JP2010120140A - ロボット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボット装置において、装置構成の複雑化、大型化、重量増加を招来することなく、さまざまな形状の作業対象物について把持等の作業を行うことができるようにし、また、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について把持爪を支える力を十分に確保し、重いワークを把持することができるようにする。
【解決手段】把持爪6が着脱可能となっている把持機構5を有するマニピュレータ1を備えたロボット装置であって、把持機構5は、2本以上の把持爪6が装着され、装着された各把持爪6を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪6により、作業対象となるワーク201を把持し、または、解放する機能を有し、各把持爪6は、把持機構5に対して、ワーク201を把持するための移動方向及びワーク201を把持したときのワーク201による荷重方向に直交する方向に移動されることにより、把持機構5から取り外される。
【選択図】図1

Description

本発明は、把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータを備えたロボット装置に関する。
従来、マニピュレータを備えたロボット装置が提案されている。このようなロボット装置においては、マニピュレータの把持手段(手先効果器)を着脱可能とし、把持手段を交換することによって、さまざまな作業に対応できるように構成されたものが提案されている。すなわち、マニピュレータは、把持手段の交換により、さまざまな形状の作業対象物について、把持等の作業を行うことができる。このようなロボット装置において、把持手段の交換は、ツールチェンジャを用いて行っていた。
また、多数の形状の異なる把持爪を有することにより、さまざまな作業に対応できるようになされた把持手段も提案されている。
さらに、特許文献1には、図11に示すように、把持爪101のみを交換可能としたロボット装置が記載されている。また、このロボット装置においては、把持爪101を多角形柱状とし、把持爪の各側面を弾性の異なる材質により構成し、把持爪を回転させて把持面を切り替えることにより、多種の作業対象物に対応させることも記載されている。
特開平6−39772号公報
ところで、従来のロボット装置において、さまざまな作業に対応させる場合に、把持手段を交換することは煩雑であり、多数の把持手段を構成しなければならないことから、製造コストの高騰を招き、また、信号線、電力線、空圧配管なども分離できるようにしなければならないため、装置構成の複雑化、大型化、重量増加が招来される。
また、把持手段に、多数の形状の異なる把持爪を設けることは、装置構成の複雑化、大型化を招く。
さらに、特許文献1に記載されたロボット装置においては、図11に示すように、把持爪101を交換するためには、アクチュエータ102を備えた着脱機構103が必要である。この着脱機構103は、構造、操作が複雑であり、また、製造コストも高い。
さらに、このロボット装置において、把持爪101の固定は、図12に示すように、把持爪101の周囲に、ばね104により出入するようにした複数の球状突起105を配置し、この球状突起105を凹部106に嵌合させて支えているだけである。そのため、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について、把持爪を支える力が弱く、重いワークを把持すると、把持爪101ごと抜けてしまう虞がある。
そこで、本発明は、前記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置構成の複雑化、大型化、重量増加を招来することなく、さまざまな形状の作業対象物について把持等の作業を行うことができるようになされ、また、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について把持爪を支える力が十分に確保され、重いワークを把持することができるようになされたロボット装置を提供することにある。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係るロボット装置は、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータを備えたロボット装置であって、把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、各把持爪は、把持手段に対して、ワークを把持するための移動方向及びワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、把持手段から取り外されることを特徴とするものである。
〔構成2〕
把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータと、把持手段から取り外された把持爪を保持しておく保持台とを備え、把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、各把持爪は、把持手段に対して、ワークを把持するための移動方向及びワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、把持手段から取り外され、保持台は、少なくとも一の方向への移動を規制した状態で、把持爪を保持するようになっており、把持手段は、把持爪が取付けられているときに、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、把持爪を所定の位置とした後、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、把持爪が取り外され、この把持爪を保持台に保持させることを特徴とするものである。
〔構成3〕
把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータと、把持手段から取り外された把持爪を保持しておく保持台とを備え、把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、各把持爪は、把持手段に対して、ワークを把持するための移動方向及びワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、把持手段に着脱され、保持台は、少なくとも一の方向への移動を規制した状態で、把持爪を保持するようになっており、把持手段は、把持爪が取付けられていないときに、保持台に対して保持台が保持している把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、この保持台が保持している把持爪を取付けるとともに、把持爪が取付けられているときには、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、把持爪を所定の位置とした後、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、把持爪が取り外され、この把持爪を保持台に保持させることを特徴とするものである。
本発明に係るロボット装置においては、構成1を有することにより、各把持爪は、把持手段に対して、ワークを把持するための移動方向及びワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、把持手段から取り外されるので、装置構成の簡素化、小型化、軽量化が可能であり、把持爪の交換により、さまざまな形状の作業対象物について把持等の作業を行うことができ、また、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について把持爪を支える力が十分に確保され、重いワークを把持することができる。
なお、ワークを把持した状態で、把持手段の向きを変えなければならない複雑な作業の場合には、さらに、ロック機構を備えることにより、あらゆる方向について把持爪を確実に支えることができる。ロック機構は、例えば、図13に示すように、複数の着脱可能な把持爪302を備えた把持機構301に、ロック部材303を設けることによって構成される。このようにロック部材303を設けたロボット装置においては、各把持爪302同士を互いに接近させる方向に移動させワークを把持する状態としたときに、ロック部材303が、各把持爪302の嵌合孔304に嵌合し、把持爪302が支えられる。
本発明に係るロボット装置においては、構成2を有することにより、把持手段は、把持爪が取付けられているときに、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、把持爪を所定の位置とした後、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、把持爪が取り外され、この把持爪を保持台に保持させるので、マニピュレータ以外に把持爪の取り外しを行うための装置が不要であり、装置構成の簡素化、小型化、軽量化が可能である。
本発明に係るロボット装置においては、構成3を有することにより、把持手段は、把持爪が取付けられていないときに、保持台に対して保持台が保持している把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、この保持台が保持している把持爪を取付けるとともに、把持爪が取付けられているときには、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、把持爪を所定の位置とした後、保持台に対して保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、把持爪が取り外され、この把持爪を保持台に保持させるので、マニピュレータ以外に把持爪の交換を行うための装置が不要であり、装置構成の簡素化、小型化、軽量化が可能である。また、把持爪の交換により、さまざまな形状の作業対象物について把持等の作業を行うことができ、また、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について把持爪を支える力が十分に確保され、重いワークを把持することができる。
すなわち、本発明は、装置構成の複雑化、大型化、重量増加を招来することなく、さまざまな形状の作業対象物について把持等の作業を行うことができるようになされ、また、作業対象となるワークを把持したときの荷重方向について把持爪を支える力が十分に確保され、重いワークを把持することができるようになされたロボット装置を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
〔ロボット装置の構成〕
図1は、本発明に係るロボット装置の構成を示す模式的な側面図である。
本発明に係るロボット装置は、図1に示すように、マニピュレータ1を有し、このマニピュレータ1により、作業対象となるワーク201の把持、運搬及び他の部材への組立が可能となされているものである。ワーク201は、作業台202上の所定の位置に載置されている。
マニピュレータ1は、複数のアクチュエータ(駆動装置)とリンク(剛体の構造物)1a,1b,1c,1dとによって構成され、ロボットベース4上に設置されている。すなわち、ロボットベース4、各リンク1a,1b,1c,1dのそれぞれの間は、回動(屈曲)、または、旋回可能な関節2a,2b,2c,2dを介して接続されており、それぞれアクチュエータによって相対駆動されるようになっている。各アクチュエータは、図示しないコンピュータなどの制御手段によって制御される。
