JP2010119237A - 電動送風機、および電気掃除機 - Google Patents

電動送風機、および電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】固定子に設けられた支持台の支持剛性を向上させて、端子とブラシ機構との電気的な接続を確実に安定させた電動送風機、および電気掃除機を提案する。
【解決手段】電動送風機12は、ブラシホルダ固定部67が設けられ、絶縁材料を用いて形成されたモータハウジング53と、モータハウジング53に回動自在に軸支されたロータ軸84と、ロータ軸84に設けられた整流子86と、整流子86に電気的に接続されたブラシ機構57と、モータハウジング53に保持された鉄心75と、鉄心75に設けられた端子台77と、端子台77から突設され、絶縁材料を用いて形成された支持台79と、支持台79の自由端部に設けられ、ブラシホルダ88に電気的に接続された端子81と、ブラシホルダ固定部67に並設させてモータハウジング53に一体に形成され、支持台79の自由端部80が嵌設された端子保持部68とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、組立性、および耐環境性を向上させた電動送風機と、この電動送風機を備えた電気掃除機に関する。
一般に電気掃除機は、空気を吸い込み負圧を発生させる電動送風機を備える。
電動送風機は、空気を吸い込む遠心ファン部と、遠心ファン部を駆動させるモータ部とから構成される。
遠心ファン部は、吸気口を有するファンカバーと、ファンカバーに収容されるとともに、吸気口に対向させた吸込口を有する遠心ファンと、ファンカバーに収容されるとともに、遠心ファンの周囲に配置された整流板とから構成される。
他方、モータ部は、遠心ファン部から案内される空気の排気口を有するモータハウジングと、モータハウジングの内周に設けられた固定子と、モータハウジング内に回動自在に軸支された回転子と、モータハウジングに設けられ、回転子に電気的に接続された一対のブラシ機構とから構成される。
モータ部の固定子は、鉄心と、鉄心に設けられた端子台と、鉄心に巻回されたフィールド巻線とを備える。端子台は、合成樹脂などの絶縁材料で形成され、鉄心の一方の端面に設けられた枠状体である。端子台の4つの角部には、それぞれ支持台が突設される。支持台の自由端部には、それぞれ端子が設けられる。それぞれの端子は、導電線によってフィールド巻線に電気的に接続される。
固定子の中心軸を対称軸として向かい合う一対の端子は、それぞれブラシ機構に押圧され、ブラシ機構を介して回転子に電気的に接続される。
このため、ブラシ機構に押圧される端子が設けられた支持台は、鉄心からブラシ機構の近傍に向けて突設される。(例えば、特許文献1参照。)
特開平3−3635号公報
従来の電動送風機は、支持台が端子台から片持梁状に突設されている。このため、従来の電動送風機は、電動送風機の作動によって生じる熱、および振動や、電動送風機内の排気流や、外部から電動送風機に加わる振動や衝撃力などの外力によって、支持台の自由端部が変位して端子とブラシ機構との間の電気的な接続が不安定になる虞があった。電動送風機は、端子とブラシ機構との間の電気的な接続が不安定になると、その運転出力が不安定になり、破損に至る虞がある。
また、従来の電動送風機は、モータハウジングに固定子を配置した後に、モータハウジングに形成されたブラシホルダ固定部にブラシ機構を圧入して組み立てる。このような組立工程において、端子台の支持台には、ブラシ機構の圧入にともなって曲げ応力が加えられる。これは、支持台の自由端部に設けられた端子がブラシ機構の表面に押圧され、かつブラシ機構の圧入による変位によって、支持台に加えられる外力によるものである。従来の電動送風機は、このような曲げ応力によって、支持台の自由端部が変形して端子とブラシ機構との間の電気的な接続が不安定になる虞もあった。さらに、従来の電動送風機は、このような組立工程における曲げ応力によって支持台の折損に至る虞もあった。これは、従来の電動送風機の組立工程における歩留まりを低下させる。
