JP5295682B2 - 電動送風機および電気掃除機 - Google Patents

電動送風機および電気掃除機

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Description

本発明は、本発明は、電動送風機およびこれを利用した電気掃除機に関するものである。
一般に電気掃除機は、空気を吸い込み負圧を発生させる電動送風機を備える。
近年、環境問題に対する取り組みとしてエネルギ資源のより一層の有効利用が望まれ、また、電気掃除機などでは、より一層のハイパワー化が望まれることから、従来の電動送風機では、一層の効率向上が必要となっている。
他方、電動送風機の出力を向上させると、駆動音などの騒音の低減が必要となる。
そこで、特許文献1に記載の電動送風機では、ファン翼の先端を切り欠いて、動翼であるファン翼と、静翼である上流整流板との間で発生する空気の圧力脈動を抑制して、騒音を低減させる。
特開平06−108993号公報
電動送風機の遠心ファン部は有限な枚数のファン翼を有するため、遠心ファン部を通過する空気の流れは圧力脈動を生じる。この脈動の周波数は遠心ファン部の毎秒回転数とファン翼の枚数との積で表わされる。
空気の流れの脈動は、脈動周波数およびその高調波成分を有する大きな騒音となり、電動送風機の吸気口や排気口から外部に伝ぱされる。
そこで、特許文献1に記載の電動送風機は、ファン翼の先端を切り欠いて、騒音を低減させる。
しかし、ファン翼は、一般に翼の中央部の数カ所で上板および下板にかしめられて固定される。したがって、ファン翼の先端を切り欠くと、ファン翼の先端部の剛性は著しく低下する。このファン翼の先端部の剛性の低下にともない、遠心ファン部に生じる空気の圧力脈動によって、ファン翼の先端部が変形すると、新たな騒音の発生や、電動送風機の性能低下が起こる虞がある。
本発明は、運転時の騒音が低減された電動送風機および電気掃除機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明では、複数の動翼に区画される複数の吸気風路を有した遠心ファン部と、前記遠心ファン部の周囲に配置された複数の静翼を有する整流板と、
前記遠心ファン部および整流板が収容され、前記遠心ファン部の通風口に対向させた吸気口を有したファンケースと、前記遠心ファン部を駆動させるモータ部とを備え、前記動翼は、隣り合う前記吸気風路間を流体的に接続する複数の通気孔を有し、前記遠心ファン部の中心側に位置された前記通気孔の開口面積よりも、前記遠心ファン部の外周側に位置された前記通気孔の開口面積のほうが大きいことを特徴とする。
本発明は、運転時の騒音が低減された電動送風機および電気掃除機を提案できる。
本発明に係る電動送風機および電気掃除機の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電気掃除機の外観を示した斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、集塵ホース3と、手元操作管4と、把持部5と、操作部6と、延長管7と、吸込口体8とを備える。
掃除機本体2には接続口2aが形成される。接続口2aには集塵ホース3の一端が着脱自在に接続される。掃除機本体2の内部には、塵埃分離集塵部(図示省略)と、電動送風機12とが収容される。掃除機本体2には電動送風機12の排気が吐出される本体排気口(図示省略)が形成される。掃除機本体2は、電源コード13を備える。電源コード13の自由端部には、電源プラグ14が形成される。
集塵ホース3は可撓性を有し、湾曲可能な細長略円筒状に形成される。集塵ホース3の一端は接続口2aに着脱可能に接続されて、掃除機本体2の内部に連通される。
手元操作管4の一端は集塵ホース3の他端に設けられ、集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
把持部5は電気掃除機1の使用者が把持して電気掃除機1を操作するものである。把持部5は手元操作管4の他端部から、集塵ホース3が設けられた手元操作管4の一端部に向かって、湾曲させて突設される。
操作部6は把持部5に設けられる。操作部6が電気掃除機1の使用者に操作されると、電気掃除機1は複数の駆動モードに設定される。操作部6は電気掃除機1の運転を停止させる切スイッチ6aや電気掃除機1の運転を開始させる起動スイッチ6bなどを有する。
