JP2004032000A

JP2004032000A - 電子番組表を用いた表示制御装置

Info

Publication number: JP2004032000A
Application number: JP2002172370A
Authority: JP
Inventors: Kazuaki Obara; 小原　和昭
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2002-05-09
Filing date: 2002-06-13
Publication date: 2004-01-29

Abstract

【課題】放送されている番組に応じて映像の表示特性や、音声のイコライズ特性を変化させるためには、従来利用者がその特性を選択した番組に応じて手動で行わなくてはならず、使い勝手がよくないという問題があった。
【解決手段】放送電波の受信やインターネット接続によって無線あるいは有線で放送されるテレビ番組の情報を記述した電子番組表（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｐｒｏｇｒａｍ　Ｇｕｉｄｅ：ＥＰＧ）を取得する手段と、取得した電子番組表を用いて利用者が選択した番組を視聴する手段と、視聴する番組の表示形態をＥＰＧに記述された番組情報に応じて制御する手段とを備え、ＥＰＧ情報で取得される情報で映像や音声の特性が変更できる手段とを設けた。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、放送電波の受信やインターネット接続によって取得した電子番組表（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ　Ｐｒｏｇｒａｍ　Ｇｕｉｄｅ：以下、ＥＰＧと略称）を利用してテレビ番組の表示制御をおこなうための電子番組表を使った映像表示制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、放送電波の受信やインターネット接続によって取得したＥＰＧを利用してテレビ番組の録画や視聴の予約が行なわれる環境が整いつつある。一般に従来のテレビ受信装置では放送された番組の個々内容に応じて映像の表示形態（色合い、音声のイコライジングなど）を変更することはできない、といった課題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたもので、従来テレビ番組の映像を表示する際に番組の内容に応じて視覚上や聴覚上の特性を変化させる手段を提供し、番組の内容に適した映像の表示制御、音声のイコライジング制御を実現する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１に記載の電子番組表を用いた表示制御装置は、放送電波の受信やインターネット接続によって無線あるいは有線で放送されるテレビ番組の情報を記述したＥＰＧを取得する手段と、取得した電子番組表を用いて利用者が選択した番組を視聴する手段と、視聴する番組の表示形態をＥＰＧに記述された番組情報に応じて制御する手段を備えたものである。
【０００５】
また、請求項２に記載の電子番組表を用いた表示制御装置は、請求項１に記載の視聴する番組の表示形態が、映像の彩度、明度などの色情報であることを特徴とするものである。
【０００６】
また、請求項３に記載の電子番組表を用いた表示制御装置は、請求項１に記載の視聴する番組の表示形態が、映像の表示サイズであることを特徴とするものである。
【０００７】
また、請求項４に記載の電子番組表を用いた表示制御装置は、請求項１に記載の視聴する番組の表示形態が、映像に付帯する音声であることを特徴とするものである。
【０００８】
また、請求項５に記載の電子番組表を用いた表示制御装置は、請求項１に記載の視聴する番組の表示形態が、映像に付帯する音声のイコライジングをＥＰＧに記述される番組カテゴリ情報で設定することを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【００１０】
（実施の形態）
図１は本発明の実施の形態による電子番組表を用いた表示制御装置の構成を示すブロック図であり、図において、１００はＥＰＧ受信部であり、放送またはインターネットから番組のタイトル、放送局名、開始時刻、終了時刻、出演者番組のカテゴリ等のＥＰＧを取得して蓄積する。１０１は時刻取得部であり、現時刻の情報を放送またはインターネットから公知の手段によって取得して、時刻情報を提供する。１０２は表示番組ＥＰＧ情報取得部であり、ＥＰＧ受信部に蓄積された情報から現時刻に放送され選択されたている番組情報を抽出する。１０３は映像調整部であり、現在選択中の放送番組の色合い、輝度などの映像の表示特性情報を表示番組ＥＰＧ情報取得部の番組情報に応じて変更する。１０４は映像表示部であり、画質調整部１０３で調整された画像を表示する。１０５は音質調整部であり、現在表示中の放送番組の音声の周波数特性、音量などを番組情報に応じて変更する。１０６はスピーカであり音質調整部で調整された音声を出力する。１０７は放送受信部であり放送またはインターネット等からテレビ番組を抽出・受信する。１０８は映像情報抽出部であり、放送受信部で抽出・受信されたテレビジョン信号から映像情報を抽出する。１０９は音声情報抽出部であり、放送受信部で抽出・受信されたテレビジョン信号から音声情報を抽出する。１１０は映像特性選択部であり、複数登録されている映像表示特性から番組カテゴリで指定される映像特性を指定する。１１１は音質特性選択部であり、複数登録されている音質特性から番組カテゴリで指定される音声特性を指定する。１１２は放送受信部であり、放送電波を受信する。
