JP2011196325A - 電動送風機 - Google Patents

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毅 佐藤
Takeshi Oshikiri
剛 押切
Tadao Matsuoka
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Abstract

【課題】整流子およびブラシを効率的に冷却可能な構造を備えた電動送風機を提案する。
【解決手段】電動送風機8は、ファンケース42と、ファンケース42に覆われ空気を吸い込む遠心ファン44と、ファンケース42に連通されるとともに排気口45を有するモータケース47と、遠心ファン44が一方の端部48aに一体に固定された回転軸48と、モータケース47に設けられて回転軸48の他方の端部48bを軸支するモータヘッド部62と、回転軸48に設けられた回転子81、回転子81の周囲に配置された固定子82および回転軸48に設けられモータヘッド部62に近接させて配置された整流子83を有するモータ51と、を備え、モータケース47は、モータヘッド部62の周縁部に配置された貫通孔64と、モータヘッド部62側からファンケース42に向かって広がる中空錐体形状部61と、を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電動送風機に関するものである。
従来、電気掃除機に吸い込み負圧を発生させる電動送風機が知られている。
従来の電動送風機は、吸気口を有する金属製のファンケースと、ファンケースに覆われて吸気口から空気を吸い込む遠心ファンと、ファンケースに連通されるとともに排気口を有するモータケースと、遠心ファンが一体に固定された回転軸と、回転軸に設けられた回転子およびモータケースに保持されて回転子の周囲に配置された固定子を有するモータと、を備える。
一般に、遠心ファンを回転させるモータは整流子モータであり、回転子に電気的に接続された整流子を回転軸に備える。
一方、モータケースは、回転軸を軸支するとともにモータを収容する外殻であり、金属製のものと樹脂製のものが知られている。モータケースの内部空間はケースファンの内部空間に連通されており、遠心ファンがファンケースの内部空間に吐出した空気はモータの冷却風としてモータケースの内部空間に導かれ排気口から排気される(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−165092号公報
一般に樹脂製のモータケースは金属製のモータケースに比べて軽量であり、製造コストの観点からも好ましい。しかしながら、樹脂製のモータケースは金属製のモータケースに比べて熱伝導率が低く、十分な放熱性を得難い。モータの駆動によって発生する熱はもっぱらモータケース内の空気の流れ(冷却風)によって冷却されるものの、熱伝導率の低い樹脂製のモータケースでは熱源の周囲に十分な冷却風の流れを生じなければ局所的に過加熱(冷却不足)となる可能性がある。
ところで、電気掃除機などに用いられる整流子モータは、整流子とブラシとの摩擦によって当該部分が発熱する。この部分に過加熱を生じさせると電動送風機の寿命が短くなってしまう。例えば、特許文献1に記載の電動送風機は、整流子およびブラシの周囲に積極的な冷却風の誘導がない。電動送風機では、整流子およびブラシを過加熱に至らせないよう十分に冷却することが重要であり、樹脂製のモータケースを備えた電動送風機では特に顕著である。
そこで、本発明は、整流子およびブラシを効率的に冷却可能な構造を備えた電動送風機を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る電動送風機は、吸気口を有するファンケースと、前記ファンケースに覆われて前記吸気口から空気を吸い込む遠心ファンと、前記ファンケースに連通されるとともに排気口を有するモータケースと、前記遠心ファンが一方の端部に一体に固定された回転軸と、前記モータケースに設けられて前記回転軸の他方の端部を軸支する軸支部と、前記回転軸に設けられた回転子、前記モータケースに保持されて前記回転子の周囲に配置された固定子および前記回転軸に設けられ前記軸支部に近接させて配置されて前記回転子に電気的に接続された整流子を有するモータと、を備え、前記モータケースは、前記軸支部の周縁部に配置された貫通孔と、前記軸支部側から前記ファンケースに向かって広がる中空錐体形状部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電動送風機は、吸気口を有するファンケースと、前記ファンケースに覆われて前記吸気口から空気を吸い込む遠心ファンと、前記ファンケースに連通されるとともに排気口を有するモータケースと、前記遠心ファンが一方の端部に一体に固定された回転軸と、前記モータケースに設けられて前記回転軸の他方の端部を軸支する軸支部と、前記回転軸に設けられた回転子、前記モータケースに保持されて前記回転子の周囲に配置された固定子および前記回転軸に設けられ前記軸支部に近接させて配置されて前記回転子に電気的に接続された整流子を有するモータと、を備え、前記モータケースは、前記軸支部側から前記ファンケースに向かって広がる中空錐体形状部と、前記中空錐体形状部の側面に一体に形成されて前記排気口を前記回転軸から離れる方向へ複数の開口に分割するとともに前記回転軸の回転軸芯に平行な方向へ延びた排気案内羽根と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、整流子およびブラシを効率的に冷却可能な構造を備えた電動送風機を提供できる。
本発明の実施形態に係る電動送風機を備えた電気掃除機の外観を示した斜視図。 本発明の実施形態に係る電動送風機を示した斜視図。 本発明の実施形態に係る電動送風機を示した背面図。 本発明の実施形態に係る電動送風機を示した図3のIV−IV線における断面図。 本発明の実施形態に係る電動送風機を示した図3のV−V線における断面図。
本発明に係る電動送風機の実施形態について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電動送風機を備えた電気掃除機の外観を示した斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。電気掃除機1は、被掃除面上に配置される掃除機本体2と、掃除機本体2に着脱自在に接続された管部3と、を備える。
掃除機本体2は、本体ケース5と、本体ケース5の両側方に軸支された一対の車輪6と、本体ケース5に着脱自在に装着された塵埃分離集塵部7と、塵埃分離集塵部7に連通された電動送風機8と、電動送風機8の駆動を制御する本体制御部9と、電動送風機8に電力を導く電源コード11と、を備える。
本体ケース5は、塵埃分離集塵部7に連通された本体接続口12を有する。
塵埃分離集塵部7は、電動送風機8が発生させた負圧によって電気掃除機1に吸い込まれる塵埃を含んだ空気から塵埃を分離し、捕集する。
車輪6は、掃除機本体2の走行用の大径の走行輪である。
本体制御部9は、予め設定された複数の運転モードを有する。また、本体制御部9は、管部3から入力される操作信号に対応させて複数の運転モードから任意の運転モードを択一的に選択し電動送風機8を駆動させる。それぞれの運転モードは、管部3から入力される操作信号に対応付けられるとともに、電動送風機8の入力値を互いに異ならせて設定される。
電源コード11は、自由端部に電源プラグ14を備える。
管部3は、電動送風機8の運転にともない掃除機本体2から作用する負圧によって被掃除面上の塵埃を空気とともに吸い込み掃除機本体2に案内する。管部3は、掃除機本体2の本体接続口12に着脱自在に接続された接続管19と、接続管19に連通された集塵ホース21と、集塵ホース21に連通された手元操作管22と、手元操作管22から突出させて設けられた把持部23と、把持部23に設けられた操作部24と、手元操作管22に着脱自在に接続され連通された延長管25と、延長管25に着脱自在に接続され連通された吸込口体26と、を備える。
集塵ホース21は、細長略円筒状に形成され可撓性を有する。集塵ホース21の一端は、接続管19に接続される。集塵ホース21は、接続管19を介して掃除機本体2の内部に連通される。
手元操作管22の一端は、集塵ホース21の他端に設けられる。手元操作管22は、接続管19および集塵ホース21を介して掃除機本体2の内部に連通される。
把持部23は、電気掃除機1のユーザが把持して電気掃除機1を操作するものである。把持部23は、手元操作管22の他端部から突出させて設けられ手元操作管22の一端部に指向させて湾曲される。
操作部24は、それぞれの運転モードに対応させたスイッチを備える。具体的には、操作部24は、電動送風機8の運転停止操作を受け取る停止スイッチ24aと、電動送風機8の運転開始操作を受け取る起動スイッチ24bと、を備える。起動スイッチ24bは、弱運転スイッチ(図示省略)、中運転スイッチ(図示省略)および強運転スイッチ(図示省略)を別個に備える構成にしても良い。電気掃除機1のユーザは、操作部24を操作して電動送風機8の運転モードを択一的に選択できる。
延長管25は、伸縮可能な細長略円筒状に形成される。延長管25は、複数の筒状体を重ね合わせてテレスコピック構造に構成される。延長管25の一端は、手元操作管22の他端に着脱自在に接続される。延長管25は、接続管19、手元操作管22および集塵ホース21を介して掃除機本体2の内部に連通される。
吸込口体26は、延長管25の一端に着脱自在に接続される。また、吸込口体26は、木床やカーペットなどの被掃除面上を走行可能に構成されるとともに、走行状態において被掃除面に対向する底面に吸込口28を有する。さらに、吸込口体26は、吸込口体26に軸支され吸込口28に配置された回転清掃体29と、回転清掃体29を回転駆動させる電動機31と、を備える。吸込口体26は、延長管25、手元操作管22および集塵ホース21を介して掃除機本体2の内部に連通される。
電気掃除機1は、起動スイッチ24bが操作されると電動送風機8を駆動させ掃除機本体2の内部に負圧(吸込負圧)を作用させる。この負圧は、本体接続口12から集塵ホース21と手元操作管22と延長管25とを経て吸込口体26の吸込口28に作用する。吸込口28に作用した負圧によって、電気掃除機1は、被掃除面に溜まった塵埃を空気とともに吸込口28から吸い込んで被掃除面を掃除する。吸込口28に吸い込まれた含塵空気は、掃除機本体2に収容された塵埃分離集塵部7によって空気と塵埃とに分離される。分離された塵埃は、塵埃分離集塵部7に捕集される。他方、分離された空気は、塵埃分離集塵部7を通過し電動送風機8に吸い込まれて掃除機本体2から排気される。
図2は、本発明の実施形態に係る電動送風機を示した斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る電動送風機を示した背面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る電動送風機を示した図3のIV−IV線における断面図である。
図2から図4に示すように、本実施形態に係る電動送風機8は、吸気口41を有するファンケース42と、ファンケース42に覆われて吸気口41から空気を吸い込む遠心ファン44と、ファンケース42に連通されるとともに排気口45を有するモータケース47と、遠心ファン44が一方の端部48aに一体に固定された回転軸48と、回転軸48を回転駆動させるモータ51と、遠心ファン44とモータ51との間に設けられて遠心ファン44から吐出された空気を整流してモータケース47に導く整流板52と、を備える。
なお、説明を容易にするために以下、図4に示す姿勢を基本姿勢とし、回転軸48の回転軸芯Cに沿う実線矢Fを前方として電動送風機8の前後の方向説明を行う。
先ず、ファンケース42およびモータケース47は、電動送風機8の外殻としての電動送風機ケース54を構成し、内部空間を区画する。
ファンケース42は、後方に開口55された有底円筒形状に形成される。また、ファンケース42は、前方底部の略中央に遠心ファン44の回転軸芯Cに対して同心状に開口された吸気口41を有する。吸気口41は、電動送風機8の外部から遠心ファン44へ空気を案内する。
モータケース47は、熱に強く絶縁性に優れた熱硬化性樹脂、例えば不飽和ポリエステルなどの樹脂を用いて形成される。また、モータケース47は、ファンケース42の開口55に嵌め込まれて固定されたフランジ部56と、フランジ部56の内周縁から連続させて形成されるとともに前方に開口57された円筒形状部59と、円筒形状部59の後端に連続させて形成された中空錐体形状部61と、中空錐体形状部61の後端部の略中央から後方へ突出させて有底円筒形状に形成されたモータヘッド部62(軸支部)と、開口57に架橋されて開口57の一部を覆う長手板状の整流板保持体62と、を備える。
さらに、モータケース47は、中空錐体形状部61の側面に開口された排気口45と、モータヘッド部62の周縁部に配置された貫通孔64と、を有する。排気口45および貫通孔64は、回転軸48の回転軸芯C方向視において相互に異なる位相に配置され、互いに重なり合わない。
さらにまた、モータケース47は、貫通孔64の周縁に配置されてモータケース47に一体に形成された補強リブ65を備える。
フランジ部56は、円筒形状部59の開口57縁である前縁部から拡開されて径外方向へ突出させて形成される。
中空錐体形状部61は、電動送風機8の後方に配置されたモータヘッド部62側から電動送風機8の前方に配置されたファンケース42に向かって広がる円錐台形状に形成される。中空錐体形状部61は、円錐台形状の他に角錐台形状に形成しても良い。
モータヘッド部62は、その内周面に回転軸48の他方の端部48bを軸支するベアリング66(軸支部)を保持する。
整流板保持体62は、略中央から前方へ突出させて有底円筒形状に形成された軸受保持部67を備える。軸受保持部67は、その内周面に回転軸48を軸支するベアリング68を保持する。また、軸受保持部67は、回転軸48が挿通された貫通口71を有する。なお、整流板保持体62によって覆われていない開口57の残部は、ファンケース42側からモータケース47へ空気を案内する連通口として機能する。
ベアリング66、68は、遠心ファン44の回転軸芯Cに沿って延びた回転軸48を軸支する。
補強リブ65は、モータヘッド部62に連続させて形成され回転軸48の回転軸芯に平行な方向へ延ばされる。補強リブ65は、貫通孔64の周囲の強度を向上させるとともに貫通孔64を通過する空気を回転軸芯Cに平行な方向へ案内する。
遠心ファン44は、ファンケース42の吸気口41に対向させて開口された吸込口72を有する上板73と、上板73から所定の間隙を離間させて位置された下板74と、上板73および下板74に挟持された複数のファン翼76と、を備える。遠心ファン44は、電動送風機8の運転時に空気との摩擦によって発生する熱に対する耐熱性や、慣性モーメントの抑制などを考慮して、例えばアルミニウム合金を用いて形成される。
上板73は、遠心ファン44の前シュラウドであり、吸込口72の周縁部を吸気口41に向かって湾曲させて吸込口72の周縁部から下板74に向かって拡開させて略円板形状に形成される。吸込口72は、その中心を遠心ファン44の回転軸芯Cと略同心に位置させた円形の開口である。
下板74は、遠心ファン44の後シュラウドであり、上板73と略同径の円板形状に形成される。下板74は、回転軸48が嵌挿された嵌挿孔77を有する。
ファン翼76は動翼であり、渦巻状に形成された後ろ向き羽根(遠心ファン44の回転方向に対して後ろ向きに湾曲した羽根、換言すると、遠心ファン44の回転方向へ凸の羽根)である。また、ファン翼76は、遠心ファン44の回転軸芯Cの直交方向(電動送風機8の径方向)へ放射状に配置される。さらに、ファン翼76は、短冊状の細長い板の両長辺を下板74または上板73に挟持される。互いに隣り合うファン翼76は、上板73と下板74との間に渦巻状の吸気風路78を区画する。
モータ51は、回転軸48に設けられた回転子81と、モータケース47の内側に保持されて回転子81の周囲に配置された略筒状の固定子82と、回転軸48に設けられて回転子81に電気的に接続された整流子83と、モータケース47の側面から一部突出させて設けられた一対のブラシ機構85と、を備える。
整流子83は、モータヘッド部62に近接させて設けられる。
一対のブラシ機構85は、整流子83を挟み込むように対向させてモータケース47の側面に固定される。ブラシ機構85は、整流子83に摺接されたカーボンブラシ86(ブラシ)と、カーボンブラシ86を出没自在に保持するブラシ保持器87と、を備える。ブラシ保持器87は、カーボンブラシ86を整流子83に押圧して両部材間の電気的な接続を保持する。
ここで、整流子83およびカーボンブラシ86と貫通孔64との配置関係によって、貫通孔64を通過してモータケース47外へ排気される空気の流れF1は、回転軸48の回転軸芯Cに対して傾斜させた中空錐体形状部61の内面および整流子83に挟まれ貫通孔64へ向かって流路面積が逓減する流路によって絞られた流れを成す。また、この空気の流れF1は、貫通孔64を通過する際に補強リブ65によって整流される。これらによって、空気の流れF1は、整流子83の近傍において他の部分よりも流速の増した流れを形成する。
整流板52は、整流板保持体62によってモータ51と遠心ファン44との間に保持される。また、整流板52は、略円板形状の整流板本体89と、整流板本体89の遠心ファン44に臨む面の外周縁部から突出させて遠心ファン44の周囲に配置された複数の上流案内羽根91と、整流板本体89のモータ51に臨む面の外周縁部から突出させて形成された複数の下流案内羽根92と、を備える。
整流板本体89は、遠心ファン44よりも大きい直径を有する。整流板本体89は、遠心ファン44に臨む一主面と、一主面の裏面である他主面と、外周に形成された複数の鋸歯状の切り欠き(図示省略)と、整流板保持体62の軸受保持部67が嵌挿された略円形の貫通口96と、を有する。
上流案内羽根91は静翼であり、各々、回転軸芯C方向視において渦巻状に形成され、全体では略等間隔の放射状に配列される。上流案内羽根91の渦巻方向は、遠心ファン44のファン翼76の渦巻方向の逆方向に指向される。互いに隣り合う上流案内羽根91は、整流板本体89の外周に向かって次第に幅広となる案内風路97を区画する。案内風路97は、遠心ファン44の吸気風路78を臨む。
下流案内羽根92は、各々、回転軸芯C方向視において渦巻状に形成され、全体では略等間隔の放射状に配列される。下流案内羽根92の渦巻方向は、遠心ファン44のファン翼76の渦巻方向に指向される。互いに隣り合う下流案内羽根92は、流過風路98を区画する。
図5は、本発明の実施形態に係る電動送風機を示した図3のV−V線における断面図である。
図5に示すように、電動送風機8は、中空錐体形状部61の側面に一体に形成されて排気口45を回転軸48から離れる方向へ複数の小排気口45a、45bに分割するとともに回転軸48の回転軸芯Cに平行な方向へ延びた排気案内羽根99を備える。
排気口45は、回転軸48の回転軸芯Cに対して傾斜させた中空錐体形状部61の側面に開口される。このような排気口45の配置によって、排気口45を通過してモータケース47外へ排気される空気の流れF2は、整流子83の近傍において回転軸48の回転軸芯Cに略平行な流れを成す。また、この空気の流れF2は、排気口45を通過する際に排気案内羽根99によって整流されるため、整流子83の近傍において層流を成す。
このように構成された本実施形態に係る電動送風機8は、遠心ファン44から吐出された空気を整流板52によってモータケース47へ導き、回転子81および固定子82の周囲を通過させた後、整流子83およびカーボンブラシ86へ導いてこれらを冷却する。
ここで、回転軸48の回転軸芯C方向にみて排気口45が存する位相角部分(図3における領域Aであり図5の断面図に代表される部分、以下、「第1位相角部分」と呼ぶ。)と、排気口45が無く貫通孔64が存する中空錐体形状部61の側面が連続的に形成された位相各部分(図3における領域Bであり図4の断面図に代表される部分、以下、「第2位相角部分」と呼ぶ。)と、の空気の流れを順次に説明する。
先ず、第1位相角部分について、回転子81および固定子82の周囲を通過した空気の流れF2は、回転軸48に対する排気口45の配置および排気口45に配置された排気案内羽根99によって、整流子83の近傍において回転軸48の回転軸芯Cに略平行な層流を形成しつつモータケース47外へ円滑に排気される。この空気の流れF2は、整流子83によって温められた空気をモータケース47外へ速やかに排気する。本実施形態に係る電動送風機8は、このような空気の流れF2によって整流子83の周囲に高温の空気を滞留させることなく整流子83およびカーボンブラシ86を効率的に冷却する。
次に、第2位相角部分について、回転子81および固定子82の周囲を通過した空気の流れF1は、回転軸48および中空錐体形状部61に挟まれた流路の構成および貫通孔64を囲む補強リブ65によって、整流子83の近傍に他の部分よりも流速の増した流れを形成しつつモータケース47外へ円滑に排気される。この空気の流れF1は、整流子83によって温められた空気をモータケース47外へ速やかに排気する。本実施形態に係る電動送風機8は、このような空気の流れF1によって整流子83の周囲に高温の空気を滞留させることなく整流子83およびカーボンブラシ86を効率的に冷却する。
本実施形態に係る電動送風機8は、回転軸48に対する排気口45の配置および排気口45に配置された排気案内羽根99によって、整流子83およびカーボンブラシ86を効果的に冷却する。また、電動送風機8は、回転軸48および中空錐体形状部61に挟まれた流路の構成および貫通孔64を囲む補強リブ65によって、整流子83およびカーボンブラシ86を効果的に冷却する。
これら整流子83を冷却する空気の流れを形成する第1位相角部分の構成および第2位相角部分の構成は、それぞれを個別に適用しても整流子83およびカーボンブラシ86を効率的に冷却できるものであり、双方の構成を備えた電動送風機8では、整流子83およびカーボンブラシ86をさらに飛躍的に冷却できる。
また、本実施形態に係る電動送風機8は、樹脂製のモータケース47に限らず、金属製のモータケースにも適用できる。この場合、本実施形態に係る電動送風機8は、樹脂製のモータケース47に比べて熱伝導率、放熱性の高い金属製のモータケースによって、整流子83およびカーボンブラシ86をさらに効率的に冷却できる。
さらに、本実施形態に係る電動送風機8は、整流子83およびカーボンブラシ86の効率的な冷却によって、その寿命を改善できる。
したがって、本発明の実施形態に係る電動送風機8によれば、整流子83およびカーボンブラシ86を効率的に冷却可能な構造を備える。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 管部
5 本体ケース
6 車輪
7 塵埃分離集塵部
8 電動送風機
9 本体制御部
11 電源コード
12 本体接続口
14 電源プラグ
19 接続管
21 集塵ホース
22 手元操作管
23 把持部
24 操作部
24a 停止スイッチ
24b 起動スイッチ
25 延長管
26 吸込口体
28 吸込口
29 回転清掃体
31 電動機
41 吸気口
42 ファンケース
44 遠心ファン
45 排気口
45a、45b 小排気口
47 モータケース
48a 端部
48b 端部
48 回転軸
51 モータ
52 整流板
54 電動送風機ケース
55 開口
56 フランジ部
57 開口
59 円筒形状部
61 中空錐体形状部
62 モータヘッド部
62 整流板保持体
64 貫通孔
65 補強リブ
66 ベアリング
67 軸受保持部
68 ベアリング
71 貫通口
72 吸込口
73 上板
74 下板
76 ファン翼
77 嵌挿孔
78 吸気風路
81 回転子
82 固定子
83 整流子
85 ブラシ機構
86 カーボンブラシ
87 ブラシ保持器
89 整流板本体
91 上流案内羽根
92 下流案内羽根
94 切り欠き
96 貫通口
97 案内風路
98 流過風路
99 排気案内羽根

Claims (6)

  1. 吸気口を有するファンケースと、
    前記ファンケースに覆われて前記吸気口から空気を吸い込む遠心ファンと、
    前記ファンケースに連通されるとともに排気口を有するモータケースと、
    前記遠心ファンが一方の端部に一体に固定された回転軸と、
    前記モータケースに設けられて前記回転軸の他方の端部を軸支する軸支部と、
    前記回転軸に設けられた回転子、前記モータケースに保持されて前記回転子の周囲に配置された固定子および前記回転軸に設けられ前記軸支部に近接させて配置されて前記回転子に電気的に接続された整流子を有するモータと、を備え、
    前記モータケースは、前記軸支部の周縁部に配置された貫通孔と、前記軸支部側から前記ファンケースに向かって広がる中空錐体形状部と、を有することを特徴とする電動送風機。
  2. 前記貫通孔および前記排気口は、前記回転軸の回転軸芯方向視において相互に異なる位相に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記軸支部に連続させて前記モータケースに一体に形成され前記貫通孔の周縁に配置されて前記回転軸の回転軸芯に平行な方向へ延ばされた補強リブを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電動送風機。
  4. 吸気口を有するファンケースと、
    前記ファンケースに覆われて前記吸気口から空気を吸い込む遠心ファンと、
    前記ファンケースに連通されるとともに排気口を有するモータケースと、
    前記遠心ファンが一方の端部に一体に固定された回転軸と、
    前記モータケースに設けられて前記回転軸の他方の端部を軸支する軸支部と、
    前記回転軸に設けられた回転子、前記モータケースに保持されて前記回転子の周囲に配置された固定子および前記回転軸に設けられ前記軸支部に近接させて配置されて前記回転子に電気的に接続された整流子を有するモータと、を備え、
    前記モータケースは、前記軸支部側から前記ファンケースに向かって広がる中空錐体形状部と、前記中空錐体形状部の側面に一体に形成されて前記排気口を前記回転軸から離れる方向へ複数の開口に分割するとともに前記回転軸の回転軸芯に平行な方向へ延びた排気案内羽根と、を有することを特徴とする電動送風機。
  5. 前記中空錐体形状部の側面に一体に形成されて前記排気口を前記回転軸から離れる方向へ複数の開口に分割するとともに前記回転軸の回転軸芯に平行な方向へ延びた排気案内羽根を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電動送風機。
  6. 前記モータケースは樹脂を用いて構成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電動送風機。
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