延長管7は、伸縮可能な細長略円筒状に形成される。延長管7の一端は手元操作管4の他端に着脱可能に接続されて、手元操作管4および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
吸込口体8は、延長管7の一端に着脱可能に接続されて、延長管7、手元操作管4および集塵ホース3を介して掃除機本体2の内部に連通される。
電気掃除機1を運転すると、電動送風機12が作動して、掃除機本体2の内に負圧が作用する。この負圧は接続口2aから集塵ホース3と手元操作管4と延長管7とを経て吸込口体8に作用する。そうすると、電気掃除機1は吸込口体8から空気とともに床などの被掃除面に溜まった塵埃を吸い込んで被掃除面を掃除する。吸込口体8に吸い込まれた含塵空気は、掃除機本体2に収容された塵埃分離集塵部によって空気と塵埃とに分離される。分離された塵埃は塵埃分離集塵部に集塵される。他方、分離された空気は、電動送風機12に吸い込まれて、掃除機本体2の本体排気口から吐出される。
図2は、本発明に係る電動送風機を部分的に切り欠いて示した平面図である。
図2に示すように、電動送風機12は、電動送風機ケース16と、電動送風機ケース16に収容された遠心ファン部17と、モータ部18と、整流板部19とを備える。
なお、説明を容易にするために以下、図2に示す姿勢を基本姿勢とし、実線矢X方向を前方として前後の方向説明を行う。
電動送風機ケース16は、電動送風機12の外殻である。電動送風機ケース16には、遠心ファン部17と、モータ部18と、整流板部19とが収容される。また、電動送風機ケース16は、吸気口21を有するファンカバー22と、排気口23を有するモータ部ケース24とから構成される。
ファンカバー22は略有底円筒状に形成される。ファンカバー22には、遠心ファン部17と、整流板部19とが収容される。ファンカバー22の底面部26は、略円筒状の側面部27から連続させて形成される。底面部26は、中央部に略円形の吸気口21を有する。吸気口21から吸い込まれた空気は、遠心ファン部17に案内される。
モータ部ケース24は略有底円筒状に形成される。モータ部ケース24には、モータ部18が収容される。モータ部ケース24の開口端部29には、略円筒状の側面部30から径方向外側に突出されたフランジ部31が形成される。フランジ部31は、ファンカバー22の開口端部32に嵌合される。モータ部ケース24の内部は、開口端部29のケース部開口33を介してファンカバー22の内部に連通される。他方、モータ部ケース24の底面部34は、側面部30から連続させて形成される。電動送風機ケース16の後端は、底面部34によって閉塞される。底面部34の中央部には、電動送風機ケース16の後方に突出させて略円筒状のモータヘッド部36が形成される。モータヘッド部36にはベアリング37が収容される。側面部30は、その後端近傍に排気口23を有する。
モータ部ケース24のケース部開口33には、整流板保持体38が設けられる。
整流板保持体38は、板状に形成され、モータ部ケース24の径方向に架設される。また、整流板保持体38は、ケース部開口33の一部を覆う。整流板保持体38の中央部には、モータ部ケース24の前方に突出させて略有底円筒状の軸受部39が設けられる。軸受部39の内周面にはベアリング40が収容される。軸受部39の底面部は、モータ部18のロータ軸42が挿通される挿通孔43を有する。
ケース部開口33のうち、整流板保持体38で覆われていない部分は、モータ部ケース24の内部と、ファンカバー22の内部とを連通させる連通口(図示省略)である。
遠心ファン部17は、モータ部18のロータ軸42の前端に設けられる。遠心ファン部17は、モータ部18によって回転される。遠心ファン部17は、その回動時に空気との摩擦によって発生する熱に対する耐熱性や、回動時の慣性や重量などを考慮して、例えばアルミニウム合金などを用いて形成される。
遠心ファン部17は、上板44と、下板45と、複数のファン翼46とを備える。遠心ファン部17は、上板44と、下板45と、ファン翼46とで区画された複数の渦巻状の吸気風路48を有する。
