JP2010125755A - 筆記具用グリップ - Google Patents

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Yasuo Murakoshi
恭夫 村越
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Tombow Pencil Co Ltd
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Abstract

【課題】筆記具の軸体に外挿する際に、軸体への挿入方向に皺寄ることなく容易に差込むことができ、装着後の軸体に対する位置安定性を良好にするとともに、指先へのペン胼胝の発生を和らげることができるようにした筆記具用グリップを提供する。
【解決手段】内筒体2と、この内筒体2に圧嵌状態をもって外嵌した外筒体3とよりなる二重筒構造とし、内筒体2に、その端部2aから軸方向のスリット状または有底溝状の切込み部4を形成するとともに、外筒体3を、径方向に弾性作用をなす軟質材料をもって形成し、かつ内筒体2に対して縮径方向に弾性を付与しうるようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、たとえば鉛筆やボールペン等の筆記具の軸体に装着して使用される筆記具用グリップに関する。
従来の筆記具用グリップにおいては、円筒状の弾性筒体の内周面に、多数の有底溝状の切込を軸方向に向けて形成することにより、弾性筒体を、たとえば断面六角形をなす六角軸型鉛筆などにおける軸体の指先摘み部分に外挿して使用した際に、指先の摘み力に対するクッション効果を高めるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
しかし、前記特許文献1に記載されたグリップでは、鉛筆などの軸体に外挿する際、弾性筒体の内径が、軸体の外径よりも小さいため、弾性筒体の縮径方向の弾力が強くて、容易に差込みにくいことがある。
また、弾性筒体の肉厚が薄くて、腰が弱い弾性筒体の場合には、軸体への挿入方向に波状の凹凸が形成されるように皺寄り易く、グリップ装着後における軸体に対する位置安定性が悪くなるばかりでなく、指先に違和感が生じる。
しかも、そのままの状態で長時間に亘って筆記し続けることによって、指先にペン胼胝を発生させる原因となり易いという問題があった。
実開昭54−128539号公報
本発明は、前記の現状に鑑み、筆記具の軸体に外挿する際に、軸体への挿入方向に皺寄ることなく容易に差込むことができ、装着後の軸体に対する位置安定性を良好にするとともに、指先へのペン胼胝の発生を和らげることができるようにした筆記具用グリップを提供することを目的としている。
上記課題は、「特許請求の範囲」の欄における各請求項に記載するように、次のような構成からなる発明によって解決される。
(1)内筒体と、この内筒体に圧嵌状態をもって外嵌した外筒体とよりなる二重筒構造とするとともに、内筒体に、その端部から軸方向のスリット状または有底溝状の切込み部を形成し、かつ外筒体を、径方向に弾性作用をなす軟質材料をもって形成することにより、外筒体の弾性作用をもって、内筒体に対して縮径方向に弾性を付与しうるようにする。
(2)上記(1)項において、内筒体に、軸方向の全長に亘って1本の切込み部を形成する。
(3)上記(1)項において、内筒体における軸方向の両端部から中央部に向けて、複数の切込み部を周方向に入れ違いに切り込んで設けるとともに、それぞれの周方向に隣り合う切込み端部における軸中央寄りの部分を、交互に重複させる。
(4)上記(3)項において、各切込み部を、軸方向の外側に向けて平面視縦長のV字状に拡開させる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、外筒体を、指先摘み部と、この指先摘み部から軸方向後方に延出するとともに、前記指先摘み部と異なる素材によりなる摘み補助部とより形成し、かつこれら指先摘み部と摘み補助部とを、二色成形をもって、軸方向に一体に形成したものとする。
(6)上記(5)項において、指先摘み部を、軟質素材とし、摘み補助部を硬質素材とする。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によると、内筒体の外周面に外筒体が圧嵌状態をもって外嵌された二重筒構造としてあるため、グリップ全体の腰が強くなり、筆記具に外挿する際に、軸体への挿入方向に皺寄ることなく容易に差し込むことができるとともに、グリップ装着後における筆記具に対する位置安定性が良好となり、指先に違和感を生じることがない。
