JP2010114516A - 色変換方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷機を調整することなく、所望の濃度からなる印刷物を容易に作成することのできる色変換方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明は、色変換方法及び装置に関するものであり、基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルを作成し(ステップS3)、前記印刷機を指定濃度条件に設定したときに指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルを作成し(ステップS8)、前記基準濃度印刷プロファイル及び前記指定濃度印刷プロファイルを用いて、前記基準濃度条件に設定した前記印刷機により前記指定濃度の印刷物を得ることのできる色変換テーブルを作成し(ステップS15)、前記色変換テーブルを用いて前記画像データの色変換を行う(ステップS16)。
【選択図】図4

Description

本発明は、基準濃度条件に設定した印刷機を用いて、所望の指定濃度からなる印刷物を作成するための色変換方法及び装置に関する。
印刷物は、例えば、C、M、Y、Kの各色毎のフイルム原版を作成し、各フイルム原版からPS版(Presensitized Plate)を焼き付けて現像した後、これらのPS版を輪転機等の印刷機に装着し、インキの膜厚、湿し水、温度等の印刷条件を調整して作成される。
このように、印刷物は、複雑な工程を経て作成されている。従って、所望の色合いからなる印刷物を得るため、印刷物の作成に先立ち、モニタやカラープリンタ等の簡便な出力装置を用いてプルーフを作成し、そのプルーフが目標とする印刷物の色合いとなるように、印刷条件を調整する作業が行われる。
例えば、特許文献1では、プルーフの色合いが目標とする印刷物の色合いに対して許容範囲内である場合、PS版を作成するための製版データ、及び、印刷条件として印刷機に設定する目標濃度をそのままにして印刷物を作成する一方、プルーフの色合いが許容範囲内でない場合には、製版データを修正し、あるいは、印刷条件の目標濃度に関係するパラメータである目標混色網濃度又は目標網点面積率を変更した後、再度プルーフを作成する処理を繰り返すことにより、所望の色合いからなる印刷物を得るようにしている。
特開2007−208492号公報
ところで、印刷物の色合いの調整作業は、通常、オペレータがインキキーを調整することで、各インキの濃度を変更して行われる。この場合、目標混色網濃度又は目標網点面積率の変更によるプルーフの濃度変更と、インキキーを用いた印刷物の濃度変更とでは、調整を行うオペレータの感覚が一致しないため、プルーフに従った所望の色合いの印刷物を得ることが非常に困難である。また、印刷物の基準濃度は、その印刷物を所望するユーザによって異なる場合があり、この基準濃度を変更するときには、インキキーを調整した後、カラーチャートを再度印刷してICCプロファイルを作成し直さなければならない。
この場合、新たな基準濃度に応じて、多数の色パッチからなるカラーチャートを印刷して測色しなければならないため、その処理に多大な時間を要してしまう。しかも、インキキー等を用いた基準濃度の変更作業には、かなりの経験が必要である。
また、インキキーを用いて印刷機の基準濃度を変更するとき、基準濃度は、1つのインキキーに対して一様に設定されてしまう。例えば、図10に示すように、印刷方向と直交する方向に配列された複数のインキキー2によって基準濃度が調整された印刷機を用いて、印刷用紙4に画像6a、6bを印刷する場合を想定する。画像6a、6bの基準濃度は、印刷方向と直交する方向に対しては、各インキキー2によって調整することができるが、印刷方向に対しては、調整することができず、一様になってしまう。従って、同一のインキキー2の位置に対応する画像6a、6bの一部については、インキキー2を用いて個別に濃度調整を行うことができない。
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであり、印刷機を調整することなく、所望の濃度からなる印刷物を容易に作成することのできる色変換方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の色変換方法は、基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる画像データを色変換し、前記基準濃度条件に設定した前記印刷機により所望の指定濃度からなる印刷物を作成するための色変換方法であって、
基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルを作成するステップと、
前記印刷機を指定濃度条件に設定したときに指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルを作成するステップと、
前記基準濃度印刷プロファイル及び前記指定濃度印刷プロファイルを用いて前記画像データを色変換するステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の色変換装置は、基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる画像データを色変換し、前記基準濃度条件に設定した前記印刷機により所望の指定濃度からなる印刷物を作成するための色変換装置であって、
基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルと、前記印刷機を指定濃度条件に設定したときに指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルとを用いて、前記画像データを色変換する色変換部を備えることを特徴とする。
本発明の色変換方法及び装置では、指定濃度条件に設定した印刷機から指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルと、基準濃度条件に設定した印刷機から基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルとを用いて、印刷機を調整することなく、印刷機を基準濃度条件に固定したままの状態で、所望の指定濃度からなる印刷物を容易に作成することができる。
図1は、本発明の色変換方法及び装置が適用される印刷色予測システム10を示す。印刷色予測システム10は、画像データC、M、Y、Kを編集する編集装置12と、編集された画像データC1、M1、Y1、K1を用いて印刷物P1を作成する印刷機14と、画像データC、M、Y、Kを、色予測するための画像データC2、M2、Y2、K2に変換する色変換装置16(プルーフ作成用色変換部)と、画像データC2、M2、Y2、K2を用いて印刷物P1のプルーフP2を作成するプリンタ18(プルーフ作成装置)と、色変換装置16に組み込まれる指定濃度印刷プロファイル20及びプリンタプロファイル22を作成するプロファイル作成装置24とを備える。
編集装置12は、プロファイル作成装置24によって作成された指定濃度印刷プロファイル20及び後述する基準濃度印刷プロファイルを用いて指定濃度印刷色変換テーブルを作成する指定濃度印刷色変換テーブル作成部26と、指定濃度印刷色変換テーブルを用いて、画像データC、M、Y、Kを指定濃度の印刷物P1を得ることのできる画像データC1、M1、Y1、K1に変換する印刷色変換部28とを備える。
指定濃度印刷プロファイル20は、印刷機14によって作成される印刷物P1の濃度が指定濃度となるように印刷機14の設定状態を指定濃度条件に設定したときに得られる印刷物P1のデバイスに依存しない測色値、例えば、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*と、画像データC、M、Y、Kとの関係を表すプロファイルであり、既知の画像データC、M、Y、Kと、この画像データC、M、Y、Kから印刷機14を用いて作成されたカラーチャートC1の測定値とに基づいて、プロファイル作成装置24により作成される。
プリンタプロファイル22(プルーフプロファイル)は、デバイスに依存しない測色値、例えば、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*を、デバイスであるプリンタ18の出力特性に依存する画像データC、M、Y、Kに変換するためのプロファイルであり、既知の画像データC、M、Y、Kと、この画像データC、M、Y、Kからプリンタ18を用いて作成されたカラーチャートC2の測定値とに基づいて、プロファイル作成装置24により作成される。
なお、カラーチャートC1、C2は、C、M、Y、Kの各インキ(色材)の網点%を0〜100%の範囲で所定間隔に設定して作成される1次色(単色)〜4次色の多数のカラーパッチとして構成することができる。
