JP2003289172A - 半導体レーザの光出力制御回路 - Google Patents

半導体レーザの光出力制御回路

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JP2003289172A
JP2003289172A JP2002090358A JP2002090358A JP2003289172A JP 2003289172 A JP2003289172 A JP 2003289172A JP 2002090358 A JP2002090358 A JP 2002090358A JP 2002090358 A JP2002090358 A JP 2002090358A JP 2003289172 A JP2003289172 A JP 2003289172A
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JP2002090358A
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Shuichi Kato
秀一 加藤
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザダイオードやレーザ駆動回路の破壊を
防止できるようにした半導体レーザの光出力制御回路を
提供する。 【解決手段】 制御信号に対応した駆動電流をレーザダ
イオード2に供給するレーザ駆動回路7と、レーザダイ
オードからの光出力に対応する電流を生成するフォトダ
イオード3と、駆動電流レベルを判定し所定レベル以上
であるときに異常であることを示す第1の判定信号を出
力する第1の異常判定回路17と、第1の判定信号を受け
て駆動電流を減少させるように制御信号を制御するリミ
ッタ回路19と、第1の判定信号を入力し、フォトダイオ
ードの出力電流が所定レベル以下になった場合に異常で
あることを示す第2の判定信号を出力する第2の異常判
定回路23と、第2の判定信号に対応する信号が入力され
るとレーザダイオードの駆動電流を停止するように制御
信号を制御する光出力停止回路32とで半導体レーザの光
出力制御回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
を利用した異常判定回路及び保護回路を備えた半導体レ
ーザの光出力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体レーザの光出力制御回路と
して、レーザダイオードと、このレーザダイオードに供
給する電流を制御するレーザ駆動回路と、前記レーザダ
イオードの光出力を検出し電流に変換するフォトダイオ
ードと、このフォトダイオードの出力電流を検出・処理
して前記レーザ駆動回路に負帰還することにより光出力
を制御する検出・処理回路とを備えた半導体レーザの光
出力制御回路が提案されている。
【0003】例えば、図5に示すブロック構成は、その
基本的な構成の一例であり、特開平6−132592号
公報開示の半導体レーザ駆動装置がこの構成に対応して
いる。図5において、1は定電圧源(VCC)、2は光
を出力するレーザダイオード(LD)、3はレーザダイ
オード2の光出力を電流に変換するフォトダイオード
(PD)、4はI/V変換回路、5は基準電圧源、6は
比較・整流回路、7は比較・整流回路6の出力電圧を基
にレーザダイオード2を駆動するレーザ駆動回路であ
り、I/V変換回路4,基準電圧源5及び比較・整流回
路6で、フォトダイオード3の出力電流を検出し処理し
てレーザ駆動回路7に負帰還する検出・処理回路8が構
成されている。
【0004】この構成の半導体レーザの光出力制御回路
では、レーザ駆動回路7によるレーザダイオード2への
供給電流が大きくなると、レーザダイオード2の発光出
力が増大するため、レーザダイオード2からのモニタ光
を検出して電流に変換するフォトダイオード3の出力電
流が増大する。フォトダイオード3の出力電流が増大す
ると、フォトダイオード3の出力電流を電圧に変換した
I/V変換回路4の出力電圧と基準電圧源5の出力電圧
(Vref )を比較して整流する比較・整流回路6の出力
電圧は低下し、比較・整流回路6の出力電圧が低下する
と、レーザ駆動回路7はレーザダイオード2への供給電
流を減少させる。このように、レーザダイオード2の光
出力をフィードバックしてレーザ駆動回路7を制御する
ことで、レーザダイオード2の光出力を一定のレベルに
自動制御することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の半導体レーザの光出力制御回路では、レーザダイオー
ド2の光出力を調整する際に誤って光出力を過大にし過
ぎたり、また比較・整流回路6とレーザ駆動回路7の間
の配線にノイズが飛び込んで一時的に比較・整流回路6
の出力電圧が上がったり、またレーザダイオード2が劣
化又は破損してレーザダイオード2に電流が流れても光
が出力されなかったり、更にはフォトダイオード3が劣
化又は破損してレーザダイオード2から光が出力されて
もフォトダイオード3に電流が流れなくなったりした場
合には、レーザ駆動回路7及びレーザダイオード2に過
大な電流が流れ、レーザ駆動回路7やレーザダイオード
2が破壊されるという問題がある。
【0006】本発明は、従来の半導体レーザの光出力制
御回路における上記問題点を解消するためになされたも
ので、レーザ駆動回路やレーザダイオードの破壊を防止
できるようにした半導体レーザの光出力制御回路を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、第1の定電圧源に一端が接
