JP2010117654A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010117654A
JP2010117654A JP2008292179A JP2008292179A JP2010117654A JP 2010117654 A JP2010117654 A JP 2010117654A JP 2008292179 A JP2008292179 A JP 2008292179A JP 2008292179 A JP2008292179 A JP 2008292179A JP 2010117654 A JP2010117654 A JP 2010117654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
vga
display
input
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008292179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4898763B2 (ja
Inventor
Yusuke Yuya
祐介 油谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2008292179A priority Critical patent/JP4898763B2/ja
Publication of JP2010117654A publication Critical patent/JP2010117654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4898763B2 publication Critical patent/JP4898763B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 VGA−BIOSやVGAドライバの設定に手を加えることなく、様々な電源シーケンスのLCDを使用することができる電子機器を提供すること。
【解決手段】 遅延設定ファイル3bに電源信号C1と表示信号C2との遅延時間を設定する。当該電子機器のシステム起動当初において、VGA−BIOSに記憶された電源シーケンスに従ってVGAコントローラ4から出力される電源信号C1がFET7に入力されるタイミングを、遅延設定ファイル3bに設定された電源信号C1の遅延時間で遅延回路5により遅延させる。また、VGA−BIOSに記憶された電源シーケンスに従ってVGAコントローラ4から出力される表示信号C2がFET7に入力されるタイミングを、遅延設定ファイル3bに設定された表示信号C2の遅延時間で遅延回路6により遅延させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、LCD(Liquid Crystal Display)を搭載若しくは接続した電子機器に関する。
近年、LCDは広く普及するに至っており、量産に伴う低価格化が進んでいる。LCDは、CRT(Cathode Ray Tube)のディスプレイに比べて省スペースであることや、入力信号がデジタル方式であるため、アナログ方式のCRTと比べてノイズに強く、電子機器と接続するためのケーブルも比較的長くすることができることなどの利点を有する。このような事情から、パーソナルコンピュータなどの表示装置を搭載または接続している電子機器は、ほとんどがLCDを使用している。
LCDには、TFT(Thin Film Transistor)型やSTN(Super Twisted Nematic)型がある。このようなLCDの型によって電源シーケンスが異なるものとなっている。例えば、TFT型では、LCD用電源電圧とLVDS(Slow Voltage Differential Signaling)信号を同時にLCDに入力しても問題がないのに対し、STN型では、使用上の特性から、LCDに対し先に電源電圧を供給した上で所定時間経過後にSTN信号を入力する必要がある。このような電源シーケンスの違いに対応可能できるように電源シーケンスの共通化を目的とした発明もなされている。(例えば、特許文献1を参照)
特開2002−108293号公報
既述の如く、TFT型とSTN型とでは電源シーケンスが異なるように、同一の型であっても、メーカーや機種ごとにシステム起動当初における電源信号と表示信号の入力タイミング規定が異なっている。具体的には、電子機器のシステム起動当初において最初にLCDに表示信号を入力する前に電源を入力しておく必要があり、少なくとも電源信号を入力してから表示信号を入力するまでの時間が規定されている。このようなタイミング規定が守られなかった場合には、LCDの故障を誘発する蓋然性がある。
電源信号と表示信号との入力タイミングの制御は、VGA(Video Graphics Array)コントローラに接続されたVGA−BIOS(Basic Input/Output System)と、VGAドライバとが行っている。そのため、上記入力タイミングの設定は、VGA−BIOSとVGAドライバとの仕様による。これらVGA−BIOSとVGAドライバとの設定は、VGAコントローラのメーカーで出荷前に行われていることが多いため、LCDを使用する機器メーカーが直接上記入力タイミングを調整することは難しい。すなわち、電子機器に搭載または接続するLCDの機種を一度選定して製品を製造した後、将来的にLCDを変更しようとしても、VGA−BIOSとVGAドライバによる電源シーケンスは当該機器メーカーが変更することができないため、同一の電源シーケンスを有するLCDを選定せざるを得ないこととなる。このように、LCDごとの電源シーケンスの相違は、LCDを選定する上での一つの制限事項となっている。
