JP2010127206A - エンジン出力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、エンジン制御を省エネモードにして最高回転数付近で使用している場合に、負荷の増大によってエンジン回転数が低下することが有っても省エネモードを解消すること無く、負荷の増大に耐えて走行或は作業が続行できるようにすることを課題とする。
【解決手段】エンジンEの回転出力特性をノーマル出力モードNよりも省燃費とした省エネ出力モードSを設けると共に、適宜に省エネ出力モードSに設定する省エネモード設定手段148を設け、この省エネ出力モードSの出力特性は最高回転数手前で最高出力となり最高回転数では出力がやや低下する出力特性に設定して制御したことを特徴とするエンジン出力制御装置の構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンの出力に低燃費出力モードを設けたエンジン出力制御装置に関する。
建設機械では、燃料消費率を通常の消費率よりも低下させた低燃費モードで走行や作業が行えるようにしている。
例えば、特開2007−231848号公報には、エンジンを低燃費モード仕様に切り換えることで燃費向上を図れるようにしたエンジン制御方法が記載されている。
また、特開2004−76649号公報には、各アタッチメントの操作に応じて、ノーマルモードと省エネモードとを最適な状態に自動で切換る建設機械の省エネ回路が記載されている。
特開2007−231848号公報 特開2004−76649号公報
前記の従来技術における省エネモードは、エンジンへの燃料供給量を一定割合で低下させて制御している。この省エネモードでは最高回転数を超えると出力が急激に低下するために、最高回転数付近でエンジンを使用する場合にはノーマルモードに戻したりさらにノーマルモードよりも燃料供給を増やしたりして出力低下を防ぐことを行っている。
しかし、前記のエンジン出力調整は、最高回転数で使用することが多い場合には、省エネモードに設定して走行或は作業を行っても頻繁にノーマルモードに切り換わって燃料消費量が多くなって、省燃費が期待出来ない。
そこで、本発明は、エンジン制御を省エネモードにして最高回転数付近で使用している場合に、負荷の増大によってエンジン回転数が低下することが有っても省エネモードをノーマルモードに切り換えること無く、負荷の増大に耐えて走行或は作業が続行できるようにすること課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジン(E)の回転出力特性をノーマル出力モード(N)よりも省燃費とした省エネ出力モード(S)を設けると共に、適宜に省エネ出力モード(S)に設定する省エネモード設定手段(148)を設け、この省エネ出力モード(S)の出力特性は最高回転数手前で最高出力となり最高回転数では出力がやや低下する出力特性に設定して制御したことを特徴とするエンジン出力制御装置としたものである。
この構成で、省エネ出力モード(S)でエンジン(E)の回転数を最高回転数に設定して作業或は走行している場合に、負荷が増加して回転数が低下すると出力が増加して対応するので、走行速度や作業速度が一時的に低下するが、走行或は作業を継続できる。
請求項2に記載の発明は、前記ノーマル出力モード(N)及び省エネ出力モード(S)の選択状態を、報知手段(117)で報知するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン出力制御装置としたものである。
この構成で、報知手段(117)にはノーマル出力モード(N)及び省エネ出力モード(S)の現在の選択状況が報知される。
請求項1記載の発明によれば、エンジンを最高回転数に設定して省エネ出力モード(S)で走行或は作業を行っていて負荷の増加が有れば、走行速度或は作業速度が低下するも出力が増加して走行或は作業を継続できるので、ノーマル出力に切り換えることなく、省エネモードを継続できる。
請求項2記載の発明のよれば、報知手段(117)にはノーマル出力モード(N)及び省エネ出力モード(S)の現在の選択状況が報知されるので、エンジンの負荷や現在の回転数に応じて、省エネモード設定手段(148)を操作することで速やかに適切なモードへの変更が可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、蓄圧式燃料噴射装置の全体構成図である。蓄圧式燃料噴射装置は、例えば、多気筒ディーゼル機関に適用されるものであるが、ガソリン機関でもよい。そして、蓄圧式燃料噴射装置は、燃料を適宜に制御する噴射圧力に蓄圧するコモンレール1と、このコモンレール1に取り付けられるレール圧センサ2と、燃料タンク3より汲み上げた燃料を加圧してコモンレール1に圧送する燃料高圧ポンプ4と、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料をエンジンEのシリンダ5内に噴射する高圧インジェクタ6と、前記燃料高圧ポンプ4と高圧インジェクタ6等の動作を制御する制御装置(エンジンECU12)等から構成される。