続された第1の抵抗、及び半導体レーザに接続された第
1の端子と前記第1の抵抗の他端に接続された第2の端
子と入力される制御信号に応じて前記第1の端子から前
記第2の端子への電流を制御する制御端子とを有する第
1の半導体デバイスを含み、前記制御信号を受けて前記
制御信号に対応した駆動電流を半導体レーザに対して供
給するレーザ駆動回路と、電流を電圧に変換するI/V
変換回路と、第2の定電圧源に一端が接続された第2の
抵抗、及び前記I/V変換回路に接続された第1の端子
と前記第2の抵抗の他端に接続された第2の端子と前記
第1の端子から前記第2の端子への電流を前記制御信号
に応じて制御する制御端子とを有する第2の半導体デバ
イスとを含み、前記駆動電流に比例した出力電流を前記
制御信号に基づいて前記I/V変換回路に対して供給す
る電流源とを備えて、半導体レーザの光出力制御回路を
構成するものである。
【0008】この請求項1に係る発明の構成要件のう
ち、「I/V変換回路」及び「電流源」には、図1に示
した第1の実施の形態における「抵抗12」及び「NMO
Sトランジスタ13と抵抗14」が、それぞれ対応してい
る。
【0009】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、第1の抵抗と第2の抵抗の比を変
更することによって、半導体レーザを駆動する電流に対
する電流源の出力電流の比率を自由に変えることがで
き、電流源の出力電流範囲をI/V変換回路の入力電流
範囲に合わせることができる。したがって、半導体レー
ザを駆動している電流が、検出がより容易な電圧範囲に
効率良く変換され、半導体レーザに過大な電流が流れて
いるか否かが容易に判断できるようになる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る半
導体レーザの光出力制御回路において、前記I/V変換
回路の出力電圧を、前記駆動電流のレベルを判定するた
めに設定された基準電圧と比較し、前記駆動電流が所定
レベル以上であるときに、異常であることを示す判定信
号を出力する異常判定回路を更に備えていることを特徴
とするものである。
【0011】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、異常判定回路により半導体レーザ
に過大な電流が流れているか否かを容易に判定すること
ができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2に係る半
導体レーザの光出力制御回路において、前記異常判定回
路からの判定信号を受けて、前記駆動電流を減少させる
ように前記制御信号を制御するリミッタ回路を更に備え
ていることを特徴とするものである。
【0013】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、リミッタ回路により半導体レーザ
やレーザ駆動回路が破壊されることを防止できる。
【0014】請求項4に係る発明は、制御信号を受けて
該制御信号に対応した駆動電流を半導体レーザに対して
供給するレーザ駆動回路と、前記半導体レーザからの光
出力に対応する電流を生成する光電変換素子と、前記駆
動電流のレベルを判定し、該駆動電流が所定レベル以上
であるときに、異常であることを示す第1の判定信号を
出力する第1の異常判定回路と、前記光電変換素子から
の出力電流のレベルを判定し、該出力電流が所定レベル
以下であって、且つ前記第1の異常判定回路から第1の
判定信号が出力されているときに、異常であることを示
す第2の判定信号を出力する第2の異常判定回路とを備
えて、半導体レーザの光出力制御回路を構成するもので
ある。
【0015】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、半導体レーザを駆動する駆動電流
が所定レベル以上となったときに、光電変換素子の出力
電流のレベルが所定レベル以下であるか否かが判定さ
れ、その判定結果により、半導体レーザに過大な電流が
流れた原因が、半導体レーザ又は光電変換素子が劣化も
しくは破損したことによるものか否かを判定することが
できる。
【0016】例えば、半導体レーザに過大な電流が流れ
て第1の異常判定回路が第1の判定信号を出力したとき
に、半導体レーザと光電変換素子が劣化も破損もせずに
正常に動作している場合には、常に光電変換素子からの
出力電流のレベルが所定レベルより大きくなるように設
定しておく。この設定において、第1の異常判定回路が
第1の判定信号を出力したときに光電変換素子からの出
力電流のレベルが所定レベル以下になれば、半導体レー
ザを駆動する駆動電流に対して光電変換素子の出力電流
のレベルが異常に小さく、半導体レーザ又は光電変換素
子が劣化又は破損したことに因って半導体レーザに過大
な電流が流れたと判定され、第2の異常判定回路から異
常であることを示す第2の判定信号が出力される。
【0017】請求項5に係る発明は、制御信号を受け
て、該制御信号に対応した駆動電流を半導体レーザに対
して供給するレーザ駆動回路と、前記駆動電流に比例し
た第1の出力電流を前記制御信号に基づいて生成する電
流源と、前記半導体レーザからの光出力に対応する電流
を生成する光電変換素子と、該光電変換素子の出力電流
を所定の正の実数倍に増幅した第2の出力電流を生成す
る電流増幅回路と、前記駆動電流のレベルを判定し、該
駆動電流が所定レベル以上であるときに、異常であるこ
とを示す第1の判定信号を出力する第1の異常判定回路
と、前記第1の出力電流に対する前記第2の出力電流の
レベルを判定し、前記第2の出力電流のレベルが所定レ
ベル以下であって、且つ前記第1の判定信号が出力され