また、内筒体の端部から軸方向のスリット状または有底溝状の切込み部を形成し、かつ外筒体を、径方向に弾性作用をなす軟質材料をもって形成することにより、外筒体の弾性作用をもって、内筒体に対して縮径方向に弾性を付与しうるようにしてあるため、筆記具における軸体の外径に応じて、内筒体および外筒体を径方向に弾性変形させることができる。
さらに、外筒体が、径方向に弾性作用をなす軟質材料をもって形成してあるため、筆記具に対する位置安定性と相俟って、長時間に亘って筆記し続けても、指先へのペン胼胝の発生を和らげることができる。
請求項2記載の発明によると、内筒体に、軸方向の全長に亘って1本の切込み部を形成してあるため、内筒体の内径を、筆記具の外径に応じて、容易に径方向に弾性変形させることができる。
請求項3記載の発明によると、内筒体における軸方向の両端部から中央部に向けて、複数の切込み部を周方向に入れ違いに切り込んで設けてあるため、内筒体における径方向の弾性変形が、より一層容易になる。
また、各切込み部の周方向に隣り合う軸中央寄りの切込み端部を、交互に重複させてあるため、内筒体の軸方向の中央部においても、筆記具の外径に応じて、径方向の弾性変形が容易になる。
請求項4記載の発明によると、各切込み部を、軸方向の外側に向けて平面視縦長のV字状に拡開させてあるため、筆記具の外径に対する内筒体の開放端部側の径方向の弾性変形がより柔軟となり、筆記具の差込みが、より円滑にかつ容易に行える。
請求項6記載の発明によると、外筒体を、指先摘み部と、この指先摘み部から軸方向後方に延出するとともに、前記指先摘み部と異なる素材によりなる摘み補助部とより形成し、かつこれら指先摘み部と摘み補助部とを、二色成形をもって、軸方向に一体に形成したものとしてあるため、外観の体裁を高めることができる。
請求項7記載の発明によると、指先摘み部を、軟質素材とし、摘み補助部を、硬質素材としてあるため、指先摘み部のクッション効果をより高めることができ、指先へのペン胼胝の発生を和らげることができ、より安定した筆記が行える。
以下、本発明を、図面を参照して詳細に説明する
図1は、本発明における第1実施形態の筆記具用グリップを装着した鉛筆による筆記状態を示す斜視図、図2は、筆記具用グリップの拡大斜視図、図3は、同じく、筆記具用グリップの縦断面図、図4は、図3のIV−IV線拡大縦断面図、図5は、筆記具用グリップの分解斜視図である。
図1〜図5に示すように、本発明の筆記具用グリップ1は、円筒状の内筒体2と、この内筒体2に圧嵌状態をもって同心円状に外嵌した円筒状の外筒体3とよりなる二重筒構造を有しており、鉛筆Pなどの筆記具の軸体の指先摘み部分に外挿されて、使用に供される。
内筒体2は、通常、金属または硬質樹脂等の素材をもって形成され、外筒体3は、径方向に弾性作用をなすゴム等の軟質材料をもって形成されている。
内筒体2には、その前端部2aから後端部2bに至る軸方向の全長に亘って、1本のスリット状の切込み部4が形成されている。
この切込み部4の形成によって、内筒体2に外力または内力が径方向に作用した際に、切込み部4における周方向の切込み幅の縮小または拡開による弾性変形によって、その外力または内力に抗する径方向に反力が生じるように、弾性が付与されるようになっている。
内筒体2の内径は、鉛筆Pの軸体の外径とほぼ同径となっており、また外筒体3の内径は、内筒体2の外径よりも小さくすることにより、内筒体2の外周面に、外筒体3を圧嵌状態をもって外嵌した際に、外筒体3の弾性力が内筒体2に対して外力として縮径方向に作用する。
これにより、内筒体2内に鉛筆Pの軸体が内挿された際に、内筒体2に発生する拡径方向の内力による切込み部4の切込み幅における拡開方向の弾性変形に抗して、内筒体2に縮径方向の弾性を付与し、鉛筆Pの軸体を弾性的に抱持しうるようになっている。
この場合、内筒体2の内径を、鉛筆Pの軸体の外径とほぼ同径としたが、鉛筆Pの軸体の外径よりも大きくし、外筒体3の外嵌状態において、内筒体2の内径が、鉛筆Pの軸体の外径よりも小さくなるようにしてもよい。
内筒体2の両端部2a,2b近傍の内周面は、外側に向けて拡開する傾斜面5に面取りされている(図3参照)。
なお、この傾斜面5は、鉛筆Pの差込み側に相当する端部、たとえば前端2a側のみに形成してもよい。
図6は、本発明における第2実施形態の筆記具用グリップの内筒体を示す斜視図、図7は、図6のVII−VII線における拡大断面図である。