本発明は、上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、VGA−BIOSやVGAドライバの設定に手を加えることなく、様々な電源シーケンスのLCDを使用することができる電子機器を提供することである。
本発明は、バッファから伝達される表示信号に基づいて画像を表示する表示手段と、この表示手段と電源との間に介在し、前記表示手段への動作電圧の供給をオン/オフするスイッチと、システム起動当初において前記表示手段に動作電圧の供給を開始するタイミングと表示信号を入力するタイミングとを記憶したVGA−BIOSと、システム起動当初において前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記スイッチをオンする電源信号の出力および前記バッファへの表示信号の出力を行うVGAコントローラとを備えた電子機器において、システム起動当初において、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って出力された電源信号が前記スイッチに入力され前記表示手段に動作電圧が供給されてから、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが出力する表示信号が前記表示手段に入力されるまでの時間間隔を調整する調整手段を備えてなることを特徴としている。
かかる手段を講じた本発明によれば、VGA−BIOSやVGAドライバの設定に手を加えることなく、様々な電源シーケンスのLCDを使用することができる電子機器を提供することができる。
以下、本発明を実施するための一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る電子機器の制御回路を示すブロック図である。この制御回路は、制御手段である制御部1、ROM(Read Only Memory)2、HDD(Hard Disk Drive)3、VGAコントローラ4、電源信号遅延手段である遅延回路5、表示信号遅延手段である遅延回路6、LCD9への動作電圧の供給をオン/オフするスイッチであるFET(Field Effect Transistor)7、バッファ8、表示手段であるLCD9、ROM10、VRAM(Video Random Access Memory)11を備えている。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)、システムメモリおよびタイマなどで構成され、当該電子機器の制御の中枢として機能する。ROM2は、当該電子機器を構成する各ハードウェアの初期化を行ってOS(Operating System)を起動する役割を担うシステムBIOSを記憶している。HDD3は、VGAコントローラ4を制御するためのプログラムなどで構成されるVGAドライバ3aや遅延時間記憶手段である遅延設定ファイル3bなどの各種データを記憶している。
ROM10は、電源シーケンスなどの画像表示に関する各種パラメータで構成されるVGA−BIOSを記憶している。電源シーケンスとは、システム起動当初においてLCD9に動作電圧の供給を開始するタイミングおよび表示信号を入力するタイミングであり、換言すれば、システムの起動が開始された後、最初にVGAコントローラ4が電源信号C1および表示信号C2を出力するタイミングである。VRAM11は、LCD9に表示する画像データを格納するフレームバッファとして機能する。VGAコントローラ4は、VGA仕様の解像度でディスプレイモニタを制御するためのコントローラとして機能する。具体的には、制御部1から送られるLCD9に表示すべき画像データをVRAM11に格納し、所定のタイミングでLCD9に表示信号C2として出力する。また、当該電子機器のシステム起動当初において、VGA-BIOSに記憶された電源シーケンスに従ってFET7をオンする電源信号C1の出力およびバッファ8への表示信号C2の出力を行う。なお、BIOS−ROMに設定された電源信号C1と表示信号C2との出力タイミングは、VGAコントローラ4を製造するメーカーが設定してROM10に記憶した値であり、ユーザ側で自由に書き換えることはできない。
遅延回路5は、VGAコントローラ4とFET7との間に介在し、制御部1のGPIO(General Purpose Input/Output)から出力される汎用IO信号C3の入力を受けている間、VGAコントローラ4が出力する電源信号C1を通過させる。遅延回路6は、制御部1とバッファ8との間に介在し、制御部1のGPIOから出力される汎用IO信号C4の入力を受けたことに応じて制御信号C5をバッファ8に出力する。
FET7は、当該制御回路の電力供給源とLCD9との間に介在し、電源信号C1の入力を受けるまではオフされた状態であり電力供給源から供給される電力をLCD9に伝達せず、電源信号C1の入力を受けたことに応じてオンされた状態に切り替わり電力供給源から供給される電力をLCD9に伝達する。バッファ8は、VGAコントローラ4とLCD9との間に介在し、遅延回路6から制御信号C5の入力を受けるまでは表示信号C2をLCD9に伝達せず、遅延回路6から制御信号C5の入力を受けたことに応じて表示信号C2をLCD9に伝達する。
HDD3に記憶された遅延設定ファイル3bには、システムの起動当初において遅延回路5により電源信号C1がFET7に入力されるタイミングを遅延させるべき時間と、遅延回路6により表示信号C2がLCD9に入力されるタイミングを遅延させるべき時間とが記憶される。これら電源信号C1および表示信号C2の遅延時間は、ユーザが任意の時間を設定可能である。
遅延設定ファイル3bに遅延時間の設定を行うための処理(設定手段)は、システムBIOSの制御の下で所定の操作を行うことにより開始さる。ユーザは、LCD9に表示される指示に従って、当該電子機器に接続されたキーボードなどの入力デバイスを操作し、電源信号C1をFET7へ入力するタイミングのデフォルト値からの遅延時間と、表示信号C2をLCD9へ入力するタイミングのデフォルト値からの遅延時間とを入力することができる。入力された遅延時間は、遅延設定ファイル3bに記憶される。
かくして電源信号C1および表示信号C2の入力タイミングの遅延時間が遅延設定ファイル3bに設定されると、次回の当該電子機器のシステム起動時において、これらの遅延時間に従って電源信号C1がFET7に入力されるタイミングおよび表示信号C2がLCD9へ入力されるタイミングが制御される。
続いて、当該電子機器のシステム起動当初における電源信号C1と表示信号C2との関係について説明する。本実施の形態におけるVGA−BIOSには、電源シーケンスとして、動作電圧の供給開始から30ms経過後に表示信号C2を入力する旨設定されている。
図2は、遅延設定ファイル3bに電源信号C1および表示信号C2の遅延時間がそれぞれ0msに設定されている場合(デフォルト)において、FET7に入力される電源信号C1およびLCD9に入力される表示信号C2のシーケンス図である。本体に設けられた電源スイッチが操作されるなどして当該電子機器に電源が投入されたとき、ROM2に記憶されたシステムBIOSが呼び出され、システムの起動が開始される(ST1)。このとき、システムBIOSの制御の下でHDD3からVGAドライバ3aが呼び出され、VGAドライバ3aにより遅延設定ファイル3bが参照される。そして、VGAドライバ3aの制御の下で制御部1からVGAコントローラ4へ初期画面表示の指令と表示画像データとが出力される。
初期画面表示の指令と表示画像データとを受けたVGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を遅延回路5に出力し、制御部1に電源信号C1を出力した旨を通知する。制御部1は、遅延設定ファイル3bに設定された電源信号C1の遅延時間が0msであるので、VGAコントローラ4から電源信号C1を出力した旨の通知を受けたことに応じて、直ちに汎用IO信号C3を遅延回路5に出力する。
かくして遅延回路5には汎用IO信号C3が入力された状態となり、電源信号C1は遅延回路5を通過してFET7に入力される(ST2)。そして、電源信号C1の入力を受けたことに応じてFET7はオンされた状態に切り替わり、電源から供給される電力をLCD9に伝達する。
また、VGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を出力した後30ms経過後に表示信号C2を出力し、制御部1に表示信号C2を出力した旨を通知する。制御部1は、遅延設定ファイル3bに設定された表示信号C2の遅延時間が0msであるので、VGAコントローラ4から表示信号C2を出力した旨の通知を受けたことに応じて、直ちに汎用IO信号C4を遅延回路6に出力する。
かくして、遅延回路5に汎用IO信号C4が入力された状態となり、遅延回路6からバッファ8に制御信号C5が出力される。この制御信号C5の入力を受けたバッファ8は、表示信号C2をLCD9に伝達される(ST3)。動作電圧と表示信号C2との入力を受けたLCD9は、表示信号C2に従って画像を表示する。
次に、LCD9を、動作電圧の供給開始から20ms経過後に表示信号C2を入力する旨の電源シーケンスを要するLCD9aと交換する場合について説明する。なお、VGAコントローラ4やROM10は交換せずにそのまま使用する。
先ず、LCD9aへの交換に先駆け、既述の設定処理にて遅延設定ファイル3bに電源信号C1の遅延時間を10ms、表示信号C2の遅延時間を0msに設定する。このように設定することで、電源信号C1がFET7に入力されるタイミングがデフォルトから10ms遅延されるのに対し、表示信号C1がLCD9aに入力されるタイミングはデフォルトのままとなるので、結果としてLCD9aに動作電圧の供給が開始されてから20ms経過後に表示信号C2が入力されることとなる。
図3は、遅延設定ファイル3bに電源信号C1の遅延時間を10ms、表示信号C2の遅延時間を0msに設定した場合において、FET7に入力される電源信号C1およびLCD9aに入力される表示信号C2のシーケンス図である。本体に設けられた電源スイッチが操作されるなどして当該電子機器に電源が投入されたとき、ROM2に記憶されたシステムBIOSが呼び出され、システムの起動が開始される(ST1a)。このとき、システムBIOSの制御の下でHDD3からVGAドライバ3aが呼び出され、VGAドライバ3aにより遅延設定ファイル3bが参照される。そして、VGAドライバ3aの制御の下で制御部1からVGAコントローラ4へ初期画面表示の指令と表示画像データとが出力される。
初期画面表示の指令と表示画像データとを受けたVGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を遅延回路5に出力し、制御部1に電源信号C1を出力した旨を通知する。このとき遅延回路5には汎用IO信号C3が入力されていないため、電源信号C1は遅延回路5を通過しない。制御部1は、VGAコントローラ4から電源信号C1を出力した旨の通知を受けたことに応じて、内蔵したタイマによる計時を開始する。そして、計時を開始してから遅延設定ファイル3bに設定された電源信号C1の遅延時間である10msが経過したとき、汎用IO信号C3を遅延回路5に出力する。
かくして遅延回路5には汎用IO信号C3が入力された状態となり、電源信号C1は遅延回路5を通過してFET7に入力される(ST2a)。そして、電源信号C1の入力を受けたことに応じてFET7はオンされた状態に切り替わり、電源から供給される電力をLCD9aに伝達する。
また、VGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を出力した後30ms経過後に表示信号C2を出力し、制御部1に表示信号C2を出力した旨を通知する。制御部1は、遅延設定ファイル3bに設定された表示信号C2の遅延時間が0msであるので、VGAコントローラ4から表示信号C2を出力した旨の通知を受けたことに応じて、直ちに汎用IO信号C4を遅延回路6に出力する。
かくして、遅延回路5に汎用IO信号C4が入力された状態となり、遅延回路6からバッファ8に制御信号C5が出力される。この制御信号C5の入力を受けたバッファ8は、表示信号C2をLCD9aに伝達される(ST3a)。動作電圧と表示信号C2との入力を受けたLCD9aは、表示信号C2に従って画像を表示する。
次に、LCD9を、動作電圧の供給開始から40ms経過後に表示信号C2を入力する旨の電源シーケンスを要するLCD9bと交換する場合について説明する。なお、VGAコントローラ4やROM10は交換せずにそのまま使用する。
先ず、LCD9bへの交換に先駆け、既述の設定処理にて遅延設定ファイル3bに電源信号C1の遅延時間を0ms、表示信号C2の遅延時間を10msに設定する。このように設定することで、電源信号C1がFET7に入力されるタイミングはデフォルトのままであるのに対し、表示信号C1がLCD9aに入力されるタイミングが10ms遅延されるので、結果としてLCD9aに動作電圧の供給が開始されてから40ms経過後に表示信号C2が入力されることとなる。
図4は、遅延設定ファイル3bに電源信号C1の遅延時間を0ms、表示信号C2の遅延時間を10msに設定した場合において、FET7に入力される電源信号C1およびLCD9bに入力される表示信号C2のシーケンス図である。本体に設けられた電源スイッチが操作されるなどして当該電子機器に電源が投入されたとき、ROM2に記憶されたシステムBIOSが呼び出され、システムの起動が開始される(ST1b)。このとき、システムBIOSの制御の下でHDD3からVGAドライバ3aが呼び出され、VGAドライバ3aにより遅延設定ファイル3bが参照される。そして、VGAドライバ3aの制御の下で制御部1からVGAコントローラ4へ初期画面表示の指令と表示画像データとが出力される。
初期画面表示の指令と表示画像データとを受けたVGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を遅延回路5に出力し、制御部1に電源信号C1を出力した旨を通知する。制御部1は、遅延設定ファイル3bに設定された電源信号C1の遅延時間が0msであるので、VGAコントローラ4から電源信号C1を出力した旨の通知を受けたことに応じて、直ちに汎用IO信号C3を遅延回路5に出力する。
かくして遅延回路5には汎用IO信号C3が入力された状態となり、電源信号C1は遅延回路5を通過してFET7に入力される(ST2b)。そして、電源信号C1の入力を受けたことに応じてFET7はオンされた状態に切り替わり、電源から供給される電力をLCD9bに伝達する。
また、VGAコントローラ4は、VGA−BIOSに設定された電源シーケンスに従って電源信号C1を出力した後30ms経過後に表示信号C2を出力し、制御部1に表示信号C2を出力した旨を通知する。このとき、バッファ8には制御信号C5が入力されていないため、表示信号C2はLCD9bに伝達されない。制御部1は、VGAコントローラ4から表示信号C2を出力した旨の通知を受けたことに応じて、内蔵したタイマによる計時を開始する。そして、計時を開始してから遅延設定ファイル3bに設定された表示信号C2の遅延時間である10msが経過したとき、汎用IO信号C4を遅延回路6に出力する。この汎用IO信号C4の出力を受けた遅延回路6は、制御信号C5をバッファ8に出力する。
かくして、遅延回路5に汎用IO信号C4が入力された状態となり、遅延回路6からバッファ8に制御信号C5が出力される。この制御信号C5の入力を受けたバッファ8は、表示信号C2をLCD9bに伝達される(ST3b)。動作電圧と表示信号C2との入力を受けたLCD9bは、表示信号C2に従って画像を表示する。
なお、図3,4を用いて説明した通り、制御部1,遅延設定ファイル3b,遅延回路5および遅延回路6は、システム起動当初において、VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従ってVGAコントローラ4から出力される電源信号C1がFET7に入力されLCDに動作電圧が供給されてから、VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従ってVGAコントローラ4が出力する表示信号C2がLCDに入力されるまでの時間間隔を調整する調整手段を構成する。
以上説明したように、本発明に係る電子機器は、LCD9を電源シーケンスの異なるLCDに交換した場合であっても、VGAコントローラ4、VGAドライバ3aおよびVGA−BIOSを記憶したROM10などを交換することなく、システム起動当初の電源シーケンスを調整することができる。そのため、LCD9を交換しようとする場合であっても、電源シーケンスの相違がLCDを選定する上での制限事項となることはない。
また、電源信号C1および表示信号C2の双方を遅延させることができるので、LCDに動作電圧の供給が開始されてから表示信号C2が入力されるまでの時間を短縮方向および拡大方向の双方向に調整することができる。
また、遅延時間はシステムBIOSの制御下における設定処理にて容易に設定することができるので、LCD9の交換作業が煩雑になることはない。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲内にて各構成要素を適宜変形して具体化することができる。
例えば、上記実施の形態においては、電源信号C1および表示信号C2の遅延時間をそれぞれ0msおよび0ms,10msおよび0ms,0msおよび10msとする場合について説明したが、交換後のLCDの電源シーケンスに合せて遅延時間を適宜設定可能であることはいうまでもない。
また、ROM10に記憶されたVGA−BIOSには、デフォルトの電源シーケンスとして、動作電圧の供給開始から30ms経過後に表示信号C2を入力する旨設定されているとしたが、他の電源シーケンスが設定されている場合であっても対応できる。
また、LCD9は、電子機器に内蔵されているものでなくとも、電子機器の本体に設けられたインターフェイスを介して外部に接続されているものであってもよい。
この他、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、上記実施形態に示される全体構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態における電子機器の制御回路のブロック図。 同実施形態におけるデフォルトの電源シーケンス図。 同実施形態において電源信号を10ms遅延させる際の電源シーケンス図。 同実施形態において表示信号を10ms遅延させる際の電源シーケンス図。
符号の説明
1…制御部、2…ROM、3…HDD、3a…VGAドライバ、3b…遅延設定ファイル、4…VGAコントローラ、5…遅延回路、6…遅延回路、7…FET、8…バッファ、9…LCD、10…ROM、11…VRAM、C1…電源信号、C2…表示信号、C3,C4…汎用IO信号、C5…制御信号

Claims (6)

  1. バッファから伝達される表示信号に基づいて画像を表示する表示手段と、この表示手段と電源との間に介在し、前記表示手段への動作電圧の供給をオン/オフするスイッチと、システム起動当初において前記表示手段に動作電圧の供給を開始するタイミングと表示信号を入力するタイミングとを記憶したVGA−BIOSと、システム起動当初において前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記スイッチをオンする電源信号の出力および前記バッファへの表示信号の出力を行うVGAコントローラとを備えた電子機器において、
    システム起動当初において、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って出力された電源信号が前記スイッチに入力され前記表示手段に動作電圧が供給されてから、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが出力する表示信号が前記表示手段に入力されるまでの時間間隔を調整する調整手段を備えてなることを特徴とする電子機器。
  2. 前記調整手段は、
    前記VGAコントローラから出力される表示信号が前記表示手段に入力されるタイミングを遅延させる表示信号遅延手段と、
    前記表示信号遅延手段により表示信号が前記表示手段に入力されるタイミングを遅延させるべき時間を記憶した遅延時間記憶手段と、
    システム起動当初において、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが出力する表示信号が前記表示手段に入力されるタイミングを、前記表示信号遅延手段により前記遅延時間記憶手段に記憶された時間だけ遅延させる制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが表示信号を出力した後、前記遅延時間記憶手段に記憶された時間が経過したことに応じて汎用IO信号を前記表示信号遅延手段に出力し、
    前記表示信号遅延手段は、前記制御手段から前記汎用IO信号が入力されたことに応じて前記バッファから前記表示手段に表示信号を伝達させることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記調整手段は、
    前記VGAコントローラから供給される電源信号が前記スイッチに入力されるタイミングを遅延させる電源信号遅延手段と、
    この電源信号遅延手段により前記電源信号が前記スイッチに入力されるタイミングを遅延させるべき時間を記憶した遅延時間記憶手段と、
    システム起動当初において、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが出力する電源信号が前記スイッチに入力されるタイミングを、前記電源信号遅延手段により前記遅延時間記憶手段に記憶された時間だけ遅延させる制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、前記VGA-BIOSに記憶されたタイミングに従って前記VGAコントローラが電源信号を出力した後、前記遅延時間記憶手段に記憶された時間が経過したことに応じて汎用IO信号を前記電源信号遅延手段に出力し、
    前記電源信号遅延手段は、前記VGAコントローラと前記スイッチとの間に介在し、前記制御手段から前記汎用IO信号が入力されたことに応じて前記スイッチに電源信号を伝達することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記遅延時間記憶手段に記憶される時間を設定する設定手段をさらに備えてなることを特徴とする請求項2乃至5のうちいずれか1に記載の電子機器。
JP2008292179A 2008-11-14 2008-11-14 電子機器 Expired - Fee Related JP4898763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292179A JP4898763B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292179A JP4898763B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010117654A true JP2010117654A (ja) 2010-05-27
JP4898763B2 JP4898763B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=42305348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008292179A Expired - Fee Related JP4898763B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4898763B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187224A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Newgin Co Ltd 遊技機
KR20160033315A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
KR20160035194A (ko) * 2014-09-22 2016-03-31 엘지디스플레이 주식회사 표시장치의 전원 공급 장치
JP2016099994A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 鴻富錦精密工業(武漢)有限公司 電源調整回路及び電源調整回路を有する一体型パソコン
WO2020103229A1 (zh) * 2018-11-21 2020-05-28 惠科股份有限公司 显示装置以及驱动方法和显示系统
CN111508439A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 佳能株式会社 信息处理装置、信息处理装置的控制方法和存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349931A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2007233202A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2008096803A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2008164844A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2009271392A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sony Corp 表示装置、表示装置の駆動回路、表示装置の駆動方法および電子機器
JP2010002549A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Sony Corp 液晶表示パネル用駆動装置、液晶表示パネル用駆動回路、液晶表示装置及び電子機器
JP2010060823A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Toshiba Mobile Display Co Ltd 表示装置および表示装置の駆動方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349931A (ja) * 2005-06-15 2006-12-28 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2007233202A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2008096803A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2008164844A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 液晶表示装置
JP2009271392A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Sony Corp 表示装置、表示装置の駆動回路、表示装置の駆動方法および電子機器
JP2010002549A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Sony Corp 液晶表示パネル用駆動装置、液晶表示パネル用駆動回路、液晶表示装置及び電子機器
JP2010060823A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Toshiba Mobile Display Co Ltd 表示装置および表示装置の駆動方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012187224A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Newgin Co Ltd 遊技機
KR20160033315A (ko) * 2014-09-17 2016-03-28 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
KR102238637B1 (ko) 2014-09-17 2021-04-12 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
KR20160035194A (ko) * 2014-09-22 2016-03-31 엘지디스플레이 주식회사 표시장치의 전원 공급 장치
KR102148489B1 (ko) 2014-09-22 2020-10-15 엘지디스플레이 주식회사 표시장치의 전원 공급 장치
JP2016099994A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 鴻富錦精密工業(武漢)有限公司 電源調整回路及び電源調整回路を有する一体型パソコン
WO2020103229A1 (zh) * 2018-11-21 2020-05-28 惠科股份有限公司 显示装置以及驱动方法和显示系统
US11308911B2 (en) 2018-11-21 2022-04-19 HKC Corporation Limited Display device, driving method, and display system
CN111508439A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 佳能株式会社 信息处理装置、信息处理装置的控制方法和存储介质
JP2020122943A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 キヤノン株式会社 情報処理装置、および、情報処理装置の制御方法とプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4898763B2 (ja) 2012-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9924134B2 (en) Dynamic frame rate adjustment
JP4898763B2 (ja) 電子機器
US8284179B2 (en) Timing controller for reducing power consumption and display device having the same
KR102617564B1 (ko) 표시 장치 및 이의 동작 방법
EP2824936B1 (en) Projector, projector control method, and recording medium storing projector control program
KR102207220B1 (ko) 디스플레이 드라이버, 디스플레이 드라이버 구동방법 및 영상 표시 시스템
US9307210B2 (en) Image output apparatus, method, and medium
JP2007052190A (ja) 画像表示システム,画像表示方法,画像表示装置,画像データ処理装置,プログラム,記録媒体,画像処理プログラム配信サーバ
US20140095914A1 (en) Information processing apparatus and operation control method
JP2007212578A (ja) 情報処理装置および情報処理装置に適用される表示制御方法
JP6632864B2 (ja) 表示ドライバ及び表示装置
US9110514B2 (en) Electronic device with switchable display screen, computer system thereof and method for switching display screen
JP6146852B2 (ja) 表示制御装置及びデータ処理システム
US9087473B1 (en) System, method, and computer program product for changing a display refresh rate in an active period
JP2015165617A (ja) 映像表示装置
JP6776504B2 (ja) 画像伝送装置及び画像伝送システム、並びに画像伝送装置の制御方法
US11488552B2 (en) Display device and method for controlling same
US8717276B2 (en) Displaying method and portable electronic device using the same
KR20090059303A (ko) 디스플레이 제어 방법 및 장치
JP2011154209A (ja) 表示制御装置およびそのプログラム
TWI748651B (zh) 顯示器之更新畫面方法及其驅動裝置
JP2006072351A (ja) 画像データ転送用転送矩形を連続的にトレースするシステムおよび方法
JP2006039549A (ja) 画像データの手動フレームの転送を効率よく行なうためのシステム及び方法
JP2009204920A (ja) 表示装置およびプログラム
KR100794656B1 (ko) 타이밍 컨트롤러 및 터치 스크린 아날로그 디지털 변환기를 갖는 휴대용 아이씨를 포함하는 영상 표시 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111226

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees