JP2010119415A - 枕 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用に際し、水又は空気量を調整することにより、好みの微妙な高さや固さの調整ができ、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができ、更に夏期暑い時又発熱時等には水枕として、使用者に快適な寝心地を与えると共に、使用者が容易に取り扱うことができる枕を提供すること。
【解決手段】枕本体10を構成する柔軟素材の密封袋体11の内部を、柔軟素材の多数の仕切り体12にて区画して多数の小室13を形成すると共に、各小室13間は、連通路14を介して互いに連通可能とし、しかも、各小室13中には、小室13幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール複数個収納すると共に、密封袋体の内部全体に径が約1〜10mmの粒子体30を密封袋体11の形を保形しうる量で充填し、各粒子体30は、連通路14を介して小室13間を流通可能に構成した。
【選択図】図1
【解決手段】枕本体10を構成する柔軟素材の密封袋体11の内部を、柔軟素材の多数の仕切り体12にて区画して多数の小室13を形成すると共に、各小室13間は、連通路14を介して互いに連通可能とし、しかも、各小室13中には、小室13幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール複数個収納すると共に、密封袋体の内部全体に径が約1〜10mmの粒子体30を密封袋体11の形を保形しうる量で充填し、各粒子体30は、連通路14を介して小室13間を流通可能に構成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、枕に関する。特に、使用者の頭を載せる部材の内部に空気ボールや粒子体等の収容物を充填した上に液体又は気体を充填する枕に関するものである。
従来より、内部に水等の液体や空気等の気体を充填した密閉袋体によって構成された枕が広く知られている。
この種の枕は、使用者の頭の形状に合わせて変形するので、使用時のフィット感が良いという利点や、内部に冷水を充填しておくことによって、気温が高い夏場や発熱時において快適に就寝することができるという利点などがある。
しかし、この種の枕では、一般に液体などを充填した袋体が一つの袋体により構成されていたため、頭を左右に移動した際、内部の液体などが頭を移動した側とは逆側に急速に移動して、頭の安定性が悪くなるという問題があった。
かかる問題を解決する枕として、液体を充填した縦長の筒状容器を複数並列して横方向に並べ、これらの容器のうち、左右両端に配設する容器の高さを、中央に配設する容器の高さよりも高くして、頭の安定性を向上させた枕が考案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−159388号公報
ところが、上記従来の枕は、頭の安定性は向上するものの、個々人の好みの微妙な高さや固さ、就寝時における頭部と頸部との位置関係や枕の変形、密封袋体に充填する収容物については、考慮されていなかったため、頸部におけるフィット感や枕自体の取り扱い易さについて改良の余地が残されていた。
本発明は、使用に際し、水又は空気量を調整することにより、好みの微妙な高さや固さの調整ができ、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができ、更に夏期暑い時又発熱時等には水枕として、使用者に快適な寝心地を与えると共に、使用者が容易に取り扱うことができる枕を提供することを目的とする。
そこで、請求項1に係る本発明では、枕本体を構成する柔軟素材の密封袋体の内部を、柔軟素材の多数の仕切り体にて区画して多数の小室を形成すると共に、各小室間は、連通路を介して互いに連通可能とし、しかも、各小室中には、小室幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール複数個収納すると共に、密封袋体の内部全体に径が約1〜10mmの粒子体を密封袋体の形を保形しうる量で充填し、各粒子体は、連通路を介して小室間を流通可能に構成してなることを特徴とする。
また、請求項2に係る本発明では、請求項1に記載の枕において、密封袋体の内部には、水又は空気を注入及び排水可能として水枕、空気枕及び通常枕としても使用可能に構成したことを特徴とする。
また、請求項3に係る本発明では、請求項1又は2に記載の枕において、粒子体は、発泡スチロールで形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る本発明では、請求項1又は2又は3に記載の枕において、仕切り体は、密封袋体の上側壁と下側壁との間に架設した一定高さの壁体にて構成したことを特徴とする。
