JPH08178618A - 光学式センサ - Google Patents

光学式センサ

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JPH08178618A
JPH08178618A JP31861694A JP31861694A JPH08178618A JP H08178618 A JPH08178618 A JP H08178618A JP 31861694 A JP31861694 A JP 31861694A JP 31861694 A JP31861694 A JP 31861694A JP H08178618 A JPH08178618 A JP H08178618A
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light emitting
light
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JP31861694A
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Inventor
Kenichi Ishiyama
賢一 石山
Toshiyuki Moribayashi
敏之 盛林
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】受光素子の断線または出力低下、受光素子の断
線や劣化、汚れ、また、電流フィードバック回路の短絡
等の異常が発生した場合に、異常の発生及び異常の原因
及び箇所を検出できる光学式センサを提供する。 【構成】発光素子と、発光素子からの光を受光する受光
素子と、受光素子の出力信号レベルが常に一定レベルと
なるように発光素子への駆動電流を制御するフィードバ
ック手段を備えた光学式センサにおいて、受光素子の出
力信号レベルと基準信号レベルとを比較する比較手段か
らなり、比較手段の比較結果を異常検出結果として出力
する異常検出手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式センサの発光素
子、受光素子、フィードバック回路等における故障が検
出できる光学式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の光学式センサを説明するた
めの図で、(a)は光位置検出素子による位置検出原理
図、(b)は従来の位置検出回路部を示すブロック図で
ある。以下、図を用いて説明する。先ず、位置検出原理
について述べる。
【0003】3は光の照射位置を検出する光位置検出素
子(以下、PSDと称す)で、セラミック基板上に一種
のpinダイオードが構成されている。その等価回路は
PSD3の両端のアノードA1 、A2 間に抵抗Rが形成
され、光の照射によりフォトダイオードDが導通状態と
なると共に、PSD3に対する光照射点がフォトダイオ
ードDと抵抗Rの接続点aに対応していると見做され
る。光の照射により両アノードA1 、A2 にはアノード
電流I1 、I2 が出力される(PSDの中央部に光が照
射されたときはI1 =I2 となる)。そして、後述する
センサ出力部4で処理され、演算処理装置により式
(1)を用いて光の照射位置x(PSD3の中央部から
の変位)が算出される。尚、LはPSDの有効長であ
る。
【0004】 x=(L/2)×(I1 −I2 )÷(I1 +I2 ) ・・・・・ 式(1) 次に、従来の位置検出装置の回路部の構成について述べ
る。2は発光ダイオードで、発光ダイオード2とPSD
3の間に設けられた位置を検出すべき被検出部に連結さ
れたスリット板(図示せず)のスリットを通過してPS
D3に光を照射する。3は光位置検出素子(PSD)
で、PSD3上の照射位置に応じて、つまり、被検出部
の位置に応じて両端子A1 、A2 から電流I1、I2 が
出力される。
【0005】4はセンサ出力部で、PSD3からの出力
電流I1 、I2 を差動増幅器43に入力するために、対
応した電圧に変換する電流−電圧変換器41,42、P
SD3の両端子A1 、A2 からの出力電流I1 、I2 の
差に比例した電圧を出力する差動増幅器43及びセンサ
出力のバイアス電圧を調整する(出力電圧と被検出部の
位置関係、つまり、基準位置の場合に出力電圧を何Vと
するかを調整する)オフセット電圧調整部44で構成さ
れる。
【0006】5は電流フィードバック部で、PSD3の
両端子A1 、A2 に出力される電流I1 、I2 の和を常
に一定に保つようにフィードバックをかける。電流−電
圧変換器41,42の出力和を求める加算器51、抵抗
R1 、コンデンサC1 及び加算器51の出力と基準電圧
VR1と比較して比較結果に応じた電圧を出力する差動増
幅器52から構成され、常に出力電流和(I1 +I2 )
が一定になるようにフィードバックをかける。
【0007】次に、位置検出装置の回路部の動作につい
て述べる。PSD3の両端子A1 、A2 からは図示しな
いスリットを通過した光の照射位置及び光量に応じた電