ているときに、異常であることを示す第2の判定信号を
出力する第2の異常判定回路とを備えて、半導体レーザ
の光出力制御回路を構成するものである。
【0018】また請求項6に係る発明は、請求項5に係
る半導体レーザの光出力制御回路において、前記レーザ
駆動回路は、第1の定電圧源に一端が接続された第1の
抵抗と、半導体レーザに接続された第1の端子と前記第
1の抵抗の他端に接続された第2の端子と前記制御信号
に応じて前記第1の端子から前記第2の端子への電流を
制御する制御端子とを有する第1の半導体デバイスとを
含み、前記電流源は、第2の定電圧源に一端が接続され
た第2の抵抗と、前記第2の異常判定回路に接続された
第1の端子と前記第2の抵抗の他端に接続された第2の
端子と、前記第1の端子から前記第2の端子への電流を
前記制御信号に応じて制御する制御端子とを有する第2
の半導体デバイスとを含むことを特徴とするものであ
る。
【0019】また請求項7に係る発明は、請求項4又は
5に係る半導体レーザの光出力制御回路において、前記
レーザ駆動回路は、第1の定電圧源に一端が接続された
第1の抵抗と、半導体レーザに接続された第1の端子と
前記第1の抵抗の他端に接続された第2の端子と前記制
御信号に応じて前記第1の端子から前記第2の端子への
電流を制御する制御端子とを有する第1の半導体デバイ
スとを含み、前記第1の異常判定回路は、前記駆動電流
に比例した出力電流が供給されるI/V変換回路の出力
電圧を、前記駆動電流のレベルを判定するために設定さ
れた基準電圧と比較し、前記駆動電流が所定レベル以上
であるときに、異常であることを示す第1の判定信号を
出力するように構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0020】なお、請求項5に係る発明の構成要件のう
ち、「電流源」には、図3及び図4に示した第3及び第
4の実施の形態における「電流源42」が対応しており、
また請求項6に係る発明の構成要件のうち、「電流源」
には、図3に示した第3の実施の形態における「電流源
42」が対応している。
【0021】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、半導体レーザを駆動する電流が所
定レベル以上となったときに、光電変換素子の出力電流
のレベルが所定レベル以下であるか否かが判定され、そ
の判定結果により、半導体レーザに過大な電流が流れた
原因が、半導体レーザ又は光電変換素子が劣化もしくは
破損したことによるものか否かを判定することができ
る。
【0022】例えば、半導体レーザに過大な電流が流れ
て第1の異常判定回路が第1の判定信号を出力したとき
に、半導体レーザと光電変換素子が劣化も破損もせずに
正常に動作している場合には、常に電流源の出力電流能
力の方が電流増幅回路の出力電流能力より小さくなるよ
うに設定しておく。この設定において、第1の異常判定
回路が第1の判定信号を出力したときに電流源の出力電
流能力の方が電流増幅回路の出力電流能力より大きけれ
ば、半導体レーザに流れる駆動電流に対して光電変換素
子に流れる出力電流のレベルが異常に小さく、半導体レ
ーザ又は光電変換素子が劣化又は破損したことに因って
半導体レーザに過大な電流が流れたと判定され、第2の
異常判定回路から異常であることを示す第2の判定信号
が出力される。
【0023】請求項8に係る発明は、請求項4〜7のい
ずれか1項に係る半導体レーザの光出力制御回路におい
て、前記第2の異常判定回路からの第2の判定信号を、
リセット信号が入力されるまで保持して且つ出力するフ
リップフロップ回路と、該フリップフロップ回路からの
前記第2の判定信号に対応する信号が入力された場合、
前記半導体レーザに対する前記駆動電流の供給を停止す
るように前記制御信号を制御する光出力停止回路とを更
に備えていることを特徴とするものである。
【0024】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、半導体レーザを駆動する駆動電流
が所定レベル以上となったときに、光電変換素子の出力
電流のレベルが所定レベル以下になっていると、半導体
レーザに過大な電流が流れた原因が、半導体レーザ又は
光電変換素子が劣化もしくは破損していると判定され、
リセット信号が入力されるまで半導体レーザの光出力が
停止し、レーザ駆動回路が破壊されるのを防止すると共
に、劣化又は破損部品の交換を使用者に促すことができ
る。
【0025】請求項9に係る発明は、請求項8に係る半
導体レーザの光出力制御回路において、前記第1の異常
判定回路の第1の判定信号を受けて、前記半導体レーザ
の駆動電流を減少させるように前記制御信号を制御する
リミッタ回路を更に備えていることを特徴とするもので
ある。
【0026】このように構成した半導体レーザの光出力
制御回路においては、リミッタ回路により半導体レーザ
やレーザ駆動回路が破壊されることを防止することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る半導
体レーザの光出力制御回路の第1の実施の形態を示すブ
ロック構成図で、図5に示した従来例と対応する部分に
は同一符号を付して示している。この実施の形態は、請
求項1〜4,7〜9に係る発明に対応するものである。
図1において、1は定電圧源、2は光を出力するレーザ
ダイオード、3はレーザダイオード2の光出力を電流に
変換するフォトダイオード、4はI/V変換回路、5,
15,20は基準電圧源(Vref ,VDC)、6は比較・整
流回路、9,13,31はNMOSトランジスタ(Tr )、
18はPMOSトランジスタ(Tr )、10,12,14は抵抗