また、請求項5に係る本発明では、請求項1〜4いずれか一項に記載の枕において、連通路は、仕切り体の両端を切欠して形成したことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、枕本体を構成する柔軟素材の密封袋体の内部を、柔軟素材の多数の仕切り体にて区画して多数の小室を形成すると共に、各小室間は、連通路を介して互いに連通可能とし、しかも、各小室中には、小室幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール複数個収納すると共に、密封袋体の内部全体に径が約1〜10mmの粒子体を密封袋体の形を保形しうる量で充填し、各粒子体は、連通路を介して小室間を流通可能に構成したので、使用時に、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができるので使用者に快適な寝心地を与えると共に、収容された空気ボールや粒子体が軽量であることから、使用者は、枕を容易に取り扱うことができる。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1に記載の枕において、密封袋体の内部には、水又は空気を注入及び排水可能として水枕、空気枕及び通常枕としても使用可能に構成したことから、気温が高い夏場や発熱時等の暑さで寝苦しい場合においても、快適に就寝することができる。また、空気ボールや粒子体が収容されていることから、充填する水量を少なくすることができるので、枕自体が軽量となり、使用者が枕を容易に取り扱うことができる。更に、空気ボールや粒子体は、枕本体に注入された水に浮くことから、枕本体の密封袋体の内表面近傍に浮遊する。このような状態となることによって、使用者の頭部及び頸部と枕との接触面で、密封袋体に充填された水との間に、空気ボールや粒子体の層である温度緩衝帯が形成されることとなる。その結果、従来の水のみ充填された水枕とは異なり、水枕の水温を頭部、頸部の接触面で直接感じることがなくなり、使用者は、枕を程良い最適な温度で清涼感のある水枕とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。また、枕本体に空気を注入した場合は、水注入時と同様、好みの高さや固さの調整が容易で使用中の枕の形状も保持可能であるので、頭部、頸部のフィット感が良好で快適な寝心地を得ることができる。また、枕本体をやや柔らか目に空気を注入すると空気枕の特長を保持しながら通常枕の感触を得ることができる。
請求項3記載の本発明によれば、請求項1又は2に記載の枕において、粒子体は、発泡スチロールで形成されていることから、断熱性が高く、保冷効果が持続しやすい。更には、軽量で流動しやすいことから、空気ボールを支持し、枕自体の形状を保持しやすくするだけでなく、頭部及び頸部のフィット感をより向上することができる。また、枕を軽量化できるので、使用者が枕を容易に取り扱うことができる。
請求項4記載の本発明によれば、請求項1又は2又は3に記載の枕において、仕切り体は、密封袋体の上側壁と下側壁との間に架設した一定高さの壁体にて構成したことから、収容した空気ボールや粒子体を均等に収容することができるので、枕自体の形状を保持しやすくすることができる。更には、壁体は、頭部と頸部との位置関係が考慮された一定高さを有することから、使用時は常に、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができる。
請求項5記載の本発明によれば、請求項1〜4いずれか一項に記載の枕において、連通路は、仕切り体の両端を切欠して形成したことから、収容された粒子体が流動しやすくなり、その結果、頭部のフィット感がより向上するだけでなく、適宜空気ボールを支持することができ、枕自体の形状を保持することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本実施形態に係る枕本体を示す平面視による説明図であり、図2は、図1のI−I線における断面視による説明図であり、図3は、図2のII−II線における断面視による説明図であり、図4は、本実施形態に係る枕の部分断面を示す平面視による説明図であり、図5は、図4のIII−III線における断面視による説明図であり、図6は、本実施形態に係る枕を構成する台エアマットを示す説明図であり、図7は、本実施形態に係る水枕の断面視による説明図であり、図8は、図7のIV−IV線における断面視による説明図である。
本実施形態に係る枕1は、図1から図3に示すように、枕本体10を構成する柔軟素材で形成された平型袋状の密封袋体11からなり、密封袋体11の内部は、柔軟素材の多数の略長方形の仕切り体12にて区画された多数の略四角柱状の小室13が形成されている。
更に、各小室13間は、断面視略半円状の連通路14及び小孔を介して互いに連通可能としており、しかも、各小室13中には、小室13幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール20が複数個収納されている。
また、密封袋体11の内部全体、すなわち各小室13や連通路14や小孔には、径が約1〜10mmの略球状の粒子体30が、密封袋体11の形を保形しうる量で充填され、各粒子体30は、連通路14や小孔を介して小室13間を流通可能に構成されている。