上板44は略円板状に形成される。上板44は、その中心部分に通風口49を有する。通風口49は、ファンカバー22の吸気口21に対向させて配置される。上板44の通風口49の縁部は、吸気口21側に湾曲される。すなわち、上板44は、通風口49を中心に下板45側に向けて拡開状に形成される。
下板45は、上板44と略同径の略円板状に形成される。下板45は、その中心部分にはモータ部18のロータ軸42が嵌挿される嵌挿孔50を有する。
ファン翼46は動翼である。ファン翼46は、上板44および下板45を離間させて、上板44および下板45のそれぞれに接合される。ファン翼46は、電動送風機12の長手軸直行方向に放射状に配置され、かつ渦巻状の壁状に設けられる。ファン翼46は、遠心ファン部17の通風口49側に位置された吸込側端部46aから、遠心ファン部17の吐出口52側に位置された吐出側端部46bまでの全長に亘って上板44および下板45に挟持される。ファン翼46は、遠心ファン部17の外周側に偏倚させて吐出側端部46bに複数の通気孔53を有する。
なお、遠心ファン部17は、モータ部18によって、ファン翼46が中心から径方向に巻く渦の反対方向に回動される。
モータ部18は、遠心ファン部17の駆動力を発生させる駆動源である。モータ部18は、固定子55と、回転子56と、一対のブラシ機構57とを備える。
固定子55は、モータ部ケース24の側面部30の内周面に設けられる。
回転子56は、固定子55の内側に配設される。回転子56の軸心には、ロータ軸42が設けられる。ロータ軸42は、モータ部18から遠心ファン部17に軸動力を伝達する。ロータ軸42は、モータ部ケース24のベアリング37と、整流板保持体38のベアリング40とで回転自在に軸支される。ロータ軸42は、モータ部ケース24の長手方向軸の略同軸上に配設される。ロータ軸42には整流子58が設けられる。
ブラシ機構57は、モータ部ケース24の側面部30から一部突出させて設けられる。それぞれのブラシ機構57は、モータ部ケース24の長手方向軸を対称軸として、ほぼ対向させて配置される。
ブラシ機構57は、整流子58に摺接するカーボンブラシ59と、カーボンブラシ59を保持するブラシ保持器61とを有する。ブラシ保持器61は、ロータ軸42の略軸直交方向にカーボンブラシ59を保持する。カーボンブラシ59は、ブラシ保持器61に押圧されて整流子58に摺接される。カーボンブラシ59と整流子58とは、互いに電気的に導通される。
整流板部19は、整流板保持体38に固定され、遠心ファン部17と整流板保持体38との間に配設される。整流板部19の径寸法はファンカバー22の内径よりも小さい。すなわち整流板部19の外周部はファンカバー22の内周面から離間される。整流板部19は、整流板本体62と、複数の上流整流板63と、複数の下流整流板64とを備える。
整流板本体62は略円板状に形成される。整流板本体62は、その中心部に整流板保持体38の軸受部39を嵌挿する略円形の貫通孔66を有する。整流板本体62は、遠心ファン部17の径寸法よりも大きく形成される。
上流整流板63は、静翼である。上流整流板63は、整流板本体62の前側の面、すなわち遠心ファン部17側の面に、電動送風機12の前方に向けて突出させて形成される。上流整流板63は、遠心ファン部17の外周に対向させて突出される。上流整流板63は、遠心ファン部17の外周から若干離間された周縁に配置される。上流整流板63は、整流板本体62に対して略垂直な円弧壁状に形成される。それぞれの上流整流板63は、電動送風機12の長手軸方向視で渦巻状に配置される。それぞれの上流整流板63は、互いに略等間隔に離間される。上流整流板63の整流板本体62の中心側に位置された内側端部縁63aは、遠心ファン部17に対向される。上流整流板63の他方の外側端部縁63bは、整流板本体62の外周縁に位置される。上流整流板63の渦巻方向は遠心ファン部17のファン翼46の渦巻方向の逆方向に形成される。それぞれの上流整流板63の間には、整流板本体62の外周方向に向かって次第に幅広となる案内風路68が区画される。案内風路68は、遠心ファン部17から吐出された空気をファンカバー22の内周に螺旋状に案内する風路である。
下流整流板64は、整流板本体62の後側の面、すなわちモータ部18側の面に、電動送風機12の後方に向けて突出させて形成される。それぞれの下流整流板64は、整流板本体62に対して略垂直な円弧壁状に形成される。それぞれの下流整流板64は、上流整流板63の渦巻方向とは逆方向の渦巻状に配置される。それぞれの下流整流板64は、互いに略等間隔に離間される。それぞれの下流整流板64の間には流過風路69が区画される。流過風路69は、案内風路68からファンカバー22の内周に吐出された空気をケース部開口33に案内する風路である。
