JP2010124311A - 帯域可変フィルタ - Google Patents

帯域可変フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2010124311A
JP2010124311A JP2008296836A JP2008296836A JP2010124311A JP 2010124311 A JP2010124311 A JP 2010124311A JP 2008296836 A JP2008296836 A JP 2008296836A JP 2008296836 A JP2008296836 A JP 2008296836A JP 2010124311 A JP2010124311 A JP 2010124311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
variable
transmission line
terminal
variable filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008296836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5305858B2 (ja
Inventor
Yusuke Kitsukawa
雄亮 橘川
Masaki Hanya
政毅 半谷
Hiromitsu Uchida
浩光 内田
Morishige Hieda
護重 檜枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008296836A priority Critical patent/JP5305858B2/ja
Publication of JP2010124311A publication Critical patent/JP2010124311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5305858B2 publication Critical patent/JP5305858B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

【課題】中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを得る。
【解決手段】2本の伝送線路(20a、20b〜20d)からなる結合線路を備えた帯域可変フィルタであって、伝送線路の一部に接続され、オン/オフ切り替えにより結合線路の長さを切り替えることで中心周波数を変更可能とする少なくとも1つのスイッチング素子(30a、30b)をさらに備える。スイッチング素子の切り替え動作により結合線路の長さを切り替えることができ、中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを容易に実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、広帯域な中心周波数可変特性を持つ帯域可変フィルタに関する。
図24は、従来の帯域可変フィルタの構成図である(例えば、非特許文献1参照)。この従来の帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1の伝送線路20a、第2の伝送線路20b、および4つの可変容量素子40a〜40dで構成されている。ここで、第1の伝送線路20aおよび第2の伝送線路20bは、結合線路を構成している。また、2つの可変容量素子40a、40dは、入出力端子の外部Qを可変する。一方、残りの2つの可変容量素子40b、40cは、伝送線路の共振周波数を可変している。
S. Fouladi著「An Integrated Tunable Band-Pass Filter Using MEMS Parallel-Plate Variable Capcitors Implemented with 0.35um CMOS Technology」Microwave Symposium, 2007 IEEE/MTT-s International 3-8 June 2007 Page(s):505-508
しかしながら、従来の帯域可変フィルタには、次のような課題がある。上述したように、従来の帯域可変フィルタは、可変容量素子40b、40cで、中心周波数を可変していた。このため、従来の構成では、可変容量素子変化比により中心周波数の可変範囲が制限されていた。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを得ることを目的とする。
本発明に係る帯域可変フィルタは、2本の伝送線路からなる結合線路を備えた帯域可変フィルタであって、伝送線路の一部に接続され、オン/オフ切り替えにより結合線路の長さを切り替えることで中心周波数を変更可能とする少なくとも1つのスイッチング素子をさらに備えたものである。
本発明に係る帯域可変フィルタによれば、スイッチング素子により結合線路の長さを切り替えることにより、中心周波数の広帯域可変が可能な帯域可変フィルタを得ることができる。
以下、本発明の帯域可変フィルタの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態1における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1の伝送線路20a、第2の伝送線路20b、第3の伝送線路20c、第4の伝送線路20d、および2つのスイッチング素子30a、30bで構成されている。
ここで、スイッチング素子30aは、第2の伝送線路20bと第3の伝送線路20cとの間に設けられており、スイッチング素子30bは、第3の伝送線路20cと第4の伝送線路20dとの間に設けられている。
次に、スイッチング素子30a、30bのオン/オフ状態に対応する、本実施の形態1における帯域可変フィルタの動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第1の状態を示す図であり、スイッチング素子30a、30bがともにオンの状態を示している。この第1の状態において、第1の伝送線路20aと、第2〜第4の伝送線路20b〜20dとは、通過端子と結合端子が開放された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f1で帯域通過フィルタとして動作する。
次に、図3は、本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第2の状態を示す図であり、スイッチング素子30aがオン、スイッチング素子30bがオフの状態を示している。この第2の状態において、第1の伝送線路20aと、第3、第4の伝送線路20c、20dとは、通過端子と結合端子が開放された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f2で帯域通過フィルタとして動作する。
さらに、図4は、本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第3の状態を示す図であり、スイッチング素子30bがオフの状態を示している。この第3の状態において、第1の伝送線路20aと、第4の伝送線路20dとは、通過端子と結合端子が開放された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f3で帯域通過フィルタとして動作する。なお、この第3の状態では、スイッチング素子30aは、オン/オフどちらの状態でも構わない。