また、枕1は、図4から図6に示すように、使用者Uの頭部や頸部のフィット感を調整するために、後述する略長方形の板状の台板40や、柔軟素材の可撓性を有する樹脂フィルム(例えば、塩化ビニルなど)により形成され、内部に所定量の気体(ここでは、空気)を充填した複数本(小5本、中1本、大1本)横長袋体を有する台エアマット50が合わせて適宜使用されることによって構成されるものである。なお、本実施形態では、枕1の平面視における寸法の一例として、横方向の長さを500〜650mm、縦方向の長さを300〜400mmのものを想定している。
ここで、本実施形態の枕1を構成する各部材について、より具体的に説明する。
枕本体10を構成する密封袋体11は、図1から図3に示すように、例えば、柔軟素材の塩化ビニルなどの可撓性を有する樹脂フィルムにより形成され、内部に所定量の気体(ここでは、空気)をバルブ11aから充填するように構成されている。
なお、バルブ11aからは、密封袋体11内部に所定量の気体(ここでは、空気)を充填して枕本体10として使用するが、気体の代わりに水を充填して水枕として使用しても構わない。
また、密封袋体11の内部に所定量の気体(ここでは、空気)や、水を注入することなく、柔らかめに気体(ここでは、空気)を注入して、そのまま、通常枕として使用しても構わない。
また、密封袋体11の形状は、平型袋状であり、その内部は、多数の仕切り体12により区画されることによって、多数の略四角柱状の小室13が形成されている。
仕切り体12は、密封袋体11と同一の材料、例えば、柔軟素材の塩化ビニルなどの可撓性を有する樹脂フィルムにより形成され、図3に示すように、密封袋体11の上側壁11bと下側壁11cとの間に架設した一定高さを有する断面視略長方形状の壁体12aにより形成されている。
なお、壁体12aは、密封袋体11の上側壁11bと下側壁11cとに一体的に形成されている。
小室13は、前述のように、壁体12aで区画されることによって密封袋体11の内部に形成される略四角柱状の空間であり、その空間において、後述する空気ボール20や粒子体30が収納されることによって、枕本体10の形状を保持するものである。
次に連通路14について説明する。連通路14は、図3に示すように、密封袋体11内部に形成された多数の小室13を各粒子体30が自在に行き来できるようにするための断面視略半円状の空間である。なお、連通路14は、前述の仕切り体12を形成する壁体12aの両端を切欠して形成した切欠孔によって構成している。
なお、連通路14とは別に、密封袋体11の内部に充填した気体又は水や粒子体30がより流動的に移動できるように、空気ボール20の径よりも小さな径の孔を壁体12aに連通路14として形成しても構わない。
つまり、連通路14としても機能する小孔(図示しない)は、径が約10〜20mmの仕切り体12を構成する壁体12aの2〜3ヶ所に形成された孔部であり、各粒子体30が小孔を通過し各小室13間を自在に行き来することができる。
空気ボール20は、小室13の幅員よりはやや小さい径、例えば径が約20〜30mmを有する略球状の球体であり、各小室13に複数個(ここでは、6個ずつ)収納されている。
粒子体30は、径が約1〜10mmの略球状であり、密封袋体11の内部全体にわたって、密封袋体11の形を保形しうる量で充填されている。また、各粒子体30は、連通路14や小孔(図示しない)を介して小室13間を自在に流通することができる。
なお、粒子体30は、その材質が発泡スチロールで形成されても構わない。
枕1は、前述のように、枕本体10の他に、使用者Uの頭部や頸部のフィット感や枕1の高さを調整するために台板40や台エアマット50を適宜選択して使用される。つまり、枕1は、各特長を有する、密封袋体11に水を注入した水枕、空気を注入した空気枕、柔らかめに気体(ここでは、空気)を注入した通常枕の3種類の枕本体10に台板40や台エアマット50を適宜選択し、組み合わせることによって、使用者Uの好みに応じた頭部や頸部のフィット感、高さを有する構造とすることができる。
そこで、台板40と台エアマット50について図面を用いて説明する。
まず、台板40について説明する。台板40は、図4と図5に示すように、その形状が、略長方形の板状であり、使用者Uの頭部や頸部のフィット感を調整するために使用するものである。使用者Uが枕1の高さを、低くしたい時には台板40を外し、高くしたい時には台板40を後述する台エアマット50の下方に設置することとなる。
次に、台エアマット50について説明する。台エアマット50は、図6(a)に示すように、柔軟素材の可撓性を有する樹脂フィルム(例えば、塩化ビニルなど)により円柱形の袋状に形成され、その内部に所定量の気体(ここでは、空気)を充填した複数本(ここでは、小5本、中1本、大1本)の横長袋体を有する構成となっており、各横長袋体が接合され連結し一体となりマット状形成されている。
つまり、5本の横長小袋体51と1本の横長中袋体52と1本の横長大袋体53とによりマット状に形成されている。このように大きさの異なる横長小袋体51と横長中袋体52と横長大袋体53とを、高低差が形成されるように各横長袋体が接合され連結し一体となりマット状とした構造を有する。
台エアマット50が、前述のような構造を有することにより、横長小袋体51、横長中袋体52、横長大袋体53内の空気量を調整することにより、枕本体10の高さを調節し、枕1は、通常の仰向け寝(上向き寝)や、横臥(横向き寝)に対応できる構造を有するといえる。
横長小袋体51は、複数のうちの一に気体を注入又は排出するために、小気体バルブ51aが横長小袋体51先端部に形成されている。
また、5本の横長小袋体51は、図6(b)に示すように、各袋体内部の両端において、内部に充填された気体が自在に行き来できるための気体連通路51bを介して連通しており、各袋体外部において、袋体を形成するフィルムの長手方向の側面同士が接合され連結し一体構造となっている。
従って、前述の一の小気体バルブ51aより気体を注入することにより、5本の横長小袋体51は、同時に膨張するようになっている。
横長中袋体52は、その先端部に気体を注入又は排出するための中気体バルブ52aが形成されている。従って、横長中袋体52は、気体を注入又は排出することによって、単独で膨張又は収縮するように形成されている。
横長大袋体53は、その先端部に気体を注入又は排出するための大気体バルブ53aが形成されている。従って、横長大袋体53は、気体を注入又は排出することによって、単独で膨張又は収縮するように形成されている。
以上のように形成された横長小袋体51と横長中袋体52と横長大袋体53とは、袋体を形成するフィルムの長手方向の側面同士が接合され、連結し、一体構造の台エアマット50を構成している。
枕カバー60は、枕本体10全体を被包するように、略長方形の袋状に形成され、その材質が繊維素材(例えば、綿など)によって形成される。
本実施形態に係る枕1において、以下に、その使用方法及び使用形態について具体的に説明する。
使用者Uは、枕本体10を構成する密封袋体11のバルブ11aより気体(ここでは、空気)を充填することより、密封袋体11を膨張させ、膨張した枕本体10を枕カバー60に挿入し使用するものである。
なお、枕カバー60に事前に枕本体10を挿入した後に枕本体10を構成する密封袋体11に気体を充填して、枕本体10を膨張させても構わない。
使用者Uは、密封袋体11に充填する気体の量を調整することにより、頭部や頸部のフィット感、また枕1の高さを適宜選択することができ、使用時に、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができるので、快適な寝心地を得ることができる。
また、仕切り体12を構成する壁体12aは、使用者Uの頭部と頸部との位置関係が考慮された一定高さを有することから、使用時は常に、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができる。
気体が充填された密封袋体11内において、仕切り体12を構成する壁体12aによって形成された空間である小室13は、密封袋体11に既に収容されている空気ボール20や粒子体30を均等に収容することができるので、枕1自体の形状を保持しやすくすることができる。
また、仕切り体12により密封袋体11の内部に形成された小室13が空気ボール20や粒子体30を収納することで、使用者Uは、快適な頭部や頸部のフィット感を得ることができる。
つまり、使用者Uは、密封袋体11には充填された適量な気体だけでなく、空気ボール20や粒子体30が収納されることで、気体や空気ボール20や粒子体30のそれぞれ固有の感触による相乗効果により、快適な頭部のフィット感を得ることができる。適当な気体量とは、枕本体10が柔らかい程度のふくらみ、すなわち頭の重量で密封袋体11内に収容されている粒子体30を感触する程度の空気量をいう。
連通路14が密封袋体11内部に形成されていることにより、多数の小室13を各粒子体30が自在に行き来できるので、使用者Uは、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができるので、快適な寝心地を得ることができる。
更に、空気ボール20や粒子体30の大きさ、形状、固さ具合、そして空気ボール20と、空気ボール20より小さな径を有する粒子体30との組み合わせにより指圧されているような指圧効果や催眠効果も得ることができる。
空気ボール20の形状を、例えば約20〜70mmの径を有する球状とすることにより、使用者Uが枕1を使用する際に、一の小室13内の複数個(ここでは、6個)の空気ボール20が一の小室13内を移動し、全体として、各小室13内の空気ボール20の移動により、使用者Uは、快適な頭部や頸部のフィット感や指圧効果や催眠効果を得ることができる。
特に、空気ボール20の形状を、例えば約60mmの径を有する球状とすることにより、使用者Uが枕1を使用する際に、各空気ボール20は、互いに位置関係の調和がとれ、一の小室13内の複数個(ここでは、6個)空気ボール20が一の小室13内を移動する。その結果、全体として、各空気ボール20が使用者Uの頭部に合わせて最適に移動することとなり、使用者Uは、より快適な頭部のフィット感や指圧効果や催眠効果を得ることができる。
また、粒子体30の形状を、例えば約5〜7mmの径を有する球状とすることにより、使用者Uが枕1を使用する際に、各粒子体30が収容された密封袋体11の小室13内、また連通路14を介して各小室13間を移動することにより、使用者Uは、快適な頭部や頸部のフィット感や指圧効果や催眠効果を得ることができる。
