JP2011063245A - 作業車のエンジン負荷表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、作業車のエンジン負荷表示装置において、負荷の増減を感じ易いエンジン負荷表示部を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン負荷率を表示する負荷率表示部の複数点灯部において、該複数点灯部を右上がり状態に配列する構成とし、軽負荷率時に点灯部の右上がり率を大きく構成し、最大負荷率近くになるに従って右上がり率を小さくするように構成したことを特徴とする。また、燃料消費量が多く出力が大きいエンジン性能曲線のパワーモードカーブと、燃料消費量がパワーモードカーブよりも少なく出力が小さいエンジン性能曲線の省エネモードカーブを有し、該省エネモードカーブ選択時における前記負荷率表示部の点灯表示であって、実際の負荷率よりも負荷率を多め側に点灯するように構成してなる作業車のエンジン負荷表示装置の構成とする。
【選択図】図7
【解決手段】エンジン負荷率を表示する負荷率表示部の複数点灯部において、該複数点灯部を右上がり状態に配列する構成とし、軽負荷率時に点灯部の右上がり率を大きく構成し、最大負荷率近くになるに従って右上がり率を小さくするように構成したことを特徴とする。また、燃料消費量が多く出力が大きいエンジン性能曲線のパワーモードカーブと、燃料消費量がパワーモードカーブよりも少なく出力が小さいエンジン性能曲線の省エネモードカーブを有し、該省エネモードカーブ選択時における前記負荷率表示部の点灯表示であって、実際の負荷率よりも負荷率を多め側に点灯するように構成してなる作業車のエンジン負荷表示装置の構成とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、トラクタやコンバイン等の作業車におけるエンジン負荷表示装置に関する。
作業車においては、エンジン負荷が作業状態の目安となるために、運転席の前に設けるフロントパネルにエンジン負荷状態を表示するようにしている。
特開2007−222024号公報と特開2007−68515号公報には、フロントパネルに円状の作業速度表示部を設け、その周囲に円弧状のエンジン負荷表示部を設け、このエンジン負荷表示部を複数の点灯部で構成し、負荷の増大に伴って点灯部の点灯数を増加させて最大負荷で表示部が円弧状に点灯して負荷状態を表示するようにしている。
特開2007−222024号公報と特開2007−68515号公報には、フロントパネルに円状の作業速度表示部を設け、その周囲に円弧状のエンジン負荷表示部を設け、このエンジン負荷表示部を複数の点灯部で構成し、負荷の増大に伴って点灯部の点灯数を増加させて最大負荷で表示部が円弧状に点灯して負荷状態を表示するようにしている。
前記のエンジン負荷表示部では、円弧状に配列した点灯部が負荷率の増減に伴って点灯数を変更して負荷変動を表示するものであるが、円弧状に連続した表示は、走行速度の増減表示と似ているために、負荷率の増減として感じ難い。
このために、本発明では、作業車のエンジン負荷表示装置において、負荷の増減を感じ易いエンジン負荷表示部を提供することを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジン負荷率を表示する負荷率表示部(99)の複数点灯部(P1)〜(P6)において、該複数点灯部(P1)〜(P6)を右上がり状態に配列する構成とし、軽負荷率時に点灯部(P1)〜(P6)の右上がり率を大きく構成し、最大負荷率近くになるに従って右上がり率を小さくするように構成したことを特徴とする作業車のエンジン負荷表示装置とする。
請求項1に記載の発明は、エンジン負荷率を表示する負荷率表示部(99)の複数点灯部(P1)〜(P6)において、該複数点灯部(P1)〜(P6)を右上がり状態に配列する構成とし、軽負荷率時に点灯部(P1)〜(P6)の右上がり率を大きく構成し、最大負荷率近くになるに従って右上がり率を小さくするように構成したことを特徴とする作業車のエンジン負荷表示装置とする。
請求項2に記載の発明は、燃料消費量が多く出力が大きいエンジン性能曲線のパワーモードカーブ(L1)と、燃料消費量がパワーモードカーブ(L1)よりも少なく出力が小さいエンジン性能曲線の省エネモードカーブ(L2)を有し、該省エネモードカーブ(L2)選択時における前記負荷率表示部(99)の点灯表示であって、実際の負荷率よりも負荷率を多め側に点灯するように構成してなる請求項1に記載の作業車のエンジン負荷表示装置とする。
請求項1に記載の発明は、エンジンの負荷状態を表す負荷率表示部(99)の点灯部(P1)〜(P6)の配列を一般的なグラフ表示のようにしているために、作業者が直感的にエンジンの負荷状態を理解して素早く対処できる。
請求項2に記載の発明は、燃料消費が少ない省エネモードカーブ(L2)選択時には、エンジンの回転上昇が遅くなるが、負荷率表示部(99)の負荷率表示が多めになっているので、負荷の増大に対してエンジン回転増加を早目にすることが出来るようになり、作業速度を低下させることが無い。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。
