JP2010124609A - モータおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

モータおよび記録ディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの組立時において、ステータの導線がベース部の凹部内に配置されたコネクタ部材に半田付けされた後に、ベース部を傷付けることなく導線を容易に切断する。
【解決手段】ベース部21の凹部2123内に位置するコネクタ部材4の配線部材は、金メッキが施された金メッキ部52および金メッキ部52よりも先端に位置してニッケルメッキが施されたニッケルメッキ部51を備える。配線部材に導線2321を接合する際には、導線2321の先端がコネクタ部材4の挿入部を介して金メッキ部52上に引き出されるとともに、コネクタ部材4の先端へと向けられた状態で金メッキ部52上に半田付けされる。このとき、金メッキ部52よりも濡れ性が低いニッケルメッキ部51には半田が広がらず、凹部2123と半田25との間に隙間が設けられることから、作業者はベース部21を傷付けることなく導線2321を容易に切断することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電動式のモータ、および、モータを備える記録ディスク駆動装置に関する。
ハードディスク駆動装置等の記録ディスク駆動装置では、記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という。)がハウジング内に設けられ、モータを制御する回路基板および回路基板とモータのステータとを接続するコネクタ部材がハウジングの外部に設けられる。モータでは、ハウジングの貫通穴を介してハウジングの外部へと引き出されたステータの導線がコネクタ部材の配線に半田付けされる。
ところで、特許文献1では、回路基板と電子部品とを接続するコネクタピンが開示されており、コネクタピンには、回路基板および電子部品がそれぞれ半田付けされる半田付け領域に金メッキ層が形成され、2つの半田付け領域の間の非半田付け領域にニッケルと金との混合層が形成される。非半田付け領域の濡れ性は半田付け領域の濡れ性よりも低いため、コネクタピンと電子部品との半田付けの際に、半田の広がりが非半田付け領域により制限され、半田が回路基板へと広がることによる回路基板のパターンの短絡が防止される。特許文献2に開示されるコネクタ端子においても、プリント配線板を半田付けする端子部の表面に金メッキが施されるとともに、端子部と端子部とは反対側の端部との間の部位の表面にニッケルメッキが施されることにより、端子部に付与された半田の広がりが抑えられる。
特開2004−277837号公報 特開2004−152750号公報
ところで、ハウジングの外側に形成される凹部にコネクタ部材が取り付けられる構造のモータでは、凹部内に形成された貫通穴を介して引き出された導線とコネクタ部材とが半田により接合される際に、導線の周囲の半田が盛り上がることにより接合箇所の高さ不良が発生し、導線を切断した後の端部および半田が記録ディスク駆動装置の周囲の部品に接触してしまうおそれがある。また、この問題を解決するために、例えば、導線の端部を凹部の内壁に向けて折り曲げた状態で半田付けを行うと、導線との接合箇所に濡れ性が高い金メッキが施された従来のコネクタ部材では、半田が凹部の内壁の近くまで広がり、ハウジングを傷つけることなく導線を切断することが困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ステータの導線がモータの中心軸に向かう状態でコネクタ部材の配線部に半田付けされる際に、半田が配線部の先端部まで広がることを防止して半田付け後にベース部を傷つけることなく導線を容易に切断することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、電動式のモータであって、ステータ部と、中心軸を中心として前記ステータ部に対して回転可能に支持されるロータ部とを備え、前記ステータ部が、ステータと、前記ステータが取り付けられるベース部と、前記ベース部の前記ステータとは反対側に取り付けられ、前記ステータの導線と回路基板とを接続するとともに互いに略平行に伸びる複数の配線部を有するコネクタ部材とを備え、前記ベース部が、前記中心軸が中央に位置する中央領域と、前記中央領域の周囲において前記中央領域よりも前記ステータ側に位置する周辺領域と、前記中央領域内から少なくとも前記中央領域と前記周辺領域との間の境界まで形成され、前記コネクタ部材の少なくとも一部が配置される凹部とを備え、前記凹部内に前記中心軸に平行な方向に貫通する貫通穴が設けられ、前記複数の配線部のそれぞれが、前記凹部の側壁に近接または当接する先端部であり、ニッケルメッキが施されたニッケルメッキ部と、前記ニッケルメッキ部から連続する金メッキが施された金メッキ部とを備え、前記金メッキ部が、前記貫通穴と前記中心軸に平行な方向において重なる穴状または切欠状であって前記貫通穴から引き出された前記導線の端部が挿入される挿入部を有し、前記挿入部に挿入された前記導線の前記端部が前記中心軸に向かう状態で前記金メッキ部に半田付けされている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータであって、前記導線の前記端部および前記端部を前記複数の配線部に固定する半田が、前記凹部内に位置する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のモータであって、前記導線の前記端部の先端が前記ニッケルメッキ部のエッジと前記側壁との間に位置する、または、前記エッジ上に位置する。
請求項4に記載の発明は、記録ディスク駆動装置であって、記録ディスクを回転する請求項1ないし3のいずれかに記載のモータと、前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングとを備える。
本発明によれば、ステータの導線がコネクタ部材の配線部に半田付けされる際に、半田が配線部の先端部まで広がることが防止され、半田付け後にベース部を傷付けることなく導線を容易に切断することができる。
図1は本発明の一の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ1(以下、「モータ1」という。)を備える記録ディスク駆動装置60の内部構成を示す縦断面図であり、中心軸J1の左右は互いに異なる方向からの断面を示している。記録ディスク駆動装置60はいわゆるハードディスク駆動装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク62、記録ディスク62に対する情報の読み出しおよび書き込みを行うアクセス部63、記録ディスク62を保持して回転するモータ1、並びに、モータ1、記録ディスク62およびアクセス部63を内部空間610に収容するハウジング61を備える。
ハウジング61は上部に開口を有するとともにモータ1およびアクセス部63が内部の底部に取り付けられる無蓋箱状の第1ハウジング部材611、並びに、第1ハウジング部材611の開口を覆うことにより内部空間610を形成する板状の第2ハウジング部材612を備える。記録ディスク駆動装置60では、第1ハウジング部材611に第2ハウジング部材612が接合されてハウジング61が形成され、内部空間610は塵や埃が極度に少ない清浄な空間とされる。
記録ディスク62は、モータ1の上側に載置されてクランパ621によりモータ1に固定される。アクセス部63は、記録ディスク62に近接して情報の読み出しおよび書き込みを磁気的に行うヘッド631、ヘッド631を支持するアーム632、並びに、アーム632を移動することによりヘッド631を記録ディスク62およびモータ1に対して相対的に移動するヘッド移動機構633を有する。これらの構成により、ヘッド631は回転する記録ディスク62に近接した状態で記録ディスク62の所要の位置にアクセスし、情報の読み出しおよび書き込みを行う。
図2はモータ1の縦断面図である。モータ1はアウタロータ型のモータであり、固定組立体であるステータ部2および回転組立体であるロータ部3を備える。以下の説明では、モータ1の中心軸J1に沿ってロータ部3側を上側、ステータ部2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部3は記録ディスク62(図1参照)が固定される略円板状のロータハブ31、ロータハブ31の外周縁から下側(すなわち、ステータ部2側)に突出する略円筒状のヨーク32、ヨーク32の内周面に固定される多極着磁された界磁用磁石33、中心軸J1を中心とする略円柱状であってロータハブ31の中央から下側に突出するシャフト34、および、シャフト34の下端に取り付けられた略円板状のスラストプレート35を備える。
ステータ部2は第1ハウジング部材611(図1参照)の一部であるベース部21、ベース部21の円筒状のホルダ211の内側に配置される有底略円筒状のスリーブユニット22、ホルダ211の周囲に取り付けられたステータ23、および、ベース部21のステータ23が取り付けられる面とは反対側の面(以下、「ベース面212」という。)に取り付けられたコネクタ部材4を備える。図2中に二点鎖線にて示すようにベース面212にはモータ1の制御を行う回路基板24が取り付けられ、コネクタ部材4により回路基板24とステータ23とが電気的に接続される。