(R)、11はグラウンド(GND)、16,21はコンパレ
ータ(CMP)、22はNOR回路(NOR)、24,25,
27,28,29はNAND回路(NAND)、26はインバー
タ(INV)である。
【0028】そして、I/V変換回路4,基準電圧源5
及び比較・整流回路6で、フォトダイオード3の出力電
流を検出し処理してレーザ駆動回路7に負帰還する検出
・処理回路8が構成されている。またNMOSトランジ
スタ9,抵抗10及びグランド11で、比較・整流回路6の
出力電圧を基にレーザダイオード2を駆動するレーザ駆
動回路7が構成されている。また抵抗12,NMOSトラ
ンジスタ13,抵抗14,基準電圧源15,コンパレータ16及
びグランド11で、レーザダイオード2を駆動する電流が
一定レベル以上になっているか否かを判定し、一定レベ
ル以上になっているときには異常であることを示す第1
の判定信号(Low)を出力する第1の異常判定回路17が
構成されている。またグランド11とPMOSトランジス
タ18とで、第1の異常判定回路17が第1の判定信号(L
ow)を出力したときに、レーザダイオード2を駆動する
電流を減少させて、レーザダイオード2を駆動する電流
を制限するリミッタ回路19が構成されている。
【0029】またグランド11,基準電圧源20,コンパレ
ータ21及びNOR回路22とで、第1の異常判定回路17が
第1の判定信号を出力したときに、フォトダイオード3
の出力電流が一定レベル以下になっているか否かを判定
し、一定レベル以下になっているときには、異常である
ことを示す第2の判定信号(High )を出力する第2の
異常判定回路23が構成されている。またNAND回路2
4,25,27,28,29及びインバータ26とで、一度でも第
2の異常判定回路23から第2の判定信号(High)が出
力されれば、R端子にリセット信号(High )が加えら
れない限り、Q端子に光出力停止信号(High )を出力
し続けるフリップフロップ回路30が構成されている。ま
たグランド11及びNMOSトランジスタ31とで、フリッ
プフロップ回路30が光出力停止信号(High )を出力し
たときに、レーザダイオード2に電流が供給されないよ
うにする光出力停止回路31が構成されている。
【0030】このように構成されている本実施の形態に
係る半導体レーザの光出力制御回路では、NMOSトラ
ンジスタ9とNMOSトランジスタ13のゲートが共通で
あるため、このゲートの電位の変化量に対するNMOS
トランジスタ9とNMOSトランジスタ13のソースの電
位の変化量はほぼ同一となる。また、レーザダイオード
2を駆動する電流は、NMOSトランジスタ9のソース
の電位と抵抗10の抵抗値で決まり、抵抗12に流れる電流
はNMOSトランジスタ13のソース端子の電位と抵抗14
の抵抗値で決まる。このため、抵抗12に流れる電流はレ
ーザダイオード2を駆動する電流に比例し、その比率
は、抵抗10と抵抗14の抵抗値の比を変更することによっ
て自由に変えることができる。よって、抵抗12の端子間
電圧もレーザダイオード2を駆動する電流に比例する。
このように、レーザダイオード2を駆動する電流を抵抗
12の端子間電圧で検出でき、この検出結果によって、レ
ーザダイオード2に過大な電流が流れているか否かを判
断できる。
【0031】また、抵抗12の端子間電圧は、コンパレー
タ16によって基準電圧源15の電圧と比較され、抵抗12の
端子間電圧が基準電圧源15の電圧より大きければ、コン
パレータ16の出力には第1の判定信号(Low)が出力さ
れる。したがって、コンパレータ16の出力電圧がLowに
なっているかHigh になっているかによって、レーザダ
イオード2に過大な電流が流れているか否かを判定でき
る。例えば、レーザダイオード2に流せる限界の電流を
流したときに、抵抗12の端子間電圧が1Vとなるように
抵抗10,抵抗14,抵抗12の抵抗値を設定し、基準電圧源
15の電圧を1Vに設定しておく。この設定において、抵
抗12の端子間電圧が1Vを超えたときには、コンパレー
タ16の出力には第1の判定信号(Low)が出力され、レ
ーザダイオード2に過大な電流が流れていると判定でき
る。
【0032】また、コンパレータ16の出力がLowになる
と、PMOSトランジスタ18のゲート端子の電位もLow
になり、これによって、PMOSトランジスタ18のソー
ス及びNMOSトランジスタ9のゲート電位が低下し、
レーザダイオード2を駆動する電流が減少する。する
と、コンパレータ16の出力がHigh になって、レーザダ
イオード2を駆動する電流が再び増加し、またコンパレ
ータ16の出力がLowになるという動作が、レーザダイオ
ード2に過大な電流が流れる原因を排除しない限り繰り
返される。その結果、レーザダイオード2を駆動する電
流が一定レベル以上にならないようにリミッタがかか
る。
【0033】また、コンパレータ21は、I/V変換回路
4によってフォトダイオード3の出力電流を電圧に変換
したものと基準電圧源20の出力電圧を比較することで、
フォトダイオード3の出力電流が一定レベル以下になっ
ているか否かを判定し、一定レベル以下になっていると
きにはLowを出力する。そして、NOR回路22は、コン
パレータ16の出力とコンパレータ21の出力が両方ともL
owを出力する場合にのみHigh を出力する。つまり、レ
ーザダイオード2を駆動する電流が一定レベルに達し、
且つ、フォトダイオード3の出力電流が一定レベル以下
になっている場合に、NOR回路22は第2の判定信号
(High )を出力する。したがって、このNOR回路22
の出力電圧がLowになっているかHigh になっているか
によって、レーザダイオード2又はフォトダイオード3
が劣化又は破損しているか否かを判定することができ
る。
【0034】例えば、レーザダイオード2に過大な電流
が流れてコンパレータ16がLowを出力したときに、レー
ザダイオード2とフォトダイオード3が劣化も破損もせ
ずに正常に動作している場合には常に、I/V変換回路
4のコンパレータ21への出力電圧が基準電圧源20の出力
電圧より大きくなるように、I/V変換回路4及び基準
電圧源20を設定しておく。この設定において、レーザダ
イオード2に過大な電流が流れてコンパレータ16がLow
を出力したときに、コンパレータ21もLowを出力した場
合には、NOR回路22の出力に第2の判定信号(High
)が出力され、レーザダイオード2に流れる電流に対
してフォトダイオード3に流れる電流のレベルが異常に
小さく、レーザダイオード2又はフォトダイオード3が
劣化又は破損したことに因って、レーザダイオード2に
過大な電流が流れたと判定できる。
【0035】また、フリップフロップ回路30は、一度で
もNOR回路22から第2の判定信号(High )が出力さ
れれば、R端子にリセット信号(High )が加えられな
い限り、Q端子に光出力停止信号(High )を出力し続
ける。そして、光出力停止回路32を構成しているNMO
Sトランジスタ31は、フリップフロップ回路30のQ端子
からHigh が出力されている場合には動作し、NMOS
トランジスタ9のゲート電位を低下させ、レーザダイオ
ード2の光出力を停止させる。したがって、NOR回路
22から第2の判定信号(High )が出力され、レーザダ
イオード2又はフォトダイオード3が劣化又は破損して
いると判定された場合、リセット信号(High )が加え
られるまでレーザダイオード2に電流が供給されなくな
り、レーザダイオード2の光出力が停止する。
【0036】このように、この実施の形態に係る半導体
レーザの光出力制御回路では、レーザダイオード2を駆
動する電流が一定レベルに達すると、第1の異常判定回
路17が第1の判定信号(Low)を出力して、レーザダイ
オード2を駆動する電流にリミッタがかかり、レーザ駆
動回路7やレーザダイオード2が破壊されるのを防止す
ることができる。また、第1の異常判定回路17が第1の
判定信号(Low)を出力したときに、フォトダイオード
3の出力電流が一定レベル以下になっていると、レーザ
ダイオード2又はフォトダイオード3が劣化又は破損し
ていると判定され、フリップフロップ回路30のR端子に
リセット信号(High )が加えられるまで、レーザダイ
オード2への電流供給を停止してレーザダイオード2の
光出力を停止し、レーザ駆動回路7が破壊されるのを防
止すると共に、劣化又は破損部品の交換を使用者に促す
ことができる。
【0037】図2は、第2の実施の形態を示すブロック
構成図で、この実施の形態は請求項4に係る発明に対応
するものである。図2において、図1に示した第1の実
施の形態と対応する部分には同一の符号を付して示して
いる。図2において、33,34はNMOSトランジスタ
(Tr )、35,36,37はPMOSトランジスタ(Tr
)、38は抵抗(R)であり、NMOSトランジスタ3
3,34及びPMOSトランジスタ35,36とで、フォトダ
イオード3の出力電流をn(nは正の実数) 倍に増幅し
てI/V変換回路4に供給し、NMOSトランジスタ3
3,34及びPMOSトランジスタ35,37とで、フォトダ
イオード3の出力電流をm(mは正の実数) 倍に増幅し
て抵抗38に供給し、抵抗38でその電流をI/V変換して
フォトダイオード3の出力電流を検出している。
【0038】この実施の形態に係る半導体レーザの光出
力制御回路では、レーザダイオード2を駆動する電流を
抵抗10の端子間電圧で検出し、この検出結果を基に、コ
ンパレータ16においてレーザダイオード2に過大な電流
が流れているか否かを判定している。
【0039】また、コンパレータ21において、抵抗38の
端子間電圧と基準電圧源20の出力電圧を比較すること
で、フォトダイオード3の出力電流が一定レベル以下に
なっているか否かを判定している。
【0040】この実施の形態に係る半導体レーザの光出
力制御回路においても、図1に示した第1の実施の形態
と同様に、レーザダイオード2を駆動する電流が一定レ
ベルに達すると、第1の異常判定回路17が異常であるこ
とを示す第1の判定信号(Low)を出力して、リミッタ
回路19によりレーザダイオード2を駆動する電流にリミ
ッタがかかり、レーザ駆動回路7やレーザダイオード2
が破壊されるのを防止することができる。また、第1の
異常判定回路17が第1の判定信号(Low)を出力したと
きに、フォトダイオード3の出力電流が一定レベル以下
になっていると、レーザダイオード2又はフォトダイオ
ード3が劣化又は破損していると判定され、第2の異常
判定回路23が異常であることを示す第2の判定信号(H
igh )を出力する。
【0041】図3は、第3の実施の形態を示すブロック
構成図で、この実施の形態は請求項5及び請求項6に係
る発明に対応するものである。図3において、図1及び
図2に示した第1及び第2の実施の形態と対応する部分
には同一の符号を付して示している。。図3において、
40,43,46は抵抗(R)、41はNMOSトランジスタ
(Tr )、47はPMOSトランジスタ(Tr )である。
そして、グランド11,NMOSトランジスタ33,34及び
PMOSトランジスタ35,36,37とで、フォトダイオー
ド3の出力電流をn(nは正の実数) 倍に増幅して検出
・処理回路8に供給すると共に、フォトダイオード3の
出力電流をm(mは正の実数) 倍に増幅して第2の異常
判定回路23に出力する電流増幅回路39が構成されてい
