JPH0977483A - テーブルリフタにおけるパンタアーム駆動機構 - Google Patents

テーブルリフタにおけるパンタアーム駆動機構

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JPH0977483A
JPH0977483A JP24000695A JP24000695A JPH0977483A JP H0977483 A JPH0977483 A JP H0977483A JP 24000695 A JP24000695 A JP 24000695A JP 24000695 A JP24000695 A JP 24000695A JP H0977483 A JPH0977483 A JP H0977483A
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Tsutomu Odaguchi
勉 小田口
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MEIKIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブルリフタのアクチュエータをその構成
部材に曲げモーメントが起生しないようにして設置す
る。 【解決手段】 アクチュエータ23の出力部材26に連
動して出力部材26の軸方向へ移動する連動部材20の
外側面には凹球面状に湾曲した第1当り面34を有する
第1の座金33を結合し、出力部材26の先端付近の突
出部26aには第1当り面34に密接するように凹球面
状に湾曲した第2当り面36を有し、第1の座金33に
当接された第2の座金35を結合する。連動部材20が
傾いて設置されると、第2の座金35が第1当り面34
に倣って連動部材20が傾いた方向へ円弧移動し、出力
部材26が連動部材20にその傾きを吸収した状態で押
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は上下方向へ伸長お
よび退縮してテーブルを昇降させるパンタアームを備え
たテーブルリフタにおけるパンタアーム駆動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のテーブルリフタのパンタアーム駆
動機構では、例えば図8(A)に示すように、モータ5
1a、減速機51b、ねじ軸支持部51cを有するシリ
ンダ本体51と、ねじ軸52と、ナット53とを備えた
電動シリンダ50のシリンダ本体51のクレビス部51
dと、ブラケット取付けロッド54に結合されたブラケ
ット55とを連結ピン56によって結合し、電動シリン
ダ50のナット53と、ブラケット取付けロッド57に
結合されたブラケット58とを連結ピン59によって結
合していた。また、図8(B)に示すようにシリンダ本
体61とピストンロッド62とを備えた油圧シリンダ6
0のシリンダ本体61のクレビス部61aと、ブラケッ
ト取付けロッド54に結合されたブラケット55とを連
結ピン56によって結合し、ピストンロッド62のアダ
プタ62aと、ブラケット取付けロッド57に結合され
たブラケット58とを連結ピン59によって結合してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したパンタアーム
駆動機構ではブラケット取付けロッド54,57が組立
て誤差や寸法誤差等によって適正な状態で設置されずに
ブラケット取付けロッド54,57の軸心が正規の軸心
に対して斜交した状態でブラケット取付けブラケット5
4,57が設置されると、ねじ軸52やシリンダ本体6
1に曲げモーメントが生じ、ナット53によってねじ軸
52に加えられる回転抵抗や、ピストンロッド62に加
えられる摺動抵抗が過大となるので、電動シリンダ5
0、油圧シリンダ60に加わる負荷が過大となって電動
シリンダ50、油圧シリンダ60の耐久性が著しく低下
する不具合がある。本発明はパンタアームを駆動するア
クチュエータをその構成部材に曲げモーメントが生じな
い状態で組付けてアクチュエータの耐久性を向上させる
ことを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、X形
状に交差した状態で結合された1対のアーム体を有する
パンタアームが、アクチュエータ本体および出力部材を
備えたアクチュエータの出力部材の動きによって上下方
向へ伸縮してテーブルが昇降するように構成されたテー
ブルリフタにおいて、前記出力部材に連動してこの出力
部材の軸方向へ移動する連動部材には球面状に湾曲した
第1当り面を有する第1の座金を結合し、前記出力部材
には前記第1当り面に密接して面接触するように湾曲し
た第2の当り面を有し、前記第1当り面に倣って各方向
へ円弧移動するように前記第1の座金に当接された第2
の座金を結合したことを特徴とする。
【0005】請求項1の発明では、連動部材が正規の設
置状態とならずに傾いて設置されていると、第1当り面
と第2当り面とが密接したまま第2の座金が第1当り面
に倣って連動部材の傾きの方向へ回動変位して第1の座
金と第2の座金の相対位置が連動部材の傾きに合わせて
変化し、連動部材の傾きが第2の座金の動きによって吸
収されて出力部材の設置状態が常に適正化する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、アクチュエータ本体に設けた取付け部と、パンタア
ームに結合された連結ロッドによって支持され、前記取
付け部に連結ピンによって結合されたブラケットとの間
には前記ブラケットの傾動を許容する遊隙を形成し、前
記ブラケット若しくは前記取付け部には前記連結ピンが
遊隙を形成して挿通された通し孔を貫設したことを特徴
とする。
【0007】請求項2の発明では、連結ロッドが正規の
設置状態とならずに傾いて設置されていると、ブラケッ
トが連結ピンの軸心に対して傾いた状態で連結ピンがブ
ラケットの通し孔に挿通され、連結ロッドの傾きが取付
け部とブラケット間の遊隙、および、通し孔と連結ピン
間の遊隙によって吸収されてアクチュエータ本体の設置
状態が適正化する。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、前記出力部材をこの出力部材が前記
連動部材を貫通した状態で設置したことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明では、出力部材が連動部材
に貫挿され、出力部材が連動部材の内方に設置された場
合に比して連動部材がアクチュエータ本体に接近して設
置される。
【0010】
【発明の実施の態様】請求項1の発明において、アクチ
ュエータはモータ、減速機およびねじ軸支持部を有する
アクチュエータ本体と、ねじ軸支持部によって支持され
てモータによって回転駆動されるねじ軸と、このねじ軸
に螺嵌された出力部材とによって構成され、出力部材は
ねじ軸の正逆回転によってねじ軸および出力部材の軸方
向へ内進移動および外進移動する。
【0011】請求項3の発明において、第1の座金を連
動部材の外側面に結合した状態で第1の座金および第2
の座金を連動部材の外側に設置し、連動部材および第1
の座金には出力部材が遊隙を形成して挿通された挿通孔
を貫設する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面にしたがって
説明する。テーブルリフタLの下端に水平状に設置され
た基台1の上面の一端部には1対の下ブラケット7が結
合され、基台1の上面の他端部には基台1の長手方向へ
延びるガイド面を有する1対の下ガイドレール8が結合
されている。
【0013】基台1の上方に水平状に設置されたテーブ
ル2の下面の一端部には両下ブラケット7の直上にそれ
ぞれ配設された1対の上ブラケット9が結合され、テー
ブル2の下面の他端部にはテーブル2の長手方向へ延び
るガイド面を有し、両下ガイドレール8の直上にそれぞ
れ配設された1対の上ガイドレール10が結合されてい
る。
【0014】基台1とテーブル2との間には、X形状に
交差した状態でピン11によって交差部で回動可能に結
合された内外1対の第1アーム体4および第2アーム体
5をそれぞれ備え、上下方向へ伸長および退縮してテー
ブル2を昇降させる1対のパンタアーム3が設置されて
いる。
【0015】両パンタアーム3の第1アーム体4にはそ
の先端部寄りの部位に配設された長孔状のガイド溝4a
がそれぞれ長手方向に沿って形成されている。
【0016】両パンタアーム3の第1アーム体4はその
基端部が下ブラケット7にピン12によって回動可能に
結合された状態でそれぞれ基台1にピン12を中心とす
る上下方向への傾動可能に連結されている。
【0017】両第1アーム体4の先端部にそれぞれ結合
されて水平状に設置された上連結軸13の両端には上ガ
イドレール10にスライド可能に係合されて上ブラケッ
ト9に接近する方向および上ブラケット9から離れる方
向へ水平移動する上走行ローラ14がそれぞれ取付けら
れ、両第1アーム体4の先端部はそれぞれテーブル2に
上ガイドレール10および上走行ローラ14を介して水
平移動可能に連結されている。
【0018】両パンタアーム3の第2アーム体5はその
先端部が上ブラケット9にピン17によって回動可能に
結合された状態でそれぞれテーブル2にピン17を中心
とする上下方向への傾動可能に連結されている。
【0019】両第2アーム体5の基端部にそれぞれ結合
されて水平状に設置された下連結軸15の両端には下ガ
イドレール8にスライド可能に係合されて下ブラケット
7に接近する方向および下ブラケット7から遠ざかる方
向へ水平移動する下走行ローラ16がそれぞれ取付けら
れ、両第2アーム体5の基端部はそれぞれ基台1に下ガ
イドレール8および下走行ローラ16を介して水平移動
可能に連結されている。