本発明は、固定子に設けられた支持台の支持剛性を向上させて、端子とブラシ機構との電気的な接続を確実に安定させた電動送風機、および電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明では、ブラシホルダ固定部が設けられ、絶縁材料を用いて形成されたモータハウジングと、前記モータハウジングに回動自在に軸支されたロータ軸と、前記ロータ軸に設けられた巻線と、前記ロータ軸に設けられ、前記巻線に電気的に接続された整流子と、前記ブラシホルダ固定部に貫設されたブラシホルダと、前記ブラシホルダに摺動自在に収容され、前記整流子に押圧されたブラシと、前記モータハウジングに保持された鉄心と、前記鉄心に設けられた端子台と、前記端子台から突設され、絶縁材料を用いて形成された支持台と、前記支持台の自由端部に設けられ、前記ブラシホルダに電気的に接続された端子と、前記ブラシホルダ固定部に並設させて前記モータハウジングに一体に形成され、前記支持台の自由端部が嵌設された端子保持部とを備えたことを特徴とする。
本発明は、固定子に設けられた支持台の支持剛性を向上させて、端子とブラシ機構との電気的な接続を確実に安定させた電動送風機、および電気掃除機を提案できる。
本発明に係る電動送風機の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電気掃除機の外観を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、集塵ホース3と、手元操作管4と、把持部5と、操作部6と、延長管7と、吸込口体8とを備える。
掃除機本体2は接続口2aを有する。接続口2aには、集塵ホース3の一端が着脱自在に接続される。掃除機本体2には、塵埃分離集塵部(図示省略)と、電動送風機12とが収容される。また、掃除機本体2には、電動送風機12の排気が吐出される本体排気口(図示省略)が形成される。掃除機本体2は、制御部(図示省略)や、電動送風機12に電力を導く電源コード13を備える。電源コード13の自由端部には、電源プラグ14が形成される。
集塵ホース3は、可撓性を有し、湾曲自在な細長略円筒状に形成される。集塵ホース3の一端は、接続口2aに着脱自在に接続される。集塵ホース3は、掃除機本体2の内部に連通される。
手元操作管4の一端は、集塵ホース3の他端に設けられる。手元操作管4は、集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
把持部5は、電気掃除機1の使用者が把持して電気掃除機1を操作するものである。把持部5は、手元操作管4の他端部に突設され、集塵ホース3が設けられた手元操作管4の一端部に向けて湾曲させて形成される。
操作部6は、把持部5に設けられる。電気掃除機1の使用者は、操作部6を操作して電気掃除機1を複数の駆動モードに設定できる。操作部6は、電気掃除機1の運転を停止させる切スイッチ6aや、電気掃除機1の運転を開始させる起動スイッチ6bなどを有する。
延長管7は、伸縮可能な細長略円筒状に形成される。延長管7の一端は、手元操作管4の他端に着脱自在に接続される。延長管7は、手元操作管4、および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
吸込口体8は、延長管7の一端に着脱自在に接続される。吸込口体8は、延長管7、手元操作管4、および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。吸込口体8は、吸込口(図示省略)を有する。吸込口は、床面などの被掃除面に吸込口体8を配置すると、被掃除面に対向する。
電気掃除機1を運転すると、電動送風機12が作動して、掃除機本体2の内に負圧が作用する。この負圧は接続口2aから集塵ホース3と手元操作管4と延長管7とを経て吸込口体8に作用する。そうすると、電気掃除機1は吸込口体8の吸込口から空気とともに被掃除面に溜まった塵埃を吸い込んで被掃除面を掃除する。吸込口体8に吸い込まれた含塵空気は、掃除機本体2に収容された塵埃分離集塵部によって空気と塵埃とに分離される。分離された塵埃は塵埃分離集塵部に集塵される。他方、分離された空気は、電動送風機12に吸い込まれて、掃除機本体2の本体排気口から吐出される。
図2は、本発明に係る電動送風機を部分的に切り欠いて示した側面図である。
図2に示すように、電気掃除機1の電動送風機12は、吸気口21を有する遠心ファン部22と、排気口23を有するモータ部24とから構成される。
なお、説明を容易にするために以下、図2に示す姿勢を基本姿勢とし、実線矢X方向を前方として前後の方向説明を行う。
遠心ファン部22は、吸気口21を有するファンカバー26と、ファンカバー26に収容されるとともに、吸気口21に対向させた吸込口27を有する遠心ファン28と、ファンカバー26に収容されるとともに、遠心ファン28の周囲に配置された整流板部29とから構成される。
