JP2010116967A - 駆動力配分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の停止状態から高速走行状態までの全ての回転領域において、潤滑・冷却する潤滑油の油量を十分に確保することができるとともに、潤滑牲及び冷却牲を効率的に確保することができるようになり、性能安定性及び耐久性の向上を実現した駆動力配分装置を提供する。
【解決手段】駆動力配分装置1は、リヤデフケース2内に封入された潤滑油を一時的に貯留する貯留部30を備えている。リヤデフケース2内の潤滑油は、カップリングケース20の回転により、リヤデフケース2の下部から貯留部30の下部に連通する連通開口部31を介してカップリングケース20内のクラッチ機構へ供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁式摩擦クラッチを備えた駆動力配分装置に係わり、特に低速回転時の潤滑牲及び冷却牲などの向上を図った駆動力配分装置に関する。
従来から、例えば四輪駆動車における各種の駆動力配分装置が提案されている。この種の従来の駆動力配分装置の一例としては、例えば入力回転部材となるクラッチハウジングの回転により発生する遠心力で、クラッチハウジングを回転可能に支持する支持ハウジングに封入された潤滑油を、クラッチハウジング内に配されたクラッチ機構に供給する潤滑構造を有する駆動力配分装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の駆動力配分装置は、アーマチュアと電磁石との間に配されたパイロットクラッチと、パイロットクラッチの締結により推力を発生するカム機構と、カム機構の推力が伝達されることで締結されるメインクラッチとを備えており、支持ハウジングからクラッチハウジングに供給される潤滑油を一時溜めるオイル溜り部(環状空間部)をクラッチハウジングの電磁石側の設置空間に設けている。その設置空間は、支持ハウジングと、クラッチハウジングと相対回転可能に支持された出力回転部材となる車軸と、電磁石と、支持ハウジング及び車軸間に介装されたオイルシールとにより形成されている。
この従来の駆動力配分装置の潤滑構造によると、支持ハウジングに封入された潤滑油が、クラッチハウジングの回転により発生する遠心力で、支持ハウジングの内面上部に設けられたオイルガータへ掻き上げられる。そのオイルガータからの潤滑油は、支持ハウジングに形成されたガイド凹部と、電磁石の支持体に形成された切欠とを介して環状空間部へ移動する。その環状空間部に溜められた潤滑油は、クラッチハウジングと車軸との相対回転によりクラッチハウジングの内部へ引き込まれて移動する。その潤滑油は、クラッチハウジングの回転による遠心力により、クラッチハウジングの外周面に形成された複数の油孔(導入窓)から支持ハウジングの内部へ排出されるようになっている。
特開2007−285459号公報
上記特許文献1に記載された従来の駆動力配分装置にあっては、低車速時に伝達トルク及び差回転が大きくなり、クラッチ機構のクラッチ部の発熱が大きくなるので、低車速時において最も潤滑・冷却が必要となる。しかしながら、上記従来の駆動力配分装置は、低車速の運転状態でクラッチハウジングが低速回転している場合は、クラッチハウジングの回転により発生する遠心力で、支持ハウジングに封入された潤滑油の掻き上げが充分に行われ難くなる。そのため、低車速時においては、支持ハウジングの内面上部に設けられたオイルガータに潤滑・冷却に必要な潤滑油を収集してクラッチハウジングの内部へ充分に供給することができなくなるという問題点があった。その結果、潤滑油の油量が充分に確保され難く、クラッチ部の潤滑を充分に行うことができなくなるので、クラッチ温度が過大に上昇することとなり、クラッチ部の耐久性を損ね、クラッチ部の寿命が著しく短くなるという問題点があった。
従って、本発明は、上記従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、車両の停止状態から高速走行状態までの全ての回転領域において、潤滑・冷却する潤滑油の油量を十分に確保することができるとともに、潤滑牲及び冷却牲を効率的に確保することができるようになり、性能安定性及び耐久性の向上を実現した駆動力配分装置を提供することにある。
