JP2010122562A - 単眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラのファインダー光学系において、接眼光学系の焦点距離が長いため、交換レンズにより形成された像と接眼光学系との中間に倒立プリズムを配置することが可能であるが、望遠鏡倍率を高くしようとすると接眼光学系の焦点距離を短くする必要がある。
【解決手段】単眼鏡(10)は、単一の対物レンズ部(11)と、単一の対物レンズ部(11)が装着可能なマウント(15b)と単一の接眼部(13)とを有する本体と、本体内に配置され、対物レンズ部(11)からの光線を少なくとも6回反射させて、対物レンズ部(11)の光軸(LR)方向である第1方向に対して平行な光軸(LR)に導く導光光学系(20)とを備える。これにより、光路を折り曲げて単眼鏡(10)の光束入射方向の全長を短くし、且つコンパクトにすることができ、操作性が良くなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、単一の対物レンズ部と単一の接眼レンズ部とを有し被観察物を観察する単眼鏡に関する。
カメラには、撮影者が撮影画面を確認するために、ファインダーが備えられている。例えば、従来のカメラにおいて、ファインダーの光学系は撮影光学系と別に設けられており、ファインダー光学系中で被観察物の像が結像される実像式ファインダーと、結像されない虚像式ファインダーとがある。
特許文献1では、被観察物の単一の結像を複数の接眼レンズにより両目で見ることができ、片目を閉じる必要のない見やすい双眼ファインダー構造が開示された。そのカメラの双眼ファインダー構造は、被観察物に対向する単一の対物レンズ系と、対物レンズ系がとらえた被観察物の像の光路を分岐する分岐手段と、分岐手段により分岐されたそれぞれの光路に対応して設けた接眼レンズ系とにより構成し、撮影者が少なくとも一方の目で覗き込み、被観察物の像を捕えることができる。
また、該対物レンズを透過して被観察物の像が形成され、その光路は分岐手段により適宜な本数に分岐される。このとき、分岐された光路のそれぞれに、被観察物の像が等しく捕えることができる。さらに、光路にはそれぞれ接眼レンズ系が設けられており、被観察物の像は該接眼レンズ系を透過して形成される。撮影者は、両方の目を異なる接眼レンズ系に接眼し、被観察物の像を捕えることができる。
また、特許文献2では手振れ補正機構を付いた双眼鏡が開示された。左右一対の対物レンズと接眼レンズとの間に、それぞれ左右一対の補正レンズが配置されている。左右一対の補正レンズを一体的に補正レンズ保持枠で保持する。振れがあった場合には、補正レンズ保持枠を左右一対の補正レンズと共に、各光学系の光軸に対して垂直な面内において、互いに直交している方向に、補正レンズ移動機構で移動させる。
このため、振れがあっても左右の光学系での見え方が同じで、光学系の設計自由度もあまり制限されず、駆動機構が簡単でコストの削減及び小型化を図ることができる手振れ補正機構付き双眼鏡が得られる。
特開平07−64155号公報 特開平10−20213号公報
特許文献1で開示された両眼タイプのファインダーは、単一の対物レンズ部で取り込んだ光を双眼に分割しなければならないため、明るくない問題がある。また、特許文献2に示されたように、手振れ防止機構を装備する場合にも左右同時に防振作用を作動させなければならないので左右の光学系の連動機構が非常に困難なものとなる。
さらに、従来の双眼鏡において、対物光学レンズ部内の光学系をズーム光学系で構成した場合、ズーミングの際の左右の光学系の連動運動時の僅かな誤差が接眼レンズ部内の接眼光学系によって拡大されるため非常に高い精度が要求される。その結果、双眼鏡の重量が増加し、また価格も高価なものとなる。
さらに、カメラのファインダー光学系は接眼光学系の焦点距離が長いため交換レンズにより形成された像と接眼光学系との中間に倒立プリズムを配置することが可能である。しかし、望遠鏡倍率を高くしようとすると接眼光学系の焦点距離を短くする必要があるので構造上非常に困難である。また、交換レンズにより形成された像より被観察物側に倒立プリズムを配置しようとしても、従来の交換レンズは倒立プリズムを配置するだけの十分なワーキングディスタンス又はバックフォーカスを有していないものが多い。エクステンダーを使用してバックフォーカスを延長し、倒立プリズムを配置することは可能であるが、望遠鏡倍率が高くなり、使う用途が限られてしまうことがある。
