JP2010200280A - 出力システム、出力制御装置、出力制御方法、及びプログラム - Google Patents

出力システム、出力制御装置、出力制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】聴取位置に依存することなく、視聴者が最適な音声で聴取することが可能な出力システムを提供する。
【解決手段】音声出力可能な第1の出力装置101に対する可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力装置201の位置、及び第1の出力装置に設定される音声設定を検出し、検出された位置と音声設定とに応じて、位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、第1の出力装置から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と第1の出力装置から出力される音声との差分の音声を第2の出力装置から出力させることにより、聴取位置によらず、視聴者が最適な音声を聴取できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力システム、出力制御装置、出力制御方法、及びプログラムに関し、それぞれが音声出力機能を有する複数の出力装置からなる出力システムに用いて好適なものである。
近年、テレビジョン受像機(以下、「テレビ」とも称す。)においては、液晶テレビやプラズマテレビに代表されるように大画面化が進み、それに伴いテレビを視聴可能な視聴位置の範囲が広がっている。このような状況においては、視聴距離が長くなる程にテレビから出力する音声の音量が大きくなり、音量を過大にすることから周囲に対して迷惑を及ぼすことが問題となっている。
従来、テレビにおいて、リモコン装置にスピーカを設けて、リモコン装置のスピーカからテレビ音声を出力することで、テレビの音量を過大にすることを防止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、携帯型の表示装置と動画像音声送信装置との距離に応じて、最適な音声の出力先を自動で切り替えて出力するものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
一方、DVDやデジタル放送等のマルチチャンネル音響を伴うデジタル映像コンテンツの普及によって、映像とともにサラウンド音響を再生することが可能な音響装置が普及している。これらの音響装置においては、ある聴取点において最適な音場が構成されるようになっている。したがって、聴取可能な位置の範囲が広い状況において、聴取点が最適な聴取点からずれた場合には、最適な音場が構成されない。
従来、テレビにおいて、リモコン装置の位置から視聴位置を検出し、視聴位置に応じた音声出力モードでテレビのスピーカから音声を出力することで、視聴位置に依存せずに最適なリスニング環境を実現するものが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平7−177376号公報 特開2002−325211号公報 特開2007−142856号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたような方法では、テレビから出力される音声とリモコン装置のスピーカから出力される音声は、それぞれ独立に制御されているために、音量の調節が煩雑で難しいという問題があった。また、特許文献2に開示されたような方法では、音声の出力先を切り替えるために音声が途切れたり、距離に応じて出力先を切り替えるために視聴位置と音源との距離が変わることで音声にずれを生じさせたりするという問題があった。また、特許文献3に開示されたような方法では、ひとつの視聴位置に対して最適なリスニング環境を実現するために、複数人が異なる視聴位置で視聴を行っている場合には、視聴者によっては最適な音場を享受できないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、聴取位置に依存することなく、視聴者が最適な音声で聴取することが可能な出力システムを提供することを目的とする。
本発明に係る出力システムは、音声出力可能な第1の出力装置、及び可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力装置を有する出力システムであって、前記第1の出力装置に対する前記第2の出力装置の位置を検出する位置検出手段と、前記第1の出力装置に設定される音声設定を検出する音声設定検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置と前記音声設定検出手段により検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力装置から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力装置から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力装置から出力させる音声出力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る出力制御装置は、音声出力可能な第1の出力手段と、前記第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出手段と、前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出手