[1]本発明は、潤滑油が封入された第1の内部空間を有するケースと、前記ケースの前記第1の内部空間にあって、前記ケースの一端部に回転可能に支持された回転軸部、及び前記ケースの他端部に回転可能に支持され、前記回転軸部とともに回転するカップリングケースを有する入力回転部材と、前記カップリングケースの第2の内部空間に相対回転可能に支持された出力回転部材と、前記カップリングケースの第2の内部空間に収容され、前記入力回転部材及び前記出力回転部材間のトルク伝達を制御するクラッチ機構と、前記ケースの前記他端部及び前記出力回転部材間に設けられ、前記入力回転部材の回転により前記第1の内部空間の下部から前記第2の内部空間へ供給される前記潤滑油を貯留する貯留部と、前記ケースの前記他端部に設けられ、前記貯留部の下部に連通する連通開口部とを備えたことを特徴とする駆動力配分装置にある。
[2]上記[1]記載の発明にあって、前記ケースの下部内面には、前記他端部側に延長され、前記連通開口部に前記潤滑油を導く案内リブが設けられたことを特徴としている。
[3]上記[2]記載の発明にあって、前記案内リブは、前記カップリングケースとは所定の隙間をもって回転軸方向に延在する第1の案内リブと、前記第1の案内リブ及び前記連通開口部間に延在する第2の案内リブとを有したことを特徴としている。
[4]上記[1]記載の発明にあって、前記貯留部は、前記ケースの前記他端部及び前記カップリングケース間に介在するベアリング部材と、前記ケースの前記他端部及び前記出力回転部材間をシールするシール部材との間に形成された環状の空間により構成されたことを特徴としている。
[5]上記[1]記載の発明にあって、前記カップリングケースには、前記貯留部に貯留された前記潤滑油を前記第2の内部空間に供給する供給孔と、前記供給孔に連通する導入路と、前記導入路から前記第2の内部空間に導入された前記潤滑油を前記第1の内部空間へ排出する排出孔とが設けられたことを特徴としている。
[6]上記[1]〜[6]のいずれかに記載の発明にあって、前記貯留部は、前記クラッチ機構の締結側に配されたことを特徴としている。
[7]上記[1]記載の発明にあって、前記潤滑油は、前記入力回転部材の回転停止時において前記連通開口部が浸かるように封入されていることを特徴としている。
[8]上記[1]記載の発明にあって、前記クラッチ機構は、前記入力回転部材及び前記出力回転部材間のトルク伝達を断続するメインクラッチと、通電により前記メインクラッチの伝達トルクを制御するパイロットクラッチと、前記パイロットクラッチの伝達トルクを前記メインクラッチに対する押付け力に変換するカム機構と、前記メインクラッチの締結側とは反対側の前記入力回転部材の壁部の外側に軸線方向移動可能に設けられた電磁石と、前記入力回転部材の前記壁部の内部に移動可能に配され、前記パイロットクラッチを押付ける押圧部材とを有し、前記押圧部材は、前記電磁石に通電することで、前記入力回転部材との間で前記電磁石に作用する磁気吸引力により前記パイロットクラッチの操作力を調整することを特徴としている。
[9]上記[8]記載の発明にあって、前記電磁石は、前記ケースの内周面に支持されたことを特徴としている。
[10]上記[8]記載の発明にあって、前記電磁石は、前記入力回転部材の軸部に対して相対回転可能及び軸方向移動可能に支持され、かつ、前記ケースに対して回転不能に支持されたことを特徴としている。
[11]上記[8]記載の発明にあって、前記電磁石及び前記押圧部材間にスラストニードルベアリングとプレート部材が介在されたことを特徴としている。
本発明は、車両の停止状態から高速走行状態までの全ての回転領域において、入力回転部材の回転により発生する遠心力で潤滑油をクラッチ機構へ能動的に供給することができるようになるとともに、クラッチ機構への潤滑油の供給を安定化させることが可能となり、クラッチ機構の磨耗、オイル切れを効果的に抑制することが可能になる。これにより、潤滑牲、冷却性、性能安定性及び耐久性の向上を達成することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の代表的な実施の形態である駆動力配分装置の内部構造を概略的に示す断面図である。
(駆動力配分装置の構成)
図1において、符号1は、四輪駆動車のプロペラシャフトとリヤデファレンシャルとの間に配置された駆動力配分装置の全体構成を概略的に示している。この実施の形態に係る典型的な駆動力配分装置1は、入力回転部材である回転軸部21を有するカップリングケース20を備えている。このカップリングケース20は、回転軸線方向(車体前後方向)に延びる一対のケースを組み合わせたリヤデフケース2,2により覆われており、リヤデフケース2の内周面及びカップリングケース20の外周面間により所要の第1の内部空間3が形成されている。リヤデフケース2の内部には、リヤデファレンシャルを回転駆動する出力回転部材であるドライブピニオンシャフト4がカップリングケース20の回転軸部21と同一軸線上に配置されている。
