JP2010125585A - パイプ切断機及びパイプの切断方法 - Google Patents

パイプ切断機及びパイプの切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パイプの切断を能率良く行うことができ、更に、切粉の発生を防止することができるパイプ切断機を提供する。
【解決手段】パイプ切断機1は、パイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成するロータリーカッター刃11を有する切込み装置10と、切込み装置10からパイプ60の先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプ60の破断用切込み部61を破断する破断装置20と、を具備している。さらに、パイプ切断機1は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成しながら、切込み装置10から破断装置20に送られてきたパイプ60の破断用切込み部61を破断装置20により破断するものとなされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプ切断機、パイプの切断方法、及び、感光ドラム基体の製造方法に関する。
パイプを所定長さに切断する場合、鋸刃によりパイプを切断することが従来より行われている。この切断方法によれば、切断時に切粉が多量に発生する。そのため、パイプの外表面に切粉が付着することで品質不良が発生したり、切粉を除去する作業や集塵装置が必要となったりするという欠点があった。
そこで、切粉の発生を防止するため、ロータリーカッター刃によりパイプの肉厚全体を切断する方法が知られている。しかしながら、この切断方法では、切断時に生じるロータリーカッター刃の側面とパイプの切断部との接触摩擦抵抗力によって、パイプ切断品の切断部が変形してしまい、パイプ切断品の真円度が低下するという欠点があった。
また、ロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成し、その後、パイプの破断用切込み部を外力によって破断する方法が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭54−132883号公報 特開昭51−83286号公報
しかしながら、この切断方法によれば、パイプの外表面に切込み部を形成する場所と同じ場所でパイプの切込み部を破断していた。そのため、パイプの外表面に切込み部を形成する切込み工程と、パイプの切込み部を破断する破断工程とを同時に行うことができなかった。その結果、パイプの切断作業に時間がかかり、パイプの切断作業能率が悪かった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、パイプを複数個に切断する場合において、パイプの切断を能率良く行うことができ、更に、切粉の発生を防止することができるパイプ切断機、パイプの切断方法、及び、感光ドラム基体の製造方法を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] パイプの外表面に破断用切込み部を形成するロータリーカッター刃を有する切込み装置と、
前記切込み装置からパイプの先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置と、
パイプをその先端方向に前進させてパイプの破断用切込み部を前記切込み装置から前記破断装置へ送る送り装置と、を具備し、
前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、前記切込み装置から前記破断装置に送られてきたパイプの破断用切込み部を前記破断装置により破断するものとなされていることを特徴とするパイプ切断機。
[2] 前記切込み装置は、ロータリーカッター刃を1個のみ有している前項1記載のパイプ切断機。
[3] 前記破断装置によりパイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測する破断抵抗力計測装置と、
前記破断抵抗力計測装置により計測された破断抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第1切込み量制御装置と、を具備している前項1又は2記載のパイプ切断機。
[4] 前記第1切込み量制御装置は、破断抵抗力が所定の範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている前項3記載のパイプ切断機。
[5] 前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測する切込み抵抗力計測装置と、
前記切込み抵抗力計測装置により計測された切込み抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第2切込み量制御装置と、を具備している前項1〜4のいずれかに記載のパイプ切断機。
[6] 前記第2切込み量制御装置は、切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている前項5記載のパイプ切断機。
[7] 前記切込み装置と前記破断装置との間の距離が変更可能になるように切込み装置と破断装置とが配置されている前項1〜6のいずれかに記載のパイプ切断機。
[8] パイプをクランプするクランプ装置を具備しており、
前記クランプ装置は、パイプの外表面に当接するクランプ面を有するクランプ部材と、前記クランプ部材を着脱可能に保持する保持部材とを備え、
前記保持部材には蟻溝状の凹条部が設けられ、
前記クランプ部材には前記凹条部に対応する凸条部が設けられ、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に抜出可能にスライド挿入されることにより、前記クランプ部材が前記保持部材に着脱可能に保持されるとともに、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に挿入された状態で、凸条部が横方向に押されることにより、凹条部の深さ方向に対する凸条部の位置が固定されている前項1〜7のいずれかに記載のパイプ切断機。
[9] 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである前項1〜8のいずれかに記載のパイプ切断機。
[10] 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである前項1〜9のいずれかに記載のパイプ切断機。
[11] 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである前項1〜10のいずれかに記載のパイプ切断機。
[12] パイプの外表面にロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成し、