このように、コモンレール1は、エンジンEの各シリンダ5へ噴射する燃料を、要求された出力に必要な圧力とするものである。
前記燃料タンク3内の燃料は吸入通路により燃料フィルタ7を介してエンジンEで駆動される燃料高圧ポンプ4に吸入され、この燃料高圧ポンプ4によって加圧された高圧燃料は吐出通路8によりコモンレール1に導かれて蓄えられる。
コモンレール1内の高圧燃料は各高圧燃料供給通路9により気筒数分の高圧インジェクタ6に供給され、エンジンECU12からの指令に基づき、高圧インジェクタ6が作動して、高圧燃料がエンジンEの各シルンダ5室内に噴射供給され、各高圧インジェクタ6での余剰燃料(リターン燃料)は各リターン通路10により共通のリターン通路10aへ導かれ、このリターン通路10aによって燃料タンク3へ戻される。
また、コモンレール1内の燃料圧力(コモンレール圧)を制御するため燃料高圧ポンプ4に圧力制御弁11が設けられており、この圧力制御弁11はエンジンECU12からのデューティ信号によって、燃料高圧ポンプ4から燃料タンク3への余剰燃料のリターン通路10aの流路面積を調整するものであり、これによりコモンレール1側への燃料供給量を調整してコモンレール圧を制御することができる。
具体的には、エンジンEの運転条件に応じて目標コモンレール圧を設定し、レール圧センサ2により検出されるコモンレール圧が目標コモンレール圧と一致するよう、圧力制御弁11を介してコモンレール圧をフィードバック制御する構成としている。
農作業機におけるコモンレール1を有するディーゼルエンジンEのエンジンECU12は、図2に示すように、回転数と出力トルクの関係において走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードCの三種類の制御モードを有する構成としている。
走行モードAは、エンジン回転数の変動で出力も変動するドループ制御である。農作業を行わず移動走行する場合に使用するものである。例えば、ブレーキを掛けて走行速度を減速したり停止したりすると、この走行負荷の増大に伴ってエンジン回転数が低下するため走行速度の減速や停止を安全に行うことができるものである。
通常作業モードBは、負荷が変動してもエンジン回転数が一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御である。通常の農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクタであれば耕転作業時に耕地が固く耕転刃に抵抗が掛かるときであり、コンバインであれば収穫作業時に収穫物が多く負荷が増大したときでも、出力が変動して回転数を維持するときである。
重作業モードCは、通常作業モードBと同様に負荷が変動してもエンジン回転数一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御に加え、負荷限界近くになると回転数を上昇させて出力を上げる重負荷制御を加えた制御である。特に、負荷限界近くで農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクタで耕転作業を行っている際に、特に、固い耕地に遭遇してもエンジン出力が通常の限界を越えて増大するので作業を中断することがなく、効率の良い作業が可能となる。
これらの走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードCは、各走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードCを切り替え可能なモード切換スイッチ148(図6)の操作、又は農作業車(トラクタ、コンバイン、田植機等)の走行変速レバーの変速操作、又は作業クラッチ(トラクタであればロータリであり、コンバインであれば刈取部や脱穀部である)の入り切り操作等によって切り替わるように構成する。
ディーゼルエンジンEでは、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、着火遅れを短縮してディーゼルエンジンE特有のノック音を低減し、騒音を低減することが可能な構成としている。