カップリングケース20の回転軸部21は、図1に示すように、エンジンからの駆動力が伝えられるプロペラシャフト側のフランジ5の円筒部内にナット6により締付固定されている。そのフランジ5には、プロペラシャフトと一体に取り付けられたフランジが連結固定されるようになっている。
(リヤデフケースの構成)
ドライブピニオンシャフト4の前端部には、図1に示すように、円筒状のハブ27の内周面がスプライン連結されており、ベアリング7を介してカップリングケース20に相対回転可能に支持されている。ドライブピニオンシャフト4の後端部は、一対のテーパローラベアリング8,8を介してリヤデフケース2の内周面に回転可能に支承されており、スペーサ及びナットにより一体化されている。ドライブピニオンシャフト4の後端部先端には、リヤデファレンシャルのギヤ機構と噛合されるギヤ9が一体に形成されている。
リヤデフケース2の後端部には、図1に示すように、カップリングケース20の軸受部となる円筒壁部10がカップリング側に向けて延在されている。リヤデフケース2の前端部に形成された開口とプロペラシャフト側のフランジ5の外周面との間には、オイルシール11が配されている。リヤデフケース2の円筒壁部10の内周面とドライブピニオンシャフト4との間には、オイルシール12が配されている。それらのオイルシール11,12により、リヤデフケース2の第1の内部空間3とリヤデファレンシャル側の第3の内部空間13とを区画しており、その内部空間3を密封している。プロペラシャフト側のフランジ5には、ダストカバー14が固定されており、リヤデフケース2の内部空間3にダストなどが浸入するのを防止している。
(カップリングケースの構成)
このカップリングケース20は、図1に示すように、回転軸部21よりも大径の円筒部22と、円筒部22よりも大径の第1のハウジング23と、第1のハウジング23の後端開口部を液密に内嵌固定する円環状の第2のハウジング24とからなる多段形状を有している。第2ハウジング24の後端面には、円筒状の開口筒部25が形成されている。その開口筒部25の開口端縁は、内周側に張り出した円環状のツバ部26を有している。カップリングケース20の回転軸部21は、ベアリング15を介してリヤデフケース2内に回転可能に支承されるとともに、第2ハウジング24の開口筒部25が、ベアリング16を介してリヤデフケース2の円筒壁部10の内周面に回転可能に支承されている。
図示例によれば、この駆動力配分装置1では、リヤデフケース2の円筒壁部10の内周面及びドライブピニオンシャフト4間に介在されたオイルシール12により、カップリングケース20の第2の内部空間28とリヤデファレンシャル側の第3の内部空間13とが区画されている。第2ハウジング24の開口筒部25、リヤデフケース2の円筒壁部10、オイルシール12、ベアリング16により環状の内部空間を形成することで、駆動力配分装置1の回転によりリヤデフケース2の内部空間3からカップリングケース20の第2の内部空間28へ供給される潤滑油を一時的に貯留する貯留部30が構成されている。
カップリングケース20の円筒部22の外周面とリヤデフケース2の内周面との間には、図1に示すように、電磁石70を配置する環状の配置空間が形成されている。第1ハウジング23の入力側には、電磁石70に面する段差面を形成する円環状の段差壁部23aが設けられている。その段差壁部23aには、円環状凹部23bが形成されている。その円環状凹部23bの底面には、カップリングケース20の回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって複数の貫通孔23c,…,23cが軸方向に貫通して形成されている。その貫通孔23cのそれぞれには、パイロットクラッチ50の押付け力を調整する押圧部材53が軸方向移動可能に収納されている。
(クラッチ機構の構成)