パイプの破断用切込み部をパイプの先端方向に前進させ、
次いで、パイプの外表面にロータリーカッター刃により新たな破断用切込み部を形成しながら、パイプの先端方向に前進されたパイプの破断用切込み部を破断することを特徴とするパイプの切断方法。
[13] パイプの外表面に1個のみのロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成する前項12記載のパイプの切断方法。
[14] パイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測し、
破断抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する前項12又は13記載のパイプの切断方法。
[15] 破断抵抗力が予め設定された範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する前項14記載のパイプの切断方法。
[16] ロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測し、
切込み抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する前項12〜15のいずれかに記載のパイプの切断方法。
[17] 切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する前項16記載のパイプの切断方法。
[18] ロータリーカッター刃を有する切込み装置と、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置との間の距離を変更させる前項12〜17いずれかに記載のパイプの切断方法。
[19] パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断する前項12〜18のいずれかに記載のパイプの切断方法。
[20] パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する前項12〜19のいずれかに記載のパイプの切断方法。
[21] パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する前項12〜20のいずれかに記載のパイプの切断方法。
[22] 素管を所定の長さに切断することにより、感光ドラム基体を製造する方法であって、
素管を前項12〜21のいずれかに記載のパイプの切断方法により切断することを特徴とする感光ドラム基体の製造方法。
本発明は以下の効果を奏する。
[1]の発明では、パイプ切断機は、切込み装置からパイプの先端方向に離れた位置に破断装置が配置されるとともに、切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、切込み装置から破断装置に送られてきたパイプの破断用切込み部を破断装置により破断するものとなされている。そのため、パイプの外表面に切込み部を形成する切込み工程と、パイプの切込み部を破断する破断工程とを同時に行うことができる。これにより、パイプの切断を能率良く行うことができる。
さらに、このパイプ切断機は、鋸刃によりパイプを切断する装置ではなく、ロータリーカッター刃を有する切込み装置と破断装置とを備えているので、切粉の発生を防止することができる。
[2]の発明では、切込み装置はロータリーカッター刃を1個のみ有しているので、切粉の発生を確実に防止することができる。その理由は次のとおりである。
もし仮に切込み装置がパイプの周方向に並んで配置された複数個のロータリーカッター刃を有するものであって、複数個のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する場合には、パイプの外表面に破断用切込み部を迅速に形成することができ、つまり破断用切込み部の形成を能率良く行うことができるという利点がある。しかしながらその反面、この場合には、複数個のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成するときに、パイプの外表面上における複数個のロータリーカッター刃の通過軌跡線がパイプの軸方向に少しでもずれていると、細糸状の切粉が発生するという欠点がある。
これに対して、1個のみのロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する場合には、そのような欠点はなく、すなわち切粉の発生を確実に防止することができる。さらにこの場合には、破断用切込み部の形成に時間がかかるものの、切込み部の形成と同時にパイプの切込み部の破断が行われているので、パイプの切断に要する時間を短縮することができる。
[3]の発明では、第1切込み量制御装置によって切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御することにより、パイプ切断品の品質を安定させることができる。
[4]の発明では、作業者等に対してパイプ切断品の品質などに関する異常情報を報知することができるか、又は/及び、パイプの切断を停止することができる。
[5]の発明では、第2切込み量制御装置によって切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御することにより、パイプ切断品の品質を確実に安定させることができる。
[6]の発明では、作業者等に対してパイプ切断品の品質などに関する異常情報を報知することができるか、又は/及び、パイプの切断を停止することができる。
[7]の発明では、切込み装置と破断装置との間の距離が変更可能になるように切込み装置と破断装置が配置されているので、所望するパイプ切断品の長さに応じて切込み装置と破断装置との間の距離を変更することができる。すなわち、パイプを色々な長さに切断することができる。
[8]の発明では、クランプ装置のクランプ部材は保持部材に着脱可能に保持されている。そのため、パイプの直径に応じてクランプ部材を交換することができる。
さらに、保持部材の蟻溝状の凹条部内にクランプ部材の凸条部が挿入された状態で、凸条部が横方向に押されることにより、凹条部の深さ方向に対する凸条部の位置が固定されているので、保持部材に対するクランプ部材の取り付け位置の再現性が高いという利点がある。
[9]〜[11]の発明では、パイプの破断用切込み部を確実に破断することができる。
[12]〜[18]の発明は、それぞれ上記[1]〜[7]の発明と同様の効果を奏する。
[19]〜[21]の発明は、それぞれ上記[9]〜[11]の発明と同様の効果を奏する。
[22]の発明では、高品質な感光ドラム基体を得ることができる。
次に、本発明の一実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパイプ切断機の構成を説明するためのパイプ切断機の概略側面図である。このパイプ切断機1は、長尺なパイプ60を所定の長さに定尺に複数個に切断するものである。