図2は、プロファイル作成装置24のうち、指定濃度印刷プロファイル20を作成する機能の構成ブロック図である。指定濃度印刷プロファイル20を作成する機能は、基準濃度を得るための基準濃度条件を印刷機14に設定して作成されたカラーチャートC1(基準濃度カラーチャート)の基準濃度分光反射率(基準測定値)、変更濃度条件を印刷機14に設定して作成されたカラーチャートC1(変更濃度カラーチャート)の変更濃度分光反射率(変更測定値)をそれぞれ測定する測定器34と、これらの分光反射率を記憶する測定値記憶部36と、基準濃度分光反射率と変更濃度分光反射率との各インキ毎の分光反射率差分量を算出する差分量算出部38と、分光反射率差分量を記憶する差分量記憶部40と、ユーザが所望する各インキの指定濃度を設定する指定濃度設定部42と、基準濃度分光反射率を用いて基準濃度印刷プロファイルを作成するとともに、基準濃度分光反射率、分光反射率差分量及び指定濃度を用いて、指定濃度印刷物プロファイルを作成する印刷プロファイル作成部50とを備える。
ここで、基準濃度条件とは、C、M、Y、Kの各インキに対する網点%を規定値に設定してカラーチャートC1を作成した際、そのカラーチャートC1の各インキの濃度がユーザである印刷会社等で規定している基準濃度となるように、印刷機14の膜厚等の印刷条件を調整する条件である。また、変更濃度条件とは、C、M、Y、Kの各インキの濃度を基準濃度からそれぞれ所定の濃度変更量だけ単独に変更する一方、濃度を変更するインキを除く他のインキの濃度を基準濃度に固定する条件である。
図3は、プロファイル作成装置24のうち、プリンタプロファイル22を作成する機能の構成ブロック図である。プリンタプロファイル22を作成する機能は、プリンタ18により作成したカラーチャートC2の測色値、例えば、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*を測定する測色計52と、測定された測色値を用いてプリンタプロファイル22を作成するプリンタプロファイル作成部54とを備える。
本実施形態の印刷色予測システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、この印刷色予測システム10を用いた色変換方法につき、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、既知の画像データC、M、Y、Kを印刷機14に供給し、カラーパッチの単色濃度が基準濃度Dstdとなる基準濃度条件を印刷機14に設定してカラーチャートC1(基準濃度カラーチャート)を印刷する(ステップS1)。この場合、0%〜100%の範囲における所定の間隔で画像データC、M、Y、Kの各網点%を設定し、複数のカラーパッチからなるカラーチャートC1を作成する。
基準濃度条件に設定された印刷機14により作成されたカラーチャートC1は、測定器34によって基準濃度分光反射率Rstdが測定され(ステップS2)、測定された基準濃度分光反射率Rstdが測定値記憶部36に記憶される。
印刷プロファイル作成部50は、基準濃度分光反射率Rstdから測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*を算出し、画像データC、M、Y、Kと、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*との関係である基準濃度印刷プロファイルを作成する(ステップS3)。
次いで、印刷機14の基準濃度条件を所定の変更濃度を得ることのできる変更濃度条件に変更し、ステップS1のカラーチャートC1を作成した場合と同一の0%〜100%の範囲における所定の間隔からなる画像データC、M、Y、Kを用いて、カラーチャートC1(変更濃度カラーチャート)を印刷する(ステップS4)。
この場合、変更濃度条件は、C、M、Y、Kの各インキによって作成されるカラーパッチの基準濃度Dstdを、各インキ毎に所定の濃度変更量だけ単独に変更する一方、変更する当該インキを除く他のインキの濃度を基準濃度Dstdに固定する条件であり、基準濃度Dstdに対して、例えば、光学濃度で−0.2、−0.1、+0.1、+0.2となるように設定される。従って、変更濃度条件に従って作成されるカラーチャートC1は、C、M、Y、Kの各色を、基準濃度Dstd−0.2、基準濃度Dstd−0.1、基準濃度Dstd+0.1、基準濃度Dstd+0.2に設定した16枚となる。