この駆動力配分装置1は、図1に示すように、カップリングケース20及びドライブピニオンシャフト4間のトルク伝達を制御するクラッチ機構をカップリングケース20内に回転軸部21と同一軸線上に配している。このクラッチ機構は、電磁石70に通電することで、カップリングケース20の段差壁部23aとの間で電磁石70に作用する磁気吸引力を、電磁石70がパイロットクラッチ50に向けて移動する操作力としている。このクラッチ機構の基本構成は、メインクラッチ40と、メインクラッチ40の伝達トルクを調整する電磁式のパイロットクラッチ50と、パイロットクラッチ50の伝達トルクをメインクラッチ40に対する押付け力に変換するカム機構60とにより主に構成されている。この駆動力配分装置1は更に、クラッチ機構を断続操作する電磁石70と、電磁石70に作用する磁気吸引力によりパイロットクラッチ50を押付ける押圧部材53とを備えている。
(メインクラッチの構成)
メインクラッチ40は、図1に示すように、カップリングケース20の第1ハウジング23の内周面にスプライン連結された複数の円環状のアウタクラッチプレート41と、ハブ27の外周面にスプライン連結された複数の円環状のインナクラッチプレート42とを有している。メインクラッチ40と第2ハウジング24との間には、クラッチ隙間を規制する円環状のスペーサ43が配されている。インナクラッチプレート42の摩擦係合面を除く部位には、カップリングケース20の回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって複数の円形状の油孔42a,…,42aが形成されている。メインクラッチ40は、パイロットクラッチ50の締結によりメインクラッチ40側に移動するカム機構60のプレッシャリング61を介して締結される。メインクラッチ40が締結されると、第1ハウジング23及びハブ27が接続されるので、カップリングケース20からドライブピニオンシャフト4へ駆動力が伝達される。
(パイロットクラッチの構成)
パイロットクラッチ50は、図1に示すように、3枚の円環状のアウタクラッチプレート51,51,51と2枚の円環状のインナクラッチプレート52,52とを有している。アウタクラッチプレート51は、第1ハウジング23の内周面にスプライン連結されている。一方のインナクラッチプレート52は、カム機構60のカムリング62にスプライン連結されている。インナクラッチプレート52の摩擦係合面を除く部位には、カップリングケース20の回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって複数の円形状の油孔52a,…,52aが形成されている。
電磁石70に通電すると、電磁石70がパイロットクラッチ50側に吸引移動される。その押圧力により押圧部材53がパイロットクラッチ50側に移動され、その押圧力によりパイロットクラッチ50が締結される。このとき、カムリング62とプレッシャリング61との間に回転トルクが生じることでカム機構60にスラスト力を発生させる。なお、図示例によると、パイロットクラッチ50のインナクラッチプレート52の枚数を2枚に設定しているが、これに限定されるものではない。この実施の形態では、例えばインナクラッチプレート52を1枚もしくは3枚以上の枚数に設定してもよいことは勿論である。
(カム機構の構成)
カム機構60は、図1に示すように、プレッシャリング61と、カムリング62と、プレッシャリング61及びカムリング62間に配されたカムボール63とにより構成されている。カム機構60は、カップリングケース20の第1ハウジング23の段差壁部23aの内周面にスラスト軸受64により受け止められ、ハブ27の外周面に配されている。プレッシャリング61には、カップリングケース20の回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって油孔61aが貫通して形成されている。カム機構60は、メインクラッチ40の締結力を無段階に制御する。電磁石70の通電によりパイロットクラッチ50が締結されると、パイロットクラッチ50に連結されたカムリング62及びプレッシャリング61間に回転トルクが生じる。カムボール63がカムリング62及びプレッシャリング61を互いに離反する方向に押圧するスラスト力によって、プレッシャリング61がメインクラッチ40側へ移動し、メインクラッチ40が締結する。
(電磁石の構成)