パイプ60は、例えば引抜丸パイプからなるものである。本実施形態では、パイプ60は例えば感光ドラム基体用の素管である。したがって、このパイプ切断機1を用いたパイプ60の切断方法によってパイプ60を所定の長さに切断することにより得られたパイプ切断品62は、感光ドラム基体に用いられるものである。感光ドラム基体は、例えば電子写真装置(複写機、レーザビームプリンタ等)に用いられるものであり、その外表面にはOPC(有機光導電体)膜等の所定の膜が塗工される。そのため、このパイプ切断品62に対しては、その外表面に切粉が付着していないこと、切断部にバリが発生していないこと、真円度が高いこと、等が要求される。
パイプ60の材質はアルミニウム(その合金を含む)等の金属である。パイプ60の断面形状は円環状である。パイプ60の外径は例えば24〜30mm、パイプ60の肉厚は例えば0.5〜1mmであり、パイプ60の長さは例えば6000〜8000mmである。また、パイプ切断機1によるパイプ60の切断長さ(即ちパイプ切断品62の長さ)は、例えば246〜357mmである。ただし本発明では、パイプ60の外径、肉厚、長さ及び切断長さは、上記の範囲であることに限定されるものではなく、用途に応じて設定されるものである。
図1に示すように、パイプ切断機1は、切込み装置10、破断装置20、送り装置30、破断抵抗力計測装置50、第1切込み量制御装置51、切込み抵抗力計測装置52、第2切込み量制御装置53、主制御装置59等を具備している。以下に各装置の構成を説明する。
<切込み装置10>
切込み装置10は、ディスク状のロータリーカッター刃11を有している。ロータリーカッター刃11は、水平に配置されたパイプ60の外表面に破断用切込み部61をその周方向の全周に亘って環状に形成するものである。ロータリーカッター刃11の外周縁部の刃先にはその全周に亘って切れ刃が形成されている。ロータリーカッター刃11の個数は1個又は複数個である。本実施形態では、ロータリーカッター刃11の個数は1個のみである。なお、もしロータリーカッター刃11の個数が複数個(例:2〜3個)である場合には、複数個のロータリーカッター刃11は、パイプの60周囲にパイプ60の周方向に間隔をおいて並んで配置される。
ロータリーカッター刃11は、自転回転可能なものであり、パイプ60を中心にパイプ60の周囲を公転回転可能に且つパイプ60の半径方向に移動可能に配置されている。そして、切込み装置10は、ロータリーカッター刃11の刃先をパイプ60の外表面にパイプ60の中心軸に向かって所定の押付け力で押し付けた状態で、ロータリーカッター刃11をパイプ60を中心にパイプ60の周囲を1回転以上、公転回転させることにより、パイプ60の外表面に破断用切込み部61をその周方向の全周に亘って環状に形成するものとなされている。破断用切込み部61の切込み量の変更は、後述する第1切込み量制御装置51や第2切込み量制御装置53によってロータリーカッター刃11のパイプ半径方向の移動量を変更することにより、行われる。
さらに、切込み装置10は、ロータリーカッター刃11の入側近傍及び出側近傍にそれぞれ配置された入側クランプ装置40A及び出側クランプ装置40Bを備えている。
各クランプ装置40A、40Bは、パイプ60を着脱可能にクランプ保持するものであり、さらに、パイプ60をその軸を中心に回転不能に且つその軸方向に移動不能にクランプ保持するものである。両クランプ装置40A、40Bの構成は互いに同じである。両クランプ装置40A、40Bの構成について、両者を代表して入側クランプ装置40Aの構成を以下に説明する。
クランプ装置40Aにはクランプ装置40Aの動作を制御する動作制御部49が設けられている。さらに、図5に示すように、クランプ装置40は、パイプ60の外表面に当接するクランプ面45、45を有する互いに対向状に配置された上下一対のクランプ部材44、44と、各クランプ部材44を着脱可能に保持する一対の保持部材41、41と、を備えている。各クランク部材44のクランプ面45には、パイプ60の外表面に嵌合する断面円弧状の凹部45aが形成されている。
各保持部材41には蟻溝状の凹条部42が設けられている。各クランプ部材44には凹条部42に対応する凸条部46が一体に設けられている。そして、クランプ部材44の凸条部46は、保持部材41の凹条部42内に抜出可能にスライド挿入されており、これにより、クランプ部材44は保持部材41に着脱可能に取り付けられて保持部材41から脱落にないように保持されている。
また、保持部材41にはその外側面と凹条部42の傾斜状内側面とを連通したネジ孔42が設けられるとともに、このネジ孔42にクランプレバー47の押しボルト48が螺挿されており、クランプレバー47を正回転や逆回転させることにより押しボルト48の先端部が凹条部42に対して横方向に出没するものとなされている。そして、クランプ部材44の凸条部46が保持部材41の凹条部42内に挿入された状態のもとで、凸条部46の傾斜状側面46aがクランプレバー47の押しボルト48の先端部で横方向に押されることにより、凸条部46が凹条部42の深さ方向に僅かに移動されてクランプ部材44が保持部材41に強く密着し、これにより、凹条部42の深さ方向に対する凸条部46の位置が固定されている。一方、クランプレバー47の押しボルト48の先端部で凸条部46の傾斜状側面46aを押すのを止めると、凸条部46の位置の固定が解除される。このようにして、クランプ部材44が保持部材41に保持されている。
さらに、このクランプ部材44は、パイプ60の直径に応じて交換可能である。例えば、図6に示した交換用クランプ部材44は、そのクランプ面45に小径のパイプ60の外表面に嵌合する断面円弧状の凹部45aが形成されている。クランプ部材44の交換方法は次のとおりである。すなわち、クランプレバー47の押しボルト48の先端部で凸条部46の傾斜状側面46aを押すのを止めたのち、凸条部46を凹条部42内からスライド抜出することにより、クランプ部材44を保持部材41から取り外す。次いで、交換用クランプ部材44の凸条部46を保持部材41の凹条部42内にスライド挿入し、そして凸条部46の傾斜状側面46aをクランプレバー47の押しボルト48の先端部で横方向に押すことにより、凹条部42の深さ方向に対する凸条部46の位置を固定する。このような手順によりクランプ部材44を交換することができる。
<破断装置20>
図1に示すように、破断装置20は、切込み装置10のロータリーカッター刃11により形成されたパイプ60の破断用切込み部61を破断し、これにより、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62(即ちパイプ切断品)をパイプ60(詳述するとパイプ本体)から切断(分断)するものである。この破断装置20は、切込み装置10からパイプ60の先端方向(下流方向)に離れた位置に配置されており、サーボモータ21の駆動力によってパイプ60の破断用切込み部61を破断するように構成されている。
破断装置20の構成を詳述すると次のとおりである。破断装置20は、サーボモータ21により回転駆動する回転板22と、パイプ60の先端部に内嵌されることでパイプ60の先端部をチャック保持するチャック部材24と、回転板22とチャック部材24とを連結したリンク機構23と、を備えている。そして、この破断装置20は、回転板22を回転させると、回転板22の回転動作がリンク機構23を介してチャック部材24に上下の揺動動作として伝達されるように構成されている。したがって、この破断装置20では、パイプ60の先端部をチャック部材24により保持した状態で回転板22を回転させると、チャック部材24が上下に揺動し、これにより、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62(即ちパイプ切断品)が破断用切込み部61から折曲されてパイプ60の破断用切込み部61が破断されるものとなる。
さらに、このパイプ切断機1は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に新たな破断用切込み部61を形成しながら、送り装置30により切込み装置10から破断装置20に送られてきたパイプ60の破断用切込み部61を破断装置20により破断するように構成されている。
<送り装置30>
送り装置30は、パイプ60をその先端方向に前進させてパイプ60の破断用切込み部61を切込み装置10から破断装置20へ定尺に送るものである。この送り装置30は、パイプ60をクランプ保持するクランプ装置40Cと、クランプ装置40Cを切込み装置10と破断装置20との間を往復移動させる移動機構32と、を備えている。
クランプ装置40Cの構成は、上記切込み装置10のクランプ装置40A、40Bと同じである。
移動機構32は、外周面に螺子が全長に亘って形成された螺子棒33と、螺子棒33に噛合する螺子孔34aを有するステージ台34と、螺子棒33を回転駆動させる駆動源35と、ガイドレール36とを備えている。
螺子棒33は、パイプ60の送り方向と平行に配置されている。
駆動源35は、サーボモータからなるものであり、螺子棒33の一端部に設けられている。
ステージ台34は、その螺子孔34a内に螺挿された螺子棒33が駆動源35により回転駆動することによって、切込み装置10と破断装置20との間を移動されるものである。このステージ台34上にはクランプ装置40Cが固定状態に設置されている。
ガイドレール36は、ステージ台34が所定方向に移動されるように案内するものである。
さらに、パイプ切断機1は、切込み装置10の上流側に配置されるとともにパイプ60を切込み装置10の上流側から切込み装置10へ送る補助送り装置(図示せず)を備えている。
<切込み装置10と破断装置20との間の距離の変更機構>
このパイプ切断機1は、切込み装置10と破断装置20との間の距離が距離変更機構(図示せず)によって変更可能に構成されている。この変更機構の構成は次のとおりである。
切込み装置10と破断装置20のうち少なくとも一方は、パイプ60の先端方向(即ち、送り装置30によるパイプ60の破断用切込み部61の送り方向)と平行に移動可能に配置されている。本実施形態では、切込み装置10と破断装置20は、互いに独立してパイプ60の先端方向と平行にガイドレール(図示せず)等に沿って移動可能に配置されている。切込み装置10には切込み装置10をパイプ60の先端方向と平行に移動させる移動用駆動源(例:サーボモータ)55が接続されており、破断装置20には破断装置20をパイプ60の先端方向と平行に移動させる移動用駆動源(例:サーボモータ)56が接続されている。そして、切込み装置10の移動用駆動源55と破断装置20の移動用駆動源56とのうち少なくとも一方を動作させることにより、切込み装置10と破断装置20との間の距離が変更されるものとなされている。
なお本発明では、手動で切込み装置10と破断装置20との間の距離が変更されるようになっていても良いし、あるいは自動で距離が変更されるようになってい良い。また本発明では、切込み装置10と破断装置20のうちいずれか一方だけがパイプ60の先端方向と平行に移動可能に配置されていても良い。
<破断抵抗力計測装置50と第1切込み量制御装置51>
破断抵抗力計測装置50は、破断装置20によりパイプ60の破断用切込み部61を破断する際の破断抵抗力を計測するものであり、破断装置20に接続されている。
第1切込み量制御装置51は、破断抵抗力計測装置50により計測された破断抵抗力に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御するものであり、切込み装置10に接続されている。また、第1切込み量制御装置51と破断抵抗力計測装置50は制御信号線を介して互いに接続されている。
さらに、第1切込み量制御装置51は、破断抵抗力が所定の範囲(即ち予め設定された範囲)から外れた場合、異常情報を直ちに報知するか、又は/及び、パイプ切断機1によるパイプ60の切断を直ちに停止させるものとなされている。異常情報は、例えば、切断異常が発生したことをスピーカーにより音声や音(例:異常警報音)で報知されるか、切断異常の発生を示すランプの点灯や点滅により報知されるか、又は/及び、ディスプレイ等の表示装置に異常情報を文字や図等で表示することにより報知される。このような異常情報の報知によって、報知対象者としての作業者(オペレータ)等は、パイプ60の切断に異常が発生してパイプ切断品62の品質が低下したなどの情報を知ることができる。また、第1切込み量制御装置51は、パイプ60の切断を停止させる場合、パイプ切断機1(詳述すると、切込み装置10、破断装置20、送り装置30等)にその動作を停止させる停止信号を送ることにより、パイプ60の切断を停止させるものとなされている。
破断抵抗力計測装置50による破断抵抗力の計測と、第1切込み量制御装置51による切込み量の制御は、具体的には次のように行われる。
図3に示すように、破断用切込み量が相異する複数個のサンプルパイプについて、破断装置20によりサンプルパイプの破断用切込み部を破断した際の破断装置駆動用サーボモータ21の実行負荷率と、破断抵抗力を計測可能な破断試験機により同サンプルパイプの破断用切込み部を破断した際の破断抵抗力との関係を、予め調べておく。さらに、破断試験機により破断された各サンプルパイプの切断品の品質について調べ、切断品の品質が良い場合における破断抵抗力の範囲及び切込み量の範囲をそれぞれ「非補正領域(正常領域)」及び「適正切込み量」として、切断品の品質がやや悪い場合における破断抵抗力の範囲及び切込み量の範囲をそれぞれ「補正領域」及び「不適正切込み量」として、切断品の品質が非常に悪い場合における切断抵抗力の範囲及び切込み量の範囲をそれぞれ「異常領域」及び「異常切込み量」として予め設定しておく。このような調査設定データは、第1切込み量制御装置51に記憶される。なお、1kgf=約9.8Nである。
そして、パイプ切断機1によりパイプ60を切断した場合において、破断装置20によりパイプ60の破断用切込み部61を破断した際のサーボモータ21の実行負荷率が「非補正領域」から外れて「補正領域」である場合、サーボモータ21の実行負荷率が「非補正範囲」に入るように切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を第1切込み量制御装置51により制御する。また、サーボモータ21の実行負荷率が「非補正領域」から外れて「異常領域」である場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプ60の切断を停止する。
<切込み抵抗力計測装置52と第2切込み量制御装置53>
切込み抵抗力計測装置52は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する際の切込み抵抗力を計測するものであり、切込み装置10に接続されている。
第2切込み量制御装置53は、切込み抵抗力計測装置52により計測された切込み抵抗力に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御するものであり、切込み装置10に接続されている。また、第2切込み量制御装置53と切込み抵抗力計測装置52は制御信号線を介して互いに接続されている。
さらに、第2切込み量制御装置53は、切込み抵抗力が所定の範囲(即ち予め設定された範囲)から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプ60の切断を停止させるものとなされている。なお、第2切込み量制御装置53による異常情報の報知方法とパイプ60の切断の停止方法は、上述した第1切込み量制御装置51による異常情報の報知方法とパイプ60の切断の停止方法と同じである。
第2切込み量制御装置53による切込み量の制御は、具体的には次のように行われる。
図4は、パイプ切断機1によりパイプ60を定尺に複数回(例:50回)切断した場合において、パイプ切断機1によるパイプ60の切断回数と、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を第2切込み量制御装置53により制御したときの切込み量の補正量との関係を示す図(グラフ)である。
図4に示すように、切込み抵抗力計測装置52により計測された切込み抵抗力は予め設定された基準値と比較され、基準値と切込み抵抗力との差が0(ゼロ)になるように切込み量が補正制御される。もし、基準値と切込み抵抗力との差が所定の補正下限(例:−0.2mm)と所定の補正上限(例:0.2mm)との間の範囲外である場合と、当該差が複数回連続して前記範囲外であってその連続回数が所定の回数(例:2回)以上である場合(ケースA)と、当該差は前記範囲内であるけれども切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数(例:7回)以上である場合(ケースB)とのうち少なくとも一つの場合には、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプ60の切断を停止する。
<主制御装置59>
主制御装置59は、パイプ切断機1の主要な複数の装置、すなわち、切込み装置10(クランプ装置40A、40Bを含む)、破断装置20、送り装置30(クランプ装置40Cを含む)、破断抵抗力計測装置50、第1切込み量制御装置51、切込み抵抗力計測装置52、第2切込み量制御装置53などを統括して制御するものであり、CPU、記憶部等を有するプラグラム可能なコンピュータから構成されている。この主制御装置59には、後述するパイプ60の切断工程を順次行うプラグラムが記憶される。主制御装置59と各装置(10、20、30、50、51、52、53など)は、制御信号線(図示せず)を介して互いに接続されている。
次に、本実施形態のパイプ切断機1を用いてパイプ60を所定の長さに定尺に切断する方法について、図2A〜2Mを参照して以下に説明する。
図2A〜2Mは、パイプ切断機1を用いてパイプ60を切断する工程を示す工程図である。これらの工程は、主制御装置59に予め記憶されたプラグラムに従って自動的に順次行われる。なお、これらの図には、各制御装置(50、51、52、53、59)及び駆動源(55、56)は図示省略されている。
図2Aに示すように、まず、パイプ切断機1の送り装置30を、切込み装置10と破断装置20との間における切込み装置10の近傍位置に配置する。以下では、送り装置30のこの位置を、送り装置10の原点位置という。
次いで、図2Bに示すように、補助送り装置(図示せず)により長尺なパイプ60をその先端方向に前進させて切込み装置10の上流側から切込み装置10へ送る。そして、パイプ60の先端から切込み装置10のロータリーカッター刃11の切込み位置までの長さが所定の長さ(即ちパイプ切断品62の長さ)になったとき、補助送り装置によるパイプ60の送りを停止する。
次いで、図2Cに示すように、切込み装置10の入出両側クランプ装置40A、40Bによりパイプ60をクランプ保持する。
次いで、図2Dに示すように、切込み装置10のロータリーカッター刃11の刃先をパイプ60の外表面に押し付け、この状態で、ロータリーカッター刃11をパイプ60を中心にパイプ60の周囲を1回転以上、公転回転させることにより、パイプ60の外表面にその周方向の全周に亘って所定深さの破断用切込み部61を形成する。
本発明では、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量は、パイプ60の肉厚、パイプ60の直径などに応じて様々に設定されるものであるが、特に、パイプ60の外表面に深さ方向に切込み部61を形成したときのパイプ60の周壁部の残存厚さが0.05〜0.15mmになるように、パイプ60の外表面に切込み部61を形成するのが望ましい。
次いで、図2Eに示すように、ロータリーカッター刃11をパイプ60の外表面から引き離すとともに、送り装置30のクランプ装置40Cによりパイプ60をクランプ保持する。
次いで、図2Fに示すように、切込み装置10の入出両側クランプ装置40A、40Bによるパイプ60のクランプを解除する。
次いで、図2Gに示すように、送り装置30の移動機構32を動作させることにより、送り装置30のクランプ装置40Cを破断装置20の近傍位置に移動させる。これにより、パイプ60の破断用切込み部61は、送り装置30によってパイプ10の先端方向に前進して切込み装置10から切込み装置10と破断装置20との間の略中間位置に送られる。
次いで、図示していないが、送り装置30のクランプ装置40Cによるパイプ60のクランプを解除した後、送り装置30のクランプ装置40Cを移動機構32により原点位置に戻す。
次いで、上記の図2B〜2Gに示した工程を再度行い、これにより、図2Hに示すように、パイプ60の一回目の破断用切込み部61を破断装置20に送るとともに、パイプ60の先端部にチャック部材24を内嵌させることでパイプ60の先端部をチャック部材24でチャック保持する。
次いで、図2Iに示すように、切込み装置10の入出両側クランプ装置40A、40Bによりパイプ60をクランプ保持する。
次いで、図2Jに示すように、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に新たな破断用切込み部61を形成しながら、破断装置20によりパイプ60の破断用切込み部61を破断し、これにより、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62(即ちパイプ切断品62)をパイプ60(詳述するとパイプ本体)から切断(分断)する。
破断装置20によるパイプ60の破断用切込み部61の破断方法は、次のとおりである。すなわち、図1に示すように、サーボモータ21により回転板22を回転駆動させることによって、チャック部材24を上下に揺動させる。この揺動動作により、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62(即ちパイプ切断品62)が破断用切込み部61から折曲されて当該切込み部61が破断され、もってパイプ切断品62が得られる。
次いで、図2Kに示すように、ロータリーカッター刃11をパイプ60の外表面から引き離すとともに、送り装置30のクランプ装置40Cによるパイプ60のクランプを解除する。
次いで、図2Lに示すように、送り装置30のチャック装置40Cを移動機構32により原点位置に戻す。また、チャック部材24にチャック保持されたパイプ切断品62をチャック部材24から取り外し、このパイプ切断品62を感光ドラム基体を製造するための次の装置へ搬送する。
そして、上記の図2H〜2Lに示した工程を、パイプ60から定尺なパイプ切断品62をなるべく多く取得できるよう繰り返す。
以上の工程により、パイプ60を所定の長さに定尺に切断することができ、もってパイプ60から定尺な複数個の高品質なパイプ切断品62、すなわち高品質な感光ドラム基体を得ることができる。
なお、図2Mに示すように、パイプ切断機1によりパイプ60をその基端部まで切断した場合には、パイプ60の基端部を切込み装置10から落下させるか、あるいはパイプ60の基端部を送り装置30により破断装置20に送ってチャック部材24にチャック保持させる。そして、パイプ60の基端部をパイプ切断機1から取り出す。
以上のようなパイプ60の切断方法において、パイプ60の破断用切込み部61を破断装置20により破断する際の破断抵抗力を、破断抵抗力計測装置50により計測する。そして、この破断抵抗力50に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を第1切込み量制御装置51により制御する。またこのとき、破断抵抗力が所定の範囲から外れていた場合には、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプ60の切断を停止する。
なお、破断抵抗力計測装置50による破断抵抗力の計測と、第1切込み量制御装置51による切込み量の制御は、上述したように行われる。
また、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する際の切込み抵抗力を、切込み抵抗力計測装置52により計測する。そして、この切込み抵抗力に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を第2切込み量制御装置53により制御する。またこのとき、切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、ロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合には、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する。
なお、第2切込み量制御装置53による切込み量の制御は、上述したように行われる。
而して、本実施形態のパイプ切断機1には次の利点がある。
パイプ切断機1は、切込み装置10からパイプ60の先端方向に離れた位置に破断装置20が配置されるとともに、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成しながら、切込み装置10から破断装置20に送られてきたパイプ60の破断用切込み部60を破断装置20により破断するものとなされている。そのため、パイプ60の外表面に切込み部61を形成する切込み工程と、パイプ60の切込み部61を破断する破断工程とを同時に行うことができる。これにより、パイプ60の切断を能率良く行うことができる。
さらに、このパイプ切断機1は、鋸刃によりパイプを切断する装置ではなく、ロータリーカッター刃11を有する切込み装置10と破断装置20とを備えているので、切粉の発生を防止することができる。そのため、切粉の付着によるパイプ切断品62の不良率を大幅に低減することができるし、また切粉の除去装置をパイプ切断機1に必ずしも設置しなくて良く、その結果、例えば感光ドラム基体の製造コストを引き下げることができる。
もとより、このパイプ切断機1は、ロータリーカッター刃11によりパイプ60の肉厚全体を切断するものではないので、パイプ切断品62の切断部の変形が殆どなく、パイプ切断品62の真円度が高いという利点がある。したがって、このパイプ切断機1を用いてパイプ60を切断して得られたパイプ切断品62は、特に感光ドラム基体に好適に用いられる。
さらに、切込み装置10はロータリーカッター刃11を1個のみ有しているので、切粉の発生を確実に防止することができる。その理由は次のとおりである。
もし仮に切込み装置10がパイプ60の周方向に並んで配置された複数個のロータリーカッター刃11を有するものであって、複数個のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する場合には、パイプ60の外表面に破断用切込み部61を迅速に形成することができ、つまり破断用切込み部61の形成を能率良く行うことができるという利点がある。しかしながらその反面、この場合には、複数個のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成するときに、パイプ60の外表面上における複数個のロータリーカッター刃11の通過軌跡線がパイプ60の軸方向に少しでもずれていると、細糸状の切粉が発生するという欠点がある。
これに対して、本実施形態のように1個のみのロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する場合には、そのような欠点はなく、すなわち切粉の発生を確実に防止することができる。さらにこの場合には、破断用切込み部61の形成に時間がかかるものの、切込み部61の形成と同時にパイプ60の切込み部61の破断が行われているので、パイプ60の切断に要する時間を短縮することができる。
さらに、このパイプ切断機1は、破断装置20によりパイプ60の破断用切込み部61を破断する際の破断抵抗力を計測する破断抵抗力計測装置50と、破断抵抗力計測装置50により計測された破断抵抗力に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御する第1切込み量制御装置51と、を具備している。したがって、第1切込み量制御装置51によって切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御することにより、パイプ切断品62の品質を安定させることができる。