図1には、本発明を実施した作業車としてトラクタ1を示している。
トラクタ1は、機体前部のボンネット内にエンジン2を搭載し、このエンジン2の回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。機体上の操縦席6周りはキャビン7で覆われている。このコモンレール式のディーゼルエンジンは、回転数と出力トルクの関係において走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードDの三種類のエンジン制御モードを有する構成としている。
図1には、本発明を実施した作業車としてトラクタ1を示している。
トラクタ1は、機体前部のボンネット内にエンジン2を搭載し、このエンジン2の回転動力をミッションケース3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。機体上の操縦席6周りはキャビン7で覆われている。このコモンレール式のディーゼルエンジンは、回転数と出力トルクの関係において走行モードAと通常作業モードB及び重作業モードDの三種類のエンジン制御モードを有する構成としている。
走行モードAは、エンジン回転数の変動で出力も変動するドループ制御で、農作業を行わず移動走行する場合に使用するものである。例えば、ブレーキを掛けて走行速度を減速したり停止したりすると、この走行負荷の増大に伴ってエンジン回転数が低下するため走行速度の減速や停止を安全に行うことができるものである。
通常作業モードBは、負荷が変動してもエンジン回転数が一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御である。通常の農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクタであれば耕転作業時に耕地が固く耕転刃に抵抗が掛かるときであり、コンバインであれば収穫作業時に収穫物が多く負荷が増大したときでも、出力が変動して回転数を維持するときである。
重作業モードDは、通常作業モードBと同様に負荷が変動してもエンジン回転数一定で出力を負荷に応じて変更するアイソクロナス制御に加え、負荷限界近くになると回転数を上昇させて出力を上げる重負荷制御を加えた制御である。特に、負荷限界近くで農作業を行う場合に使用するものである。例えば、トラクタで耕転作業を行っている際に、特に、固い耕地に遭遇してもエンジン出力が通常の限界を越えて増大するので作業を中断することがなく、効率の良い作業が可能となる。
図2と図3に示すごとく、キャビン7の内部で操縦席6の前側にはステアリングハンドル8を立設し、その右側下部に前後進レバー9を設けている。操縦席6の左側には駐車ブレーキレバー10と作業機への動力を出力するPTO軸の変速を行う第一PTO変速レバー11と第二PTO変速レバー12とを配置している。
ステアリングハンドル8の下側床面には、左右の前後輪4,5をそれぞれ制動する左ブレーキペダル56と右ブレーキペダル57と全輪を一斉に制動する全ブレーキペダル58を設け、その後右側にエンジンの回転を制御するアクセルペダル13を設けている。このアクセルペダル13は走行速度を調整するために使用する。このアクセルペダル13を踏み込んで加速する場合には通常作業モードBと使用し、それ以外では走行モードAでエンジン2を制御する。また、省エネモードで走行中にアクセルペダル13を踏み込むと通常作業モードBに切り換えて加速を行う。また、省エネモードで走行中にエンジン負荷率が負荷増大に変化している場合には、現在の負荷率と負荷率の変化率を加味して通常作業モードBに変更する。また、現在のエンジン負荷率が規定以上に大きな場合や現在負荷率が規定以下であっても負荷率変化率が規定以上に大きな場合には、減速制御を行う前に通常作業モードBに変更する。
なお、左ブレーキペダル56と右ブレーキペダル57を同時に踏込むと、ブレーキ制動すると共に主変速の変速段を低速側へ変速してエンジンブレーキも作用させる。また、左ブレーキペダル56と右ブレーキペダル57を所定限界踏込み量以上に踏込むと、エンジン回転数を低下させる。この際に、左ブレーキペダル56と右ブレーキペダル57の踏み込みをやめて元に戻すと、エンジン回転を復帰させ、前後輪4,5への動力伝動とPTO出力軸への動力伝動を復帰させた後にブレーキを解除するようにする。
ステアリングハンドル8の前側には、走行速度を表示するメータパネル72(図5)や作業機の使用状況等を表示する操作パネル73(図5)を配置したフロントパネル14を設けている。
操縦席6の右側には、スロットルレバー15を立設し、最手前のアイドリング位置から前側に倒すとエンジン2の回転が上昇する。このスロットルレバー15は作業時のエンジン回転数を設定するに使用する。16はシーソー式の第一エンジン回転記憶スイッチで、上側に倒すと第一の記憶回転数になり下側に倒すと第二の記憶回転数になり、指を離すと中立位置に戻る。17はシーソー式の第二エンジン回転記憶スイッチで、上側に倒すと回転数が上昇し下側に倒すと回転数が低下し、スイッチを放した時点の回転数が記憶される。
エンジン2の回転数の設定は、第一エンジン回転記憶スイッチ16を上側或いは下側に倒して第二エンジン回転記憶スイッチ17を上側或いは下側へ倒して回転数を上昇或いは降下させて両スイッチ16,17を放すとそのときの回転数が第一エンジン回転記憶スイッチ16の設定回転数として記憶される。
