JP2010123715A - 半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】APC系のサンプルホールドコンデンサの接続異常発生時に過大な電流が流れて半導体レーザが劣化することを事前に予期して防止することができると共に、外部に該異常発生を報知することができる半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置を得る。
【解決手段】サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されず、接続端子T5が開放状態や高抵抗短絡となっている場合には、バイアス電流設定電圧Vbiが一気に上昇し、このようなバイアス電流設定電圧Vbiの電圧上昇を検出してコンパレータ17からの異常検出信号Errがハイレベルからローレベルに反転することにより接続端子T5の異常を検出し、外部に異常報知すると共にスイッチSW1及びSW2をそれぞれオフさせて遮断状態にするようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザの光量制御を行う半導体レーザ駆動装置に関し、特に、半導体レーザの劣化検出を行う機能を備えた半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置の書き込みに使用されている半導体レーザの光量制御として、レーザ光を半導体レーザの近傍に配置したフォトセンサで定期的に検出し、該検出信号を半導体レーザ駆動回路にフィードバックすることによって、レーザ光量の制御を行い、レーザ光量が所望の光量に等しくなるように制御を行う、いわゆるAPC(Automatic Power Control)が一般に行われている。
図7は、半導体レーザ駆動装置の従来例を示した図である。
図7において、レーザダイオード等の半導体レーザLDから照射された光をフォトダイオードPDで受光すると、フォトダイオードPDは受光した光量に比例したモニタ電流Imを出力する。
モニタ電流Imは、I/V変換回路101でモニタ電圧Vmに変換され、比較回路102は、モニタ電圧Vmと所定の基準電圧Vrefとの電圧比較を行い、該電圧差を示す信号を出力する。サンプルホールド回路103は、外部から入力されたAPC信号によって、非画像領域で比較回路102から出力された信号の電圧、又は該電圧のピーク値をサンプリングし、画像領域で該サンプリングした電圧を保持して、駆動電圧として駆動電流設定回路104へ出力する。駆動電流設定回路104は、入力された駆動電圧に基づいて生成した駆動電流を、外部から入力された画像データに応じて半導体レーザLDに供給する。このようなことから、比較回路102及びサンプルホールド回路103はAPC制御回路をなす。
図8は、図7の駆動電流設定回路104の一部とAPC制御回路105の回路例を示した図である。
図8において、演算増幅回路111が比較回路102をなし、スイッチSWaとサンプルホールドコンデンサCshがサンプルホールド回路103をなしている。一般的に、ホールド期間のリークを極力抑えるために、サンプルホールドコンデンサCshは、ICの端子を介して該ICの外部に接続されている。
ここで、レーザダイオードである半導体レーザLDは、他の部品よりも電気的に過電流によるストレスに弱く、半導体レーザを保護するために、該過電流を検出してアラームを出し故障を未然に防ぐ方法をとることが一般的であった。
半導体レーザLDに流れる過電流を検出する従来技術として、次のような2つの方法があった。第1の方法では、半導体レーザLDの電流値を直列接続抵抗及び増幅器で検出し、該検出した電流とあらかじめ設定された基準電流値とを比較し、該検出した電流が該基準電流値以上になると、半導体レーザLDが劣化したことを報知するようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
また、第2の方法では、電子写真方式で画像を形成するための感光体を露光するレーザ露光器のレーザダイオードの駆動電流又はAPCの誤差電流を、一定の画像データを変調信号としてレーザ駆動装置に与えているときに、しきい値(設定値)と比較して、前記誤差電流が該しきい値を超えると異常信号又は劣化信号を発生するようにしていた(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−280522号公報 特開平8−295048号公報
しかしながら、前記第1の方法では、異常電流を検出した際には既に半導体レーザLDが劣化している状態であり、前記第2の方法においても、レーザダイオードLDに流れる電流が異常になることを事前に検出することができなかった。このため、サンプルホールドコンデンサCshの接続が異常である場合、例えば意図せず接触不良等で開放されている場合に、APCを実行してしまうとサンプルホールドコンデンサCshの容量値がほぼゼロである状態になるため、一瞬にして半導体レーザLDに定格を超える電流値が流れ、半導体レーザLDの寿命が縮まるか又は不具合が発生することを未然に防ぐことができなかった。なお、サンプルホールドコンデンサCshが接続される接続端子が開放、又は高抵抗になるような異常としては、半田不良といった製造上の実装不良やユニット評価時のソケット接触不良等が考えられる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、APC系のサンプルホールドコンデンサの接続異常を検出する小規模な回路を追加するだけで、該接続異常発生時に過大な電流が流れて半導体レーザが劣化することを事前に予期して防止することができると共に、外部に該異常発生を報知することができる半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置を得ることを目的とする。
この発明に係る半導体レーザ駆動装置は、半導体レーザの光量が所定の光量になるように該半導体レーザに供給する駆動電流を自動的に制御する半導体レーザ駆動装置において、