ファンカバー26は、底面部31と、略円筒状の側面部32とを有し、略有底円筒状に一体に形成される。ファンカバー26には、遠心ファン28と、整流板部29とが収容される。底面部31は、その中央部に略円形の吸気口21を有する。吸気口21から吸い込まれた空気は、遠心ファン28に案内される。底面部31の吸気口21の周縁部には、環状のシール部材34が設けられる。シール部材34は、多孔質のポリテトラフロロエチレン樹脂の積層材や、紙と発泡紙の積層材を用いて形成される。
遠心ファン28は、モータ部24によって回転される。遠心ファン28は、その回転時に空気との摩擦によって発生する熱に対する耐熱性や、回転時の慣性や重量などを考慮して、例えばアルミニウム合金などを用いて形成される。また、遠心ファン28は、上板36と、下板37と、複数のファン翼38とを備える。遠心ファン28は、上板36と、下板37と、ファン翼38とで区画された複数の渦巻状の吸気風路39を有する。
上板36は略円板状に形成される。上板36は、その中心部分に吸込口27を有する。吸込口27は、ファンカバー26の吸気口21に対向させて配置される。上板36の吸込口27の縁部は、吸気口21側に湾曲される。すなわち、上板36は、吸込口27を中心に下板37側に向けて拡開状に形成される。吸込口27の周縁部は、シール部材34に食い込むように挿入される。
下板37は、上板36と略同径の略円板状に形成される。下板37は、その中心部分にモータ部24が嵌挿される嵌挿孔40を有する。
ファン翼38は動翼である。ファン翼38は、上板36および下板37を離間させて、上板36および下板37のそれぞれに接合される。ファン翼38は、電動送風機12の長手軸直行方向に放射状に設けられ、かつ渦巻状の壁状に形成される。ファン翼38は、遠心ファン28の吸込口27側に位置された一方の端部から、遠心ファン28の吐出口41側に位置された他方の端部までの全長に亘って、上板36および下板37に挟持される。
なお、遠心ファン28は、モータ部24によって、ファン翼38が中心から径方向に巻く渦の反対方向に回転される。
整流板部29は、遠心ファン部22と、モータ部24との間に設けられた整流板保持体43に設けられる。また、整流板部29は、遠心ファン28と整流板保持体43との間に配置される。整流板部29の外径寸法は、ファンカバー26の内径寸法よりも小さい。すなわち、整流板部29の外周は、ファンカバー26の内周から離間される。整流板部29は、整流板本体45と、複数の上流整流板46と、複数の下流整流板47とを備える。
整流板本体45は略円板状に形成される。整流板本体45は、その中心部に整流板保持体43の軸受部48を嵌挿する略円形の貫通孔49を有する。整流板本体45は、遠心ファン28の外径寸法よりも大きく形成される。
上流整流板46は、静翼である。上流整流板46は、整流板本体45の遠心ファン28側の面に設けられ、電動送風機12の前方に向けて突出させて形成される。上流整流板46は、遠心ファン28の外周に対向させ、かつ遠心ファン28の外周から若干離間された周縁に配置される。上流整流板46は、整流板本体45に対して略垂直な円弧壁状に形成される。それぞれの上流整流板46は、電動送風機12の長手軸方向視で渦巻状に配置される。それぞれの上流整流板46は、互いに略等間隔に離間される。上流整流板46の渦巻方向は遠心ファン28のファン翼38の渦巻方向の逆方向に形成される。それぞれの上流整流板46の間には、整流板本体45の外周方向に向かって次第に幅広となる案内風路50が区画される。案内風路50は、遠心ファン28から吐出された空気をファンカバー26の内周に案内する螺旋状の風路である。
下流整流板47は、整流板本体45のモータ部24側の面に設けられ、電動送風機12の後方に向けて突出させて形成される。下流整流板47は、整流板本体45に対して略垂直な円弧壁状に形成される。それぞれの下流整流板47は、上流整流板46の渦巻方向とは逆方向の渦巻状に配置される。それぞれの下流整流板47は、互いに略等間隔に離間される。それぞれの下流整流板47の間には、流過風路51が区画される。流過風路51は、案内風路50からファンカバー26の内周に吐出された空気をモータ部24に案内する風路である。
図3は、本発明に係る電動送風機のモータ部を分解して示した斜視図である。
図2および図3に示すように、電動送風機12のモータ部24は、排気口23を有するモータハウジング53と、モータハウジング53の内周に設けられた固定子55と、モータハウジング53内に回動自在に軸支された回転子56と、モータハウジング53に設けられ、回転子56に電気的に接続された一対のブラシ機構57とから構成される。固定子55と、回転子56と、一対のブラシ機構57とからモータ59が構成される。モータ59は、遠心ファン28の駆動力を発生させる駆動源である。