スロットルレバー15の隣に副変速レバー18を立設している。この副変速レバー18の変速は、低速、中速、高速の三段と路上走行の変速位置が有り、低速、中速、高速の三段でミッションケース3内のメカ変速部を低速・中速・高速に変速すると共に主変速が八段に変速可能で、路上走行位置では、高速の変速段で主変速が3速以上の変速段を使って変速可能で路上走行に適した速度になる。
主変速は油圧制御による四段変速と同じく油圧制御による高・低二段変速の組み合わせで計八段の変速段数を有し、その変速段による平均車速は、前記副変速レバー18の低速・中速・高速と組み合わせて、合計二十四段の変速段となる。主変速の変速段の変更は、後述する走行変速上昇スイッチ33と走行変速降下スイッチ34で行う。
19と20は、外部油圧取出用のサブコントロールレバーで、作業機の油圧シリンダ等へ油圧オイルを供給する場合に使用する。21と22は、予備のサブコントロールレバー取付用溝である。23は、ドラフト比調整ダイアルで、左に回すとポジション側となって、負荷に対する作業機の昇降変化量が少なくなり耕耘深さを浅くし、逆に右に回すとドラフト側となって、負荷に対する作業機の昇降変化量が大きくなり耕耘深さを深くする。
24は、上げ調整ダイアルで、左に回すと三点リンクの上昇高さが低くなる。作業機によっては最も高く上げるとトラクタ本体に当たる場合やあまり高く上げない方が作業続行のために作業効率が良い場合に、この上げ調整ダイアル24で調整する。25は、傾き調整ダイアルで、左に回すと作業機が右上がりになり、逆に右に回すと作業機が右下がりになる。
26は、四WD切換スイッチで、走行ローダとスーパーフルターン及び二WDターンの位置があり、走行ローダでは通常は二WDでぬかるみや急な坂道或いは凹凸道になると自動的に四WDに切り換わり、又ブレーキをかけたり運転中に停止したりしても四WDの状態になる。二WDは後輪の二輪駆動で、四WDは前後四輪の駆動である。スーパーフルターンは四WDの時の旋回で前輪の速度が増速されてクイックな旋回が可能になり、二WDターンでは四WDの時の旋回で前輪の駆動が抜かれて後輪の片ブレーキ旋回となり、固い圃場においてクイックでスムースな旋回が出来る。
27は水平シリンダの昇降スイッチで、三点リンクの水平シリンダを動かすことが出来て作業機の着脱に使用する。28はPTOスイッチで、押して右に回すとPTOクラッチが入り、入った状態で押すと自動で左に回りPTOクラッチが切れる。29はPTO自動スイッチで、左に回すと手動になりPTOクラッチを入れるとPTO軸が常時回転し、右に回すと自動になり走行クラッチを踏んだり三点リンクを上げたりすると回転が止まる。このPTO自動スイッチ29は、主に水田作業時に利用する。
30はデフロックスイッチで、外側へ一度押すとデフロックになりもう一度外へ押すとデフロック解除になる。内側には押せなく、外側へ押す度に切り換わる。
31は作業機昇降レバーで、前側が下降で後側が上昇になる。32は作業機昇降スイッチで、後側を1回押すことで前記上げ調整ダイアル24で設定した最上位置に上昇し、前側を1回押すと作業機昇降レバー31で設定した位置まで下降する。
31は作業機昇降レバーで、前側が下降で後側が上昇になる。32は作業機昇降スイッチで、後側を1回押すことで前記上げ調整ダイアル24で設定した最上位置に上昇し、前側を1回押すと作業機昇降レバー31で設定した位置まで下降する。
33は走行変速上昇スイッチ、34は走行変速降下スイッチで、始動変速段を設定するスイッチで、走行変速上昇スイッチ33を1回押す毎に始動変速段をシフトアップし、走行変速降下スイッチ34を1回押す毎に始動変速段をシフトダウンする。この走行変速上昇スイッチ33と走行変速降下スイッチ34は、前記副変速レバー18を路上走行にした場合にも同様に副変速が高速で主変速が3速を基準にして始動変速段を上下に変更する。
36はスイッチボックスで、蓋を開けると、図3の各種調整スイッチを配置している。このスイッチボックス36内で、37は作業機の上昇・降下モニターランプで、作業機の昇降時に点灯して表示するようにしている。38はATシフト感度ダイアルで、ATシフト作業スイッチ42を押して自動変速にした場合に、車速を増減速する感度を変更するダイアルである。
39は作業機の降下速度を調整する降下速度ダイアルで、右に回すと作業機が速く降下するので軽い作業機の場合に使用し、逆に左に回すと作業機がゆっくりと降下するので重い作業機の場合に使用する。
40は走行ブレーキ調整ダイアルで、オートブレーキ入切スイッチ48の入時に作用する旋回ブレーキのかかり具合を調整する。
ATシフト路上スイッチ41は、路上走行時すなわち副変速が高速での主変速を自動変速し、ATシフト作業スイッチ42は、作業走行時すなわち副変速が中・低速での主変速を自動変速し、入にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて主変速を前回に最も長く使用した変速段へ自動的に変速し、切にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて任意に設定する主変速の変速段に変速するようになる。
