JP2010125585A - パイプ切断機及びパイプの切断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パイプ切断機1は、パイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成するロータリーカッター刃11を有する切込み装置10と、切込み装置10からパイプ60の先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプ60の破断用切込み部61を破断する破断装置20と、を具備している。さらに、パイプ切断機1は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成しながら、切込み装置10から破断装置20に送られてきたパイプ60の破断用切込み部61を破断装置20により破断するものとなされている。
【選択図】図1
Description
前記切込み装置からパイプの先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置と、
パイプをその先端方向に前進させてパイプの破断用切込み部を前記切込み装置から前記破断装置へ送る送り装置と、を具備し、
前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、前記切込み装置から前記破断装置に送られてきたパイプの破断用切込み部を前記破断装置により破断するものとなされていることを特徴とするパイプ切断機。
前記破断抵抗力計測装置により計測された破断抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第1切込み量制御装置と、を具備している前項1又は2記載のパイプ切断機。
前記切込み抵抗力計測装置により計測された切込み抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第2切込み量制御装置と、を具備している前項1〜4のいずれかに記載のパイプ切断機。
前記クランプ装置は、パイプの外表面に当接するクランプ面を有するクランプ部材と、前記クランプ部材を着脱可能に保持する保持部材とを備え、
前記保持部材には蟻溝状の凹条部が設けられ、
前記クランプ部材には前記凹条部に対応する凸条部が設けられ、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に抜出可能にスライド挿入されることにより、前記クランプ部材が前記保持部材に着脱可能に保持されるとともに、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に挿入された状態で、凸条部が横方向に押されることにより、凹条部の深さ方向に対する凸条部の位置が固定されている前項1〜7のいずれかに記載のパイプ切断機。
パイプの破断用切込み部をパイプの先端方向に前進させ、
次いで、パイプの外表面にロータリーカッター刃により新たな破断用切込み部を形成しながら、パイプの先端方向に前進されたパイプの破断用切込み部を破断することを特徴とするパイプの切断方法。
破断抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する前項12又は13記載のパイプの切断方法。
切込み抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する前項12〜15のいずれかに記載のパイプの切断方法。
素管を前項12〜21のいずれかに記載のパイプの切断方法により切断することを特徴とする感光ドラム基体の製造方法。
切込み装置10は、ディスク状のロータリーカッター刃11を有している。ロータリーカッター刃11は、水平に配置されたパイプ60の外表面に破断用切込み部61をその周方向の全周に亘って環状に形成するものである。ロータリーカッター刃11の外周縁部の刃先にはその全周に亘って切れ刃が形成されている。ロータリーカッター刃11の個数は1個又は複数個である。本実施形態では、ロータリーカッター刃11の個数は1個のみである。なお、もしロータリーカッター刃11の個数が複数個(例:2〜3個)である場合には、複数個のロータリーカッター刃11は、パイプの60周囲にパイプ60の周方向に間隔をおいて並んで配置される。
図1に示すように、破断装置20は、切込み装置10のロータリーカッター刃11により形成されたパイプ60の破断用切込み部61を破断し、これにより、パイプ60の破断用切込み部61よりも先端側の部分62(即ちパイプ切断品)をパイプ60(詳述するとパイプ本体)から切断(分断)するものである。この破断装置20は、切込み装置10からパイプ60の先端方向(下流方向)に離れた位置に配置されており、サーボモータ21の駆動力によってパイプ60の破断用切込み部61を破断するように構成されている。
送り装置30は、パイプ60をその先端方向に前進させてパイプ60の破断用切込み部61を切込み装置10から破断装置20へ定尺に送るものである。この送り装置30は、パイプ60をクランプ保持するクランプ装置40Cと、クランプ装置40Cを切込み装置10と破断装置20との間を往復移動させる移動機構32と、を備えている。
このパイプ切断機1は、切込み装置10と破断装置20との間の距離が距離変更機構(図示せず)によって変更可能に構成されている。この変更機構の構成は次のとおりである。
破断抵抗力計測装置50は、破断装置20によりパイプ60の破断用切込み部61を破断する際の破断抵抗力を計測するものであり、破断装置20に接続されている。
切込み抵抗力計測装置52は、切込み装置10のロータリーカッター刃11によりパイプ60の外表面に破断用切込み部61を形成する際の切込み抵抗力を計測するものであり、切込み装置10に接続されている。
主制御装置59は、パイプ切断機1の主要な複数の装置、すなわち、切込み装置10(クランプ装置40A、40Bを含む)、破断装置20、送り装置30(クランプ装置40Cを含む)、破断抵抗力計測装置50、第1切込み量制御装置51、切込み抵抗力計測装置52、第2切込み量制御装置53などを統括して制御するものであり、CPU、記憶部等を有するプラグラム可能なコンピュータから構成されている。この主制御装置59には、後述するパイプ60の切断工程を順次行うプラグラムが記憶される。主制御装置59と各装置(10、20、30、50、51、52、53など)は、制御信号線(図示せず)を介して互いに接続されている。
10:切込み装置
11:ロータリーカッター
20:破断装置
30:送り装置
32:移動機構
40A:切込み装置の入側クランプ装置
40B:切込み装置の出側クランプ装置
40C:送り装置のクランプ装置
50:破断抵抗力計測装置
51:第1切込み量制御装置
52:切込み抵抗力計測装置
53:第2切込み量制御装置
60:パイプ
61:破断用切込み部
62:パイプ切断品
Claims (22)
- パイプの外表面に破断用切込み部を形成するロータリーカッター刃を有する切込み装置と、