図5は、本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第1〜第3の状態における通過量の周波数特性を示す例示図である。上述したように、本実施の形態1における帯域可変フィルタは、第1の状態では中心周波数f1、第2の状態では中心周波数f2、そして第3の状態では中心周波数f3の帯域通過フィルタとして、それぞれ動作する。
以上のように、実施の形態1によれば、スイッチング素子を用いて結合線路の長さを切り替えることで、中心周波数の変化の大きい帯域可変フィルタを得ることができる。
なお、本実施の形態1では、出力端子側の伝送線路にスイッチング素子を接続した場合について説明したが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。入力側の伝送線路にスイッチング素子を装荷した場合にも、同様な効果が得られる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態2における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1の伝送線路20a、第2の伝送線路20b、第3の伝送線路20c、第4の伝送線路20d、および2つのスイッチング素子30a、30bで構成されている。先の実施の形態1における図1の構成と比較すると、本実施の形態2における図6の構成は、2つのスイッチング素子30a、30bの接続位置が異なるとともに、図6に示す4箇所において接地されている点が異なっている。
次に、スイッチング素子30a、30bのオン/オフ状態に対応する、本実施の形態2における帯域可変フィルタの動作について説明する。
図6において、スイッチング素子30a、30bがオフの状態では、第1の伝送線路20aと、第2〜第4の伝送線路20b〜20dとは、通過端子と結合端子が接地された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f1で帯域通過フィルタとして動作する。
次に、図6において、スイッチング素子30aがオン、スイッチング素子30bがオフの状態では、第1の伝送線路20aと、第3、第4の伝送線路20c、20dとは、通過端子と結合端子が接地された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f2で帯域通過フィルタとして動作する。
さらに、図6において、スイッチング素子30bがオンの状態では、第1の伝送線路20aと、第4の伝送線路20dとは、通過端子と結合端子が接地された結合線路を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f3で帯域通過フィルタとして動作する。
以上のように、実施の形態2によれば、通過端子と結合端子が接地された結合線路を構成した場合にも、先の実施の形態1と同様に、スイッチング素子を用いて結合線路の長さを切り替えることで、中心周波数の変化の大きい帯域可変フィルタを得ることができる。
なお、本実施の形態2では、出力端子側の伝送線路にスイッチング素子を接続した場合について説明したが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。入力側の伝送線路にスイッチング素子を装荷した場合にも、同様な効果が得られる。
さらに、第3の状態における、スイッチング素子30aの働きについて、補足説明する。図7は、本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタを第3の状態として周波数f3で動作させた場合に、スイッチング素子30aをオン状態とした図である。このような状態にすることで、使用しない結合線路(20b、20c)の不要結合の周波数を高域にずらすことができる。
また、図8は、本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタの図6とは異なる構成図であり、3つのスイッチング素子30c〜30eをさらに備えている。このような構成をとることによっても、所望周波数以外の不要結合をなくすことができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態3における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1〜第7の伝送線路20a〜20g、および4つのスイッチング素子30a〜30dで構成されている。
ここで、スイッチング素子30aは、第2の伝送線路20bと第3の伝送線路20cとの間に設けられており、スイッチング素子30bは、第3の伝送線路20cと第4の伝送線路20dとの間に設けられている。また、スイッチング素子30cは、第4の伝送線路20dと第5の伝送線路20eとの間に設けられており、スイッチング素子30dは、第5の伝送線路20eと第6の伝送線路20fとの間に設けられている。
次に、スイッチング素子30a〜30dのオン/オフ状態に対応する、本実施の形態3における帯域可変フィルタの動作について説明する。
図10は、本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第1の状態を示す図であり、スイッチング素子30a〜30dがともにオンの状態を示している。この第1の状態において、第2〜第6の伝送線路20b〜20fは、両端が開放された共振器を構成し、電気長が2分の1波長となる周波数f1で帯域通過フィルタとして動作する。
次に、図11は、本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第2の状態を示す図であり、スイッチング素子30a、30dがオフ、スイッチング素子30b、30cがオンの状態を示している。この第2の状態において、第3〜第5の伝送線路20c〜20eは、両端が開放された共振器を構成し、電気長が2分の1波長となる周波数f2で帯域通過フィルタとして動作する。
さらに、図12は、本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第3の状態を示す図であり、スイッチング素子30b、30cがオフの状態を示している。この第3の状態において、第4の伝送線路は、開放された共振器を構成し、電気長が2分の1波長となる周波数f3で帯域通過フィルタとして動作する。なお、この第3の状態では、スイッチング素子30a、30dは、オン/オフどちらの状態でも構わない。
図13は、本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第1〜第3の状態における通過振幅の周波数特性を示す例示図である。上述したように、本実施の形態3における帯域可変フィルタは、第1の状態では中心周波数f1、第2の状態では中心周波数f2、第3の状態では中心周波数f3の帯域通過フィルタとして、それぞれ動作する。
以上のように、実施の形態3によれば、スイッチング素子を用いて共振器の長さを切り替えることで、中心周波数の変化の大きい帯域可変フィルタを得ることができる。
実施の形態4.