流I1 、I2 が出力される。センサ出力部4では、この
電流を電流−電圧変換器41,42に入力して、それぞ
れ対応する電圧に変換する。変換された出力は差動増幅
器43に入力され、出力電流I1 、I2 の差に比例した
電圧が出力される。さらに、センサ出力のバイアス電圧
を調整するために、オフセット調整器44によりオフセ
ット電圧が加算され、最終的にPSD3の出力電流I1
、I2 の差に比例した電圧がセンサ出力として外部に
取り出される。このセンサ出力は演算処理装置(図示せ
ず)へ送られ、このセンサ出力から式(1)により光の
照射位置xが求められる。
【0008】一方、電流フィードバック部5では、PS
D3の出力電流和(I1 +I2 )を常に一定に保つため
に、先ず、電流−電圧変換器41,42の出力は加算器
51に送られ、両出力電圧の和がとられる。この加算器
51の出力電圧は出力電流和(I1 +I2 )に比例して
おり、抵抗R1 を介して差動増幅器52に入力され、基
準電圧(通常値VR1)と比較され、この比較結果、つま
り差動増幅器52の出力により、常に、差動増幅器52
の入力電圧が基準電圧VR1と同じになるように、発光ダ
イオード2への供給電流I3 が調整される(フィードバ
ックがかけられる)。このようにして、常にPSD3の
出力電流和(I1 +I2 )が一定になるよう発光ダイオ
ード2の輝度が調整される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、PS
D3の断線または出力低下、発光ダイオード2の断線、
電流フィードバック部5の短絡等の異常が発生し、電流
フィードバックがかからなくなっても、異常の発生、ま
た異常の原因及び箇所が判らないという問題がある。
【0010】また、発光ダイオード2が汚れ、劣化等に
より輝度が低下しても、電流フィードバック部5が、光
位置検出素子3の出力電流(I1 +I2 )が常に一定に
なるように、自動的に発光ダイオード2に供給する電流
I3 を調整する。この電流フィードバックは発光ダイオ
ード2が汚れ、劣化等でさらに輝度が低下すれば、際限
なく供給電流I3 を増加するように作用する(実際には
発光ダイオードの特性または供給電源により限界があ
る)。そのために、動作が完全におかしくなるまで、発
光ダイオード2の汚れ、劣化等に気付かず、必要以上の
大電流で駆動し続けることになる。従って、突然光学式
センサが動作しなくなってしまったり、また過電流によ
り発光素子等の寿命が短くなるという問題が生ずる。
【0011】本発明は、受光素子の断線または出力低
下、発光素子の断線や劣化、汚れ、また、電流フィード
バック回路の短絡等の異常が発生した場合に、異常の発
生及び異常の原因及び箇所を検出できる光学式センサを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、発光素子と、該発光素子からの光を受光す
る受光素子と、該受光素子の出力信号レベルが常に一定
レベルとなるように前記発光素子への駆動電流を制御す
るフィードバック手段を備えた光学式センサにおいて、
前記受光素子の出力信号レベルと基準信号レベルとを比
較する比較手段からなり、該比較手段の比較結果を異常
検出結果として出力する異常検出手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0013】また、前記異常検出手段は前記受光素子か
らの出力信号と信号レベルの異なる複数の基準信号とを
比較する複数の比較手段を有することを特徴とするもの
である。また、発光素子と、該発光素子からの光を受光
する受光素子と、該受光素子の出力信号レベルが常に一
定レベルとなるように前記発光素子への駆動電流を制御
するフィードバック手段を備えた光学式センサにおい
て、前記駆動電流の電流を検出する駆動電流検出手段
と、前記駆動電流の電流値と基準電流値を比較する第2
比較手段からなり、該第2比較手段の比較結果を異常検
出結果として出力する第2異常検出手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0014】
【作用】発光素子からの光が受光素子に照射されると、
受光素子からは光の照射量に応じた信号が出力される。
フィードバック手段が受光素子からの出力信号レベルが
常に一定レベルになるように、発光素子への駆動電流を
制御する。このとき発光素子の断線等で出力信号レベル
が極端に低下したときは、比較手段が受光素子からの出
力信号レベルと正常時の基準信号レベルと比較する。出
力信号レベルが正常時の基準信号レベルより低くなる
と、異常検出手段が発光素子の異常を検出する。
【0015】また、発光素子からの光が受光素子に照射
されると、受光素子からは光の照射量に応じた信号が出
力される。フィードバック手段が受光素子からの出力信
号レベルが常に一定レベルになるように、発光素子への
駆動電流を制御する。このとき異常の種別により出力信
号レベルが異なる。複数の比較手段が受光素子からの出
力信号レベルと複数の基準信号レベルと比較する。受光
素子からの出力信号レベルの高低により、複数の比較手
段からの出力の組み合わせが異なるので、異常検出手段
が異常の種別を検出することができる。
【0016】また、発光素子からの光が受光素子に照射
されると、受光素子からは光の照射量に応じた信号が出
力される。フィードバック手段が受光素子からの出力信
号レベルが常に一定レベルになるように、発光素子への
駆動電流を制御する。ここで、発光素子の輝度が低下し
て、受光素子からの出力信号レベルが低下すると、これ
を補うように発光素子の駆動電流が増加される。このと
き駆動電流検出手段が発光素子への駆動電流を検出し、
第2比較手段がこの駆動電流値と正常時の基準電流値を
比較する。この比較結果を基に第2異常検出手段が発光
素子の異常を検出する。
【0017】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の光学式センサ
の回路部を示すブロック図である。以下、図を用いて説
明する。2は発光ダイオードで、発光ダイオード2とP
SD3の間に設けられた位置を検出すべき被検出部に連
結されたスリット板(図示せず)のスリットを通過して
PSD3に光を照射する。3は光位置検出素子(PS
D)で、PSD3上の照射位置に応じて、つまり、被検
出部の位置に応じて両端子A1 、A2 から電流I1、I2
が出力される。
【0018】4はセンサ出力部で、PSD3からの出力
電流I1 、I2 を差動増幅器43に入力するために、対
応した電圧に変換する電流−電圧変換器41,42、P
SD3の両端子A1 、A2 からの出力電流I1 、I2 の
差に比例した電圧を出力する差動増幅器43及びセンサ
出力のバイアス電圧を調整する(出力電圧と被検出部の
位置の関係、つまり基準位置の場合に出力電圧を何Vと
するかを調整する)オフセット電圧調整部44で構成さ
れる。
【0019】5は電流フィードバック部で、PSD3の
両端子A1 、A2 に出力される電流I1 、I2 の和を常
に一定に保つようにフィードバックをかける。電流−電
圧変換器41,42の出力和を求める加算器51、抵抗
R1 、コンデンサC1 及び加算器51の出力と基準電圧
VR1と比較して、比較結果に応じた電圧を出力する差動
増幅器52から構成され、常に出力電流和(I1 +I2
)が一定になるようにフィードバックをかける。
【0020】1は故障検出部で、電流−電圧変換器4
1,42の出力和を求める加算器51の出力(B点)を
基準電圧VR2と比較するコンパレータ11で構成され、
外部端子としてコンパレータ11の比較結果を出力する
出力端子T11が設けられている。先ず、位置検出装置
の回路部の動作について述べる。
【0021】PSD3の両端子A1 、A2 からは図示し
ないスリットを通過した光の照射位置及び光量に応じた
電流I1 、I2 が出力される。センサ出力部4では、こ
の電流を電流−電圧変換器41,42に入力して、それ
ぞれ対応する電圧に変換する。変換された出力は差動増
幅器43に入力され、出力電流I1 、I2 の差に比例し
た電圧が出力される。さらに、センサ出力のバイアス電
圧を調整するために、オフセット調整器44によりオフ
セット電圧が加算され、最終的にPSD3の出力電流I
1 、I2 の差に比例した電圧がセンサ出力として外部に
取り出される。このセンサ出力は演算処理装置(図示せ
ず)へ送られ、このセンサ出力から式(1)により光の
照射位置xが求められる。
【0022】一方、電流フィードバック部5では、PS
D3の出力電流和(I1 +I2 )を常に一定に保つため
に、先ず、電流−電圧変換器41,42の出力は加算器
51に送られ、両出力電圧の和がとられる。この加算器
51の出力電圧は出力電流和(I1 +I2 )に比例して
おり、抵抗R1 を介して差動増幅器52に入力され、基
準電圧(通常値VR1)と比較され、この比較結果、つま
り、差動増幅器52の出力により、常に、差動増幅器5
2の入力電圧が基準電圧VR1と同じになるように、発光
ダイオード2への供給電流I3 が調整される(フィード
バックがかけられる)。このようにして、常にPSD3
の出力電流和(I1 +I2 )が一定になるよう発光ダイ
オード2の輝度が調整される。
【0023】次に、本光学式センサの発光ダイオード2
が使用中に断線した場合の故障検出動作について述べ
る。PSD3には発光ダイオード2からの光が照射され
ず、電流フィードバック部5がPSD3の出力電流和
(I1 +I2 )を一定に保つように作用(電流を増大さ
せる)しても、発光ダイオード2が断線しているため
に、出力電流和(I1 +I2 )は0となる(実際には少
量の暗電流は流れる)。
【0024】その結果、フィードバック部5のB点にお
ける電圧は0Vとなるので、故障検出部1のコンパレー
タ11で、B点の電圧を基準電圧VR2(通常値よりやや
低い電圧に設定されている)と比較すれば、異常時には
コンパレータ11の出力端子T11からは高レベル信号
(H信号)が出力される(正常時はL出力)。尚、出力
端子T11からの出力信号の利用方法としては、例え
ば、出力端子T11からHが出力されると、異常がある
ことを知らせる警告灯(図示せず)を点灯する等の制御
を行えばよい。
【0025】以上のように本実施例では、光位置検出素
子の出力電流を常時検知しており、この値が予め設定さ
れた値以下なると異常と判断でき、発光ダイオードの交
換等の処置が迅速かつ適切に行え、光学式センサの信頼
性が向上する。図2は本発明の第2の実施例の光学式セ
ンサの回路部を示すブロック図である。以下、図を用い
て説明する。
【0026】発光ダイオード2、PSD3、センサ出力
部4及び電流フィードバック部5の各部またはブロック
の名称、機能及び動作は第1の実施例と全く同じである
ため同一符号を付し、説明は省略する。6は故障検出部
で、電流−電圧変換器41,42の出力和を求める加算
器51の出力(B点)を基準電圧VR3及び基準電圧VR4
(但し、VR3<VR4とする)と比較するコンパレータ6
1,62及びコンパレータ61,62の出力の論理和を
求める論理回路63で構成される。尚、外部端子として
コンパレータ61,62の比較結果を出力する出力端子
T61、T62、論理回路63の論理結果を出力する出
力端子T63が設けられている。
【0027】次に、本光学式センサの故障検出動作につ
いて述べる。 発光ダイオード2が使用中に断線した場合 この場合は、PSD3には発光ダイオード2からの光が
照射されず、電流フィードバック部5がPSD3の出力
電流和(I1 +I2 )を一定に保つように作用しても、
発光ダイオード2が断線しているために、出力電流和
(I1 +I2 )は0となる(実際には少量の暗電流は流
れる)。
【0028】その結果、B点における電圧は0Vとなる
ので、故障検出部6のコンパレータ61,62で、基準
電圧VR3(通常値よりやや低い電圧に設定されてい
る),VR4(通常値よりやや高い電圧に設定されてい
る)と比較することにより、コンパレータ61の出力端
子T61からは高レベル(H)が出力される。同様に、
コンパレータ62の出力端子T62からは低レベル
(L)が出力される。また、論理回路63の出力端子T
63からは高レベル(H)が出力される。
【0029】PSD3が使用中に劣化した場合 PSD3が使用中に劣化すると出力電流が低下するの
で、電流フィードバック部5がPSD3の出力電流和
(I1 +I2 )を一定に保つように作用しても、出力電
流がほとんど増加せず、出力電流和(I1 +I2 )は正
常な値よりも低い値で飽和する。
【0030】その結果、B点における電圧は基準電圧V
R3とVR4の間の電圧(VR3、VR4をそのような値に予め
設定しておく)となるので、故障検出部6のコンパレー
タ61,62で、基準電圧VR3,VR4と比較することに
より、コンパレータ61の出力端子T61からは低レベ
ル(L)が出力される。同様に、コンパレータ62の出
力端子T62からは低レベル(L)が出力される。ま
た、論理回路63の出力端子T63からは低レベル
(L)が出力される。
【0031】フィードバック回路5が短絡(発光ダイ
オード2のフィードバック回路5側の端子が接地状態)
した場合 フィードバック回路5が短絡すると、発光ダイオード2
は最大輝度で発光し続けるので、出力電流が正常な値よ
りも極端に上昇する。その結果、B点における電圧は高
くなるので、故障検出部6のコンパレータ61,62
で、基準電圧VR3,VR4と比較することにより、コンパ
レータ61の出力端子T61からは低レベル(L)が出
力される。同様に、コンパレータ62の出力端子T62
からは高レベル(H)が出力される。また、論理回路6
3の出力端子T63からは高レベル(H)が出力され
る。
【0032】従って、出力端子T61、T62、T63
からの出力の組み合わせにより、どのような故障(,
,)かが判定できる。即ち、前述の出力端子の出力
がH、L、Hならば発光ダイオード2の断線等による障
害、L、L、Lならば、PSDの劣化、汚れ等による出
力低下、L、H、Hならばフィードバック回路の短絡等
の発光ダイオード2の駆動電圧の異常増加となる故障で
あることが判る。
【0033】尚、出力端子T61、T62、T63から
の出力信号の利用方法としては、例えば、以上の結果に
基づき異常の発生及び故障の種類を知らせる警告灯(図
示せず)を点灯する等の制御を行えばよい。以上のよう
に本実施例では、光位置検出素子の出力電流を常時検知
しており、この電流値(電圧値)を複数の予め設定され
た値と比較しているので、その出力レベルの組み合わせ
により故障種別が診断でき、適切な処置ができる。
【0034】図3は本発明の第3の実施例の光学式セン
サの回路部を示すブロック図である。以下、図を用いて
説明する。発光ダイオード2、PSD3、センサ出力部
4及び電流フィードバック部5の各部またはブロックの
名称、機能及び動作は第1の実施例と全く同じため同一
の符号を付し、説明は省略する。7は故障検出部で、発
光ダイオード2に供給される電流I3 を電圧として取り
出すための抵抗R2 、抵抗R2 の両端に生ずる電位差
(電圧)を増幅する差動増幅器71及び差動増幅器71
で増幅された出力を基準電圧VR5と比較するコンパレー
タ72で構成される。
【0035】尚、外部端子としてコンパレータ72の比
較結果等を出力する出力端子T72が設けられている。
次に、本光学式センサの故障検出動作について述べる。
故障検出部1の抵抗R2に流れる電流I3 によって、抵
抗R2の両端には供給電流I3 に比例した電圧が生じ
る。この電圧は差動増幅器71に入力され、増幅され
て、コンパレータ72で基準電圧VR5(この電圧を超え
ると異常と判断される電圧で予め設定されている)と比
較される。従って、コンパレータ72は入力電圧が基準
電圧VR5より低いときは高レベル(H)を出力し、高い
ときは低レベル(L)を出力する。
【0036】従って、発光ダイオード2が正常なときは
供給電流I3 が低いので、高レベル(H)が出力されて
いる。しかし、発光ダイオード2は長時間の使用するこ
とにより、または、使用環境により、その表面が汚れ、
または、劣化して輝度が低下し、それにともなって、P
SD3に照射される照度も低下する。そこで、電流フィ
ードバック部5はPSD3の出力電流和(I1 +I2 )
を一定に保つように、発光ダイオード2に供給する電流
I3 を増加させて輝度を上昇させる。この電流フィード
バックは発光ダイオード2が汚れ、劣化等でさらに輝度
が低下すれば、際限なく電流を増加するように作用す
る。このため、このような状態となるとコンパレータ7
2の入力電圧が基準電圧VR5より高くなり、コンパレー
タ72の出力はLとなる。
【0037】従って、コンパレータ72から低レベル
(L)が出力されると、供給電流I3が増大して発光ダ
イオード2が異常な状態になっていると判断されるの
で、清掃,交換等の必要な措置をとることができる。
尚、出力端子T72からの出力信号の利用方法として
は、出力端子T72からの低レベル(L)出力で、発光
ダイオードに異常があることを知らせる警告灯(図示せ
ず)を点灯する等の制御を行えばよい。
【0038】以上のように本実施例では、発光ダイオー
ドへの供給電流により生ずる抵抗両端の電圧を常に検知
しており、この値が予め設定された値を超えると異常と
判断でき、発光ダイオードの清掃、または、交換等の処
置ができ光学式センサの信頼性が向上する。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学式センサの使用中に常に異常が監視でき、異常が早
期に発見できて適切な措置がとれるので光学式センサの
信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光学式センサの回路部
を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例の光学式センサの回路部
を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例の光学式センサの回路部
を示すブロック図である。
【図4】従来の光学式センサのセンサ部を説明する図
で、(a)は位置検出原理図、(b)は回路部を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1、6、7・・・故障検出部 2・・・発光ダイオード 3・・・光位置検出素子(PSD) 4・・・センサ出力部 5・・・電流フィードバック部 11・・・差動増幅器 11、61、62、72・・・コンパレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、該発光素子からの光を受光
    する受光素子と、該受光素子の出力信号レベルが常に一
    定レベルとなるように前記発光素子への駆動電流を制御
    するフィードバック手段を備えた光学式センサにおい
    て、 前記受光素子の出力信号レベルと基準信号レベルとを比
    較する比較手段からなり、該比較手段の比較結果を異常
    検出結果として出力する異常検出手段を備えたことを特
    徴とする光学式センサ。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は前記受光素子からの
    出力信号と信号レベルの異なる複数の基準信号とを比較
    する複数の比較手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の光学式センサ。
  3. 【請求項3】 発光素子と、該発光素子からの光を受光
    する受光素子と、該受光素子の出力信号レベルが常に一
    定レベルとなるように前記発光素子への駆動電流を制御
    するフィードバック手段を備えた光学式センサにおい
    て、 前記駆動電流の電流を検出する駆動電流検出手段と、 前記駆動電流の電流値と基準電流値を比較する第2比較
    手段からなり、該第2比較手段の比較結果を異常検出結
    果として出力する第2異常検出手段を備えたことを特徴
    とする光学式センサ。
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