変更濃度条件に従って印刷機14により作成された複数のカラーチャートC1は、それぞれ測定器34によって変更濃度分光反射率R1が測定され(ステップS5)、測定された変更濃度分光反射率R1が測定値記憶部36に記憶される。
ここで、例えば、Cのみからなる単色濃度パッチの基準濃度条件での基準濃度分光反射率RstdをRC(std)、Mのみからなる単色濃度パッチの基準濃度条件での基準濃度分光反射率RstdをRM(std)、Cのみからなる単色濃度パッチの濃度を所定の濃度変更量だけ変更する変更濃度条件での変更濃度分光反射率R1を(RC(std)+ΔRC)、Mのみからなる単色濃度パッチの濃度を所定の濃度変更量だけ変更する変更濃度条件での変更濃度分光反射率R1を(RM(std)+ΔRM)とすると、C及びMからなるカラーパッチの濃度をともに同じ所定の濃度変更量だけ変更する変更濃度条件で作成したときの変更濃度分光反射率RCMは、理想的には、
CM=(RC(std)+ΔRC)・(RM(std)+ΔRM
=RC(std)・RM(std)
+{RM(std)・(RC(std)+ΔRC)−RC(std)・RM(std)
+{RC(std)・(RM(std)+ΔRM)−RC(std)・RM(std)
+ΔRC・ΔRM …(1)
と表すことができる。この場合、(1)式の右辺第4項を微小量として0とみなすと、右辺第1項は、C及びMからなるカラーパッチを基準濃度条件で作成したときの基準濃度分光反射率Rstdを表し、右辺第2項は、C及びMからなるカラーパッチのCのみの濃度を変更濃度条件に変更したときの変更濃度分光反射率R1の前記基準濃度分光反射率Rstdからの差分量を表し、右辺第3項は、C及びMの網点%からなるカラーパッチのMのみの濃度を変更濃度条件に変更したときの変更濃度分光反射率R1の前記基準濃度分光反射率Rstdからの差分量を表している。
従って、C及びMの両方の色の濃度を変更させたときの変更濃度分光反射率RCMは、C又はMの一方の濃度を固定した状態で他方の濃度を変更させたときの各分光反射率差分量を、基準濃度条件での基準濃度分光反射率RC(std)・RM(std)に加算して求めることができる。
図5は、基準濃度条件で作成されたC100%且つM100%の網点%からなるカラーパッチの基準濃度分光反射率RCM(std)と、C100%を基準濃度Dstdに固定し、M100%のみを(基準濃度Dstd−0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(M-0.1)と、M100%を基準濃度Dstdに固定し、C100%のみを(基準濃度Dstd−0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(C-0.1)と、C100%及びM100%をともに(基準濃度Dstd−0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(ALL-0.1)との測定結果を示す。
また、図6は、基準濃度条件で作成されたC100%且つM100%の網点%からなるカラーパッチの基準濃度分光反射率RCM(std)と、C100%を基準濃度Dstdに固定し、M100%のみを(基準濃度Dstd+0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(M+0.1)と、M100%を基準濃度Dstdに固定し、C100%のみを(基準濃度Dstd+0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(C+0.1)と、C100%及びM100%をともに(基準濃度Dstd+0.1)に変更した変更濃度条件で作成したカラーパッチの変更濃度分光反射率RCM(ALL+0.1)との測定結果を示す。
この場合、変更濃度分光反射率RCM(ALL-0.1)は、
CM(ALL-0.1)=RCM(std)+(RCM(C-0.1)−RCM(std)
+(RCM(M-0.1)−RCM(std)
として、変更濃度分光反射率RCM(ALL+0.1)は、
CM(ALL+0.1)=RCM(std)+(RCM(C+0.1)−RCM(std)
+(RCM(M+0.1)−RCM(std)
として近似的に求められることが了解できる。
以上の結果から、所望の変更濃度条件でC、M、Y、Kを任意の指定濃度に変更したときの分光反射率である指定濃度分光反射率Rは、基準濃度分光反射率をRstd、Cのみの濃度を変更したときの分光反射率差分量をRΔC、Mのみの濃度を変更したときの分光反射率差分量をRΔM、Yのみの濃度を変更したときの分光反射率差分量をRΔY、Kのみの濃度を変更したときの分光反射率差分量をRΔKとすると、(1)式から、