図14は、本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態4における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1〜第7の伝送線路20a〜20g、および4つのスイッチング素子30a〜30dで構成されている。先の実施の形態3における図9の構成と比較すると、本実施の形態4における図14の構成は、4つのスイッチング素子30a〜30dの接続位置が異なるとともに、図14に示す8箇所において接地されている点が異なっている。
次に、スイッチング素子30a〜30dのオン/オフ状態に対応する、本実施の形態4における帯域可変フィルタの動作について説明する。
図14において、スイッチング素子30a〜30dがオフの状態では、第2〜第6の伝送線路20b〜20fは、両端が接地された共振器を構成し、電気長が2分の1波長となる周波数f1で帯域通過フィルタとして動作する。
次に、図14において、スイッチング素子30a、30dがオン、スイッチング素子30b、30cがオフの状態では、第3〜第5の伝送線路20c〜20eは、両端が接地された共振器を構成し、電気長が2分の1波長となる周波数f2で帯域通過フィルタとして動作する。
さらに、図14において、スイッチング素子30b、30cがオンの状態では、第4の伝送線路20dは、接地された共振器を構成し、電気長が4分の1波長となる周波数f3で帯域通過フィルタとして動作する。
以上のように、発明の実施の形態4によれば、両端が接地された共振器を構成した場合にも、先の実施の形態3と同様に、スイッチング素子を用いて共振器の長さを切り替えることで、中心周波数の変化の大きい帯域可変フィルタを得ることができる。
なお、第3の状態における、スイッチング素子30a、30dの働きについて、補足説明する。図15は、本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタを第3の状態として周波数f3で動作させた場合に、スイッチング素子30a、30dをオン状態とした図である。このような状態にすることで、使用しない結合線路(20b、20c、20e、20f)の不要結合の周波数を高域にずらすことができる。
また、図16は、本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタの図14とは異なる構成図であり、スイッチング素子30e〜30jをさらに備えている。このような構成をとることによっても、所望周波数以外の不要結合をなくすことができる。
実施の形態5.
図17は、本発明の実施の形態5における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態5における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1の伝送線路20a、第2の伝送線路20b、第3の伝送線路20c、第4の伝送線路20d、2つのスイッチング素子30a、30b、および可変容量素子40で構成されている。
次に、本実施の形態5における帯域可変フィルタの動作について説明する。
本実施の形態5における帯域可変フィルタの図17の構成は、先の実施の形態1における帯域可変フィルタの図1の構成と比較すると、第4の伝送線路20dに対して、一方が接地された可変容量素子40を装荷している点が異なっている。
以上のように、実施の形態5によれば、可変容量素子をさらに備えることで、先の実施の形態1の効果に加え、主に結合線路の等価的な電気長を変えることができるので、中心周波数を可変することができる。
なお、本実施の形態5では、第4の伝送線路に対して可変容量素子を装荷した場合について説明したが、本発明は、このような構成に限定されるものではない。第1〜第3の伝送線路20a〜20cに対して可変容量素子を装荷しても、同様な効果が得られる。
また、図18は、本発明の実施の形態5における帯域可変フィルタの図17とは異なる構成図である。図18に示すように、可変容量素子の変わりに、スイッチング素子を装荷した固定容量素子(41a、41b)を少なくとも1つ用いた場合にも、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態5では、先の実施の形態1に対して可変容量素子をさらに備えた構成について説明したが、先の実施の形態2に対して可変容量素子をさらに備えた構成とした場合にも、同様な効果が得られる。
実施の形態6.
