JP2010122568A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着処理を良好に行うことが可能な定着装置を提供する。
【解決手段】記録材41の搬送方向に沿って第1定着器11と第2定着器12を設ける。第1定着器11は第1加熱ローラ13とこれに当接する第1加圧ローラ14からなり、第2定着器12は第2加熱ローラ15とこれに当接する第2加圧ローラ16からなる。第1定着器11と第2定着器12との間に設置された搬送手段20と、第1定着器11と第2定着器12との間に設置されたファン33により、第1加熱ローラ13と第2加熱ローラ15より放散される暖気を送風し、搬送手段20の温度を上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナーなどを記録材に定着させる定着装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、記録材に対する定着装置が用いられる。このような定着装置は一対の加熱ローラと加圧ローラで構成され、加熱ローラと加圧ローラを当接させる位置でニップ部を形成する。前記加熱ローラには、ヒーターランプのような電気的加熱手段を設けている。前記ニップ部に記録用紙のような記録材を加熱、加圧させながら通過させて、定着処理を行う。
例えば特許文献1には、定着後のトナー画像に高光沢を与えるために、記録材の搬送方向に沿って定着器を二対以上配設する画像形成装置が記載されている。特許文献1の図1を参照すると、記録材Pの搬送方向に2段の定着器9a(第1定着器)、9b(第2定着器)を設けている。この2段の定着器9a、9b間の距離は、搬送される記録材の搬送方向の長さよりも大きくして、記録材が第1定着器と第2定着器のニップに同時に挟持されることを防止し、画像ズレが生じないようにしている。
特開2005−321450号公報
この種の画像形成装置においては、定着器間の距離を対応する最大紙サイズ以上に大きくすると、両定着器のどちらにも記録材が担持されていない状況が発生するため、1段目定着器(第1定着器)と2段目定着器(第2定着器)の間に駆動手段を備えた記録材の搬送手段を設ける必要がある。しかしながら、熱源を有さない搬送手段により記録材が搬送されると、記録材において搬送手段に接した部分の温度が低下する。このため、第2定着器を通過した後のトナー画像は搬送手段に接した部分の定着強度不足、もしくは光沢ムラが発生することがあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するように、以下の形態または適用例として実現される。
〔適用例1〕本適用例の定着装置は、熱源を有する第1定着器および第2定着器と、前記第1定着器と前記第2定着器との間に配置され、記録材を搬送する搬送手段と、前記第1定着器と前記第2定着器との間であって、前記搬送手段の近傍に配置された吸排気手段とを有することを特徴とする。
本適用例によれば、2つの定着器から発生する暖気を吸排気手段によって発生する気流を利用して記録材の搬送手段に送ることで搬送手段の温度を上昇させ、搬送手段に接触した記録材の温度低下を低減させるものである。これにより第2定着器を通過した後のトナー画像において良好な定着強度、もしくは均一な光沢を得ることが可能となる。
〔適用例2〕上記適用例に記載の定着装置であって、前記搬送手段は、ベルトにより構成され、前記ベルトには複数の通気孔が形成されており、さらに前記吸排気手段は、前記搬送手段の記録材搬送側と反対側に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送手段の記録材搬送側とは反対側に設置した吸排気手段により、2つの定着器から発生した暖気を搬送手段に送るために通気孔を設けたものであり、これにより適用例1と同様の効果を得ることが可能となる。さらに搬送手段をベルトにより構成することにより、記録材が搬送手段と均一に接触することができ、第2定着器を通過した後のトナー画像において均一な光沢を得ることが可能となる。
〔適用例3〕上記適用例に記載の定着装置であって、前記吸排気手段は、前記搬送手段の記録材搬送側と同じ方向に配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、搬送手段の記録材搬送側と同じ側に設置した吸排気手段により、2つの定着器から発生した暖気を搬送手段に送ることができ、適用例1と同様の効果を得ることが可能となる。
〔適用例4〕上記適用例に記載の定着装置であって、前記第1定着器と前記第2定着器の上方を覆う筐体を有することを特徴とする。