スリーブユニット22は、ロータ部3のシャフト34が挿入される略円筒状のスリーブ本体221、スリーブ本体221の外周面に固定された有底円筒状のスリーブハウジング222、および、スリーブ本体221の上側に配置される環状のシール部材223を備える。スリーブ本体221は多孔質部材であり、スリーブハウジング222およびシール部材223はスリーブ本体221に含浸された潤滑油を保持する役割を果たす。スリーブハウジング222の下部は、ベース部21のホルダ211の内側に圧入にて固定される。
ステータ23は中心軸J1を中心とする環状であり、放射状に配置された複数のティース233を有するステータコア231、および、複数のティース233に導線を巻回することにより形成された複数のコイル232を備える。ステータ23はロータ部3の界磁用磁石33と中心軸J1に垂直な方向に対向し、ステータ23と界磁用磁石33との間にて中心軸J1を中心とする回転力(トルク)が発生する。
モータ1では、スリーブユニット22、シャフト34および潤滑油により流体動圧軸受機構が形成され、ロータ部3(および記録ディスク62(図1参照))は流体動圧軸受機構を介して中心軸J1を中心としてステータ部2に対して回転可能に支持される。
図3はベース部21の底面図であり、コネクタ部材4を二点鎖線にて示している。図2および図3に示すように、ベース面212は中心軸J1が中央に位置する略円環状の中央領域2121、中央領域2121の周囲において中央領域2121よりも図2のステータ23側に位置する周辺領域2122、および、ホルダ211(図2参照)の下端近傍から中央領域2121と周辺領域2122との境界まで中心軸J1を中心とする径方向に伸びる凹部2123を有する。凹部2123には中心軸J1に平行な方向に貫通する貫通穴213が設けられる。また、凹部2123にはコネクタ部材4の中心軸J1側の端部が配置され、図2に示すように、モータ1では、コネクタ部材4の全体がベース部21の中央領域2121の表面よりも上側(すなわち、ステータ23側)に位置する。
図3に示すように、貫通穴213の中心軸J1を中心とする径方向(以下、単に「径方向」という。)における外方には径方向に対して垂直な方向に伸びる溝2123aが設けられ、溝2123aはコネクタ部材4をベース面212上に取り付ける際に用いられる接着剤の保持に利用される。なお、図2では溝2123aの図示を省略している。
図4および図5はコネクタ部材4の底面図および側面図である。図4および図5に示すように、コネクタ部材4は互いに略平行に伸びる3つの配線部41、および、インサート成形により配線部41の周囲に形成された樹脂成形部42を有する。図4に示すように、樹脂成形部42は図4における左側に位置する略板状の第1板状部421、および、第1板状部421よりも配線部41の伸びる方向に垂直な方向の幅が小さい略板状の第2板状部422を有し、図5に示すように、第1板状部421と第2板状部422との間の部位は第2板状部422が第1板状部421よりも上方に位置する段差部とされる。
第1板状部421では先端が薄くされており、配線部41の図5における左側の端部である第1接続端子411が下方に露出している。また、第1板状部421は上方に向かって突出する突出部4211を有し、図4および図5に示すように、突出部4211には突出部4211の伸びる方向に突出部4211を貫通する3つの穴部4211aが設けられる。
図6は配線部41の第1接続端子411を拡大して示す図である。第1接続端子411は、第1接続端子411の先端部であってニッケルメッキが施されたニッケルメッキ部51、および、ニッケルメッキ部51から連続する金メッキが施された金メッキ部52を有し、金メッキ部52には穴状の部位(以下、「穴部4111」という。)が設けられる。なお、図6では、ニッケルメッキ部51および金メッキ部52にそれぞれ異なる平行斜線を付し、金メッキ部52とニッケルメッキ部51との境界を破線にて示している。図4および図5に示すように、3つの穴部4111はそれぞれ、突出部4211の穴部4211aに対して突出部4211の伸びる方向(すなわち、図5における上下方向)に重なる。
図2に示すように、第1接続端子411を含むコネクタ部材4の一方の端部はベース部21の凹部2123内に配置され、突出部4211がベース部21の貫通穴213内に位置する。このため、貫通穴213、並びに、第1接続端子411の穴部4111および突出部4211の穴部4211a(図4および図5参照)は中心軸J1に平行な方向において重なる。
コネクタ部材4では、第1接続端子411とステータ23の導線2321とが半田25を介して接合されるとともに、第1接続端子411とは反対側の第2接続端子412の図2における下方に突出する折曲部4121と回路基板24とが当接し、これにより、ステータ23と回路基板24とが電気的に接続される。さらに、第1接続端子411および半田25は樹脂材料26により覆われて絶縁性が確保される。