さらに、第1切込み量制御装置51は、破断抵抗力が所定の範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプ60の切断を停止させるものとなされている。したがって、作業者等に対してパイプ切断品62の品質などに関する異常情報を報知することができるか、又は/及び、パイプ60の切断を停止することができる。
さらに、このパイプ切断機1は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する際の切込み抵抗力を計測する切込み抵抗力計測装置52と、切込み抵抗力計測装置52により計測された切込み抵抗力に基づいて、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御する第2切込み量制御装置53と、を具備している。したがって、第2切込み量制御装置53によって切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量を制御することにより、パイプ切断品62の品質を確実に安定させることができる。
さらに、第2切込み量制御装置53は、切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、切込み装置10のロータリーカッター刃11によるパイプ60の外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている。したがって、作業者等に対してパイプ切断品62の品質などに関する異常情報を報知することができるか、又は/及び、パイプ60の切断を停止することができる。さらに、パイプ切断品62の品質について傾向管理をすることができる。
さらに、切込み装置10と破断装置20との間の距離が変更可能になるように切込み装置10と破断装置20が配置されているので、所望するパイプ切断品62の長さに応じて切込み装置10と破断装置20との間の距離を変更することができる。すなわち、パイプ60を色々な長さに切断することができる。
さらに、クランプ装置40A、40B、40Cのクランプ部材44が保持部材41に着脱可能に保持されているので、パイプ60の直径に応じてクランプ部材44を交換することができる。
さらに、保持部材41の蟻溝状の凹条部42内にクランプ部材44の凸条部46が挿入された状態で、凸条部46が横方向に押されることにより、凹条部42の深さ方向に対する凸条部46の位置が固定されているので、保持部材41に対するクランプ部材44の取り付け位置の再現性が高いという利点がある。
而して、本発明では、破断装置20は、図示していないが、クランプ装置40A、40B、40Cによりパイプ60を回転不能にクランプ保持した状態で、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62をパイプ60の軸を中心に捻ることにより、パイプ60の破断用切込み部61を破断するものであっても良い。
さらに、本発明では、破断装置20は、図示していないが、クランプ装置40A、40B、40Cによりパイプ60をその軸方向に移動不能にクランプ保持した状態で、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62をパイプ60の先端方向に引っ張ることにより、パイプ60の破断用切込み部61を破断するものであっても良い。
さらに、本発明では、破断装置20は、これらを組み合わせて構成されたものであっても良い。
また、本発明は、上記実施形態に示したものであることに限定されるものではなく、様々に変更可能である。
例えば、本発明では、切込み装置10のロータリーカッター刃11の個数は、切粉の発生を確実に防止することができる点で1個であることが望ましいが、その他に、例えば、ロータリーカッター刃11の個数が複数個であって、複数個のロータリーカッター刃11がパイプ60の周方向に間隔をおいて並んで配置されていても良い。この場合には、パイプ60の外表面に破断用切込み部61を迅速に形成することができ、つまり破断用切込み部61の形成を能率良く行うことができるという利点がある。
また、本発明では、パイプ60は、感光ドラム基体用素管であることが望ましいが、その他の用途に用いられるものであっても良い。
本発明は、感光ドラム基体をはじめ様々な用途に用いられるパイプを切断するためのパイプ切断機、パイプの切断方法、及び、感光ドラム基体の製造方法に利用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係るパイプ切断機の概略側面図である。 図2Aは、同パイプ切断機によりパイプを切断する前の状態の側面図である。 図2Bは、同パイプ切断機の切込み装置にパイプを搬送した状態の側面図である。 図2Cは、同パイプ切断機の切込み装置の入出両側クランプ装置によりパイプをクランプした状態の側面図である。 図2Dは、同パイプ切断機の切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する途中の状態の側面図である。 図2Eは、同パイプ切断機の送り装置のクランプ装置によりパイプをクランプした状態の側面図である。 図2Fは、同パイプ切断機の切込み装置の両クランプ装置によるパイプのクランプを解除した状態の側面図である。 図2Gは、同パイプ切断機の送り装置によりパイプをその先端方向に前進させた状態の側面図である。 図2Hは、同パイプ切断機の送り装置によりパイプの破断用切込み部を破断装置に送った状態の側面図である。 図2Iは、同パイプ切断機の切込み装置の前後両クランプ装置によりパイプをクランプした状態の側面図である。 図2Jは、同パイプ切断機のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、破断装置によりパイプの破断用切込み部を破断する途中の状態の側面図である。 図2Kは、同パイプ切断機の破断装置によりパイプの破断用切込み部を破断した状態の側面図である。 図2Lは、同パイプ切断機の送り装置を元の位置に移動させた状態の側面図である。 図2Mは、同パイプ切断機によりパイプをその基端部まで切断した状態の側面図である。 図3は、破断装置によりサンプルパイプの破断用切込み部を破断した際のサーボモータの実行負荷率と、破断試験機によりサンプルパイプの破断用切込み部を破断した際の破断抵抗力との関係を示す図(グラフ)である。 図4は、切断回数と切込み量の補正量との関係を示す図(グラフ)である。 図5は、同パイプ切断機のクランプ装置の断面図である。 図6は、同クランプ装置に用いられる交換用クランプ部材の断面図である。
符号の説明
1:パイプ切断機
10:切込み装置
11:ロータリーカッター
20:破断装置
30:送り装置
32:移動機構
40A:切込み装置の入側クランプ装置