本適用例によれば、第1定着器と第2定着器の上方を覆う筐体により、第1定着器および第2定着器から発生した熱が筐体外部に放熱されることを防止し、吸排気手段により発生する気流の温度をより高めることが可能になる。
〔適用例5〕上記適用例に記載の定着装置であって、前記筐体は、第1定着器および第2定着器に対向するように設けられた蓄熱手段を有していることを特徴とする。
本適用例によれば、2つの加熱ローラから発生した熱量を定着器の筐体外部にもらすことなく蓄熱手段に蓄え、この蓄熱手段に蓄えられた熱量を吸排気手段により発生する気流に与えることで、吸排気手段により発生する気流の温度をより高めることが可能になる。
〔適用例6〕上記適用例に記載の定着装置であって、前記筐体は、第1定着器および第2定着器に対向するように設けられた熱反射手段を有していることを特徴とする。
本適用例によれば、2つの定着器から発生する輻射熱を熱反射手段が反射するため、熱量が定着器の筐体に吸収されて筐体外部に放熱されてしまうことなく筐体内部に蓄積する。これにより熱量を効果的に利用できるため、吸排気手段により発生する気流の温度をより高めることが可能になる。さらに筐体の温度上昇を防止することが可能となる。
(第1実施形態)
本発明にかかる定着装置の第1実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態の概略を示す正面図である。第1実施形態の定着装置は、第1定着器(1段目定着器)と第2定着器(2段目定着器)の間に記録材の搬送手段を設ける構成を示している。
図1に示すように、定着装置100は、第1定着器11と、第1定着器11に横並びに設けられた第2定着器12と、第1定着器11と第2定着器12との間の設けられた記録材を搬送する搬送手段20と、搬送手段20の下方(重力方向の側)に設けられた吸排気手段としてのファン33とを有している。
1段目定着器としての第1定着器11は記録材41の搬送方向上流側に設けられており、2段目定着器としての第2定着器12は記録材41の搬送方向下流側に設けられている。記録材41の表面には、トナー画像42が形成されている。第1定着器11には、第1加熱ローラ13と第1加圧ローラ14が設けられている。また、第2定着器12には、第2加熱ローラ15と第2加圧ローラ16が設けられている。第1定着器11の第1加熱ローラ13で加熱された記録材41は、搬送手段20によって搬送され、第2定着器12の第2加熱ローラ15で再加熱される。
第1加熱ローラ13は、芯金として機能する厚さ2mm〜3mmのアルミニウムなどによる金属ローラ(以下芯金と略記する)13aの外周に厚さ1mm〜5mmのシリコンゴムなどの弾性層13bを設け、弾性層13bの外表面に厚さ30μm程度のPFAやPTFEなどのフッ素樹脂などの離型層13cが施されている。芯金13aの内部には、熱源としてのヒーターランプ17(電気的熱源)が設けられている。第1加圧ローラ14は、厚さ2mm〜3mmのアルミニウムなどによる芯金14aの外周に厚さ2mm〜7mmのシリコンゴムなどの弾性層14bを設け、弾性層14bの外表面に厚さ30μm程度のPFAやPTFEなどのフッ素樹脂などの離型層14cを施している。また、図示されていないが第1加熱ローラ13と第1加圧ローラ14はバネにより一定荷重のもと互いに圧接されている。
第2加熱ローラ15は、厚さ2mm〜3mmのアルミニウムなどによる金属により構成される芯金15aの外周に厚さ1mm〜5mmのシリコンゴムなどの弾性層15bを設け、弾性層15bの外表面に厚さ30μm程度のPFAやPTFEなどのフッ素樹脂などの離型層15cが施されている。芯金15aの内部には、熱源としてのヒーターランプ18(電気的熱源)が設けられている。第2加圧ローラ16は、厚さ2mm〜3mmのアルミニウムなどによる金属により構成される芯金16aの外周に厚さ1mm〜5mmのシリコンゴムなどの弾性層16bが設けられ、弾性層16bの外表面に厚さ30μm程度のPFAやPTFEなどのフッ素樹脂などの離型層16cが施されている。また図示されていないが第2加熱ローラ15と第2加圧ローラ16はバネにより一定荷重のもと互いに圧接されている。ここで、第1加熱ローラ13、第2加熱ローラ15に設けられるヒーターランプ17およびヒーターランプ18は図示を省略したコントローラに接続されて、第1加熱ローラ13および第2加熱ローラ15の表面が所定の温度になるよう温度制御が行われる。