ATシフト路上スイッチ41は、路上走行時すなわち副変速が高速での主変速を自動変速し、ATシフト作業スイッチ42は、作業走行時すなわち副変速が中・低速での主変速を自動変速し、入にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて主変速を前回に最も長く使用した変速段へ自動的に変速し、切にすると、副変速レバー18の変速位置に応じて任意に設定する主変速の変速段に変速するようになる。
43は主変速の接続感度変速スイッチで、主変速を変速した時の接続フィーリングを変更し、入でモニタが点灯し緩やかな変速をし、切でモニタが消灯し急接続する。この接続感度変速スイッチ43を切にしてプラウ等の牽引系の作業をすると、主変速の変速接続時間が短くなって軽快に作業を行える。
44は接続感度PTOスイッチで、ロータリ、牧草1、牧草2があり、ロータリにするとPTOのつながりが速くなり、ロータリが直ぐには土の抵抗に負けない回転力で回るようになり、牧草1或いは牧草2にするとPTOのつながりが緩やかになって、牧草作業機やスノーブロワーなどで使用する。
45は水平感度スイッチで、作業機の自動水平制御装置の動作感度が変わり、スイッチを押すと自動水平制御の動きが遅くなり、再びスイッチを押すと元に戻る。
46はバックアップ入切スイッチで、入にすると後進時に作業機が自動で上昇する。47はオートリフト入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で作業機が上昇する。48はオートブレーキ入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で旋回内側の後輪のみにブレーキがかかる。
46はバックアップ入切スイッチで、入にすると後進時に作業機が自動で上昇する。47はオートリフト入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で作業機が上昇する。48はオートブレーキ入切スイッチで、入にしてハンドルを回すと自動で旋回内側の後輪のみにブレーキがかかる。
49は水平切換スイッチで、自動水平にすると水平センサで自動的に作業機の水平を保持し、手動にすると傾き調整ダイアル25で調整が可能になり、平行にするとトラクタ本体に対して三点リンクを常に平行に維持し、傾斜にすると地面に対して三点リンクを一定の傾斜角に保持する。
50は3P切換スイッチで、三点リンクへのリフトシリンダ取付位置による制御切換選択を行う。51はオートアクセルスイッチで、入りにした状態で作業機を上昇するとエンジンの回転数が1700rpmまで低下する。
図4は、駆動力の伝動機構を示す線図で、エンジン2から前輪4と後輪5への動力伝動構成を説明する。
エンジン2の出力軸に直結した入力軸110には、第一ギヤ111を固着し、前後進切換クラッチ101を装着している。
エンジン2の出力軸に直結した入力軸110には、第一ギヤ111を固着し、前後進切換クラッチ101を装着している。
前後進切換クラッチ101の一方の第二ギヤ112は第一変速軸113に固着した第三ギヤ114に噛み合って減速し、前後進切換クラッチ101の他方の第四ギヤ115はカウンタギヤ117を介して第一変速軸113に固着した第五ギヤ118に噛み合って逆転で動力を伝動している。すなわち、前後進切換クラッチ101を第二ギヤ112側に入れる(繋ぐ)と入力軸110の回転が逆方向回転で第一変速軸113に伝動され、第四ギヤ115側に入れると入力軸110の回転が順方向回転で第一変速軸113に伝動され、第二ギヤ112と第四ギヤ115の両方から離れたニュートラル状態が動力伝動を断ったメインクラッチ切状態で、油圧バルブの制御によってこのメインクラッチ切状態を保持出来るようにしている。すなわち、自動制御或は前後進レバー9によって作動する前後進切換クラッチ101がメインクラッチとして機能している。
前記第一変速軸113には前後進切換クラッチ101の伝動下手側に、一速/三速切換用第一変速クラッチ102と二速/四速切換用第二変速クラッチ103を装着している。すなわち、この一速/三速切換用第一変速クラッチ102と二速/四速切換用第二変速クラッチ103が本発明の多段ギヤ変速クラッチとして機能し、走行変速上昇スイッチ33と走行変速降下スイッチ34によって変速操作する。
第一変速クラッチ102の第一クラッチギヤ120と第二クラッチギヤ122は第二カウンタ軸119に固着した第三クラッチギヤ121と第四クラッチギヤ123に噛み合い、一速用に減速したり三速用に少し増速したりして第一変速軸113の回転を第二カウンタ軸119に伝動している。さらに、第二変速クラッチ103の第五クラッチギヤ124と第六クラッチギヤ126は第二カウンタ軸119に固着した第七クラッチギヤ125と第八クラッチギヤ127に噛み合い、二速用に少し増速したり四速用に大きく増速したりして第一変速軸113の回転を第二カウンタ軸119に伝動している。
第二カウンタ軸119の伝動下手側に第三カウンタ軸129をカップリング128で連結して回転をそのままで伝動している。この第三カウンタ軸129には小ギヤ130と大ギヤ131を固着している。この小ギヤ130と大ギヤ131は第二変速軸132に装着した高・低速切換クラッチ107のクラッチ大ギヤ133とクラッチ小ギヤ134にそれぞれ噛み合い、第三カウンタ軸129の回転を高速或いは低速で第二変速軸132に伝動している。自動制御或は高・低変速レバー109によって変速操作される高・低速切換クラッチ107が本発明のサブクラッチとして機能する。