入力された駆動電流設定信号に応じた値の前記駆動電流を生成して前記半導体レーザに供給する駆動電流生成回路部と、
前記半導体レーザの発光量に応じたモニタ電圧を生成し、該モニタ電圧と所定の基準電圧との電圧差を増幅してサンプリングしコンデンサに保持して前記駆動電流設定信号を生成し前記駆動電流生成回路部に出力する制御回路部と、
該制御回路部から出力された前記駆動電流設定信号の電圧が所定値を超えると所定の異常検出信号を生成して出力する異常検出回路部と、
前記コンデンサの接続状態の検出を行うために、前記半導体レーザ駆動装置の起動時に所定の時間だけ前記コンデンサに定電流を供給する接続検出回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記コンデンサの接続状態の検出が行われている間、前記コンデンサへの前記増幅信号の出力を停止し、前記接続検出回路部によって前記駆動電流設定信号が生成されるものである。
また、この発明に係る半導体レーザ駆動装置は、半導体レーザの光量が所定の光量になるように該半導体レーザに供給する駆動電流を自動的に制御する半導体レーザ駆動装置において、
入力された駆動電流設定信号に応じた値の前記駆動電流を生成して前記半導体レーザに供給する駆動電流生成回路部と、
前記半導体レーザの発光量に応じたモニタ電圧を生成し、該モニタ電圧と所定の基準電圧との電圧差を増幅してサンプリングしコンデンサに保持して前記駆動電流設定信号を生成し前記駆動電流生成回路部に出力する制御回路部と、
該制御回路部から出力された前記駆動電流設定信号の電圧が所定値を超えると所定の異常検出信号を生成して出力する異常検出回路部と、
前記コンデンサの接続状態の検出を行うために、前記半導体レーザ駆動装置の起動時に所定のワンショットパルスを生成して前記制御回路部に出力する接続検出回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記接続検出回路部から前記ワンショットパルスが入力されている間、強制的に前記コンデンサに前記増幅信号を出力させるものである。
具体的には、前記接続検出回路部は、
所定の定電流を生成して出力する定電流源と、
外部から所定のリセット信号が入力されると、前記ワンショットパルスを生成して出力するパルス生成回路と、
該パルス生成回路から前記ワンショットパルスが出力されている間、前記定電流源からの定電流を前記コンデンサに供給するスイッチと、
を備えるようにした。
また具体的には、前記制御回路部は、
前記検出した発光量に応じたモニタ電圧を生成する光量検出回路と、
該モニタ電圧と前記基準電圧との電圧差を増幅して出力する演算増幅回路と、
該演算増幅回路の出力電圧をサンプリングし前記コンデンサに保持して、前記駆動電流設定信号をなす電圧を生成するサンプルホールド回路と、
を備え、
前記異常検出回路部は、該サンプルホールド回路で生成された電圧が所定値以上の前記駆動電流を生成することを示していると、異常を検出したことを示す前記所定の異常検出信号を生成して出力するようにした。
また、前記異常検出回路部から前記所定の異常検出信号が出力されている間、前記駆動電流生成回路部は、前記半導体レーザへの電流供給を停止すると共に、前記制御回路部は、前記コンデンサへの前記増幅信号の出力を停止するようにした。
具体的には、前記異常検出回路部は、
所定の参照電圧を生成して出力する参照電圧生成回路と、
前記駆動電流設定信号の電圧と該参照電圧との電圧比較を行い、該比較結果を示す前記異常検出信号を生成して出力するコンパレータと、
を備えるようにした。
また、前記異常検出回路部は、
所定の第1参照電圧及び該第1参照電圧未満の第2参照電圧をそれぞれ生成して出力する参照電圧生成回路と、
前記駆動電流設定信号の電圧と該第1参照電圧及び第2参照電圧との電圧比較を行い、前記駆動電流設定信号の電圧が前記第1参照電圧と前記第2参照電圧との間にあるか否かの検出を行い、該検出結果を示す前記異常検出信号を生成して出力する電圧比較回路と、
を備えるようにしてもよい。
また、前記異常検出回路部は、前記異常検出信号を外部に出力するようにしてもよい。
また、この発明に係る画像形成装置は、前記いずれかの半導体レーザ駆動装置を備えたものである。
本発明の半導体レーザ駆動装置及びその半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置によれば、前記コンデンサの接続状態を検出する小規模な回路を追加するだけで、前記コンデンサの接続異常時に過大な電流が半導体レーザに流れて劣化してしまうことを事前に予期して防止することができると共に、外部に該異常を報知することが可能になる。
また、製造途中の実装不良やユニット評価中の操作ミス等で前記コンデンサの接続に異常が起こっていても半導体レーザが破壊することなく、該異常を検知することができるためコストダウンを図ることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。
図1において、半導体レーザ駆動装置1は、レーザダイオード等の半導体レーザLDの順方向電流‐光出力特性(i‐L特性)が温度変化や経年劣化によって変動するため、一般的に、半導体レーザLDの光量を常に一定に保つための制御、すなわちAPCを行う。半導体レーザ駆動装置1は、半導体レーザLDの発光をフォトダイオードPDで受光し、該受光した光量に応じて前記APCを実行する。なお、以下、半導体レーザLDがレーザダイオードであり、半導体レーザ駆動装置1がレーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に使用される場合を想定して説明する。