搬送手段20は、金属性の駆動ローラ21および金属製のテンションローラ22により支持された厚さ100μm〜300μmのポリイミドなどの樹脂によるベルト(以下、「搬送ベルト23」という。)により構成されている。搬送ベルト23は、駆動ローラ21からの駆動力により回転搬送される。図中の寸法Gは、第1定着器11のニップ部出口と第2定着器12のニップ部入口との距離である。
本第1実施形態では吸排気手段としてファン33を用いている。ファン33は、搬送ベルト23の設けられている方向(図中上側)から吸気し、搬送ベルト23から遠ざかる方向(図中下側)へ排気するように設けられている。
第1定着器11の第1加熱ローラ13に設けたヒーターランプ17と、第2定着器12の第2加熱ローラ15に設けたヒーターランプ18が動作すると、第1定着器11と第2定着器12の周辺の温度が上昇する。この時、ファン33の回転により、温度上昇した空気が搬送手段20の方向に引き込まれる気流Aが発生する。この気流Aにより搬送手段20の温度が上昇する。ファン33の動作は第1加熱ローラ13および第2加熱ローラ15中に配置されたヒーターランプ17およびヒーターランプ18への電力供給に連動している。またファン33は記録材41の搬送中も動作し、記録材41が第1定着器11と第2定着器12の間に存在する時には、気流Aは記録材41と記録材41上のトナー画像42に直接当てられることになる。ここでファン33は第1定着器11と第2定着器12の間に複数個設けられていても良い。
また、吸排気手段はファン33に限らず、定着装置100を用いた装置、例えば電子写真装置内部の他の場所に設置されたファンからのダクト(流路)が搬送手段20の近傍に設けられた構成でも良い。
従来、定着器を2段用いる装置において搬送コロや搬送ベルトなどを用いた記録材の搬送手段に記録材が接触した部分は第2定着器を通過した後の画像で光沢が他の部分に比べて低いことがあった。これは記録材の温度低下が原因でトナーの溶融が不十分であることから、トナー画像が滑らかな表層を形成できないために発生するものである。また部分的な記録材の温度低下によりトナー溶融が不十分であり、その部分の定着強度が不足してしまうということも発生した。
本第1実施形態の定着装置100によれば、搬送手段20は気流Aにより常温よりも高温に保たれるため、搬送手段20に接触した記録材41の部分的温度低下を防ぐことができ、均一な光沢や充分な定着強度を得ることが可能となる。
なお、前述では、第1定着器11と第2定着器12との配置を横並びに設ける例で説明したがこれに限らず、例えば、第1定着器11と第2定着器12とが縦並び、あるいは斜め方向に並ぶ配置などであっても良い。
(第2実施形態)
本発明にかかる第2実施形態を、図2、図3、図4、および図5を用い説明する。図2は、第2実施形態の概略を示す正面図であり、図3、図4および図5は、搬送ベルトの通気孔を説明する平面図である。なお、本実施形態の説明では、前述の第1実施形態と同じ構成は同符号を付けて説明を省略することもある。
本第2実施形態では、搬送手段20は搬送ベルト23を有している。そして、搬送ベルト23は、図3に示すように、記録材41の搬送方向に長い通気孔24aを溝状に形成した構造になっている。搬送ベルト23は厚さ100μm〜300μmの、例えば、ポリイミドなどの樹脂により形成されており、その周長は約900mmである。搬送ベルト23の内部にはアルミニウムなどの金属で構成された駆動ローラ21と、同じくアルミニウムなどの金属で構成されたテンションローラ22が配置されており、搬送ベルト23は図示されていない駆動源と連結している駆動ローラ21からの摩擦力で回転搬送する。ここで、駆動ローラ21およびテンションローラ22は直径10mm〜30mmである。搬送ベルト23に配置されている通気孔24aは、図3に示す搬送方向に長い溝状の他に、例えば図4に示すような直径3mm〜15mmの円形状の通気孔24b、または図5に示すような角2〜10mmの正方形形状の通気孔24cなど、搬送ベルト23を貫通している孔であれば良い。また、通気孔24aの個数は問わず、幾つであっても良い。
ファン33は搬送手段20の記録材搬送側とは反対側に配置され、第1定着器11および第2定着器12の上部の暖気を吸い込む方向に回転吸気する。ファン33の動作は先に説明したものと同様に第1加熱ローラ13および第2加熱ローラ15中に配置されたヒーターランプ17およびヒーターランプ18への電力供給に連動している。またファン33は記録材41の搬送中も動作し、記録材41が第1定着器11と第2定着器12の間に存在する時には、上昇温度の気流Aは記録材41と記録材41上のトナー画像42に直接当てられることになる。