電磁石70は、図1に示すように、ヨーク71とコイル72とにより円環状に形成されている。ヨーク71は、メインクラッチ40側に開放された断面コ字状をなす円環状の凹部73を有している。その凹部73内には、環状のコイル72が液密にシールされるとともに、嵌着固定されている。コイル72と面する部位には、ステンレス材等からなる円環状の非磁性部材74が埋設されている。電磁石70は、カップリングケース20の円筒部22の外周面とリヤデフケース2の内周面間に形成された円環状の配置空間において、カップリングケース20の段差壁部23aとの間に所定の空隙Gをもってリヤデフケース2の内周面に回転不能にかつ軸方向移動可能に支承されている。
電磁石70には、リヤデフケース2にグロメット75を介して外部へ引き出されたリード線76が連結されている。このリード線76を介して電磁石70に通電すると、パイロットクラッチ50に磁気を通過させることなく、ヨーク71及びカップリングケース20の段差壁部23a間を循環する磁路Lが形成され、電磁石70がカップリングケース20の段差壁部23aに吸引される荷重(電磁石70に作用する磁気吸引力)をパイロットクラッチ50に対して直接付加するようになっている。電磁石70への通電電力を調整することでパイロットクラッチ50への押付け力を調整することができる。電磁石70とカップリングケース20の段差壁部23aとが近接して配されており、磁束漏れを低減させ、磁力を効率的に使用することが可能となる。
この実施の形態では、電磁石70をリヤデフケース2の内周面に支持する構成を例示したが、これに限定されるものではない。この構成に代えて、例えば電磁石70をカップリングケース20の円筒部22に支持することができる。電磁石70は、カップリングケース20の円筒部22の外周面にベアリングを介して相対回転可能に支持するとともに、軸方向移動可能に支持することで、リヤデフケース2の内周面に対しては回転不能に支持する構成とすることができる。
(押圧部材の構成)
カップリングケース20の段差壁部23aに形成された円環状凹部23bの貫通孔23c内には、図1に示すように、カップリングケース20の回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって複数の押圧部材53が軸方向移動可能に配されている。その押圧部材53は、円形のブロック体からなる。この段差壁部23aの円環状凹部23bには、電磁石70の非磁性部材74に面するスラストニードルベアリング54と、押圧部材53に面するリングプレート55とが並設されている。電磁石70に作用する磁気吸引力は、非磁性部材74、スラストニードルベアリング54、リングプレート55及び押圧部材53へと伝えられ、パイロットクラッチ50への押付け力となる。
上記のように構成されたクラッチ機構を備えた駆動力配分装置1は、互いに摩擦係合又は離間する複数のクラッチプレートの滑りを伴う状態で使用される。そのため、クラッチプレート間の摩擦熱による過熱、クラッチプレートの磨耗やオイル切れなどが発生するので、クラッチプレートの潤滑・冷却を行なうために潤滑油を供給する必要がある。この種の駆動力配分装置1では特に、低車速時に伝達トルク及び差回転が大きくなり、クラッチ機構のクラッチ部の発熱が大きくなるので、低車速時において最も潤滑・冷却が必要となる。
この実施の形態に係る駆動力配分装置1においては、図1に示すように、カップリングケース20の回転により発生する遠心力で潤滑油を一時的に貯留する貯留部30をカップリングケース20の電磁石70側(第1ハウジング23の入力側)とは反対側のメインクラッチ40の締結側(第1ハウジング23の出力側)に設定している。
この貯留部30は、リヤデフケース2及びカップリングケース20を相対回転可能に支持するベアリング16とリヤデフケース2の内部空間3をシールするオイルシール12との間に形成された環状の設置空間からなる。その設置空間の下部領域は、リヤデフケース2の下部からカップリングケース20内部を経てカップリングケース20の外部へ潤滑油を循環させるオイル循環路の一部を構成している。このオイル循環路により、リヤデフケース2の内部空間3に封入された所定量の潤滑油を、貯留部30の下部を介してカップリングケース20の内部空間28内に配設されたクラッチ機構へ循環させるようになっている。
(オイル循環路の構成)
図2は、図1のII−II線の矢視断面拡大図であり、図3は、カップリングケースの後端部側の要部断面拡大図である。
これらの図において、この実施の形態に係るオイル循環路の基本構成は、駆動力配分装置1の回転によりリヤデフケース2の内部空間3に封入された潤滑油を収集ガイドする案内リブ29と、案内リブ29に連通する連通開口部31と、連通開口部31からカップリングケース20の内部空間28に供給される潤滑油を一時的に貯留する貯留部30と、貯留部30から流出する潤滑油をカップリングケース20の内部空間28に供給する供給孔32と、供給孔32に連通する導入路33と、導入路33からカップリングケース20の内部空間28に導入された潤滑油をカップリングケース20の外部へ排出する排出孔34とにより主に構成されている。リヤデフケース2の内部空間3に封入された潤滑油は、カップリングケース20の回転停止時において連通開口部31が浸かるように封入されることが好適である。
(案内リブ及び連通開口部の構成)
リヤデフケース2の下部内面には、図2及び図3に示すように、貯留部30の下部に潤滑油を導く案内リブ29が形成されている。この案内リブ29は、リヤデフケース2の下部内面にカップリングケース20の外周面側に向けて突出状に形成された第1の案内リブ29aと、カップリングケース20の回転方向に向けて湾曲面状に形成された第2の案内リブ29bとからなる。第1の案内リブ29aの上端縁は、カップリングケース20の外周面とは所定の隙間をもって回転軸方向のカップリングケース出力側に向けて延在されている。一方の第2の案内リブ29bは、第1の案内リブ29aのカップリングケース20の出力側端末からリヤデフケース2の連通開口部31側に向けて延在されている。リヤデフケース2の円筒壁部10の下部には、貯留部30の下部設置空間に連通する連通開口部31が上下に貫通して形成されている。
(貯留部の構成)
貯留部30は、図1及び図3に示すように、第2ハウジング24の開口筒部25、リヤデフケース2の円筒壁部10、オイルシール12、ベアリング16により取り囲まれた環状の空間を形成することで液密に密閉されている。図示例によれば、リヤデフケース2の連通開口部31の開口周縁部には、環状のオイルカバー35が固定されている。このオイルカバー35は、内側の環状フランジ35aと外側の環状フランジ35bとを同一方向に屈曲したドーナッツ板形状を有している。オイルカバー35の環状フランジ35aの先端部は、カップリングケース20の開口筒部25内に臨んで配されている。このオイルカバー35とオイルシール12により形成される環状の空間には、カップリングケース20の回転により発生する遠心力で、案内リブ29から連通開口部31を介して導入される潤滑油が一時貯留される。なお、ベアリング16としては、例えばシールを有するシール付きベアリングを用いることができる。この場合は、オイルカバー35を必ずしも使用する必要はない。
(供給孔及び導入路の構成)
カップリングケース20の開口筒部25の開口端縁は、図3に示すように、内周側に張り出した環状のツバ部26を有している。このツバ部26とドライブピニオンシャフト4との間の環状の隙間により潤滑油の供給孔32が形成されている。その供給孔32は、貯留部30に貯留された潤滑油の流れをほぼ直角方向に変えてカップリングケース20の内部空間28に供給するように導入路33に連通して形成されている。
供給孔32に連通する導入路33は、図3に示すように、カップリングケース20の開口筒部25の内周面とドライブピニオンシャフト4のハブ27の外周面との間の内部空間により構成されている。この導入路33を流れる潤滑油は、ベアリング16に導かれて潤滑し、メインクラッチ40のインナクラッチプレート42の油孔42a、プレッシャリング61の油孔61a及びパイロットクラッチ50のインナクラッチプレート52の油孔52aを介してカップリングケース20の内部空間28を潤滑する。
(排出孔の構成)
カップリングケース20の段差壁部23aに形成された円環状凹部23bには、図1に示すように、回転軸線を中心とする同一円周上に所定の位相差をもって複数の排出孔34が貫通して形成されている。導入路33からカップリングケース20の内部空間28に導入される潤滑油は、スラストニードルベアリング54に導かれて潤滑し、排出孔34からリヤデフケース2の内部空間3へと排出される。
以上のように構成されたオイル循環路によると、リヤデフケース2の内部空間3に封入された所定量の潤滑油は、駆動力配分装置1の回転により発生する遠心力をもって案内リブ29に受け止められ、連通開口部31を介して貯留部30内に一時的に貯留される。貯留部30内に所定量以上の潤滑油が溜まると、その潤滑油は、オイルカバー35により、ほぼ直角方向に流れを変えて、カップリングケース20の供給孔32を通って導入路33に導入される。その潤滑油は、ベアリング16に導かれて潤滑し、メインクラッチ40の油孔42a、プレッシャリング61の油孔61a、及びパイロットクラッチ50の油孔52aに移動し、カップリングケース20の回転により発生する遠心力で、カップリングケース20の内部空間28を攪拌する。その攪拌された潤滑油は、クラッチ機構のクラッチプレートの摺動面を通って潤滑するとともに、冷却する。カップリングケース20内の潤滑油は、カップリングケース20の回転による遠心力を受けて排出孔34に捕捉される。排出孔33から流れ出た潤滑油は、潤滑油の流れをほぼ直角方向に変えてスラストニードルベアリング54を潤滑し、リヤデフケース2の内部空間3へ排出される。排出された潤滑油は、クラッチ機構の潤滑・冷却に再度利用される。
(実施の形態の効果)
従来の駆動力配分装置は、リヤデフケースの上部内面に設けたガターにより潤滑油を収集する構成になっているため、低車速の運転状態でクラッチハウジングが低速回転している場合は、カップリングケースの回転により発生する遠心力で潤滑油の掻き上げが充分に行われ難くなり、潤滑油をカップリングケースの内部へ充分に供給することができなかった。これに対して、この実施の形態に係る駆動力配分装置1によると、カップリングケース20の回転により発生する遠心力で貯留部30の下部から潤滑油を供給する構成となっているので、次の様々な効果が得られる。
(1)車両の停止状態から高速走行状態までの全ての回転領域において、クラッチ機構を潤滑・冷却する潤滑油の供給が可能となる。特に、カップリングの発熱が多くなり、高速走行時よりも多くの潤滑・冷却が必要な低速走行時においても、カップリングケース20内に潤滑油を充分に供給することができるようになり、クラッチ機構の劣化を抑制することができるとともに、クラッチ機構の寿命を延ばすことができるようになる。
(2)潤滑油の流れを阻害することなく、カップリングケース20の内部及びカップリングケース20の外部を循環するため、冷却性能と潤滑性能とを確実に高めることができる。その結果、悪路走行などによるクラッチ発熱の多い環境条件下にあっても、駆動力配分装置1の内部温度の上昇を緩和することが可能となり、長時間の運転走行が可能になる。
(3)駆動力配分装置1のカップリングケース20内にパイロットクラッチ50、カム機構60及びメインクラッチ40が密集状態に配設され、カップリングケース20の内部空間26に余裕が少なく、容積が小さい場合であっても、潤滑油が、カップリングケース20の回転により発生する遠心力で撹拌されるので、少ない油量でメインクラッチ40及びパイロットクラッチ50を効率的に冷却することができるようになる。
(4)カップリングケース20の後端開口部にツバ部26を設けているため、カップリング内部へのオイル導入を確実に行うことができる。
(5)上記(1)〜(4)の効果により、潤滑・冷却する潤滑油の油量を十分に確保することができるので、性能安定性及び耐久性の向上を実現した駆動力配分装置1が効果的に得られる。
以上の説明からも明らかなように、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲内で様々に設計変更が可能である。本発明の駆動力配分装置は、前後輪間の駆動力配分に適用することで前輪のみ、あるいは後輪のみを駆動する2WDモード、車両状態に応じて前後輪間の駆動力を自動制御するオートモード、最大駆動力に保持するロックモードを備えた構成とすることができることは勿論である。
本発明は、例えば農業機械、建設土木機械、運搬機械等の作業用車両、バギー車及び自動車などの各種の車両における駆動力配分装置に効果的に使用することができる。
本発明の代表的な実施の形態である駆動力配分装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 図1のII−II線の矢視断面拡大図である。 カップリングケースの後端部側の要部断面拡大図である。
符号の説明
1 駆動力配分装置
2 リヤデフケース
3,13,28 内部空間
4 ドライブピニオンシャフト
5 フランジ
6 ナット
7,15,16 ベアリング
8 テーパローラベアリング
9 ギヤ
10 円筒壁部
11,12 オイルシール
14 ダストカバー
20 カップリングケース
21 回転軸部
22 円筒部
23,24 ハウジング
23a 段差壁部
23b 円環状凹部
23c 貫通孔
25 開口筒部
26 ツバ部
27 ハブ
29 案内リブ
30 貯留部
31 連通開口部
32 供給孔
33 導入路
34 排出孔
35 オイルカバー
35a,35b 環状フランジ
40 メインクラッチ
41,51 アウタクラッチプレート
42,52 インナクラッチプレート
42a,52a,61a 油孔
43 スペーサ
50 パイロットクラッチ
53 押圧部材
54 スラストニードルベアリング
55 リングプレート
60 カム機構
61 プレッシャリング
62 カムリング
63 カムボール
64 スラスト軸受
70 電磁石
71 ヨーク
72 コイル
73 凹部
74 非磁性部材
75 グロメット
76 リード線
G 空隙
L 磁路

Claims (11)

  1. 潤滑油が封入された第1の内部空間を有するケースと、
    前記ケースの前記第1の内部空間にあって、前記ケースの一端部に回転可能に支持された回転軸部、及び前記ケースの他端部に回転可能に支持され、前記回転軸部とともに回転するカップリングケースを有する入力回転部材と、
    前記カップリングケースの第2の内部空間に相対回転可能に支持された出力回転部材と、
    前記カップリングケースの第2の内部空間に収容され、前記入力回転部材及び前記出力回転部材間のトルク伝達を制御するクラッチ機構と、
    前記ケースの前記他端部及び前記出力回転部材間に設けられ、前記入力回転部材の回転により前記第1の内部空間の下部から前記第2の内部空間へ供給される前記潤滑油を貯留する貯留部と、
    前記ケースの前記他端部に設けられ、前記貯留部の下部に連通する連通開口部と、
    を備えたことを特徴とする駆動力配分装置。
  2. 前記ケースの下部内面には、前記他端部側に延長され、前記連通開口部に前記潤滑油を導く案内リブが設けられたことを特徴とする請求項1記載の駆動力配分装置。
  3. 前記案内リブは、前記カップリングケースの回転軸方向に延在する第1の案内リブと、前記第1の案内リブ及び前記連通開口部間に延在する第2の案内リブとを有したことを特徴とする請求項2記載の駆動力配分装置。
  4. 前記貯留部は、前記ケースの前記他端部及び前記カップリングケース間に介在するベアリング部材と、前記ケースの前記他端部及び前記出力回転部材間をシールするシール部材との間に形成された環状の空間により構成されたことを特徴とする請求項1記載の駆動力配分装置。
  5. 前記カップリングケースには、前記貯留部に貯留された前記潤滑油を前記第2の内部空間に供給する供給孔と、前記供給孔に連通する導入路と、前記導入路から前記第2の内部空間に導入された前記潤滑油を前記第1の内部空間へ排出する排出孔とが設けられたことを特徴とする請求項1記載の駆動力配分装置。
  6. 前記貯留部は、前記クラッチ機構の締結側に配されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の駆動力配分装置。
  7. 前記潤滑油は、前記入力回転部材の回転停止時において前記連通開口部が浸かるように封入されていることを特徴とする請求項1記載の駆動力配分装置。
  8. 前記クラッチ機構は、
    前記入力回転部材及び前記出力回転部材間のトルク伝達を断続するメインクラッチと、
    通電により前記メインクラッチの伝達トルクを制御するパイロットクラッチと、
    前記パイロットクラッチの伝達トルクを前記メインクラッチに対する押付け力に変換するカム機構と、
    前記メインクラッチの締結側とは反対側の前記入力回転部材の壁部の外側に軸線方向移動可能に設けられた電磁石と、
    前記入力回転部材の前記壁部の内部に移動可能に配され、前記パイロットクラッチを押付ける押圧部材とを有し、
    前記押圧部材は、前記電磁石に通電することで、前記入力回転部材との間で前記電磁石に作用する磁気吸引力により前記パイロットクラッチの操作力を調整することを特徴とする請求項1記載の駆動力配分装置。
  9. 前記電磁石は、前記ケースの内周面に支持されたことを特徴とする請求項8記載の駆動力配分装置。
  10. 前記電磁石は、前記入力回転部材の軸部に対して相対回転可能及び軸方向移動可能に支持され、かつ、前記ケースに対して回転不能に支持されたことを特徴とする請求項8記載の駆動力配分装置。
  11. 前記電磁石及び前記押圧部材間にスラストニードルベアリングとプレート部材が介在されたことを特徴とする請求項8記載の駆動力配分装置。
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