最も先端側のリンク1dの先端側(以下、「手先」という。)には、最も先端側の関節2eを介して、先端効果器として、把持手段となる把持機構5が接続されている。最も先端側の関節2eは、最も先端側のリンク1dの軸回りに把持機構5を旋回可能とする関節である。
把持機構5は、制御手段によって制御される。把持機構5は、複数の着脱可能な把持爪6を備えている。把持機構5は、把持爪6の開閉、すなわち、装着された各把持爪6を相対的に接離させる方向への移動操作が可能となっている。把持機構5は、これら把持爪6を相対的に接近させる(閉じる)ことによって、ワーク201を把持する機能を有している。また、把持機構5は、これら把持爪6を相対的に離間させる(開く)ことによって、保持していたワーク201を解放することができる。この実施の形態においては、把持爪6は、四角柱状に構成されている。各把持爪6の相対向する側面部は、把持面6bとなっている。この把持面6bは、把持する対象のワーク201に適合した形状及び材質により形成されている。
このマニピュレータ1においては、順次先端側のリンクの位置が制御されることにより、手先の位置が制御され、この手先において把持機構5によって、ワーク201を把持することができる。
図2は、本発明に係るロボット装置の要部の構成を示す斜視図である。
把持機構5における把持爪装着部8は、図2に示すように、各把持爪6が、把持機構5に対して、図2中矢印Xで示すワーク201を把持するための移動方向及び図2中矢印Zで示すワーク201を把持したときのワーク201による荷重方向(重力方向)の両方に直交する図2中矢印Yで示す方向に移動されることにより、把持機構5に対して着脱されるように構成されている。すなわち、把持爪装着部8は、一対の相対向する鈎状の部材からなり、それぞれが把持爪6の基端側の係合溝6aに係合するように構成されており、対向する側壁部によってワーク201を把持する方向(矢印X)への移動を阻止し、それぞれの先端部によって、ワーク201による荷重方向(矢印Z)への移動を阻止するようになっている。
なお、把持爪装着部8及び係合溝6aの係合始端部は、これらの係合を容易とするため、それぞれをテーパ加工しておくことが望ましい。
また、把持爪6の把持機構5に対する接合面には、ロックピン6dを設けてもよい。
図3は、本発明に係るロボット装置の把持爪の要部の構成を示す斜視図である。
ロックピン6dは、図3に示すように、把持爪6内に配置されたバネ9の押圧力により、図3中矢印Aで示すように、把持機構5側に先端部を突出させる方向に付勢されている。把持機構5の把持爪6が装着される面には、ロックピン6dの先端部が嵌入する凹部10が形成されている。
把持爪装着部8が把持爪6の係合溝6aに係合すると、ロックピン6dは、バネ9の押圧力に抗して把持爪6側に押し込まれ、把持爪6が、図3中矢印Yで示す着脱方向に移動され、所定の装着位置に至ると、ロックピン6dの先端部がバネ9の押圧力により凹部10に嵌入し、把持爪6がロックされる。
そして、把持爪6を把持機構5から取り外すために、把持爪6が、図3中矢印Yで示す着脱方向に移動されると、ロックピン6dがバネ9の押圧力に抗して把持爪6側に押し込まれ、把持機構5に対する移動が可能となる。
このようなロックピン6dを設けることにより、ワーク201を把持した状態で、把持機構5の向きを変えても、把持爪6が把持機構5から外れてしまう虞がなく、複雑な作業に対応することができる。
そして、このロボット装置においては、作業台202上には、図1に示すように、把持爪6を保持する保持台7が設置されている。作業台202上における保持台7の位置は、作業台202上のワーク201に対して、所定の既知の方向及び距離に設置されている。
図4は、本発明に係るロボット装置における保持台の構成を示す斜視図である。
保持台7は、図4に示すように、少なくとも一の方向への移動を規制した状態で、把持爪6を保持するようになっている。保持台7において、把持爪6の移動を規制する一の方向は、図4中矢印Yで示す把持爪6が把持機構5に対して着脱される方向である。
この保持台7は、基台部7aを有し、この基台部7a上に一対の相対向する保持板7b,7bを有して構成されている。一対の保持板7b,7bの間には、把持爪6が挿入されるようになっている。一対の保持板7b,7bの間に把持爪6が挿入されるときには、各保持板7b,7bの側縁部が、把持爪6に設けられた一対の被保持溝6cに嵌合するようになっている。各被保持溝6cは、把持面6bに直交する両側の側面部に、ワーク201の荷重方向に直交する方向に形成されている。
すなわち、把持機構5に取付けられた把持爪6は、保持台7に対しては、図4中矢印Xで示すワーク201を把持する方向(把持爪6の移動が規制されない方向)に移動されることにより、保持板7b,7b間に挿入され、所定位置にて保持される。そして、把持機構5が、図4中矢印Yで示す把持爪6の着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に移動することにより、把持爪6は、把持機構5から取り外されて、保持台7によって保持される。
そして、把持機構5は、把持爪6が取付けられていないときには、保持台7に対し、図4中矢印Yで示す把持爪6の着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に移動することにより、この保持台7が保持している把持爪6を装着することができる。次に、把持機構5は、図4中矢印Xで示すワーク201を把持する方向(把持爪6の移動が規制されない方向)に移動することにより、装着された把持爪6を、保持台7から抜き取ることができる。
このようにして、このロボット装置においては、把持爪装着部8は、把持方向及び荷重方向について、把持爪6を構造部材によって確実に支持することができるとともに、外部の装置(把持爪着脱機構等)を用いることなく、マニピュレータ1の動作のみにより、把持爪6の交換が可能である。把持面6bの形状や材質を種々のワーク201に応じて作成した様々な把持爪6を保持台7上に用意しておき、作業に応じて交換して利用することができる。