従来、定着器を2段用いる装置においては、前述した課題に加えて用紙ジャムの課題がある。記録材が第1定着器を通り過ぎて第1定着器のニップから離れると、記録材は用紙搬送手段のみによって担持搬送される。この時、記録材の搬送手段が搬送ベルトで構成されている時には記録材は搬送ベルトの上に重力で乗っている状態になり、用紙挙動が非常に不安定となり第2定着器への噛み込み不良による用紙ジャムを引き起こすことがあった。
定着装置100を本第2実施形態にすることで、均一なグロスや定着強度に対して前述と同様の効果が得られる。さらに記録材41がファン33の吸引によって搬送ベルト23に押し付けられるため、記録材41は搬送ベルト23上で滑ることなく安定した状態となり、第2定着器12への噛み込み不良による用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明にかかる第3実施形態を、図6を用い説明する。図6は、本発明にかかる第3実施形態の概略を示す正面図である。なお、本実施形態の説明では、前述の実施形態と同じ構成は同符号を付けて説明を省略することもある。
本第3実施形態では、ファン33は搬送手段20の記録材搬送側に配置され、2つの定着器の上部の暖気を搬送手段20に送風(送る)する方向に回転送風する。ファン33の動作は先に説明したものと同様に第1加熱ローラ13および第2加熱ローラ15中に配置されたヒーターランプ17およびヒーターランプ18への電力供給に連動している。またファン33は記録材41の搬送中も動作し、記録材41が第1定着器11と第2定着器12の間に存在する時には、上昇温度の気流Aは記録材41と記録材41上のトナー画像42に直接当てられることになる。
なお、搬送ベルト23に通気孔が形成された構成でもよい。
本第3実施形態によれば、定着装置100を本実施形態にすることで、均一なグロスや定着強度、さらに用紙ジャムに対して前述と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
本発明にかかる第4実施形態を、図7を用い説明する。図7は、本発明にかかる第4実施形態の概略を示す正面図である。なお、本実施形態の説明では、前述の実施形態と同じ構成は同符号を付けて説明を省略することもある。
本第4実施形態では、第1定着器11と第2定着器12の上方(ヒーターランプ17、あるいはヒーターランプ18により熱せられて軽くなった空気が移動する方向)に筐体31が設置されている。筐体31はガラス入りPETなどの耐熱性樹脂で形成され、外側(第1定着器11、第2定着器12に対向する側の反対側)に保護材32を設けている。保護材32は、筐体31の外側表面温度が200℃程度の高温になるので、耐熱性を有する部材、例えばフェルトなどで構成する。
本第4実施形態によれば、定着装置100を本実施形態にすることで、2つの定着器から発生する熱が定着装置100を用いた装置、例えば電子写真装置全体に放熱することなく、気流の温度を効果的に上昇させることが可能となる。これにより均一なグロスや定着強度に対して前述と同様の効果が得られる。
(第5実施形態)
本発明にかかる第5実施形態を、図8を用い説明する。図8は、本発明にかかる第5実施形態の概略を示す正面図である。なお、本実施形態の説明では、前述の実施形態と同じ構成は同符号を付けて説明を省略することもある。
本第5実施形態では、第1定着器11および第2定着器12の上部を覆う筐体31の内側(第1定着器11、第2定着器12に対向する側)に、蓄熱手段としての金属製の蓄熱部材34を設けている。蓄熱部材34は、厚さ2mm〜5mmのアルミニウム材や厚さ1mm〜2mmの鉄板で構成されている。蓄熱部材34は、ガラス入りPETなどで形成されている樹脂製の筐体31の樹脂部を可能な限り多く覆うように配置され、筐体31と耐熱接着剤によって固定されている。なお、蓄熱部材34は、前述の板材を耐熱接着剤で固定する構成に限らず、蓄熱性の部材を塗布するなど他の構成であっても良い。
2つの定着器から発生する暖気は蓄熱部材34に熱エネルギーとして蓄えられる。ファン33が発生させる気流Aは蓄熱部材34の表層を通過してから搬送手段20に送られる。これにより樹脂の筐体31に吸収された熱量が定着装置100の外部に漏れることなく蓄熱部材34が蓄え、蓄えられた熱量は樹脂製の筐体31を伝わって外部に漏れる前にファン33が発生させる対流伝熱により搬送手段20に送られ、搬送手段20の温度をより上昇させることが可能となる。
本第5実施形態によれば、定着装置100を本実施形態にすることで、均一なグロスや定着強度に対して前述と同様の効果が得られる。さらに筐体31の温度上昇を防ぎ定着装置100を用いた装置、例えば電子写真装置全体の装置内温度上昇を抑制することが可能となる。
