JP6368666B2 - 迷惑電話対策システム、および、迷惑電話対策方法 - Google Patents

迷惑電話対策システム、および、迷惑電話対策方法 Download PDF

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本発明は、迷惑電話対策の技術に関する。
従来から、迷惑電話によって精神的、金銭的等の被害に遭う人が後を絶たない。ここで、迷惑電話とは、例えば、振り込め詐欺を企む者からの電話や、悪質な営業活動を行う者からの電話等、受信者が迷惑(被害)を被る電話を指す。
以下、迷惑電話の発信者を「悪意発信者」と称し、善意電話の発信者を「善意発信者」と称する。また、悪意発信者が迷惑電話でよく使う言葉やフレーズを「バッドキーワード」と称する。
これまでに、迷惑電話対策として種々の技術が考え出されてきた。以下、迷惑電話として、振り込め詐欺の場合を例にとって説明する。
振り込め詐欺対策としては、例えば、「携帯電話の電話番号が変わった。」、「風邪をひいて声がおかしい。」、「事情(借金、交通事故等)により、すぐにお金が必要だから、ATMで振り込んで。」等をバッドキーワードとして登録しておき、電話内容を音声認識してバッドキーワードを検出した場合には、本人、親族、所定機関等へ電話、メール等によって警告通知を行う、という技術がある(特許文献1,2)。
そのほかに、ブラックリスト(例えば悪意発信者の電話番号のリスト)やホワイトリスト(例えば善意発信者の電話番号のリスト)を用いる技術もある(特許文献3参照)。その場合、例えば、電話を受信した際に、ブラックリストに載っている電話番号からであれば、悪意発信者からの電話と判定し、着信拒否等により対応する。また、ホワイトリストに載っている電話番号からであれば、善意発信者からの電話と判定し、心配なく受信者に電話をつなぐことができる。
また、迷惑電話を受けた直後に電話機から登録操作を行うことで、それ以降、同じ電話番号からの電話に対して自動的に着信拒否メッセージを送る迷惑電話おことわりサービスという技術もある(非特許文献1)。
これらの技術によれば、迷惑電話対策として、ある程度の効果を得ることができる。
特開2006−196949号公報 特開2006−324715号公報 特開2011−160029号公報
"迷惑電話おことわりサービス"、[online]、2015年、東日本電信電話株式会社、[平成27年2月19日検索]、インターネット<URL:http://web116.jp/shop/benri/meiwaku/mei_00.html>
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術では、悪意発信者の発した言葉がバッドキーワードとして登録されていないと無効であるという問題がある。そして、振り込め詐欺の手口は日々巧妙化しており、悪意発信者が発する言葉は、バッドキーワードとして上記したもののほかに、「(警察関係者を名乗り、)あなたの銀行口座が悪用されています。」、「(市役所職員を名乗り、)税金の還付金があります。」、「(駅員を名乗り、)あなたの息子さんのカバンを預かっています。」等、次々に新しいものが出現する。したがって、すべてのバッドキーワードを事前に用意しておくのは、現実的に不可能である。
また、特許文献3に記載の技術では、ブラックリストにすべての悪意発信者を載せるのは現実的に不可能であるので、ブラックリストに載っている電話番号からの電話を着信拒否等するという方法では、ブラックリストに載っていない悪意発信者には無効であるという問題がある。また、ホワイトリストに載っている善意発信者からの電話しか受信者につながないという方法では、ホワイトリストに載っていない善意発信者からの電話をはじいてしまうという問題もある。
また、非特許文献1に記載の技術では、迷惑電話を受けた直後に電話機から登録操作(144番の特番発信等)を行う必要があり、登録操作を行う場合は受信者にとって面倒であり、また、登録操作を行わないと対策にならないという問題がある。また、受信者自身が迷惑電話だったと気がつかないこともありえる、という問題もある。
そこで、本発明は、電話の受信者に大きな負担をかけることなく、発信者が悪意発信者と善意発信者のいずれであるのかを従来よりも精度高く特定するとともに、特定しきれない場合でも受信者が被害を受ける可能性を低減することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、発信者端末から受信者端末への電話に用いられる迷惑電話対策システムであって、前記受信者端末ごとに、善意発信者の電話番号のリストであるホワイトリスト、合言葉、迷惑電話に関する注意喚起メッセージである見守りガイダンス、および、善意発信者の声紋DBを記憶している記憶手段と、前記発信者端末から前記受信者端末への電話の接続要求があった場合に、前記発信者端末の電話番号が、前記記憶手段に記憶された当該受信者端末のホワイトリストに載っているか否かを判定するホワイトリスト判定手段と、前記ホワイトリストを用いた判定結果が否であった場合に、前記発信者端末に対して、合言葉を要求する合言葉要求手段と、前記発信者端末から受信した言葉が、前記記憶手段に記憶された合言葉と合致するか否かを判定し、合致しなければ、前記接続要求を破棄する合言葉判定手段と、前記合言葉が合致した場合に、通話を確立させるとともに、当該通話を録音する通話確立手段と、前記通話が終わった後、前記録音した音声の声紋が、前記記憶手段に記憶された声紋DBにおけるいずれかの声紋と、所定の閾値以上の合致率で合致するのか否かを判定し、前記所定の閾値以上の合致率で合致しなかった場合に、前記記憶手段に記憶された見守りガイダンスを前記受信者端末に送信する見守りガイダンス送信手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、発信者端末から受信者端末への電話の接続要求があった場合に、ホワイトリストに発信者端末の電話番号がなければ、まず、合言葉を用いた判定を行い、合言葉が合致しなければ、接続要求を破棄する。そして、合言葉が合致した場合、通話を確立させるとともに、通話を録音し、通話が終わった後、録音した音声の声紋が声紋DBにおけるいずれかの声紋と所定の閾値以上の合致率で合致するのか否かを判定し、合致しなかった場合に、見守りガイダンスを受信者端末に送信する。つまり、受信者は、見守りガイダンスを聞くことで、その電話が迷惑電話であったことの可能性を察知することができる。
したがって、電話の受信者に大きな負担をかけることなく、発信者が悪意発信者と善意発信者のいずれであるのかを従来よりも精度高く特定するとともに、特定しきれない場合でも受信者が被害を受ける可能性を低減することができる。
また、本発明は、前記記憶手段が、さらに、キーワードと通話接続先の組み合わせを複数有する対処リストを記憶しており、前記見守りガイダンス送信手段が前記見守りガイダンスを前記受信者端末に送信した後、前記記憶手段に記憶された対処リストを参照し、前記受信者端末から受信した言葉と合致するキーワードに対応する通話接続先への通話接続を促すメッセージを前記受信者端末に送信し、前記受信者端末から通話接続要求があれば、前記受信者端末と当該通話接続先との通話を確立する対処手段を、さらに備えることを特徴とする。
これによれば、見守りガイダンスを受信者端末に送信した後、受信者端末から受信した言葉と合致するキーワードに対応する通話接続先への通話接続を促すメッセージを受信者端末に送信し、受信者端末から通話接続要求があれば、受信者端末と当該通話接続先との通話を確立する。
したがって、受信者は通話接続先に相談することができ、被害を受ける可能性をさらに低減することができる。
本発明によれば、電話の受信者に大きな負担をかけることなく、発信者が悪意発信者と善意発信者のいずれであるのかを従来よりも精度高く特定するとともに、特定しきれない場合でも受信者が被害を受ける可能性を低減することができる。
本実施形態の迷惑電話対策システムを含む全体構成図である。 本実施形態の概要の説明図の前半である。 本実施形態の概要の説明図の後半である。 (a)は契約者情報#1の例を示す図である。(b)は通話履歴DBの例を示す図である。(c)は契約者情報#1の作成処理フロー例を示す図である。 (a)は契約者情報#2の例を示す図である。(b)は契約者情報#3の例を示す図である。(c)は契約者情報#4の例を示す図である。(d)は声紋DBの例を示す図である。(e)は事前ガイダンスファイルDBの例を示す図である。 (a)は見守りガイダンスファイルDBの例を示す図である。(b)は対処リストの例を示す図である。 本実施形態において、各装置が実行する処理の流れの例を示す図(1/3)である。 本実施形態において、各装置が実行する処理の流れの例を示す図(2/3)である。 本実施形態において、各装置が実行する処理の流れの例を示す図(3/3)である。
以下、本発明に係る迷惑電話対策システムを実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、ネットワーク101に対して、発信者端末102、契約者端末103、親族端末104、相談センタ端末105、警察端末106、および、迷惑電話対策システム1が接続されている。
発信者端末102は、電話の発信者が使用する電話端末である。
契約者端末103は、迷惑電話対策システム1の契約者(受信者)が使用する電話端末であり、発信者端末102からの電話を受信する。
なお、発信者端末102と契約者端末103は、本実施形態において便宜上呼び分けているだけで、機器としての差異はない。
親族端末104は、契約者の親族が使用する通信端末であり、電話端末やパソコンなどを含む。
相談センタ端末105は、相談センタが使用する通信端末であり、電話端末やパソコンなどを含む。
警察端末106は、警察が使用する通信端末であり、電話端末やパソコンなどを含む。
迷惑電話対策システム1は、発信者端末102から契約者端末103(受信者端末)への電話に用いられるシステムであって、呼制御サーバ2、事前ガイダンス装置3、声紋解析サーバ4、メールサーバ5、見守りコールサーバ6、および、Webサーバ7を備えている。
呼制御サーバ2は、迷惑電話対策システム1における中心的役割を担い、発信者端末102と契約者端末103との呼接続制御のほか、迷惑電話対策の各機能を発揮する(詳細は後記)。呼制御サーバ2は、制御部21、記憶部22のほか、図示しない入出力インタフェース、通信インタフェースを備える。
記憶部22は、通話内容記憶DB(Data Base)221、契約者情報222、通話履歴DB223、および、対処リスト224を記憶する。
通話内容記憶DB221は、発信者端末102と契約者端末103を含む電話端末同士の通話内容を記憶するデータベースである。
契約者情報222は、迷惑電話対策システム1の契約者に関連する情報であり、契約者情報#1〜#4を有している。
契約者情報#1は、契約者ごとの善意発信者の電話番号のリストであるホワイトリストであり、例えば、図4(a)に示すように、Indexとホワイトリスト発番号が対応付けられた情報である。この契約者情報#1は、例えば、図4(c)の処理フローに基づいて作成される。通話履歴DB223(図4(b)。詳細は後記)の着番号から着目する契約者番号を検索し(ステップS41)、終話時刻がnヶ月以内であれば(ステップS42でYes)、発番号を契約者情報#1に登録して(ステップS43)ステップS44に進み、終話時刻がnヶ月以内でなければ(ステップS42でNo)ステップS44に進む。ステップS44で、最終行か判定し、Yesの場合は処理を終了し、Noの場合はステップS41に戻る。なお、契約者情報#1は、このような自動作成に限定されず、ほかに、契約者自身の目視確認によって手動で作成、加工してもよい。
契約者情報#2は、例えば、図5(a)に示すように、迷惑電話対策として契約者を適切にフォローするための、(1)親族との三者通話、(2)通常通話後の見守りコール、という2種類の電話の接続形態の選択用情報である。契約者情報#2は、例えば、契約者ごとに、(1)と(2)のいずれを選択するかが予め設定されている。
「(1)親族との三者通話」とは、発信者(発信者端末102のユーザ。以下同様)と契約者(契約者端末103のユーザ。以下同様)に親族(親族端末104のユーザ)を加えた三者による電話の接続形態である(詳細は後記)。
「(2)通常通話後の見守りコール」とは、発信者と契約者による電話の後に、発信者端末102からの音声の声紋解析を行ったり、その声紋解析結果によっては親族、相談センタ、警察への自動接続へと契約者を誘導したりする接続形態である(詳細は後記)。
契約者情報#3は、三者通話に加わる第三者(親族)の候補の電話番号のリストである第三者電話番号リストであり、例えば、契約者ごとに、図5(b)に示すように、Indexと、第三者の候補の接続先番号(電話番号)と、メールアドレスとが対応付けられた情報である。
契約者情報#4は、例えば、図5(c)に示すように、契約者ごとの合言葉の情報である。契約者ごとの善意発信候補者には、この合言葉が事前に通知されているものとする。
通話履歴DB223は、ネットワーク101を経由した通話の履歴に関する情報であり、例えば、図4(b)に示すように、発番号、着番号、終話時刻、通話時間が対応付けられた情報である。
対処リスト224は、迷惑電話対策として契約者を適切にフォローするための対処法に関する情報で、キーワードと通話接続先の組み合わせを複数有する対処リストであり、例えば、図6(b)に示すように、対処キーワード例と対処内容例が対応付けられた情報である。
次に、符号3〜7の各装置について説明するが、各装置が制御部、記憶部、入出力インタフェース、通信インタフェースなどを有している点については図1での図示を省略し、主な記憶情報と機能について説明する。
事前ガイダンス装置3は、発信者端末102に対して各種音声ガイダンスを行う装置であり、事前ガイダンスファイルDB31を記憶する。
事前ガイダンスファイルDB31は、例えば、図5(e)に示すように、ガイダンス種別、ガイダンスファイル名、ガイダンス内容例(迷惑電話に関する注意喚起メッセージである見守りガイダンス)の組み合わせを記憶する。
声紋解析サーバ4は、契約者ごとのホワイトリスト該当者(善意発信者)の声紋を記憶した声紋DB41を用いて声紋解析を行う装置である。
声紋DB41は、例えば、図5(d)に示すように、Index、声紋、名前の組み合わせを記憶する。
Webサーバ7は、アクセス用通話内容記憶DB71を記憶する。
アクセス用通話内容記憶DB71は、通話内容記憶DB221と同様の通話内容を記憶し、親族端末104、相談センタ端末105、警察端末106からアクセス可能なデータベースである。
メールサーバ5は、WebサーバURL51を記憶する。
WebサーバURL51は、Webサーバ7のアクセス用通話内容記憶DB71にアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)を記憶する。
見守りコールサーバ6は、見守りコールをするためのサーバであり、見守りガイダンスファイルDB61を記憶する。
見守りガイダンスファイルDB61は、契約者端末103に見守りコールを行う際の音声ガイダンスを記憶し、例えば、図6(a)に示すように、声紋の合致率、ガイダンスファイル名、ガイダンス内容例の組み合わせを記憶する。
次に、図2、図3を参照して、迷惑電話対策システム1による動作の概要について説明する(詳細は図7〜図9の説明で後記)。なお、ここでは、「(1)親族との三者通話」と「(2)通常通話後の見守りコール」のうち、後者が選択されているものとする。
図2に示すように、発信者端末102から契約者端末103に対する発信(接続要求)があったとき(ステップS1)、過去nヶ月内の通話履歴にある発番号に対しては、本サービス(迷惑電話対策システム1によるサービス)は起動しない(ステップS2)。
過去nヶ月内の通話履歴にない発番号の場合、事前ガイダンス装置3から発信者端末102に合言葉要求ガイダンスを送る(ステップS3)。発信者端末102から合言葉の返答があると(ステップS4)、呼制御サーバ2は、契約者情報222の契約者情報#4(図5(c))を参照して合言葉を判定し(ステップS5)、合言葉が異なる場合には着信を拒否する(ステップS6)。
合言葉が合致した場合、事前ガイダンス装置3から発信者端末102に録音予告の事前ガイダンスを送り(ステップS7)、発信者端末102と契約者端末103の通話を確立する(ステップS8)。
通話の間、通話内容を通話内容記憶DB221に記憶し(ステップS9)、通話終了後、声紋解析サーバ4は、声紋DB41を参照して声紋の合致率(説明の便宜上、整数値とする。)を算出する(ステップS10、S11)。
合致率が80%以上であれば、見守りコールサーバ6は、契約者端末103に対して見守りコールを行わない(図3のステップS12)。
合致率が80%未満であれば、見守りコールサーバ6は、契約者端末103に対して見守りコールを発信する(ステップS13)。図3の下方に示したステップS13以降の処理については、図7〜図9の説明とともに後記する。
次に、図7〜図9を参照し(他図も適宜参照)、迷惑電話対策システム1の動作の詳細について説明する。なお、呼制御サーバ2の動作主体は制御部21であるが、説明を簡潔にするために、以下では動作主体を呼制御サーバ2として記述する。
呼制御サーバ2は、発信者端末102から他の電話端末への接続要求を受けたとき(ステップS101)、着信先が迷惑電話対策システム1の契約者であるか否かを判定し(ステップS102)、Yesの場合(着信先が契約者端末103)はステップS103に進み、Noの場合はステップS104に進む。
ステップS103において、呼制御サーバ2は、発番号が契約者情報#1(図4(a))のホワイトリスト発番号にあるか否かを判定し、Yesの場合(発番号が過去nヶ月以内の通話履歴にある場合)はステップS104に進み、Noの場合はステップS105に進む。
ステップS104において、呼制御サーバ2は、通常呼接続を行い、処理を終了する。
ステップS105において、呼制御サーバ2は、事前ガイダンス装置3に合言葉の要求指示を出す。
これを受けて、事前ガイダンス装置3は、発信者端末102に合言葉要求ガイダンス(図5(e))を送る(ステップS106)。
発信者端末102から合言葉の送信があると(ステップS107)、事前ガイダンス装置3は、その合言葉を呼制御サーバ2に転送する(ステップS108)。
これを受けて、呼制御サーバ2は、契約者情報#4(図5(c))を参照して合言葉が合致しているか否かを判定し(ステップS109)、Yesの場合は図8のステップS111に進み、Noの場合はその接続要求を切断して(ステップS110)処理を終了する。
ステップS111において、呼制御サーバ2は、事前ガイダンス装置3に録音予告指示を出す。
これを受けて、事前ガイダンス装置3は、発信者端末102に録音予告(図5(e)の事前ガイダンスファイルDB31の「事前ガイダンス」)を送る(ステップS112)。
続いて、ステップS113において、呼制御サーバ2は、契約者情報#2(図5(a))を参照して、「(1)親族との三者通話」が設定されていればステップS114に進み(図8の(A)の処理)、「(2)通常通話後の見守りコール」が設定されていればステップS118に進む(図8の(B)の処理)。
「(1)親族との三者通話」が設定されていた場合、ステップS114において、呼制御サーバ2は、通話可能な第三者が存在するか判定し、Yesの場合はステップS116に進み、Noの場合はステップS115に進む。ステップS114では、具体的には、例えば、契約者情報#3(図5(b))を参照し、その接続先番号に登録されている親族に三者通話が可能か否かの問合せ電話をする。
ステップS115において、呼制御サーバ2は、接続要求を切断して、処理を終了する。これにより、第三者がいない状況で発信者端末102と契約者端末103との通話を確立してしまい、契約者端末103の契約者が迷惑電話の被害に遭うという事態を回避することができる。
ステップS116において、呼制御サーバ2は、その三者通話に加わる第三者にWebサーバ7のアクセス用通話内容記憶DB71のURLをメール送信するようメールサーバ5に指示する。
次に、呼制御サーバ2は、その三者通話接続を確立する(ステップS117)。そして、発信者と契約者とその第三者は三者通話を行い、その三者通話は録音され、その通話内容は通話内容記憶DB221およびアクセス用通話内容記憶DB71に記憶される。
また、ステップS116の後、メールサーバ5は、その第三者にアクセス用通話内容記憶DB71のURLをメール送信する。これにより、その第三者は、その三者通話の後、そのURLを用いてWebサーバ7のアクセス用通話内容記憶DB71にアクセスしてその通話内容を確認することができる。したがって、契約者端末103の契約者が迷惑電話の被害に遭う可能性を低減することができる。
また、ステップS113で「(2)通常通話後の見守りコール」が設定されていた場合、呼制御サーバ2は、発信者と契約者の二者通話接続を確立する(ステップS118)。そして、発信者と契約者は二者通話を行い、その二者通話は録音され、その通話内容は通話内容記憶DB221およびアクセス用通話内容記憶DB71に記憶される。
その後、呼制御サーバ2は、二者通話が終了したか否かを判定し(図9のステップS119)、Yesの場合はステップS120に進み、Noの場合はステップS119に戻る。
ステップS120において、呼制御サーバ2は、声紋解析サーバ4に発信者端末102からの音声の声紋の解析指示を出す。
これを受けて、声紋解析サーバ4は、声紋DB41(図5(d))を参照し、発信者端末102からの音声の声紋を解析し(ステップS121)、声紋解析結果を呼制御サーバ2に送信する。
ステップS123において、呼制御サーバ2は、声紋の合致率が80%(所定の閾値)以上の場合は(80〜100%)、発信者端末102からの音声が善意発信者からのものであったとして、処理を終了し、声紋の合致率が80%未満の場合は(0〜79%)、発信者端末102からの音声が善意発信者からのものとは断定できないとして、ステップS124に進む。
ステップS124において、呼制御サーバ2は、見守りコールサーバ6に見守りガイダンスの送出を指示する。
これを受けて、見守りコールサーバ6は、契約者端末103に見守りガイダンスを送出する。
見守りガイダンスの内容は、例えば、図6(a)の見守りガイダンスファイルDB61に示すように、声紋の合致率が50%未満(0〜49%)であれば「あなたのお知り合いでない可能性が高いです。警察に連絡しますか?」、また、声紋の合致率が50%以上、80%未満(50〜79%)であれば「○○さん(声紋解析対象者)の普段の声と違うようです。本人に確認をとりましょうか?」というものになる。
これを受けて、契約者端末103から応答があり(ステップS126)、呼制御サーバ2は、必要に応じて、対処リスト224(図6(b))による対処を行う(ステップS127)。
具体的には、例えば、対処リスト224(図6(b))に示すように、契約者端末103からの応答に「息子/娘/孫/夫/妻に連絡」というキーワードが入っていれば、契約者に親族端末104への接続を促す。
また、契約者端末103からの応答に「迷惑電話」というキーワードが入っていれば、契約者に、迷惑電話お断りサービスを実施している相談センタ端末105への接続を促す。
また、契約者端末103からの応答に「警察に電話」というキーワードが入っていれば、契約者に警察端末106への接続を促す。
接続を促された契約者が同意(通話接続要求)すると、呼制御サーバ2は、契約者端末103とその通話接続先を接続する。
こうすることで、契約者は、親族端末104、相談センタ端末105、警察端末106の相手に相談等をすることができる。
このように、本実施形態の迷惑電話対策システム1によれば、発信者端末102から他の電話端末への電話の接続要求があった場合に、ホワイトリスト(契約者情報#1)に発信者端末102の電話番号がなければ、まず、合言葉を用いた判定を行い、合言葉が合致しなければ、接続要求を破棄する。そして、合言葉が合致した場合、三者通話と見守りコールのうち、三者通話のほうを選択していると、三者通話可能な第三者がいなければ、接続要求を破棄する。三者通話可能な第三者がいれば、第三者を加えた三者通話を確立させる。つまり、契約者は、予め登録した信用のできる第三者を加えた三者通話を行うことができる。
また、合言葉が合致した場合、三者通話と見守りコールのうち、見守りコールのほうを選択していると、通話を確立させるとともに、通話を録音し、通話が終わった後、録音した音声の声紋が声紋DB41におけるいずれかの声紋と所定の閾値以上の合致率で合致するのか否かを判定し、合致しなかった場合に、見守りガイダンスを契約者端末103に送信する。つまり、契約者は、見守りガイダンスを聞くことで、その電話が迷惑電話であったことの可能性を察知することができる。
また、見守りガイダンスを契約者端末103に送信した後、契約者端末103から受信した言葉と合致するキーワードに対応する通話接続先(親族端末104、相談センタ端末105、警察端末106)への通話接続を促すメッセージを契約者端末103に送信し、契約者端末103から通話接続要求があれば、契約者端末103と当該通話接続先との通話を確立する。したがって、契約者は通話接続先に相談等をすることができる。
つまり、三者通話と見守りコールのいずれの場合でも、契約者に大きな負担をかけることなく、発信者が悪意発信者と善意発信者のいずれであるのかを従来よりも精度高く特定するとともに、特定しきれない場合でも受信者が被害を受ける可能性を低減することができる。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
例えば、迷惑電話対策システム1における符号2〜7の各装置について、ハードウエアを統合、分離したり、機能や保持データを入れ替えたりしてもよい。具体的には、例えば、声紋の合致率の判定(図9のステップS123)は、呼制御サーバ2ではなく、声紋解析サーバ4や見守りコールサーバ6が行うようにしてもよい。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 迷惑電話対策システム
2 呼制御サーバ(ホワイトリスト判定手段、合言葉判定手段、第三者判定手段、三者通話確立手段、通話確立手段、対処手段、処理手段)
3 事前ガイダンス装置(合言葉要求手段、処理手段)
4 声紋解析サーバ
5 メールサーバ
6 見守りコールサーバ6(ガイダンス送信手段、処理手段)
7 Webサーバ
21 制御部
22 記憶部(記憶手段)
31 事前ガイダンスファイルDB
41 声紋DB
51 WebサーバURL
61 見守りガイダンスファイルDB
71 アクセス用通話内容記憶DB
101 ネットワーク
102 発信者端末
103 契約者端末
104 親族端末
105 相談センタ端末
106 警察端末
221 通話内容記憶DB
222 契約者情報
223 通話履歴DB
224 対処リスト

Claims (4)

  1. 発信者端末から受信者端末への電話に用いられる迷惑電話対策システムであって、
    前記受信者端末ごとに、善意発信者の電話番号のリストであるホワイトリスト、合言葉、迷惑電話に関する注意喚起メッセージである見守りガイダンス、および、善意発信者の声紋DBを記憶している記憶手段と、
    前記発信者端末から前記受信者端末への電話の接続要求があった場合に、前記発信者端末の電話番号が、前記記憶手段に記憶された当該受信者端末のホワイトリストに載っているか否かを判定するホワイトリスト判定手段と、
    前記ホワイトリストを用いた判定結果が否であった場合に、前記発信者端末に対して、合言葉を要求する合言葉要求手段と、
    前記発信者端末から受信した言葉が、前記記憶手段に記憶された合言葉と合致するか否かを判定し、合致しなければ、前記接続要求を破棄する合言葉判定手段と、
    前記合言葉が合致した場合に、通話を確立させるとともに、当該通話を録音する通話確立手段と、
    前記通話が終わった後、前記録音した音声の声紋が、前記記憶手段に記憶された声紋DBにおけるいずれかの声紋と、所定の閾値以上の合致率で合致するのか否かを判定し、前記所定の閾値以上の合致率で合致しなかった場合に、前記記憶手段に記憶された見守りガイダンスを前記受信者端末に送信する見守りガイダンス送信手段と、
    を備えることを特徴とする迷惑電話対策システム。
  2. 前記記憶手段は、さらに、キーワードと通話接続先の組み合わせを複数有する対処リストを記憶しており、
    前記見守りガイダンス送信手段が前記見守りガイダンスを前記受信者端末に送信した後、前記記憶手段に記憶された対処リストを参照し、前記受信者端末から受信した言葉と合致するキーワードに対応する通話接続先への通話接続を促すメッセージを前記受信者端末に送信し、前記受信者端末から通話接続要求があれば、前記受信者端末と当該通話接続先との通話を確立する対処手段を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の迷惑電話対策システム。
  3. 発信者端末から受信者端末への電話に用いられる迷惑電話対策システムによる迷惑電話対策方法であって、
    前記迷惑電話対策システムは、
    前記受信者端末ごとに、善意発信者の電話番号のリストであるホワイトリスト、合言葉、迷惑電話に関する注意喚起メッセージである見守りガイダンス、および、善意発信者の声紋DBを記憶している記憶手段と、処理手段と、を備えており、
    前記処理手段は、
    前記発信者端末から前記受信者端末への電話の接続要求があった場合に、前記発信者端末の電話番号が、前記記憶手段に記憶された当該受信者端末のホワイトリストに載っているか否かを判定し、
    前記ホワイトリストを用いた判定結果が否であった場合に、前記発信者端末に対して、合言葉を要求し、
    前記発信者端末から受信した言葉が、前記記憶手段に記憶された合言葉と合致するか否かを判定し、合致しなければ、前記接続要求を破棄し、
    前記合言葉が合致した場合に、通話を確立させるとともに、当該通話を録音し、
    前記通話が終わった後、前記録音した音声の声紋が、前記記憶手段に記憶された声紋DBにおけるいずれかの声紋と、所定の閾値以上の合致率で合致するのか否かを判定し、前記所定の閾値以上の合致率で合致しなかった場合に、前記記憶手段に記憶された見守りガイダンスを前記受信者端末に送信する、
    ことを特徴とする迷惑電話対策方法。
  4. 前記記憶手段は、さらに、キーワードと通話接続先の組み合わせを複数有する対処リストを記憶しており、
    前記処理手段は、
    前記見守りガイダンスを前記受信者端末に送信した後、前記記憶手段に記憶された対処リストを参照し、前記受信者端末から受信した言葉と合致するキーワードに対応する通話接続先への通話接続を促すメッセージを前記受信者端末に送信し、前記受信者端末から通話接続要求があれば、前記受信者端末と当該通話接続先との通話を確立する
    ことを特徴とする請求項に記載の迷惑電話対策方法。
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