図5は、本発明に係るロボット装置における保持台の構成を示す側面図である。
なお、保持台7は、図5に示すように、一対の保持板7b,7bをバネ11などの弾性体や空気圧により支持し、これら保持板7b,7bが、図5中矢印Zで示す保持板7bに直交する方向に、移動可能としておくことが望ましい。これは、各保持板7b,7bが各被保持溝6c,6cに嵌合することを容易とするためである。また、各保持板7b,7bと各被保持溝6c,6cとの係合始端部は、これらの係合を容易とするため、それぞれをテーパ加工しておくことが望ましい。また、各保持板7b,7bと各被保持溝6c,6cと接触面は、極力摩擦が小さくなるように、表面粗さ及び材質を選択することが望ましい。
把持爪装着部8と係合溝6aとの間にガタがあると作業に支障が生ずるため、十分な精度を保つ必要があるのに対し、保持台7の各保持板7b,7bと各被保持溝6c,6cとの間には、多少のガタが許容される。
このように、各保持板7b,7bと各被保持溝6c,6cとの間のガタが許容されることにより、このロボット装置においては、マニピュレータ1と保持台7との相対位置について厳密な教示設定をしなくとも、マニピュレータ1の移動により、簡単に把持爪6の交換を自動化することができる。
図5では、基台部7aと各保持板7b,7bとの間にバネ11などの弾性体を設けたが、基台部7aと各保持板7b,7bとの間を剛体とし、保持台7全体を作業台202にバネ等により支持してもよい。
〔その他の実施の形態〕
図6は、本発明に係るロボット装置の把持爪の第2の構成を示す斜視図である。
本発明に係るロボット装置において、把持爪6は、図6に示すように、係合溝6a及び各被保持溝6c,6cを、把持爪6の周囲全てに設けることによって、把持面6bを変えて装着することが可能となる。
図7は、本発明に係るロボット装置における保持台の構成の他の例を示す斜視図である。
この場合には、保持台7として、図7に示すように、2方向の把持面6b,6b´に直交する2方向(矢印X、矢印Y)への移動及び把持爪6の回転を規制した状態で、把持爪6を保持するものを用いることが望ましい。この保持台7において、把持爪6の移動を規制する2方向は、図7中矢印X及び矢印Yで示す把持爪6が把持機構5に対して着脱される方向である。
この保持台7は、基台部7aを有し、この基台部7a上に、把持爪6の断面形状に対応した形状の孔7cを有して構成されている。孔7cには、把持爪6が挿入されるようになっている。
すなわち、把持機構5に取付けられた把持爪6は、保持台7に対しては、図7中矢印Zで示す把持爪6の移動が規制されない方向に移動されることにより、孔7cに挿入され、所定位置にて保持される。そして、把持機構5が、図7中矢印Yで示す把持爪6の着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に移動することにより、把持爪6は、把持機構5から取り外されて、保持台7によって保持される。
そして、把持機構5は、把持爪6が取付けられていないときには、保持台7に対し、図7中矢印Yで示す把持爪6の着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)、または、90°回転した後に、図7中矢印Xで示す把持爪6の着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に移動することにより、この保持台7が保持している把持爪6を装着することができる。次に、把持機構5は、図4中矢印Zで示す把持爪6の移動が規制されない方向に移動することにより、装着された把持爪6を、保持台7から抜き取ることができる。
なお、このような保持台7を用いる場合には、被保持溝6c,6cは不要である。
図8は、本発明に係るロボット装置の把持爪の第3の構成を示す斜視図である。
本発明に係るロボット装置において、把持爪6は、図8に示すように、係合溝6aよりも先端側の部分、すなわち、把持爪装着部8への連結部を、円盤形状とすることにより、把持爪装着部8に装着したままで、把持面6b,6b´の切替えを行うことができる。
この場合にも、保持台7として、図7に示すように、2方向の把持面6b,6b´に直交する2方向(矢印X、矢印Y)への移動及び把持爪6の回転を規制した状態で把持爪6を保持するものを用いることにより、把持爪装着部8に装着したままで把持機構5を回転させ、把持面6b,6b´の切替えができ、また、図7中矢印Y及び矢印Xで示す把持爪6の2つの着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に把持機構5を移動させ、把持爪6の着脱ができる。
なお、この場合には、ロックピン6dは、図8に示すように、把持爪6の回転中心からずれた位置に配置することにより、把持爪6の着脱のみならず、回転をもロックすることが好ましい。
図9は、本発明に係るロボット装置の把持爪の第4の構成を示す斜視図である。
本発明に係るロボット装置において、把持爪6は、図9に示すように、係合溝6aよりも先端側の部分、すなわち、把持爪装着部8への連結部を、球形状とすることにより、把持爪装着部8に装着したままで、把持面6b,6b´の切替えを行うことができる。
この場合にも、保持台7として、図7に示すように、2方向の把持面6b,6b´に直交する2方向(矢印X、矢印Y)への移動及び把持爪6の回転を規制した状態で把持爪6を保持するものを用いることにより、把持爪装着部8に装着したままで把持機構5を回転させ、把持面6b,6b´の切替えができ、また、図7中矢印Y及び矢印Xで示す把持爪6の2つの着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に把持機構5を移動させ、把持爪6の着脱ができる。
なお、この場合には、把持爪装着部8は、図9に示すように、把持爪6の連結部に対応して、円筒状の装着溝を設ける必要がある。