図3は、本発明に係る電動送風機に収容された遠心ファン部の斜視図である。
図3に示すように、電動送風機12の遠心ファン部17は、複数のファン翼46を備える。それぞれのファン翼46は、複数の通気孔53を有する。
通気孔53は、遠心ファン部17の外周側に位置されたファン翼46の吐出側端部46bに配置される。通気孔53は、遠心ファン部17の中心軸に向かって、複数列に配置される。
通気孔53の開口面積は、遠心ファン部17の中心側に位置された通気孔53の開口面積よりも、遠心ファン部17の外周側の列に位置された通気孔53の開口面積のほうが大きい。具体的には、遠心ファン部17の最も外周側の列に位置された通気孔53aの開口面積は、通気孔53aよりも遠心ファン部17の内周側の列に位置された通気孔53bの開口面積よりも大きい。
遠心ファン部17が回転されることで、それぞれのファン翼46は、それぞれの上流整流板63に再接近を繰り返す。ファン翼46が上流整流板63に接近すると、吸気風路48と案内風路68との境界部では、流路の断面積が急激に小さくなる。他方、ファン翼46が上流整流板63から遠ざかると、吸気風路48と案内風路68との境界部では、流路の断面積が急激に大きくなる。そうすると、吸気風路48と案内風路68との境界部では、圧力の急激な上昇と下降が繰り返されて圧力の脈動が生じるとともに、乱流が起きて渦が発生する。このとき、この圧力の脈動や渦の発生は、ファン翼46の通気孔53を介して、隣り合う吸気風路48との間で抑制される。したがって、電動送風機12によれば、空気の圧力脈動や渦の発生が抑制され、ピークノイズを含む騒音が低減される。
次に、本実施形態に係る電動送風機12を備えた電気掃除機1の掃除動作を説明する。
電気掃除機1の使用者は、先ず、掃除機本体2の接続口2aに集塵ホース3を接続する。次いで、手元操作管4に延長管7を接続する。さらに、延長管7に吸込口体8を接続する。
次に、電気掃除機1の使用者は、掃除機本体2から電源コード13を引き出して、商用電源を供給するコンセント(図示省略)に電源プラグ14を接続する。
次に、電気掃除機1の使用者は、吸込口体8を床面などの被掃除面上に配置するとともに、把持部5を把持して起動スイッチ6bを操作する。
そうすると、操作部6によって設定された動作モードに応じて電動送風機12が所定の動作モードで駆動される。
次いで、電気掃除機1の使用者は、前進および後退を交互に繰り返して吸込口体8を走行させる。そうすると、吸込口体8は、被掃除面から空気とともに塵埃を吸い込む。
吸込口体8に吸い込まれた含塵空気は、延長管7と手元操作管4と集塵ホース3とを順次に通過した後、掃除機本体2の接続口2aに案内される。
掃除機本体2の接続口2aに案内された含塵空気は、掃除機本体2の内部に収容された塵埃分離集塵部に吸い込まれる。塵埃分離集塵部に吸い込まれた含塵空気は、塵埃と空気とに分離される。含塵空気から分離された塵埃は、塵埃分離集塵部に捕集される。
他方、含塵空気から分離された空気は、電動送風機12のファンカバー22の吸気口21から遠心ファン部17の通風口49に吸い込まれる。遠心ファン部17の通風口49に吸い込まれた空気は、ファン翼46に沿って吸気風路48を遠心ファン部17の外周側へと案内され、遠心ファン部17の外方に向けて吹き出される。遠心ファン部17から吹き出された空気は、整流板部19の上流整流板63に案内されて案内風路68を渦巻状に通過して整流板本体62の外周側に吹き出される。
遠心ファン部17が回転されることで、それぞれのファン翼46は、それぞれの上流整流板63に再接近を繰り返す。そうすると、吸気風路48と案内風路68との境界部では、圧力の急激な上昇と下降が繰り返されて、圧力の脈動や渦が生じる。このとき、この圧力の脈動や渦は、ファン翼46の通気孔53を介して、隣り合う吸気風路48との間で抑制される。したがって、騒音の発生が低減される。
案内風路68から吹き出された空気は、ファンカバー22の内周を介して下流整流板64の流過風路69へと案内される。流過風路69に案内された空気は、渦巻状に整流板部19の中心に向けて流れ、モータ部ケース24のケース部開口33に架設された整流板保持体38に区画された連通口からモータ部ケース24内に流入する。
モータ部ケース24内に流入した空気はモータ部18を冷却しつつ流過してモータ部ケース24の排気口23から排気される。電動送風機12の排気口23から排出された空気は、掃除機本体2の排気口から外部に排気される。
本実施形態に係る電気掃除機1によれば、塵埃を除去された空気が電動送風機12の遠心ファン部17から整流板部19に吐出される際に、圧力の脈動が緩和されて、騒音の発生が抑制される。
また、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、電動送風機12のファン翼46は、遠心ファン部17の通風口49側に位置された吸込側端部46aから遠心ファン部17の吐出口52側に位置された吐出側端部46bまでの全長に亘って上板44および下板45で挟持できる。したがって、ファン翼46の吐出側端部46bを十分に拘束できるので、遠心力や圧力の脈動によるファン翼46の先端部の変形を十分に抑制できる。そうすると、ファン翼46の先端部の変形にともなって、新たな騒音が発生したり、電動送風機12の性能が大幅に低下したりしない。
さらに、遠心ファン部17の外周部は、一般に高い寸法精度を要求される。この寸法精度を満足させるために、遠心ファン部17の外周部には、上板44と、下板45と、ファン翼46とを組み立てた後に、研削等の二次加工が施される。このような、二次加工時においても、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、遠心ファン部17の外周部に十分な剛性を確保可能であり、遠心ファン部17に求められる寸法精度を満足しやすい。
したがって、本発明によれば運転時の騒音が低減された電気掃除機を提案できる。
なお、本発明に係る電気掃除機は、キャニスタ型の電気掃除機1に限らず、アプライト型、スティック型、あるいはハンディ型などの電気掃除機であってもよい。
本発明に係る電気掃除機の外観を示した斜視図。 本発明に係る電動送風機を部分的に切り欠いて示した平面図。 本発明に係る電動送風機に収容された遠心ファン部の斜視図。
符号の説明
1 電気掃除機
2 掃除機本体
2a 接続口
3 集塵ホース
4 手元操作管
5 把持部
6 操作部
6a 切スイッチ
6b 起動スイッチ
7 延長管
8 吸込口体
12 電動送風機
13 電源コード
14 電源プラグ
16 電動送風機ケース
17 遠心ファン部
18 モータ部
19 整流板部
21 吸気口
22 ファンカバー
23 排気口
24 モータ部ケース
26 底面部
27 側面部
29 開口端部
30 側面部
31 フランジ部
32 開口端部
33 ケース部開口
34 底面部
36 モータヘッド部
37 ベアリング
38 整流板保持体
39 軸受部
40 ベアリング
42 ロータ軸
43 挿通孔
44 上板
45 下板
46 ファン翼
46a 吸込側端部
46b 吐出側端部
48 吸気風路
49 通風口
50 嵌挿孔
52 吐出口
53、53a、53b 通気孔
55 固定子
56 回転子
57 ブラシ機構
58 整流子
59 カーボンブラシ
61 ブラシ保持器
62 整流板本体
63 上流整流板
63a 内側端部縁
63b 外側端部縁
64 下流整流板
66 貫通孔
68 案内風路
69 流過風路

Claims (2)

  1. 複数の動翼に区画される複数の吸気風路を有した遠心ファン部と、
    前記遠心ファン部の周囲に配置された複数の静翼を有する整流板と、
    前記遠心ファン部および整流板が収容され、前記遠心ファン部の通風口に対向させた吸気口を有したファンケースと、
    前記遠心ファン部を駆動させるモータ部とを備え、
    前記動翼は、隣り合う前記吸気風路間を流体的に接続する複数の通気孔を有し、前記遠心ファン部の中心側に位置された前記通気孔の開口面積よりも、前記遠心ファン部の外周側に位置された前記通気孔の開口面積のほうが大きいことを特徴とする電動送風機。
  2. 請求項1に記載の電動送風機を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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