図7は図2におけるコネクタ部材4近傍を拡大して示すモータ1の底面図であり、ベース部21の凹部2123に設けられた樹脂材料26の図示を省略している。コネクタ部材4がベース部21に取り付けられた状態では、コネクタ部材4の3つの配線部41がそれぞれ中心軸J1を中心とする略径方向に伸びており、ニッケルメッキ部51(すなわち、配線部41の先端部)は凹部2123の側壁2123bに対して径方向において近接する。
図8は図2におけるコネクタ部材4の第1接続端子411の先端近傍を拡大して示す断面図である。図8では、図6と同様に第1接続端子411のニッケルメッキ部51および金メッキ部52に互いに異なる平行斜線を付し、ニッケルメッキ部51と金メッキ部52との境界を破線にて示している(以下の図においても同様)。図7および図8に示すように、金メッキ部52上には、ステータ23の導線2321の端部が中心軸J1(図7参照)に向けられた状態(すなわち、コネクタ部材4の先端に向けられた状態)で半田付けされ、導線2321の端部の先端はニッケルメッキ部51上に位置する。コネクタ部材4では、ニッケルメッキ部51の濡れ性が金メッキ部52の濡れ性よりも低いことから、導線2321の端部を金メッキ部52上に固定する半田25(図7では半田25を平行斜線にて示している。)が金メッキ部52よりも径方向内方に広がることが防止される。また、導線2321の端部、半田25および樹脂材料26(図8参照)はベース部21の凹部2123内に位置し、これらが中央領域2121上に配置される他の部品に接触することが防止される。
図9はモータ1の組立途上におけるステータ23およびコネクタ部材4が取り付けられたベース部21の一部を示す断面図であり、図9では図2と上下が反転している。ステータ部2が組み立てられる際には、まず、ベース部21の上下が反転された状態でステータ23の導線2321がベース部21の貫通穴213を経由してベース部21の外部へと引き出され、ステータ23がベース部21のホルダ211に圧入等により固定される。
次に、導線2321がコネクタ部材4の図9における下側から上方(すなわち、図2における下方)に向かって突出部4211の穴部4211aおよび第1接続端子411の穴部4111に挿入されるとともに、突出部4211がベース部21の貫通穴213に圧入される。また、ベース部21には予め図3に示す凹部2123の溝2123aに接着剤が保持されており、コネクタ部材4はベース部21に接着される。このように、コネクタ部材4は圧入および接着によりベース部21に固定され、第1接続端子411を含む一方の端部はベース部21の凹部2123内に配置された状態とされる。
その後、導線2321が中心軸J1側(図9における左側)に向けて折り曲げられ、図10に示すように、導線2321が配線部41の金メッキ部52上にて中心軸J1に向かう状態で半田付けされる。このとき、金メッキ部52よりも濡れ性が低いニッケルメッキ部51には半田が広がらず、ベース部21の凹部2123の側壁2123bの中心軸J1側の部位と半田25との間に隙間が設けられ、作業者がニッパの先端を当該隙間内に挿入してニッケルメッキ部51上にて導線2321が切断される。
モータ1では、凹部2123内にて導線2321が切断されることにより、導線2321およびその周囲の半田が凹部2123から中央領域2121の図10における上方へとはみ出ることが防止される。
導線2321とコネクタ部材4との接合作業が完了すると、凹部2123には熱硬化性の樹脂材料が付与されて導線2321の端部および半田25が覆われ、樹脂材料が加熱されて硬化される。そして、ベース部21の上下が反転され、図2に示すように、スリーブユニット22がホルダ211の内側に固定されてステータ部2の組み立てが完了する。
以上に説明したように、モータ1では、導線2321がコネクタ部材4の第1接続端子411に半田付けされる際に、金メッキ部52上の半田25が先端部(すなわち、ニッケルメッキ部51)まで広がることが防止される。このように、コネクタ部材4では、ニッケルメッキ部51および金メッキ部52により半田25の広がりが調整されるため、作業者が半田付け後にベース部21を傷付けることなく導線2321を容易に切断することができ、導線2321とコネクタ部材4との接合の作業性が向上される。
図11は、導線2321の切断位置の他の好ましい例を示す図であり、半田および樹脂材料の図示を省略している。図11に示す例では、導線2321とコネクタ部材4との接合の際に、導線2321の端部の先端がコネクタ部材4のニッケルメッキ部51のエッジ4111a(すなわち、先端)とベース部21の凹部2123の側壁2123bとの間に位置するように導線2321が切断される。切断工具の先端の大きさに対してエッジ4111aと側壁2123bとの間の間隙が十分い大きい場合は、工具の先端を当該間隙に入れつつ図11に示すように容易に導線2321を切断することができる。なお、工具の先端形状によっては、導線2321の端部の先端はニッケルメッキ部51のエッジ4111a上に位置するように切断される場合もある。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、コネクタ部材4のニッケルメッキ部51はベース部21の凹部2123の(絶縁膜が形成された)側壁2123bに当接してもよい。また、第1接続端子411には導線2321の端部が挿入される挿入部として穴部4111に代えて切欠状の部位が設けられてもよい。