図6および図7に示すように、本実施形態の内筒体6には、その両端から軸方向の中央部に向けて、複数の軸方向のスリット状の切込み部7が、周方向に入れ違いに切り込んで設けられている。
各切込み部7は、軸方向の外側に向けて平面視縦長のV字状に拡開しているとともに、それぞれの周方向に隣り合う切込み端部7aの軸中央寄りの部分を、交互に重複させてある。
前記内筒体6に外嵌される外筒体は、前記第1実施形態と同様な形態のものが用いられる。
なお、この第2実施形態において、切込み部7の切込み端部7aが交互に重複させて切り込まれた内筒体6の軸方向の中央部分に、軸方向の両端が閉塞されたスリット状の切込み部を、周方向に隣り合う切込み部7間に設けるようにすれば、内筒体6の軸方向の中央部分における縮径方向の弾性変形を、一層容易にすることができる。
図8は、本発明の第3実施形態における筆記具用グリップの外筒体を示す拡大中央縦断面図である。
図8に示すように、本実施形態の外筒体8は、主に親指、人差し指、中指の指先によって摘み持たれるゴム質等の軟質素材からなる指先摘み部8Aと、この指先摘み部8Aから、親指と人差し指との付け根部分の間に当接されるように、軸方向後方に延出するとともに、前記指先摘み部8Aと異なる硬質素材からなる摘み補助部8Bとを、二色成形(二重成形)によって、軸方向に一体に形成されている。
なお、外筒体8が外嵌される内筒体は、前記第1または第2実施形態と同様な形態のものが用いられる。
本発明における内筒体の他の実施形態としては、切込み部を、スリット状に代えて、有底溝状にするとともに、内筒体の内外両周面のうちの少なくとも一方に、複数の有底溝状の切込み部を軸方向に向けて形成するなどの手段により、筆記具の外径に応じて、内筒体を径方向に弾性変形させることができるものであってもよい。
また、内筒体の内周面に、例えば筆記具の軸体に対して軸方向の摺動抵抗を弾性的に付与する複数の突条を設けて、グリップ装着後における筆記具に対する位置安定性を良好とするとともに、筆記具からの抜けを防止することなどの手段を施すことも任意である。
さらに、前記した第1および第2実施形態では、外筒体の外嵌によって、内筒体の両端部を弾性的に縮径させるようにしたが、内筒体の前端部から軸方向の中央部に向けて切込み部を形成することにより、筆記具が差し込まれる内筒体の片側端部を弾性的に縮径可能となるようにしてもよい。
本発明における第1実施形態の筆記具用グリップを装着した鉛筆による筆記状態を示す斜視図である。 筆記具用グリップの拡大斜視図である。 同じく、筆記具用グリップの縦断面図である。 図3のIV−IV線拡大縦断面図である。 筆記具用グリップの分解斜視図である。 本発明における第2実施形態の筆記具用グリップの内筒体を示す斜視図である。 図6のVII−VII線における拡大断面図である。 本発明の第3実施形態における筆記具用グリップの外筒体を示す拡大中央縦断面図である。
符号の説明
1 筆記具用グリップ
2 内筒体
2a 前端部
2b 後端部
3 外筒体
4 切込み部
5 傾斜面
6 内筒体
7 切込み部
7a 切込み端部
8 外筒体
8A 指先摘み部
8B 摘み補助部
P 鉛筆(筆記具)

Claims (6)

  1. 内筒体と、この内筒体に圧嵌状態をもって外嵌した外筒体とよりなる二重筒構造とするとともに、内筒体に、その端部から軸方向のスリット状または有底溝状の切込み部を形成し、かつ外筒体を、径方向に弾性作用をなす軟質材料をもって形成することにより、外筒体の弾性作用をもって、内筒体に対して縮径方向に弾性を付与しうるようにしたことを特徴とする筆記具用グリップ。
  2. 内筒体に、軸方向の全長に亘って1本の切込み部を形成した請求項1記載の筆記具用グリップ。
  3. 内筒体における軸方向の両端部から中央部に向けて、複数の切込み部を周方向に入れ違いに切り込んで設けるとともに、それぞれの周方向に隣り合う切込み端部における軸中央寄りの部分を、交互に重複させた請求項1記載の筆記具用グリップ。
  4. 各切込み部を、軸方向の外側に向けて平面視縦長のV字状に拡開させた請求項3記載の筆記具用グリップ。
  5. 外筒体を、指先摘み部と、この指先摘み部から軸方向後方に延出するとともに、前記指先摘み部と異なる素材によりなる摘み補助部とより形成し、かつこれら指先摘み部と摘み補助部とを、二色成形をもって、軸方向に一体に形成したものとした請求項1〜4のいずれかに記載の筆記具用グリップ。
  6. 指先摘み部を、軟質素材とし、摘み補助部を硬質素材とした請求項6記載の筆記具用グリップ。
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