R=Rstd+RΔC+RΔM+RΔY+RΔK …(2)
として近似的に求めることができる。
そこで、差分量算出部38は、ステップS2で測定した基準濃度分光反射率Rstdと、ステップS5で測定した変更濃度分光反射率R1との分光反射率差分量RΔC、RΔM、RΔY、RΔKを対応するカラーパッチ毎に算出し(ステップS6)、差分量記憶部40に記憶させる。
次に、印刷機14を用いて作成する印刷物P1の指定濃度を指定濃度設定部42を用いて指定する(ステップS7)。印刷プロファイル作成部50は、測定値記憶部36に記憶されている基準濃度分光反射率Rstdと、差分量算出部38に記憶されている指定濃度に対応する分光反射率差分量RΔC、RΔM、RΔY、RΔKとを用いて、(2)式に従って指定濃度分光反射率Rを算出する。
ここで、差分量記憶部40に記憶されている分光反射率差分量RΔC、RΔM、RΔY、RΔKは、基準濃度Dstdに対して、例えば、光学濃度で−0.2、−0.1、+0.1、+0.2となるように調整された濃度変更量に基づいて得られたものである。従って、基準濃度と指定濃度との差である濃度変更量に対応するデータがない場合には、その近傍の分光反射率差分量RΔC、RΔM、RΔY、RΔKを補間して求める。なお、補間方法としては、線形補間、スプライン補間、多項式近似等、周知の方法を用いることができる。
このようにして算出された分光反射率差分量RΔC、RΔM、RΔY、RΔKは、(2)式の基準濃度分光反射率Rstdに加算されることで、指定濃度に対する指定濃度分光反射率Rが算出される。
この場合、例えば、Cの基準濃度Dstdのみを調整するときには、Cの分光反射率差分量RΔCのみを用い、他の分光反射率差分量RΔM、RΔY、RΔKを0として目標濃度分光反射率Rを算出する。また、C及びMの基準濃度Dstdを調整するときには、C及びMの分光反射率差分量RΔC及びRΔMを用い、他の分光反射率差分量RΔY、RΔKを0として指定濃度分光反射率Rを算出する。
ここで、C、M、Y、Kの4色全ての基準濃度Dstdをそれぞれ指定濃度に調整した場合には、(2)式に従って指定濃度分光反射率Rを算出することができる。しかしながら、例えば、指定濃度分光反射率Rを計算するための対象となるカラーパッチがC、M、Yの3色からなる場合、分光反射率差分量RΔKは、Kの濃度変更に関係なく理想的には0となるはずであるが、実際には、印刷や測定のばらつき等の影響により、0にならない場合がある。
そこで、C、M、Y、Kの4色全ての基準濃度Dstdをそれぞれ指定濃度に調整した場合においても、指定濃度分光反射率Rを算出するための対象となるカラーパッチがC、M、Yの3色からなる場合には、分光反射率差分量RΔKを0に設定して指定濃度分光反射率Rを算出することが望ましい。同様に、指定濃度分光反射率Rを算出するための対象となるカラーパッチがC、Mの2色からなる場合は、分光反射率差分量RΔY、RΔKを0に設定して指定濃度分光反射率Rを算出することが望ましい。
印刷プロファイル作成部50は、この指定濃度分光反射率Rから測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*を算出し、画像データC、M、Y、Kと、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*との関係である指定濃度印刷プロファイル20を作成する(ステップS8)。作成された指定濃度印刷プロファイル20は、色変換装置16に設定される。
一方、カラーチャートC1を印刷する場合(ステップS1)と同様にして、既知の画像データC、M、Y、Kをプリンタ18に供給し、複数のカラーパッチからなるカラーチャートC2を記録媒体上に出力する(ステップS9)。
出力されたカラーチャートC2の各カラーパッチは、測色計52によって測色値、例えば、測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*が測定される(ステップS10)。そして、プリンタプロファイル作成部54は、測定された測色値X、Y、Z又は測色値L*、a*、b*と、カラーチャートC2の作成に使用した画像データC、M、Y、Kとの関係であるプリンタプロファイル22を作成する(ステップS11)。作成されたプリンタプロファイル22は、色変換装置16に設定される。なお、プリンタプロファイル22は、変更濃度条件に依存しないため、プリンタ18の条件が変わらない限り、一度設定するだけでよい。
