JP2010121997A - 放射線画像検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する放射線画像検出器において、光変換効率を向上させるとともに、高画質な画像を取得する。
【解決手段】放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層32と、波長変換層32により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器31とが積層された放射線画像検出器3において、波長変換層32を、少なくとも第1の蛍光体層32aと第2の蛍光体層32bとの2つの層が積層されたものとし、検出器31側から、第2の蛍光体層32bおよび第1の蛍光体層32aをこの順に配置し、第1の蛍光体層32aが、第1の蛍光体層32aにより変換された光を吸収する吸収剤を含むものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する放射線画像検出器に関するものである。
従来、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射により被写体に関する放射線画像を記録する放射線画像検出器が各種提案、実用化されている。
上記のような放射線画像検出器として、たとえば、放射線の照射により電荷を発生する半導体を利用した放射線画像検出器が提案されており、そのような放射線画像検出器として、いわゆる光読取方式のものやTFT(thin film transistor、薄膜トランジスタ)、CCD(charge coupled device)、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)センサなどを用いる電気読取方式のものが提案されている。
また、上記のような放射線画像検出器としては、放射線を半導体層おいて直接電荷に変換して蓄積する直接変換方式のものや、放射線を蛍光体により一旦光に変換し、その変換した光をフォトダイオードなどによって電荷に変換して蓄積する間接変換方式のものが提案されている。
そして、たとえば、特許文献1から特許文献3には、蛍光体層と検出素子が多数配列された検出基板とが積層された間接変換方式の放射線画像検出器が提案されている。
一方、特許文献1から特許文献3に記載の放射線画像検出器において、蛍光体層側から放射線を入射した場合、蛍光体層により変換された光が蛍光体層自身によって吸収されて感度の劣化を生じたり、蛍光体層において光が散乱して画像がボケてしまったりしてしまうおそれがある。
特開2003−215253号公報 特開2004−239722号公報 特開2006−258618号公報
ここで、上記のような間接変換方式の放射線画像検出器において高画質な放射線画像を取得するためには、放射線画像検出器に入射される放射線量に対する光の変換効率を上げる必要がある。そのために蛍光体層の厚さを厚くすることが考えられる。
しかしながら、蛍光体層の厚さを単純に厚くしたのでは、蛍光体の発光が横方向に広がるため、周辺画素領域の発光の影響が増加して鮮鋭度が劣化し、画像がボケてしまうという問題が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑み、間接変換方式の放射線画像検出器において、光変換効率を向上させるとともに、高画質な画像を取得することができる放射線画像検出器を提供することを目的とする。
本発明の第1の放射線画像検出器は、放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器であって、波長変換層が、少なくとも第1の蛍光体層と第2の蛍光体層との2つの層が積層されたものであり、検出器側から、第2の蛍光体層および第1の蛍光体層がこの順に配置されており、第1の蛍光体層が、第1の蛍光体層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものであることを特徴とする。
また、上記本発明の第1の放射線画像検出器においては、第1の蛍光体層として、バインダに蛍光体を分散したものを利用し、バインダに吸収剤を含めるようにすることができる。
また、蛍光体として、GOS(GdS:Tb)粒子を用いることができる。
本発明の第2の放射線画像検出器は、放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器であって、波長変換層が、波長変換層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものであり、吸収剤の濃度が、検出器側から離れるにつれて次第に高くなるよう分布していることを特徴とする。
本発明の第1の放射線画像検出器によれば、放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器において、波長変換層を、少なくとも第1の蛍光体層と第2の蛍光体層との2つの層を積層されたものとしたので、第1の蛍光体層と第2の蛍光体層との両方で放射線を光に変換することができ、光変換効率を向上させることができる。そして、さらに検出器側から、第2の蛍光体層および第1の蛍光体層をこの順に配置し、第1の蛍光体層を、第1の蛍光体層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものとしたので、第1の蛍光体層により変換された光の側方散乱光を吸収剤により吸収して減少させることができ、鮮鋭度の高い高画質な画像を取得することができる。
また、上記本発明の第1の放射線画像検出器において、第1の蛍光体層として、バインダに蛍光体を分散したものを利用し、バインダに吸収剤を含めるようにした場合には、より簡易かつ安価な方法により吸収剤を含む第1の蛍光体層を形成することができる。
本発明の第2の放射線画像検出器によれば、放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器において、波長変換層を、波長変換層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものとし、吸収剤の濃度が検出器側から離れるにつれて次第に高くなるよう分布させるようにしたので、上記本発明の第1の放射線画像検出器と同様の効果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像検出器の第1の実施形態を用いた放射線画像撮影装置について説明する。図1は、本放射線画像撮影装置の概略構成図である。
本放射線画像撮影装置は、被写体2に向けて放射線を射出する放射線源1と、被写体2を透過した放射線が照射され、その放射線に担持された被写体2の放射線画像を表す画像信号を出力する放射線画像検出器3と、放射線画像検出器3から出力された画像信号に所定の信号処理を施す信号処理部4と、信号処理部4において信号処理の施された画像信号に基づいて放射線画像を再生する再生部5とを備えている。
図2は、本放射線画像撮影装置における放射線画像検出器3の構成を示す断面図である。
放射線画像検出器3は、図2に示すように、被写体を透過した放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する波長変換層32と、波長変換層32により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する固体検出器31と、波長変換層32により変換された光を固体検出器31側へ反射する反射層33と、波長変換層32および反射層33を支持する支持体34とを備えている。
そして、本実施形態においては、放射線画像検出器3は、放射線源1側から、固体検出器31、波長変換層32、反射層33および支持体34がこの順に配置されたものであり、固体検出器31側から放射線の照射を受けるものである。
図3は固体検出器31の構成を示す平面図である。固体検出器31は、図3に示すように、X−Y方向に2次元状に多数配列された画素31aと、X方向に並ぶ画素行毎に設けられ、その画素行の各画素31aに入力される走査信号が流される走査線31bと、Y方向に並ぶ画素列毎に設けられ、その画素列の各画素31aによって検出された画素信号が流れ出すデータ線31cとを備えている。
走査線31bとデータ線31cとは直交するように設けれ、走査線31bとデータ線31cとによって囲まれる部分に画素31aが設けられている。
そして、各走査線31bの一端には各走査線31bに走査信号を出力するゲートドライバ40が接続され、各データ線31cの一端には各信号線に流れ出した画素信号を検出する積分アンプ50が接続されている。なお、図1および図2においては、ゲートドライバ40および積分アンプ50を図示省略している。
図4は、固体検出器31における各画素31aの概略構成を示す図である。図3および図4に示すように、画素31aは、波長変換層32により変換された光を光電変換するフォトダイオード部36とフォトダイオード部36において光電変換された電荷信号を画素信号として読み出すためのTFTスイッチ37とを備えている。
画素31aは、無アルカリガラス等からなる絶縁性の基板31d上に設けられている。そして、フォトダイオード部36は、波長変換層32により変換された可視光を透過する透明電極36aと、フォトダイオードとして機能する半導体層36bと、下部電極36cとから構成されている。半導体層36bとしては、たとえばPIN構造のフォトダイオードを利用することができる。また、下部電極36cは、後述するTFTスイッチ37のドレイン電極37bに接続されるものである。
また、TFTスイッチ37は、ゲート電極37aと、ドレイン電極37bと、ソース電極37cと、半導体層37dとから構成されている。ゲート電極37aは走査線31bに接続されるものであり、ドレイン電極37bは、上述したとおりフォトダイオード部36の下部電極36cに接続されるものであり、ソース電極37cはデータ線31cに接続されるものである。また、半導体層37dはTFTスイッチ37のチャネル部であり、データ線31cとドレイン電極37bとを結ぶ電流の通路である。
波長変換層32は、上述したとおり放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換するものである。変換後の長波長の光としては、近紫外、可視、近赤外が好ましく、特に可視が好ましい。なお、本実施形態においては、可視光に変換するものを利用するものとする。
そして、波長変換層32は、図2に示すように、第1の蛍光体層32aと、第2の蛍光体層32bとを積層したものである。そして、第1の蛍光体層32aと第2の蛍光体層32bはともに放射線を可視光に変換する蛍光体を含むものである。
そして、図2に示すように、被写体2を透過した放射線が照射される側から、第2の蛍光体層32bおよび第1の蛍光体層32aがこの順に配置されている。
また、蛍光体の材料としては、たとえば、GOS(GdS:Tb)粒子を用いることができ、この粒子を樹脂などのバインダに分散したものを用いて第1の蛍光体層32aと第2の蛍光体層32bとを形成することができる。なお、第1の蛍光体層32aの蛍光体の材料と第2の蛍光体の材料とは、同じものを利用してもよいし、互いに異なる材料の蛍光体を用いるようにしてもよい。この場合、たとえば、GOS(GdS:Tb)粒子とCaWO,BaFBr:Eu,LuS:Tb,YTaO:Nbなどを用いることができる。
ここで、第1の蛍光体層32aは第2の蛍光体層32bに比べ、固体検出器31までの距離が長い。そのため、周辺画素への蛍光の入射が第2の蛍光体層32bに比較し大きい。しかし、周辺画素に入射する蛍光は、本来の画素に入射する蛍光と比較して光路長が長いという特徴がある。したがって、光路長が長いと吸収剤により周辺画素への蛍光強度を減衰させ易い。ゆえに、周辺画素への蛍光の入射を減衰させる目的で、第1の蛍光体層32aは、第1の蛍光体層32aにより変換された可視光を吸収する吸収剤を含むバインダにより形成されている。具体的には、灰色着色剤、カーボンブラック、Cu−Fe−Mn酸化物、赤色着色剤、カドニウムレッド、ベンガラ、モリブデンレッド、青色着色剤、ザボンファーストブルー3G(ヘキスト(株)製)を含むバインダにより形成されている。
なお、波長変換層32の形成方法については、後述する実施例において詳細に説明する。
また、本実施形態の放射線画像検出器については、上記のように波長変換層を第1の蛍光体層32aと第2の蛍光体層32bとから構成するようにしたが、その他の蛍光体層などをさらに波長変換層内に積層するようにしてもよい。
支持体34は、その上に反射層33および波長変換層32が形成され、その反射層33および波長変換層32を支持するものである。そして、反射層33および波長変換層32を支持体34上に形成したものが固体検出器31に貼り付けられることになる。支持体の材料としては、たとえば、厚さ200μmのポリエチレンテレフタレートを利用することができる。
次に、本実施形態の放射線画像検出器を用いた放射線画像撮影装置の作用について説明する。
まず、放射線源1から放射線が被写体2に向けて照射される。そして、被写体2を透過して被写体の放射線画像を担持した放射線が放射線画像検出器3の固体検出器31側から照射される。
そして、放射線画像検出器3に照射された放射線は、固体検出器31を透過し、波長変換層32に照射される。放射線の照射を受けた波長変換層32は、その放射線を可視光に変換する。
ここで、本実施形態の放射線画像検出器3においては、上述したように被写体2を透過した放射線が照射される側から、第2の蛍光体層32bおよび第1の蛍光体層32aをこの順に配置している。したがって、放射線は、まず第2の蛍光体層32bに入射される。そして、第2の蛍光体層32bにおいて放射線が可視光に変換される。
ここで、上述したように第2の蛍光体層32bは、固体検出器31までの距離が短いため、周辺画素に入射する蛍光が、固体検出器31までの距離が長い第1の蛍光体層32aよりも少ない。したがって、第2の蛍光体層32bにより変換された可視光のより多くが固体検出器31に照射される。
そして、第2の蛍光体層32bにより変換されずに第2の蛍光体層32bを透過した放射線が第1の蛍光体層32aに入射される。そして、第1の蛍光体層32aにおいて放射線が可視光に変換される。
ここで、第1の蛍光体層32bにより変換された可視光の一部は反射層33に照射され、反射層33により反射され、その反射光が第1の蛍光体層32aおよび第2の蛍光体層32bを透過して固体検出器31に照射される。
ここで、上述したように第1の蛍光体層32aを形成するバインダには吸収剤が含まれているので、上記のようにして反射光が第1の蛍光体層32aを透過する際、バインダに含まれる吸収剤によって反射光が吸収される。また、第1の蛍光体層32aにより変換された可視光のうち固体検出器31側に直接向かう光についても、バインダに含まれる吸収剤によって蛍光が吸収される。周辺画素に入射する蛍光は、本来の画素に入射する蛍光と比較し、光路長が長くなる。したがって、吸収剤により蛍光強度が減衰し易く、周辺画素への入射が比較的少なくなる。
そして、上記のようにして第1の蛍光体層32aにより変換された可視光は周辺画素への蛍光が少ない状態で固体検出器31に照射される。周辺画素への蛍光の入射を減少させることによって解像度の改善を図ることができる。
そして、波長変換層32の第1の蛍光体層32aおよび第2の蛍光体層32bにより変換された可視光は、上記のような作用により固体検出器31に照射され、固体検出器31の各画素31aのフォトダイオード部36に入射される。そして、フォトダイオード部36に入射された可視光はフォトダイオード部36の半導体層36bに照射され、半導体層36bおいて電荷が発生し、蓄積される。
そして、画像読出時には、X方向に並ぶ画素行に接続された各走査線31bがゲートドライバ40によりY方向について順次選択され、ゲートドライバ40からその選択された走査線31bに対して各画素31aのTFTスイッチ37をONするためのON信号が順次出力される。
そして、走査線31bにON信号が流されるとその走査線31bに接続された各画素31aのTFTスイッチ37のゲート電極37aにゲート電圧が印加され、TFTスイッチ37のドレイン電極37b−ソース電極37c間が半導体層37dを介して導通し、TFTスイッチ37がON状態となる。
そして、これによりフォトダイオード部36において蓄積された電荷信号がTFTスイッチ37を介して読み出され、データ線31cに流れ出す。そして、各データ線31cに流れ出した電荷信号は各データ線31cに接続された積分アンプ50により画像信号として検出され、走査線31bの選択毎に積分アンプ50から画像信号が出力される。
そして、放射線画像検出器3から出力された画像信号は信号処理部4に出力され、信号処理部4において所定の信号処理が施された後、その処理済画像信号が再生部5に出力される。
そして、再生部5において、処理済画像信号に基づいて、たとえば被写体2の放射線画像がモニタ上に再生表示されたり、所定の記録媒体に放射線画像が再生記録されたりする。
なお、上記第1の実施形態の放射線画像検出器3においては、第1の蛍光体層32aと第2の蛍光体層32bとを蛍光体粒子を樹脂などのバインダに分散したものから形成するようにしたが、これに限らず、たとえば、CsI:NaやCsI:TIなどの柱状結晶からなる蛍光体を用いて形成するようにしてもよい。なお、この場合には、第1の蛍光体層32aにおける吸収剤は、それを含有する、蛍光体を溶解しない液体を柱の間の隙間に含浸させることにより導入すればよい。
また、上記第1の実施形態の放射線画像検出器3においては、放射線源1側から、固体検出器31、波長変換層32、反射層33および支持体34をこの順に配置し、固体検出器31側から放射線を照射するようにしたが、これに限らず、放射線源1側から、支持体34、反射層33、波長変換層32および固体検出器31をこの順に配置し、支持体34側から放射線を照射するようにしてもよい。
次に、本発明の放射線画像検出器の第2の実施形態を用いた放射線画像撮影装置について説明する。本放射線画像撮影装置は、上述した第1の実施形態を用いた放射線画像撮影装置とは放射線画像検出器の構成だけが異なる。したがって、放射線画像検出器の構成のみ説明する。
第2の実施形態の放射線画像検出器6は、図5に示すように、被写体を透過した放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換する波長変換層35と、波長変換層35により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する固体検出器31と、波長変換層35により変換された光を固体検出器31側へ反射する反射層33と、波長変換層32および反射層33を支持する支持体34とを備えている。
そして、第2の実施形態の放射線画像検出器6は、放射線源1側から、固体検出器31、波長変換層35、反射層33および支持体34がこの順に配置されたものであり、固体検出器31側から放射線の照射を受けるものである。
放射線画像検出器6における固体検出器31、反射層33および支持体34の構成については上記第1の実施形態の放射線画像検出器3と同様である。
放射線画像検出器6における波長変換層35は、上述したとおり放射線の照射を受けてその放射線をより長波長の光に変換するものである。変換後の長波長の光としては、近紫外、可視、近赤外が好ましく、特に可視が好ましい。なお、本実施形態においては、可視光に変換するものを利用するものとする。
そして、波長変換層35は、たとえば、GOS(GdS:Tb)粒子などの蛍光体粒子を樹脂などのバインダに分散したものを用いて形成することができるが、そのバインダに波長変換層35により変換された光を吸収する吸収剤が含まれている。そして、その吸収剤の濃度が、図6に示すように、固体検出器31側から離れるにつれて次第に高くなるよう分布するように形成されている。具体的には、吸収剤の添加量を順次変更した多くの層を積層する事により形成すればよい。また、吸収剤の種類や塗布後の乾燥条件を制御する事により、支持体側から自由界面に向かって吸収剤が次第に多くなるような分布を持たせる事ができるので、仮支持体上に蛍光体層を形成して本支持体に転写する事により図6の分布を持たせる事ができる。または、吸収剤/蛍光体をバインダに分散したインクの粘度をレベリングの状態になる様に粘度を調整し、そのインクを用いて、図7に示すように線状又は点状のパターンを印刷する。そして、レベリング後、その上から蛍光体を分散させたインクを印刷することによって波長変換層35を形成してもよい。
上記のようにして波長変換層35内に吸収剤を分布させることによって、第1の実施形態の放射線画像検出器3における吸収剤と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第2の実施形態の放射線画像検出器6においては、放射線源1側から、固体検出器31、波長変換層35、反射層33および支持体34をこの順に配置し、固体検出器31側から放射線を照射するようにしたが、これに限らず、放射線源1側から、支持体34、反射層33、波長変換層35および固体検出器31をこの順に配置し、支持体34側から放射線を照射するようにしてもよい。
以下、上述した実施形態の放射線画像検出器の実施例を説明する。
1)第1の蛍光体層および第2の蛍光体層の形成
ポリウレタン、エポキシ樹脂およびベンガラを10:3:2の重量比で混合し、MEKに溶解してMEK溶液を調製した。バインダ(ポリウレタン、エポキシ樹脂とベンガラ)とGOSを1:27の重量比で上記MEK溶液に分散させた。そして、このMEK溶液をPC(ポリカーボネート)上に塗布した。その塗布後、乾燥させて第1の蛍光体層を形成した。さらに、ポリウレタン、エポキシ樹脂を重量比=4:1で混合し、MEKに溶解してMEK溶液を調整した。バインダ(ポリウレタン、とエポキシ樹脂)とGOSを1:27の重量比で上記MEK溶液に分散させた。そして、このMEK溶液を上記塗布膜上に塗布/乾燥させて第2の蛍光体層を形成した。
2)支持体および反射層の形成
下記組成の材料をMEK(メチルエチルケトン)5gに加え、混合分散して、塗布液を調製した。この塗布液をPET(ポリエチレンテレフタレート)(支持体、厚み:200μm)の表面にドクターブレードを用いて塗布し、乾燥させ、硬化させ、反射層側の接着層(膜厚:5μm)を形成した。
樹脂:飽和ポリエステル樹脂(バイロン300,東洋紡(株)製)のMEK溶液「固形分30重量%」
硬化剤:ポリイソシアネート(オレスターNP38-70S「固形分70%」、三井東圧(株)製)
導電剤:SnO(Sbドープ)針状微粒子のMEK分散体「固形分30重量%」
続いて、下記組成の材料をMEK387gに加え、混合分散して塗布液を作製した。この塗布液をPETからなる支持体上の接着層の表面にドクターブレードを用いて塗布し、乾燥して、反射層(層厚、約100μm)を形成した。
光反射性物質:高純度アルミナ微粒子(平均粒子経:0.4μm)
結合剤:軟質アクリル樹脂(クリスコートP-1018GS「20%トルエン溶液」、大日本インキ化学工業(株)製)
3)波長変換層の形成
支持体上の反射層の面に、1)で作製した第1の蛍光体層を反射層に重ね、さらに、その第1の蛍光体層上に1)で作製した第2の蛍光体層を重ね、これをカレンダー機を用いて総荷重2300kg、上側ロール45℃、下側ロール45℃、送り速度0.3m/分にて加熱圧縮した。これにより、第1の蛍光体層および第2の蛍光体層は支持体上の反射層に完全に融着した。
4)放射線画像検出器の形成
上記支持体上の波長変換層の表面に両面接着テープ(接着層;厚み25μm、日東電工(株)製CS9621)を貼った後、ラミネート機を用いて固体検出器の表面に、両面接着テープを介して波長変換層を貼り合わせることで放射線画像検出器を作成した。
1)第1の蛍光体層および第2の蛍光体層の形成
アルミニウム基板上に柱状ヨウ化セシウムを蒸着する。蒸着は真空槽内圧0.5Paに保ち、基板を180℃に加熱、ボート内の沃化セシウムを蒸着させる。ポリウレタン、エポキシ樹脂およびベンガラを10:3:2の重量比で混合し、MEKに溶解してMEK容液を調整した。そして、このMEK溶液を柱状ヨウ化セシウムの蒸着膜に含浸させ、乾燥させて第1の蛍光体層を形成した。そして、さらに、ポリウレタン、エポキシ樹脂を重量比=4:1で混合し、MEKに溶解した溶液に、バインダ(ポリウレタン、とエポキシ樹脂)とGOSを1:27の重量比で分散させてMEK溶液を調整した。そして、そのMEK溶液を上記柱状ヨウ化セシウム膜上に塗布/乾燥させて第2の蛍光体層を形成した。
2)放射線画像検出器の形成
そして、放射線入射窓のカーボン板上に、カーボン板と固体検出器の基板面とが接するように配置した。固体検出器のTFTスイッチ面側に上記で製作したシンチレータパネルの放射線入射側(蛍光体層のある側)を配置する。沃化セシウムを蒸着したアルミニウム基板が放射線出射側になる。このアルミニウム基板にあらかじめ筐体との固定用ねじを設けてある。これにより、固体検出器とシンチレータパネルが固定される。
なお、上記実施形態および実施例においては、電気読取方式の固体検出器を用いた放射線画像検出器について説明したが、本発明の放射線画像検出器は光読取方式の固体検出器を用いるようにしてもよい。光読取方式の固体検出器としては、具体的には、たとえば、波長変換層に変換された可視光を透過する第1の電極層、第1の電極層を透過した可視光の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層、記録用光導電層において発生した電荷のうち一方の極性の電荷に対しては絶縁体として作用し、且つ他方の極性の電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層、および読取光を透過する透明線状電極と読取光を遮光する遮光線状電極とからなる第2の電極層をこの順に積層してなるものを用いることができる。そして、上記放射線画像検出器の第1の電極層の上に、上述した波長変換層を、第2の蛍光体層が第1の電極層側に配置されるように設けるようにすればよい。
本発明の放射線画像検出器の実施形態を用いた放射線画像撮影装置の概略構成図 本発明の放射線画像検出器の第1の実施形態の概略構成を示す断面図 固体検出器の平面図を示す図 固体検出器における画素の構成を示す図 本発明の放射線画像検出器の第2の実施形態の概略構成を示す断面図 第2の実施形態の放射線画像検出器の波長変換層における吸収剤の濃度分布の一例を示す模式図 波長変換層の形成方法の一例を説明するための図
符号の説明
1 放射線源
2 被写体
3 放射線画像検出器
4 信号処理部
5 再生部
6 放射線画像検出器
31 固体検出器
31a 画素
32 波長変換層
32a 第1の蛍光体層
32b 第2の蛍光体層
33 反射層
34 支持体
35 波長変換層

Claims (4)

  1. 放射線の照射を受けて該放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、該波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器であって、
    前記波長変換層が、少なくとも第1の蛍光体層と第2の蛍光体層との2つの層が積層されたものであり、
    前記検出器側から、前記第2の蛍光体層および前記第1の蛍光体層がこの順に配置されており、
    前記第1の蛍光体層が、該第1の蛍光体層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものであることを特徴とする放射線画像検出器。
  2. 前記第1の蛍光体層が、バインダに前記蛍光体を分散したものであり、
    前記バインダが、前記吸収剤を含むものであることを特徴とする請求項1記載の放射線画像検出器。
  3. 前記蛍光体が、GOS(GdS:Tb)粒子であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像検出器。
  4. 放射線の照射を受けて該放射線をより長波長の光に変換する蛍光体を含む波長変換層と、該波長変換層により変換された光を検出して放射線画像を表す画像信号に変換する検出器とが積層された放射線画像検出器であって、
    前記波長変換層が、該波長変換層により変換された光を吸収する吸収剤を含むものであり、
    該吸収剤の濃度が、前記検出器側から離れるにつれて次第に高くなるよう分布していることを特徴とする放射線画像検出器。
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