前記切込み装置からパイプの先端方向に離れた位置に配置されるとともに、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置と、
パイプをその先端方向に前進させてパイプの破断用切込み部を前記切込み装置から前記破断装置へ送る送り装置と、を具備し、
前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成しながら、前記切込み装置から前記破断装置に送られてきたパイプの破断用切込み部を前記破断装置により破断するものとなされていることを特徴とするパイプ切断機。 - 前記切込み装置は、ロータリーカッター刃を1個のみ有している請求項1記載のパイプ切断機。
- 前記破断装置によりパイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測する破断抵抗力計測装置と、
前記破断抵抗力計測装置により計測された破断抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第1切込み量制御装置と、を具備している請求項1又は2記載のパイプ切断機。 - 前記第1切込み量制御装置は、破断抵抗力が所定の範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている請求項3記載のパイプ切断機。
- 前記切込み装置のロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測する切込み抵抗力計測装置と、
前記切込み抵抗力計測装置により計測された切込み抵抗力に基づいて、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する第2切込み量制御装置と、を具備している請求項1〜4のいずれかに記載のパイプ切断機。 - 前記第2切込み量制御装置は、切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、前記切込み装置のロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止させるものとなされている請求項5記載のパイプ切断機。
- 前記切込み装置と前記破断装置との間の距離が変更可能になるように切込み装置と破断装置とが配置されている請求項1〜6のいずれかに記載のパイプ切断機。
- パイプをクランプするクランプ装置を具備しており、
前記クランプ装置は、パイプの外表面に当接するクランプ面を有するクランプ部材と、前記クランプ部材を着脱可能に保持する保持部材とを備え、
前記保持部材には蟻溝状の凹条部が設けられ、
前記クランプ部材には前記凹条部に対応する凸条部が設けられ、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に抜出可能にスライド挿入されることにより、前記クランプ部材が前記保持部材に着脱可能に保持されるとともに、
前記クランプ部材の凸条部が前記保持部材の凹条部内に挿入された状態で、凸条部が横方向に押されることにより、凹条部の深さ方向に対する凸条部の位置が固定されている請求項1〜7のいずれかに記載のパイプ切断機。 - 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜8のいずれかに記載のパイプ切断機。
- 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜9のいずれかに記載のパイプ切断機。
- 前記破断装置は、パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断するものである請求項1〜10のいずれかに記載のパイプ切断機。
- パイプの外表面にロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成し、
パイプの破断用切込み部をパイプの先端方向に前進させ、
次いで、パイプの外表面にロータリーカッター刃により新たな破断用切込み部を形成しながら、パイプの先端方向に前進されたパイプの破断用切込み部を破断することを特徴とするパイプの切断方法。 - パイプの外表面に1個のみのロータリーカッター刃により破断用切込み部を形成する請求項12記載のパイプの切断方法。
- パイプの破断用切込み部を破断する際の破断抵抗力を計測し、
破断抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する請求項12又は13記載のパイプの切断方法。 - 破断抵抗力が予め設定された範囲から外れた場合、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する請求項14記載のパイプの切断方法。
- ロータリーカッター刃によりパイプの外表面に破断用切込み部を形成する際の切込み抵抗力を計測し、
切込み抵抗力に基づいて、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量を制御する請求項12〜15のいずれかに記載のパイプの切断方法。 - 切込み抵抗力が所定の範囲から外れた場合と、切込み抵抗力が所定の範囲から複数回連続して外れるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合と、ロータリーカッター刃によるパイプの外表面への切込み量の制御が複数回連続して行われるとともにその連続回数が所定の回数以上である場合とのうち少なくとも一つの場合に、異常情報を報知するか、又は/及び、パイプの切断を停止する請求項16記載のパイプの切断方法。
- ロータリーカッター刃を有する切込み装置と、パイプの破断用切込み部を破断する破断装置との間の距離を変更させる請求項12〜17いずれかに記載のパイプの切断方法。
- パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を破断用切込み部から折曲することにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜18のいずれかに記載のパイプの切断方法。
- パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を捻ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜19のいずれかに記載のパイプの切断方法。
- パイプの破断用切込み部よりも先端側の部分を引っ張ることにより、パイプの破断用切込み部を破断する請求項12〜20のいずれかに記載のパイプの切断方法。
- 素管を所定の長さに切断することにより、感光ドラム基体を製造する方法であって、
素管を請求項12〜21のいずれかに記載のパイプの切断方法により切断することを特徴とする感光ドラム基体の製造方法。
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