特に、粒子体30の形状を、例えば約6mmの径を有する球状とすることにより、使用者Uが枕1を使用する際に、各粒子体30が小室13や連通路14や空気ボール20に占められた空間を除く空間を円滑に移動する。その結果、各粒子体30が収容された密封袋体11の小室13内、また連通路14を介して各小室13間を使用者Uの頭部に合わせて最適に移動することとなり、使用者Uは、より快適な頭部のフィット感や指圧効果や催眠効果を得ることができる。
密封袋体11のバルブ11aより、気体の代わりに水を充填して、図7や図8に示すように、枕1を通常枕としてだけではなく、水枕として使用することにより、気温が高い夏場や発熱時等の暑さで寝苦しい場合において、より快適に就寝することができる。
前述のように、枕1を水枕として使用する際にも、密封袋体11の小室13に収納された空気ボール20や粒子体30の効果があらわれる。
すなわち、空気ボール20や粒子体30が小室13に収容されていることから、密封袋体11内部に充填する水量を少なくすることができるので、水枕として使用する枕1自体の重量が軽量となる。その結果、使用者Uは、毎日使用する寝具としての枕1を容易に取り扱うことができる。
つまり、使用者Uは、密封袋体11に収納する空気ボール20や粒子体30の数量や水量を調整する(混合比を考慮する)ことにより、従来の水のみ充填された水枕とは異なり、枕1の重量を調整することができる。
また、枕1使用時における使用者Uの頭の重量により、密封袋体11内部に収容された空気ボール20や粒子体30が小室13などを移動することにより、密封袋体11内部に充填された水に水流が発生し、使用者Uの頭部によって暖められた水が拡散することにより、水のみ充填された水枕と比べ、清涼感を得ることができる。
また、密封袋体11に充填された粒子体30や水は、小室13内だけでなく、連通路14を介して他の各小室13間を移動することができ、密封袋体11内部に充填された水に様々な方向の水流が発生し、使用者Uの頭部によって暖められた水が拡散することにより、水のみ充填された水枕と比べ、より清涼感を得ることができる。
密封袋体11が、前述のように、仕切り体12によって複数の小室13に分かれており、この仕切り体12が存在することから、密封袋体11に充填された粒子体30や水が、連通路14又は小孔を介してしか隣接する小室13内に移動することができない。
このことに加え、小室13には空気ボール20が収納されていることから、使用者Uは、睡眠中に頭部を左右に動かしたとしても、枕本体10の形状が急激に変形することがなく、安定した寝姿勢を保つことができ、快適な寝心地を得ることができる。
更に、水のみ充填された水枕とは異なり、水の流動感に加え、空気ボール20や粒子体30の弾性による感触により、使用者Uは、頭部や頸部の快適なフィット感も良好に保つことができるので、快適な寝心地を得ることができる上に、指圧効果や催眠効果を得ることもできる。
また、使用者Uが枕1を水枕として使用する際に、粒子体30の材質を発泡スチロール等の含気体材料で形成する場合、粒子体30は、密封袋体11に充填された水によって、密封袋体11の上側壁11b側に浮上する。その結果、使用者Uは、水枕の効果を享受しつつ、適度な固さの枕1とすることができ、頭部や頸部のフィット感を良好に保つことができるので、快適な寝心地を得ることができる上に、指圧効果や催眠効果を得ることもできる。
使用者Uは、前述のように、密封袋体11に収納する空気ボール20や粒子体30の数量や水量を調整する(混合比を考慮する)ことにより、枕1の温度感を調整することができる。
すなわち、使用者Uは、まず空気ボール20や粒子体30の収容された密封袋体11に水の量を調整し充填することにより、枕本体10の下半部に水が貯留して、空気ボール20や粒子体30が浮遊した状態となる。
このような状態とすることによって、図7や図8に示すように、使用者Uの頭部及び頸部と枕1との接触面で、密封袋体11に充填された水との間に、枕本体10の上部の内表面近傍に形成された空気ボール20や粒子体30の層である温度緩衝帯が形成されることとなる。
このことから、従来の水のみ充填された水枕とは異なり、水枕の水温を直接に使用者Uが感じることがなくなり、その結果、使用者Uは、枕1を程良い最適な温度で清涼感のある水枕とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。
更に、前述のように、枕本体10の下部に水が貯留していることから、枕本体10は水の流動性により適度な弾力を有し、また、空気ボール20や粒子体30の有する弾力との相乗効果により、使用者Uは、枕1を適度な弾力性を有する水枕とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。
発明者は、本願発明の枕を開発するにあたり、特に水枕として使用した場合、従来の水枕と、本願発明の通常枕に水を注入した水枕との違いについて検討した。以下、表1に従来の水枕と本願発明の水枕との対比について示す。
枕1は、その構成要素である台板40や台エアマット50を組み合わせて使用されることにより、使用者Uは、より効果的に枕1を利用することができる。
すなわち、使用者Uは、台板40や台エアマット50を用いることにより、自身の体格に適した高さとフィット感とを有する枕1とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。