モータハウジング53は、合成樹脂などの絶縁材料を用いて略有底円筒状に形成される。モータハウジング53には、固定子55と、回転子56とが収容される。モータハウジング53の開口端部62には、略円筒状の側面部63から径方向外側に突出させたフランジ部64が形成される。フランジ部64は、ファンカバー26の開口部65に嵌合される。モータハウジング53の内部は、開口端部62のケース部開口66を介してファンカバー26の内部に連通される。
モータハウジング53の側面部63には、ブラシ機構57が貫設されたブラシホルダ固定部67が設けられる。ブラシホルダ固定部67は、凹没状に形成され、電動送風機12の前方に開放される。また、モータハウジング53の側面部63には、ブラシホルダ固定部67に併設させて端子保持部68が設けられる。端子保持部68は、モータハウジング53の側面部63に一体に形成される。
モータハウジング53の底面部69は、側面部63から連続させて形成される。底面部69の中央部には、電動送風機12の後方に突出させて略円筒状のモータヘッド部70が形成される。モータヘッド部70には、ベアリング72が収容される。側面部63は、その後端近傍に排気口23を有する。
モータハウジング53のケース部開口66には、整流板保持体43が設けられる。ケース部開口66のうち、整流板保持体43で覆われていない部分は、モータハウジング53の内部と、ファンカバー26の内部とを連通させる連通口(図示省略)である。
整流板保持体43は、板状に形成され、モータハウジング53の径方向に架設される。また、整流板保持体43は、ケース部開口66の一部を覆う。整流板保持体43の中央部には、モータハウジング53の前方に突出させて略有底円筒状の軸受部48が設けられる。軸受部48の内周面にはベアリング73が収容される。軸受部48の底面部は、モータ59が挿通される挿通孔74を有する。
固定子55は、モータハウジング53の側面部63の内周面に設けられる。固定子55は、モータハウジング53内に保持された鉄心75と、鉄心75に設けられた端子台77と、鉄心75に巻回されたフィールド巻線78(固定子巻線)とを備える。
鉄心75は、締結孔75aを有し、モータハウジング53にネジなどの締結部材76で締結される。
端子台77は、合成樹脂などの絶縁材料で形成される。また、端子台77は、鉄心75の一方の端面に当接された矩形の枠状体である。端子台77は、鉄心75とともにモータハウジング53内に保持される。端子台77の4つの角部には、それぞれ支持台79が突設される。支持台79は、角柱形状に形成される。支持台79の自由端部80には、それぞれ端子81が設けられる。端子81は、導電材料で形成される。それぞれの端子81は、導電線(図示省略)によってフィールド巻線78に電気的に接続される。固定子55の中心軸を対称軸として向かい合う一対の端子81aは、それぞれブラシ機構57に電気的に接続される。他方、固定子55の中心軸を対称軸として向かい合う他の一対の端子81bは、それぞれ電源に電気的に接続される。端子81aは、固定子55の中心軸に向かって屈曲された舌片82を有する。舌片82は、固定子55をモータハウジング53に固定させると、ブラシホルダ固定部67の内面を臨む。舌片82は、ブラシ機構57に圧接され、ブラシ機構57に電気的に接続される。端子81aが設けられた支持台79の自由端部80は、モータハウジング53の端子保持部68に嵌設されて保持される。
回転子56は、固定子55の内側に配設される。回転子56は、その軸芯に配置されたロータ軸84と、ロータ軸84に巻回されたフィールド巻線85(回転子巻線)と、フィールド巻線85に電気的に接続され、ロータ軸84に設けられた整流子86とを備える。
ロータ軸84は、モータ59の駆動力を遠心ファン28に伝達する。ロータ軸84は、モータハウジング53のベアリング72と、整流板保持体43のベアリング73とで回転自在に軸支される。ロータ軸84は、モータハウジング53の長手方向軸の略同軸上に配設される。ロータ軸84の前端には、遠心ファン部22の遠心ファン28が設けられる。ロータ軸84は、遠心ファン28の嵌挿孔40に嵌挿される。
ブラシ機構57は、モータハウジング53のブラシホルダ固定部67に設けられる。一対のブラシ機構57は、モータハウジング53の長手方向の軸芯を対称軸として、ほぼ対向させて配置される。
ブラシ機構57は、ブラシホルダ固定部67に貫設されたブラシホルダ88と、ブラシホルダ88に摺動自在に収容されたカーボンブラシ89と、カーボンブラシ89を回転子56の整流子86に押圧付勢させるコイルバネ90とを備える。
ブラシホルダ88は、銅合金等の導電材料からなる板材を用いて形成された略角筒形の本体部88aと、本体部88aの一端から延長されて折り曲げられた蓋部88bと、本体部88aの側面に設けられた第一係止舌片91と、本体部88aの側面に設けられた第二係止舌片92とを備える。本体部88aは、板材を折り曲げ、板材の両端部が互いに若干離間させて突き合わせられる。このため、本体部88aは、弾性変形によって縮径可能である。第一係止舌片91は、ブラシホルダ88の側面のうち、固定子55の支持台79に対向する側面に配置される。第一係止舌片91は、ブラシホルダ88の外方に傾斜させて形成され、支持台79に設けられた端子81aの舌片82に係止される。他方、第二係止舌片92は、ブラシホルダ88の側面のうち、第一係止舌片91が形成された側面に隣り合う側面に配置される。第二係止舌片92は、ブラシホルダ88の外方に傾斜させて形成され、モータハウジング53の外面に係止される。ブラシホルダ88は、第一係止舌片91によってモータハウジング53から抜出阻止され、第二係止舌片92によって侵入阻止されることで、モータ部24に固定される。
カーボンブラシ89は、ブラシホルダ88の蓋部88bとの間に介挿されたコイルバネ90によって開口端に向けて押出付勢され、回転子56の整流子86に摺設される。カーボンブラシ89と、蓋部88bとの間は、導電線(図示省略)で電気的に接続される。
図4および図5は、本発明に係る電動送風機のモータ部を示した部分的な断面図である。
図4および図5に示すように、電動送風機12もモータ部24は、モータハウジング53のブラシホルダ固定部67にブラシ機構57のブラシホルダ88が貫設されるとともに、端子保持部68に支持台79の自由端部80が嵌設される。
端子保持部68は、固定子55の支持台79を側方から挟持する一対のリブ93で形成される。リブ93は、凹没部93aを有する。支持台79の自由端部80は、凹没部93aに嵌設され、モータハウジング53の径方向および周方向の変位を拘束される。端子保持部68は、ブラシホルダ固定部67と一体に形成される。
次に、電動送風機12のモータ部24の組立作業について説明する。
電動送風機12のモータ部24の組立作業において、組立作業者は、先ず、モータハウジング53に固定子55を組み込み固定する。このとき、支持台79の自由端部80は、モータハウジング53の端子保持部68に嵌設される。
次に、組立作業者は、回転子56の一方の端部をモータハウジング53のベアリング72に挿入し、この後に回転子56の他方の端部に整流板保持体43を配置し、整流板保持体43をモータハウジング53に固定する。
次に、組立作業者は、モータハウジング53の外側からブラシホルダ固定部67にブラシ機構57を圧入する。このとき、ブラシホルダ88の側面のうち、固定子55の支持台79に対向させて配置された側面は、端子81aの舌片82を摺動しつつモータハウジング53の内部に侵入し、この側面に設けられた第一係止舌片91は、端子81aの舌片82よりも内側に侵入する。他方、ブラシホルダ88の側面のうち、第一係止舌片91が形成された側面に隣り合う側面は、ブラシホルダ固定部67の内面を摺動しつつモータハウジング53の内部に侵入し、この側面に設けられた第二係止舌片92は、モータハウジング53の外面に係止してブラシ機構57を圧入が終了する。
ブラシ機構57がブラシホルダ固定部67に圧入されると、端子81aの舌片82は、ブラシホルダ88の側面に圧接され、端子81aは、ブラシホルダ88に電気的に接続される。また、ブラシ機構57がブラシホルダ固定部67に圧入されると、ブラシ機構57のカーボンブラシ89は、回転子56の整流子86に摺接される。そして、フィールド巻線78に接続されている端子81aの舌片82がブラシホルダ88の側面に圧接され、ブラシホルダ88がカーボンブラシ89に電気的に接続されているので、フィールド巻線78と、カーボンブラシ89とは、端子81aと、ブラシホルダ88とを介して電気的に接続される。
したがって、本実施形態に係る電動送風機12によれば、電動送風機12の作動によって生じる熱、および振動や、モータ部24内の排気流や、外部から電動送風機12に加わる振動や衝撃力などの外力によって、支持台79の自由端部80が過大に変位されることなく、端子81aとブラシ機構57との間の電気的な接続は、極めて安定に確保される。電動送風機12は、端子81aとブラシ機構57との間の電気的な接続が安定に確保されるので、その運転出力も安定する。