半導体レーザ駆動装置1は、フォトダイオードPDと、可変抵抗Rpdと、APC制御回路2と、駆動電流設定回路3と、レーザダイオードLDの劣化検出を行う異常検出回路4と、端子状態検出回路5と、スイッチング電流Iswの設定値を出力してレーザダイオードLDの駆動電流値の設定を行う駆動電流制御回路6と、スイッチSW1とを備えている。APC制御回路2は、演算増幅回路11、スイッチSW2、サンプルホールドコンデンサCsh、AND回路12及び制御回路13で構成され、駆動電流設定回路3は、バイアス電流生成回路7及びスイッチング電流生成回路8で構成されている。
バイアス電流生成回路7は、演算増幅回路15、NMOSトランジスタM1及びバイアス電流設定用抵抗Rbiで構成され、スイッチング電流生成回路8は、演算増幅回路16、NMOSトランジスタM2、スイッチング電流設定用抵抗Rsw及びスイッチング電流制御用のスイッチSW3で構成され、異常検出回路4は、コンパレータ17及び抵抗R1,R2で構成されている。また、端子状態検出回路5は、定電流源18、スイッチSW4及びスイッチSW4のスイッチング制御を行うためのパルスを生成して出力するパルス生成回路19で構成されている。
なお、フォトダイオードPD、可変抵抗Rpd及びAPC制御回路2は制御回路部をなし、駆動電流設定回路3は駆動電流生成回路部を、異常検出回路4は異常検出回路部を、端子状態検出回路5は接続検出回路部をそれぞれなす。また、フォトダイオードPD及び可変抵抗Rpdは光量検出回路を、スイッチSW2、サンプルホールドコンデンサCsh、AND回路12及び制御回路13はサンプルホールド回路を、抵抗R1及びR2は参照電圧生成回路をそれぞれなす。また、サンプルホールドコンデンサCshを除くAPC制御回路2、駆動電流設定回路3、異常検出回路4、端子状態検出回路5、駆動電流制御回路6及びスイッチSW1は1つのICに集積されており、該ICは、入力端子T1〜T3、出力端子T4及び接続端子T5,T6を備えている。
フォトダイオードPDのカソードは電源電圧VDDに接続され、フォトダイオードPDのアノードと接地電圧との間には可変抵抗Rpdが接続されている。フォトダイオードPDと可変抵抗Rpdとの接続部は入力端子T1を介して演算増幅回路11の反転入力端に接続されている。演算増幅回路11の非反転入力端には入力端子T2を介して所定の基準電圧Vrefが入力されており、演算増幅回路11の出力端はスイッチSW2の一端に接続され、スイッチSW2の他端には接続端子T5を介してサンプルホールドコンデンサCshの一端が接続され、サンプルホールドコンデンサCshの他端は接地電圧に接続されている。スイッチSW2とサンプルホールドコンデンサCshとの接続部は、演算増幅回路15の非反転入力端及びコンパレータ17の反転入力端にそれぞれ接続されている。
また、電源電圧VDDとスイッチSW4の一端との間には定電流源18が接続され、スイッチSW4の他端は接続端子T5を介してサンプルホールドコンデンサCshの一端に接続されている。パルス生成回路19には、入力端子T3を介して外部からのリセット信号RESが入力されており、パルス生成回路19は、入力されたリセット信号RESに応じて所定のワンショットパルスを生成し、出力信号SpとしてスイッチSW4の制御電極に出力してスイッチSW4のスイッチング制御を行う。
制御回路13には、APC制御を行うためのAPC信号が外部から入力されており、更に入力端子T3に入力されたリセット信号RES及びパルス生成回路19からの出力信号Spがそれぞれ入力されており、これらの入力信号に応じて制御信号Sapcを生成して出力する。制御信号SapcはAND回路12の一方の入力端に入力され、AND回路12の出力信号はスイッチSW2の制御電極に入力されている。
電源電圧VDDにレーザダイオードLDのアノードが、接続端子T6にレーザダイオードLDのカソードがそれぞれ接続され、接続端子T6にはスイッチSW1の一端が接続されている。スイッチSW1の他端は、NMOSトランジスタM1のドレインに接続されると共にスイッチSW3を介してNMOSトランジスタM2のドレインに接続されている。NMOSトランジスタM1のソースと接地電圧との間にはバイアス電流設定用抵抗Rbiが接続されている。演算増幅回路15の反転入力端はNMOSトランジスタM1のソースに接続され、演算増幅回路15の出力端はNMOSトランジスタM1のゲートに接続されている。スイッチSW3は、制御電極に外部からの画像データ信号DATAが入力されている。
また、NMOSトランジスタM2のソースと接地電圧との間にはスイッチング電流設定用抵抗Rswが接続され、演算増幅回路16の非反転入力端には、駆動電流制御回路6からのスイッチング電流設定電圧Vswが入力されている。演算増幅回路16の反転入力端はNMOSトランジスタM2のソースに接続され、演算増幅回路16の出力端はNMOSトランジスタM2のゲートに接続されている。一方、電源電圧VDDと接地電圧との間には抵抗R1及びR2が直列に接続されており、抵抗R1とR2との接続部はコンパレータ17の非反転入力端に接続されており、コンパレータ17からレーザダイオードLDの劣化等の異常を検出したか否かを示す異常検出信号Errが出力される。異常検出信号Errは、AND回路12の他方の入力端に入力されると共にスイッチSW1の制御電極に入力され、更に出力端子T4を介して外部に出力される。
このような構成において、レーザダイオードLDが発光した光をフォトダイオードPDで受光し、フォトダイオードPDは受光した光量に応じたモニタ電流Imを発生させる。モニタ電流Imは可変抵抗Rpdによって電圧に変換され、モニタ電圧Vmとして演算増幅回路11の反転入力端に入力される。演算増幅回路11は、入力されたモニタ電圧Vmと所定の基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して出力する。制御回路13は、APC制御を行うことを示すAPC信号が外部から入力されると、AND回路12に対してハイレベルの制御信号Sapcを出力し、APC制御を行うことを示すAPC信号が入力されていない場合は、AND回路12に対してローレベルの制御信号Sapcを出力する。スイッチSW1及びSW2は、制御電極にハイレベルの信号が入力されるとオンして導通状態になり、ローレベルの信号が入力されるとオフして遮断状態になる。
