JP2010120579A - 鉄道保守作業管理システム - Google Patents

鉄道保守作業管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010120579A
JP2010120579A JP2008297964A JP2008297964A JP2010120579A JP 2010120579 A JP2010120579 A JP 2010120579A JP 2008297964 A JP2008297964 A JP 2008297964A JP 2008297964 A JP2008297964 A JP 2008297964A JP 2010120579 A JP2010120579 A JP 2010120579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitor screen
station
information
maintenance work
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008297964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5033774B2 (ja
Inventor
Shigeru Hasegawa
繁 長谷川
Hiroshi Tomita
浩史 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008297964A priority Critical patent/JP5033774B2/ja
Publication of JP2010120579A publication Critical patent/JP2010120579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5033774B2 publication Critical patent/JP5033774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】保守作業の対象である鉄道設備の位置を表示して、作業の安全を確保するとともに作業場所の誤認を防止する。
【解決手段】携帯端末18からモニタ画面の作成要求を受け付け、作成されたモニタ画面を前記携帯端末に送信するモニタ画面通信装置13と、モニタ画面の作成要求に含まれる保守作業を実施する対象である鉄道設備の情報をもとに画像データベースを検索して該当する線区あるいは駅の画像データを抽出し、また設備データベースを検索して該当する線区あるいは駅の設備データを抽出し、さらに駅状態情報データベースを検索して該当する駅の駅状態情報を抽出するデータ抽出部、並びに、抽出した画像データ、設備データおよび駅状態情報をもとに、保守作業を実施する鉄道設備の状態を表示したモニタ画面を作成するモニタ画面作成部を具備したモニタ画像作成装置12備え、モニタ画像作成装置で作成したモニタ画面を前記モニタ画面通信装置を介して前記携帯端末に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道保守作業管理システムに係り、特に保守作業の安全管理に好適な鉄道保守作業管理システムに関する。
鉄道設備においては、レール交換、架線の張替え、あるいは運転設備の点検などの保守作業が必要となる。このような鉄道設備の保守作業には、作業場所を列車が通過するなどにより作業者が危険にさらされることがある。このため保守作業実施の際は、列車が作業場所を通過することのない状態にして保守作業を進めるか、あるいは作業場所への列車接近を事前に把握して列車通過時に退避を確実に行う等の安全管理が重要となる。
このような保守作業の安全管理は、以前には人手に頼ってなされていた。例えば、安全管理を担当する作業者(安全管理者)が時刻表やダイヤ図などをチェックし、あるいは近隣の駅と連絡をとり、作業場所への列車の接近を事前に把握するとともに列車接近の監視を行い、列車接近時には作業者に注意を喚起したり退避指示を行ったりしていた。
こうした人手に頼る方法は、安全管理者に大きな負担を強いることになる。また人為的ミスが発生する可能性もある。こうしたことから、保守作業管理を列車運行管理と関連付けて一元的に行う鉄道保守作業管理システムの開発がなされている。
このシステムでは、列車運行管理システムが保有する列車運行情報などに基づいて保守作業管理情報(保守作業現場における作業管理のための情報)を一元的に管理する一方、安全管理者に携帯端末を携行させ、その携帯端末を通じて一元管理による保守作業管理情報を作業場所(保守作業現場)に提供する。
このような携帯端末に保守作業管理用情報を提供する機能を持たせた鉄道保守作業管理システムとしては、例えば特許文献1に示される「線路保守作業支援システム」がある。このシステムでは、保守区端末で作成した保守作業計画に基づいて、作業現場に携行したモバイル端末から作業の着手申込み、および終了報告をすることが可能である。例えば、保守作業着手の申込みに際しては、モバイル端末の画面上に表示された保守作業計画をタッチして線閉着手を送信し、作業の内容を司令室に配置したダイヤ表示装置に表示する。司令室の指令員は当該作業区間の線閉てこの取扱等、必要な列車抑止手配を行った後に、ダイヤ表示装置の画面上で作業承認を行う。作業承認が行われるとモバイル端末の画面上に着手承認の内容が表示され、作業着手の手続きが完結する。なお、作業終了手続きも同様に行われる。
特開2002−132881号公報
特許文献1に示されるように、携帯端末から保守作業の手続きを実施することにより業務の効率化、保守作業の安全性を高めることができる。
なお、上述の例では、中央の司令室の指令員によって列車抑止の手配を行っているが、人手を介さない鉄道保守作業管理システムも知られている。このシステムにおいては、保守作業者は、線路内で保守作業を開始する前に、保守作業者が携行する携帯端末から作業開始要求入力を行い、作業範囲(線路を閉鎖する範囲等)を軌道回路等の鉄道設備に設定する。これにより、設定された範囲に進入する位置関係にある信号機を停止信号に固定し、作業範囲への列車及び車両の進入を阻止することができる。なお、信号機を停止信号に固定する手続きは、駅システムと駅システムの配下にある連動装置によって自動で行われる。そのため、列車抑止の手配に司令員の介在は必要としない。
また、作業範囲を設定した情報については、保守作業者が携帯端末から確認することが可能である。しかし、携帯端末に表示する前記情報の内容は、テキストベースでの軌道回路等の設備名称、あるいは各鉄道設備の設定の状態を表示するのみである。
このような表示内容では、携帯端末の画面上に表示された設備名称が、駅構内のどの位置に設置されている鉄道設備を指しているかは、線路図(駅の配線図に信号機、転てつ器、軌道回路等連動装置を記載した図)等の鉄道設備の配置を表す図面と照合しなければ確定できない。
また、線路図から前記鉄道設備の設置場所を認識できたとしても、保守作業者が前記認識した設置場所を作業範囲としているとは限らない。もし、保守作業者が誤った作業場所で保守作業を実施すると、保守作業自体が無駄になるだけでなく、改修した鉄道設備を元に戻すことが必要となり、多大な時間とコストがかかる。さらに、誤った作業場所で保守作業を実施した場合には、作業範囲に列車が進入し、保守作業者は危険に晒されることになる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、保守作業の対象である鉄道設備の位置を表示して作業の安全を確保することのできる鉄道鉄道保守作業管理システムを提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
携帯端末からモニタ画面の作成要求を受け付け、作成されたモニタ画面を前記携帯端末に送信するモニタ画面通信装置と、モニタ画面の作成要求に含まれる保守作業を実施する対象である鉄道設備の情報をもとに画像データベースを検索して該当する線区あるいは駅の画像データを抽出し、また設備データベースを検索して該当する線区あるいは駅の設備データを抽出し、さらに駅状態情報データベースを検索して該当する駅の駅状態情報を抽出するデータ抽出部、並びに、抽出した画像データ、設備データおよび駅状態情報をもとに、保守作業を実施する鉄道設備の状態を表示したモニタ画面を作成するモニタ画面作成部を具備したモニタ画像作成装置を備え、モニタ画像作成装置で作成したモニタ画面を前記モニタ画面通信装置を介して前記携帯端末に送信する。
本発明は、以上の構成を備えるため、保守作業の対象である鉄道設備の位置を明確に表示して作業の安全を確保することができる。
以下、最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態にかかる鉄道保守作業管理システムを説明する図である。図において、鉄道保守作業管理システム2は、列車運行管理システム1のシステム要素として構成されている。
列車運行管理システム1は、複数の中央管理装置3からなる中央管理装置群3g、中央管理装置群3gが接続する中央ネットワーク4、例えば山手線とか中央線というような線区単位で設けられ、それぞれが中央ネットワーク4に接続されている複数の線区ネットワーク5、それぞれの線区ネットワーク5に設けられていて、列車のダイヤを管理するために設けられたダイヤ管理装置6、保守作業管理情報中継装置7、および線区ネットワーク5の支配下にある駅ごとに設けられ、それぞれが対応する線区ネットワーク5に接続される複数の駅システム8を含んでいる。
このような列車運行管理システム1にあって、鉄道保守作業管理システム2は、保守作業管理情報中継装置7に接続する専用LAN11に接続された複数のモニタ画面作成装置12、モニタ画面作成装置12と同じネットワークに所属する複数のモニタ画面通信装置13、負荷分散装置14、認証サーバ15およびファイヤウォール16を含み、該ファイヤウォール16を介して公衆通信網17に接続される。また、携帯端末18および携帯端末18とともに携行される位置情報用装置19は公衆通信網17を介してモニタ画面通信装置13に接続される。なお、前記携帯端末18は複数備えることができ、それぞれは通信媒体20を介して公衆通信網17に接続される。
保守作業管理情報中継装置7は、線区ネットワーク5に接続されており、線区ネットワーク5を介して得られる駅システム8の様々な情報を管理する。保守作業管理情報中継装置7の管理対象となる情報としては、駅状態情報がある。
駅状態情報は、列車運行管理システム1の管理下にある駅システム8から得られた列車在線情報、鉄道設備情報などを集約した情報である。ここで、鉄道設備情報とは、信号機、転てつ器、軌道回路等の装置の状態(例えば、信号機では現示の状態)に関する情報である。
位置情報用装置19は、位置情報用装置19が存在する位置情報(作業者位置情報)をモニタ画面作成装置12に提供する。位置情報用装置19としては、例えば、GPS受信機、軌道回路に流れる電流値を測定するATCアナライザ、ICチッブリーダ、無線LAN対応携帯端末18、および軌道回路短絡器などが用いられる。
位置情報用装置19としてGPS受信機を用いる場合は、経度および緯度情報がGPS受信機で生成される。この経度および緯度情報はモニタ画面通信装置13に送られる。ATCアナライザの場合は、駅構内のレール上にATCアナライザを設置することにより、ATCアナライザの画面上に設備名称を表示することができる。この設備名称の情報はモニタ画面通信装置13に送られる。
位置情報用装置19としてICチッブリーダを用いる場合は、駅構内のレールに取り付けているICチップの識別番号を読み取る。この識別番号がモニタ画面通信装置13に送られる。なお、レールには電気が流れているので、ICチップは電気が流れていない箇所または絶縁体部に取り付ける。なお、ICチップには設備名称に関係する固有の識別番号が割り当てられている。
位置情報用装置19として、無線LAN対応携帯端末18を用いる場合は、複数の基地局と通信する無線LAN信号を利用して携帯端末の位置を検知する位置検知サーバを設け、検知した位置情報をモニタ画面通信装置13に送信する。
位置情報用装置19として軌道回路短絡器を用いる場合は、軌道回路を短絡(電気的にショートする)し、これを駅システム8で検出することにより、駅システム8が短絡情報を含んだ駅状態情報を保守作業管理情報中継装置7に送信する。モニタ画面作成装置12はこの駅状態情報を保守作業管理情報中継装置7を介して取得する。
モニタ画面通信装置13は、携帯端末18からのモニタ画面要求を受付け、受付けたモニタ画面要求を基に、モニタ画面作成要求をモニタ画面作成装置12に送信する。モニタ画面作成要求の内容としては、個々の携帯端末18に割り当てられた端末番号、保守作業者が指定した線区名称および駅名称などが含まれる。
また、モニタ画面通信装置13はモニタ画面作成装置12で作成したモニタ画面を受信し、受信したモニタ画面に付加情報(例えば、モニタ画面作成時刻、線区名称および駅名など)を付加して携帯端末18に送信する。
モニタ画面作成装置12は、後述するように、画像データ、設備データ、駅状態情報および作業者位置情報を管理する。画像データは、SVG(Scalable Vector Graphics) 画像方式のようなベクターデータであり、線路図(駅の配線図に信号機、転てつ器、軌道回路等連動装置を記載した図)を基に作成されており、鉄道設備情報および描画情報(例えば、サイズ、色など)がXMLで記述されている。また、設備データは鉄道設備と固有の識別番号を関連付けたデータである。なお、駅状態情報は保守作業管理情報中継装置7から提供される情報である。また、作業者位置情報は位置情報用装置19から提供される保守作業者の位置情報である。
モニタ画面作成装置12は、携帯端末18からの要求に応じて画像データ、設備データ、駅状態情報および作業者位置情報をもとにモニタ画面を作成し、作成したモニタ画面を携帯端末18に提供する。ここで、前記モニタ画面は画面データに、保守作業者自身が携帯端末18から保守作業範囲への列車及び車両の進入を防止するために入力した情報、すなわち信号機などの鉄道設備に設定した状態および作業範囲を表す情報(以降、鉄道設備設定情報と称す)並びに作業者位置情報が付加されている。
図2は、モニタ画面作成装置12の詳細を説明する図である。図2において、モニタ画面作成装置12は、モニタ画面を作成するモニタ画面作成部31、およびモニタ画面作成要求を受信してモニタ画面作成部31を起動し、さらにモニタ画面作成部31で作成したモニタ画面をモニタ画面通信装置13に送信するモニタ画面要求受付部32を備える。 また、モニタ画面作成部31は、モニタ画面を作成するのに必要な画像データを格納する画像データ用データベース33、保守作業管理情報中継装置7を介して受信した駅状態情報を格納する駅状態情報用データベース34、画像データと駅状態情報および作業者位置情報を関連付けるために必要な設備データを格納する設備データ用データベース36を備える。駅状態情報受付部35は、受信した駅状態情報を駅状態情報用データベース34に格納する処理を行う。また、通信部37は専用LAN11を介した通信およびモニタ画面通信装置13との通信行う。
図3は、モニタ画面作成装置12を用いてなされるモニタ画面作成処理を説明する図である。まず、ステップ101において駅状態情報の周期受信を行う。ここでは、保守作業管理情報中継装置7が専用LAN11を介してブロードキャスト送信している駅状態情報を、モニタ画面作成装置12で周期的に受信する。モニタ画面作成装置12は駅状態情報を駅状態情報受付部35で受信し、駅状態情報用データベース34に格納する。
ステップ102において、モニタ画面作成要求の受信を行う。モニタ画面通信装置13を介して受信したモニタ画面作成要求をモニタ画面作成装置12のモニタ画面要求受付部32で受け付ける。
ステップ103において、作業者位置情報の受信を行う。作業者位置情報は、モニタ画面通信装置13を介して受信し、図示しない主記憶装置に格納する場合と、ブロードキャストされている駅状態情報に付加されている情報を受信する場合がある。
ステップ104において、モニタ画面要求受付部32は、モニタ画面作成要求の情報をもとに、該当する線区あるいは駅の画像データが存在するか否かを判定する。画像データが存在しない場合はステップ105に進んで、モニタ画面要求受付部32を介してモニタ画面通信装置13にNG応答(処理終了)を送信する。画像データが存在する場合はステップ106に進む。
ステップ106において、モニタ画面作成を行う。モニタ画面の作成は、モニタ画面要求受付部32の指示のもとでモニタ画面作成部31において作成する。モニタ画面作成部31は、モニタ画面作成要求から得られる線区あるいは駅の情報から、画像データ用データベース33に格納されている該当する画像データを抽出する。また、線区あるいは駅の情報から駅状態情報用データベース34に格納されている該当する駅状態情報を抽出する。また、線区あるいは駅の情報から設備データ用データベース36に格納されている該当する設備データを抽出する。
モニタ画面作成部31では抽出した画像データ、設備データおよび駅状態情報から、画像データに鉄道設備設定情報が付加されたモニタ画面を作成する。ここでは、鉄道設備名称および固有の識別番号が記録された設備データを用い、画像データと駅状態情報を紐付けて、画像データ上に表示している鉄道設備名称や鉄道設備の画像の形状あるいは色などを変更することにより、鉄道設備設定情報を表現する。
モニタ画面作成部31では上記モニタ画面に作業者位置情報を付加してモニタ画面を作成する。作業者位置情報の種類によって、画像データに付加される情報が異なる。例えば、作業者位置情報をGPS受信器および位置検知サーバから得る場合は、画像データに経度および緯度情報が付加されおり、また、ATCアナライザ、ICチップリーダあるいは軌道回路短絡器による短絡情報から得る場合は、画像データに鉄道設備情報が付加されている。このように画像データに付加された経度および緯度情報あるいは鉄道設備情報で表される作業者位置情報をもとに、保守作業者の位置が付加されたモニタ画面を作成する。
ステップ107において、モニタ画面送信を行う。ここでは、モニタ画面作成部31で作成したモニタ画面をモニタ画面要求受付部32、モニタ画面通信装置13を介して携帯端末18に送信する。
携帯端末18は、表示部51および操作キー52を備え、通信媒体20を介して公衆通信網17に接続されている。なお、通信媒体20としては、例えばデータ通信カードなどを用いることができる。
携帯端末18は、予め作成した保守作業計画をもとに保守作業現場において作業範囲を設定するために使用される。ここでは設定された作業範囲内には列車が進入することが阻止される。この図の例では、携帯端末18の表示部51に、作業者位置情報を含むモニタ画面を表示するので、保守作業者は鉄道設備設定情報および保守作業者自身の現在位置を把握することができる。このため携帯端末18を携帯する保守作業者自身が作業範囲内に居ることを確認することができる。
図4は、鉄道保守作業管理システム2でなされるモニタ画面の作成処理を説明する図である。
まず、ステップ201において、図1に示すファイアウォール16を介して接続される携帯端末の認証処理を行う。ファイアウォール16は、受信データのヘッダ部のポート番号、IPアドレス、受信データ自身等を解析してアクセスの適否をチェックする。また、認証サーバ15は、個々の携帯端末18に割り当てられているIDとパスワードを解析し、アクセスの権限をチェックする。
ステップ202において、保守作業者は、携帯端末を操作してモニタ画面要求を送信する。このとき作業者位置情報も送信する。
ステップ203において、モニタ画面通信装置13は、前記モニタ画面要求および作業者位置情報を受信する。なお、モニタ画面通信装置13を複数備える場合は、負荷分散装置14により分散して処理する。
ステップ204において、モニタ画面通信装置13は、受信したモニタ画面要求をもとに、モニタ画面作成装置12に対してモニタ画面作成要求を送信する。このとき、作業者位置情報も送信する。
ステップ205において、モニタ画面作成装置12は、前記モニタ画面作成要求を受信し、モニタ画面作成部31においてモニタ画面作成処理を行う。なお、受信した作業者位置情報は、モニタ画面作成装置12の主記憶装置に保存する。
ステップ206において、モニタ画面作成装置12はモニタ画面作成部31において図3に示す処理を行い、モニタ画面を作成する。
ステップ207において、モニタ画面作成装置12は、作成したモニタ画面をモニタ画面通信装置13に送信し、ステップ208において、モニタ画面通信装置13は受信したモニタ画面を付加データ(作業者位置情報)と共に携帯端末18に送信する。
ステップ209において、携帯端末18はモニタ画面通信装置13からモニタ画面を受信し、受信したモニタ画面を携帯端末18の表示部51上に表示する。保守作業者はモニタ画面を観察して、鉄道設備設定情報と保守作業者自身の位置を把握し、保守作業者自身が設定された作業範囲内に居ることを確認する。これにより、保守作業者が作業場所を誤認すること、あるいは誤認した場所での作業に伴う列車との触車を防ぐことができる。
以上の例では、モニタ画面作成装置12に加えてモニタ画面通信装置13を設けるようにしたが、これらの装置の機能をまとめて1つの装置とすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、鉄道設備の保守作業に関する作業管理に用いられる鉄道保守作業管理システムにおいて、モニタ画面作成装置、モニタ画面通信装置、および保守作業現場に保守作業者が携行する携帯端末を備える。
保守作業者は前記携帯端末を操作して、作業場所に該当する駅の線路図、保守作業範囲への列車及び車両の進入を防止するために作業者自身が設定した信号機などの鉄道設備に設定した状態、および作業範囲を表示したモニタ画面を、前記モニタ画面通信装置を介してモニタ画面作成装置に要求する。
要求を受けたモニタ画面作成装置は、前記線路図をもとに作成した画像データおよび駅システムから受信した前記鉄道設備の状態を含む駅状態情報をもとにモニタ画面を作成し、作成したモニタ画面をモニタ画面通信装置を介して携帯端末に送信する。携帯端末の画面上には鉄道設備の状態および作業範囲が表示される。
このようにモニタ画面作成装置を設け、このモニタ画面作成装置で作成したモニタ画面を携帯端末に提供するようにしたことにより、保守作業者は、携帯端末の画面上のモニタ画面から、直感的に鉄道設備に設定した状態および作業範囲を把握することができる。このため、保守作業者は線路図で鉄道設備の設置位置を確認する必要が無くなり、保守作業時間を短縮することができ業務の効率化を図ることができる。
特に、前記保守作業者は前記携帯端末と共に位置情報用装置を携行し、前記モニタ画面作成装置は前記位置情報用装置からの位置情報を受信し、受信した位置、すなわち前記保守作業者が居る位置の情報を前記モニタ画面に加え、前記位置情報を加えたモニタ画面を前記保守作業者に提供することができる。
このように位置情報用装置を設け、この位置情報用装置で保守作業者が居る位置情報を携帯端末に提供するようにしたことにより、保守作業者は携帯端末から自分自身が計画していた適切な作業範囲内に居ることを確認することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯端末上に作業範囲に含まれる鉄道設備の情報および保守作業者自身の位置(端末位置)を表示したモニタ画面表示することができる。このため、保守作業者の業務の効率化、ヒューマンエラーの防止および安全性の向上を図ることができる。
実施形態にかかる鉄道保守作業管理システムを説明する図である。 モニタ画面作成装置の詳細を説明する図である。 モニタ画面作成装置を用いてなされるモニタ画面作成処理を説明する図である。 鉄道保守作業管理システムでなされるモニタ画面の作成処理を説明する図である。
符号の説明
1 列車運行管理システム
2 鉄道保守作業管理システム
3 中央管理装置
4 中央ネットワーク
6 ダイヤ管理装置
7 保守作業管理情報中継装置
8 駅システム
11 専用LAN
12 モニタ画面作成装置
13 モニタ画面通信装置
14 負荷分散装置
15 認証サーバ
16 ファイアウォール
17 公衆通信網
18 携帯端末
19 位置情報装置
20 通信媒体
31 モニタ画面作成部
32 モニタ画面要求受け付け部
33 画像データ用データベース
34 駅状態情報用データベース
35 駅状態情報受け付け部
37 通信部

Claims (4)

  1. 携帯端末からモニタ画面の作成要求を受け付け、作成されたモニタ画面を前記携帯端末に送信するモニタ画面通信装置と、
    モニタ画面の作成要求に含まれる保守作業を実施する対象である鉄道設備の情報をもとに画像データベースを検索して該当する線区あるいは駅の画像データを抽出し、また設備データベースを検索して該当する線区あるいは駅の設備データを抽出し、さらに駅状態情報データベースを検索して該当する駅の駅状態情報を抽出するデータ抽出部、並びに、抽出した画像データ、設備データおよび駅状態情報をもとに、保守作業を実施する鉄道設備の状態を表示したモニタ画面を作成するモニタ画面作成部を具備したモニタ画像作成装置備え、
    モニタ画像作成装置で作成したモニタ画面を前記モニタ画面通信装置を介して前記携帯端末に送信することを特徴とする鉄道保守作業管理システム。