上記実施の形態では、ベース部21の凹部2123は、中央領域2121と周辺領域2122との境界よりも径方向外方に伸びるように形成されてもよい。すなわち、凹部2123は中央領域2121内から少なくとも中央領域2121と周辺領域2122との境界まで形成され、コネクタ部材4の第1接続端子411を含む少なくとも一部が凹部2123内に配置される。
ベース部21はハウジング61の一部ではなく、例えば、ハウジングに取り付けられるブラケットであってもよい。記録ディスク駆動装置60は、ハードディスク駆動装置に限定されず、光ディスク駆動装置、光磁気ディスク駆動装置等、記録ディスクに対する情報の読み出しおよび書き込みの一方または両方、すなわち、読み出しまたは書き込みを行う他の装置であってもよい。また、モータ1は記録ディスク駆動装置以外の装置の駆動源として用いられてもよい。
記録ディスク駆動装置の断面図である。 モータの断面図である。 ベース部の底面図である。 コネクタ部材の底面図である。 コネクタ部材の側面図である。 コネクタ部材の底面図である。 モータの底面図である。 コネクタ部材の第1接続端子を拡大して示すモータの断面図である。 ベース部、コネクタ部材およびステータの一部を拡大して示す図である。 ベース部、コネクタ部材およびステータの一部を拡大して示す図である。 ベース部およびコネクタ部材の一部を拡大して示す図である。
符号の説明
1 モータ
2 ステータ部
3 ロータ部
4 コネクタ部材
21 ベース部
23 ステータ
24 回路基板
41 配線部
51 ニッケルメッキ部
52 金メッキ部
60 記録ディスク駆動装置
61 ハウジング
62 記録ディスク
63 アクセス部
213 貫通穴
2121 中央領域
2122 周辺領域
2123 凹部
2321 導線
4111 穴部
J1 中心軸

Claims (4)

  1. 電動式のモータであって、
    ステータ部と、
    中心軸を中心として前記ステータ部に対して回転可能に支持されるロータ部と、
    を備え、
    前記ステータ部が、
    ステータと、
    前記ステータが取り付けられるベース部と、
    前記ベース部の前記ステータとは反対側に取り付けられ、前記ステータの導線と回路基板とを接続するとともに互いに略平行に伸びる複数の配線部を有するコネクタ部材と、
    を備え、
    前記ベース部が、
    前記中心軸が中央に位置する中央領域と、
    前記中央領域の周囲において前記中央領域よりも前記ステータ側に位置する周辺領域と、
    前記中央領域内から少なくとも前記中央領域と前記周辺領域との間の境界まで形成され、前記コネクタ部材の少なくとも一部が配置される凹部と、
    を備え、
    前記凹部内に前記中心軸に平行な方向に貫通する貫通穴が設けられ、
    前記複数の配線部のそれぞれが、
    前記凹部の側壁に近接または当接する先端部であり、ニッケルメッキが施されたニッケルメッキ部と、
    前記ニッケルメッキ部から連続する金メッキが施された金メッキ部と、
    を備え、
    前記金メッキ部が、前記貫通穴と前記中心軸に平行な方向において重なる穴状または切欠状であって前記貫通穴から引き出された前記導線の端部が挿入される挿入部を有し、
    前記挿入部に挿入された前記導線の前記端部が前記中心軸に向かう状態で前記金メッキ部に半田付けされていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記導線の前記端部および前記端部を前記複数の配線部に固定する半田が、前記凹部内に位置することを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモータであって、
    前記導線の前記端部の先端が前記ニッケルメッキ部のエッジと前記側壁との間に位置する、または、前記エッジ上に位置することを特徴とするモータ。
  4. 記録ディスク駆動装置であって、
    記録ディスクを回転する請求項1ないし3のいずれかに記載のモータと、
    前記記録ディスクに対する情報の読み出しまたは書き込みを行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
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