第二変速軸132の伝動下手側端部に第六ギヤ136を固着し、この第六ギヤ136と第三駆動軸143に回動可能に軸支した大小ギヤ152の大ギヤ部138を噛み合わせて減速伝動している。
大小ギヤ152の小ギヤ部139は、ベベルギヤ軸142に軸支した二連副変速クラッチ135の第七ギヤ137に噛み合わせて減速伝動している。さらに、第七ギヤ137と一体に設けた第八ギヤ141を第五カウンタ軸216に固着した第二大ギヤ144に噛み合わせて減速伝動している。
第五カウンタ軸216にはさらに第二小ギヤ145が固着され、この第二小ギヤ145がベベルギヤ軸142の第三大ギヤ140と噛み合ってさらに減速伝動されている。従って、第二変速軸132の回転は第六ギヤ136→大ギヤ部138→小ギヤ部139→第七ギヤ137→第八ギヤ141→第二大ギヤ144→第二小ギヤ145→第三大ギヤ140と順次減速されながら伝動されていく。
副変速レバー18で操作される二連副変速クラッチ135の第一シフター217と第二シフター218はベベルギヤ軸142へ軸方向にスライド可能に係合していて、第一シフター217を第七ギヤ137側へスライドして係合すると第七ギヤ137の回転がベベルギヤ軸142に伝わり、第二シフター218が第八ギヤ141側へスライドして係合すると第八ギヤ141の回転がベベルギヤ軸142に伝わって、順次減速されてベベルギヤ軸142が低速で回転することになる。
ベベルギヤ軸142の回転は第一ベベルギヤ148と第二ベベルギヤ149を経てデフギヤ219に伝動され、デフギヤ219から車軸150と遊星ギヤ151を経て後輪5へ伝動される。
以上の説明を要約すると、入力軸110の回転は、まず前後進切換クラッチ101で正転或いは逆転に切り替えられ、一速/三速切換用第一変速クラッチ102と二速/四速切換用第二変速クラッチ103で一速から四速まで4段に変速され、高・低速切換クラッチ107で高速と低速の2段に変速され、さらに二連副変速クラッチ135で高・中・低速の3段に変速されて、ベベルギヤ軸142に伝動される。すなわち、入力軸110の回転が4×2×3=24段に変速されて車軸150へ伝動されるのである。
前輪4への駆動力伝動は、ベベルギヤ軸142に第九ギヤ147を固着し、この第九ギヤ147を中継ギヤ190に噛み合わせさらに第三駆動軸143に固着した第十ギヤ146に噛み合わせて第三駆動軸143を駆動する。第三駆動軸143を第二カップリング170で前輪増速クラッチ163を装着した変速軸160に連結している。前輪増速クラッチ163の第十一ギヤ167と第十二ギヤ168は第七カウンタ軸164に固着した第十三ギヤ165と第十四ギヤ166に噛み合わせて、通常の前輪駆動から前輪増速に切り替えるようにしている。なお、前輪増速クラッチ163を中立にすると、前輪4の駆動が断たれて後輪のみの駆動になる。
第七カウンタ軸164は第三カップリング191で前輪駆動軸169に連結し、さらに、第四カップリング192と延長軸194及び第五カップリング193で前輪駆動ベベル軸171に連結している。
前輪駆動ベベル軸171の動力は、前第一ベベルギヤ172、前第二ベベルギヤ173、前デフギヤ174、前第三ベベルギヤ175、前第四ベベルギヤ176、垂直軸177、前第五ベベルギヤ178、前第六ベベルギヤ179、前遊星ギヤ180を経て前輪4を駆動している。
次に、図5の制御ブロック図で、制御信号の流れを説明する。
まず、エンジンコントローラ60には、前記走行モードAと通常作業モードBと重作業モードDを選択するエンジンモード選択スイッチ97からモード信号が入力し、エンジン排気温度センサ61から排気の温度が入り、エンジン回転センサ62からエンジン回転数が入り、エンジンオイル圧力センサ63からエンジン潤滑オイルの圧力が入り、エンジン水温センサ64から冷却水の温度が入り、レール圧センサ55からコモンレールの圧力が入り、運転モード切換スイッチ98から省エネ或はパワーの運転モードが入り、エンジン2のエンジン回転センサ99から出力軸の回転数が入り、出力トルクセンサ100から出力トルクが入る。
まず、エンジンコントローラ60には、前記走行モードAと通常作業モードBと重作業モードDを選択するエンジンモード選択スイッチ97からモード信号が入力し、エンジン排気温度センサ61から排気の温度が入り、エンジン回転センサ62からエンジン回転数が入り、エンジンオイル圧力センサ63からエンジン潤滑オイルの圧力が入り、エンジン水温センサ64から冷却水の温度が入り、レール圧センサ55からコモンレールの圧力が入り、運転モード切換スイッチ98から省エネ或はパワーの運転モードが入り、エンジン2のエンジン回転センサ99から出力軸の回転数が入り、出力トルクセンサ100から出力トルクが入る。
エンジンコントローラ60からは、燃料高圧ポンプ66に駆動信号が出力され、高圧インジェクタ65に燃料供給調整制御信号が出力される。
尚、運転モード切換スイッチ98で切り換える省エネモードL2は、前記走行モードAと通常作業モードBと重作業モードDにおいて、燃料の供給を少なくした運転モードで、図6に示す如く、エンジン回転の全域で駆動トルクがパワーモードL1よりも低下する。
