JP2010126543A - 水性下塗り材組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョンと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料と、骨材とを含む水性下塗り材組成物。カチオン系アクリルエマルジョンはTgが5℃以下である。ドロマイトプラスターと、骨材との重量割合が1:1乃至6である。ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョンとの重量割合が1:0.1乃至1である。ドロマイトプラスターと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料との重量割合が1:0.01乃至0.1である。
【選択図】なし
Description
ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョンと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料と、骨材とを含む水性下塗り材組成物である。
カチオン系アクリルエマルジョンはTgが5℃以下であることを特徴とする請求項1記載の水性下塗り材組成物である。
ドロマイトプラスターと、骨材との重量割合が1:1乃至6であることを特徴とする請求項1又は2記載の水性下塗り材組成物である。
ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョン(固形分)との重量割合が1:0.1乃至1であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の水性下塗り材組成物である。
ドロマイトプラスターと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料との重量割合が1:0.01乃至0.1であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の水性下塗り材組成物である。
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(モビニール7800 日本合成化学社製 Tg:4℃): 固形分で100g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製) : 10g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 1000g
これらをハンドミキサーを用いて攪拌、混合し、本発明の水性下塗り材組成物を調製した。
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ELOTEX−WR8600 ELOTEX社製 Tg:−3℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらをハンドミキサーを用いて攪拌、混合し、本発明の水性下塗り材組成物を調製した。
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で1000g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 100g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 6000g
これらをハンドミキサーを用いて攪拌、混合し、本発明の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ELOTEX−TITAN8100 ELOTEX社製 Tg:10℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例1の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
ノニオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF8 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:0℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径150μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例2の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
アニオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールGF55 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:0℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径150μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例3の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で90g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例4の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 9g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例5の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 900g
これらを攪拌、混合し、比較例6の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で1100g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例7の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 110g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 3000g
これらを攪拌、混合し、比較例8の水性下塗り材組成物を調製した。
水性下塗り材組成物を下記の配合で調製した
ドロマイトプラスター:
ドロマイトプラスター(田政礦業社製): 1000g
カチオン系アクリルエマルジョン:
(ヨドゾールAF960 ヘンケルテクノロジーズジャパン社製 Tg:−20℃): 固形分で400g
吸水性及び吸油性を有する無機質材料
セピオライト(PANGEL−FF TOLSA社製): 40g
骨材
珪砂(平均骨材粒径200μm): 6600g
これらを攪拌、混合し、比較例9の水性下塗り材組成物を調製した。
実施例1〜3の本発明の水性下塗り材組成物、比較例1〜9の水性下塗り材組成物に対して、それぞれ水を混合し、ハンドミキサーで攪拌、混合し、下塗り材を準備した。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり なし なし なし
(実施例1 水との配合割合:水/組成物=40重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり なし なし なし
(実施例1 水との配合割合:水/組成物=25重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例1 水との配合割合:水/組成物=45重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり あり あり
下塗り材の色ムラ あり あり あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり あり あり
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例2 水との配合割合:水/組成物=40重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり なし なし なし
(実施例2 水との配合割合:水/組成物=25重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ なし なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例2 水との配合割合:水/組成物=45重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり あり あり
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり あり あり あり
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例3 水との配合割合:水/組成物=40重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ あり なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例3 水との配合割合:水/組成物=25重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし なし なし
下塗り材の色ムラ なし なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ なし なし なし なし
(実施例3 水との配合割合:水/組成物=45重量%)
下塗り材の塗り厚(mm) 0.3 0.4 0.5 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり あり あり
下塗り材の色ムラ なし なし なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり あり あり あり
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面にはひび割れが発生した。また、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面に、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面に、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面に、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面に、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり
下塗り材の色ムラ なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面にはひび割れが発生した。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり
下塗り材の色ムラ なし なし
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
下塗り材の硬化が異常に遅く、硬化後の下塗り材表面にはひび割れが発生した。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ あり あり
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面にはひび割れが発生した。また、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
下塗り材の塗り厚(mm) 0.4 0.6
下塗り材のひび割れ なし なし
下塗り材の色ムラ あり あり
仕上げ材表面の色ムラ あり あり
硬化後の下塗り材表面に、アクが溶出してきて硬化後の下塗り材表面に色ムラが生じた。この上に、仕上げ材を塗りつけて硬化させたときには、アクが再溶出してきて色ムラが生じた。
Claims (5)
- ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョンと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料と、骨材とを含む水性下塗り材組成物。
- カチオン系アクリルエマルジョンはTgが5℃以下であることを特徴とする請求項1記載の水性下塗り材組成物。
- ドロマイトプラスターと、骨材との重量割合が1:1乃至6であることを特徴とする請求項1又は2記載の水性下塗り材組成物。
- ドロマイトプラスターと、カチオン系アクリルエマルジョン(固形分)との重量割合が1:0.1乃至1であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の水性下塗り材組成物。
- ドロマイトプラスターと、吸水性及び吸油性を有する無機質材料との重量割合が1:0.01乃至0.1であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の水性下塗り材組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299235A JP2010126543A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 水性下塗り材組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008299235A JP2010126543A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 水性下塗り材組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010126543A true JP2010126543A (ja) | 2010-06-10 |
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ID=42327160
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008299235A Pending JP2010126543A (ja) | 2008-11-25 | 2008-11-25 | 水性下塗り材組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010126543A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104403568A (zh) * | 2014-11-26 | 2015-03-11 | 广东华兹卜化学工业有限公司 | 一种新型水性木器漆 |
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-
2008
- 2008-11-25 JP JP2008299235A patent/JP2010126543A/ja active Pending
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