JP2010118743A - オーディオ信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャンネルの切り替えにより視聴するコンテンツが変更されたときに、そのコンテンツのジャンルに応じた音響処理への切り替えを違和感の無く行うことができるオーディオ信号処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態に係るAVシステムは、AVアンプ20において、番組情報Pgをテレビ装置10から予め取得して記憶しておき、チャンネルが切り替えられたときには、テレビ装置10において、チャンネル切り替え処理とともにチャンネル情報ChをAVアンプ20に送信することができる。そのため、AVアンプ20においては、チャンネル切り替え後のコンテンツに対応するジャンルを速やかに特定することができ、ジャンルに応じた音場効果の設定に切り替えてオーディオ信号Saoutを放音することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、音響処理の切り替えを違和感無く行う技術に関する。
近年、テレビ装置などの表示装置にAVアンプなどを接続して外部スピーカから放音させることで、高音質で様々なコンテンツを楽しむことができるようになっている。このようなAVアンプにおいては、様々な音響処理により音場効果を与えることができる。視聴者は、視聴するコンテンツに応じて、好みの音場効果に設定を変更することができるが、音場効果を切り替えるときには、音響処理を行うDSP(Digital Signal Processor)における設定、切り替え時のノイズ防止のために音声がミュートされる。
ところで、チャンネルを切り替えるなどしてコンテンツが変更された場合、そのコンテンツに応じて音響処理を行うためには、AVアンプ側において変更後のコンテンツがどのようなものかを認識する必要がある。そこで、例えば、テレビ装置において受信する放送電波を利用して電子番組表を取得するなどして、視聴するコンテンツがどのようなジャンルであるかを取得し、このジャンルをAVアンプに通知することにより、AVアンプに認識させ、そのジャンルに応じた音場効果を付与する音響処理を行うようにさせる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2008−35339号公報
図6は、従来技術におけるテレビ装置における表示とAVアンプにおける放音との関係を時系列で示した説明図である。従来技術においては、放送チャンネルの変更が行われてから、テレビ装置においてジャンルの特定が行われ、AVアンプにジャンル情報が送信される。例えば、図6に示すように、放送チャンネルの変更指示が行われた後、しばらく時間が経過してからジャンル情報が送信されることもある。
図6に示す例においては、テレビ装置における表示が「番組G」に切り替わってから、例えばTa経過後にジャンル情報が送信され、その後、音場効果の設定変更処理が行われるから、「番組G」の視聴中に音声が所定時間(図6における「Tb」)ミュートされることになり、違和感があるものとなっていた。また、AVアンプにおいては、チャンネルが切り替わったかどうかはジャンル情報を受信するまで認識することはできないから、直前の音場効果の設定のまま放音を続けることにもなり、違和感があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、チャンネルの切り替えにより視聴するコンテンツが変更されたときに、そのコンテンツのジャンルに応じた音響処理への切り替えを違和感の無く行うことができるオーディオ信号処理装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、設定されるチャンネルにおいて放送されるコンテンツに係る表示を行う表示装置と通信する通信手段と、コンテンツのジャンルを示すジャンル情報と、当該コンテンツが放送される時刻を示す時刻情報とを、チャンネル毎に対応付けた番組情報を取得する番組情報取得手段と、前記番組情報取得手段によって取得された番組情報を記憶する記憶手段と、前記表示装置に設定されるチャンネルを指定するチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、前記チャンネル情報取得手段によってチャンネル情報が取得された時刻を特定する時刻特定手段と、前記記憶手段に記憶されている番組情報を参照し、前記チャンネル情報取得手段によって取得されたチャンネル情報および前記時刻特定手段によって特定された時刻に応じてジャンル情報を特定し、当該ジャンル情報に応じた音響処理モードを設定する設定手段と、入力されるオーディオ信号に対して、前記設定手段によって設定された音響処理モードに応じた音響処理を施して出力する音響処理手段と、を具備することを特徴とするオーディオ信号処理装置を提供する。
また、別の好ましい態様において、前記通信手段は、さらに前記表示装置からオーディオ信号を受信し、前記音響処理手段に入力されるオーディオ信号は、前記通信手段によって受信されたオーディオ信号であることを特徴とする。
また、別の好ましい態様において、前記通信手段は、ささらに前記表示装置からチャンネル情報を受信するとともに、当該チャンネル情報の受信に対応して時刻を示す取得時刻情報を受信し、前記チャンネル情報取得手段によって取得されるチャンネル情報は、前記通信手段によって受信されたチャンネル情報であり、前記時刻特定手段は、前記取得時刻情報に応じて、前記チャンネル情報が取得された時刻を特定することを特徴とする。
本発明によれば、チャンネルの切り替えにより視聴するコンテンツが変更されたときに、そのコンテンツのジャンルに応じた音響処理への切り替えを違和感の無く行うことができるオーディオ信号処理装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るAVシステム1の構成についてのブロック図である。図1に示すように、AVシステム1は、テレビ装置10、AVアンプ20およびリモコン30を有している。テレビ装置10とAVアンプ20とは、例えば、HDMI(登録商標)ケーブルなどの通信ケーブルにより接続されている。リモコン30は、チャンネル番号指定、ボリューム値指定などを行うための操作ボタンなどが設けられ、その操作に応じた操作信号を、赤外線などを用いた無線通信により送信する遠隔操作手段である。以下、テレビ装置10およびAVアンプ20の構成について説明する。
テレビ装置10は、チャンネル設定部100、チューナ101、映像処理部102、音声処理部103、通信部104、表示部110および放音部120を有する。チャンネル設定部100は、リモコン30から無線通信によりチャンネル番号を指定する操作信号を受信する。そして、チャンネル設定部100は、操作信号を受信すると、操作信号によって指定されるチャンネル番号を、受信すべき放送チャンネルとして、チューナ101に対して設定する。また、そのチャンネル番号を示すチャンネル情報Chを通信部104に出力する。
なお、チャンネル設定部100は、リモコン30からの操作信号を受信して、指定されるチャンネル番号を認識していたが、チャンネル番号を指定する操作によりそのチャンネルを示す操作信号を出力する操作部をテレビ装置10に設け、チャンネル設定部100は、その操作部からの操作信号により指定されるチャンネル番号を認識してもよい。
チューナ101は、映像信号およびオーディオ信号が含まれる放送電波を受信するアンテナなどから受信信号を取得し、チャンネル設定部100に設定された放送チャンネルに対応する映像信号Sgin、オーディオ信号Sainを出力する。この映像信号Sgin、オーディオ信号Sainは、設定された放送チャンネルにおいて放送されるコンテンツを示すものである。また、放送電波から電子番組表を示す番組情報Pgを取得し記憶しておく。そして、通信部104からの要求に応じて番組情報Pgを通信部104に出力する。さらに、図示しない記憶部にその番組情報Pgを記憶するようにしてもよい。
図2は、番組情報Pgが示す電子番組表の一例を示す説明図である。この電子番組表は、図2に示すように、コンテンツのジャンルを示すジャンル情報と、そのコンテンツが放送される時刻を示す時刻情報とが、放送チャンネル(この例においては、チャンネル番号CH1、CH2、CH3)毎に対応付けられたテーブルである。ここで、コンテンツとは、図2における番組A,B,C,・・・を示し、ジャンルとは、SPORTS,CINEMA,・・・を示す。
したがって、図2に示す電子番組表によると、時刻が「11:50」のときには、「CH1」においては、コンテンツが「番組B」、ジャンルが「CINEMA」、同様に、「CH2」においては「番組D」「VARIETY」、「CH3」においては「番組G」「SPORTS」を示すものとなっている。なお、この例においては、各コンテンツには一のジャンルが対応するようになっているが、各コンテンツ内において一部の時間は別のジャンルが対応するようになっていてもよい。例えば、「番組F」において「10:30」〜「10:45」の間は、ジャンルが「SPORTS」となっていてもよい。
図1に戻って説明を続ける。映像処理部102は、チューナ101から出力された映像信号Sginを取得し、映像信号Sginに対して映像出画処理を施した表示用信号Sgoutを出力する。放送チャンネルが切り替えられたときには、後述する表示部110における表示の乱れを防止するために、切り替え後ミュート時間Tmに渡って黒画面を挿入して画像のミュートを行う。
表示部110は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示画面を有する表示デバイスであって、映像処理部102から出力される表示用信号Sgoutが入力され、表示用信号Sgoutに応じた映像を、表示画面に表示する。
音声処理部103は、例えばDSPなどであって、チューナ101から出力されたオーディオ信号Sainを取得し、オーディオ信号Sainに対してデコード処理、音響処理、遅延処理を施したオーディオ信号Sakを出力する。この例においては、音声処理部103は、放送チャンネルの切り替えのときには、切り替え後、上述のミュート時間Tmだけ音声がミュートされるようにオーディオ信号Sakを出力することにより、画像のミュートと音声のミュートが一致した期間になるようになっている。なお、この期間は必ずしも一致していなくてもよい。
また、音声処理部103は、後述する通信部104からの要求に応じて、チューナ101から取得したオーディオ信号Sainを通信部104に対してそのまま出力する。このとき、放音部120へのオーディオ信号Sakの出力は停止してもよい。なお、通信部104からの要求がチューナ101に行われるようにして、チューナ101から直接、オーディオ信号Sainが通信部104に出力されるようにしてもよい。
放音部120は、D/A変換器、増幅器、スピーカを有する。放音部120は、音声処理部103からオーディオ信号Sakが入力され、デジタルアナログ変換、増幅処理を行い、スピーカから放音させる。なお、テレビ装置10においては、チューナ101から出力された映像信号Sginに係る表示と、オーディオ信号Sainに係る放音とのずれが起こらないように、映像処理部102、音声処理部103における表示用信号Sgout、オーディオ信号Sakの出力が制御されているものとする。
通信部104は、HDMIケーブルなどを接続する接続端子を有し、AVアンプ20と接続して通信を行い、各種信号をやり取りする。この例においては、通信部104は、AVアンプ20からの要求に応じて、チューナ101に対して番組情報Pgの出力を要求し、チューナ101から出力される番組情報PgをAVアンプ20に送信する。
また、通信部104は、AVアンプ20からの要求に応じて、音声処理部103またはチューナ101から出力されるオーディオ信号Sain、チャンネル設定部100から出力されるチャンネル情報ChをAVアンプ20に送信を開始する。さらに、AVアンプ20からの要求に応じて、ミュート時間Tmについても送信するようにしてもよい。以上が、テレビ装置10の構成についての説明である。
AVアンプ20は、オーディオ信号処理部21、通信部22、放音部23および計時部24を有する。通信部22は、HDMIケーブルなどを接続する接続端子を有し、テレビ装置10と接続して通信を行い、各種信号をやり取りする。この例においては、通信部22は、テレビ装置10に対して、番組情報Pgの送信の要求、オーディオ信号Sain、チャンネル情報Chの送信開始の要求を行う。これにより、テレビ装置10から番組情報Pg、オーディオ信号Sain、チャンネル情報Chを受信すると、それぞれオーディオ信号処理部21に出力する。ここで、番組情報Pgの送信の要求については、この例においては、所定時間経過毎に行われるものとする。
放音部23は、D/A変換器、増幅器、複数のスピーカを有し、それぞれのスピーカを所定の位置に設置して放音させることで5.1ch、7.1chまたはそれ以上のチャンネルのオーディオ信号を再生可能な環境を構成している。放音部23は、オーディオ信号処理部21から各スピーカに対応したオーディオ信号Saoutが入力され、デジタルアナログ変換、増幅処理を行い、各スピーカから放音させる。これにより、放音部23のスピーカからは、利用者に対して様々な音場効果を与えることができる。なお、サブウーファと複数のスピーカでスピーカアレイユニットを構成することで、複数のビーム化された音が放出され、スピーカアレイユニットが設置された部屋の壁面反射を利用して利用者に到達させるようにしてもよい。
計時部24は、現在時刻を示す時計を有し、後述する設定部213からの要求に応じて、その要求を受けた時点における時刻を示す現在時刻情報を出力する。
オーディオ信号処理部21は、例えばDSPなどであって、通信部22から入力されるオーディオ信号Sainに所定の音響処理を施して、オーディオ信号Saoutとして出力する。以下、オーディオ信号処理部21の構成について説明する。オーディオ信号処理部21は、番組情報取得部210、記憶部211、Ch情報取得部212、設定部213および音響処理部214を有する。
番組情報取得部210は、通信部22から番組情報Pgを取得し、記憶部211に記憶し、また、すでに番組情報Pgが記憶されている場合には、その番組情報Pgを取得した番組情報Pgに更新する。記憶部211は、番組情報取得部210が取得した最新の番組情報Pgを記憶する。Ch情報取得部212は、通信部22からチャンネル情報Chを取得し、設定部213にチャンネル情報Chが示すチャンネル番号を通知する。
設定部213は、Ch情報取得部212から通知されるチャンネル番号、計時部24から取得する現在時刻情報、および記憶部211に記憶されている番組情報Pgに応じて、音響処理部214に音場効果を設定する。また、設定部213には、ジャンルと音場効果とを対応付けた対応テーブルが記憶されている。以下、音場効果の設定の流れについて図3を用いて説明する。
図3は設定部213における音場効果の設定の流れを説明するフローチャートである。まず、設定部213は、Ch情報取得部212からチャンネル番号の通知があるか否かを判定(ステップS10)し、通知があるまではこの判定を続ける(ステップS10;NO)。設定部213は、Ch情報取得部212から通知されるチャンネル番号を取得する(ステップS10;YES)と、計時部24に対して現在時刻情報の出力を要求して、現在時刻情報を取得することによって、チャンネル情報ChがCh情報取得部212によって取得された時刻を特定する(ステップS20)。
そして、設定部213は、記憶部211に記憶されている番組情報Pgを参照し、通知されたチャンネル番号および特定した時刻に応じて、テレビ装置10において受信しているコンテンツのジャンルを特定する(ステップS30)。例えば、番組情報Pgが図2に示すものである場合であって、チャンネル番号が「CH3」、特定した時刻が「11:50」である場合には、特定されるジャンルはSPORTS(コンテンツは「番組G」)となる。
そして、設定部213は、特定したジャンルが、前回特定したジャンルとから変更があったか否かを判定(ステップS40)し、変更が無ければ(ステップS40;NO)、音響処理部214への音場効果の設定は行わずに、ステップS10に戻る。一方、ジャンルに変更があった場合(ステップS40;YES)には、設定部213は、対応テーブルを参照し、特定したジャンルに対応する音場効果を音響処理部214に設定する(ステップS50)。そして、ステップS10に戻る。以上が、設定部213の説明である。
図1に戻って説明を続ける。音響処理部214は、通信部22からオーディオ信号Sainを取得し、設定部213により設定された音場効果に応じた音響処理を施して、オーディオ信号Saoutとして出力する。なお、この音響処理部214においては、テレビ装置10におけるチューナ101から出力された映像信号Sginに係る表示と、放音部23におけるオーディオ信号Saoutの放音とのずれが起こらないように、オーディオ信号Saoutの出力が制御されているものとする。これは、チューナ101から映像信号Sginが出力されてから、表示部110に表示されるまでの映像出画処理時間が、通信部104、22を介して、または図示しない操作部の操作により、音響処理部214に予め設定されるようにしておけばよい。
また、音響処理部214は、設定部213により設定される音場効果が変更されると、少なくとも音場効果の設定変更の処理に要する期間は、ノイズの出力を防止するために音声がミュートされるように出力を制御する。この例においては、音響処理部214は、Ch情報取得部212がチャンネル情報Chを取得し、前回取得したチャンネル情報Chのチャンネル番号から変わったときに、所定の信号が取得されるようにする。また、音響処理部214は、通信部104、22を介して、または図示しない操作部の操作により、ミュート時間Tmが設定されるようにする。そして、音響処理部214は、所定の信号を取得してからミュート時間Tmが経過するまで音声をミュートするように、オーディオ信号Saoutの出力を制御する。
これにより、この例においては、チャンネルの切り替えにより行われるテレビ装置10における画像のミュートとAVアンプ20における音声のミュートとが一致した期間とすることができる。なお、この期間は必ずしも一致していなくてもよく、すなわち、所定の信号の取得を行わずに、設定変更の処理を行っているだけミュートするようにしてもよい。
次に、AVシステム1の動作、特にAVアンプ20の動作の具体的な一例について図4を用いて説明する。図4は、テレビ装置10における表示とAVアンプ20における放音との関係を時系列で示した説明図である。まず、利用者は、チャンネル番号「CH1」のコンテンツ「番組B」を視聴しているものとし、AVアンプ20の音響処理部214には、「番組B」のジャンル「CINEMA」に対応する音場効果「CINEMAモード」が設定されているものとする。
そして、利用者は時刻「11:50」にリモコン30を操作して、チャンネル番号「CH3」を指定して、チャンネルを変更する指示をする。これにより、テレビ装置10においては、ミュート時間Tmだけ画面がミュートされて、「11:50」における「CH3」のコンテンツ「番組G」に表示が変更される。
一方、AVアンプ20においては、チャンネル情報Chを取得すると、設定部213において、現在時刻情報を取得し、記憶部211に記憶された番組情報Pgを参照することにより、ジャンルの特定(図4における「特定処理」に対応)が行われ、ジャンルが「SPORTS」であると特定される。そして、音響処理部214において「SPORTSモード」への音場効果の設定変更処理(図4における「設定処理」に対応)が行われる。この特定処理に要する処理時間がミュート時間Tm以下となることが望ましく、さらには特定処理と設定処理とに要する合計処理時間が、ミュート時間Tm以下となる関係であることが望ましい。すなわち、図5における差分時間Tcが「0」以上となるように、特定処理と設定処理とに要する合計処理時間が設定されていることが望ましい。
これにより、テレビ装置10の表示部110における「番組G」の表示開始と概ね一致したタイミングで、AVアンプ20の放音部23からは、「SPORTSモード」の音場効果が付与されたオーディオ信号Saoutの放音が開始される。
このように、本発明の実施形態に係るAVシステム1は、AVアンプ20において、番組情報Pgをテレビ装置10から予め取得して記憶しておき、チャンネルが切り替えられたときには、テレビ装置10において、チャンネル切り替え処理とともにチャンネル情報ChをAVアンプ20に送信することができる。そのため、AVアンプ20においては、チャンネル切り替え後のコンテンツに対応するジャンルを速やかに特定することができ、ジャンルに応じた音場効果の設定に切り替えてオーディオ信号Saoutを放音することができる。したがって、表示の切り替えにおける画面のミュートを行っている間に、この音場効果の設定の変更を行うこともできるから、表示が行われているときに、音声がミュートされることを防止することもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
<変形例1>
上述した実施形態においては、図5(a)に示すように、リモコン30からの操作信号をテレビ装置10において受信する構成のAVシステム1となっていたが、別の態様であってもよい。
例えば、図5(b)に示すように、リモコン30からの操作信号を受信するAVアンプ20Aと、受信しないテレビ装置10Aとを有するAVシステム1Aとしてもよい。この場合は、AVアンプ20AのCh情報取得部212において、リモコン30からの操作信号を受信し、指定されたチャンネル番号を示すチャンネル情報Chとして取得すればよい。そして、Ch情報取得部212は、通信部22を介して、チャンネル情報Chをテレビ装置10に送信し、チャンネル設定部100においてチャンネル番号を認識させるようにすればよい。
また、別の態様として、図5(c)に示すように、リモコン30からの操作信号を受信するテレビ装置10BとAVアンプ20Bとを有するAVシステム1Bとしてもよい。この場合は、テレビ装置10Bからのチャンネル情報Chの送信が不要となるから、テレビ装置10Bのチャンネル設定部100は、チャンネル情報Chの出力が不要となる。またAVアンプ20BにおけるCh情報取得部212は、上述のAVアンプ20Aと同様にしてリモコン30の操作信号によりチャンネル情報Chを取得できるから、通信部22から取得する必要はない。
このように、Ch情報取得部212において取得されるチャンネル情報Chについては、実施形態のように通信部22から取得するだけでなく、上述の例のように様々な態様で取得可能である。そして、どのような態様でチャンネル情報Chを取得したとしても、テレビ装置10とAVアンプ20とにおけるチャンネル番号の認識は一致したものとなる構成になっている。
<変形例2>
上述した実施形態においては、AVアンプ20における番組情報取得部210は、通信部22を介して、テレビ装置10から取得していたが、テレビ装置10以外から取得するようにしてもよい。この場合には、例えば、AVアンプ20に番組情報Pgを受信できるチューナを設けたり、番組情報Pgを提供するサーバに接続するネットワーク接続手段を設けたりすればよく、番組情報取得部210は、チューナ、ネットワーク接続手段により受信した番組情報Pgを取得するようにすればよい。
<変形例3>
上述した実施形態においては、設定部213において特定されるチャンネル情報Chの取得に係る時刻は、計時部24から現在時刻情報を取得することによって行われていたが、他の態様で取得してもよい。例えば、テレビ装置10からAVアンプ20に対してチャンネル情報Chが送信されるときに、その出力の時刻を示す時刻情報がチャンネル情報Chの送信に対応して送信されるようにし、設定部213においては、チャンネル情報Chに対応して受信した時刻情報に応じて、チャンネル情報Chの取得に係る時刻の特定を行なうようにすればよい。
<変形例4>
上述した実施形態においては、設定部213は、チャンネル情報Chの取得に係る時刻の特定は、計時部24から現在時刻情報を取得することにより行っていたが、現在時刻情報が示す時刻に一定時間の補正を行うことで特定するようにしてもよい。例えば、この補正を行う時間は、上述した映像出画処理時間に応じたものとすればよい。このようにすると、テレビ装置10において実際の時刻よりも映像出画処理時間だけ遅れて表示されるコンテンツに係るジャンルと、その時刻における番組情報Pgが示すコンテンツに係るジャンルとのずれを補正することができる。すなわち、12:00の時点においては、12:00より映像出画処理時間だけ前の時刻のコンテンツが表示されるから、表示上の時間軸と番組情報Pg上の時間軸とを合わせることができる。
<変形例5>
上述した実施形態においては、音場効果の設定を変更するときには、一旦音声をミュートしていたが、音響処理部214における音響処理を並列処理にするなどして、出力されるオーディオ信号Saoutを、クロスフェード処理により変更前の音場効果が付与されたオーディオ信号と変更後の音場効果が付与されたオーディオ信号と切り替えるようにしたものとしてもよい。
<変形例6>
上述した実施形態において、設定部213は、所定時間ごとに計時部24から現在時刻情報を取得し、記憶部211に記憶されている番組情報Pgを参照して、その現在時刻情報と最新のチャンネル情報Chとにより特定されるジャンルが変わった場合には、そのジャンルに応じて音響処理部214の音場効果の設定を変更するようにしてもよい。例えば、「CH2」の「番組D」を視聴中に、現在時刻情報が示す時刻が「12:00」になった場合には、設定部213は、音響処理部214における音場効果の設定を「VARIETYモード」から「SPORTSモード」に変更するようにすればよい。
<変形例7>
上述した実施形態において、チューナ101がテレビ装置10の外部のSTB(Set-top box)などに設けられる場合には、テレビ装置10は、無線通信などによって映像信号Sginおよびオーディオ信号Sainを取得する一方、AVアンプ20は、外部に設けられたチューナ101から直接オーディオ信号Sainを取得するようにしてもよい。この場合、チャンネル情報Ch、番組情報Pgは、外部に設けられたチューナ101から取得するようにしてもよい。
<変形例8>
上述した実施形態において、放音部23がスピーカアレイユニットを構成し、複数のビーム化された音を放出するものである場合、チャンネル切り替え後のコンテンツに対応するジャンルに応じて、ビームの放出の態様、例えば、ビームの数、放出方向などを変化させるようにしてもよい。この場合は、設定部213は、ジャンルとビーム放出の態様とを対応付けたテーブルを記憶するようにし、特定したジャンルに対応するビーム放出の態様を音響処理部214に設定するようにすればよい。そして、音響処理部214は、取得したオーディオ信号Sainに対して、設定されたビーム放出の態様に応じて遅延処理などの信号処理を施し、スピーカアレイユニットの各スピーカに対応したオーディオ信号を生成して、それぞれに対して供給すればよい。
実施形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。 実施形態に係る番組情報を示す説明図である。 実施形態に係る設定部の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る音場効果設定の説明図である。 変形例1に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。 従来技術に係る音場効果設定の説明図である。
符号の説明
1,1A,1B…AVシステム、10,10A,10B…テレビ装置、100…チャンネル設定部、101…チューナ、102…映像処理部、103…音声処理部、104…通信部、110…表示部、120…放音部、20,20A,20B…AVアンプ、21…オーディオ信号処理部、22…通信部、23…放音部、24…計時部、210…番組情報取得部、211…記憶部、212…Ch情報取得部、213…設定部、214…音響処理部、30…リモコン

Claims (3)

  1. 設定されるチャンネルにおいて放送されるコンテンツに係る表示を行う表示装置と通信する通信手段と、
    コンテンツのジャンルを示すジャンル情報と、当該コンテンツが放送される時刻を示す時刻情報とを、チャンネル毎に対応付けた番組情報を取得する番組情報取得手段と、
    前記番組情報取得手段によって取得された番組情報を記憶する記憶手段と、
    前記表示装置に設定されるチャンネルを指定するチャンネル情報を取得するチャンネル情報取得手段と、
    前記チャンネル情報取得手段によってチャンネル情報が取得された時刻を特定する時刻特定手段と、
    前記記憶手段に記憶されている番組情報を参照し、前記チャンネル情報取得手段によって取得されたチャンネル情報および前記時刻特定手段によって特定された時刻に応じてジャンル情報を特定し、当該ジャンル情報に応じた音響処理モードを設定する設定手段と、
    入力されるオーディオ信号に対して、前記設定手段によって設定された音響処理モードに応じた音響処理を施して出力する音響処理手段と、
    を具備することを特徴とするオーディオ信号処理装置。
  2. 前記通信手段は、さらに前記表示装置からオーディオ信号を受信し、
    前記音響処理手段に入力されるオーディオ信号は、前記通信手段によって受信されたオーディオ信号である
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ信号処理装置。
  3. 前記通信手段は、さらに前記表示装置からチャンネル情報を受信するとともに、当該チャンネル情報の受信に対応して時刻を示す取得時刻情報を受信し、
    前記チャンネル情報取得手段によって取得されるチャンネル情報は、前記通信手段によって受信されたチャンネル情報であり、
    前記時刻特定手段は、前記取得時刻情報に応じて、前記チャンネル情報が取得された時刻を特定する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオーディオ信号処理装置。
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