JP2000308134A - 通信装置及び携帯端末 - Google Patents

通信装置及び携帯端末

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JP2000308134A
JP2000308134A JP11105299A JP11105299A JP2000308134A JP 2000308134 A JP2000308134 A JP 2000308134A JP 11105299 A JP11105299 A JP 11105299A JP 11105299 A JP11105299 A JP 11105299A JP 2000308134 A JP2000308134 A JP 2000308134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末の通話停止の設定、解除をユーザ側
における所定の操作によって行うことのできるようにす
る。 【解決手段】 第2の端末2から特番と、携帯端末1の
番号及び暗証番号を含む着サブアドレスがダイヤルされ
ると、交換機5から加入者データ管理装置6に対して携
帯端末1の番号及び暗証番号が送られ、加入者データ管
理装置6において設定されているデータとの照合がなさ
れ、一致する場合、携帯端末1に対する通話停止の設
定、通話停止の解除がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯端末における不正使用を防止する装置に係り、特に、
不正使用防止のための設定作業の簡素化、利便性等の向
上を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機に代表されるようないわゆる
携帯端末としては、従来から種々の形態のものが提案さ
れている。これらの携帯端末では、その携帯性故に生ず
る携帯端末の置き忘れや、紛失等によって、第三者によ
る不正使用が生じ易く、そのため、従来から不正使用防
止のための提案が種々なされている(例えば、特開平7
−193865号公報、特開平9−233542号公
報、特開平10−243090号公報、特開平11−3
2369号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
その携帯端末による通話等を完全に禁止する確実な手段
としては、その携帯端末での通信サービスを提供する通
信事業者に対して、通信禁止のための依頼を行い、通信
事業者側の装置において、その携帯端末による通話を不
可能とするための所定の設定操作が行われることにより
実現されるのが基本的なものであった。そのため、通話
が完全にできない状態とされるまでに時間的な遅れが必
然的に生じることに加えて、通信事業者の受付窓口が営
業時間外にある場合には、通信禁止の手続きの依頼がで
きないため、迅速性に欠けるという問題があった。また
さらに、通信事業者側においては、通信禁止の依頼があ
る度毎に、所定の装置に対して必要な設定作業を施さな
ければならず、そのため、人件費の発生や、場合によっ
ては設定作業のための機材等を必要とすることからその
設備費が発生するという問題があった。
【0004】本発明は、携帯端末の通話停止の設定及び
通話停止の解除を、通信事業者における設定作業を介す
ることなくユーザ側における所定の操作によって行うこ
とのできる通信装置及び携帯端末を提供することを課題
としている。また、本発明は、第3者が容易に通話停止
の設定及び通話停止の解除を行うことができない通信装
置及び携帯端末を提供することを課題としている。さら
に、本発明は、時間的な制限がなく、迅速に通話停止の
設定及び通話停止の解除を行うことができる通信装置及
び携帯端末を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、複
数の端末を複数の通話回線を介して回線交換する通信装
置において、前記複数の端末の内の所望の携帯端末に対
する通話停止及び通話停止の解除を行う不正使用防止手
段を設け、当該不正使用防止手段は、前記所望の携帯端
末以外の端末から、通話状態の設定を要求する所定の番
号、前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号を受信し、
前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号が予め設定され
たデータと一致すると判定した場合に、前記所定の番号
に基づいて、前記所望の携帯端末に対する通話停止処理
又は通話停止の解除処理を行うことを特徴としている。
不正使用防止手段は、所望の携帯端末以外の端末から、
通話状態の設定を要求する所定の番号、前記所望の携帯
端末の番号及び暗証番号を受信し、前記所望の携帯端末
の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致する
と判定した場合に、前記所定の番号に基づいて、前記所
望の携帯端末に対する通話停止処理又は通話停止の解除
処理を行う。
【0006】前記不正使用防止手段は、前記所望の携帯
端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致
すると判定した場合に、前記所望の携帯端末に対する回
線交換の状態を直近の状態と反対の状態とするように構
成することができる。また、前記所定の番号は通話停止
又は通話停止の解除を要求する番号であり、前記不正使
用防止手段は、受信した前記所望の携帯端末の番号及び
暗証番号が予め設定されたデータと一致すると判定した
場合に、前記所定の番号が通話停止と通話停止の解除の
いずれを要求する番号であるかを判定して、前記所定の
番号に対応する通話停止の処理又は通話停止の解除処理
を行うように構成することができる。
【0007】さらに、不正使用防止手段は、交換機と加
入者データ管理装置とを備えて成り、前記交換機は、通
話停止の設定または解除を所望する携帯端末以外の端末
から、通話状態の設定を要求する所定の番号、前記所望
の携帯端末の番号及び暗証番号を受信した場合、当該携
帯端末の番号及び暗証番号を前記加入者データ管理装置
へ送出し、前記加入者データ管理装置は、前記交換機か
ら入力された携帯端末の番号及び暗証番号が予め設定さ
れたデータと一致すると判定した場合に、前記所望の携
帯端末に対する直近の通話停止又は通話停止解除の状態
と反対の状態に設定するように構成することができる。
【0008】さらにまた、不正使用防止手段は、交換機
と加入者データ管理装置とを備えて成り、前記所定の番
号は通話停止又は通話停止の解除を要求する番号であ
り、前記交換機は、通話停止の設定または解除を所望す
る携帯端末以外の端末から、前記所定の番号、前記所望
の携帯端末の番号及び暗証番号を受信し、前記所望の携
帯端末の番号、及び、暗証番号並びに通話停止又は通話
停止の解除を要求する番号のいずれかを加入者データ管
理装置へ送出し、前記加入者データ管理装置は、前記交
換機から入力された所望の携帯端末の番号及び暗証番号
が予め設定されているデータと一致すると判定した場
合、前記通話停止又は通話停止の解除を要求する番号の
いずれが入力されたかを判定して通話停止の設定処理ま
たは通話停止の解除処理を行うように構成することがで
きる。また、前記不正使用防止手段は、携帯端末の番号
及び暗証番号が設定される記憶手段と、前記所望の携帯
端末以外の端末から前記所定の番号、前記所望の携帯端
末の番号及び暗証番号を受信する受信手段と、前記受信
手段で受信した前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号
が前記記憶手段に予め設定されたデータと一致すると判
定した場合に、前記所定の番号に基づいて、前記所望の
携帯端末の通話停止処理又は通話停止の解除処理を行う
判定手段とを備えて成るように構成することができる。
【0009】ここで、前記判定手段は、前記所望の携帯
端末の番号及び暗証番号が予め前記記憶手段に設定され
たデータと一致していると判定した場合に、前記所定の
番号に基づいて、前記携帯端末に対する回線交換の状態
を直近の状態と反対の状態にするように構成することが
できる。また、前記所定の番号は通話停止又は通話停止
の解除を要求する番号であり、前記判定手段は、前記所
望の携帯端末の番号及び暗証番号が前記記憶手段に予め
設定されたデータと一致すると判定した場合に、前記所
定の番号が通話停止の設定と通話停止の解除のいずれを
要求する番号であるかを判定して前記所定の番号に対応
する通話停止処理又は通話停止の解除処理を行うように
構成することができる。
【0010】本発明の通信装置は、複数の端末を複数の
通話回線を介して回線交換する通信装置において、前記
複数の端末の内の所望の携帯端末に対する通話停止及び
通話停止の解除を行う不正使用防止手段を設け、前記不
正使用防止手段は、前記所望の携帯端末以外の端末から
通話状態の設定を要求する所定の番号を受信して、前記
所望の携帯端末以外の端末に対してデータ入力を要求す
るガイダンスのメッセージを送出し、前記所望の携帯端
末以外の端末から前記所望の携帯端末の番号及び暗証番
号が入力された場合、前記所望の携帯端末の番号及び暗
証番号が予め設定されたデータと一致すると判定したと
きに、前記所定の番号に基づいて、前記所望の携帯端末
による通話停止処理又は通話停止の解除処理を行うこと
を特徴としている。不正使用防止手段は、所望の携帯端
末以外の端末から通話状態の設定を要求する所定の番号
を受信して、前記所望の携帯端末以外の端末に対してデ
ータ入力を要求するガイダンスのメッセージを送出し、
前記所望の携帯端末以外の端末から前記所望の携帯端末
の番号及び暗証番号が入力された場合、前記所望の携帯
端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致
すると判定したときに、前記所定の番号に基づいて、前
記所望の携帯端末による通話停止処理又は通話停止の解
除処理を行う。
【0011】前記不正使用防止手段は、前記所望の携帯
端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致
していると判定した場合に、前記所望の携帯端末に対す
る回線交換の状態を直近の状態と反対の状態とするよう
に構成することができる。また、前記所定の番号は通話
停止又は通話停止の解除を要求する番号であり、前記不
正使用防止手段は、受信した前記所望の携帯端末の番号
及び暗証番号が予め設定されたデータと一致すると判定
した場合に、前記所定の番号が通話停止と通話停止の解
除のいずれを要求する番号であるかを判定して、前記所
定の番号に対応する通話の停止処理又は通話停止の解除
処理を行うように構成することができる。
【0012】さらに、不正使用防止手段は、交換機と加
入者データ管理装置とを具備してなり、前記交換機は、
通話停止又は通話停止の解除を所望する携帯端末以外の
端末から、通話状態の変更を要求する所定の番号が受信
した場合、前記所望の携帯端末以外の端末に対してデー
タ入力を要求するガイダンスのメッセージを送出し、前
記所望の携帯端末以外の端末から前記所望の携帯端末の
番号及び暗証番号が入力された場合、前記所望の携帯端
末の番号及び暗証番号を前記加入者データ管理装置へ送
出し、前記加入者データ管理装置は、前記所望の携帯端
末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致し
ていると判定した場合、前記所望の携帯端末に対する通
話停止又は通話停止の解除の設定を直近の状態と反対の
状態に設定するように構成することができる。
【0013】さらにまた、不正使用防止手段は、交換機
と加入者データ管理装置とを具備してなり、前記所定の
番号は通話停止又は通話停止の解除を要求する番号であ
り、前記交換機は、前記所望の携帯端末以外の端末から
前記所定の番号が入力された場合、前記所望の携帯端末
以外の端末に対してデータ入力を要求するガイダンスの
メッセージを送出し、前記所望の携帯端末以外の端末か
ら前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号が入力された
場合、前記所定の番号、前記所望の携帯端末の番号及び
暗証番号を加入者データ管理装置へ送出し、前記加入者
データ管理装置は、入力された前記所望の携帯端末の番
号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致すると判
定した場合、前記所定の番号が通話停止と通話停止の解
除のいずれを要求する番号であるかを判定して、通話停
止の設定処理又は通話停止の解除処理を行うように構成
することができる。
【0014】本発明の携帯端末は、無線回線を介して回
線交換を行う交換機と接続されるよう構成されてなる携
帯端末であって、前記交換機に接続された他の端末によ
って前記携帯端末の番号及び暗証番号がダイヤルされ、
前記携帯端末に着信した場合、当該携帯端末は、前記暗
証番号が一致すると判定した場合に呼び出し音を発生す
ることなく通話停止の状態となり、前記暗証番号が一致
しないと判定した場合に呼び出し音を発生し通常の動作
状態となるよう構成されて成ることを特徴としている。
他の端末から受信した携帯端末の番号及び暗証番号が、
自己の暗証番号と一致すると判定した場合に呼び出し音
を発生することなく通話停止の状態となり、前記暗証番
号が一致しないと判定した場合に呼び出し音を発生し通
常の動作状態となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1及び図2
は、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置のブロッ
ク図及びその処理を示すフローチャートである。図1に
おいて、携帯電話やPHS等の所望の携帯端末である携
帯端末(図1においては「端末1」と表記)1は、通
常、基地局4と無線により接続され、この基地局4と接
続された交換機5によって、有線の電話の場合と同様に
通話相手との接続が行われるようになっている。
【0016】交換機5には、加入者のデータを管理する
加入者データ管理装置(HLR:Home Location Regist
er)6が接続されている。この加入者データ管理装置6
は、加入者の各種のデータの管理を行うもので、交換機
5からの信号の入力に応じて、データの変更、設定等を
行い、そのデータの変更等に応じて必要な場合には、種
々の処理を行うようになっているもので、そのような機
能の一つとして、後述するような携帯端末1の通話停止
の設定及び通話停止の解除の処理を行うものとなってい
る。尚、交換機5及び加入者データ管理装置6は、不正
使用防止手段を構成している。
【0017】交換機5には、基地局4を介して携帯端末
1のような多数の携帯端末(図示せず)が接続される
他、有線回線(又は無線回線)を介して第2の端末2が
接続されるようになっている。前記所望の携帯端末以外
の端末である第2の端末2は、家庭用電話等の一般端
末、公衆電話等の公衆端末、PHSや携帯電話機をはじ
めとする携帯端末等の端末で、いずれの形態のものであ
ってもよいが、後述するように携帯端末1の通話停止の
設定、通話停止の解除を行うためには、着サブアドレス
の設定が可能な端末であること必要がある。
【0018】次に、上記構成において、携帯端末1の通
話停止の設定処理、通話停止の解除処理について図2を
参照しつつ説明する。まず、携帯端末1のユーザは、着
サブアドレスの設定が可能な第2の端末2から、携帯端
末1を契約している通信事業者によって予め定められた
所定の番号(特番)をダイヤルする。前記特番は通話状
態の設定を要求する番号であり、具体的には、単に通話
状態の設定の要求を意味する番号である場合、あるい
は、通話停止の設定を意味する第1の番号又は通話停止
の解除を要求する第2の番号である場合等、仕様によっ
て種々選定できる。図2に示す例は、単に通話状態の設
定の要求を意味する番号を使用した例である。
【0019】第2の端末2から、携帯端末1を契約して
いる通信事業者によって予め定められた特番をダイヤル
する際、ダイヤルする特番の着サブアドレスに少なくと
も携帯端末1の番号と予め定められている暗証番号を設
定してダイヤルする。一方、交換機5側では、上述のダ
イヤルによる着信を検知する(図2のステップ100参
照)と、その着信が通話停止の設定又は通話停止の解除
を要求するものであるか否かの判定が行われる(図2の
ステップ102参照)。この判定は、特番によりダイヤ
ルされたか否かで行われ、特番がダイヤルされたと判定
された場合は、通話停止の設定又は通話停止の解除の要
求であると判定して、着サブアドレスから携帯端末1の
番号と暗証番号とを別個に分離して加入者データ管理装
置6へ送出する(図2のステップ104参照)。また、
特番でのダイヤルではないと判定した場合には、通話停
止の設定や通話停止の解除の要求ではないと判定して、
この一連の処理が終了されることとなる(図2のステッ
プ102においてNOの場合)。
【0020】次いで、加入者データ管理装置6において
は、交換機5から入力された携帯端末1の番号と暗証番
号とが、例えば不揮発性メモリによって構成された加入
者データ管理装置6の記憶手段(図示せず)に設定記憶
されているデータ(携帯端末1の番号と暗証番号)と一
致するか否かの照合が行われることになる(図2のステ
ップ106参照)。そして、一致すると判定された場合
には、加入者データ管理装置6により通話停止の設定又
は通話停止の解除のための所定のデータの書き換えが行
われ通話停止の設定又は通話停止の解除が行われること
となる(図2のステップ108参照)。
【0021】すなわち、この場合、先の第2の端末2か
らダイヤルする際、前記特番は、単に通話状態の設定を
要求する番号にすぎず、通話停止の設定を要求するのか
又は通話停止の解除を要求するのかは特定されていない
ため、加入者データ管理装置6へ先のようにして携帯端
末1の番号と暗証番号が入力され、予め記憶されている
データと一致していると判定する度毎に、携帯端末1の
通話状態(換言すれば直近の回線交換の状態)の直近の
状態と反対の状態に設定が行われるようになっている。
例えば、通話停止の解除の状態にある場合に、図2のス
テップ106のデータの照合において一致すると判定さ
れた場合には、加入者データ管理装置6によって、通話
停止が設定されることとなる。逆に、ステップ106に
おいてデータが一致していると判定される直前の状態が
通話停止に設定された状態である場合、ステップ108
では、通話停止の解除がなされることとなる。
【0022】尚、前記特番として、通話停止の設定を要
求する第1の番号と通話停止の解除を要求する第2の番
号の2つの番号を使用するようにしてもよい。この場
合、ステップ108では、ステップ102で特番の意味
を判定した結果、即ち、特番が通話停止を要求する番号
であるのか又は通話停止の解除を要求する番号であるの
かを判定して、ステップ108において前記特番に基づ
いて、前記特番が通話停止を要求する第1番号の場合に
は携帯端末1の通話状態を通話停止状態に設定処理し、
前記特番が通話停止の解除を要求する第2の番号の場合
には携帯端末1の通話停止を解除処理して通話可能な状
態に設定処理する。この場合、通話停止に設定されてい
る状態で通話停止を要求する特番を受信した場合には、
既に通話停止状態に設定されているため、通話状態に変
化は生じない。また、通話停止が解除されている状態で
通話停止の解除を要求する特番が入力された場合にも、
既に通話停止は解除されているため、通話状態に変化は
生じない。
【0023】また、第2の端末2から特番に加えて着サ
ブアドレスに携帯端末1の番号と暗証番号とを設定して
ダイヤルする際に、さらに、通話停止の設定、解除を区
別するための所定の番号を着サブアドレスに設定してダ
イヤルするようにしてもよい。例えば、通話停止の設定
を行う場合の番号を「1」と、通話停止の解除を行う場
合の番号を「0」とし、これを例えば、着サブアドレス
の暗証番号の後に設定するようにすることもできる。そ
して、この場合、図2のステップ108においては、こ
の通話停止の設定、通話停止の解除のための番号が判定
され、「1」であれば、通話停止の設定が、「0」であ
れば、通話停止の解除の設定が、それぞれ行われること
となる。
【0024】以上述べたように、本例の通信装置は、複
数の端末を複数の通話回線を介して回線交換する通信装
置において、前記複数の端末の内の所望の携帯端末に対
する通話停止及び通話停止の解除を行う不正使用防止手
段(交換機5、加入者データ管理装置6)を設け、前記
不正使用防止手段は、前記所望の携帯端末1以外の端末
2から、通話状態の設定を要求する所定の番号(特番や
着サブアドレスに設定した番号)、前記所望の携帯端末
1の番号及び暗証番号を受信し、記憶手段に前記所望の
携帯端末1の番号及び暗証番号が予め設定されたデータ
と一致すると判定した場合に、前記所定の番号に基づい
て、前記所定の番号の意味に応じて、前記所望の携帯端
末1に対する通話停止処理又は通話停止の解除処理を行
うことを特徴としている。
【0025】前記不正使用防止手段は、前記所定の番号
(特番や着サブアドレスに設定される番号)、携帯端末
の番号及び暗証番号が設定される記憶手段(図示せず)
と、前記所望の携帯端末1以外の端末2から前記特番、
前記所望の携帯端末1の番号及び暗証番号を受信する受
信手段(図示せず)と、前記受信手段で受信した前記所
望の携帯端末1の番号及び暗証番号が前記記憶手段に予
め設定されたデータ(携帯端末1の番号及び暗証番号)
と一致すると判定した場合に、前記所定の番号に基づい
て、前記所定の番号の意味に応じて、前記所望の携帯端
末1の通話停止処理又は通話停止の解除処理を行う加入
者データ管理装置6とを備えている。
【0026】また、前記所定の番号が、通話停止又は通
話停止の解除を意味する番号ではなく、単に通話状態の
設定を意味する番号の場合、加入者データ管理装置6
は、前記所望の携帯端末1の番号及び暗証番号が予め前
記記憶手段に設定されたデータと一致していると判定し
た場合に、前記所定の番号に基づいて、前記携帯端末に
対する回線交換の状態を直近の状態と反対の通話停止状
態への設定処理又は通話停止の解除状態への設定処理を
行う。さらに、前記特番が通話停止を要求する第1の番
号又は通話停止の解除を要求する第2の番号の場合、前
記加入者データ管理装置6は、前記所望の携帯端末1の
番号及び暗証番号が前記記憶手段に予め設定されたデー
タ(携帯端末1の番号及び暗証番号)と一致すると判定
した場合に、前記特番が通話停止の設定と通話停止の解
除のいずれを要求する番号であるかを判定して前記所定
の番号が意味する通話停止処理又は通話停止の解除処理
を行うようにしている。
【0027】さらにまた、不正使用防止手段は、交換機
5と加入者データ管理装置6とを備えて成り、前記所定
の番号(特番や着サブアドレスに設定された番号)が、
通話停止又は通話停止の解除を意味する番号ではなく、
単に通話状態の設定を意味する番号の場合、前記交換機
5は、通話停止の設定または解除を所望する携帯端末1
以外の端末2から、通話状態の設定を要求する所定の番
号、前記所望の携帯端末1の番号及び暗証番号を受信し
た場合に、当該携帯端末1の番号及び暗証番号を前記加
入者データ管理装置6へ送出し、前記加入者データ管理
装置6は、前記交換機5から入力された携帯端末1の番
号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致すると判
定した場合に、前記所望の携帯端末1に対する直近の通
話停止又は通話停止の解除の状態と反対の状態に設定す
るようにしている。
【0028】また、不正使用防止手段は、交換機5と加
入者データ管理装置6とを備えて成り、前記所定の番号
(特番や着サブアドレスに設定された番号)は通話停止
を要求する第1の番号又は通話停止の解除を要求する第
2の番号であり、前記交換機5は、通話停止の設定また
は解除を所望する携帯端末1以外の端末2から、前記所
定の番号、前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号を受
信し、前記所望の携帯端末の番号、暗証番号及び前記通
話停止あるいは通話停止の解除を要求する番号を加入者
データ管理装置6へ送出し、前記加入者データ管理装置
6は、前記交換機5から入力された所望の携帯端末1の
番号及び暗証番号が予め設定されているデータと一致す
ると判定した場合、前記通話停止又は通話停止の解除を
要求する番号のいずれが入力されたかを判定して、前記
所望の携帯端末1に対する通話停止の設定処理または通
話停止の解除処理を行うようにしている。
【0029】したがって、携帯端末の通話停止の設定及
び通話停止の解除を、通信事業者における設定作業を介
することなくユーザ側における所定の操作によって行う
ことが可能になる。また、第3者が通話停止の設定及び
通話停止の解除を容易に行うことを防止することができ
る。さらに、時間的な制限がなく、迅速に通話停止の設
定及び通話停止の解除を行うことができる。
【0030】図3及び図4は、本発明の第2の実施の形
態に係る通信装置のブロック図及びその処理を示すフロ
ーチャートである。尚、図1に示された構成要素と同一
の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な
説明は省略することとする。本第2の実施の形態は、着
サブアドレスの設定ができない第3の端末(図3におい
ては「端末3」と表記)3からの所定の操作によって通
話停止の設定、解除を行う場合のものである。
【0031】まず、所望の携帯端末である携帯端末1の
ユーザーは、前記所望の携帯端末以外の端末である第3
の端末3から、携帯端末1を契約している通信事業者に
よって予め定められた通話停止の設定、通話停止の解除
を指定する所定の番号(特番)をダイヤルする。前記特
番は通話状態の設定を要求する番号であり、具体的に
は、単に通話状態の設定の要求を意味する番号である場
合、あるいは、通話停止の設定を意味する番号又は通話
停止の解除を要求する番号である場合等、仕様によって
種々選定できる。図4に示す例は、単に通話状態の設定
の要求を意味する番号を使用した例である。
【0032】一方、交換機5側では、上述のダイヤルに
よる着信を検知する(図4のステップ200参照)と、
その着信が通話状態の設定を要求する番号か否か、即
ち、通話停止の設定、通話停止の解除を要求するもので
あるか否かの判定が行われる(図4のステップ202参
照)。すなわち、この判定は、特番によりダイヤルされ
たか否かで行われ、特番がダイヤルされたと判定される
と、通話状態の設定の要求であると判定して、次に説明
するステップ204の処理が実行される一方、特番がダ
イヤルされたのではないと判定されると通話停止の設
定、通話停止の解除の要求ではないと判定して、この一
連の処理が終了されることとなる。
【0033】一方、通話状態の設定の要求であると判定
されると、交換機5からは、第3の端末3に対して携帯
端末1の番号と暗証番号の入力を促すガイダンスのメッ
セージが送出され(図4のステップ204参照)、第3
の端末3からのデータ入力を受け付ける状態となる(図
4のステップ206参照)。ここで、第3の端末3から
のデータ入力のためには、第3の端末3は、数値、記号
入力のため、いわゆるプッシュボタン(図示せず)を有
し、データ入力は、このプッシュボタンを押下して行わ
れるようなものが好ましい。そして、交換機5において
は、前記メッセージ送出後、第3の端末3から入力され
たデータが携帯端末1の番号と暗証番号とに別個に分離
されて加入者データ管理装置6へ送出されることとなる
(図4のステップ208参照)。
【0034】加入者データ管理装置6においては、交換
機5から入力された携帯端末1の番号と暗証番号とが、
例えば不揮発性メモリによって構成された加入者データ
管理装置6の記憶手段(図示せず)に記憶されているデ
ータ(携帯端末1の番号と暗証番号)と一致するか否か
の照合が行われることとなる(図4のステップ210参
照)。そして、一致すると判定した場合には、加入者デ
ータ管理装置6により通話停止の設定、通話停止の解除
のための所定のデータが書き換えられて通話状態が設定
され、通話停止の設定処理又は通話停止の解除処理が行
われることとなる(図4のステップ212参照)。
【0035】すなわち、この場合、先の第3の端末3か
らのデータの入力は、単に通話状態の設定を要求する特
番、携帯端末1の番号及び暗証番号であり、通話停止の
設定と通話停止の解除を区別するための所定の番号を入
力するようにはしていないので、入力された携帯端末1
の番号と暗証番号が一致していると判定される度毎に、
携帯端末1の通話状態(換言すれば直近の回線交換の状
態)を直近の状態と反対の状態に設定する処理が行われ
るようになっている。例えば、第3の端末3から、特
番、携帯端末1の番号及び暗証番号を入力する直前の状
態が仮に、通話停止に設定されている状態であったとす
ると、この場合、第3の端末3からのデータの入力によ
り通話停止の解除がなされることとなる。一方、第3の
端末3から特番、携帯端末1の番号及び暗証番号を入力
する直前の状態が、仮に通話停止の解除がなされている
状態であれば、この場合は、第3の端末3からのデータ
の入力により、通話停止の設定がなされることとなる。
【0036】尚、前記特番として、通話停止の設定を要
求する番号と通話停止の解除を要求する番号の2つの番
号を使用するようにしてもよい。この場合、ステップ1
08では、ステップ202で特番の意味を判定した結
果、即ち、特番が通話停止を要求する番号であるのか又
は通話停止の解除を要求する番号であるのかを判定し
て、ステップ212において前記特番に基づいて、前記
特番が通話停止を要求する番号の場合には携帯端末1の
通話状態を通話停止状態に設定処理し、前記特番が通話
停止の解除を要求する番号の場合には携帯端末1の通話
停止を解除処理して通話可能な状態に設定処理する。こ
の場合、通話停止に設定されている状態で通話停止を要
求する特番を受信した場合には、既に通話停止状態に設
定されているため、通話状態に変化は生じない。また、
通話停止が解除されている状態で通話停止の解除を要求
する特番が入力された場合にも、既に通話停止は解除さ
れているため、通話状態に変化は生じない。
【0037】また、第3の端末3から携帯端末1の番号
と暗証番号とを入力する際に、通話停止の設定、停止の
解除を区別するための所定の番号を同時に入力するよう
にしてもよい。例えば、通話停止の設定を行う場合の番
号を「1」と、通話停止の解除を行う場合の番号を
「0」とし、これを携帯端末1の番号及び暗証番号と共
に入力するようなものとすることができる。そして、こ
の場合、図4のステップ212においては、通話停止の
設定、通話停止の解除のための番号が判定され、「1」
であれば、通話停止の設定が、「0」であれば、通話停
止の解除の設定が、それぞれ行われることとなる。
【0038】以上述べたように第2の実施の形態におい
ては、複数の端末を複数の通話回線を介して回線交換す
る通信装置において、前記複数の端末の内の所望の携帯
端末1に対する通話停止及び通話停止の解除を行う不正
使用防止手段(交換機5、加入者データ管理装置6)を
設け、前記不正使用防止手段は、前記所望の携帯端末1
以外の端末から通話状態の設定を要求する所定の番号
(特番)を受信して、前記所望の携帯端末1以外の端末
2に対してデータ入力を要求するガイダンスのメッセー
ジを送出し、前記メッセージ送出後、前記所望の携帯端
末1以外の端末2から前記所望の携帯端末1の番号及び
暗証番号が入力された場合、前記所望の携帯端末の番号
及び暗証番号が予め記憶手段に設定されたデータと一致
すると判定したときに、前記所定の番号に基づいて、前
記所望の携帯端末による通話停止処理又は通話停止の解
除処理を行うことを特徴としている。
【0039】また、前記所定の番号が、通話停止又は通
話停止の解除を意味する番号ではなく、単に通話状態の
設定を意味する番号の場合、前記不正使用防止手段は、
前記所望の携帯端末1の番号及び暗証番号が予め記憶手
段に設定されたデータと一致していると判定した場合
に、前記所望の携帯端末1に対する回線交換の状態を直
近の状態と反対の通話停止状態への設定処理又は通話停
止の解除状態への設定処理を行うようにしている。さら
に、前記所定の番号が単に通話状態の設定を意味する番
号ではなく、通話停止を要求する第1の番号又は通話停
止の解除を要求する第2の番号であり、前記不正使用防
止手段は、受信した前記所望の携帯端末1の番号及び暗
証番号が予め記憶手段に設定されたデータと一致すると
判定した場合に、前記所定の番号が通話停止と通話停止
の解除のいずれを要求する番号であるかを判定して、前
記所定の番号の意味に相当する通話の停止処理又は通話
停止の解除処理を行うようにしている。
【0040】さらにまた、不正使用防止手段は、交換機
5と加入者データ管理装置6とを具備してなり、前記交
換機5は、通話停止又は通話停止の解除を所望する携帯
端末1以外の端末2から、通話状態の変更を要求する所
定の番号が受信した場合、前記所望の携帯端末1以外の
端末2に対してデータ入力を要求するガイダンスのメッ
セージを送出し、前記メッセージ送出後、前記所望の携
帯端末1以外の端末2から前記所望の携帯端末1の番号
及び暗証番号が入力された場合、前記所望の携帯端末1
の番号及び暗証番号を前記加入者データ管理装置6へ送
出し、前記加入者データ管理装置6は、前記所望の携帯
端末1の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一
致していると判定した場合、前記所望の携帯端末1に対
する通話停止又は通話停止の解除の設定を直近の状態と
反対の状態に設定するようにしている。
【0041】また、不正使用防止手段は、交換機5と加
入者データ管理装置6とを具備してなり、前記所定の番
号(特番)は通話停止を要求する番号又は通話停止の解
除を要求する番号であり、前記交換機5は、前記所望の
携帯端末1以外の端末から前記所定の番号が入力された
場合、前記所望の携帯端末1以外の端末2に対してデー
タ入力を要求するガイダンスのメッセージを送出し、前
記メッセージ送出後、前記所望の携帯端末1以外の端末
2から前記所望の携帯端末1の番号及び暗証番号が入力
された場合に、前記所定の番号、前記所望の携帯端末1
の番号及び暗証番号を加入者データ管理装置6へ送出
し、前記加入者データ管理装置6は、入力された前記所
望の携帯端末1の番号及び暗証番号が予めその記憶手段
に設定されたデータと一致すると判定した場合、前記所
定の番号が通話停止と通話停止の解除のいずれを要求す
る番号であるかを判定して、前記所定の番号が意味する
通話停止の設定処理又は通話停止の解除処理を行うよう
にしている。
【0042】したがって、本第2の実施の形態において
も、携帯端末の通話停止の設定及び通話停止の解除を、
通信事業者における設定作業を介することなくユーザ側
における所定の操作によって行うことが可能になる。ま
た、第3者が通話停止の設定及び通話停止の解除を容易
に行うことを防止することができる。さらに、時間的な
制限がなく、迅速に通話停止の設定及び通話停止の解除
を行うことができる。
【0043】次に、不正使用防止が可能に構成された携
帯端末の実施の形態について、図5及び図6を参照しつ
つ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構
成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明
は省略することとする。この例は、携帯端末1において
不正使用防止の設定ができるよにしたものである。
【0044】まず、所望の携帯端末である携帯端末1の
ユーザーは、着サブアドレスの設定が可能な前記所望の
携帯端末以外の端末である第2の端末2から、携帯端末
1の番号及び着サブアドレスをダイヤルする。ここで、
着サブアドレスには、少なくとも暗証番号を含むものと
する。第2の端末2からの発呼は、交換機5及び基地局
4へ伝達され、基地局4から携帯端末1へは無線回線に
よって伝達されることとなる(図5参照)。
【0045】携帯端末1においては、着信が検知される
と(図6のステップ300参照)、受信された着サブア
ドレスの分析が行われる(図6のステップ302参
照)。すなわち、着サブアドレスの中から暗証番号が抽
出されることとなる。次いで、この暗証番号が予め不揮
発性メモリ等によって構成された携帯端末1の記憶手段
(図示せず)に設定されているものと一致するか否かデ
ータ(暗証番号)の照合がなされる(図6のステップ3
04参照)。そして、一致すると判定すると、通話停止
状態とされると共に、この着信に対する呼び出し音を発
生しない状態とされる(図6のステップ306参照)。
一方、データが一致してないと判定されると、通常動作
状態とされる(図6のステップ308参照)。すなわ
ち、この場合、第2の端末2からの着信に対して呼び出
し音が発生され、オフフックされると通常の通話状態と
されるようになっている。
【0046】尚、通話停止の解除は、携帯端末1におい
て、所定の番号を入力するか、または、所定のキーを押
下することによってなされるようにすることができる。
以上述べたように本実施の形態に係る携帯端末は、無線
回線を介して回線交換を行う交換機5と接続されるよう
構成されてなる携帯端末1であって、前記交換機5に接
続された他の端末2によってダイヤルされた前記携帯端
末1の番号及び暗証番号を受信し、受信した携帯端末1
の番号及び暗証番号が予め記憶手段に設定された当該携
帯端末1の番号及び暗証番号に一致すると判定した場合
に呼び出し音を発生することなく通話停止の状態とな
り、前記暗証番号が一致しないと判定した場合に呼び出
し音を発生し通常の動作状態となるよう構成されて成る
ことを特徴としている。
【0047】したがって、携帯端末の通話停止の設定及
び通話停止の解除を、通信事業者における設定作業を介
することなくユーザ側における所定の操作によって行う
ことが可能になる。また、第3者が通話停止の設定及び
通話停止の解除を容易に行うことを防止することができ
る。さらに、時間的な制限がなく、迅速に通話停止の設
定及び通話停止の解除を行うことができる携帯端末を提
供することが可能になる。
【0048】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、携
帯端末の通話停止の設定、解除を、通信事業者における
設定作業を介することなくユーザ側における所定の操作
によって行うことができるように構成したので、ユーザ
にとって従来煩雑な手続きを必要とした通話停止の設
定、解除が容易となり、携帯端末の利便性をさらに向上
することができる。また、通話停止の設定、解除を行う
に当たり、従来と異なり、時間的な制限がなく、所望の
際に常時行えるので迅速な通話停止の設定、解除を行う
ことができる。さらに、通話停止の設定、解除には、暗
証番号を用いるようにしたので、その暗証番号を知り得
ない限り第3者が容易に通話停止の設定、解除を行うこ
とはできず、安全確実に不正使用防止を行うことができ
る。またさらに、ユーザ側での操作により通話停止の設
定、解除がなされるようにしたので、通信事業者側での
従来のような設定作業の負担が軽減され、それによって
より通信サービスの向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置のブ
ロック図である。
【図2】図1に示された構成における動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る通信装置のブ
ロック図である。
【図4】図3に示された構成における動作を説明するフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る携帯端末とその回線
交換を行う交換機との接続を示すブロック図である。
【図6】図5に示された構成における動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1・・・携帯端末 2・・・第2の端末 3・・・第3の端末 4・・・基地局 5・・・不正使用防止手段を構成する交換機 6・・・不正使用防止手段を構成する加入者データ管理
装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を複数の通話回線を介して回
    線交換する通信装置において、 前記複数の端末の内の所望の携帯端末に対する通話停止
    及び通話停止の解除を行う不正使用防止手段を設け、 当該不正使用防止手段は、前記所望の携帯端末以外の端
    末から、通話状態の設定を要求する所定の番号、前記所
    望の携帯端末の番号及び暗証番号を受信し、前記所望の
    携帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと
    一致すると判定した場合に、前記所定の番号に基づい
    て、前記所望の携帯端末に対する通話停止処理又は通話
    停止の解除処理を行うことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記不正使用防止手段は、前記所望の携
    帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一
    致すると判定した場合に、前記所望の携帯端末に対する
    回線交換の状態を直近の状態と反対の状態とすることを
    特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の番号は通話停止又は通話停止
    の解除を要求する番号であり、前記不正使用防止手段
    は、受信した前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号が
    予め設定されたデータと一致すると判定した場合に、前
    記所定の番号が通話停止と通話停止の解除のいずれを要
    求する番号であるかを判定して、前記所定の番号に対応
    する通話停止の処理又は通話停止の解除処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 不正使用防止手段は、交換機と加入者デ
    ータ管理装置とを備えて成り、 前記交換機は、通話停止の設定または解除を所望する携
    帯端末以外の端末から、通話状態の設定を要求する所定
    の番号、前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号を受信
    した場合、当該携帯端末の番号及び暗証番号を前記加入
    者データ管理装置へ送出し、 前記加入者データ管理装置は、前記交換機から入力され
    た携帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータ
    と一致すると判定した場合に、前記所望の携帯端末に対
    する直近の通話停止又は通話停止の解除の状態と反対の
    状態に設定することを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  5. 【請求項5】 不正使用防止手段は、交換機と加入者デ
    ータ管理装置とを備えて成り、 前記所定の番号は通話停止又は通話停止の解除を要求す
    る番号であり、 前記交換機は、通話停止の設定または解除を所望する携
    帯端末以外の端末から、前記所定の番号、前記所望の携
    帯端末の番号及び暗証番号を受信し、前記所望の携帯端
    末の番号及び暗証番号、並びに通話停止又は通話停止の
    解除を要求する番号のいずれかを加入者データ管理装置
    へ送出し、 前記加入者データ管理装置は、前記交換機から入力され
    た所望の携帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されて
    いるデータと一致すると判定した場合、前記通話停止又
    は通話停止の解除を要求する番号のいずれが入力された
    かを判定して通話停止の設定処理または通話停止の解除
    処理を行うことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 複数の端末を複数の通話回線を介して回
    線交換する通信装置において、 前記複数の端末の内の所望の携帯端末に対する通話停止
    及び通話停止の解除を行う不正使用防止手段を設け、 前記不正使用防止手段は、前記所望の携帯端末以外の端
    末から通話状態の設定を要求する所定の番号を受信し
    て、前記所望の携帯端末以外の端末に対してデータ入力
    を要求するガイダンスのメッセージを送出し、前記所望
    の携帯端末以外の端末から前記所望の携帯端末の番号及
    び暗証番号が入力された場合、前記所望の携帯端末の番
    号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致すると判
    定したときに、前記所定の番号に基づいて、前記所望の
    携帯端末による通話停止処理又は通話停止の解除処理を
    行うことを特徴とする通信装置。
  7. 【請求項7】 前記不正使用防止手段は、前記所望の携
    帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一
    致していると判定した場合に、前記所望の携帯端末に対
    する回線交換の状態を直近の状態と反対の状態とするこ
    とを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の番号は通話停止又は通話停止
    の解除を要求する番号であり、前記不正使用防止手段
    は、受信した前記所望の携帯端末の番号及び暗証番号が
    予め設定されたデータと一致すると判定した場合に、前
    記所定の番号が通話停止と通話停止の解除のいずれを要
    求する番号であるかを判定して、前記所定の番号に対応
    する通話の停止処理又は通話停止の解除処理を行うこと
    を特徴とする請求項6記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 不正使用防止手段は、交換機と加入者デ
    ータ管理装置とを具備してなり、 前記交換機は、通話停止又は通話停止の解除を所望する
    携帯端末以外の端末から、通話状態の変更を要求する所
    定の番号が受信した場合、前記所望の携帯端末以外の端
    末に対してデータ入力を要求するガイダンスのメッセー
    ジを送出し、前記所望の携帯端末以外の端末から前記所
    望の携帯端末の番号及び暗証番号が入力された場合、前
    記所望の携帯端末の番号及び暗証番号を前記加入者デー
    タ管理装置へ送出し、 前記加入者データ管理装置は、前記所望の携帯端末の番
    号及び暗証番号が予め設定されたデータと一致している
    と判定した場合、前記所望の携帯端末に対する通話停止
    又は通話停止の解除の設定を直近の状態と反対の状態に
    設定することを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 不正使用防止手段は、交換機と加入者
    データ管理装置とを具備してなり、 前記所定の番号は通話停止又は通話停止の解除を要求す
    る番号であり、 前記交換機は、前記所望の携帯端末以外の端末から前記
    所定の番号が入力された場合、前記所望の携帯端末以外
    の端末に対してデータ入力を要求するガイダンスのメッ
    セージを送出し、前記所望の携帯端末以外の端末から前
    記所望の携帯端末の番号及び暗証番号が入力された場
    合、前記所定の番号、前記所望の携帯端末の番号及び暗
    証番号を加入者データ管理装置へ送出し、 前記加入者データ管理装置は、入力された前記所望の携
    帯端末の番号及び暗証番号が予め設定されたデータと一
    致すると判定した場合、前記所定の番号が通話停止と通
    話停止の解除のいずれを要求する番号であるかを判定し
    て、通話停止の設定処理又は通話停止の解除処理を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 無線回線を介して回線交換を行う交換
    機と接続されるよう構成されてなる携帯端末であって、 前記交換機に接続された他の端末によって前記携帯端末
    の番号及び暗証番号がダイヤルされ、前記携帯端末に着
    信した場合、当該携帯端末は、前記暗証番号が一致する
    と判定した場合に呼び出し音を発生することなく通話停
    止の状態となり、前記暗証番号が一致しないと判定した
    場合に呼び出し音を発生し通常の動作状態となるよう構
    成されて成ることを特徴とする携帯端末。
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