APC制御時には、スイッチSW2はオンして導通状態になり、レーザダイオードLDには駆動電流設定回路3で生成された駆動電流が流れると共に、サンプルホールドコンデンサCshは演算増幅回路11の出力電圧で充電される。すなわち、スイッチSW2のスイッチング動作に応じて、演算増幅回路11の出力電圧がサンプリングされサンプルホールドコンデンサCshに保持される。APC制御時には、演算増幅回路11の出力電圧が、バイアス電流設定電圧Vbiとして演算増幅回路15の非反転入力端及びコンパレータ17の反転入力端にそれぞれ入力される。演算増幅回路15は、NMOSトランジスタM1とバイアス電流設定用抵抗Rbiとの接続部の電圧がバイアス電流設定電圧Vbiに等しくなるようにNMOSトランジスタM1の動作制御を行い、バイアス電流設定電圧Vbiを電流に変換する。なお、バイアス電流設定電圧Vbiは駆動電流設定信号をなしている。
スイッチSW3は、制御電極に入力された画像データ信号DATAに応じてオン/オフする。演算増幅回路16は、NMOSトランジスタM2とスイッチング電流設定用抵抗Rswとの接続部の電圧がスイッチング電流設定電圧Vswに等しくなるようにNMOSトランジスタM2の動作制御を行い、スイッチング電流設定電圧Vswを電流に変換する。
レーザダイオードLDには、NMOSトランジスタM1とバイアス電流設定用抵抗Rbiの直列回路に流れる電流であるバイアス電流Ibiが流れると共に、画像データ信号DATAによってスイッチSW3がオンしたときに、NMOSトランジスタM2とスイッチング電流設定用抵抗Rswの直列回路に流れる電流であるスイッチング電流Iswが流れる。このように、バイアス電流Ibiは、あらかじめ設定されたスイッチング電流Iswと加算されてレーザダイオードLDから所定の光量を得るための駆動電流IopとしてレーザダイオードLDに供給され、APC制御が行われる。
また、APC制御を行わないときは、制御信号SapcによってスイッチSW2がオフして遮断状態になるため、サンプルホールドコンデンサCshに充電された電圧が、バイアス電流設定電圧Vbiになる。バイアス電流Ibiは、レーザダイオードLDのしきい値電流Ithに追随し、しきい値電流Ith以下であるようにAPC制御を行うことが望ましい。
また、スイッチング電流設定電圧Vswは外部から入力されるようにしてもよく、この場合、駆動電流制御回路6はなくても問題ないが、駆動電流制御回路6は、APC制御回路2からの出力電圧であるバイアス電流設定電圧Vbiやバイアス電流Ibiから個々のレーザダイオードLDの特性、特にしきい値電流Ithを割り出し、スイッチング電流Iswの初期値を最適に設定するための回路をなす。このようなスイッチング電流設定電圧Vswの設定は、例えば特開2007−73543号公報や特許第3466599号公報に開示されているような方法で行うことができる。
異常検出回路4において、コンパレータ17の非反転入力端には、電源電圧VDDを抵抗R1とR2で分圧して生成された、レーザダイオードLDの劣化判定を行うための参照電圧Verrが入力されている。参照電圧Verrは、個々のレーザダイオードLDのデータシート上における駆動最大電流Imax、又はユーザが使用する最大光量値に対応した最大駆動電流Iopmaxからスイッチング電流Iswを減算した電流値Ierrに応じた電圧に設定する。このようにすることにより、レーザダイオードLDの劣化が起き始めた直後に、レーザダイオードLDに不具合が発生する前に該劣化を知ることができる。
バイアス電流設定電圧Vbiが参照電圧Verr以上になると、コンパレータ17からローレベルの異常検出信号Errが出力され、スイッチSW1がオフして遮断状態になると共に、AND回路12から出力される出力信号が制御回路13からの制御信号Sapcに関係なくローレベルになりスイッチSW2がオフして遮断状態になる。更に、コンパレータ17からのローレベルの異常検出信号Errに応じてレーザダイオードLDの劣化を報知する回路を付加することにより、簡単にかつ精度良くレーザダイオードLDの劣化検出を行うことができる。
ここで、APC制御時は、制御信号Sapcによって演算増幅回路11とサンプルホールドコンデンサCshが接続され、演算増幅回路11とサンプルホールドコンデンサCshが接続されると演算増幅回路11で比較した結果がサンプルホールドコンデンサCshに反映され、サンプルホールドコンデンサの電圧は、電圧電流変換されてレーザダイオードLDに供給される。このため、サンプルホールドコンデンサCshが実装不良等で開放されてしまっている状態でAPCが実行されると、バイアス電流設定電圧Vbiが瞬時に上昇してレーザダイオードLDに過大な電流が供給されることになる。このようなことから、リセット解除直後において、APCが開始される前にサンプルホールドコンデンサCshの接続異常を検出する端子状態検出回路を設けることによって、レーザダイオードLDに過大な電流が供給されることを防ぐことができる。
次に、図2及び図3は、図1の半導体レーザ駆動装置1の動作、特に端子状態検出回路5に関係する動作例を示したタイミングチャートであり、図4は、端子状態検出回路5に関係する半導体レーザ駆動装置1の動作例を示したフローチャートである。図2から図4を用いて端子状態検出回路5の動作について説明する。
図1では図示を省略しているが、ハイレベルのリセット信号RESが入力されている間は、APC制御回路2、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6はそれぞれ動作を停止、例えばAPC制御回路2、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6の各演算増幅回路がそれぞれ動作を停止している。
リセット信号RESがローレベルに立ち下がってリセットが解除されると、APC制御回路2、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6はそれぞれ作動し、パルス生成回路19は、リセットが解除されてから所定時間後に所定のワンショットパルスを生成して出力信号SpとしてスイッチSW4の制御電極に出力する。スイッチSW4は出力信号Spがハイレベルである間だけオンして導通状態になる。また、制御回路13は、リセットが解除された後、信号Spが所定時間ハイレベルになってローレベルに立ち下がるまでは、スイッチSW2を強制的にオフさせるようにAPC信号に関係なく制御信号Sapcをローレベルにする。このため、接続端子T5を介してサンプルホールドコンデンサCshに入力される電流は定電流源18からの定電流のみになる。
このような状態において、図2はサンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されている場合を示しており、図3はサンプルホールドコンデンサCshの接続が異常である場合を示している。サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されている場合では、定電流源18から微小な定電流を一定期間流し込んでもバイアス電流設定電圧Vbiが殆ど上昇しない。しかし、サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されず、接続端子T5が開放状態や高抵抗短絡となっている場合には、バイアス電流設定電圧Vbiは一気に上昇する。このようなバイアス電流設定電圧Vbiの電圧上昇を検出してコンパレータ17からの異常検出信号Errがハイレベルからローレベルに反転することにより接続端子T5の異常を検出し、外部に異常報知すると共にスイッチSW1及びSW2をそれぞれオフさせて遮断状態にすることにより、サンプルホールドコンデンサCshの接続異常によるレーザダイオードLDに不具合が発生することを防止できる。
このように、本第1の実施の形態における半導体レーザ駆動装置は、APC系のサンプルホールドコンデンサCshの接続異常を検出する小規模な回路である端子状態検出回路5を追加するだけで、該接続異常発生時に過大な電流が流れてレーザダイオードLDが劣化することを事前に予期して防止することができると共に外部に該異常発生を報知することができ、製造途中の実装不良、ユニット評価中の操作ミス等で接続端子T5に異常が発生してもレーザダイオードLDを破壊することなく、異常を検知することができるためコストダウンを図ることができる。
第2実施の形態.
前記第1の実施の形態では、端子状態検出回路5でサンプルホールドコンデンサCshの接続状態を検出する際に定電流源18からの定電流をサンプルホールドコンデンサCshに供給するようにしたが、定電流源18からの定電流の代わりに演算増幅回路11からの電流を供給するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図5は、本発明の第2の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。なお、図5では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図5における図1との相違点は、定電流源18及びスイッチSW4をなくしOR回路14を追加したことにある。これに伴って、図1の制御回路13を制御回路13aに、図1のAPC制御回路2をAPC制御回路2aに、図1の端子状態検出回路5を端子状態検出回路5aに、図1の半導体レーザ駆動装置1を半導体レーザ駆動装置1aにそれぞれした。
図5において、半導体レーザ駆動装置1aは、レーザダイオード等の半導体レーザLDの順方向電流‐光出力特性(i‐L特性)が温度変化や経年劣化によって変動するため、一般的に、半導体レーザLDの光量を常に一定に保つための制御、すなわちAPCを行う。半導体レーザ駆動装置1aは、半導体レーザLDの発光量をフォトダイオードPDで受光し、該受光した光量に応じて前記APCを実行する。なお、以下、半導体レーザLDがレーザダイオードであり、半導体レーザ駆動装置1aがレーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に使用される場合を想定して説明する。
半導体レーザ駆動装置1aは、フォトダイオードPDと、可変抵抗Rpdと、APC制御回路2aと、駆動電流設定回路3と、異常検出回路4と、端子状態検出回路5aと、駆動電流制御回路6と、スイッチSW1とを備えている。APC制御回路2aは、演算増幅回路11、スイッチSW2、サンプルホールドコンデンサCsh、AND回路12、制御回路13a及びOR回路14で構成され、端子状態検出回路5aは、パルス生成回路19で構成されている。
なお、フォトダイオードPD、可変抵抗Rpd及びAPC制御回路2aは制御回路部をなし、端子状態検出回路5aは接続検出回路部をなす。また、スイッチSW2、サンプルホールドコンデンサCsh、AND回路12、OR回路14及び制御回路13aはサンプルホールド回路をなす。また、サンプルホールドコンデンサCshを除くAPC制御回路2a、駆動電流設定回路3、異常検出回路4、端子状態検出回路5a、駆動電流制御回路6及びスイッチSW1は1つのICに集積されており、該ICは、入力端子T1〜T3、出力端子T4及び接続端子T5,T6を備えている。
また、パルス生成回路19には、入力端子T3を介して外部からのリセット信号RESが入力されており、パルス生成回路19は、入力されたリセット信号RESに応じたパルスを生成して出力信号SpとしてOR回路14の一方の入力端に出力する。制御回路13aには、APC制御を行うためのAPC信号が外部から入力され、更に入力端子T3に入力されたリセット信号RESが入力されており、これらの入力信号に応じて制御信号Sapcを生成して出力する。制御信号SapcはAND回路12の一方の入力端に入力され、AND回路12の出力信号はOR回路14の他方の入力端に入力され、OR回路14の出力信号がスイッチSW2の制御電極に入力されている。
このような構成において、制御回路13aは、APC制御を行うことを示すAPC信号が外部から入力されると、AND回路12に対してハイレベルの制御信号Sapcを出力し、APC制御を行うことを示すAPC信号が入力されていない場合は、AND回路12に対してローレベルの制御信号Sapcを出力する。
図5では図示を省略しているが、ハイレベルのリセット信号RESが入力されている間は、APC制御回路2a、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6はそれぞれ動作を停止、例えばAPC制御回路2a、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6の各演算増幅回路がそれぞれ動作を停止している。
リセット信号RESがローレベルに立ち下がってリセットが解除されると、APC制御回路2a、駆動電流設定回路3及び駆動電流制御回路6はそれぞれ作動し、パルス生成回路19は、リセットが解除されてから所定時間後に所定のワンショットパルスを生成して出力信号SpとしてOR回路14の一方の入力端に出力する。OR回路14は、出力信号Spがハイレベルである間だけAND回路12の出力信号に関係なくハイレベルの信号を出力してスイッチSW2をオンさせて導通状態にさせる。このため、サンプルホールドコンデンサCshには、接続端子T5を介して演算増幅回路11からの電流が供給される。
このような状態において、サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されず、接続端子T5が開放状態や高抵抗短絡となっている場合には、バイアス電流設定電圧Vbiは一気に上昇する。このようなバイアス電流設定電圧Vbiの電圧上昇を検出してコンパレータ17の出力信号Errがハイレベルからローレベルに反転することにより接続端子T5の異常を検出し、外部に異常報知すると共にスイッチSW1及びSW2をそれぞれオフさせて遮断状態にすることにより、サンプルホールドコンデンサCshの接続異常によるレーザダイオードLDに不具合が発生することを防止できる。
このように、本第2の実施の形態における半導体レーザ駆動装置は、端子状態検出回路5aでサンプルホールドコンデンサCshの接続状態を検出する際に、リセット解除後に所定の時間だけスイッチSW2を強制的にオンさせ、演算増幅回路11からの電流をサンプルホールドコンデンサCshに供給するようにした。このことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、前記第1の実施の形態よりも回路規模を小さくすることができ、コストの削減を図ることができる。
第3の実施の形態.
前記第1及び第2の各実施の形態では、サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されず、接続端子T5が開放状態や高抵抗短絡となっている場合を検出できるが、サンプルホールドコンデンサCshが短絡した場合を検出することができない。そこで、接続端子T5が開放状態や高抵抗短絡となっている場合に加えてサンプルホールドコンデンサCshが短絡した場合を検出することができるようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第3の実施の形態とする。
図6は、本発明の第3の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。なお、図6では、図1の回路構成を例にして示しており、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図6における図1との相違点は、図1の異常検出回路4にウインドコンパレータを使用したことにあり、これに伴って、図1の異常検出回路4を異常検出回路4bにし、図1の半導体レーザ駆動装置1を半導体レーザ駆動装置1bにした。
図6において、半導体レーザ駆動装置1bは、レーザダイオード等の半導体レーザLDの順方向電流‐光出力特性(i‐L特性)が温度変化や経年劣化によって変動するため、一般的に、半導体レーザLDの光量を常に一定に保つための制御、すなわちAPCを行う。半導体レーザ駆動装置1bは、半導体レーザLDの発光をフォトダイオードPDで受光し、該受光した光量に応じて前記APCを実行する。なお、以下、半導体レーザLDがレーザダイオードであり、半導体レーザ駆動装置1bがレーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に使用される場合を想定して説明する。
半導体レーザ駆動装置1bは、フォトダイオードPDと、可変抵抗Rpdと、APC制御回路2と、駆動電流設定回路3と、レーザダイオードLDの劣化検出を行う異常検出回路4bと、端子状態検出回路5と、駆動電流制御回路6と、スイッチSW1とを備えている。異常検出回路4bは、コンパレータ21,22、AND回路23及び抵抗R21〜R23で構成されている。
なお、異常検出回路4bは異常検出回路部をなし、コンパレータ21,22及びAND回路23は電圧検出回路を、抵抗R21〜R23が参照電圧生成回路をそれぞれなす。また、参照電圧Verrが第1参照電圧を、参照電圧Verr1が第2参照電圧をそれぞれなす。また、サンプルホールドコンデンサCshを除くAPC制御回路2、駆動電流設定回路3、異常検出回路4b、端子状態検出回路5、駆動電流制御回路6及びスイッチSW1は1つのICに集積されており、該ICは、入力端子T1〜T3、出力端子T4及び接続端子T5,T6を備えている。