  2. 請求項1記載の鉄道保守作業管理システムにおいて、
    前記携帯端末は端末位置を検知する位置検知装置を備え、検知した位置情報を前記携帯端末のモニタ画面に表示することを特徴とする鉄道保守作業管理システム。
  3. 請求項2記載の鉄道保守作業管理システムにおいて、
    前記位置検知装置が検知した位置情報が、前記作業範囲に含まれないとき警報を発することを特徴とする鉄道保守作業管理システム。
  4. 携帯端末からモニタ画面の作成要求を受け付け、作成されたモニタ画面を前記携帯端末に送信する鉄道保守作業管理方法において、
    モニタ画面の作成要求から得られる線区または駅の情報をもとに、画像データ用データベースに格納されている該当する線区または駅の画像データ、設備データ用データベースに格納されている該当する設備データ、および駅状態情報用データベースに格納されている該当する駅状態情報を抽出し、抽出した画像データ、設備データおよび駅状態情報を、鉄道設備名称および固有の識別番号が記録された前記設備データを用いて紐付けして鉄道設備の状態を表示したモニタ画面を作成するとともに、表示されている鉄道設備名称あるいは鉄道設備の画像の形状または色を変更して、鉄道設備に設定した情報を表示したモニタ画面を作成し、作成したモニタ画面に前記携帯端末が検知した位置情報を付加して前記携帯端末に送信することを特徴とする鉄道保守作業管理方法。
JP2008297964A 2008-11-21 2008-11-21 鉄道保守作業管理システム Active JP5033774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297964A JP5033774B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 鉄道保守作業管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297964A JP5033774B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 鉄道保守作業管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120579A true JP2010120579A (ja) 2010-06-03
JP5033774B2 JP5033774B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=42322295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297964A Active JP5033774B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 鉄道保守作業管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5033774B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068801A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 東日本旅客鉄道株式会社 鉄道メンテナンス支援方法及び鉄道メンテナンス支援装置
JP2016055765A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 九州旅客鉄道株式会社 列車接近警報システム
JP2016132413A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 大同信号株式会社 閉そく手動解錠支援システム及び列車位置照合装置
JP2018012407A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 株式会社日立製作所 鉄道の支障範囲可視化システムおよび管理サーバ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108876155A (zh) * 2018-06-25 2018-11-23 北京酷米科技有限公司 铁路作业智能监控系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171127A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Hitachi Ltd 現場作業支援方法とそのシステム及び記録媒体
JP2005029055A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 East Japan Railway Co 線路保守作業支援サーバ及びシステム
JP2007237817A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 West Japan Railway Co 線路保守用車両の管理方法および管理システム
JP2007296945A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Jr Higashi Nippon Consultants Kk 鉄道保守支援システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171127A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Hitachi Ltd 現場作業支援方法とそのシステム及び記録媒体
JP2005029055A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 East Japan Railway Co 線路保守作業支援サーバ及びシステム
JP2007237817A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 West Japan Railway Co 線路保守用車両の管理方法および管理システム
JP2007296945A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Jr Higashi Nippon Consultants Kk 鉄道保守支援システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015068801A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 東日本旅客鉄道株式会社 鉄道メンテナンス支援方法及び鉄道メンテナンス支援装置
JP2016055765A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 九州旅客鉄道株式会社 列車接近警報システム
JP2016132413A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 大同信号株式会社 閉そく手動解錠支援システム及び列車位置照合装置
JP2018012407A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 株式会社日立製作所 鉄道の支障範囲可視化システムおよび管理サーバ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5033774B2 (ja) 2012-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5033774B2 (ja) 鉄道保守作業管理システム
CN106657268A (zh) Gyk远程维护监测系统及实现方法
CN104506794A (zh) 一种列车综合监控系统
CN106672017A (zh) 一种基于移动终端的轨道交通道岔遥控系统及方法
CN107180549A (zh) 公交车行驶信息指示系统
CN103685534A (zh) 一种基于无线通信的车载数据智能安全更新方法
CN105480262B (zh) 用于全自动驾驶的联动控制系统及方法
CN114330764A (zh) 操作票处理方法、装置、存储介质及电子装置
CN105607592A (zh) 工务机械车远程运用系统及实现方法
KR100928454B1 (ko) 열차의 오진입 사고 방지를 위한 안전진로 유도장치 및방법
KR101708338B1 (ko) 열차 운행 감시 시스템
CN105991967A (zh) 一种应急抢修车辆车载监控系统
JP2002002486A (ja) 列車運行管理システム
KR102008924B1 (ko) 작업자 선로 횡단 안전 시스템
JP2005293600A (ja) 保守支援システム及びそのサーバ
CN115520247B (zh) 一种铁路运输作业记录管理平台及方法
CN201167212Y (zh) 供电检修安全作业远程监控管理装置
JP2017013578A (ja) 列車運行管理システム、及び、列車運行管理方法
KR100963508B1 (ko) 차상 구내배선 및 운행정보 표시장치
JP2008217221A (ja) 鉄道保守作業管理システム
KR100889875B1 (ko) 역사의 통합장비 관리 시스템 및 그 운용방법
CN106330989B (zh) 一种轨道交通故障导航系统及方法
CN110136405B (zh) 一种上道作业安全防护系统及方法
JP3053806B1 (ja) 車両制御装置
DK3006302T3 (en) Procedure for blocking a workspace in a rail network and train management system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5033774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3