枕1は、枕本体10と台板40と台エアマット50とにより構成されることにより、使用者Uの頭部から頸部、肩(首の付け根)にかけてのフィット感や、使用中における頭部の安定感に加え、使用者Uによってそれぞれ異なる枕の好みの高さについても考慮した構造といえる。
つまり、枕1は、使用者Uが異なれば、その使用者Uごとに、それぞれ異なる枕の好みの固さ、高さに対応できる構造といえる。
また、使用者Uによっては、寝姿勢として通常の仰向け寝(上向き寝)よりも、横臥(横向き寝)を好む人もいる。したがって、横向き寝をする場合には、上向き寝をする場合よりも高い枕が必要となる。なお、この横向き寝は、近年、いびき防止や睡眠時無呼吸症候群に対して効果があることも実証されている。
枕1の高さやフィット感を調整する際には、例えば、横長小袋体51と横長中袋体52と横長大袋体53とに所定量を満たす気体を注入し、台エアマット50の横長中袋体52側又は横長大袋体53側を使用者Uの首側に向けて枕1を使用することにより、頸部の高さが調節でき、頭と頸の良姿位を保ち、快適な寝心地を得ることができる。
また、例えば、横長小袋体51と横長中袋体52と横長大袋体53とに所定量を満たす気体を注入し、台エアマット50の横長大袋体53側を使用者Uの首側に向けて枕1を使用することにより、上向き寝をする場合よりも高い枕1となり、使用者Uは、寝姿勢として横臥(横向き寝)で睡眠をとることにより、快適な寝心地を得ることができる。
また、例えば、横長中袋体52と横長大袋体53とに充填する気体の量を調整することにより、横長小袋体51の高さに合わせることにより、枕1を横長小袋体51の高さで平坦にすることもできる。
すなわち、台エアマット50を用いて、充填する気体の量を適宜調整することにより、使用者Uは、好みの高さとフィット感とを有する枕1とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。
使用者Uは、体格や好みや使用時の状況などを考慮して、前述のように形成された台板40と台エアマット50とを、適宜、様々な組み合わせにより構成し使用することにより、自身の体格や好みに適した固さと高さとフィット感とを有する枕1とすることができ、快適な寝心地を得ることができる。
また、本発明の枕1の他の実施形態として、図9や図10に示すような、第2実施形態の枕1を構成する枕本体10がある。
第2実施形態の枕1は、前述の実施形態の枕1と同様に、図4から図6に示すように、使用者Uの頭部や頸部のフィット感を調整するために、略長方形の板状の台板40や、柔軟素材の可撓性を有する樹脂フィルム(例えば、塩化ビニルなど)により形成され、内部に所定量の気体(ここでは、空気)を充填した複数本(小5本、中1本、大1本)横長袋体を有する台エアマット50が合わせて適宜使用されることによって構成されるものである。なお、第2実施形態でも、枕1の平面視における寸法の一例として、横方向の長さを500〜650mm、縦方向の長さを300〜400mmのものを想定している。
前述の実施形態の枕1と第2実施形態の枕1との違いは、枕本体10の構造の一部であることから、ここでは、第2実施形態にかかる枕本体10について図面を用いて詳細に説明する。
図9は、本発明の第2実施形態にかかる枕本体を示す断面視による説明図であり、図10は、本発明の第2実施形態にかかる枕本体を示す断面視による寸法説明図であり、図11は、図9のV−V線における断面視による説明図であり、図12は、図9のVI−VI線における断面視による説明図である。
第2実施形態にかかる枕本体10を構成する密封袋体11は、図9と図11と図12に示すように、例えば、柔軟素材の塩化ビニルなどの可撓性を有する樹脂フィルムにより形成され、内部に所定量の気体(ここでは、空気)をバルブ11aから充填するように構成されている。
なお、バルブ11aからは、密封袋体11内部に所定量の気体(ここでは、空気)を充填して枕本体10として使用するが、気体の代わりに水を充填して水枕として使用しても構わない。
また、密封袋体11の内部に所定量の気体(ここでは、空気)や、水を注入することなく、柔らかめに気体(ここでは、空気)を注入して、そのまま、通常枕として使用しても構わない。
第2実施形態に係る枕1を構成する枕本体10は、前述の実施形態の枕1と同様に、柔軟素材で形成された平型袋状の密封袋体11からなり、密封袋体11の内部は、柔軟素材の多数の略長方形の仕切り体12にて区画された多数の略四角柱状の小室13が形成されている。
仕切り体12は、密封袋体11と同一の材料、例えば、柔軟素材の塩化ビニルなどの可撓性を有する樹脂フィルムにより形成され、図9から図12に示すように、密封袋体11の上側壁11bと下側壁11cとの間に架設した一定高さを有する断面視略長方形状の壁体12aにより形成されている。
そこで、第2実施形態に係る枕1を構成する枕本体10の大きさ(寸法)を、図10を用いて説明する。密封袋体11の上側壁11bと下側壁11cとの間に架設した一定高さを有する断面視略長方形状の壁体12aは、密封袋体11の左右部の高さと中央部の高さとにおいて、一定の高さが異なる。例えば、壁体12aの左右部の高さH1を、H1=80mmとすると、壁体12aの中央部の高さH2を、H2=50mmとすることにより、図9や図10に示すように、凹部70が形成される。
