14と熱風ファン32を駆動する熱風モータ13で、制御手段72によって加熱室28の温度が入力手段71から入力された温度になるように加熱室28の温度を温度検出手段A85により検出し、熱風ヒータ14の電力を調整する。
照明手段81は、加熱室28を照らし、調理中の食品の状態を見やすくするもので、制御手段72によって調理開始時に照明手段81を点灯し調理終了時は消灯する。使用者は照明手段81が点灯,消灯で、調理中か調理が終了したかを判断できる。
温度検出手段85は、加熱室28の温度を検出し、制御手段72によってオーブン加熱手段78やグリル加熱手段12のヒータ電力を調整するものである。
本実施例は、以上の構成からなり、次に動作について説明する。
動作説明は、重量の重い食品(大)と軽い食品(小)の2品を同時に温める高周波加熱について図10を用いて説明する。
初めに操作部6の入力キー6aを押した後、ドア2を開くと制御手段72は重量検出手段25で検出した重量の読み込みを開始する(入力キー6aの入力とドア2を開く順番は反対でも良い)。
被加熱物51が載置されていない状態ではテーブルプレート24の重量は風袋引きされているので、重量検出手段25の検出する重量は0gである。
次に重量が360gの食品(大)51bをテーブルプレート24の右側に載置すると、重量検出手段25の検出値は、概ね右側重量センサ25aは180g、左側重量センサ25bは0g、奥側重量センサ25cは180gを示す。
制御手段72は、検知した値の合計が誤差等を考慮した50g以上の360gの重量変化があったので、食品(大)51aが載置されたと認識し、次の食品の載置可能なことをブザーで知らせる。
引き続き、左側に重量が90gの食品(小)51aが載置されると、重量検出手段25の検出値は、最初に載置した食品(大)51bの重量に新たに載置した食品(小)51aの重量が加算され、重量検出手段25の検出値は、概ね右側重量センサ25aは180g、左側重量センサ25bは45g、奥側重量センサ25cは225gを示す。
制御手段72は、重量検出手段25で検出した重量値の合計が、食品(大)51bを載置した値から変化した量が50g以上の90gなので、変化した量が後から載置した食品(小)51aの重量と認識し、次の食品の載置可能なことをブザーで知らせる。
そして、食品を2品載置したところで、ドア2を閉めると、制御手段72は食品の載置を終了したと認識する。
次に、スタートスイッチ6cからの入力があると、制御手段72は、被加熱物51への加熱を開始する前に、載置された食品(大)51bと食品(小)51aの重量から夫々の食品を加熱するのに必要な加熱時間を算出し、算出した加熱時間を合計することで複数の食品を同時に加熱するのに必要な加熱時間を決定する。
また、重量検出手段25からの検出値から夫々の食品の位置情報を算出し、さらに、前記夫々の食品を加熱するのに必要な加熱時間と前記位置情報から回転アンテナ26の停止位置と停止時間を算出し、その後、レンジ加熱手段77を動作させて食品の加熱を開始する。
加熱に必要な時間は、例えば、検出した重量値から食品(大)51a(重量360g)の加熱時間は3分間、食品(小)51b(重量90g)は1分間と算出した場合、複数の食品を同時に加熱するに必要な加熱時間は4分間となる。
位置情報は、被加熱物51の食品(大)51aと食品(小)51bを載置したときに重量検出手段25で検出した夫々の重量の比率から求められる食品の重心位置である。最初に載置した食品(大)51bの位置情報は、重量検出手段25の検出値(右側重量センサ25aは180g、左側重量センサ25bは0g、奥側重量センサ25cは180g)から、右側重量センサ25aと奥側重量センサ25cを結ぶ線上の中心付近に重心のある食品(大)51bが載置されたことが求められる。
同様に食品(小)51aの位置情報は、重量検出手段25で検出した夫々の重量(右側重量センサ25aは0g、左側重量センサ25bは45g、奥側重量センサ25cは45g)から左側重量センサ25bと奥側重量センサ25cを結ぶ線上の中心付近に重心のある食品(小)51aが載置されたことが求められる。
次に回転アンテナ26の停止位置と停止時間について説明する。
説明を容易にするため、加熱開始時の回転アンテナ26の停止位置は、回転穴26aの位置が重量の重い食品(大)51aの位置情報と定め、食品の加熱量は、回転アンテナ26の1回転(回転アンテナ駆動手段46に印加される周波数は50Hzとし1回転に要する時間12秒)を基準にしたマイクロ波エネルギー量の供給比率で説明する。
マイクロ波エネルギー量の供給比率は、加熱時に回転アンテナ26が常時回転している時は、食品(大)51aと食品(小)51bには、概ね平均してマイクロ波エネルギーが供給され、回転アンテナ26が1回転した時の食品(大)51aと食品(小)51bに供給されるマイクロ波エネルギー量は、食品(大)51aに50%,食品(小)51bに50%となる。
また、加熱時に回転アンテナ26を停止した場合は、マイクロ波エネルギーが強く放射する回転穴26a部に位置する食品が他に比べ4倍強く加熱される。
従って、食品(大)51aの位置情報に基づいて、食品(大)51aの位置付近で回転穴26a部を停止して加熱すると、食品(大)51aと食品(小)51bに単位時間に供給されるマイクロ波エネルギー量は、食品(大)51aに80%,食品(小)51bに20%となる。
そして、食品(大)51aは3分間、食品(小)51bは1分間の100%のマイクロ波エネルギー量で加熱したのと等しいマイクロ波エネルギー量となるように、回転アンテナ26の回転穴26a部を食品(大)51aの位置で24秒間停止した後、回転アンテナ26を1回転(12秒)する動作を4分間繰り返して加熱することで、食品(大)51aと食品(小)51bを同時に食味に最適な温度に仕上げることができる。
加熱は前述した回転アンテナ26の動作を繰り返し、加熱時間4分間が経過すると、各出力は停止し、加熱が終了した旨を使用者に報知して知らせる。
以上説明したように、本発明によれば、重量の異なる複数の食品を同時に加熱する場合でも、夫々の食品の重量と位置情報を的確に捉えることが可能となり、全ての食品の加熱ムラを少なくし、夫々の食品に適した温度になるように同時に加熱することが可能となった。
本発明の加熱調理器の本体を前面側から見た斜視図である。 同加熱調理器の本体を後方側から見た斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の加熱調理器のドアを開け、本体内部が見える状態の斜視図である。 同加熱調理器の本体の後方内部が見える状態の斜視図である。 同加熱調理器の重量検出手段の概略構造を示す断面図である。 同加熱調理器の回転アンテナとその周辺構造を説明する概略斜視図である。 同加熱調理器の加熱室底面のテーブルプレートと回転アンテナ及び重量検出手段の位置関係を説明する説明図である。 同加熱調理器の制御回路を説明するためのブロック図である。 被加熱物をテーブルプレートに載置した状態の斜視図である。
符号の説明
6a 入力キー
24 テーブルプレート
25 重量検出手段
26 回転アンテナ
51 被加熱物
65 アンテナ位置検出手段
72 制御手段

Claims (2)

  1. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    該加熱室の底面に載置されたテーブルプレートと、
    該テーブルプレートを支持し、該テーブルプレートに載置した前記被加熱物の重量を検知する複数の重量検出手段と、
    前記被加熱物を加熱するマイクロ波エネルギーを発生するマグネトロンと、
    前記加熱室の底面に設けられ、前記マイクロ波エネルギーの放射方向をコントロールする回転アンテナと、
    該回転アンテナを回転させる回転アンテナ駆動手段と、
    前記回転アンテナの回転位置を検出するアンテナ位置検出手段と、
    前記重量検出手段により前記被加熱物の重量と位置情報を検出し、該位置情報を基に前記アンテナ位置検出手段の信号を取り込み、前記回転アンテナ駆動手段を制御する制御手段と、
    該制御手段に調理条件等を入力できる入力手段とを備えた高周波加熱装置において、
    前記入力手段に、複数の前記被加熱物を時間差を設けて前記テーブルプレートに載置したときに、前記重量検出手段により前記複数の被加熱物の重量を検出して前記制御手段に入力できる入力キーを設け、
    前記制御手段は、前記入力キーからの入力を受けると、前記複数の被加熱物の夫々の重量値から前記複数の被加熱物の加熱時間と位置情報を算出して前記回転アンテナの停止時間と停止位置を計算し、前記複数の被加熱物の加熱を制御することを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 前記被加熱物を載置するタイミングをブザー音やLEDを点灯させて知らせることを特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置。
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