尚、運転モード切換スイッチ98で切り換える省エネモードL2は、前記走行モードAと通常作業モードBと重作業モードDにおいて、燃料の供給を少なくした運転モードで、図6に示す如く、エンジン回転の全域で駆動トルクがパワーモードL1よりも低下する。
エンジンコントローラ60では運転中モード(パワーモード或は省エネモード)のエンジン負荷率としてモード毎の出力トルクの理論出力トルクに対する割合が算出され、この負荷率がメータパネル72に表示されて作業者に知らせるようにしている。この負荷率の表示は、図7のメータパネル72に示す如く、ランプP1〜P6を右上がり状態で、負荷が増大するに従って右上がり間隔を狭くしている。このような負荷率表示によって、エンジン負荷の余裕が一目で分かって、より低回転にすることで燃料消費を少なく出来る。なお、負荷率がエンジンのみの負荷程度(定格回転数で20%程度、定格回転数以下で30%程度)以下の場合には、負荷率表示を行わない。ランプP1〜P6を全て点灯する重負荷率表示はエンジン回転数が低いと負荷率を低く(85%程度)、エンジン回転数が高いと負荷率を高く(95%程度)とする。なお、エンジン負荷率は細かく変動しているので、単なる平均化や重み付け平均化処理等で鈍らして表示するようにする。
また、負荷率は運転モードによって表示を変え、省エネモードL2で負荷表示を高めにしている。即ち、実際のエンジン負荷よりも多めの負荷を表示する構成としている。このようにすることで、省エネモードで負荷変動が大きくなっても作業者が対応し易い。省エネモードの燃料消費が少なくなる特性差は、発生負荷に対して燃料噴射を少なくする特性とし、負荷が全負荷領域より低い状態でも同一条件であれば燃料消費が少なくなるように設定することで、常に燃費を良くしている。
メータパネル72の表示は、図8の如く、表示切換によって、(a)〜(e)のように切換る。変速段表示72aとエンジン水温72bと燃料使用量72cは変わらず、走行速度72d1とPTO軸回転数72d2と総作業時間72d3と作業継続時間72d4とエンジン負荷率72d5が順次切換るようにしている。
尚、エンジン負荷率は、前記の算出方法以外に、エンジンの排気温度を測定し、エンジン回転数と排気温度の相関関係により推定する方法も有る。
走行状態を判断して、定常走行である場合には自動的に省エネモードに変更するようにしてなるべく低燃費で走行出来るようにしても良い。定常走行の判断は、アクセルペダル13の操作変化が少なく負荷率が規定範囲内或はエンジン回転が規定範囲内に在る場合にする。
走行状態を判断して、定常走行である場合には自動的に省エネモードに変更するようにしてなるべく低燃費で走行出来るようにしても良い。定常走行の判断は、アクセルペダル13の操作変化が少なく負荷率が規定範囲内或はエンジン回転が規定範囲内に在る場合にする。
運転モード切換スイッチ98は、パワーモード或は省エネモードへの切換を行うが、パワーモードで運転中にエンジン負荷率が規定負荷率よりも低い場合には省エネモードに自動的に切り換え、省エネモードで運転中にエンジン負荷率が規定負荷率よりも高くなった場合にはパワーモードに自動的に切り換えるようにする。
また、作業機昇降レバー31を上昇操作した後に省エネモードに自動的に切り換え、作業機昇降レバー31を降下操作すると元の設定運転モードに切り替えるようにすることで、非作業時の燃費向上を図る。また、この省エネモード時にエンジン回転も低下するようにしても良い。また、この省エネモードにする条件として、副変速レバー18を路上走行に適した位置に変速することにしても良い。さらに、全ブレーキペダル58を踏むことを省エネモードにする条件としてしても良い。
第一PTO変速レバー11か第二PTO変速レバー12をクラッチ入りにしていてもPTOスイッチ28を切にすると自動的に省エネモードに切換えると良い。
省エネモードで通常作業モードBで作業中は、エンジン回転数変動を一定範囲内として燃料消費を抑える。また、パワーモードで通常作業モードBで作業中であっても、エンジン負荷率が一定値より低い場合には、エンジン回転数変動を一定範囲内として燃料消費を抑える。
省エネモードで通常作業モードBで作業中は、エンジン回転数変動を一定範囲内として燃料消費を抑える。また、パワーモードで通常作業モードBで作業中であっても、エンジン負荷率が一定値より低い場合には、エンジン回転数変動を一定範囲内として燃料消費を抑える。
作業機昇降コントローラ67には、作業機昇降レバー31に設ける作業機昇降センサ59の操作信号とリフトアームセンサ68の昇降信号と上げ調整ダイアル24の上げ位置規制信号と降下速度調整ダイアル39の降下速度設定信号がそれぞれ入力し、メイン上昇ソレノイド69とメイン下降ソレノイド70に作業機昇降信号が出力し作業機昇降シリンダ71を作動する。
前記エンジンコントローラ60と作業機昇降コントローラ67及び後述する走行系コントローラ87は制御信号が交信されて、メータパネル72にエンジンの状態や作業機の昇降状態や走行装置の走行速度等が表示され、操作パネル73に各レバーやペダルの操作位置等が表示される。