すなわち、第2実施形態に係る枕本体10は、図10に示すように、左右の各仕切り体12を構成する壁体12aの高さH1が、例えば約80mmとすると、中央部の凹部70及びその近傍の仕切り体12を構成する壁体12aの高さH2が、例えば約50mmとすることにより、凹部70を形成している。
なお、高さの異なる壁体12aは、密封袋体11の上側壁11bと下側壁11cとに一体的に形成されている。従って、凹部70は、一体的に滑らかに連通連設される。
小室13の幅については、図10に示すように、凹部70の底面部における小室13の幅W1を、W1=50mmとし、凹部70の上部における各小室13の幅W2を、W2=150mmとすることにより、図9や図10に示すように、凹部70が形成している。
小室13は、前述のように、壁体12aで区画されることによって密封袋体11の内部に形成される略四角柱状の空間であり、その空間において、後述する空気ボール20や粒子体30が収納されることによって、枕本体10の形状を保持するものである。
更に、各小室13間は、断面視略半円状の連通路14及び小孔を介して互いに連通可能としており、しかも、各小室13中には、小室13幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール20が複数個収納されている。
また、密封袋体11の内部全体、すなわち各小室13や連通路14や小孔には、径が約1〜10mmの略球状の粒子体30が、密封袋体11の形を保形しうる量で充填され、各粒子体30は、連通路14や小孔を介して小室13間を流通可能に構成されている。
次に連通路14について説明する。連通路14は、密封袋体11内部に形成された多数の小室13を各粒子体30が自在に行き来できるようにするための断面視略半円状の空間である。なお、連通路14は、前述の仕切り体12を形成する壁体12aの両端を切欠して形成した切欠孔によって構成している。
なお、連通路14とは別に、密封袋体11の内部に充填した気体又は水や粒子体30がより流動的に移動できるように、空気ボール20の径よりも小さな径の孔を壁体12aに連通路14として形成しても構わない。
空気ボール20は、小室13の幅員よりはやや小さい径、例えば径が約20〜30mmを有する略球状の球体であり、各小室13に複数個(ここでは、6個ずつ)収納されている。
粒子体30は、径が約1〜10mmの略球状であり、密封袋体11の内部全体にわたって、密封袋体11の形を保形しうる量で充填されている。また、各粒子体30は、連通路14や小孔を介して小室13間を自在に流通することができる。
なお、粒子体30は、その材質が発泡スチロール等の含気体材料で形成されても構わない。
第2実施形態に係る枕1において、以下に、その使用方法及び使用形態について具体的に説明する。
第2実施形態に係る枕本体10は密封袋体11に形成されたバルブ11aより、水を注入することにより、水枕としても使用できる。バルブ11aより空気を注入することにより、空気枕としても使用できる。また、バルブ11aより空気を柔らかめに注入することにより通常枕としても使用できる。
前述の実施形態の枕本体10を有する枕1によって得られる効果に加えて、第2実施形態に係る枕本体10を有する枕1を使用することによって、以下のような効果が得られる。
使用者Uは、枕本体10の凹部70を楽な姿勢(一般的には上向き寝)で好みの高さに合わせておく。使用者Uが凹部70で上向き寝姿勢から寝返り、右(又は左)方へすると、頭は右横向き(又は左横向き)になると共に、枕本体10の凹部70より右(又は左)方へ移動し、右(又は左)横寝姿勢姿勢をとる。第2実施形態に係る枕本体10は、凹部70左右部が凹部70より数cm高い構造にしたため、寝返りで横寝姿勢になった場合でも、頭部、頸部、肩の高さのバランスが良好に保たれ、睡眠中の上向き、寝返りに対応可能であり、更に枕本体10の空気及び水枕の特長を備え、快適な寝心地を得ることができる。
第2実施形態の枕本体10も前述の実施形態と同様に台板40や台エアマット50などと組み合わせて枕1を構成ことにより、個々人の好みの微妙な高さや固さ、就寝時における頭部と頸部との位置関係や枕の変形、密封袋体11に充填する収容物、すなわち空気ボール20や粒子体30について考慮された枕1とすることができる。
その結果、枕1は、使用に際し、枕本体10の密封袋体11の水又は空気量を調整することにより、好みの微妙な高さや固さの調整ができる。よって、使用者Uは、頭部だけでなく、頸部のフィット感も良好に保つことができ、快適な寝心地を得ると共に、枕1を容易に取り扱うことができる。
ここで、本発明の各実施形態にかかる枕1について、以下に、その使用形態について図面を用いて説明する。
図13及び図14は、使用者Uによる枕1の使用形態に関する説明図である。なお、図中のθは、使用者Uの枕1使用時の角度を示す。
図13(a)に示すように、使用者Uは、枕本体10の密封袋体11に空気や水を注入することにより、枕本体10の固さや高さを調節することにより、枕本体10を使用者U自身の好みの固さや高さにして枕1を使用する。なお、枕1の高さは、使用者Uの好みにもよるが、理想は、角度θ=15度前後である。
図13(b)に示すように、使用者Uは、枕1の枕本体10自体が、敷布団の柔軟性により、沈みやすいので、台板40を用いることで枕1の高さを調整する。このことから、枕1の高さがやや高くなる。
図13(c)に示すように、使用者Uは、台エアマット50を枕本体10と台板40との間に設置することによって、枕1の高さを調整する。このとき、使用者Uは、台エアマット50の横長中袋体52を使用者U自身の首側に向けて使用することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このことから、頭部から頸部、肩(首の付け根)にかけてのフィット感や、使用中における頭部の安定感も得られる。
図14(a)に示すように、使用者Uは、台エアマット50を枕本体10と台板40との間に設置することによって、枕1の高さを調整する。このとき、使用者Uは、台エアマット50の横長大袋体53を使用者U自身の首側に向けて使用することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このことから、頭部から頸部、肩(首の付け根)にかけてのフィット感や、使用中における頭部の安定感も得られる上に、横長大袋体53が使用者U自身の首側にあることから、図13(c)に示した使用形態よりも高さの高い枕1が得られる。
図14(b)に示すように、高めの枕1を好む使用者Uは、台エアマット50を枕本体10と台板40との間に設置すると共に、台エアマット50の横長小袋体51にも空気を注入することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このとき、使用者Uは、台エアマット50の横長中袋体52を使用者U自身の首側に向けて使用することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このことから、頭部から頸部、肩(首の付け根)にかけてのフィット感や、使用中における頭部の安定感も得られる上に、図13(c)に示した使用形態よりも高さの高い枕1が得られる。
図14(c)に示すように、高めの枕1を好む使用者Uは、台エアマット50を枕本体10と台板40との間に設置すると共に、台エアマット50の横長小袋体51にも空気を注入することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このとき、使用者Uは、台エアマット50の横長大袋体53を使用者U自身の首側に向けて使用することにより、枕本体10を好みの固さや高さに調整する。このことから、頭部から頸部、肩(首の付け根)にかけてのフィット感や、使用中における頭部の安定感も得られる上に、図14(a)に示した使用形態よりも高さの高い枕1が得られる。よって、通常の仰向け寝(上向き寝)だけでなく、横臥(横向き寝)に対応できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 枕
10 枕本体
11 密封袋体
11a バルブ
11b 上側壁
11c 下側壁
12 仕切り体
13 小室
14 連通路
20 空気ボール
30 粒子体
40 台板
50 台エアマット
51 横長小袋体
51a 小気体バルブ
51b 気体連通路
52 横長中袋体
52a 中気体バルブ
53 横長大袋体
53a 大気体バルブ
60 枕カバー
70 凹部
10 枕本体
11 密封袋体
11a バルブ
11b 上側壁
11c 下側壁
12 仕切り体
13 小室
14 連通路
20 空気ボール
30 粒子体
40 台板
50 台エアマット
51 横長小袋体
51a 小気体バルブ
51b 気体連通路
52 横長中袋体
52a 中気体バルブ
53 横長大袋体
53a 大気体バルブ
60 枕カバー
70 凹部
Claims (5)
- 枕本体を構成する柔軟素材の密封袋体の内部を、柔軟素材の多数の仕切り体にて区画して多数の小室を形成すると共に、
各小室間は、連通路を介して互いに連通可能とし、しかも、各小室中には、小室幅員よりはやや小さい径を有する空気ボール複数個収納すると共に、
密封袋体の内部全体に径が約1〜10mmの粒子体を密封袋体の形を保形しうる量で充填し、各粒子体は、連通路を介して小室間を流通可能に構成してなる枕。 - 密封袋体の内部には、水又は空気を注入及び排水可能として水枕、空気枕及び通常枕としても使用可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の枕。
- 粒子体は、発泡スチロールで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の枕。
- 仕切り体は、密封袋体の上側壁と下側壁との間に架設した一定高さの壁体にて構成したことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の枕。
- 連通路は、仕切り体の両端を切欠して形成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか一項に記載の枕。
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