本発明は、光路を折り曲げて単眼鏡の光束入射方向の全長を短くし、且つコンパクトにすることができ、操作性の良い単眼鏡を提供することを目的とする。
第1の観点の単眼鏡は、単一の対物レンズ部と、単一の対物レンズ部が装着可能なマウントと単一の接眼部とを有する本体と、本体内に配置され、対物レンズ部からの光線を少なくとも6回反射させて、対物レンズ部の光軸方向である第1方向に対して平行な光軸に導く導光光学系とを備える。
このような構成によれば、光路を折り曲げて単眼鏡の光束入射方向の全長を短くし、かつコンパクトにすることができるので、操作性が良くなる。
第2の観点の単眼鏡の導光光学系は、対物レンズ部からの光線を、第1方向に対して垂直の第2方向に反射させる第1反射面と、該第1反射面での反射光を第1方向と第2方向とに対して垂直の第3方向に反射させる第2反射面と、該第2反射面での反射光を第2方向に反射させる第3反射面と、該第3反射面での反射光を第3方向に反射させる第4反射面と、該第4反射面での反射光を第2方向に反射させる第5反射面と、該第5反射面での反射光を第1方向に反射させる第6反射面とを有する。
このような構成によれば、対物レンズ部を通過する光軸と導光光学系を通過した光軸とが平行であるため、単眼鏡を介して観察できる像と単眼鏡を外した場合に観察できる像とに視差がないようになる。
第3の観点の単眼鏡の導光光学系は、対物レンズ部からの光線を、第1方向に対して垂直の第2方向に反射させる第1反射面と、該第1反射面での反射光を第1方向に反射させる第2反射面と、該第2反射面での反射光を第2方向に反射させる第3反射面と、該第3反射面での反射光を第1方向に反射させる第4反射面と、該第4反射面での反射光を第2方向に反射させる第5反射面と、該第5反射面での反射光を第1方向に反射させる第6反射面とを有する。
このような構成によれば、本体の光軸方向の幅がある程度に広がり、本体を手で固定し易いようになって操作性がよい。
本発明は、単一の対物レンズ部と単一の接眼レンズ部を有する単眼鏡において、対物レンズ部と接眼レンズ部の間に配置される導光光学系を備えることで、光路を折り曲げて単眼鏡の光束入射方向の全長を短くし、かつコンパクトにすることができるため、操作性の良い単眼鏡を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<単眼鏡10について>
(第1の実施例)
第1の実施例の単眼鏡10について、図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は、本実施例の単眼鏡10の斜視図である。図1に示されたように、単眼鏡10は対物レンズ部11、ボディ部12及び接眼部13より構成される。対物レンズ部11はズームレンズ及び単焦点レンズなどの一眼レフカメラ用交換レンズを使用目的に応じて装着することができる。また、対物レンズ部11はオートフォーカス機構や手ブレ防止機構などを搭載している。このため、手振れ等があっても、目標が揺れることなくほぼ静止した状態で見ることができる。ボディ部12は光学系を内蔵しており、複数のミラー及びレンズで構成されている。また、ボディ部12は対物レンズ部11等の制御を行う制御部14が設けられている。
ボディ部12にはマウント部15bが形成されており、対物レンズ部11のマウント部15aとボディ部12のマウント部15bとを結合することができる。ボディ部12のマウント部15bは、一眼レフカメラのマウント形状と同一にすることで、従来製造されている一眼レフカメラ用交換レンズを使用することができる。また、マウント部15bには接点16が形成されている。接点16は、ボディ部12と対物レンズ部11とを電気的に接続するために必要であり、接続された対物レンズ部11の情報の取得や、ボディ部12からの電源供給及び演算処理結果の伝送に利用される。例えば、ボディ部12のマウント部15bの接点16は、ボディ部12の制御部14が演算した対物レンズ部11に最適なオートフォーカスの移動量を対物レンズ部11に伝える。対物レンズ部11内のモーターは供給信号でフォーカスレンズの駆動を行う。電源スイッチ17で単眼鏡10の電源on/offを行う。