走行系コントローラ87は、変速1クラッチ圧力センサ74と変速2クラッチ圧力センサ75と変速3クラッチ圧力センサ76と変速4クラッチ圧力センサ77からクラッチ入信号即ち多段ギヤ変速装置Cの変速段が入力し、高速クラッチ圧力センサ78と低速クラッチ圧力センサ79からサブクラッチDの変速位置が入力し、前進クラッチ圧力センサ80と後進クラッチ圧力センサ81からメインクラッチBの前進・中立・後進が入力し、前後進レバー操作位置センサ82と副変速レバー操作位置センサ83から変速操作位置信号が入力し、ミッションオイル油温センサ85からミッションオイルの温度が入力し、ブレーキペダル操作位置センサ86からブレーキペダルの踏込み信号が入力し、エンジンパワー選択スイッチ84からモード切換信号が入力し、走行変速上昇スイッチ33と走行変速降下スイッチ34から設定変速段信号が入力し、アクセル変速設定スイッチ52からエンジンの上・下限回転数が入力し、スロットルレバー15のアクセルセンサ54からアクセル指示信号が入力する。
さらに、ATシフト路上スイッチ41とATシフト作業スイッチ42からシフト信号が走行系コントローラ87に入力する。
走行系コントローラ87からの出力は、前後進切換ソレノイド88に前後進切換クラッチ101の切換信号が出力し、リニア昇圧ソレノイド89に前後進切換ソレノイド88を駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、クラッチソレノイド90に入・切信号が出力し、一速/三速切換用第一変速クラッチ102を駆動する油圧シリンダの変速1−3切換ソレノイド91に一速或いは三速の入信号が出力し、変速1−3昇圧ソレノイド92に一速/三速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、二速/四速切換用第二変速クラッチ103を駆動する油圧シリンダの変速2−4切換ソレノイド93に二速或いは四速の入信号が出力し、変速2−4昇圧ソレノイド94に二速/四速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、高・低速切換クラッチ107を駆動する油圧シリンダを作動する高速クラッチ切換ソレノイド95と低速クラッチ切換ソレノイド96に高速クラッチの入信号及び低速クラッチの入信号が出力する。
走行系コントローラ87からの出力は、前後進切換ソレノイド88に前後進切換クラッチ101の切換信号が出力し、リニア昇圧ソレノイド89に前後進切換ソレノイド88を駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、クラッチソレノイド90に入・切信号が出力し、一速/三速切換用第一変速クラッチ102を駆動する油圧シリンダの変速1−3切換ソレノイド91に一速或いは三速の入信号が出力し、変速1−3昇圧ソレノイド92に一速/三速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、二速/四速切換用第二変速クラッチ103を駆動する油圧シリンダの変速2−4切換ソレノイド93に二速或いは四速の入信号が出力し、変速2−4昇圧ソレノイド94に二速/四速クラッチを駆動する油圧のリリーフ圧調整信号が出力してクラッチ接続のショックを低減し、高・低速切換クラッチ107を駆動する油圧シリンダを作動する高速クラッチ切換ソレノイド95と低速クラッチ切換ソレノイド96に高速クラッチの入信号及び低速クラッチの入信号が出力する。
図9は、省エネモードとパワーモードの運転モードと走行モードAと通常作業モードBと重作業モードDのエンジン制御モードを自動的に切換える自動制御フローチャートである。
ステップS1で各センサと操作スイッチ類を読み込み、ステップS2で運転モード切換スイッチ98によるエンジン制御モードを判定する。
省エネモードであれば、ステップS3でPTOスイッチ28のオン・オフを判定し、YESであれば、ステップS4の省エネで走行モードAを行いリターンする。
省エネモードであれば、ステップS3でPTOスイッチ28のオン・オフを判定し、YESであれば、ステップS4の省エネで走行モードAを行いリターンする。
ステップS3の判定がNOであれば、ステップS5の省エネで走行モードAを行い、ステップS6でアクセル変速中を判定し、NOであればそのままリターンし、YESであればステップS7の加速操作中を判定し、YESであればステップSス8でパワーモードの通常作業モードBを行いリターンし、NOであればステップS9の定常運転の判定に移る。
ステップS9の判定がYESであればステップS10で省エネモードの走行モードAで制御してリターンし、NOであればステップS11で運転モードの判定を行い、省エネモードであればステップS10に移行し、省エネ走行モードAで制御してリターンし、パワーモードであれば、ステップS12でパワー走行モードAで制御してリターンする。
前記ステップS2の判定でパワーモードであれば、ステップS13でPTOスイッチ28の入りを判定し、YESであればステップS14でパワー通常作業モードBで制御してリターンし、NOであればステップS15でパワー走行モードAで制御し、ステップS6の判定に移行する。
図10は、パワーモードと省エネモードを自動的に選択する自動制御のフローチャートである。
ステップS20で各センサと操作スイッチ類を読み込み、ステップS21で現在のエンジンモードがパワーモードであるかを判定し、判定がNOであればステップS32で省エネモードを選択してリターンする。ステップS21の判定がYESであれば、ステップS22で負荷率が80%以下であるかを判定し、YESであればステップS23で省エネモードを選択し、判定がNOであればステップS24でパワーモードを選択し、ステップS25の作業機上げ操作中を判定する。
ステップS20で各センサと操作スイッチ類を読み込み、ステップS21で現在のエンジンモードがパワーモードであるかを判定し、判定がNOであればステップS32で省エネモードを選択してリターンする。ステップS21の判定がYESであれば、ステップS22で負荷率が80%以下であるかを判定し、YESであればステップS23で省エネモードを選択し、判定がNOであればステップS24でパワーモードを選択し、ステップS25の作業機上げ操作中を判定する。
ステップS25の判定がYESであれば、ステップS26でエンジン回転速度を規定回転数に低下し、ステップS27で省エネモードを選択してリターンする。
ステップS25の判定がNOであれば、ステップS28で上げ操作直前はパワーモードであったかを判定し、YESであればステップS29でパワーモードを選択し、ステップS30で両ブレーキ操作中を判定し、判定がNOであればステップS31で副変速位置が路上走行であるかの判定をし、判定がNOであればリターンする。ステップS28の判定がNOであるか、ステップS30の判定がYESであるか、ステップS31の判定がYESであれば、ステップS27で省エネモードを選択してリターンする。
ステップS25の判定がNOであれば、ステップS28で上げ操作直前はパワーモードであったかを判定し、YESであればステップS29でパワーモードを選択し、ステップS30で両ブレーキ操作中を判定し、判定がNOであればステップS31で副変速位置が路上走行であるかの判定をし、判定がNOであればリターンする。ステップS28の判定がNOであるか、ステップS30の判定がYESであるか、ステップS31の判定がYESであれば、ステップS27で省エネモードを選択してリターンする。
99 負荷率表示部
P1〜P6 点灯部
L1 パワーモードカーブ
L2 省エネモードカーブ
P1〜P6 点灯部
L1 パワーモードカーブ
L2 省エネモードカーブ
Claims (2)
- エンジン負荷率を表示する負荷率表示部(99)の複数点灯部(P1)〜(P6)において、該複数点灯部(P1)〜(P6)を右上がり状態に配列する構成とし、軽負荷率時に点灯部(P1)〜(P6)の右上がり率を大きく構成し、最大負荷率近くになるに従って右上がり率を小さくするように構成したことを特徴とする作業車のエンジン負荷表示装置。
- 燃料消費量が多く出力が大きいエンジン性能曲線のパワーモードカーブ(L1)と、燃料消費量がパワーモードカーブ(L1)よりも少なく出力が小さいエンジン性能曲線の省エネモードカーブ(L2)を有し、該省エネモードカーブ(L2)選択時における前記負荷率表示部(99)の点灯表示であって、実際の負荷率よりも負荷率を多め側に点灯するように構成してなる請求項1に記載の作業車のエンジン負荷表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218205A JP2011063245A (ja) | 2009-09-19 | 2009-09-19 | 作業車のエンジン負荷表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009218205A JP2011063245A (ja) | 2009-09-19 | 2009-09-19 | 作業車のエンジン負荷表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011063245A true JP2011063245A (ja) | 2011-03-31 |
Family
ID=43949943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009218205A Pending JP2011063245A (ja) | 2009-09-19 | 2009-09-19 | 作業車のエンジン負荷表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011063245A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014141850A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | ヤンマー株式会社 | エンジン作業機の表示装置 |
JP2016078619A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | ヤンマー株式会社 | 作業車輌 |
-
2009
- 2009-09-19 JP JP2009218205A patent/JP2011063245A/ja active Pending
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