【0020】両第1アーム体4の基端部付近にはこの両
第1アーム体4間に水平状に橋架された連結ロッド18
の両端部がそれぞれ結合されている。
【0021】両パンタアーム3を駆動して上下方向へ伸
縮させ、テーブル2を昇降させるアクチュエータ(本例
では電動シリンダ)23は、モータ24a、減速機24
bおよびねじ軸支持部24cを有し、連結ロッド18に
連結されたアクチュエータ本体24と、ねじ軸支持部2
4cによって回転可能に支持されて第1アーム体4にほ
ぼ沿って設置され、モータ24aによって正逆に回転駆
動されるねじ軸25と、このねじ軸25に螺嵌されてね
じ軸25の正逆回転によってねじ軸25の軸方向へ内進
移動および外進移動する出力部材(ナット)26とを備
えている。アクチュエータ本体24の減速機24bには
アクチュエータ本体24を連結ロッド18に連結する取
付け部27が形成されている。
【0022】アクチュエータ23の出力部材26の動き
をパンタアーム3に伝えてパンタアーム3を伸縮させる
伝動機構において、両第1アーム体4間には出力部材2
6に連動してねじ軸25および出力部材26の軸方向へ
並行移動する連動部材20が水平状に設置され、この連
動部材20の両端部には第1アーム体4のガイド溝4a
に転動可能に係合されて、ガイド溝4aによって案内さ
れて出力部材26の軸方向へ移動するガイドローラ21
がそれぞれ取付けられている。
【0023】両第2アーム体5の中央部付近で基端部寄
りの部位には第1アーム体4と第2アーム体5とを連繋
する1対の中間アーム6の一端部がそれぞれピン19を
介して結合され、この両中間アーム6の他端部は連動部
材20の両端部付近にそれぞれ回動可能に結合されてい
る。
【0024】アクチュエータ23のねじ軸25が回転駆
動されて出力部材26がねじ軸25の基端側へ内進移動
すると、連動部材20が出力部材26によって押動され
てアクチュエータ本体24に接近する方向へ移動し、両
ガイドローラ21がガイド溝4aによって案内されて第
1アーム体4の基端部側へ移動して第1アーム体4の先
端部付近を押上げ、第1、第2アーム体4,5が共に上
方へ傾動して両パンタアーム3が上方へ伸長し、テーブ
ル2が上昇する。
【0025】出力部材26がねじ軸25の先端側へ外進
移動すると、連動部材20が出力部材26に追従してア
クチュエータ本体24から離れる方向へ移動し、両ガイ
ドローラ21が第1アーム体4の先端部側へ移動して第
1アーム体4の先端部付近を押下げ、第1、第2アーム
体4,5が共に下方へ傾動して両パンタアーム3が下方
へ退縮し、テーブル2が下降する。
【0026】アクチュエータ本体24の取付け部27に
は連結ロッド18の軸方向へ配列された1対のリンク片
27aが突出形成され、この両リンク片27a、およ
び、取付け部27に対向して連結ロッド18に結合され
て連結ロッド18によって支持されたブラケット28の
先端には、連結ロッド18と平行に設置されて取付け部
27とブラケット28とを連結する連結ピン29が貫挿
されている。
【0027】取付け部27の両リング片27aとブラケ
ット28の先端部との間には連結ピン29の軸方向への
ブラケット28の傾動を可能にする遊隙30が形成さ
れ、両リンク片27aとブラケット28の先端部とは連
結ピン29の軸方向へ遊隙30を隔てて配列されてい
る。
【0028】ブラケット28の先端には連結ピン29の
外径より若干拡大された孔径を有し、連結ピン29が遊
隙32を形成して挿通された通し孔31が貫設されてい
る。
【0029】図4に示すように、連結ロッド18の軸心
b1が正規の基準軸心b0に対して斜交した状態で連結
ロッド18が傾いて設置されている場合には、ねじ軸2
5の軸心cと連結ロッドの軸心b1とが斜交するように
ブラケット28が連結ピン29の軸心に対して傾いた状
態で連結ピン29が通し孔31に挿通され、ブラケット
28が連結ロッド18の軸心b1の傾きに合わせて傾い
て設置される。
【0030】但し、アクチュエータ本体24の取付け部
27に連結ピン29が遊隙を形成して挿通される通し孔
を貫設してもよい。
【0031】アクチュエータ23の出力部材26は連動
部材20を貫通した状態で設置され、出力部材26の先
端付近には連動部材20の外方へ突出された突出部26
aが形成され、連動部材20の中央部には出力部材26
が遊隙を形成して挿通された挿通孔20aが貫設されて
いる。
【0032】連動部材20の外側面(反アクチュエータ
本体側面)20bの中央部には挿通孔20aの中心線上
の定点を中心として凹球面状に湾曲した第1当り面34
が環状に形成された第1の座金33が固定され、この第
1の座金33の中心部には出力部材26が遊隙を形成し
て挿通された挿通孔33aが貫設されている。
【0033】出力部材26の突出部26aには、第1当
り面34に密接して面接触するように出力部材26の軸
心上の定点を中心として第1当り面34の曲率半径と等
しい曲率半径で凸球面状に湾曲した第2当り面36を有
