JP2010119048A - 接続制御装置、及び、接続制御方法 - Google Patents

接続制御装置、及び、接続制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発着信時に使用される通信端末に関わらず、発ユーザ及び着ユーザが所望の相手と通話を行うことを可能とする接続制御装置、及び、接続制御方法を提供する。
【解決手段】加入者プロファイル保持装置30の在圏確認部34は、移動機端末10aを使用して発信した発ユーザと、移動機端末10bを使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを指紋認証IDにより判定し、接続可否判定部36は発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、移動機端末10aと移動機端末10bとの接続可否を判定し、接続可の場合のみ接続処理を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、接続制御装置、及び、接続制御方法に関する。
従来、移動通信網では、移動機端末又はその内部に挿入されるSIM(Subscriber Identity Module)カードが保持するIMSI(International Mobile Subscriber Identity)を移動機端末の識別IDとし、移動機通信網の加入者プロファイルを保持するノードにて移動機端末の在圏情報やその他サービスの設定などが前記識別IDと対応付けられて管理されている。移動通信網の呼制御は、これらの情報を用いて実施される。
ここで、移動機端末自体は、移動通信サービスの加入者が誰であろうと誰でも使用することが可能であり、このため、発ユーザ、着ユーザ共に、通話前は相手が誰か不明である。例えば、ある移動機端末に着信があり、発信側の移動機端末の電話番号が着信側の移動機端末に表示されたとしても、着ユーザは、発ユーザが発信側の移動機端末の持ち主なのか、当該移動機端末を借りて発信しているユーザなのか不明である。一方、発ユーザは、着信側の移動機端末の持ち主(加入者)とのみ会話をしたいと思っても、持ち主の家族や同僚が代理で応答することは妨げられなかった。このような事情から、発着信時に相手端末の使用者が誰であるかを確認でき、お互いが所望の相手とのみ通話を可能とする仕組みが望まれていた。
移動機端末の接続制御技術として、特許文献1には、新規登録時にあらかじめ移動機端末から取り込んだ利用者の生体情報に関するデータを、移動機端末の電話番号と関連付けてデータベースに登録し、認証サーバが利用者の電話番号を持つ移動機端末より送られてきた利用者の生体情報とデータベースに既に登録されている利用者の生体情報との一致を確認し、確認結果に基づいて移動機端末の回線使用の許可設定及び禁止設定を行うことが記載されている。
また、特許文献2には、電話接続装置が、電話端末の利用を許可された発ユーザの特徴情報を予め記憶しておき、電話端末から送信された写真や音声等の特徴情報と予め記憶しておいた特徴情報とを比較して、発ユーザが電話端末の利用を許可されたユーザであることを確認した上で電話端末の接続処理を行うことが記載されている。
また、特許文献3には、移動機端末が、使用者の指紋を検出するための指紋検出部を有し、検出された指紋をネットワークを介して管理センタ処理装置に送信し、管理センタ処理装置は、移動機端末から送信された指紋に基づいて認証データベースを検索して使用者を認証し、使用者が認証されたことを示す認証結果データを店舗処理装置に送信し、対価を決済することが記載されている。
特開2006−344007号公報 特開2005−197775号公報 特開2004−157821号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2では、端末の電話番号と関連付けて予め登録した生体情報が、端末の利用者の生体情報と一致するか否かの判定は行っているが、移動機端末の利用者が誰であるかの特定は行っていない。
また、特許文献3では、対価を決済するために発ユーザの本人認証を行っているが、通信端末間の接続制御の技術ではなく、特許文献3に記載の技術を用いても、発ユーザ及び着ユーザがそれぞれ所望の相手と通話するための接続制御を行うことはできない。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、発着信時に使用される通信端末に関わらず、発ユーザ及び着ユーザが所望の相手と通話を行うことを可能とする接続制御装置、及び、接続制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の接続制御装置は、発信側の通信端末から着信側の通信端末への発信時の接続制御を行う接続制御装置であって、前記発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと前記着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定する本人認証処理を行う本人認証手段と、前記本人認証手段により判定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、前記発信側の通信端末と前記着信側の通信端末との接続可否判定を行う接続可否判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、接続制御装置は、発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定し、特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて発信側の通信端末と着信側の通信端末との接続可否判定を行うため、発ユーザ及び着ユーザが使用する通信端末に関わらず、発ユーザ及び着ユーザが所望の相手と通話を行うことが可能となる。
請求項2に記載の接続制御装置は、請求項1において、ユーザの登録操作により、発着信時に利用される通信相手の識別情報を前記ユーザ毎に記憶する電話帳記憶手段をさらに備え、前記接続可否判定手段は、一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段にそれぞれ記憶されている場合、接続可と判定することを特徴とする。
本発明によれば、一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されている場合、一方の通信相手は他方の通信相手との通話を希望していると想定されるため、電話帳情報記憶手段を利用して妥当な接続可否を判定することができる。
請求項3に記載の接続制御装置は、請求項2において、前記電話帳記憶手段は、通信相手毎の接続条件をさらに記憶し、前記接続可否判定手段は、前記電話帳記憶手段に記憶されている接続条件にさらに基づいて、前記接続可否を判定することを特徴とする。
本発明によれば、電話帳記憶手段に接続条件を登録しておくことで、さらに詳細な条件に基づいて接続可否判定を行うことができる。
請求項4に記載の接続制御装置は、請求項2において、前記接続可否判定手段は、少なくとも一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されていない場合、接続不可と判定することを特徴とする。
本発明によれば、一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されていない場合、一方の通信相手は他方の通信相手との通話を希望していないと想定されるため、電話帳情報記憶手段を利用して妥当な接続可否を判定することができる。
請求項5に記載の接続制御装置は、接続不可の通信相手を示す接続不可情報を記憶する接続不可情報記憶手段をさらに備え、前記接続可否判定手段は、少なくとも一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されていない場合、前記接続不可情報記憶手段に記憶されている接続不可情報に基づいて、前記接続可否を判定することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが通話を望まない通信相手を接続不可情報記憶手段に記憶させておくことで、電話帳情報記憶手段に記憶されていなくても、積極的に通話を望まない通信相手として接続不可情報記憶手段に記憶されていない通信相手とは通話を行うことができる。
請求項6に記載の接続制御装置は、請求項1から5の何れか1項において、前記本人認証手段は、生体認証を用いて前記本人認証処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、正確に本人を特定することができる。
請求項7に記載の接続制御装置は、請求項1から5の何れか1項において、ある通信端末において発着信がある毎に、通信相手の通信端末に関する情報の履歴を記憶する利用履歴記憶手段をさらに備え、前記本人認証手段は、前記利用履歴記憶手段に記憶されている履歴に基づいて前記通信相手の通信端末の利用傾向を判定し、前記通信端末における発着信があった時の状況と前記利用傾向とを比較することにより前記本人認証処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、生体認証技術を用いなくても、発着信時に通信相手の通信端末に関する情報の履歴を記憶しておくことで、簡易に本人認証処理を行うことができる。
請求項8に記載の接続制御装置は、請求項7において、前記本人認証手段は、前記通信端末における発着信があった時の状況と前記利用傾向との違いが所定値を超えている場合、前記本人認証処理は不成功と判定することを特徴とする。
本発明によれば、通信端末における発着信があった時の状況と利用傾向との違いが所定値を超えている場合、本人認証処理は不成功と判定することで、例えば他人の番号偽装発信による接続や、IMSIを含むSIM上の情報全てを複製されて使用されてしまう回線のハッキングを防ぐことができる。
請求項9に記載の接続制御装置は、請求項8において、前記本人認証手段により本人認証処理が不成功と判定された場合、警告メッセージを前記ある通信端末に送信する警告手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、接続制御装置は、前記本人認証手段により本人認証処理が不成功と判定された場合、警告メッセージを前記ある通信端末に送信するため、ある通信端末を使用しているユーザは意図しない相手との通話を防ぐことができる。
請求項10に記載の接続制御方法は、発信側の通信端末から着信側の通信端末への発信時の接続を制御する接続制御装置が実行する接続制御方法であって、前記発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと前記着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定する本人認証処理を行う本人認証ステップと、前記本人認証ステップにおいて特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、前記発信側の通信端末と前記着信側の通信端末との接続可否を判定する接続可否判定ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、接続制御装置は、発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定し、特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて発信側の通信端末と着信側の通信端末との接続可否判定を行うため、発ユーザ及び着ユーザが使用する通信端末に関わらず、発ユーザ及び着ユーザが所望の相手と通話を行うことが可能となる。
本発明によれば、接続制御装置は、発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定し、特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて発信側の通信端末と着信側の通信端末との接続可否判定を行うため、発ユーザ及び着ユーザが使用する通信端末に関わらず、発ユーザ及び着ユーザが所望の相手と通話を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示されている。
(システム全体の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る通信ネットワークは、移動機端末10a,10bと、交換機20a,20bと、加入者プロファイル保持装置(「接続制御装置」に対応)30と、本人認証ID取得装置40とを含んで構成される。
移動機端末10a,10bは交換機20a,20b及び加入者プロファイル保持装置30を含む移動通信網を介して通信を行う移動機端末である。移動機端末10a,10bにはSIMカードが挿入されており、SIMカードにはIMSIが記憶されている。以下の説明では、2つの移動機端末を区別して説明する場合に「移動機端末10a,10b」と表記し、主に移動機端末10aを発信側の移動機端末、移動機端末10bを着信側の移動機端末として説明する。また、移動機端末を特に区別しないで説明する場合には、単に「移動機端末10」と表記する。
(加入者プロファイル保持装置の構成)
次に、加入者プロファイル保持装置30の構成について説明する。
図1に示すように、加入者プロファイル保持装置30は、端末IMSIプロファイル部31と、本人ID(identifier)プロファイル部32と、本人認証ID取得指示部33と、在圏確認部34と、本人認証部35と、接続可否判定部36と、電話帳データ部(「電話帳記憶手段」に対応)38と、接続不可リスト部(「接続不可情報記憶手段」に対応)39とを含んで構成される。電話帳データ部38と、接続不可リスト部39と、端末IMSIプロファイル部31と、本人IDプロファイル部32とは、加入者プロファイル保持装置30が備える図示せぬハードディスク等の記憶装置に設けられたデータベースを含む。本人認証ID取得指示部33と、在圏確認部34と、本人認証部35と、接続可否判定部36とは、加入者プロファイル保持装置30が備える図示せぬCPUがプログラムに従って処理を実行することにより実現される機能である。
端末IMSIプロファイル部31は、従来と同様に、移動機端末10の識別情報となるIMSIに対応付けて、移動機端末10の在圏情報を管理する。例えば、図2に示すように、ユーザ「hum1」が所持するSIMカードに「imsi_a」が記憶されている場合、端末IMSIプロファイル部31は、「imsi_a」と、当該SIMカードが装着されている移動機端末10aの在圏情報とを対応付けて管理する。
本人IDプロファイル部32は、電話番号、IMSI等の本人IDプロファイルを管理する。
図3には、本人IDプロファイル部32で管理される本人IDプロファイルの一例を示す。同図に示すように、本人IDプロファイルは、ユーザの本人認証を行うために予め登録された生体認証IDと、ユーザが通信サービスの加入契約を締結している電話番号及び電子メールのアドレスと、ユーザの名前と、移動機端末10のIMSIとを含む。なお、生体認証IDは、指紋認証技術により、ユーザの指紋の形状の特徴がデータ化されたものである。なお、指紋認証以外に、声紋認証、静脈認証、顔認証等の生体認証技術を用いてもよい。声紋認証を行う場合は、移動機端末10を用いてユーザが音声通話をした際に発声した音声データを利用することも可能である。
本人認証ID取得指示部33は、移動機端末10aからの発信があったときに、移動機端末10の発信操作をしたユーザの本人認証を行うために、本人認証IDの取得指示を本人認証ID取得装置40経由で移動機端末10aに対して行う。また、本人認証ID取得指示部33は、移動機端末10bを使用して着信応答しようとしているユーザの本人認証を行うために、当該ユーザの本人認証IDの取得指示を本人認証ID取得装置40経由で移動機端末10bに対して行う。
在圏確認部34は、端末IMSIプロファイル部31を参照して、移動機端末10の在圏を確認する。
本人認証部35は、発ユーザ及び着ユーザが誰かを特定する本人認証処理を行う。
具体的には、発ユーザの本人認証については、本人認証部35は、発ユーザの指紋から取得された本人認証IDにより発ユーザを特定する。さらに、本人認証部35は、発ユーザの指紋から取得された本人認証IDと一致する本人認証IDを本人IDプロファイル部32から検索し、一致する本人認証IDを含む本人IDプロファイルを取得することにより、発ユーザが誰かを判定することができる。着ユーザの本人認証処理についても発ユーザと同様の手順で行う。
電話帳データ部38は、ユーザの登録操作により、発着信時にユーザが利用する通信相手の電話番号、メールアドレス等の識別情報をユーザ毎に記憶する。この電話帳データ部38は、ユーザが発着信を許可する、或いは、ユーザが発着信の許可を受けた通信相手の情報を記憶するために使用される。図4には、電話帳データ部38に記憶される、あるユーザの電話帳データの一例を示す。同図に示すように、電話帳データは、ユーザの本人認証を行うために予め登録された生体認証IDと、ユーザが通信サービスの加入契約を締結している電話番号及び電子メールアドレスと、ユーザの名前と、通信相手との通話可否を判定するための接続条件とを含む。
接続不可リスト部39は、接続不可の通信相手又は接続不可の移動機端末10を示す接続不可情報を記憶する。図5には、接続不可リスト部39に記憶されている接続不可情報の一例を示す。
接続可否判定部36は、本人認証部35により特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、発信側の移動機端末10aと着信側の移動機端末10bとの接続可否を判定する。この際の接続可否判定のロジックは、ユーザ毎に設定可能である。また、ユーザにより設定された設定情報は、例えば本人IDプロファイル部32に登録可能である。以下、ユーザの設定に応じて設定可能な接続可否判定のロジックについて説明する。
接続可否判定部36は、電話帳データ部38を参照して、一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳データにそれぞれ記憶されている場合、接続可と判定する。識別情報としては、生体認証ID、電話番号、メールアドレスの何れかが考えられる。
或いは、接続可否判定部36は、一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳データ部38に記憶されていることに加えて、当該通信相手の識別情報と対応付けられている接続条件にさらに基づいて、接続可否を判定する。例えば、図4に示す電話帳データが電話帳データ部38に記憶されていた場合、発ユーザが、どの移動機端末を使用して発信しても「モドコ次郎」と接続可能と判定し、「モドコ三郎」とは特定の電話番号が割り当てられた移動機端末を使用して発信した場合にのみ接続可能と判定し、「モドコ四郎」とは21:00−24:00の時間帯に発信した場合のみ接続可能と判定する。
少なくとも一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳データに記憶されていない場合については、接続不可と判定するか、或いは、接続不可リスト部39に記憶されている接続不可情報に基づいて、接続可否を判定する。例えば、生体認証IDが「XXXXXXX05」である発ユーザが発信した着ユーザの接続不可情報として、図5に示す接続不可情報が記憶されていた場合、接続可否判定部36は接続不可と判定する。このように接続不可リスト部39を用いることで、電話帳データ部38に記憶されていなくても、積極的に通話を望まない通信相手として接続不可リスト部39に記憶されていない通信相手とは通話を行うことが可能となる。
移動機端末10は、SIMが挿入可能な一般的な移動機端末であり、機能構成として、無線通信機能、生体認証IDの取得機能、電話帳登録機能等を備えている。これらの機能は、移動機端末10のCPUが不揮発性メモリ等の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。生体認証IDの取得機能は、起動されることにより、画面表示や音声ガイダンス等でユーザに指紋の入力を促し、生体認証IDを取得する。本実施形態では、移動機端末10には、生体認証に用いる指紋を読み取り、生体認証IDを生成するための指紋センサが取り付けられている。
本人認証ID取得装置40は、加入者プロファイル保持装置30からの指示を受けて、移動機端末10から本人認証IDを取得する。
(電話帳登録処理)
次に、図6に示すシーケンス図を参照して、電話帳登録処理について説明する。
前提として、端末IMSIプロファイル部31には移動機端末10の在圏情報が記憶され、本人IDプロファイル部32には予め本人IDプロファイルが記憶されているものとする。また、ユーザAは移動機端末10aを使用し、ユーザBは移動機端末10bを使用して電話帳登録を行うものとする。
まず、ユーザAは、自己の電話帳へ登録を希望するユーザBの移動機端末10bの電話番号を入力し、さらに、移動機端末10aの指紋センサに指紋を読み取らせるために指を載せる。これにより、指紋センサは指紋を読み取り、ユーザAの生体認証IDを生成し、当該生体認証IDを移動機端末10aに入力する(ステップS101)。
移動機端末10aは、入力されたユーザAの生体認証IDとユーザBの電話番号とを含む電話帳登録希望信号を送信する(ステップS102)。
交換機20aは、ユーザBの移動機端末10bの在圏問い合せと、ユーザAの生体認証IDに対応する実名を取得するための生体認証ID解決要求とを加入者プロファイル保持装置30に送信する(ステップS103)。
加入者プロファイル保持装置30は、生体認証ID解決要求の受信に基づき、本人IDプロファイル部32に記憶されているユーザAのプロファイルを参照して、ユーザAの生体認証IDを実名に変換する(ステップS104)。
さらに、加入者プロファイル保持装置30の在圏確認部34は、在圏問い合せの受信に基づき、端末IMSIプロファイル部31に記憶されている移動機端末10bの在圏情報に基づいて、移動機端末10bが在圏している交換機20bを判定する。そして、図示せぬ関門交換機経由で在圏先の交換機20bに在圏確認要求を送信する(ステップS105)。
交換機20bは、在圏確認要求を受信すると、ユーザBの移動機端末10bが在圏しているかを確認するためのページング信号を送信する(ステップS106)。移動機端末10bは、ページング信号を受信すると、ページング応答を返信する(ステップS107)。
交換機20bは、ページング応答を受信すると、在圏確認応答を加入者プロファイル保持装置30に返信する(ステップS108)。加入者プロファイル保持装置30は、ユーザBの在圏応答と、ユーザAの実名応答とを交換機20aに返信する(ステップS109)。交換機20aは、ユーザAの実名を含む電話帳登録希望信号を加入者プロファイル保持装置30経由で交換機20bに送信する(ステップS110)。交換機20bは、当該登録希望信号を移動機端末10bに送信する(ステップS111)。
移動機端末10bは、登録希望信号を受信すると、例えば「Aさんがあなたを電話帳に登録しようとしています。許可しますか。許可する場合、確認のためあなたの実名をAさんにも通知します。また、あなたの電話帳にAさんを追加しますか。」といった内容の電話帳登録依頼の表示を行う(ステップS112)。
ユーザBは、電話帳登録を許可する入力を移動機端末10aに対して行うとともに、移動機端末10bの指紋センサにユーザBの指紋を読み取らせる操作を行う。
これにより、ユーザBの生体認証IDとともに、電話帳登録を許可する旨を示す電話帳登録許可信号と追加登録依頼とが移動機端末10bに入力される(ステップS113)。移動機端末10bは、入力された情報を交換機20bに送信する(ステップS114)。
交換機20bは、追加登録依頼に基づいて、ユーザBの生体認証IDを解決するための要求を加入者プロファイル保持装置30に送信する(ステップS115)。加入者プロファイル保持装置30は、本人IDプロファイル部32に予め記憶されているユーザBのプロファイルを参照して、ユーザBの生体認証IDを実名に変換し(ステップS116)、交換機20bに対して実名応答を行う(ステップS117)。そして、加入者プロファイル保持装置30は、ユーザBの実名を含む電話帳登録許可信号と追加登録依頼とを交換機20aに転送する(ステップS118)。交換機20aは、ユーザBの実名を含む電話帳登録希望信号を移動機端末10aに送信する(ステップS119)。
移動機端末10aは、電話帳登録希望信号を受信すると、例えば、「Bさんをあなたの電話帳に登録します。よろしいでしょうか。また、Bさんがあなたを登録しようとしています。許可しますか。」といった内容の電話帳登録依頼の表示を行う(ステップS120)。
ユーザAは、ユーザBをユーザAの電話帳へ登録することを指示し、かつ、ユーザBがユーザAをユーザBの電話帳に登録することを許可する入力を移動機端末10aに対して行う(ステップS121)。これにより、移動機端末10aは、ユーザAにより入力された内容を含むデータを交換機20aに送信する(ステップS122)。
交換機20aは、ユーザBの生体認証IDを含む、ユーザBをユーザAの電話帳に登録要求するデータと、ユーザAの生体認証IDを含む、ユーザAをユーザBの電話帳に登録要求するデータとを加入者プロファイル保持装置30に送信する(ステップS123)。
加入者プロファイル保持装置30は、電話帳データ部38に記憶されているユーザAの電話帳データにユーザBの生体認証IDや電話番号を登録し、ユーザBの電話帳データにユーザAの生体認証IDや電話番号を登録する(ステップS124)。そして、登録完了応答を移動機端末10a,10bに送信する(ステップS125〜S130)。
なお、図4に示す接続条件は、ステップS113及びステップS121においてユーザA及びユーザBがそれぞれ入力してもよいし、別途登録してもよい。
(接続処理)
次に、図7に示すシーケンス図を参照して、移動機端末10aと移動機端末10bとの接続処理について説明する。
まず、発ユーザは、移動機端末10aに移動機端末10bの電話番号を入力し、発信操作を行う(ステップS201)。
これにより、移動機端末10aは、SIMカードに記憶されているIMSIと発ユーザにより入力された発信番号とを含む発信要求を送信する(ステップS202)。
移動機端末10aが在圏する交換機20aは、発信要求を受信すると、発信要求に含まれるIMSIを検出し(ステップS203)、当該IMSIを含む、発ユーザと着ユーザの在圏とを問い合わせるための信号を送信する(ステップS204)。
加入者プロファイル保持装置30が交換機20aから信号を受信すると、在圏確認部34は、端末IMSIプロファイル部31が保持している移動機端末10bの在圏情報を確認し、移動機端末10bが在圏する交換機20bに対して在圏確認要求を送信する(ステップS205)。
交換機20bは在圏確認要求を受信するとページング信号を送信する(ステップS206)。移動機端末10bはページング信号を受信すると、ページング応答を行う(ステップS207)。交換機20bは、移動機端末10bからページング応答を受信すると、加入者プロファイル保持装置30に対して在圏確認応答を送信する(ステップS208)。
次に、加入者プロファイル保持装置30の本人認証ID取得指示部33は、発着ユーザの生体認証IDキー送出要求を本人認証ID取得装置40に送信する(ステップS209)。
本人認証ID取得装置40は、まず、発ユーザの生体認証IDキー送出要求を、生体認証ID取得指示部41と交換機20aとを経由して、移動機端末10aに送信する(ステップS210、S211)。
移動機端末10aは、生体認証ID取得プログラムを実行することにより、生体認証ID取得機能を起動する(ステップS212)。移動機端末10aは、画面表示や音声ガイダンスにより、発ユーザに対して生体認証ID取得要求を行う(ステップS213)。
発ユーザは、ガイダンスに従い、指紋センサに指を載せる。これにより、指紋センサは発ユーザの指紋を読み取り発ユーザの生体認証IDを生成し、当該生体認証IDを移動機端末10aに入力する(ステップS214)。移動機端末10aは、受信した発ユーザの生体認証IDを交換機20aに送信する(ステップS215)。
交換機20aは、発ユーザの生体認証IDを受信すると、生体認証ID送信完了応答を本人認証ID取得装置40に送信する(ステップS216)。本人認証ID取得装置40は、発ユーザの生体認証IDキーを加入者プロファイル保持装置30に応答する(ステップS217)。
同様に、本人認証ID取得装置40は、着ユーザの生体認証IDキー送出要求を加入者プロファイル保持装置30に送信し(ステップS218)、上記ステップS211〜S215までの発ユーザの生体認証IDキー入手処理と同様の処理を着ユーザ側でも実施する(ステップS219)。そして、交換機20bは、発ユーザ側の処理手順と同様に、着ユーザ側の生体認証ID送信完了応答を本人認証ID取得装置40に送信し(ステップS220)、本人認証ID取得装置40は、着ユーザの生体認証IDキーを加入者プロファイル保持装置30に応答する(ステップS221)。
加入者プロファイル保持装置30の本人認証部35は、受信した生体認証IDキーに基づいて、本人IDプロファイル部32を確認し、発ユーザ及び着ユーザが誰であるかを判定する本人認証処理を行う。
次に、接続可否判定部36は、電話帳データ部38及び接続不可リスト部39を参照して、発ユーザが発信に使用した移動機端末10aと着ユーザが着信に応答しようとしている移動機端末10bとを接続してもよいか否かを判定する接続判定処理を実行する(ステップS300)。
接続不可と判定した場合は、接続処理を中断する。一方、接続可と判定した場合は、加入者プロファイル保持装置30は、発ユーザ情報の応答と、着ユーザの在圏応答とを交換機20aに対して行う(ステップS301)。交換機20aは発ユーザの発信番号をセットして(ステップS302)、発信番号を含む接続信号を交換機20bに送信する(ステップS303)。
これにより、既存接続処理、通話、終話処理を行い(ステップS204)、発ユーザの生体認証IDに基づいて、発ユーザに対する課金明細を作成する(ステップS205)。
(接続判定処理)
次に、図8を参照して、図7のステップS300における接続判定処理について説明する。ここでは、着ユーザが接続相手の発ユーザと接続可(OK)であるか不可(NG)であるかを判定する場合について説明する。
接続可否判定部36は、接続判定の要否を判定する(ステップS31)。発ユーザにより予め設定された情報に基づいて、接続判定が不要と判定された場合、接続OKを応答する(ステップS39)。
一方、接続判定が必要と判定された場合、これまでの処理でメモリに一時記憶しておいた接続相手である発ユーザの番号を検出するとともに、発ユーザの生体認証IDを取得する(ステップS32)。
次に、着ユーザの電話帳データ部38を参照して、接続相手である発ユーザの生体認証IDが登録されているか否かを判定する(ステップS33)。登録されている場合には、生体認証IDと対応付けられて記憶されている接続条件を検出し(ステップS37)、検出した接続条件に合致するか否かを判定する(ステップS38)。例えば、発ユーザが特定の電話番号を有する移動機端末10aを使用している場合、着ユーザに着信した時間帯が21:00−24:00の場合等の接続条件を満たしている場合、接続条件に合致すると判定する。
接続条件に合致した場合は接続OK応答を行い(ステップS39)、接続条件に合致しない場合は接続NG応答を行う(ステップS40)。
一方、着ユーザの電話帳データ部38に接続相手である発ユーザの生体認証IDが記憶されていない場合には、この場合の着ユーザの設定情報を参照して判断する(ステップS34)。
着ユーザの設定情報が“全てNG”の場合(ステップS34:全てNG)、接続NG応答を行う(ステップS40)。一方、着ユーザの電話帳データ部38に接続相手である発ユーザの生体認証IDが記憶されていなくても、着ユーザの設定情報が“全てOK”の場合(ステップS35:全てOK)、接続OKを応答する(ステップS39)。
一方、“一部NG”に設定されている場合(ステップS35:一部NG)、接続不可リスト部39を参照して、接続可否を判定する(ステップS36)。接続不可リスト部39に接続相手である発ユーザの生体認証ID又は電話番号が記憶されている場合、接続NG応答を行い(ステップS40)、記憶されていない場合、接続OK応答を行う(ステップS39)。
以上の着ユーザが接続相手の発ユーザと接続可であるか否かの判定処理を、発ユーザが接続相手の着ユーザと接続可であるか否かの判定処理についても同様に行い、双方で接続OK応答となった場合に、接続可否判定部36は移動機端末10aと移動機端末10bとの接続は可と判定する。
以上説明したように、加入者プロファイル保持装置30は、移動機端末10aを使用して発信した発ユーザと、移動機端末10bを使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを判定し、判定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて移動機端末10aと移動機端末10bとの接続可否判定を行う。したがって、発ユーザ及び着ユーザがどのような移動機端末を使用したとしても発ユーザ及び着ユーザを特定した上で接続判定を行うため、発ユーザ及び着ユーザは所望の相手と通話を行うことが可能となる。
これにより、ユーザは複数の移動機端末をシームレスに利用することが可能となり、利用したユーザへの課金を実現することも可能である。