図19は、本発明の実施の形態6における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態6における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1〜第7の伝送線路20a〜20g、4つのスイッチング素子30a〜30d、および2つの可変容量素子40a、40bで構成されている。
次に、本実施の形態6における帯域可変フィルタの動作について説明する。
本実施の形態6における帯域可変フィルタの図19の構成は、先の実施の形態3における帯域可変フィルタの図9の構成と比較すると、第1および第7の伝送線路20a、20gに、一方が接地された可変容量素子40a、40bをそれぞれ装荷している点が異なっている。
以上のように、実施の形態6によれば、可変容量素子を備えることで、先の実施の形態3の効果に加え、主に入出力端子の外部Qを変えることができるので、帯域幅を可変することができる。
なお、可変容量素子の変わりに、スイッチング素子を装荷した固定容量を少なくとも1つ用いた場合にも、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態6では、先の実施の形態3に対して可変容量素子をさらに備えた構成について説明したが、先の実施の形態4に対して可変容量素子をさらに備えた構成とした場合にも、同様な効果が得られる。
実施の形態7.
図20は、本発明の実施の形態7における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態7における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1〜第7の伝送線路20a〜20g、4つのスイッチング素子30a〜30d、および可変容量素子40で構成されている。
次に、本実施の形態7における帯域可変フィルタの動作について説明する。
本実施の形態7における帯域可変フィルタの図19の構成は、先の実施の形態3における帯域可変フィルタの図9の構成と比較すると、第4の伝送線路20dに、一方が接地された可変容量素子40を装荷している点が異なっている。
以上のように、実施の形態7によれば、可変容量素子を備えることで、先の実施の形態3の効果に加え、主に結合線路の等価的な電気長を変えることができるので、中心周波数を可変することができる。
なお、本実施の形態7では、第4の伝送線路に対して可変容量素子をさらに備えた構成について説明したが、第2、第3、第5、第6の伝送線路20b、20c、20e、20fに対して可変容量素子をさらに備えた構成とした場合にも、同様な効果が得られる。
また、可変容量素子の変わりに、スイッチング素子を装荷した固定容量を少なくとも1つ用いた場合にも、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態7では、先の実施の形態3に対して可変容量素子をさらに備えた構成について説明したが、先の実施の形態4または6に対して可変容量素子をさらに備えた構成とした場合にも、同様な効果が得られる。
実施の形態8.
図21は、本発明の実施の形態8における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態8における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1の伝送線路20a、第2の伝送線路20b、第3の伝送線路20c、第4の伝送線路20d、2つのスイッチング素子30a、30b、および可変容量素子40で構成されている。
次に、本実施の形態8における帯域可変フィルタの動作について説明する。
本実施の形態8における帯域可変フィルタの図21の構成は、先の実施の形態1における帯域可変フィルタの図1の構成と比較すると、第1の伝送線路20aと第4の伝送線路20dとを可変容量素子40を介して接続している点が異なっている。
以上のように、実施の形態8によれば、可変容量素子をさらに備えることで、先の実施の形態1の効果に加え、主に結合線路の結合度を変えることができるので、帯域幅を可変することができる。
なお、本実施の形態8では、第1の伝送線路と第4の伝送線路とを可変容量素子を介して接続した場合について説明したが、第1の伝送線路と、第2、第3の伝送線路とをそれぞれ可変容量素子を介して接続した場合にも、同様な効果が得られる。また、可変容量素子の変わりに、スイッチング素子を装荷した固定容量を少なくとも1つ用いた場合にも、同様な効果が得られる。
また、本実施の形態8では、先の実施の形態1に対して可変容量素子をさらに備え、伝送線路間を接続する構成について説明したが、先の実施の形態2〜7に適用した場合にも、同様な効果が得られる。
実施の形態9.