る。またグランド11,抵抗40及びNMOSトランジスタ
41とで、レーザダイオード2を駆動する電流に比例した
電流を供給する電流源42が構成されている。また抵抗43
でレーザダイオード2を駆動する電流をI/V変換して
レーザダイオード2の出力電流を検出し、グランド11,
基準電圧源15,コンパレータ16,抵抗46,PMOSトラ
ンジスタ47とで、レーザダイオード2を駆動する電流が
一定レベル以上になっているか否かを判定し、一定レベ
ル以上になっているときには異常であることを示す第1
の判定信号(Low)を出力する第1の異常判定回路17が
構成されている。
【0042】そして、グランド11,基準電圧源20,コン
パレータ21,NOR回路22及び電流源42とで構成された
第2の異常判定回路23が、第1の異常判定回路17が第1
の判定信号(Low)を出力したときに、電流源42の出力
電流能力と電流増幅回路39の出力電流能力を比較して、
レーザダイオード2を駆動する電流に対してフォトダイ
オード3の出力電流が一定レベル以下になっているか否
かを判定し、一定レベル以下になっているときには、異
常であることを示す第2の判定信号(High )を出力す
る。
【0043】この実施の形態に係る半導体レーザの光出
力制御回路では、レーザダイオード2を駆動する電流を
抵抗43の端子間電圧で検出し、この端子間電圧がPMO
Sトランジスタ47の閾値電圧を超えると、PMOSトラ
ンジスタ47が抵抗46に電流を供給し、コンパレータ16に
おいて、抵抗46の端子間電圧と基準電圧源15の出力電圧
を比較することによって、レーザダイオード2に過大な
電流が流れているか否かを判定している。
【0044】また、第2の異常判定回路23では、電流源
42の出力と電流増幅回路39の出力が接続されており、こ
の接続部の電位は、電流増幅回路39の電流駆動能力が電
流源42の電流駆動能力より大きければ上がり、小さけれ
ば下がるという特性を有する。したがって、この接続部
の電位をモニタすることで、電流増幅回路39の電流駆動
能力と電流源42の電流駆動能力を比較することができ
る。コンパレータ21は、この接続部である電流源42を構
成するNMOSトランジスタ41のドレインの電位と基準
電圧源20の出力電圧を比較することで、レーザダイオー
ド2を駆動する電流に対してフォトダイオード3の出力
電流が一定レベル以下になっているか否かを判定し、一
定レベル以下になっているときにはLowを出力する。そ
して、NOR回路22は、コンパレータ16の出力とコンパ
レータ21の出力が両方ともLowを出力する場合にのみH
igh を出力する。つまり、レーザダイオード2を駆動す
る電流が一定レベルに達し、且つ、レーザダイオード2
を駆動する電流に対してフォトダイオード3の出力電流
が一定レベル以下になっている場合に、NOR回路22は
第2の判定信号(High )を出力する。
【0045】したがって、このNOR回路22の出力電圧
がLowになっているかHigh になっているかによって、
レーザダイオード2又はフォトダイオード3が劣化又は
破損しているか否かを判定することができる。例えば、
レーザダイオード2に過大な電流が流れてコンパレータ
16がLowを出力したときに、レーザダイオード2とフォ
トダイオード3が劣化も破損もせずに正常に動作してい
る場合には常に、電流源42の出力電流能力の方が電流増
幅回路39の出力電流能力より小さくなり、NMOSトラ
ンジスタ41のドレイン端子の電位が基準電圧源20の出力
電圧より大きくなるように、抵抗10,抵抗40の抵抗値や
NMOSトランジスタ33,34,PMOSトランジスタ3
5,37のトランジスタサイズを設定しておく。この設定
において、レーザダイオード2に過大な電流が流れてコ
ンパレータ16がLowを出力したときに、コンパレータ21
がLowを出力した場合には、NOR回路22の出力に第2
の判定信号(High )が出力され、レーザダイオード2
に流れる電流に対してフォトダイオード3に流れる電流
のレベルが異常に小さく、レーザダイオード2又はフォ
トダイオード3が劣化又は破損したことに因って、レー
ザダイオード2に過大な電流が流れたと判定できる。
【0046】このように、この実施の形態に係る半導体
レーザの光出力制御回路では、レーザダイオード2を駆
動する電流が一定レベルに達すると、第1の異常判定回
路17が第1の判定信号(Low)を出力して、リミッタ回
路19を介してレーザダイオード2を駆動する電流にリミ
ッタがかかり、レーザ駆動回路7やレーザダイオード2
が破壊されるのを防止することができる。また、第1の
異常判定回路17が第1の判定信号(Low)を出力したと
きに、レーザダイオード2を駆動する電流に対してフォ
トダイオード3の出力電流が一定レベル以下になってい
ると、レーザダイオード2又はフォトダイオード3が劣
化又は破損していると判定され、第2の異常判定回路23
が第2の判定信号(High )を出力する。
【0047】なお、本実施の形態でのレーザ駆動回路7
及び第1の異常判定回路17の構成を、図1のレーザ駆動
回路7及び第1の異常判定回路17と同様な構成としても
よいことは勿論である。
【0048】図4は、第4の実施の形態を示すブロック
構成図で、この実施の形態は請求項5に係る発明に対応
するものである。図4において、図1〜図3に示した第
1〜第3の実施の形態と対応する部分には同一の符号を
付して示している。図4において、9′,33′,34′,
37′,44はnpnトランジスタ、13′,18′,35′,3
6′,41′,45はpnpトランジスタである。そして、
npnトランジスタ9′,抵抗10,グラウンド11及びn
pnトランジスタ44とで、比較・整流回路6の出力電圧
を基にレーザダイオード2を駆動するレーザ駆動回路7
が構成され、pnpトランジスタ41′で、レーザダイオ
ード2を駆動する電流に比例した電流を供給する電流源
42が構成されている。またグラウンド11,基準電圧源2
0,コンパレータ21,NOR回路22及び電流源42とで、
第1の異常判定回路17が第1の判定信号(Low)を出力
したときに、電流源42の出力電流能力と電流増幅回路39
の出力電流能力を比較して、レーザダイオード2を駆動
する電流に対してフォトダイオード3の出力電流が一定
レベル以下になっているか否かを判定し、一定レベル以
下になっているときには、異常であることを示す第2の
判定信号(High )を出力する第2の異常判定回路23が
構成されている。
【0049】この実施の形態に係る半導体レーザの光出
力制御回路では、レーザダイオード2を駆動するnpn
トランジスタ9′のベース電流をnpnトランジスタ44
のエミッタが供給し、npnトランジスタ44のコレクタ
電流をpnpトランジスタ45′のコレクタが供給してい
る。コレクタ電流とベース電流は比例関係にあるので、
レーザダイオード2を駆動する電流とpnpトランジス
タ45のコレクタ電流は比例する。また、pnpトランジ
スタ45とpnpトランジスタ13′とpnpトランジスタ
41′はベース及びエミッタを共通としているため、pn
pトランジスタ13′とpnpトランジスタ41′のコレク
タにもレーザダイオード2を駆動する電流に比例した電
流が流れる。
【0050】この実施の形態に係る半導体レーザの光出
力制御回路においても、図3に示した第3の実施の形態
と同様に、レーザダイオード2を駆動する電流が一定レ
ベルに達すると、第1の異常判定回路17が第1の判定信
号(Low)を出力して、リミッタ回路19を介してレーザ
ダイオード2を駆動する電流にリミッタがかかり、レー
ザ駆動回路7やレーザダイオード2が破壊されるのを防
止することができる。また、第1の異常判定回路17が第
1の判定信号(Low)を出力したときに、レーザダイオ
ード2を駆動する電流に対してフォトダイオード3の出
力電流が一定レベル以下になっていると、レーザダイオ
ード2又はフォトダイオード3が劣化又は破損している
と判定され、第2の異常判定回路23が第2の判定信号
(High )を出力する。
【0051】なお、本実施の形態でのレーザ駆動回路7
及び第1の異常判定回路17の構成を、バイポーラトラン
ジスタを用いて構成した図1のレーザ駆動回路7及び第
1の異常判定回路17と同様な構成としてもよいことは勿
論である。
【0052】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、半導体レーザに流れる電流が一定
レベルに達すると、半導体レーザを駆動する電流にリミ
ッタがかかり、レーザ駆動回路や半導体レーザが破壊さ
れるのを防止することができる。また、半導体レーザを
駆動する電流が一定レベルに達したときに、光電変換素
子の出力電流が一定レベル以下になっていると、半導体
レーザ又は光電変換素子が劣化又は破損していると判定
され、リセット信号が加えられるまで半導体レーザの光
出力を停止し、レーザ駆動回路が破壊されるのを防止す
ると共に、劣化又は破損部品の交換を使用者に促すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体レーザの光出力制御回路の
第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図5】従来の半導体レーザの光出力制御回路の構成例
を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 定電圧源 2 レーザダイオード 3 フォトダイオード 4 I/V変換回路 5,15,20 基準電圧源 6 比較・整流回路 7 レーザ駆動回路 8 検出・処理回路 9,13,31,33,34,41 NMOSトランジスタ 10,12,14,38,40,43,46 抵抗 11 グラウンド 16,21 コンパレータ 17 第1の異常判定回路 18,35,36,37,47 PMOSトランジスタ 19 リミッタ回路 22 NOR回路 23 第2の異常判定回路 24,25,27,28,29 NAND回路 26 インバータ 30 フリップフロップ回路 32 光出力停止回路 42 電流源 9′,33′,34′,37′,44 npnトランジスタ 13′,18′,35′,36′,41′,45 pnpトランジス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の定電圧源に一端が接続された第1
    の抵抗、及び半導体レーザに接続された第1の端子と前
    記第1の抵抗の他端に接続された第2の端子と入力され
    る制御信号に応じて前記第1の端子から前記第2の端子
    への電流を制御する制御端子とを有する第1の半導体デ
    バイスを含み、前記制御信号を受けて前記制御信号に対
    応した駆動電流を半導体レーザに対して供給するレーザ
    駆動回路と、電流を電圧に変換するI/V変換回路と、
    第2の定電圧源に一端が接続された第2の抵抗、及び前
    記I/V変換回路に接続された第1の端子と前記第2の
    抵抗の他端に接続された第2の端子と前記第1の端子か
    ら前記第2の端子への電流を前記制御信号に応じて制御
    する制御端子とを有する第2の半導体デバイスとを含
    み、前記駆動電流に比例した出力電流を前記制御信号に
    基づいて前記I/V変換回路に対して供給する電流源と