し、第1当り面34に倣って360°の範囲にわたって
各方向へ円弧移動するように第1の座金33に当接され
て出力部材26が貫挿された第2の座金35が結合さ
れ、出力部材26の突出部26aは連動部材20の外側
面20bに両座金33,35を介して解離可能に押止さ
れている。
【0034】第2の座金35と出力部材26の突出部2
6aとは第2の座金35と突出部26aとに貫挿された
止めピン37によって結合され、連動部材20の外側面
20bに固定されたブラケット38には止めピン37の
基端部が回転不能に挿通された係止溝38aが凹設さ
れ、止めピン37はブラケット38によって回り止めさ
れた状態で出力部材26と第2の座金35とを結合して
いる。
【0035】図4に示すように、連動部材20を縦断す
る中心線a1が連動部材20の正規の基準中心線a0と
斜交した状態で連動部材20が傾いて設置されている場
合には、第1当り面34と第2当り面36とが密接した
ままの状態で、ねじ軸25および出力部材26の軸心c
が連動部材20の中心線a1と斜交するように第2の座
金35が第1当り面33の形状に倣って連動部材20が
傾いた方向へ回動変位し、両座金33,35の相対位置
が連動部材20の中心線a1の傾きに合わせて変化し、
連動部材20の傾きが第2の座金35の動きによって吸
収される。
【0036】上記した実施例によれば、連動部材20が
正規の設置状態で設置されずに各方向へ傾いて設置され
ていても、第1当り面34と第2当り面36とが密接し
たまま第2の座金35が第1当り面34に倣って各方向
へ円弧移動して第1の座金33と第2の座金35との相
対位置が連動部材20の傾きに合わせて変化するので、
連動部材20の傾きを両当り面34,36によって吸収
した状態で出力部材26を設置して出力部材26の設置
状態を常に適正化することができ、アクチュエータ23
の出力部にその軸方向への引張り荷重のみを加えて出力
部材26の動きを円滑化することができる。
【0037】従って、連動部材20の不正設置によって
アクチュエータ23の出力部に曲げモーメントが加えら
れ、アクチュエータ23に過大な負荷が加えられてアク
チュエータ23の耐久性が低下する不具合を解消するこ
とができる。
【0038】また、連結ロッド18が適正な設置状態で
設置されずに傾いて設置されていても、ブラケット28
を連結ピン29の軸心に対して各方向へ傾けた状態でブ
ラケット28と取付け部27とを結合することができる
ので、連結ロッド18の傾きをブラケット28と取付け
部27との遊隙30および通し孔31と連結ピン29と
の遊隙32によって吸収してアクチュエータ本体24の
設置状態を常に適正化することができ、アクチュエータ
本体24の不正設置によってアクチュエータ本体24お
よびねじ軸25に起生する曲げモーメントを無くすこと
ができる。
【0039】さらに、出力部材26が連動部材20を貫
通した状態で出力部材26が連動部材20に押止されて
いるので、連動部材20をアクチュエータ本体24に近
づけて連動部材20からアクチュエータ本体24までの
距離を短縮した状態で連動部材20を設置することがで
き、テーブルリフタLの長手方向の長さを縮小してテー
ブルリフタLをコンパクト化することができる。
【0040】次に、図7に示す本発明の第2実施例につ
いて説明すると、本例ではアクチュエータ40として油
圧シリンダが使用され、アクチュエータ40のアクチュ
エータ本体(シリンダ本体)41の後端に形成された取
付け部43と、連結ロッド18に固定されたブラケット
28との間には遊隙30が形成され、ブラケット28の
先端に貫設された通し孔31にはブラケット28と取付
け部43とを連結する連結ピン29が遊隙32を形成し
て挿通されている。
【0041】連動部材20およびこの連動部材20の外
側面20bに結合された第1の座金33にはアクチュエ
ータ40の出力部材(ピストンロッド)42が遊隙を形
成して挿通された挿通孔20a,33aが貫設されると
ともに、出力部材42の突出部42bには第1の座金3
3の凹球面状の第1当り面34に密接された凸球面状の
第2当り面36を有する第2の座金35が止めピン37
によって結合されている。
【0042】なお、第2実施例の作用と効果については
第1実施例とほぼ同様であるため、その説明を省略す
る。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、連動部材が正
規の設置状態で設置されずに各方向へ傾いて設置されて
いても、第1当り面と第2当り面とが密接したまま第2
の座金が第1当り面に倣って各方向へ円弧移動して第1
の座金と第2の座金との相対位置が連動部材の傾きに合
わせて変化するので、連動部材の傾きを両当り面によっ
て吸収した状態で出力部材を設置して出力部材の設置状
態を常に適正化することができ、アクチュエータの出力
部にその軸方向への引張り荷重のみを加えて出力部材の
動きを円滑化することができる。
【0044】従って、連動部材の不正設置によってアク
チュエータの出力部に曲げモーメントが加えられ、アク
チュエータに過大な負荷が加えられてアクチュエータの
耐久性が低下する不具合を解消することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、連結ロッドが適
正な設置状態で設置されずに傾いて設置されていても、
ブラケットを連結ピンの軸心に対して各方向へ傾けた状
態でブラケットと取付け部とを結合することができるの
で、連結ロッドの傾きをブラケットと取付け部との遊隙
および通し孔と連結ピンとの遊隙によって吸収してアク
チュエータ本体の設置状態を常に適正化することがで
き、アクチュエータ本体の不正設置によってアクチュエ
ータに起生する曲げモーメントを無くすことができる。
【0046】請求項3の発明によれば、出力部材が連動
部材を貫通しているので、連動部材をアクチュエータ本
体に近づけて連動部材からアクチュエータ本体までの距
離を短縮した状態で連動部材を設置することができ、テ
ーブルリフタの長手方向の長さを縮小してテーブルリフ
タをコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すテーブルリフタの側
面図である。
【図2】テーブルリフタの要部の平面図である。
【図3】パンタアーム駆動機構の一部破断平面図であ
る。
【図4】連結ロッドおよび連動部材が不正に設置された
状態を説明するパンタアーム駆動機構の一部破断平面図
である。
【図5】図3のX−X線拡大矢視図である。
【図6】出力部材と、第1の座金と、第2の座金の分解
側断面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すパンタアーム駆動機
構の一部破断平面図である。
【図8】従来のパンタアーム駆動機構の平面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 テーブル 3 パンタアーム 4 第1アーム体 5 第2アーム体 6 中間アーム 18 連結ロッド 20 連動部材 23,40 アクチュエータ 24,41 アクチュエータ本体 26,42 出力部材 28 ブラケット 20 連結ピン 30 遊隙 31 通し孔 33 第1の座金 34 第1当り面 35 第2の座金 36 第2当り面 37 止めピン L テーブルリフタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X形状に交差した状態で結合された1対
    のアーム体を有するパンタアームが、アクチュエータ本
    体および出力部材を備えたアクチュエータの出力部材の
    動きによって上下方向へ伸縮してテーブルが昇降するよ
    うに構成されたテーブルリフタにおいて、前記出力部材
    に連動してこの出力部材の軸方向へ移動する連動部材に
    は球面状に湾曲した第1当り面を有する第1の座金を結
    合し、前記出力部材には前記第1当り面に密接して面接
    触するように湾曲した第2当り面を有し、前記第1当り
    面に倣って各方向へ円弧移動するように前記第1の座金
    に当接された第2の座金を結合したことを特徴とするパ
    ンタアーム駆動機構。
  2. 【請求項2】 アクチュエータ本体に設けた取付け部
    と、パンタアームに結合された連結ロッドによって支持
    され、前記取付け部に連結ピンによって結合されたブラ
    ケットとの間には前記ブラケットの傾動を許容する遊隙
    を形成し、前記ブラケット若しくは前記取付け部には前
    記連結ピンが遊隙を形成して挿通された通し孔を貫設し
    たことを特徴とする請求項1記載のテーブルリフタにお
    けるパンタアーム駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記出力部材をこの出力部材が前記連動
    部材を貫通した状態で設置したことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のテーブルリフタにおけるパンタ
    アーム駆動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002302388A (ja) * 2001-04-03 2002-10-18 Meikikou:Kk 電動式テーブルリフト装置
JP2010126353A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Tsubaki Emerson Co リフトアップ機構
KR200484655Y1 (ko) * 2017-03-24 2017-10-16 이동진 수문 권양장치

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