図22は、本発明の実施の形態9における帯域可変フィルタの構成図である。本実施の形態9における帯域可変フィルタは、入力端子10a、出力端子10b、第1〜第5の伝送線路20a〜20e、および2つのスイッチング素子30a、30bで構成されている。
次に、本実施の形態9における帯域可変フィルタの動作について説明する。
本実施の形態9における帯域可変フィルタの図22の構成は、先の実施の形態1における帯域可変フィルタの図1の構成と比較すると、第1の伝送線路20aと結合する第5の伝送線路20eをさらに備えている点が異なっている。ここで、第5の伝送線路20eの一方は、接地されている。
以上のように、実施の形態9によれば、第1の伝送線路と結合する第5の伝送線路をさらに備えることで、先の実施の形態1の効果に加え、低域通過フィルタとして動作しスプリアスを抑圧することができる。
なお、本実施の形態9では、第1の伝送線路と結合する伝送線路をさらに備えた場合について説明したが、第4の伝送線路と結合する伝送線路を備えた場合にも、同様な効果が得られる。
また、図23は、本発明の実施の形態9における帯域可変フィルタの図22とは異なる構成図である。図23に示すように、第5の伝送線路20eの両端を接地した場合には、帯域阻止フィルタとして動作し、所望の周波数を除去することができる。
また、本実施の形態9では、先の実施の形態1に対してさらに第5の伝送線路を備えた場合ついて説明したが、先の実施の形態2〜8に適用した場合にも、同様な効果が得られる。
また、上述した実施の形態1〜9による帯域可変フィルタの構成図では、いずれも、インピーダンスの異なる線路を示しているが、インピーダンスがすべて等しい線路を用いた場合にも、同等の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態1〜9による帯域可変フィルタの構成図では、マイクロストリップ線路を示しているが、コプレーナ結合線路を用いた場合にも、同等な効果が得られることができる。
また、上述した実施の形態1〜9における帯域可変フィルタに用いられるスイッチング素子としては、電界効果トランジスタ、PINダイオード等の半導体スイッチや、MEMSスイッチ等の機械スイッチを用いることができ、いずれも同等の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態5〜8における帯域可変フィルタに用いられる可変容量素子としては、バラクタダイオードやMEMSバラクタを、電界効果トランジスタ、PINダイオード等の半導体スイッチや、MEMSスイッチ等の機械スイッチと組合せた固定容量を用いることができ、いずれも同等の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第1の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第2の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第3の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1における帯域可変フィルタの第1〜第3の状態における通過量の周波数特性を示す例示図である。 本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタを第3の状態として周波数f3で動作させた場合に、スイッチング素子30aをオン状態とした図である。 本発明の実施の形態2における帯域可変フィルタの図6とは異なる構成図である。 本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第1の状態を示す図である。 本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第2の状態を示す図である。 本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第3の状態を示す図である。 本発明の実施の形態3における帯域可変フィルタの第1〜第3の状態における通過振幅の周波数特性を示す例示図である。 本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタを第3の状態として周波数f3で動作させた場合に、第1、第4のスイッチング素子をオン状態とした図である。 本発明の実施の形態4における帯域可変フィルタの図14とは異なる構成図である。 本発明の実施の形態5における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態5における帯域可変フィルタの図17とは異なる構成図である。 本発明の実施の形態6における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態7における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態8における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態9における帯域可変フィルタの構成図である。 本発明の実施の形態9における帯域可変フィルタの図22とは異なる構成図である。 従来の帯域可変フィルタの構成図である。
符号の説明
10a 入力端子、10b 出力端子、20a〜20g 伝送線路、30a〜30j スイッチング素子、40、40a、40b 可変容量素子、41a、41b 固定容量素子。

Claims (9)

  1. 2本の伝送線路からなる結合線路を備えた帯域可変フィルタであって、
    前記伝送線路の一部に接続され、オン/オフ切り替えにより前記結合線路の長さを切り替えることで中心周波数を変更可能とする少なくとも1つのスイッチング素子をさらに備えたことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  2. 請求項1に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    前記結合線路は、一端が入力端子に接続された2本の伝送線路から構成され、前記結合線路の通過端子と結合端子が開放され、アイソレーション端子に出力端子が接続されており、
    前記スイッチング素子は、前記伝送線路の一部に直列に設けられている
    ことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  3. 請求項1に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    前記結合線路は、一端が入力端子に接続された2本の伝送線路から構成され、前記結合線路の通過端子と結合端子が接地され、アイソレーション端子に出力端子が接続されており、
    前記スイッチング素子は、一方が接地された状態で前記結合線路に接続されている
    ことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  4. 請求項1に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    前記結合線路は、入力端子とアイソレーション端子が縦続接続された2本の伝送線路からなる複数の結合線路で構成され、前記結合線路の通過端子と結合端子が開放されており、
    前記スイッチング素子は、前記伝送線路の一部に直列に設けられている
    ことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  5. 請求項1に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    前記結合線路は、入力端子とアイソレーション端子が縦続接続された2本の伝送線路からなる複数の結合線路で構成され、前記結合線路の通過端子と結合端子が接地されており、
    前記スイッチング素子は、一方が接地された状態で前記結合線路に接続されている
    ことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    一方が接地された状態で前記伝送線路に接続された固定容量素子または可変容量素子を少なくとも1つさらに備えたことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    伝送線路間に接続された固定容量素子または可変容量素子を少なくとも1つさらに備えたことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の帯域可変フィルタにおいて、
    少なくとも一方が短絡されており、前記伝送線路と結合する新たな伝送線路をさらに備えたことを特徴とする帯域可変フィルタ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の帯域可変フィルタを少なくとも2つ縦続接続して構成されることを特徴とする帯域可変フィルタ。
JP2008296836A 2008-11-20 2008-11-20 帯域可変フィルタ Expired - Fee Related JP5305858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296836A JP5305858B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 帯域可変フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008296836A JP5305858B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 帯域可変フィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010124311A true JP2010124311A (ja) 2010-06-03
JP5305858B2 JP5305858B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=42325231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008296836A Expired - Fee Related JP5305858B2 (ja) 2008-11-20 2008-11-20 帯域可変フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5305858B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013042756A1 (ja) * 2011-09-23 2013-03-28 日本電気株式会社 方向性結合器及びそれを用いた位相差制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57180202A (en) * 1981-04-28 1982-11-06 Westinghouse Electric Corp Microwave directional signal coupler
JPH04302501A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Anritsu Corp 信号選択装置    
JPH0964601A (ja) * 1995-08-22 1997-03-07 Fujitsu Ltd 高周波回路
JPH09107212A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高周波90度分配合成回路
JP2002280812A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ngk Spark Plug Co Ltd 高周波カプラ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57180202A (en) * 1981-04-28 1982-11-06 Westinghouse Electric Corp Microwave directional signal coupler
JPH04302501A (ja) * 1991-03-29 1992-10-26 Anritsu Corp 信号選択装置    
JPH0964601A (ja) * 1995-08-22 1997-03-07 Fujitsu Ltd 高周波回路
JPH09107212A (ja) * 1995-10-09 1997-04-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 高周波90度分配合成回路
JP2002280812A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ngk Spark Plug Co Ltd 高周波カプラ

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6012059008; Yo-Shen Lin, Po-Ying Chang, and Yu-Shu Hsieh: 'Compact Electronically Switchable Parallel-Coupled Microstrip Bandpass Filter With Wide Stopband' IEEE MICROWAVE AND WIRELESS COMPONENTS LETTERS Vol.18, No.4, 200804, pp.254 - 256, IEEE *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013042756A1 (ja) * 2011-09-23 2013-03-28 日本電気株式会社 方向性結合器及びそれを用いた位相差制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5305858B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013005264A1 (ja) 可変フィルタ装置および通信装置
US8410871B2 (en) Tunable resonator and tunable filter
EP2387095A2 (en) Combline filter
JP2011188088A (ja) 回路素子、可変共振器、可変フィルタ
WO2016076092A1 (ja) 可変フィルタ回路、rfフロントエンド回路、および、通信装置
JP5199889B2 (ja) デュプレクサ
JP2007174438A (ja) フィルタ回路及びフィルタを備えた無線通信システム
KR100973006B1 (ko) 발룬
KR101616941B1 (ko) 체적 탄성파 공진기를 이용한 위상 천이 장치
JP5014278B2 (ja) 移相器
JP5305858B2 (ja) 帯域可変フィルタ
JP6112307B2 (ja) バンドパスフィルタ
JP4267511B2 (ja) 帯域阻止フィルタ
KR101850910B1 (ko) 스위치 뱅크를 이용한 주파수 가변형 밴드패스-밴드스탑 전환필터
Psychogiou et al. Adaptive-transfer-function bandpass filters using reconfigurable evanescent-mode-cavity resonator cascades
Teng et al. Reconfigurable wideband bandpass filters based on dual cross-shaped resonator
JP4251974B2 (ja) 高周波フィルタ
JP2009164997A (ja) 帯域可変フィルタ
JP3685398B2 (ja) 帯域通過フィルタ
JPWO2013005264A1 (ja) 可変フィルタ装置および通信装置
JP6777100B2 (ja) フィルタ回路及び周波数切替方法
JP4936963B2 (ja) 周波数可変増幅器
JP2008078734A (ja) 周波数可変rfフィルタ
JP5164873B2 (ja) 移相器
JP2010124390A (ja) マイクロ波分配回路および可変帯域通過フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees