JP2010115945A - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室空間を占有することなく、シートベルトの位置を規制することができる車両用乗員拘束装置を得る。
【解決手段】エアベルト装置10は、シートバック16に対する車両前後方向の後方に配置されたリトラクタ14と、乗員に装着される際にリトラクタ14から引き出され該乗員Pの上体を拘束するためのショルダベルト部12Aを含むシートベルト12と、シートバック16の上端におけるシート幅方向の一部を凹ませて形成されシートベルト12におけるショルダベルト部12Aの上側部分が入り込まされるベルト挿入部32と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも衝突時にシートに着座した乗員を該シートに拘束するための車両用乗員拘束装置に関する。
エアベルトがシートバックの肩部を通過する構成において、膨張したエアベルトに対しシート幅方向の外側で起立されるエアベルトガイドをシートバックの肩部に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−112415号公報 米国特許出願公開2003/0168837号明細書 特表2001−521462号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、シートバックの肩部から車室空間を占有するベルトガイドを設ける必要があり、この点に改善の余地がある。
本発明は、車室空間を占有することなく、シートベルトの位置を規制することができる車両用乗員拘束装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、乗員に装着される際にリトラクタから引き出され、乗員の上体を拘束するための上体拘束部を含むシートベルトと、前記シートバックの上端におけるシート幅方向の一部を凹ませて形成され、前記シートベルトにおける前記上体拘束部の上側部分が入り込まされるベルト挿入部と、を備えている。
請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、シートベルトにおけるリトラクタから引き出された部分が主に上体拘束部とされ、乗員に装着されて該乗員の上体を車両用シートに対し拘束する。この装着状態で、シートベルトにおける上体拘束部の直上部分は、シートバックのベルト挿入部に入り込まされている。
ここで、本車両用乗員拘束装置では、シートバックの上端におけるシート幅方向の一部を凹ませることで、ベルト挿入部が形成されている。そして、シートベルトは、ベルト挿入部に入り込まされた部分において、シート幅方向の両側に位置する凹壁にて該シート幅方向の移動が制限される。すなわち、シートベルトの位置がベルト挿入部によって規制される。
このように、請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、車室空間を占有することなく、シートベルトの位置を規制することができる。
請求項2記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1記載の車両用乗員拘束装置において、前記シートベルトにおける前記ベルト挿入部に入り込まされる部分及び前記上体拘束部を含む部分には、ガス供給により膨張して展開される膨張ベルト部が設けられている。
請求項2記載の車両用乗員拘束装置では、例えば車両衝突の際には、シートベルトの膨張ベルト部が膨張、展開されることで、乗員が保護される。ここで、膨張ベルト部は、その長手方向の一部において、ベルト挿入部に入り込まされているため、膨張、展開された状態においてもベルト挿入部によってシート幅方向への移動が制限される。すなわち、本車両用乗員拘束装置では、膨張、展開された膨張ベルト部の位置がベルト挿入部によって効果的に規制される。
請求項3記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、乗員に装着される際にリトラクタから引き出され、乗員の上体を拘束するための上体拘束部を含むシートベルトと、前記シートベルトにおける前記上体拘束部及び該上体拘束部の上側部分を含む部分に設けられ、ガス供給により膨張して展開される膨張ベルト部と、前記シートバックの上端におけるシート幅方向の一部を凹ませて形成された凹部を含み、前記膨張ベルト部が展開される際に該膨張ベルト部における車両上下方向の下部を前記凹部に入り込ませるベルト挿入部と、を備えている。
請求項3記載の車両用乗員拘束装置では、シートベルトにおけるリトラクタから引き出された部分が主に上体拘束部とされ、乗員に装着されて該乗員の上体を車両用シートに対し拘束する。この装着状態で、シートベルトにおける上体拘束部の直上部分は、シートバックのベルト挿入部に入り込まされている。例えば車両衝突の際には、シートベルトの膨張ベルト部が膨張、展開されることで、乗員が保護される。
ここで、本車両用乗員拘束装置では、少なくとも膨張ベルト部が膨張、展開された際には、該膨張ベルト部の車両上下方向の下部がベルト挿入部の凹部に入り込んだ状態となっている。このため、膨張ベルト部は、シート幅方向の両側に位置する凹壁にて該シート幅方向の移動が制限される。すなわち、膨張、展開された膨張ベルト部の位置がベルト挿入部によって規制される。そして、ベルト挿入部の凹部は、シートバックの上端部を凹ませることで形成されている。
このように、請求項3記載の車両用乗員拘束装置では、車室空間を占有することなく、シートベルトの位置を規制することができる。なお、ベルト挿入部の凹部は、常に(膨張、展開前を含み)シートベルトの膨張ベルト部を挿入させる構成であっても良く、膨張ベルト部が膨張、展開されるに伴って、該膨張ベルト部を挿入させる構成であっても良い。
請求項4記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項2又は請求項3記載の車両用乗員拘束装置において、それぞれ前記膨張ベルト部が設けられた左右一対の前記シートベルトを備え、前記シートバックの上端には、左右一対の前記ベルト挿入部が設けられている。
請求項4記載の車両用乗員拘束装置では、左右一対のシートベルトにおける上体拘束部にて乗員の上体が拘束される。これら左右一対のシートベルトの膨張ベルト部が膨張、展開されると、これらは互いに干渉してシート幅方向に退け合う力が作用する。ここで、左右の膨張ベルト部は、それぞれ入り込まされたベルト挿入部の車幅方向外側の凹壁にて支持される(凹壁が膨張ベルト部の支持反力を発生する)ので、これら左右の膨張ベルト部にて乗員が良好に保護される。
以上説明したように本発明に係る車両用乗員拘束装置は、車室空間を占有することなく、シートベルトの位置を規制することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置としてのエアベルト装置10について、図1〜図5に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれエアベルト装置10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向を示しており、これらはエアベルト装置10が適用された車両用シート11の前方向、上方向、シート幅方向の右側、左側に略一致している。
図1には、車両用シート11に適用されたエアベルト装置10の非使用状態が斜視図にて示されている。この図に示される如く、エアベルト装置10は、シートベルト12の一端側を引き出し可能に巻き取るリトラクタ14を備えている。リトラクタ14は、車両用シート11を構成するシートバック16に対する車両前後方向の後方に配置されており、例えば車体としてのパッケージトレイリム等に固定されている。シートベルト12の他端側は、車両用シート11を構成するシートクッション18の後部側方に図示しないアンカによって固定されている。
この不使用状態で、シートベルト12は、車両用シート11の幅方向一端側で車両上下方向に延在されており、その上下方向における略中間部にはタングプレート20が設けられている。タングプレート20は、車両用シート11の幅方向反対側に配置されたバックル22に係脱可能とされている。
このエアベルト装置10では、タングプレート20をバックル22に係止することで、シートバック16の肩部からタングプレート20にかけての上体拘束部としてのショルダベルト部12Aが乗員の上体に斜めに掛け渡されるようになっている。この状態でシートベルト12は、図2に示される如くショルダベルト部12Aにおいて着座乗員Pの上体を拘束すると共に、タングプレート20からアンカにかけてのラップベルト部(図示省略)が着座乗員Pの要部を拘束するようになっている。
したがって、エアベルト装置10は、3点式のシートベルト装置をベースとしたエアベルト装置とされている。また、上記の通りリトラクタ14がシートバック16の後方に配置されたエアベルト装置10では、車両用シート11の着座乗員Pによる装着状態のシートベルト12は、ショルダベルト部12Aの直上部分がシートバック16の肩部16A(後述するベルト挿入部32)に巻き掛けられる構成とされている。この実施形態では、リトラクタ14とシートバック16の肩部16Aとの間には、シートベルト12をガイドするショルダアンカ等が設けられない構成とされている。
そして、シートベルト12におけるショルダベルト部12Aを含む少なくとも一部は、図示しないインフレータからガス供給を受けて膨張、展開される膨張ベルト部としてのエアベルト24として構成されている。エアベルト24は、車両用シート11の着座乗員Pによるシートベルト12の装着状態で、少なくともシートバック16の肩部16Aに巻き掛けられる部分、及びショルダベルト部12Aのほぼ全長に亘る部分に設定されている。
エアベルト24について補足すると、図3(A)に示される如く、エアベルト24は、ベルト本体としてのカバー26と、カバー26の内側に設けられた伸縮可能なメッシュウエビング28と、メッシュウエビング28の内側に折り畳み状態で設けられたエアバッグ30とを主要部として構成されている。
このエアベルト24は、リトラクタ14側又はアンカ側に配置された図示しないインフレータからガス供給を受けてエアバッグ30が膨張されることで、全体として図2の想像線、図3(B)、及び図4に示される如く膨張、展開されるようになっている。シートベルト12におけるエアベルト24以外の部分は、縫製等によってカバー26に接合されている。インフレータは、例えば車両の前面衝突(の不可避)が検出又は予測された場合に、図示しないECUによって作動され、エアバッグ30にガスを供給するようになっている。
そして、エアベルト装置10は、シートベルト12(エアベルト24)の位置を規制するためのベルト挿入部32を備えている。ベルト挿入部32は、シートバック16の肩部16Aにおけるシート幅方向の一部を、車両前後方向の全長に亘って、車両上下方向の上向きに開口するように凹ませることで、凹部として形成されている。このベルト挿入部32には、シートベルト12におけるエアベルト24の設定部位が摺動可能に挿入されている。少なくとも車両用シート11の着座乗員Pによるシートベルト12の装着状態では、エアベルト24がその長手方向に摺動可能にベルト挿入部32に入り込まされるようになっている。
したがって、ベルト挿入部32は、エアベルト24の幅に対し同等以上の幅を有している。また、ベルト挿入部32の幅及び深さは、エアベルト24におけるシートバック16の肩部16Aの直上で膨張される部分(断面)が、上下方向寸法の略1/3だけベルト挿入部32に挿入されるように、決められている。この実施形態では、リトラクタ14は、シートバック16の肩部16A(ベルト挿入部32の底)に対し車両上下方向の同じ位置又は下方に配置されている。このため、エアベルト装置10では、上記した通りシートベルト12(エアベルト24)をガイドするショルダアンカ等を用いることなく、エアベルト24をベルト挿入部32に挿入させる(ベルト挿入部32の底に巻き掛ける)ことができる構成とされている。
図3及び図4に示される如く、ベルト挿入部32は、シートバック16を構成するクッション材(パッド)34の一部を凹ませると共に、該凹みに表皮材36を設けることで、シートバック16に一体に形成されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成のエアベルト装置10では、車両用シート11の着座乗員Pが、リトラクタ14からシートベルト12を引き出しつつタングプレート20をバックル22に係止することで、図2に模式的に示される如くショルダベルト部12Aが着座乗員Pの上体を拘束すると共に、図示しないラップベルト部が着座乗員Pの要部を拘束する。
車両の前面衝突が検出又は予測されると、ECUがインフレータを作動させる。すると、エアベルト24のエアバッグ30にはインフレータからガスが供給され、エアベルト24が所定の形状に膨張、展開される。これにより、前面衝突に対し乗員が保護される。
ここで、本エアベルト装置10では、エアベルト24がシートバック16に形成されたベルト挿入部32に入り込んでいるため、該エアベルト24は、その膨張、展開状態(過程に)おいて、シート幅方向への移動がベルト挿入部32におけるシート幅方向に対向する一対の凹壁32Aによって制限される。すなわち、膨張、展開されたエアベルト24の車両用シート11(乗員)に対する位置が規制される。特に、エアベルト24は、シート幅方向外側の凹壁32Aによって、シート幅方向外側への移動が制限される。
このため、エアベルト装置10では、エアベルト24は乗員の保護に適した位置で膨張、展開され、乗員が効果的に保護される。そして、ベルト挿入部32は、シートバック16の肩部16Aを凹ませて構成されているため、車室空間を占有することなく、エアベルト24の位置を規制することができる。
これにより、エアベルト装置10では、エアベルト24の位置規制のために車室空間を占有するガイド部材を設ける必要がない。したがって、部品点数の削減、コストの低減が図られる。また、車室空間に突出する部材が削減され、限られた車室空間の有効利用、利用性の向上、見栄えの向上等が図られる。
また、エアベルト装置10では、ベルト挿入部32にエアベルト24(シートベルト12)を入り込ませる構成であるため、図5に示される如く、子供等の座高が低い乗員に対しシートベルト12(特にショルダベルト部12A)を適正に装着させることができる。例えばベルト挿入部32を有しない比較例では、図5に想像線にて示される如く、比較的座高が低い着座乗員Pに対してショルダベルト部12Aが頚部に干渉されやすい。
これに対してエアベルト装置10では、シートベルト12の巻き掛け部分が比較例に対し低位となることにより、図5に実線にて示される如く、比較的座高が低い乗員に対してショルダベルト部12Aが頚部に干渉しにくい位置に配置される。さらに、ベルト挿入部32における車幅方向内側の凹壁32Aによってシートベルト12の着座乗員Pの頚部側への移動が制限される。これらにより、エアベルト装置10では、上記の通り、子供等の座高が低い小柄な着座乗員Pに対しショルダベルト部12Aを適正に装着させることに寄与する。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記した第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明、図示を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
図6には、本発明の第2の実施形態に係るエアベルト装置40が模式的な正面図にて示されている。この図に示される如く、エアベルト装置40は、左右一対のシートベルト12を備えて所謂4点式エアベルト装置として構成されている点で、3点式エアベルト装置であるエアベルト装置10とは異なる。
具体的には、左右のシートベルト12は、それぞれ上端側が図示を省略したリトラクタ14に巻き取られると共に下端側がアンカを介してシートクッション18の後部に固定されている。そして、一方のシートベルト12の略中間部にはタングプレート20が設けられ、他方のシートベルト12の略中間部にはバックル22が設けられている。これにより、エアベルト装置40では、タングプレート20をバックル22に係止させた使用状態において、図6に示される如く、左右一対のショルダベルト部12Aが車両用シート11の着座乗員Pの状態を拘束すると共に、左右のシートベルト12で構成されるラップベルト部12Bにて着座乗員Pの腰部を拘束するようになっている。
そして、エアベルト装置40では、シートバック16の左右の肩部16Aにそれぞれベルト挿入部32が形成されている。したがって、左右のシートベルト12におけるエアベルト24の一部は、それぞれ対応するベルト挿入部32に挿入されている。エアベルト装置40における他の構成は、図示しない部分を含めエアベルト装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係るエアベルト装置40によっても、基本的に第1の実施形態に係るエアベルト装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。特に、4点式のエアベルト装置40では、図6に想像線にて示される如く、膨張展開された左右のエアベルト24が干渉して互いに車幅方向外側に退け合う力が作用する場合があるが、この場合でも左右のベルト挿入部32が各エアベルト24の位置を適正位置に規制する。すなわち、各ベルト挿入部32におけるシート幅方向外側の凹壁32Aがエアベルト24の反力を支持し、各エアベルト24の位置が適正位置に規制されるため、左右のエアベルト24による乗員保護効果が高い。
(第3の実施形態)
図7には、本発明の第3の実施形態に係るエアベルト装置50の要部が図3(B)に対応する正断面図にて示されている。この図に示される如くエアベルト装置50では、エアベルト24内に変形規制部としての厚肉ベルト52が設けられている点で、第1の実施形態に係るエアベルト装置10とは異なる。
厚肉ベルト52は、例えばエアバッグ30と同じ材料(繊維)を用いて、厚肉に形成され、該エアバッグ30に縫製等によって一体化されている。なお、厚肉ベルト52は、エアバッグ30ではなく、カバー26やメッシュウエビング28に一体化されても良い。この厚肉ベルト52は、エアベルト24における少なくとも乗員によるシートベルト12の装着状態でベルト挿入部32に挿入される所定範囲で、かつ車両上下方向の下側(ベルト挿入部32の底側)に設定されている。
エアベルト装置50では、厚肉ベルト52によって、エアベルト24の展開形状が、図7に示される如く下端部が略平坦となる形状に規制されるようになっている。エアベルト装置50の他の構成は、図示しない部分を含めエアベルト装置10又はエアベルト装置40の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係るエアベルト装置50によっても、基本的に第1又は第2の実施形態に係るエアベルト装置10、40と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。特に、エアベルト装置50では、展開状態のエアベルト24の下端が略平坦となるため、エアベルト24(シートベルト12)がシート幅方向の力に対し転がり難い。このため、エアベルト装置50では、エアベルト24のベルト挿入部32に対するシート幅方向の位置ずれが一層生じ難く、エアベルト24はより確実に乗員の保護に適した位置で膨張、展開され、乗員の効果的な保護に寄与する。
なお、上記した各実施形態では、シートベルト12がエアベルト24を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、シートベルト12がエアベルト24を有しない3点式又は4点式のシートベルト装置に本発明を適用しても良い。この場合、図5に示される如く、ベルト挿入部32を設けることで、小柄な乗員に対しシートベルト12(特にショルダベルト部12A)を適正に装着させることに寄与する。
また、上記した実施形態では、ベルト挿入部32が常にエアベルト24を挿入させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、シートベルト12がエアベルト24を有する構成においては、エアベルト24が膨張、展開に伴って挿入されるベルト挿入部をシートバック16の肩部16Aに設けた構成としても良い。例えば、通常は表皮材36がクッション材34に形成した凹部の開口端(上端)を覆い、エアベルト24の展開圧にて表皮材36のティア部が破断される、又は、凹部を覆う位置の表皮材36を伸縮性の高い材料にて形成することで、エアベルト24がベルト挿入部に挿入される構成とすることができる。
さらに、上記した実施形態では、リトラクタ14がシートバック16に対する車両前後方向の後方に配置された例を示したが、本発明はこれに限定されず、シートベルト12やエアベルト24の長手方向の一部が、シートバック16の肩部16Aの車両前後方向における少なくとも一部に沿って配置される(巻き掛けられる)構成であれば、適用可能である。したがって例えば、リトラクタ14がシートバック16内に配置されると共にシートベルト12、エアベルト24が肩部16Aから導出されると共に該肩部16Aに沿って配置される構成において、該肩部16Aにおけるベルト導出部の車両前方にベルト挿入部32を設けることで、本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るエアベルト装置の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアベルト装置の要部を模式的に示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアベルト装置を構成するエアベルトのベルト挿入部への挿入状態を拡大して示す図であって、(A)は非膨張時の正断面図、(B)は膨張時の正断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアベルト装置におけるエアベルトの膨張状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るエアベルト装置による小柄乗員の拘束状態を模式的に示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るエアベルト装置の要部を模式的に示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る4点式エアベルト装置の要部を模式的に示す正断面図である。
符号の説明
10 エアベルト装置
12 シートベルト
12A ショルダベルト部(上体拘束部)
14 リトラクタ
16 シートバック
24 エアベルト(膨張ベルト部)
32 ベルト挿入部(凹部)
40・50 エアベルト装置

Claims (4)

  1. 乗員に装着される際にリトラクタから引き出され、乗員の上体を拘束するための上体拘束部を含むシートベルトと、
    前記シートバックの上端におけるシート幅方向の一部を凹ませて形成され、前記シートベルトにおける前記上体拘束部の上側部分が入り込まされるベルト挿入部と、
    を備えた車両用乗員拘束装置。
  2. 前記シートベルトにおける前記ベルト挿入部に入り込まされる部分及び前記上体拘束部を含む部分には、ガス供給により膨張して展開される膨張ベルト部が設けられている請求項1記載の車両用乗員拘束装置。
  3. 乗員に装着される際にリトラクタから引き出され、乗員の上体を拘束するための上体拘束部を含むシートベルトと、
    前記シートベルトにおける前記上体拘束部及び該上体拘束部の上側部分を含む部分に設けられ、ガス供給により膨張して展開される膨張ベルト部と、
    前記シートバックの上端におけるシート幅方向の一部を凹ませて形成された凹部を含み、前記膨張ベルト部が展開される際に該膨張ベルト部における車両上下方向の下部を前記凹部に入り込ませるベルト挿入部と、
    を備えた車両用乗員拘束装置。
  4. それぞれ前記膨張ベルト部が設けられた左右一対の前記シートベルトを備え、
    前記シートバックの上端には、左右一対の前記ベルト挿入部が設けられている請求項2又は請求項3記載の車両用乗員拘束装置。
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