段と、前記位置検出手段により検出された位置と前記音声設定検出手段により検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る出力制御方法は、音声出力可能な第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出工程と、前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出工程と、前記位置検出工程にて検出された位置と前記音声設定検出工程にて検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、音声出力可能な第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出ステップと、前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出ステップと、前記位置検出ステップにて検出された位置と前記音声設定検出ステップにて検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、第1の出力装置に対する第2の出力装置の位置、及び第1の出力装置に設定される音声設定に応じて、出力すべき音声と第1の出力装置から出力される音声との差分の音声を第2の出力装置から出力させる。これにより、聴取位置に依存することなく、視聴者が最適な音声で聴取することが可能な出力システムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る音声出力システムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る音声出力システムでの処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における位置と出力する音声との関係を示す情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における位置と出力する音声との関係を示す情報の他の例を示す図である。 第1の実施形態における距離と音声の減衰レベルの関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る音声出力システムの構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る音声出力システムの主要部の構成例を示す図である。 第2の実施形態における音場補正用のテーブルデータの一例を示す図である。 第2の実施形態における音場座標を説明するための図である。 第2の実施形態に係る音声出力システムでの処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態における据置装置を実現可能なコンピュータ機能を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る音声出力システムの構成例を示すブロック図である。
図1において、音声出力可能な第1の出力装置(出力制御装置)としての据置装置101は、例えばテレビジョン受像機(テレビ)である。据置装置101は、デジタル放送やアナログ放送を受信してコンテンツの表示を行うとともにコンテンツの音声を出力する。
また、可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力装置としての音声出力補正装置201は、例えば音声出力機能を有するリモコンである。音声出力補正装置201は、赤外光を用いた通信路を介して、視聴者より入力された選局や音量調節といった指示を据置装置101に送信したり、据置装置101より入力された音声信号に従って音声を出力したりする。
まず、据置装置101の構成について説明する。
放送受信部102は、放送波を受信した後にストリーム解析を行い、映像信号と音声信号とに分離する。デコーダ部103は、入力された映像信号及び音声信号を復号する。デコーダ部103から出力された映像信号は、画像処理部104で高画質処理が施され、表示制御部105を介して表示パネル(表示装置)106へ表示される。一方、デコーダ部103から出力された音声信号は、音声処理部107で高音質処理が施され、音声出力制御部108へ出力される。
音声設定検出部109は、通信制御部113を介して音声出力補正装置201から送信された音声設定に係る信号に基づいて、据置装置101に設定される音声設定を検出して音声出力制御部108へ出力する。また、位置検出部110は、同様に通信制御部113を介して受信した音声出力補正装置201からの信号に基づいて、据置装置101に対する音声出力補正装置201の位置を検出して音声出力制御部108へ出力する。
本実施形態においては、据置装置101に対する音声出力補正装置201の位置を示す位置情報として、据置装置101と音声出力補正装置201との距離を用いる。ここで、距離検出の方法として、例えば次の方法を用いることができる。すなわち、伝播速度の異なる2つの信号として、赤外線信号と超音波信号を音声出力補正装置201より出力する。そして、位置検出部110は、通信制御部113を介して入力された2つの信号の位相差から、据置装置101と音声出力補正装置201との距離を算出する。
記憶部111は、据置装置101に対する音声出力補正装置201の位置と、出力する音声との関係を示す情報を記憶する。ここで、位置と出力する音声との関係を示す情報とは、例えば、図3に示すような据置装置101と音声出力補正装置201との距離、及びそれに対応した据置装置101から出力する音量の最大値(上限)の関係を示す情報である。この位置と出力する音声との関係を示す情報は、例えばテーブルデータ形式で備えられる。