    を備えていることを特徴とする半導体レーザの光出力制
    御回路。
  2. 【請求項2】 前記I/V変換回路の出力電圧を、前記
    駆動電流のレベルを判定するために設定された基準電圧
    と比較し、前記駆動電流が所定レベル以上であるとき
    に、異常であることを示す判定信号を出力する異常判定
    回路を更に備えていることを特徴とする請求項1に係る
    半導体レーザの光出力制御回路。
  3. 【請求項3】 前記異常判定回路からの判定信号を受け
    て、前記駆動電流を減少させるように前記制御信号を制
    御するリミッタ回路を更に備えていることを特徴とする
    請求項2に係る半導体レーザの光出力制御回路。
  4. 【請求項4】 制御信号を受けて、該制御信号に対応し
    た駆動電流を半導体レーザに対して供給するレーザ駆動
    回路と、前記半導体レーザからの光出力に対応する電流
    を生成する光電変換素子と、前記半導体レーザの駆動電
    流のレベルを判定し、該駆動電流が所定レベル以上であ
    る時に、異常であることを示す第1の判定信号を出力す
    る第1の異常判定回路と、前記光電変換素子からの出力
    電流のレベルを判定し、該出力電流が所定レベル以下で
    あって、且つ前記第1の異常判定回路から第1の判定信
    号が出力されているときに、異常であることを示す第2
    の判定信号を出力する第2の異常判定回路とを備えてい
    ることを特徴とする半導体レーザの光出力制御回路。
  5. 【請求項5】 制御信号を受けて、該制御信号に対応し
    た駆動電流を半導体レーザに対して供給するレーザ駆動
    回路と、前記駆動電流に比例した第1の出力電流を前記
    制御信号に基づいて生成する電流源と、前記半導体レー
    ザからの光出力に対応する電流を生成する光電変換素子
    と、該光電変換素子の出力電流を所定の正の実数倍に増
    幅した第2の出力電流を生成する電流増幅回路と、前記
    駆動電流のレベルを判定し、該駆動電流が所定レベル以
    上であるときに、異常であることを示す第1の判定信号
    を出力する第1の異常判定回路と、前記第1の出力電流
    に対する前記第2の出力電流のレベルを判定し、前記第
    2の出力電流のレベルが所定レベル以下であって、且つ
    前記第1の判定信号が出力されているときに、異常であ
    ることを示す第2の判定信号を出力する第2の異常判定
    回路とを備えていることを特徴とする半導体レーザの光
    出力制御回路。
  6. 【請求項6】 前記レーザ駆動回路は、第1の定電圧源
    に一端が接続された第1の抵抗と、半導体レーザに接続
    された第1の端子と前記第1の抵抗の他端に接続された
    第2の端子と前記制御信号に応じて前記第1の端子から
    前記第2の端子への電流を制御する制御端子とを有する
    第1の半導体デバイスとを含み、前記電流源は、第2の
    定電圧源に一端が接続された第2の抵抗と、前記第2の
    異常判定回路に接続された第1の端子と前記第2の抵抗
    の他端に接続された第2の端子と、前記第1の端子から
    前記第2の端子への電流を前記制御信号に応じて制御す
    る制御端子とを有する第2の半導体デバイスとを含むこ
    とを特徴とする請求項5に係る半導体レーザの光出力制
    御回路。
  7. 【請求項7】 前記レーザ駆動回路は、第1の定電圧源
    に一端が接続された第1の抵抗と、半導体レーザに接続
    された第1の端子と前記第1の抵抗の他端に接続された
    第2の端子と前記制御信号に応じて前記第1の端子から
    前記第2の端子への電流を制御する制御端子とを有する
    第1の半導体デバイスとを含み、前記第1の異常判定回
    路は、前記駆動電流に比例した出力電流が供給されるI
    /V変換回路の出力電圧を、前記駆動電流のレベルを判
    定するために設定された基準電圧と比較し、前記駆動電
    流が所定レベル以上であるときに、異常であることを示
    す第1の判定信号を出力するように構成されていること
    を特徴とする請求項4又は5に係る半導体レーザの光出
    力制御回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の異常判定回路からの第2の判
    定信号を、リセット信号が入力されるまで保持して且つ
    出力するフリップフロップ回路と、該フリップフロップ
    回路からの前記第2の判定信号に対応する信号が入力さ
    れた場合、前記半導体レーザに対する前記駆動電流の供
    給を停止するように前記制御信号を制御する光出力停止
    回路とを更に備えていることを特徴とする請求項4〜7
    のいずれか1項に係る半導体レーザの光出力制御回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の異常判定回路の第1の判定信
    号を受けて、前記半導体レーザの駆動電流を減少させる
    ように前記制御信号を制御するリミッタ回路を更に備え
    ていることを特徴とする請求項8に係る半導体レーザの
    光出力制御回路。
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WO2020162129A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光源装置および電子機器
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