また、蓄熱部材34は、筐体31と密着していない構成でも良い。例えば、蓄熱部材34と筐体31との接続が一部分で行われ、蓄熱部材34の面と筐体31の面とが空隙を介して対向している構成でも良い。このような空隙を有することで蓄熱部材34と筐体31との断熱効果を生じ、蓄熱部材34の蓄熱効果をさらに向上させることが可能となる。
(第6実施形態)
本発明にかかる第6実施形態を、図9を用い説明する。図9は、本発明にかかる第6実施形態の概略を示す正面図である。なお、本実施形態の説明では、前述の実施形態と同じ構成は同符号を付けて説明を省略することもある。
本第6実施形態では、第1定着器11および第2定着器12の上部を覆う筐体31の内側(第1定着器11、第2定着器12に対向する側)に、熱反射手段としての熱反射板35を設けている。熱反射板35は、筐体31の折り曲げ部付近で部分的に筐体31に接続され、その殆どの面は、筐体31との間に空隙を有して対向している。なお、本例では、熱反射板35と筐体31との間に空隙を有する構成で説明したが、熱反射板35と筐体31との接触面の広さは問わず、例えば、両者が前面接触して設けられる構成でも良い。熱反射板35は厚さ1.5mm程度のアルミニウム板や鉄、ステンレス、真鍮など金属蒸着した樹脂など金属光沢面を有する材質が適している。なお、熱反射板35は板材に限らず、金属光沢面を有する部材であればよく、例えば金属蒸着、塗布などによって構成しても良い。
本第6実施形態によれば、第1加熱ローラ13または第2加熱ローラ15からの輻射熱を反射することが可能になる。その結果、筐体31の温度上昇の防止や筐体31を通じて定着装置100の外部に熱が漏れることを防止でき、その分の熱量が定着装置100内部に溜まることになる。よって、搬送手段20の温度をより効果的に上昇させることが可能となる。
加えて、均一なグロスや定着強度、定着装置100を用いた装置、例えば電子写真装置全体の装置内温度上昇防止に対して前述と同様の効果が得られる。
本発明にかかる第1実施形態の概略を示す正面図。 本発明にかかる第2実施形態の概略を示す正面図。 搬送ベルトの通気孔を説明する平面図。 搬送ベルトの通気孔を説明する平面図。 搬送ベルトの通気孔を説明する平面図。 本発明にかかる第3実施形態の概略を示す正面図。 本発明にかかる第4実施形態の概略を示す正面図。 本発明にかかる第5実施形態の概略を示す正面図。 本発明にかかる第6実施形態の概略を示す正面図。
符号の説明
11…第1定着器、12…第2定着器、13…第1加熱ローラ、13a…金属ローラ(芯金)、13b…弾性層、13c…離型層、14…第1加圧ローラ、14a…芯金、14b…弾性層、14c…離型層、15…第2加熱ローラ、15a…芯金、15b…弾性層、15c…離型層、16…第2加圧ローラ、16a…芯金、16b…弾性層、16c…離型層、17,18…ヒーターランプ、20…搬送手段、21…駆動ローラ、22…テンションローラ、23…搬送ベルト、31…筐体、33…吸排気手段としてのファン、41…記録材、42…トナー画像、100…定着装置。

Claims (6)

  1. 熱源を有する第1定着器および第2定着器と、
    前記第1定着器と前記第2定着器との間に配置され、記録材を搬送する搬送手段と、
    前記第1定着器と前記第2定着器との間であって、前記搬送手段の近傍に配置された吸排気手段とを有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記搬送手段は、ベルトにより構成され、
    前記ベルトには複数の通気孔が形成されており、
    さらに前記吸排気手段は、前記搬送手段の記録材搬送側と反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記吸排気手段は、前記搬送手段の記録材搬送側と同じ方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記第1定着器と前記第2定着器の上方を覆う筐体を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記筐体は、第1定着器および第2定着器に対向するように設けられた蓄熱手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記筐体は、第1定着器および第2定着器に対向するように設けられた熱反射手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
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