JP2010126353A - リフトアップ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支軸103を中心に旋回して昇降台105を昇降させるリフトアーム110を駆動手段120により旋回させるリフトアップ機構100において、リフトアーム110の昇降アーム部111が、中間に屈曲部106を有し、端部に昇降台支持手段を有していること。
【選択図】図2
Description
しかしながら、油圧手段によるリフトアップ機構は油圧ポンプから昇降台まで高圧の油圧配管行う必要があるため、設置やメンテナンスに労力とコストがかかるとともに、圧油の漏えい等の障害発生時にリフトアップ機構のみならず、昇降台やその周辺の装置類にまで影響を及ぼすという問題があった。
公知のリフトアップ機構500は、図7に示すように、基台501に複数のブラケット502が所定間隔おきに突設され、リフトアーム510が中間部にて支軸503によりブラケット502上に一水平軸線の周りで旋回可能に支持され、リフトアーム510の上端部には支持ローラ504が取り付けられている。
昇降台505は複数のリフトアーム510の支持ローラ504上に水平状態で支持され、複数のリフトアーム510の旋回に伴って昇降される。
この駆動レバー542の旋回に伴い、作動ロッド543及び連結ロッド544を介して複数のリフトアーム510が旋回され、複数のリフトアーム510の支持ローラ504により昇降台505が上昇位置と下降位置との間で水平状態を維持したまま昇降されるようになっている(例えば、特許文献1、図11参照)。
リフトアーム610の昇降アーム部611には昇降台605の下端縁に係合可能な支持ローラ604が取り付けられている。なお、連結ロッド644が複数のリフトアーム610の連結アーム部に連結されることで複数のリフトアーム610が同期して一体的に旋回されるようになっている。
この駆動レバー642の旋回に伴い、第1リンク648、中間レバー646及び第2リンク649を介してリフトアーム610が旋回され、複数のリフトアーム610の支持ローラ604により昇降台605が上昇位置と下降位置との間で水平状態を維持したまま昇降されるようになっている(例えば、特許文献1、図2参照)。
また、図8に示す公知のリフトアップ機構600は、ネジ軸622とリフトアーム610の間に駆動レバー642、第1リンク648、中間レバー646、第2リンク649等の伝達リンク機構を上下方向に配置しているため、上下方向に大きな設置スペースを必要とし、昇降台の最下降位置を低くすることができないという問題があった。
また、本発明の昇降台支持手段は、昇降アーム部の端部と昇降台とが回転可能に支持されたものでも良く、昇降台の下面に設けたレールと直線摺動してスライドするものでも良く、昇降アーム部の端部に設けたローラによりスライドするものでも良い。
図1は、本発明の一実施例であるリフトアップ機構を備えた昇降装置の側面図であり、図2は、本発明の一実施例であるリフトアップ機構の最上昇位置の側面図であり、図3は、図2の正面図であり、図4は、本発明の一実施例であるリフトアップ機構の最下降位置の側面図であり、図5は、図4の昇降台を除いた平面図であり、図6は、本発明の一実施例であるリフトアップ機構のリフトアームの側面図である。
図1の例では、リフトアップ機構100はパンタグラフ機構106を挟んで左右対称に設けられているが、昇降台105の長さ(図面左右方向)に応じて、長さ方向にさらに複数設けても良い。また、昇降台105の奥行き方向(図面表裏方向)にそれぞれ平行に設けてもよい。
基台101に立設されたブラケット102に支軸103が設けられ、該支軸103を中心としてリフトアーム110が旋回可能に軸支されている。
リフトアーム110は、支軸103に軸支される円筒部113と、該円筒部113から延びる昇降アーム部111と駆動アーム部112からなり、に駆動手段120により旋回することにより、昇降台105を昇降させるように構成されている。
昇降台105の側部下面には支持ローラ104が転動するレール108と、該レール108の両端にストッパ109が設けられており、昇降アーム部111が旋回することで支持ローラ104がレール108の下面をストッパ109の間で転動してスライダ107が移動するとともに昇降台105が昇降するように構成されている。
また、駆動アーム部112は、図3、図5に示すように、円筒部113の軸方向両端部に設けられており、ナットホルダ124を2本の駆動アーム部112で挟むように回転可能に支持することで、後述する駆動手段120からの駆動力の方向に対するねじれ成分を排して有効に伝えることができるようになっている。
回転駆動部121は、基台101に設けられたリフトアーム110の支軸103よりも昇降アーム部111の旋回軌道側に配置され、ネジ軸122を上下に旋回可能とするように基台101に設けられた駆動部旋回軸125に支持されている。
駆動ナット123はナットホルダ124に固定され、ネジ軸122を回転することにより駆動ナット123が進退し、ナットホルダ124を介して駆動アーム部112を旋回する。
駆動アーム部112の先端のナットホルダ軸115は、昇降台105の最下降位置でネジ軸122が昇降台105の下面と略平行となるように構成されている。
図4に示す昇降台105の最下降位置において、ネジ軸122を回転し駆動ナット123を回転駆動部121側に進めると、ナットホルダ124、ナットホルダ軸125を介して駆動アーム部112を駆動して支軸103を中心に回転し、リフトアーム110が全体として支軸103を中心に回転して昇降アーム部111の先端部のスライダ107が円弧状の軌跡を描いて上昇する。
そして、スライダ107に設けられた2つの支持ローラ104がレール108を転動することにより基台105を上方に押し上げ、図2に示す昇降台105の最上昇位置に達する。ストッパ109は支持ローラ104がオーバーランするのを防止する安全機構として設けられている。
101、501、601 ・・・基台
102、502、602 ・・・ブラケット
103、503、603 ・・・支軸
104、504、604 ・・・支持ローラ
105、505、605 ・・・昇降台
106 ・・・パンタグラフ機構
107 ・・・スライダ
108 ・・・レール
109 ・・・ストッパ
110、510、610 ・・・リフトアーム
111、 611 ・・・昇降アーム部
112 ・・・駆動アーム部
113 ・・・円筒部
114 ・・・スライダ軸
115 ・・・ナットホルダ軸
116 ・・・屈曲部
120 ・・・駆動手段
121、521、621 ・・・回転駆動部
122、522、622 ・・・ネジ軸
123、523、623 ・・・駆動ナット
124 ・・・ナットホルダ
125 ・・・駆動部旋回軸
126 ・・・モータ
127 ・・・減速機
131 ・・・補強梁
541、641 ・・・従動体
542、642 ・・・駆動レバー
543 ・・・作動ロッド
544、644 ・・・連結ロッド
545、645 ・・・駆動レバー支軸
646 ・・・中間レバー
647 ・・・中間レバー支軸
648 ・・・第1リンク
649 ・・・第2リンク
Claims (8)
- 昇降アーム部と駆動アーム部とを有し基台に設けられた支軸を中心に旋回して昇降台を昇降させるリフトアームと、回転駆動部とネジ軸とを有し前記駆動アーム部を駆動して前記リフトアームを旋回させる駆動手段とからなるリフトアップ機構において、
前記昇降アーム部が、中間に屈曲部を有するとともに、端部に前記昇降台を昇降可能に支持する昇降台支持手段を有していることを特徴とするリフトアップ機構。 - 前記昇降アーム部が、前記昇降台の最下降位置で屈曲部より昇降台側が昇降台の下面と略平行となる形状を有することを特徴とする請求項1に記載のリフトアップ機構。
- 前記回転駆動部が、前記基台に旋回可能に支持され、
前記駆動アーム部が、端部に前記ネジ軸と螺合する駆動ナットを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリフトアップ機構。 - 前記ネジ軸が、前記昇降台の最下降位置で昇降台の下面と略平行となることを特徴とする請求項3に記載のリフトアップ機構。
- 前記駆動アーム部が、中間に屈曲部を有するとともに、
該駆動アーム部が、前記昇降台の最下降位置で屈曲部よりネジ軸側が昇降台の下面と略平行となる形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のリフトアップ機構。 - 前記回転駆動部が、前記基台に設けられた支軸よりも前記昇降アーム部の旋回軌道側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のリフトアップ機構。
- 前記回転駆動部が、モータと減速機とを一体あるいは別体に設けた駆動ユニットであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のリフトアップ機構。
- 前記昇降台支持手段が、前記昇降アーム部の端部と前記昇降台とをスライド可能に支持するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のリフトアップ機構。
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2008
- 2008-12-01 JP JP2008306595A patent/JP5159583B2/ja active Active
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