単眼鏡10は、ボディ部12のマウント部15bを一眼レフカメラの対物レンズ部11のマウント部15aに適合する形状にしている。このため、観察者は目的に応じて様々な一眼レフカメラ用交換レンズを対物レンズ部11としてボディ部12に装着することができる。一眼レフカメラの交換レンズはこれまで多数、また多種類の交換レンズが生産されている。例えばマクロ交換レンズ、手ブレ防止機構搭載交換レンズ、可変ズーム交換レンズまたは高倍率交換レンズなど多種類の交換レンズがある。マクロ交換レンズをボディ部12に装着すると簡易顕微鏡として用いることができ、標準から中望遠程度までのズーム交換レンズを使用すると風景などを観察する単眼鏡10となり、レンズ口径の大きな中長望遠の交換レンズを使用すると天体観測に適した単眼鏡10となる。
図2は、本実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。図2に示されたように、ボディ部12の内部に収容された導光光学系20はフィールドレンズ21と、リレーレンズ22A、22Bと、第1反射面31を有する第1プリズム23と、第2反射面32及び第3反射面33を有する第2プリズム24と、第4反射面34及び第5反射面35を有する第3プリズム25と、第6反射面36を有する第4プリズム26とを備える。また、導光光学系20は対物レンズ部11を通過した各光束を有効に利用できるように、対物レンズ部11の射出瞳がリレーレンズ22Aとリレーレンズ22Bとの中間に合わせられる。
また、対物レンズ部11を通過した光軸LRはフィールドレンズ21に入射した後、第1プリズム23の第1反射面31で反射してX軸方向に向きを変え、第2プリズム24に入射する。第2プリズム24に入射した光軸LRは第2反射面32及び第3反射面により第2プリズム24内で2回の全反射(XZ平面内)を行い、第2プリズム24に入射した方向とは逆方向に射出する。そして、第1リレーレンズ22A及び第2リレーレンズ22Bに順次入射する。第2リレーレンズ22Bを通過した光軸LRは、第3プリズム25に入射する。第3プリズム25に入射した光軸LRは第4反射面34及び第5反射面35により第3プリズム25内で2回の全反射(XZ平面内)を行い、第3プリズム25に入射した方向とは逆方向に射出する。その後、第4プリズム26に入射する。第4プリズム26に入射した光軸LRは第6反射面36によりY軸方向に向きを変えて接眼部13に到達する。
ところで、第3プリズム25及び第4プリズム26のX方向の位置を変更することで、第1プリズム23と第4プリズム26との距離を広げることができるので、前述の視差は発生するものの、第1プリズム23の近傍にオートフォーカスのための機構を配置することができる。また、本実施例の単眼鏡10を使用する際にはボディ部12を手で固定するため、操作性の観点から、第3プリズム25及び第4プリズム26のX方向の位置を決めることも可能である。
図3は、本実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の結像原理を説明するための図である。本実施例の結像原理については、図3に示されたように被観察物IMの端部Oから光軸LRに平行に射出する光線L1(図3の実線)と、被観察物IMの端部Oから対物レンズ部11の中心を通過するように射出する光線L2(図3の破線)とを例として説明する。
ここで、光線L1は順に対物レンズ部11のa1点、フィールドレンズ21のb1点、第1リレーレンズ22Aのc1点及び第2リレーレンズ22Bのd1点で屈折されてB点を通過する。また、光線L2は順に対物レンズ部11のa2点、フィールドレンズ21のb2点、第1リレーレンズ22Aのc2点及び第2リレーレンズ22Bのd2点で屈折されてB点を通過する。なお、対物レンズ部11により屈折された光線L1及びL2はフィールドレンズ21前のA点で交差し、凸レンズ作用によって被観察物IMの倒立した第1次像IM−Aを結像する。その後、第2リレーレンズ22Bにより屈折された光線L1及びL2は第2リレーレンズ22B後のB点で交差し、同様に凸レンズ作用によって被観察物IMの正立した第2次像IM−Bを結像する。従って、単眼鏡10では正立像が観測することができる。また、本実施例の光学系は、同一の光源(例えば、図3のO点)からの全部の光線(例えば、L1及びL2)を、第1リレーレンズ22Aと第2リレーレンズ22Bとの間でいつも平行な光線(例えば、線分c1d1及びc2d2)となるように配置されている。
さらに、本実施例では対物レンズ部11を通過する光軸LRと導光光学系20を通過した光軸LRとが同一直線上にある。このため、単眼鏡10を介して観察できる像IM−Bと単眼鏡10を外した場合に観察できる被観察物とには視差がない。
以下、その結像原理について、数式を用いて説明する。
一般に、双眼鏡の瞳径(φe)は以下の数式(1)で表される。ここでftは対物レンズの焦点距離を、φoは対物レンズの入射瞳径を、feは接眼レンズの焦点距離を表している。
φe=φo・fe/ft …(1)
本実施例の場合、対物レンズの焦点距離ftは対物レンズ部11の焦点距離foにリレーレンズ22A,22Bの倍率βを乗じたものに相当し、feは接眼レンズ13の焦点距離に相当し、φoは対物レンズ部11の入射瞳径に相当する。
従って、本実施例の光学系における瞳径φeは、以下の数式(2)で表される。
φe=φo・fe/(fo・β) …(2)
双眼鏡の観察像の明るさは接眼レンズの瞳径によって決定される。通常人間の瞳の大きさは明るいところでφ1.5mmからφ2.0mm程度と言われている。双眼鏡の瞳径が人間の瞳径より小さい場合は裸眼で見た場合より暗くなり、これが極端になると非常に使いづらいものとなる。昼間に使用される測量用の望遠鏡では瞳径が1.5mmのものでも視力の低下が少ないとして使用されていることから、φeを1.5とすると以下の数式(3)が得られる。
1.5≦φo・fe/(fo・β) …(3)
これをリレーレンズの倍率βについて書き直すと、以下の条件数式(4)が得られる。
β≦2/3・φo・fe/fo …(4)
なお、快適に使用するには瞳径を2mm以上として、
β≦1/2・φo・fe/fo …(5)
とするのが望ましい。
(第2の実施例)
第2の実施例の単眼鏡10について、図4を参照しながら説明する。
図4は、第2の実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。ここで、第1の実施例と同じな部分は説明を省略し、同じ構成要素については同符号を付し説明する。
図4に示されたように、本実施例の単眼鏡10は第1の実施例に比べるとZ方向にコンパクトである。この場合、光軸LRは第1プリズム23の第1反射面31で反射してX軸方向に向きを変え、第2プリズム24に入射する。第2プリズム24に入射した光軸LRは第2プリズム24内の第2反射面32及び第3反射面33により2回の全反射(XY平面内)を行い、第2プリズム24に入射した方向とは逆方向に射出する。そして、第1リレーレンズ22A、第2リレーレンズ22Bに順次入射する。第2リレーレンズ22Bを通過した光軸LRは、第3プリズム25に入射する。第3プリズム25に入射した光軸LRは第3プリズム25内の第4反射面34及び第5反射面35で2回の全反射(XY平面内)を行い、第3プリズム25に入射した方向とは逆方向に射出する。その後、第4プリズム26に入射する。第4プリズム26に入射した光軸LRは第6反射面36によりY軸方向に向きを変えて接眼部13に到達する。
また、本実施例の結像原理は第1の実施例で説明された結像原理と同様であるから、ここで説明を省略する。ところで、本実施例の単眼鏡10を使用する際にはボディ部12を手で固定するため、ある程度のY軸方向長さがあった方が操作性がよい。
(第1の変形例)
第1の変形例の単眼鏡10について、図5を参照しながら説明する。
図5は、第1の変形例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。第1の実施例に比して、リレーレンズ22Aが第1プリズム23と第2プリズム24との間に、またリレーレンズ22Bが第3プリズム25と第4プリズム26との間に配置されているとともに、第1プリズム23と第4プリズム26との距離を確保してある。ここで、第1の実施例と同じな部分は説明を省略し、同じ構成要素については同符号を付し説明する。
図5に示された単眼鏡10は第1の実施例に比べると、第1プリズム23及び第4プリズム26と第1リレーレンズ22A及び第2リレーレンズ22Bとの位置が異なる。具体的に、第1プリズム23及び第4プリズム26はX軸の方向で離れて設けられ、第1リレーレンズ22Aは第1プリズム23と第2プリズム24の間に設けられ、第2リレーレンズ22Bは第3プリズム25と第4プリズム26の間に設けられている。