図3は、記憶部111に記憶される位置と出力する音声との関係を示すテーブルデータの一例を示す図である。図3に示した例では、例えば据置装置101と音声出力補正装置201との距離が4mであった場合には、据置装置101から出力される音声の最大音量は「19」と制限されている。このような位置と出力する音声との関係を示すテーブルデータは、機器特有の設定値が用意されていても、あるいは視聴者によって自由に設定できるものであっても構わない。また、このような情報としては、例えば図4に示すような据置装置101と音声出力補正装置201との距離と、それに応じた据置装置101から出力する音量の最大値(上限)との関係を示す関数であってもよい。
音声出力制御部108は、位置検出部110から入力された位置情報(据置装置101と音声出力補正装置201との距離)を基に、記憶部111に記憶されている位置と出力する音声との関係を示す情報を参照する。音声出力制御部108は、参照した結果と音声設定検出部109から入力された音声設定(設定音量)とを比較して、据置装置101の音声出力部112から出力する音声データと音声出力補正装置201の音声出力部204から出力する音声データを生成する。据置装置101の音声出力部(第1の出力手段)112は、例えばスピーカで構成され、音声出力制御部108より入力された音声データ(音声信号)に従って音声を出力する。
次に、音声出力補正装置201の構成について説明する。
操作入力部202は、電源ボタンや選局ボタン、音声レベル調節ボタンなどの操作ボタンを有し、視聴者からのコンテンツの選局指示や音量設定などの指示を受ける。操作入力部202より入力された指示は、赤外線により通信制御部203から据置装置101に送信される。また、本実施形態においては、通信制御部203は、据置装置101と音声出力補正装置201との距離を測定するための超音波信号を同時に出力する。音声出力部204は、例えばスピーカで構成され、通信制御部203を介して据置装置101より入力された音声データ(音声信号)に従って音声を出力する。
図2は、第1の実施形態に係る音声出力システムにおける音声出力制御部108での処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS10にて、音声出力制御部108は、音声設定検出部109から音声設定が入力され、ステップS11にて、音声出力制御部108は、位置検出部110から位置情報(据置装置101と音声出力補正装置201との距離)が入力される。次に、ステップS12にて、音声出力制御部108は、ステップS11において入力された距離に応じて、位置と出力する音声との関係を示す情報(ここでは、テーブルデータとする)より据置装置101から出力する音量の最大値を参照する。
続いて、ステップS13にて、音声出力制御部108は、ステップS10において入力された音声設定で設定される音量と、ステップS12において参照して得られた音量の最大値とを比較する。
その比較の結果、設定音量が据置装置101から出力する音量の最大値を超える場合には、ステップS14にて、音声出力制御部108は、音声出力補正装置201から出力すべき補正音声を算出する。この補正音声は、設定される音量と参照された音量の最大値との差分、及びステップS11において入力された距離に応じて、算出される。すなわち、本来出力すべき音声と据置装置101から出力される音声との差分の音声が据置装置101と音声出力補正装置201との距離によって減衰されることを考慮して、補正音声の音量を算出する。
本実施形態においては、音声出力制御部108は、図5に示すような距離と音声の減衰レベルとの関係より距離に応じた減衰率を決定し、差分の音声に減衰率を乗ずることで補正音声の音量を求める。このように、距離によって生じる音声の減衰を考慮して音声出力補正装置201から出力する音声を決定することで、音声のずれを生じさせることなく所望の音声を達成できる。
そして、ステップS15にて、音声出力制御部108は、ステップS14において算出した補正音声に係る音声データ(音声信号)を音声出力補正装置201に送信する。また、ステップS16にて、音声出力制御部108は、ステップS12において参照して得られた据置装置101から出力する音量の最大値を基本音声として、その音声データ(音声信号)を据置装置101の音声出力部112に出力する。
一方、ステップS13での比較の結果、設定音量が据置装置101から出力する音量の最大値を超えない場合には、ステップS17にて、音声出力制御部108は、入力された音声設定に基づき音声データ(音声信号)を生成する。そして、音声出力制御部108は、生成した音声データ(音声信号)を据置装置101の音声出力部112に出力する。
以上のようにして、設定音量が据置装置101からの出力が許容された音量の最大値を超える場合には、据置装置101の音声出力部112から基本音声としての音声が出力されるとともに、音声出力補正装置201の音声出力部204から補正音声が出力される。また、設定音量が据置装置101からの出力が許容された音量の最大値を超えない場合には、据置装置101の音声出力部112からのみ音声が出力される。
第1の実施形態によれば、据置装置101と音声出力補正装置201との距離が遠い場合には、据置装置101は予め設定された最大音量以内で音声を出力する。そして、指示された設定音量が最大音量を超える場合には、出力すべき音声と据置装置101から出力される音声との差分の音声を音声出力補正装置201から出力する。これにより、据置装置101と視聴者の聴取位置が遠い場合であっても、周囲に迷惑をかけることなく、最適な音声で聴取することが可能となる。したがって、聴取位置に依存することなく、視聴者は最適な音声で聴取することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態に係る音声出力システムの構成例を示す図である。
図6に示す第2の実施形態に係る音声出力システムでは、テレビジョン受像機(テレビ)301の音声出力において5.1chのサラウンドが構成されている。図6において、302〜306はスピーカであり、307はサブウーファーを示している。いずれも聴取位置308に対して最適な音場を再生するように設置されている。
図7は、第2の実施形態に係る音声出力システムの主要部の構成例を示すブロック図である。この図7において、図1に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図7において、音声出力可能な第1の出力装置(出力制御装置)としての据置装置101Aは、例えばテレビジョン受像機(テレビ)であり、図1に示した据置装置101に対応する。また、可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力装置としての音声出力補正装置201Aは、例えば音声出力機能を有するリモコンであり、図1に示した音声出力補正装置201に対応する。
図7において、音声設定検出部109Aは、通信制御部113Aを介して音声出力補正装置201Aから送信された音声設定に係る信号に基づいて、据置装置101Aに設定される音声設定を検出して音声出力制御部108Aへ出力する。例えば、音声設定検出部109Aは、据置装置101Aに設定される音量や、コンテンツに応じた音声出力モードといった指示を音声設定として検出する。
位置検出部110Aは、通信制御部113Aを介して受信した音声出力補正装置201Aからの信号に基づいて、据置装置101Aに対する音声出力補正装置201Aの位置を検出して音声出力制御部108Aへ出力する。本実施形態においては、第1の実施形態における距離検出手法に加えて、据置装置101Aに取り付け方向の異なる複数の受光素子を備える。複数の受光素子の各々は、据置装置101Aの前面側の異なるエリアをカバーするように設置されている。そして、赤外線を受信した各受光素子の出力レベルを判定することで、据置装置101に対する音声出力補正装置201Aの位置(距離及び方向)を検出することができる。
記憶部111Aは、据置装置101Aに対する音声出力補正装置201Aの位置と、出力する音声との関係を示す情報として、予め構成された据置装置101Aに係る音場の情報を記憶する。また、記憶部111Aは、聴取位置が構成された音場における最適な聴取位置(図6に示した例では所定の聴取位置308)からずれた場合に、補正音声を生成するために必要な情報を記憶する。
例えば、本実施形態においては、図8に一例を示すようなテーブルデータを記憶する。図8に示すテーブルデータは、図9に示す音場において最適な聴取位置を原点とし、原点からずれた各位置において出力音声を補正すべきスピーカと各スピーカから出力する音声レベルの強度を示している。このようなテーブルデータは、機器特有の設定値が用意されていても、あるいは音場を構成する際に自由に設定できるものであっても構わない。また、このような情報としては、より精度の高い補正を施すための位置と補正情報との関係を示す関数であってもよい。
音声出力制御部108Aは、音声設定検出部109Aから入力された音声設定(設定音量や音声出力モード等)に応じて、音場構成に基づいた音声データを生成し据置装置101Aの音声出力部(第1の出力手段)112Aに出力する。そして、音声出力部112Aの各スピーカから出力される音声によって、原点(最適な聴取位置)において最適な音場が構成される。
また、音声出力制御部108Aは、位置検出部110Aから入力された位置情報を基に、記憶部111Aに記憶されているテーブルデータを参照する。音声出力制御部108Aは、音声設定検出部109Aから入力された音声設定(音量や音声出力モード等)の情報とテーブルの参照値とから、音声出力補正装置201Aの音声出力部(第2の出力手段)204Aから出力する音声データを生成する。そして、音声出力制御部108Aは、生成した音声データを、通信制御部113Aを介して音声出力補正装置201Aに送信する。
図10は、第2の実施形態に係る音声出力システムにおける音声出力制御部108Aでの処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS20にて、音声出力制御部108Aは、音声設定検出部109Aから音声設定(音量や音声出力モード)が入力される。ステップS21にて、音声出力制御部108Aは、位置検出部110Aから位置情報(据置装置101Aに対する音声出力補正装置201Aの位置)が入力される。
次に、ステップS22にて、音声出力制御部108Aは、ステップS21において入力された位置情報を基に、音声出力補正装置201Aの位置が予め構成された音場の原点(所定の聴取位置)からずれを生じているか否かを判断する。
その判断の結果、音場の原点(所定の聴取位置)に対するずれを生じている場合には、ステップS23にて、音声出力制御部108Aは、図8に示すテーブルデータを参照し、ステップS21において入力された位置情報に基づいた補正データを取得する。そして、ステップS24にて、音声出力制御部108Aは、ステップS23において取得した補正データとステップS20において入力された音声設定とから、音声出力補正装置201Aから出力する補正音声の音声データを生成する。
次に、ステップS25にて、音声出力制御部108Aは、ステップS24において生成した補正音声に係る音声データ(音声信号)を音声出力補正装置201Aに送信する。また、ステップS26にて、音声出力制御部108Aは、据置装置101Aから本来実現する音場再生のための基本音声の音声データ(音声信号)を生成して、据置装置101Aの音声出力部112Aに出力する。
一方、ステップS22での判断の結果、音声出力補正装置201Aの位置と音場の原点がずれていない場合には、ステップS27にて、音声出力制御部108Aは、据置装置101Aで本来実現する音場再生のための基本音声の音声データ(音声信号)を生成する。そして、音声出力制御部108Aは、生成した音声データ(音声信号)を据置装置101Aの音声出力部112Aに出力する。
以上のようにして、視聴者の聴取位置と音場の原点(所定の聴取位置)とにずれが生じている場合には、据置装置101Aの音声出力部112Aからの音声出力に加えて、音声出力補正装置201Aの音声出力部204Aから補正音声が出力される。
第2の実施形態によれば、音声出力補正装置201Aの位置が据置装置101Aにおいて予め設定された音場の最適な聴取位置からずれていた場合には、音声出力補正装置201Aからずれた音場を補正するための音声を出力する。これにより、据置装置101Aにおける音場の最適な聴取位置と視聴者の聴取位置がずれた場合であっても、最適な音声を聴取することが可能となる。
なお、上述した各実施形態は、視聴者が複数であっても、すなわち複数の音声出力補正装置201(201A)が存在する場合であっても適用することが可能である。複数の音声出力補正装置201(201A)がある場合には、位置検出部110(110A)が各々の音声出力補正装置201(201A)の位置を検出する。また、音声設定検出部109(109A)が各々の音声出力補正装置201(201A)による音声設定を検出する。
そして、音声出力制御部108(108A)が、各音声出力補正装置201(201A)の位置にて音声設定に応じて再現される音声と、据置装置101(101A)から出力される音声との差分の音声(補正音声)に係る音声データ(音声信号)を生成する。この生成した補正音声に係る音声データを音声出力補正装置201(201A)に送信する。そして、音声出力補正装置201(201A)の各々が音声データに従って音声を出力することで、各音声出力補正装置201(201A)の位置で最適な音声を聴取することが可能となる。
また、上述した各実施形態は、複数の機器から構成されるシステムの1部として適用しても、1つの機器からなる装置の1部に適用してもよい。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータに格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムがコンピュータにて稼働しているオペレーティングシステム又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムがコンピュータに係る機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボード等に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、第1及び第2の実施形態に示した据置装置(第1の出力装置、出力制御装置)は、図11に示すようなコンピュータ機能700を有し、そのCPU701により第1及び第2の実施形態での動作が実施される。
コンピュータ機能700は、図11に示すように、CPU701と、ROM702と、RAM703とを備える。また、操作部(CONS)709のコントローラ(CONSC)705と、CRTやLCD等の表示部としてのディスプレイ(DISP)710のディスプレイコントローラ(DISPC)706とを備える。さらに、ハードディスク(HD)711、及びフレキシブルディスク等の記憶デバイス(STD)712のコントローラ(DCONT)707と、ネットワークインタフェースカード(NIC)708とを備える。それら機能部701、702、703、705、706、707、708は、システムバス704を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
CPU701は、ROM702又はHD711に記憶されたソフトウェア、又はSTD712より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス704に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU701は、上述したような動作を行うための処理プログラムを、ROM702、HD711、又はSTD712から読み出して実行することで、第1及び第2の実施形態での動作を実現するための制御を行う。RAM703は、CPU701の主メモリ又はワークエリア等として機能する。
CONSC705は、CONS709からの指示入力を制御する。DISPC706は、DISP710の表示を制御する。DCONT707は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び第1及び第2の実施形態における前記処理プログラム等を記憶するHD711及びSTD712とのアクセスを制御する。NIC708はネットワーク713上の他の装置と双方向にデータをやりとりする。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101、101A 据置装置
102 放送受信部
103 デコーダ部
104 画像処理部
105 表示制御部
106 表示パネル
107 音声処理部
108、108A 音声出力制御部
109、109A 音声設定検出部
110、110A 位置検出部
111、111A 記憶部
112、112A 音声出力部
113、113A 通信制御部
201、201A 音声出力補正装置
202 操作入力部
203、203A 通信制御部
204、204A 音声出力部

Claims (10)

  1. 音声出力可能な第1の出力装置、及び可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力装置を有する出力システムであって、
    前記第1の出力装置に対する前記第2の出力装置の位置を検出する位置検出手段と、
    前記第1の出力装置に設定される音声設定を検出する音声設定検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置と前記音声設定検出手段により検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力装置から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力装置から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力装置から出力させる音声出力制御手段とを備えることを特徴とする出力システム。
  2. 前記位置と出力する音声との関係を示す前記情報は、前記位置に応じた前記第1の出力装置が出力する音量の上限に関する情報を含み、
    前記音声出力制御手段は、前記音声設定検出手段により検出された音声設定により設定される音量が前記上限を超える場合には、前記第1の出力装置から前記上限の音量で音声を出力させ、前記差分の音声を前記第2の出力装置から出力させることを特徴とする請求項1記載の出力システム。
  3. 前記位置と出力する音声との関係を示す前記情報は、前記位置と前記第1の出力装置に係る音場に関する情報を含み、
    前記音声出力制御手段は、前記位置と前記第1の出力装置に係る音場に関する情報に基づき、前記位置検出手段により検出された位置と前記音場における所定の聴取位置とのずれを補正する前記差分の音声を前記第2の出力装置から出力させることを特徴とする請求項1記載の出力システム。
  4. 複数の前記第2の出力装置を有し、
    前記位置検出手段は、前記第1の出力装置に対する前記第2の出力装置の各々の位置を検出し、
    前記音声出力制御手段は、前記位置検出手段により検出された位置と前記音声設定検出手段により検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力装置から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力装置から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力装置の各々から出力させることを特徴とする請求項1記載の出力システム。
  5. 前記位置と出力する音声との関係を示す前記情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の出力システム。
  6. 前記第1の出力装置は、映像を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の出力システム。
  7. 音声出力可能な第1の出力手段と、
    前記第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出手段と、
    前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置と前記音声設定検出手段により検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御手段とを備えることを特徴とする出力制御装置。
  8. 請求項7記載の出力制御装置と、映像を表示する表示装置とを有する出力システム。
  9. 音声出力可能な第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出工程と、
    前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出工程と、
    前記位置検出工程にて検出された位置と前記音声設定検出工程にて検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御工程とを有することを特徴とする出力制御方法。
  10. 音声出力可能な第1の出力手段とは異なる可搬可能かつ音声出力可能な第2の出力手段の前記第1の出力手段に対する位置を検出する位置検出ステップと、
    前記第1の出力手段に設定される音声設定を検出する音声設定検出ステップと、
    前記位置検出ステップにて検出された位置と前記音声設定検出ステップにて検出された音声設定とに応じて、前記位置と出力する音声との関係を示す情報に基づき、前記第1の出力手段から音声を出力させるとともに、出力すべき音声と前記第1の出力手段から出力される音声との差分の音声を前記第2の出力手段から出力させる音声出力制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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