また、本実施形態に係る電動送風機12によれば、モータハウジング53のブラシホルダ固定部67にブラシ機構57を圧入する組立工程において、支持台79が堅固に保持されるので、端子81aとブラシ機構57との間の電気的な接続は、極めて安定に確保され、当該工程における歩留まりを飛躍的に向上できる。
本実施形態に係る電動送風機12、および電気掃除機1によれば、固定子55に設けられた支持台79の支持剛性を向上させて、端子81aとブラシ機構57との電気的な接続を確実に安定させることができる。
なお、本発明に係る電動送風機12を備えた電気掃除機1は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アップライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機1であってもよい。
本発明に係る電気掃除機の外観を示した斜視図。 本発明に係る電動送風機を部分的に切り欠いて示した側面図。 本発明に係る電動送風機のモータ部を分解して示した斜視図。 本発明に係る電動送風機のモータ部を示した部分的な断面図。 本発明に係る電動送風機のモータ部を示した部分的な断面図。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
5 把持部
6 操作部
6a 切スイッチ
6b 起動スイッチ
7 延長管
8 吸込口体
12 電動送風機
13 電源コード
14 電源プラグ
21 吸気口
22 遠心ファン部
23 排気口
24 モータ部
26 ファンカバー
27 吸込口
28 遠心ファン
29 整流板部
31 底面部
32 側面部
34 シール部材
36 上板
37 下板
38 ファン翼
39 吸気風路
40 嵌挿孔
41 吐出口
43 整流板保持体
45 整流板本体
46 上流整流板
47 下流整流板
48 軸受部
49 貫通孔
50 案内風路
51 流過風路
53 モータハウジング
55 固定子
56 回転子
57 ブラシ機構
59 モータ
62 開口端部
63 側面部
64 フランジ部
65 開口部
66 ケース部開口
67 ブラシホルダ固定部
68 端子保持部
69 底面部
70 モータヘッド部
72 ベアリング
73 ベアリング
74 挿通孔
75 鉄心
75a 締結孔
76 締結部材
77 端子台
78 フィールド巻線
79 支持台
80 自由端部
81、81a、81b 端子
82 舌片
84 ロータ軸
85 フィールド巻線
86 整流子
88 ブラシホルダ
88a 本体部
88b 蓋部
89 カーボンブラシ
90 コイルバネ
91 第一係止舌片
92 第二係止舌片
93 リブ
93a 凹没部

Claims (4)

  1. ブラシホルダ固定部が設けられ、絶縁材料を用いて形成されたモータハウジングと、
    前記モータハウジングに回動自在に軸支されたロータ軸と、
    前記ロータ軸に設けられた巻線と、
    前記ロータ軸に設けられ、前記巻線に電気的に接続された整流子と、
    前記ブラシホルダ固定部に貫設されたブラシホルダと、
    前記ブラシホルダに摺動自在に収容され、前記整流子に押圧されたブラシと、
    前記モータハウジングに保持された鉄心と、
    前記鉄心に設けられた端子台と、
    前記端子台から突設され、絶縁材料を用いて形成された支持台と、
    前記支持台の自由端部に設けられ、前記ブラシホルダに電気的に接続された端子と、
    前記ブラシホルダ固定部に並設させて前記モータハウジングに一体に形成され、前記支持台の自由端部が嵌設された端子保持部とを備えたことを特徴とする電動送風機。
  2. 前記端子保持部は、前記支持台の自由端部を挟持する一対のリブで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記端子保持部と、前記ブラシホルダ固定部とは、一体に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電動送風機。
  4. 掃除機本体と、
    前記掃除機本体に収容された請求項1から3のいずれか1項に記載の電動送風機とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
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