スイッチSW2とサンプルホールドコンデンサCshとの接続部は、演算増幅回路15及びコンパレータ22の各非反転入力端、並びにコンパレータ21の反転入力端にそれぞれ接続されている。電源電圧VDDと接地電圧との間には抵抗R21〜R23が直列に接続されており、抵抗R21とR22との接続部はコンパレータ21の非反転入力端に接続されており、抵抗R22とR23との接続部はコンパレータ22の反転入力端に接続されている。コンパレータ21及び22の各出力端はAND回路23の各入力端に対応して接続されており、AND回路23からレーザダイオードLDの劣化を検出したか否かを示す異常検出信号Errが出力される。異常検出信号Errは、AND回路12の他方の入力端に入力されると共にスイッチSW1の制御電極に入力され、更に出力端子T4を介して外部に出力される。
異常検出回路4bにおいて、コンパレータ21の非反転入力端には、電源電圧VDDを抵抗R21と抵抗R22及びR23の直列抵抗とで分圧して生成された、レーザダイオードLDの劣化判定を行うための参照電圧Verrが入力されている。参照電圧Verrは、個々のレーザダイオードLDのデータシート上における駆動最大電流Imax、又はユーザが使用する最大光量値に対応した最大駆動電流Iopmaxからスイッチング電流Iswを減算した電流値Ierrに応じた電圧に設定する。このようにすることにより、レーザダイオードLDの劣化が起き始めた直後に、レーザダイオードLDに不具合が発生する前に該劣化を知ることができる。また、コンパレータ22の反転入力端には、電源電圧VDDを抵抗R21及びR22の直列抵抗と抵抗R23とで分圧して生成された、サンプルホールドコンデンサCshが短絡したことを検出するための参照電圧Verr1が入力されている。
バイアス電流設定電圧Vbiが参照電圧Verr以上になると、コンパレータ21からローレベルの信号が出力されると共にコンパレータ22からハイレベルの信号が出力される。このため、AND回路23からローレベルの異常検出信号Errが出力されて、スイッチSW1がオフして遮断状態になると共に、AND回路12から出力される出力信号が制御回路13からの制御信号Sapcに関係なくローレベルになりスイッチSW2がオフして遮断状態になる。更に、AND回路23からのローレベルの異常検出信号Errに応じてレーザダイオードLDの劣化を報知する回路を付加することにより、簡単にかつ精度良くレーザダイオードLDの劣化検出を行うことができる。
また、バイアス電流設定電圧Vbiが参照電圧Verr1以下になると、コンパレータ21からハイレベルの信号が出力されると共にコンパレータ22からローレベルの信号が出力される。このため、AND回路23からローレベルの異常検出信号Errが出力され、バイアス電流設定電圧Vbiが参照電圧Verr以上になったときと同様の動作が行われる。バイアス電流設定電圧Vbiが参照電圧Verr未満であると共に参照電圧Verr1を超える場合は、AND回路23からハイレベルの異常検出信号Errが出力され、スイッチSW1がオンして導通状態になると共にAND回路12から制御信号Sapcに応じた信号が出力される。
なお、図6では、図1の回路構成をなす場合を例にして説明したが、図5の回路構成を有する場合も同様であり、この場合、図5の異常検出回路4を図6の異常検出回路4bに置き換えればよく、このようにした場合も異常検出回路4bの動作は同じであることからその説明を省略する。
このように、本第3の実施の形態における半導体レーザ駆動装置は、前記第1及び第2の各実施の形態の異常検出回路4を、ウインドコンパレータを使用した異常検出回路4bに置き換えることにより、簡単な回路を追加することで、前記第1又は第2の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、サンプルホールドコンデンサCshが短絡した場合も検出することができる。
なお、前記第1から第3の各実施の形態における半導体レーザ駆動装置を、レーザプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に使用するようにしてもよい。
また、前記第1から第3の各実施の形態では、電源電圧VDDを分圧回路で分圧して参照電圧を生成するようにしたが、本発明は、これに限定するものではなく、該分圧回路の代わりに所定の参照電圧を生成して出力する電圧生成回路を使用してもよく、この場合、該電圧生成回路は生成する参照電圧の電圧値を変える手段を有するようにしてもよい。
また、前記第1から第3の各実施の形態において、バイアス電流設定電圧Vbiが演算増幅回路15の非反転入力端に入力されるようにしたが、これは一例であり、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、バイアス電流設定電圧Vbiを演算増幅回路16の非反転入力端に入力すると共に演算増幅回路15の非反転入力端にスイッチング電流設定電圧Vswを入力するようにしてもよい。このようにした場合、バイアス電流設定電圧Vbiに応じたスイッチング電流Iswが生成されると共にスイッチング電流設定電圧Vswに応じたバイアス電流Ibiが生成されるが、この場合においてもバイアス電流設定電圧Vbiは駆動電流設定信号をなす。
本発明の第1の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。 サンプルホールドコンデンサCshが正常に接続されている場合の端子状態検出回路5に関係する動作例を示したタイミングチャートである。 サンプルホールドコンデンサCshの接続が異常である場合の端子状態検出回路5に関係する動作例を示したタイミングチャートである。 端子状態検出回路5に関係する半導体レーザ駆動装置1の動作例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態における半導体レーザ駆動装置の回路例を示した図である。 半導体レーザ駆動装置の従来例を示した図である。 図7の駆動電流設定回路104の一部とAPC制御回路105の回路例を示した図である。
符号の説明
1,1a,1b 半導体レーザ駆動装置
2,2a APC制御回路
3 駆動電流設定回路
4 異常検出回路
5 端子状態検出回路
6 駆動電流制御回路
7 バイアス電流生成回路
8 スイッチング電流生成回路
11,15,16 演算増幅回路
12,23 AND回路
13 制御回路
14 OR回路
17,21,22 コンパレータ
18 定電流源
19 パルス生成回路
SW1〜SW4 スイッチ
Csh サンプルホールドコンデンサ
LD レーザダイオード
PD フォトダイオード
Rpd 可変抵抗
Rbi バイアス電流設定用抵抗
Rsw スイッチング電流設定用抵抗
R1,R2,R21〜R23 抵抗
M1〜M3 NMOSトランジスタ
T5 接続端子

Claims (9)

  1. 半導体レーザの光量が所定の光量になるように該半導体レーザに供給する駆動電流を自動的に制御する半導体レーザ駆動装置において、
    入力された駆動電流設定信号に応じた値の前記駆動電流を生成して前記半導体レーザに供給する駆動電流生成回路部と、
    前記半導体レーザの発光量に応じたモニタ電圧を生成し、該モニタ電圧と所定の基準電圧との電圧差を増幅してサンプリングしコンデンサに保持して前記駆動電流設定信号を生成し前記駆動電流生成回路部に出力する制御回路部と、
    該制御回路部から出力された前記駆動電流設定信号の電圧が所定値を超えると所定の異常検出信号を生成して出力する異常検出回路部と、
    前記コンデンサの接続状態の検出を行うために、前記半導体レーザ駆動装置の起動時に所定の時間だけ前記コンデンサに定電流を供給する接続検出回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記コンデンサの接続状態の検出が行われている間、前記コンデンサへの前記増幅信号の出力を停止し、前記接続検出回路部によって前記駆動電流設定信号が生成されることを特徴とする半導体レーザ駆動装置。
  2. 半導体レーザの光量が所定の光量になるように該半導体レーザに供給する駆動電流を自動的に制御する半導体レーザ駆動装置において、
    入力された駆動電流設定信号に応じた値の前記駆動電流を生成して前記半導体レーザに供給する駆動電流生成回路部と、
    前記半導体レーザの発光量に応じたモニタ電圧を生成し、該モニタ電圧と所定の基準電圧との電圧差を増幅してサンプリングしコンデンサに保持して前記駆動電流設定信号を生成し前記駆動電流生成回路部に出力する制御回路部と、
    該制御回路部から出力された前記駆動電流設定信号の電圧が所定値を超えると所定の異常検出信号を生成して出力する異常検出回路部と、
    前記コンデンサの接続状態の検出を行うために、前記半導体レーザ駆動装置の起動時に所定のワンショットパルスを生成して前記制御回路部に出力する接続検出回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記接続検出回路部から前記ワンショットパルスが入力されている間、強制的に前記コンデンサに前記増幅信号を出力させることを特徴とする半導体レーザ駆動装置。
  3. 前記接続検出回路部は、
    所定の定電流を生成して出力する定電流源と、
    外部から所定のリセット信号が入力されると、前記ワンショットパルスを生成して出力するパルス生成回路と、
    該パルス生成回路から前記ワンショットパルスが出力されている間、前記定電流源からの定電流を前記コンデンサに供給するスイッチと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動装置。
  4. 前記制御回路部は、
    前記検出した発光量に応じたモニタ電圧を生成する光量検出回路と、
    該モニタ電圧と前記基準電圧との電圧差を増幅して出力する演算増幅回路と、
    該演算増幅回路の出力電圧をサンプリングし前記コンデンサに保持して、前記駆動電流設定信号をなす電圧を生成するサンプルホールド回路と、
    を備え、
    前記異常検出回路部は、該サンプルホールド回路で生成された電圧が所定値以上の前記駆動電流を生成することを示していると、異常を検出したことを示す前記所定の異常検出信号を生成して出力することを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体レーザ駆動装置。
  5. 前記異常検出回路部から前記所定の異常検出信号が出力されている間、前記駆動電流生成回路部は、前記半導体レーザへの電流供給を停止すると共に、前記制御回路部は、前記コンデンサへの前記増幅信号の出力を停止することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の半導体レーザ駆動装置。
  6. 前記異常検出回路部は、
    所定の参照電圧を生成して出力する参照電圧生成回路と、
    前記駆動電流設定信号の電圧と該参照電圧との電圧比較を行い、該比較結果を示す前記異常検出信号を生成して出力するコンパレータと、
    を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の半導体レーザ駆動装置。
  7. 前記異常検出回路部は、
    所定の第1参照電圧及び該第1参照電圧未満の第2参照電圧をそれぞれ生成して出力する参照電圧生成回路と、
    前記駆動電流設定信号の電圧と該第1参照電圧及び第2参照電圧との電圧比較を行い、前記駆動電流設定信号の電圧が前記第1参照電圧と前記第2参照電圧との間にあるか否かの検出を行い、該検出結果を示す前記異常検出信号を生成して出力する電圧比較回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の半導体レーザ駆動装置。
  8. 前記異常検出回路部は、前記異常検出信号を外部に出力することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の半導体レーザ駆動装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の半導体レーザ駆動装置を備えた画像形成装置。
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