このパイロット噴射は、メイン噴射の前に1回又は2回に限定して行われるものであったが、前記コモンレール1の蓄圧式燃料噴射装置を用いることで、エンジンEの状況に応じてパイロット噴射の状態を変化させ、騒音の低減や不完全燃焼による白煙又は黒煙の発生を抑制できるようになる。また、メイン噴射に先立って少量の燃料をパルス的に噴射するパイロット噴射を行うことにより、排ガス中の窒素酸化物の量が減少するようになる。
また、前記のモード切換スイッチ148とは別にエンジンパワー選択スイッチ134を設け、ノーマル出力モードNと省エネ出力モードSに変更出来るようにしている。
図3は、エンジンEの出力特性を表わす回転数と出力の関係図である。
省エネ出力モードSは、ノーマル出力モードNの燃料消費率よりも燃料供給量を90%程度に低下させた制御で、この省エネ出力モードSは全回転域で出力がノーマル出力モードNよりも出力が1割程度低下するが、最高回転数(2600rpm)の手前(2200rpm)で最高出力となるように燃料供給率を制御している。
この省エネ出力モードSでの出力軸のトルクは、1400rpm付近で、ノーマル出力モードNでの出力軸のトルクは、1700rpm付近である。
省エネ出力モードSでエンジンEを使用するには、エンジンパワー選択スイッチ134を省エネに設定するのであるが、PTO出力軸の負荷率を検出し、常時ノーマル出力モードNの最高出力の60%程度で作業或は走行している場合には、自動的に省エネ出力モードSに切換るようにしても良い。
また、走行変速レバーを路上走行位置(高変速位置で高速走行をする位置)にするか、ノーマル出力モードNで一定時間(10分程度)走行すると、と省エネ出力モードSに切換るようにしても良い。なお、一旦省エネ出力モードSに切り換えると出力不足で走行速度が一度や二度低下してもノーマル出力モードNには戻さないで、省エネで走行していることを運転者に認識させるようにしても良い。しかし、度々出力不足が生じる場合には、自動的にノーマル出力モードNに戻すようにする。
さらには、運転条件に応じた負荷状態をデータとして蓄えておき、何度か同じ運転条件を繰り返すと、ノーマル出力モードNや省エネ出力モードSとは違う出力モードで、蓄えた負荷データを少しオーバーする程度の出力特性となる燃料供給率でエンジンEを制御するようにしても良い。
図4には、本発明を実施した作業機としてトラクタ15を示している。
トラクタ15は、機体前部のボンネット内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケース16内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪17と後輪18とに伝えるようにしている。機体上の操縦席22の周りはキャビン19で覆われている。キャビン19の内部で操縦席22の前側にはステアリングハンドル20を立設し、その周りに前後進レバーや駐車ブレーキレバーやPTO変速レバー等を配置している。このエンジンEは、前記のコモンレール式のディーゼルエンジンである。
左右の後輪5の間にはヒッチ21を設けてロータリ等の作業機を装着するようにしている。
図5は、駆動力の伝動機構を示す線図で、エンジンEから前輪17と後輪18への動力伝動構成を説明する。
エンジンEの出力軸に直結した入力軸25には、第一ギヤ26を固着し、前後進切換クラッチ27を装着している。
前後進切換クラッチ27の一方の第二ギヤ28は第一変速軸29に固着した第三ギヤ30に噛み合って減速し、前後進切換クラッチ27の他方の第四ギヤ31はカウンタギヤ32を介して第一変速軸29に固着した第五ギヤ33に噛み合って逆転で動力を伝動している。すなわち、前後進切換クラッチ27を第二ギヤ28側に入れる(繋ぐ)と入力軸25の回転が逆方向回転で第一変速軸29に伝動され、第四ギヤ31側に入れると入力軸25の回転が順方向回転で第一変速軸29に伝動され、第二ギヤ28と第四ギヤ31の両方から離れたニュートラル状態が動力伝動を断ったメインクラッチ切状態で、油圧バルブの制御によってこのメインクラッチ切状態を保持出来るようにしている。すなわち、自動制御或は前後進レバーによって作動する前後進切換クラッチ27がメインクラッチとして機能している。
前記第一変速軸29には前後進切換クラッチ27の伝動下手側に、一速/三速切換用第一変速クラッチ34と二速/四速切換用第二変速クラッチ35を装着している。
一速/三速切換用第一変速クラッチ34の第一クラッチギヤ36と第二クラッチギヤ37は第二カウンタ軸38に固着した第三クラッチギヤ39と第四クラッチギヤ40に噛み合い、一速用に減速したり三速用に少し増速したりして第一変速軸29の回転を第二カウンタ軸38に伝動している。さらに、二速/四速切換用第二変速クラッチ35の第五クラッチギヤ41と第六クラッチギヤ42は第二カウンタ軸38に固着した第七クラッチギヤ43と第八クラッチギヤ44に噛み合い、二速用に少し増速したり四速用に大きく増速したりして第一変速軸29の回転を第二カウンタ軸38に伝動している。
第二カウンタ軸38の伝動下手側に第三カウンタ軸45をカップリング46で連結して回転をそのままで伝動している。この第三カウンタ軸45には小ギヤ47と大ギヤ48を固着している。この小ギヤ47と大ギヤ48は第二変速軸49に装着した高・低速切換クラッチ50のクラッチ大ギヤ51とクラッチ小ギヤ52にそれぞれ噛み合い、第三カウンタ軸45の回転を高速或いは低速で第二変速軸49に伝動している。
第二変速軸49の伝動下手側端部に第六ギヤ53を固着し、この第六ギヤ53と第三駆動軸54に回動可能に軸支した大小ギヤ55の大ギヤ部56を噛み合わせて減速伝動している。
大小ギヤ55の小ギヤ部57は、ベベルギヤ軸58に軸支した二連副変速クラッチ59の第七ギヤ60に噛み合わせて減速伝動している。さらに、第七ギヤ60と一体に設けた第八ギヤ61を第五カウンタ軸62に固着した第二大ギヤ63に噛み合わせて減速伝動している。
第五カウンタ軸62にはさらに第二小ギヤ64が固着され、この第二小ギヤ64がベベルギヤ軸58の第三大ギヤ65と噛み合ってさらに減速伝動されている。従って、第二変速軸49の回転は第六ギヤ53→大ギヤ部56→小ギヤ部57→第七ギヤ60→第八ギヤ61→第二大ギヤ63→第二小ギヤ64→第三大ギヤ65と順次減速されながら伝動されていく。
副変速レバーで操作される二連副変速クラッチ59の第一シフター66と第二シフター67はベベルギヤ軸58へ軸方向にスライド可能に係合していて、第一シフター66を第七ギヤ60側へスライドして係合すると第七ギヤ60の回転がベベルギヤ軸58に伝わり、第二シフター67が第八ギヤ61側へスライドして係合すると第八ギヤ61の回転がベベルギヤ軸58に伝わって、順次減速されてベベルギヤ軸58が低速で回転することになる。
ベベルギヤ軸58の回転は第一ベベルギヤ68と第二ベベルギヤ69を経てデフギヤ70に伝動され、デフギヤ70から車軸71と遊星ギヤ72を経て後輪18へ伝動される。
以上の説明を要約すると、入力軸25の回転は、まず前後進切換クラッチ27で正転或いは逆転に切り替えられ、一速/三速切換用第一変速クラッチ34と二速/四速切換用第二変速クラッチ35で一速から四速まで4段に変速され、高・低速切換クラッチ50で高速と低速の2段に変速され、さらに二連副変速クラッチ59で高・中・低速の3段に変速されて、ベベルギヤ軸58に伝動される。すなわち、入力軸25の回転が4×2×3=24段に変速されて車軸71へ伝動されるのである。
前輪17への駆動力伝動は、ベベルギヤ軸58に第九ギヤ74を固着し、この第九ギヤ74を中継ギヤ75に噛み合わせさらに第三駆動軸76に固着した第十ギヤ77に噛み合わせて第三駆動軸76を駆動する。第三駆動軸76を第二カップリング78で前輪増速クラッチ79を装着した変速軸80に連結している。前輪増速クラッチ79の第十一ギヤ81と第十二ギヤ82は第七カウンタ軸83に固着した第十三ギヤ84と第十四ギヤ85に噛み合わせて、通常の前輪駆動から前輪増速に切り替えるようにしている。なお、前輪増速クラッチ79を中立にすると、前輪17の駆動が断たれて後輪のみの駆動になる。
第七カウンタ軸83は第三カップリング86で前輪駆動軸87に連結し、さらに、第四カップリング88と延長軸89及び第五カップリング90で前輪駆動ベベル軸91に連結している。
前輪駆動ベベル軸91の動力は、前第一ベベルギヤ92、前第二ベベルギヤ93、前デフギヤ94、前デフギヤ軸95、前第三ベベルギヤ96、前第四ベベルギヤ97、垂直軸98、前第五ベベルギヤ99、前第六ベベルギヤ100、前遊星ギヤ101を経て前輪17を駆動している。
次に、図6の制御ブロック図で、制御信号の流れを説明する。
まず、エンジンECU12には、エンジン排気温度センサ106から排気の温度が入り、エンジン回転センサ107からエンジン回転数が入り、エンジンオイル圧力センサ108からエンジン潤滑オイルの圧力が入り、エンジン水温センサ109から冷却水の温度が入り、レール圧センサ2からコモンレール1の圧力が入り、燃料高圧ポンプ4に駆動信号が出力され、高圧インジェクタ6に燃料供給調整制御信号が出力される。
次に、作業機昇降制御装置110には、作業機昇降レバーに設けるポジションコントロールセンサ111の操作信号とリフトアームセンサ112の昇降信号と上げ位置規制ダイアル113の上げ位置規制信号と下げ速度調整ダイアル114の降下速度設定信号がそれぞれ入力し、メイン上昇ソレノイド115とメイン下降ソレノイド116に作業機昇降信号が出力し作業機昇降シリンダを作動する。
前記エンジンECU60と作業機昇降制御装置110及び後述する走行制御装置120は制御信号が交信されて、メータパネル117にエンジンEがノーマル出力モードNであるか省エネ出力モードSであるかの状態や作業機の昇降状態や走行装置の走行速度等が表示され、操作パネル118に各レバーやペダルの操作位置等が表示される。
走行制御装置120は、変速1クラッチ圧力センサ121と変速2クラッチ圧力センサ122と変速3クラッチ圧力センサ123と変速4クラッチ圧力センサ124からクラッチ入信号即ち多段ギヤ変速装置の変速段が入力し、高速クラッチ圧力センサ125と低速クラッチ圧力センサ126からサブクラッチの変速位置が入力し、前進クラッチ圧力センサ127と後進クラッチ圧力センサ128からメインクラッチの前進・中立・後進が入力し、前後進レバー操作位置センサ129と副変速レバー操作位置センサ130から変速操作位置信号が入力し、車速センサ131から走行速度が入力し、ミッションオイル油温センサ132からミッションオイルの温度が入力し、クラッチペダル操作位置センサ133からクラッチペダルの踏込み信号が入力し、エンジンパワー選択スイッチ134からエンジン制御モードが入力し、モード切換スイッチ148からノーマル出力モードNと省エネ出力モードSの選択信号が入力する。
さらに、アクセル変速設定スイッチ144からモード切換信号が入力し、主変速増減速操作スイッチ145の操作信号が入力し、アクセルセンサ146からアクセル操作信号が入力し、アクセル微調整レバー147のアクセル調整信号が入力する。
走行制御装置120からの出力は、前後進切換ソレノイド135に前後進切換クラッチの切換信号が出力し、リニア昇圧ソレノイド136に前後進切換ソレノイドを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、クラッチソレノイド137に入・切信号が出力する。
さらに、一速/三速切換用第一変速クラッチを駆動する油圧シリンダの変速1−3切換ソレノイド138に一速或いは三速の入信号が出力し、変速1−3昇圧ソレノイド139に一速/三速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、二速/四速切換用第二変速クラッチを駆動する油圧シリンダの変速2−4切換ソレノイド140に二速或いは四速の入信号が出力し、変速2−4昇圧ソレノイド141に二速/四速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、高・低速切換クラッチを駆動する油圧シリンダを作動する高速クラッチ切換ソレノイド142と低速クラッチ切換ソレノイド143に高速クラッチの入信号及び低速クラッチの入信号が出力する。
コモンレールエンジンの説明模式図である。 エンジン制御モードと対比図である。 ノーマル出力モードと省エネ出力モードの出力特性図である。 トラクタの全体側面図である。 ミッションケースの動力伝動線図である。 制御のブロック図である。
符号の説明
E エンジン
N ノーマル出力モード
S 省エネ出力モード
117 報知手段(メータパネル)
148 省エネモード設定手段(モード切換スイッチ)

Claims (2)

  1. エンジン(E)の回転出力特性をノーマル出力モード(N)よりも省燃費とした省エネ出力モード(S)を設けると共に、適宜に省エネ出力モード(S)に設定する省エネモード設定手段(148)を設け、この省エネ出力モード(S)の出力特性は最高回転数手前で最高出力となり最高回転数では出力がやや低下する出力特性に設定して制御したことを特徴とするエンジン出力制御装置。
  2. 前記ノーマル出力モード(N)及び省エネ出力モード(S)の選択状態を、報知手段(117)で報知するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエンジン出力制御装置。
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CN104773190A (zh) * 2015-03-03 2015-07-15 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 列车的牵引控制辅助系统

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