40B:切込み装置の出側クランプ装置
40C:送り装置のクランプ装置
50:破断抵抗力計測装置
51:第1切込み量制御装置
52:切込み抵抗力計測装置
53:第2切込み量制御装置
60:パイプ
61:破断用切込み部
62:パイプ切断品

Claims (22)

  1. パイプの外表面に破断用切込み部を形成するロータリーカッター刃を有する切込み装置と、
    前記切込み装置からパイプの先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置と、
    パイプをその先端方向に前進させてパイプの破断用切込み部を前記切込み装置から前記破断装置へ送る送り装置と、を具備し、
    前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、前記切込み装置から前記破断装置に送られてきたパイプの破断用切込み部を前記破断装置により破断するものとなされていることを特徴とするパイプ切断機。
  2. 前記切込み装置は、ロータリーカッター刃を1個のみ有している請求項1記載のパイプ切断機。
  3. 前記破断装置によりパイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測する破断抵抗力計測装置と、
    前記破断抵抗力計測装置により計測された破断抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第1切込み量制御装置と、を具備している請求項1又は2記載のパイプ切断機。
  4. 前記第1切込み量制御装置は、破断抵抗力が所定の範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている請求項3記載のパイプ切断機。
  5. 前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測する切込み抵抗力計測装置と、
    前記切込み抵抗力計測装置により計測された切込み抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第2切込み量制御装置と、を具備している請求項1〜4のいずれかに記載のパイプ切断機。
  6. 前記第2切込み量制御装置は、切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている請求項5記載のパイプ切断機。
  7. 前記切込み装置と前記破断装置との間の距離が変更可能になるように切込み装置と破断装置とが配置されている請求項1〜6のいずれかに記載のパイプ切断機。
  8. パイプをクランプするクランプ装置を具備しており、
    前記クランプ装置は、パイプの外表面に当接するクランプ面を有するクランプ部材と、前記クランプ部材を着脱可能に保持する保持部材とを備え、
    前記保持部材には蟻溝状の凹条部が設けられ、
    前記クランプ部材には前記凹条部に対応する凸条部が設けられ、
    前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に抜出可能にスライド挿入されることにより、前記クランプ部材が前記保持部材に着脱可能に保持されるとともに、
    前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に挿入された状態で、凸条部が横方向に押されることにより、凹条部の深さ方向に対する凸条部の位置が固定されている請求項1〜7のいずれかに記載のパイプ切断機。
  9. 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜8のいずれかに記載のパイプ切断機。
  10. 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜9のいずれかに記載のパイプ切断機。
  11. 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜10のいずれかに記載のパイプ切断機。
  12. パイプの外表面にロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成し、
    パイプの破断用切込み部をパイプの先端方向に前進させ、
    次いで、パイプの外表面にロータリーカッター刃により新たな破断用切込み部を形成しながら、パイプの先端方向に前進されたパイプの破断用切込み部を破断することを特徴とするパイプの切断方法。
  13. パイプの外表面に1個のみのロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成する請求項12記載のパイプの切断方法。
  14. パイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測し、
    破断抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する請求項12又は13記載のパイプの切断方法。
  15. 破断抵抗力が予め設定された範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する請求項14記載のパイプの切断方法。
  16. ロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測し、
    切込み抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する請求項12〜15のいずれかに記載のパイプの切断方法。
  17. 切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する請求項16記載のパイプの切断方法。
  18. ロータリーカッター刃を有する切込み装置と、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置との間の距離を変更させる請求項12〜17いずれかに記載のパイプの切断方法。
  19. パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜18のいずれかに記載のパイプの切断方法。
  20. パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜19のいずれかに記載のパイプの切断方法。
  21. パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜20のいずれかに記載のパイプの切断方法。
  22. 素管を所定の長さに切断することにより、感光ドラム基体を製造する方法であって、
    素管を請求項12〜21のいずれかに記載のパイプの切断方法により切断することを特徴とする感光ドラム基体の製造方法。
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