また、電話帳データや予めユーザにより設定された接続条件、接続不可情報を用いて接続判定を行うことで、より詳細な条件に基づいて接続判定を行うことができる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の範囲で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のものが考えられる。
(1)上述した実施形態では、本人認証部35は生体認証により本人認証処理を行うとして説明したが、本人認証処理の手法はこれに限定されることはない。例えば、移動機端末10の利用傾向に基づいて、本人認証処理を行うことも考えられる。
図9は、移動機端末10の利用傾向に基づいて本人認証処理を行う場合の通信ネットワークの構成を示すブロック図である。図9に示す通信ネットワークの図1に示す通信ネットワークと異なる点は、利用傾向保持装置50を備える点と、本人認証ID取得装置40が生体認証ID取得指示部41ではなく利用傾向取得指示部42を備える点と、加入者プロファイル保持装置30が警告部37を備える点である。また、加入者プロファイル保持装置30の本人IDプロファイル部32と、電話帳データ部38と、接続不可リスト部39とは、生体認証IDを記憶していない点である。
利用傾向保持装置50は利用履歴記憶部51を備えている。利用履歴記憶部51は、ハードディスク等の記憶装置に設けられたデータベースを含んで構成され、ユーザが移動機端末10aを使用して発信又は着信した時の通信相手の移動機端末10bに関する履歴を記憶する。図10には、利用履歴記憶部51に記憶される履歴の一例を示す。同図に示すように、履歴には、移動機端末10aでの発着信があったときの通信相手の移動機端末10bの電話番号又は電子メールアドレスと、通信相手の移動機端末10bからの通信が自網を介して行われたか他網を介して行われたかを示す「自網/他網」と、発着信があったときの曜日・時刻と、移動機端末10bの所在地とが含まれる。これらの履歴は、通信相手の電話番号又はメールアドレスの識別情報毎に例えば20件記憶されている。
次に、発ユーザの本人認証を行う手順について説明する。
加入者プロファイル保持装置30は、移動機端末10aから受信した発信信号に含まれるIMSIに基づいて、発ユーザの移動機端末10aの電話番号又はメールアドレスを本人IDプロファイル部32から取得する。本人認証ID取得指示部33は、発ユーザの電話番号又はメールアドレスをキーにして、本人認証ID取得指示を本人ID取得装置40に送信する。
本人ID取得装置40の利用傾向取得指示部42は、本人認証ID取得指示を受信すると、発ユーザの電話番号又はメールアドレスをキーにして、発ユーザの移動機端末10aに関する履歴を利用傾向保持装置50から取得して、加入者プロファイル保持装置30に通知する。
加入者プロファイル保持装置30の本人認証部35は、通知された履歴に基づいて発ユーザの移動機端末10aの利用傾向を判定し、発ユーザから発信があった時の状況と利用傾向との違いが所定値を超えている場合、発ユーザの本人認証は不成功と判定する。例えば、発ユーザから発信があった曜日が普段発信すると判定された曜日と異なる場合、発ユーザから発信があった時刻が普段発信すると判定された時刻と3時間以上異なる場合、発ユーザから発信があった場所が普段発信すると判定された地域から10km以上離れている場合、発ユーザが発信してきた通信網が普段接続すると判定された通信網からの発信でない場合等に、発ユーザの本人認証は不成功と判定する。
加入者プロファイル保持装置30の警告部37は、本人認証部35により発ユーザの本人認証が不成功と判定された場合、警告メッセージを着ユーザの移動機端末10bに送信する。図11には、移動機端末10bに表示される警告メッセージの一例を示す。
同様に、着ユーザの本人認証及び発ユーザへの警告も可能である。
なお、本人認証が成功しなかった場合、警告を行う他に、生体認証を行っても良い。このような接続制御を行うことで、海外等からの他人による番号偽装発信による接続を防ぐことができる。また、履歴は加入者プロファイル保持装置30で管理してもよい。
さらなる本人認証処理方法の例としては、ユーザの体内にIC(Integrated Circuit)チップを埋め込み、体内に埋め込まれたICチップと移動機端末10とが近距離での無線通信を行うことで、本人認証を実施することも想定される。なお、ICチップをユーザの体内に埋め込む他に、時計や指輪などのユーザの身近なものに埋め込むことも考えられる。
(2)ユーザの本人認証処理後に、ユーザが移動機端末10を利用している間は、移動機端末10や通信ネットワークを用いたサービス設定を、利用中のユーザの設定に自動的に変更することも考えられる。また、ユーザが他者に移動機端末10を貸し出す場合、他者が本人認証処理を終えると、移動機端末10や通信ネットワークを用いたサービス設定を、利用している他者の設定に自動的に変更することも考えられる。
(3)上述した実施形態では、発ユーザは着信側の電話番号を入力して発信したが、電話番号に限らず、着ユーザの生体認証IDを入力して発信することも可能である。
(4)上述した実施形態では、移動機端末を用いて発着信を行う場合について説明したが、移動機端末に限らず固定電話機であってもよい。
(5)本人認証部35は、発ユーザ及び着ユーザの本人認証により発ユーザ及び着ユーザの実名を取得し、当該実名を通信相手の移動機端末10a,10bに表示するようにしてもよい。
(6)本人IDプロファイル部31に電話番号と本人認証IDとの接続条件を設定することにより、特定の移動機端末は特定のユーザのみ発信可という設定を行うことも可能である。
本発明の実施形態に係る通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る接続制御の様子を模式的に示す図である。 同実施形態に係る本人IDプロファイル部で管理される本人IDプロファイルの一例を示す図である。 同実施形態に係る電話帳データ部に記憶される、あるユーザの電話帳データの一例を示す図である。 同実施形態に係る接続不可リスト部に記憶されている接続不可情報の一例を示す図である。 同実施形態に係る電話帳登録処理の流れを示すシーケンス図である。 同実施形態に係る接続処理の流れを示すシーケンス図である。 同実施形態に係る接続判定処理の流れを示すシーケンス図である。 変形例に係る通信ネットワークの全体構成を示すブロック図である。 変形例に係る利用履歴記憶部に記憶される履歴の一例を示す図である。 変形例に係る着ユーザ通移動機端末に表示される警告メッセージの一例を示す図である。
符号の説明
10a,10b,10 移動機端末
20a,20b 交換機
30 加入者プロファイル保持装置
31 端末IMSIプロファイル部
32 本人IDプロファイル部
33 本人認証ID取得指示部
34 在圏確認部
35 本人認証部
36 接続可否判定部
37 警告部
38 電話帳データ部
39 接続不可リスト部
40 本人認証ID取得装置
41 生体認証ID取得指示部
42 利用傾向取得指示部
50 利用傾向保持装置
51 利用履歴記憶部

Claims (10)

  1. 発信側の通信端末から着信側の通信端末への発信時の接続制御を行う接続制御装置であって、
    前記発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと前記着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定する本人認証処理を行う本人認証手段と、
    前記本人認証手段により特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、前記発信側の通信端末と前記着信側の通信端末との接続可否判定を行う接続可否判定手段と
    を備えたことを特徴とする接続制御装置。
  2. ユーザの登録操作により、発着信時に利用される通信相手の識別情報を前記ユーザ毎に記憶する電話帳記憶手段をさらに備え、
    前記接続可否判定手段は、
    一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段にそれぞれ記憶されている場合、接続可と判定することを特徴とする請求項1に記載の接続制御装置。
  3. 前記電話帳記憶手段は、通信相手毎の接続条件をさらに記憶し、
    前記接続可否判定手段は、
    前記電話帳記憶手段に記憶されている接続条件にさらに基づいて、前記接続可否を判定することを特徴とする請求項2に記載の接続制御装置。
  4. 前記接続可否判定手段は、
    少なくとも一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されていない場合、接続不可と判定することを特徴とする請求項2に記載の接続制御装置。
  5. 接続不可の通信相手を示す接続不可情報を記憶する接続不可情報記憶手段をさらに備え、
    前記接続可否判定手段は、
    少なくとも一方の通信相手の識別情報が他方の通信相手の電話帳記憶手段に記憶されていない場合、前記接続不可情報記憶手段に記憶されている接続不可情報に基づいて、前記接続可否を判定することを特徴とする請求項2に記載の接続制御装置。
  6. 前記本人認証手段は、生体認証を用いて前記本人認証処理を行うことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の接続制御装置。
  7. ある通信端末において発着信がある毎に、通信相手の通信端末に関する情報の履歴を記憶する利用履歴記憶手段をさらに備え、
    前記本人認証手段は、
    前記利用履歴記憶手段に記憶されている履歴に基づいて前記通信相手の通信端末の利用傾向を判定し、前記通信端末における発着信があった時の状況と前記利用傾向とを比較することにより前記本人認証処理を行うことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の接続制御装置。
  8. 前記本人認証手段は、
    前記通信端末における発着信があった時の状況と前記利用傾向との違いが所定値を超えている場合、前記本人認証処理は不成功と判定することを特徴とする請求項7に記載の接続制御装置。
  9. 前記本人認証手段により本人認証処理が不成功と判定された場合、警告メッセージを前記ある通信端末に送信する警告手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の接続制御装置。
  10. 発信側の通信端末から着信側の通信端末への発信時の接続を制御する接続制御装置が実行する接続制御方法であって、
    前記発信側の通信端末を使用して発信した発ユーザと前記着信側の通信端末を使用して着信応答しようとしている着ユーザとの双方が誰であるかを特定する本人認証処理を行う本人認証ステップと、
    前記本人認証ステップにおいて特定された発ユーザと着ユーザとの組合せに基づいて、前記発信側の通信端末と前記着信側の通信端末との接続可否を判定する接続可否判定ステップと
    を備えたことを特徴とする接続制御方法。
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