この場合、対物レンズ部11を通過した光軸LRはフィールドレンズ21に入射した後、第1プリズム23の第1反射面31で反射してX軸方向に向きを変え、第1リレーレンズ22Aを通過して第2プリズム24に入射する。第2プリズム24に入射した光軸LRは第2反射面32及び第3反射面により第2プリズム24内で2回の全反射(XZ平面内)を行い、第2プリズム24に入射した方向とは逆方向に射出して第3プリズム25に入射する。第3プリズム25に入射した光軸LRは第4反射面34及び第5反射面35により第3プリズム25内で2回の全反射(XZ平面内)を行い、第3プリズム25に入射した方向とは逆方向に射出する。そして、第2リレーレンズ22Bに入射する。第2リレーレンズ22Bを通過した光軸LRは、第4プリズム26に入射する。第4プリズム26に入射した光軸LRは第6反射面36により光軸LRに平行なY軸方向に向きを変えて接眼部13に到達する。
また、本変形例の結像原理も第1の実施例で説明された結像原理と同様であるから、ここで説明を省略する。
(第2の変形例)
第2の変形例の単眼鏡10について、図6を参照しながら説明する。
図6は、第2の変形例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。第2の実施例に比して、第1リレーレンズ22Aが第1プリズム23と第2プリズム24との間に、また第2リレーレンズ22Bが第3プリズム25と第4プリズム26との間に配置されているとともに、第1プリズム23と第4プリズム26との距離を確保してある。ここで、第2の実施例と同じな部分は説明を省略し、同じ構成要素については同符号を付し説明する。
図6に示された単眼鏡10は第2の実施例に比べると、第1プリズム23及び第4プリズム26と第1リレーレンズ22A及び第2リレーレンズ22Bとの位置が異なる。具体的に、第1プリズム23及び第4プリズム26はX軸の方向で離れて設けられ、第1リレーレンズ22Aは第1プリズム23と第2プリズム24の間に設けられ、第2リレーレンズ22Bは第3プリズム25と第4プリズム26の間に設けられている。
この場合、対物レンズ部11を通過した光軸LRはフィールドレンズ21に入射した後、第1プリズム23の第1反射面31で反射してX軸方向に向きを変え、第1リレーレンズ22Aを通過して第2プリズム24に入射する。第2プリズム24に入射した光軸LRは第2反射面32及び第3反射面により第2プリズム24内で2回の全反射(XY平面内)を行い、第2プリズム24に入射した方向とは逆方向に射出して第3プリズム25に入射する。第3プリズム25に入射した光軸LRは第4反射面34及び第5反射面35により第3プリズム25内で2回の全反射(XY平面内)を行い、第3プリズム25に入射した方向とは逆方向に射出する。そして、第2リレーレンズ22Bに入射する。第2リレーレンズ22Bを通過した光軸LRは、第4プリズム26に入射する。第4プリズム26に入射した光軸LRは第6反射面36により光軸LRに平行なY軸方向に向きを変えて接眼部13に到達する。
また、本変形例の結像原理も第1の実施例で説明された結像原理と同様であるから、ここで説明を省略する。
図7は、前述の単眼鏡10を用いた撮影装置50の構成を示すブロック図である。図7のように、撮影装置50は単眼鏡10、アタッチメント18及びカメラ本体19より構成される。ここで、単眼鏡10の接眼部には勘合ネジ41が切られており、アタッチメント18にはそれに合致する勘合ネジ42が切られているので、容易に脱着ができる。
以上、本発明の最適な実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。例えば、本発明のプリズムは全反射プリズムとしたが反射ミラーを用いてもよい。
第1の実施例に係る単眼鏡10の斜視図である。 第1の実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。 第1の実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の結像原理を説明するための図である。 第2の実施例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。 第1の変形例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。 第2の変形例に係る単眼鏡10の導光光学系20の原理図である。 本発明の単眼鏡10を用いた撮影装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 … 単眼鏡