図10は、本発明に係るロボット装置の把持爪の第5の構成を示す斜視図である。
本発明に係るロボット装置において、把持爪6は、図10に示すように、多角柱形状とし、複数の把持面6bのそれぞれを使用できるようにしてもよい。
この場合にも、保持台7として、各把持面6bに直交する方向への移動及び把持爪6の回転を規制した状態で把持爪6を保持するものを用いることにより、把持爪装着部8に装着したままで把持機構5を回転させ、把持面6bの切替えができ、また、把持爪6の各着脱方向(把持爪6が移動を規制される方向)に把持機構5を移動させ、把持爪6の着脱ができる。
なお、本発明に係るロボット装置において、把持機構5に装着される把持爪6は、2本に限定されず、3本以上が装着されることとしてもよい。
本発明に係るロボット装置の構成を示す模式的な側面図である。 本発明に係るロボット装置の要部の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置の把持爪の要部の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置における保持台の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置における保持台の構成を示す側面図である。 本発明に係るロボット装置の把持爪の第2の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置における保持台の構成の他の例を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置の把持爪の第3の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置の把持爪の第4の構成を示す斜視図である。 本発明に係るロボット装置の把持爪の第5の構成を示す斜視図である。 従来のロボット装置の把持爪の構成を示す斜視図である。 従来のロボット装置の把持爪の要部構成を示す平面図である。 ロボット装置のにおけるロック機構の構成の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 マニピュレータ
1a,1b,1c,1d リンク
2a,2b,2c,2d,2e 関節
5 把持機構
4 ロボットベース
6 把持爪
7 保持台
8 把持爪装着部
201 ワーク
202 作業台

Claims (3)

  1. 把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータを備えたロボット装置であって、
    前記把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、
    前記各把持爪は、前記把持手段に対して、前記ワークを把持するための移動方向及び前記ワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、前記把持手段から取り外される
    ことを特徴とするロボット装置。
  2. 把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータと、
    前記把持手段から取り外された把持爪を保持しておく保持台と
    を備え、
    前記把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、
    前記各把持爪は、前記把持手段に対して、前記ワークを把持するための移動方向及び前記ワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、前記把持手段から取り外され、
    前記保持台は、少なくとも一の方向への移動を規制した状態で、前記把持爪を保持するようになっており、
    前記把持手段は、前記把持爪が取付けられているときに、前記保持台に対して前記保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、前記把持爪を所定の位置とした後、前記保持台に対して前記保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、前記把持爪が取り外され、この把持爪を前記保持台に保持させる
    ことを特徴とするロボット装置。
  3. 把持爪が着脱可能となっている把持手段を有するマニピュレータと、
    前記把持手段から取り外された把持爪を保持しておく保持台と
    を備え、
    前記把持手段は、2本以上の把持爪が装着され、装着された各把持爪を相対的に接離させる方向に移動操作することにより、各把持爪により、作業対象となるワークを把持し、または、解放する機能を有し、
    前記各把持爪は、前記把持手段に対して、前記ワークを把持するための移動方向及び前記ワークを把持したときの該ワークによる荷重方向に直交する方向に移動されることにより、前記把持手段に着脱され、
    前記保持台は、少なくとも一の方向への移動を規制した状態で、前記把持爪を保持するようになっており、
    前記把持手段は、前記把持爪が取付けられていないときに、前記保持台に対して前記保持台が保持している把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、この保持台が保持している把持爪を取付けるとともに、前記把持爪が取付けられているときには、前記保持台に対して前記保持台が保持する把持爪が移動を規制されない方向に移動することにより、前記把持爪を所定の位置とした後、前記保持台に対して前記保持台が保持する把持爪が移動を規制される方向に移動することにより、前記把持爪が取り外され、この把持爪を前記保持台に保持させる
    ことを特徴とするロボット装置。
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