【００１１】
次に動作について説明する。まず、図示されていないテレビ放送電波やインターネット接続によって取得されたＥＰＧ情報はＥＰＧ受信部１００から入力され蓄積される。時刻取得部１０１に保持されている現在時刻情報を参照して、表示番組ＥＰＧ情報取得部１０２では現在表示選択されている放送局チャンネルでの現在放送中の放送番組情報を取得する。放送受信部１０７で受信した放送番組は映像情報抽出部１０８、音声情報抽出部１０９で映像と音声に分離される。表示番組ＥＰＧ情報取得部１０２では番組のタイトル、放送局名、開始時刻、終了時刻、出演者、番組のカテゴリ、番組のあらすじ紹介情報等取得される番組情報はを取得する。本実施例では表示番組ＥＰＧ情報取得部１０２で取得される番組のカテゴリ（スポーツ、洋画、音楽番組など）を利用して、表示される映像や出力される音声の特性の調整を行っている。すなわち、表示番組ＥＰＧ情報取得部１０２で取得された番組のカテゴリ情報を、映像調整部１０３、音質調整部１０５に入力する。映像調整部１０３、音質調整部１０５では映像調整部１０３、音質調整部１０５内に予めカテゴリ毎に設定された映像調整パラメータ、音声調整パラメータを選択して、その特性を反映した映像、音声を映像表示部１０４とスピーカ１０６に出力する。より具体的には放送番組がポップス系の音楽番組で合った場合にはポップス系の音楽に適したオーディオの出力特性を指定したり、クラッシック系の音楽番組の場合にはクラッシック系のオーディオに適した音声出力特性（イコライジング特性）を指定する。また、映像系の表示特性も同様にユーザの好みに応じてカテゴリ毎に予め設定された、色合い、輝度の組み合わせで決められる表示特性の中から選択された番組のカテゴリに応じて設定する。カテゴリによって指定されるオーディオの出力特性、映像の表示特性はユーザが好みに応じて作成することもできるし、装置上に予め設定しておくことも可能である。
【００１２】
図２に映像特性選択部１１０と音質特性選択部１１１の動作を説明している。この例では映像特性を変化させるパラメータとしてγ値を変化させ、音質特性を変化させるパラメータとしてイコザイズ特性を選択された番組のＥＰＧ情報によって変化させている。なお、本実施例の説明では映像と音声の特性を同時に変更することを想定して説明を行ったが、これは本発明を限定するものではなく、映像の特性のみ、あるいは音声の特性のみに限定してその特性を変更することも容易に実現できる。また、映像の表示方法の制御パラメータとしては上記説明した映像のγ値を変化させるのではなく、映像の表示サイズや彩度、明度などの制御も可能であり、自分のお気に入りの俳優がでている番組の場合には表示サイズを大きくして表示する、等の対応が可能である。また、音声の制御パラメータとして、音場制御や反響特性を変化させたり、さらに、音声多重放送番組の時選択されるデフォルトの音声（日本語か英語か）等などの選択も可能であり、音声多重の場合は選択しなくても英語音声が聞こえてくるようにしたり、日本語音声が自動的に選択されるように設定することが可能である。
【００１３】
このように、本実施の形態にかかる電子番組表を用いた表示制御装置では、ＥＰＧ情報で取得される情報で映像や音声の特性が変更できるようにしたので、番組内容にあった表示方法が自動的に選択されるため、番組に応じて手作業で映像や音声の特性を変更することなく利用者の好みに応じた音声、映像の楽しみ方を提供することが可能になる。
【００１４】
【発明の効果】
以上のように、本発明にかかる電子番組表を用いた表示制御装置は、放送電波の受信やインターネット接続によって無線あるいは有線で放送されるテレビ番組の情報を記述したＥＰＧを取得する手段と、取得した電子番組表を用いて利用者が選択した番組を視聴する手段と、前記視聴する番組の表示形態をＥＰＧに記述された番組情報に応じて制御する手段を備えた手段とを備え、ＥＰＧ情報で取得される情報で映像や音声の特性が変更できるようにしたので、番組内容にあった表示方法が自動的に選択されるため、番組に応じて手作業で映像や音声の特性を変更することなく利用者の好みに応じて視聴することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態における電子番組表を用いた表示制御装置のブロック図
【図２】本発明の映像特性選択部１１０と音質特性選択部１１１の動作説明図
【符号の説明】
１００　ＥＰＧ受信部
１０１　時刻取得部
１０２　表示番組ＥＰＧ情報取得部
１０３　映像調整部
１０４　映像表示部
１０５　音質調整部
１０６　スピーカ
１０７　放送受信部
１０８　映像情報抽出部
１０９　音声情報抽出部
１１０　映像特性選択部
１１１　音質特性選択部
１１２　放送受信部

Claims

放送電波の受信やインターネット接続によって無線あるいは有線で放送されるテレビ番組の情報を記述した電子番組表を取得する手段と、取得した電子番組表を用いて利用者が選択した番組を視聴する手段と、前記視聴する番組の視聴形態を前記電子番組表に記述された番組情報に応じて制御する手段を備えることを特徴とする、電子番組表を用いた表示制御装置。
前記視聴する番組の視聴形態が映像の彩度、明度などの色情報であることを特徴とする、請求項１記載の電子番組表を用いた表示制御装置。
前記視聴する番組の視聴形態が映像の表示サイズであることを特徴とする、請求項１記載の電子番組表を用いた表示制御装置。
前記視聴する番組の視聴形態が映像に付帯する音声であることを特徴とする、請求項１記載の電子番組表を用いた表示制御装置。
前記電子番組表に記述される番組カテゴリ情報で、前記視聴する番組の映像に付帯する音声のイコライジングを設定することを特徴とする、請求項１記載の電子番組表を用いた表示制御装置。