11 … 対物レンズ部
12 … ボディ部
13 … 接眼部
14 … 制御部
15a … 対物レンズ部のマウント部
15b … ボディ部のマウント部
16 … 接点
17 … 電源スイッチ
18 … アタッチメント
19 … カメラ本体
20 … 導光光学系
21 … フィールドレンズ
22A … 第1リレーレンズ
22B … 第2リレーレンズ
23 … 第1プリズム
24 … 第2プリズム
25 … 第3プリズム
26 … 第4プリズム
31 … 第1反射面
32 … 第2反射面
33 … 第3反射面
34 … 第4反射面
35 … 第5反射面
36 … 第6反射面
50 … 撮影装置
LR … 光軸
IM … 被観察物
IM−A … 被観察物の第1次像
IM−B … 被観察物の第2次像
O … 被観察物の端部
A … 第1次像の端部
B … 第2次像の端部
L1 … LRに平行なOからの光線
L2 … 対物レンズ部の中心を通過するOからの光線

Claims (8)

  1. 単一の対物レンズ部と、
    前記単一の対物レンズ部が装着可能なマウントと、単一の接眼部とを有する本体と、
    前記本体内に配置され、前記対物レンズ部からの光線を少なくとも6回反射させて、前記対物レンズ部の光軸方向である第1方向に対して平行な光軸に導く導光光学系と、
    を備えることを特徴とする単眼鏡。
  2. 前記導光光学系は、
    前記対物レンズ部からの光線を、前記第1方向に対して垂直の第2方向に反射させる第1反射面と、
    該第1反射面での反射光を前記第1方向と前記第2方向とに対して垂直の第3方向に反射させる第2反射面と、
    該第2反射面での反射光を前記第2方向に反射させる第3反射面と、
    該第3反射面での反射光を前記第3方向に反射させる第4反射面と、
    該第4反射面での反射光を前記第2方向に反射させる第5反射面と、
    該第5反射面での反射光を前記第1方向に反射させる第6反射面と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の単眼鏡。
  3. 前記導光光学系は、
    前記対物レンズ部からの光線を、前記第1方向に対して垂直の第2方向に反射させる第1反射面と、
    該第1反射面での反射光を前記第1方向に反射させる第2反射面と、
    該第2反射面での反射光を前記第2方向に反射させる第3反射面と、
    該第3反射面での反射光を前記第1方向に反射させる第4反射面と、
    該第4反射面での反射光を前記第2方向に反射させる第5反射面と、
    該第5反射面での反射光を前記第1方向に反射させる第6反射面と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の単眼鏡。
  4. 前記対物レンズ部の光軸と前記第6反射面で反射された光軸とが同一直線上に存在することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の単眼鏡。
  5. 前記第1反射面から前記第6反射面までの間に、リレーレンズが配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の単眼鏡。
  6. 前記リレーレンズの倍率(像の大きさの比)をβとしたとき、以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項5に記載の単眼鏡。
    β≦(1/2)×(fe/fo)×φo
    なお、feは前記接眼光学系の焦点距離、foは前記対物レンズ部の焦点距離、φoは前記対物レンズ部の瞳径を示す。
  7. 前記対物レンズ部は、一眼レフカメラのボディに着脱可能な交換レンズであり、
    該交換レンズはズーム機能又は防振機能を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の単眼鏡。
  8. 前記本体は、撮影用カメラとの接続を行うための構造を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の単眼鏡。
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