以上のようにして指定濃度印刷プロファイル20及びプリンタプロファイル22を色変換装置16に設定した後、任意の画像データC、M、Y、Kを色変換装置16に供給して色変換を行い、プリンタ18を用いてプルーフP2を出力する(ステップS12)。
色変換装置16は、画像データC、M、Y、Kを、例えば、指定濃度印刷プロファイル20を用いて測色値X、Y、Zに変換した後、プリンタプロファイル22を用いて画像データC2、M2、Y2、K2に変換する。この場合、指定濃度印刷プロファイル20が高精度に求められていれば、プリンタ18によって作成されたプルーフP2の色が、画像データC、M、Y、Kから作成される色見本の色に高精度に一致することになる。
そこで、プルーフP2と色見本とを目視にて比較し、あるいは、プルーフP2を測色して比較し、所望の色が再現されていなければ(ステップS13)、指定濃度を修正し、印刷プロファイル作成部50により指定濃度印刷プロファイル20を再作成する作業を繰り返す(ステップS14)。所望の色のプルーフP2が得られたとき、その指定濃度印刷プロファイル20を、所望の指定濃度印刷プロファイル20に決定する。
指定濃度印刷プロファイル20が決定されると、編集装置12の指定濃度印刷色変換テーブル作成部26は、プロファイル作成装置24から、決定された指定濃度印刷プロファイル20と、ステップS3で作成した基準濃度印刷プロファイルとを取得し、これらのプロファイルを用いて、指定濃度印刷色変換テーブルを作成する(ステップS15)。作成された指定濃度印刷色変換テーブルは、印刷色変換部28に設定される。
そこで、編集装置12は、任意の画像データC、M、Y、Kを、印刷色変換部28に設定された指定濃度印刷色変換テーブルを用いて画像データC1、M1、Y1、K1に変換し(ステップS16)、基準濃度条件に設定されている印刷機14に供給する。この場合、指定濃度印刷色変換テーブル56は、機能として、画像データC、M、Y、Kに対し図7に示すように作用する。すなわち、指定濃度印刷色変換テーブル56は、指定濃度印刷プロファイル20を入力プロファイルとして、画像データC、M、Y、Kを、印刷機14を指定濃度の印刷物P1を得ることのできる指定濃度条件に設定した場合における測色値X、Y、Zに変換し、次いで、基準濃度印刷プロファイル58を出力プロファイルとして、指定濃度印刷プロファイル20によって変換された測色値X、Y、Zを、基準濃度条件に設定された印刷機14の画像データC1、M1、Y1、K1に変換する。指定濃度印刷色変換テーブル56は、このような機能を有する指定濃度印刷プロファイル20及び基準濃度印刷プロファイル58を合成して1つの色変換テーブルとしたものである。なお、指定濃度印刷プロファイル20及び基準濃度印刷プロファイル58を合成することなく、個別に色変換を行うようにしてもよいことは勿論である。
印刷機14は、変換された画像データC1、M1、Y1、K1を用いて印刷物P1を作成する。この場合、印刷機14は、基準濃度条件に設定されているが、指定濃度印刷プロファイル20によって、指定濃度の印刷物P1が得られるように、画像データC1、M1、Y1、K1が変換処理されているため、印刷機14の印刷条件を指定濃度条件に変更することなく、指定濃度からなる印刷物P1を得ることができる。従って、印刷機14を取り扱う作業者には、印刷機14を指定濃度が得られる指定濃度条件に設定するといった煩雑で経験を必要とする作業を強いられることがない。
なお、図7に示すように、指定濃度印刷色変換テーブル56を構成する基準濃度印刷プロファイル58が、3変数の測色値X、Y、Zから4変数の画像データC1、M1、Y1、K1に変換するものとすると、例えば、画像データがC=M=Y=0%、K=100%である黒色であっても、それと等価な画像データC1、M1、Y1、K1(C1≠0、M1≠0又はY≠0)に変換されることがある。この場合、印刷機14の色ずれ等の影響で黒以外の色が印刷物P1に出現してしまうおそれがある。
そこで、図8に示すように、指定濃度印刷色変換テーブル60を構成し、画像データC1、M1、Y1と、画像データK1とを独立に求めるようにすることで、画像データK1を所望の値に保存した画像データC1、M1、Y1、K1を得ることができる。
すなわち、指定濃度印刷色変換テーブル60は、指定濃度印刷プロファイル20を用いて、画像データC、M、Y、Kを測色値X、Y、Zに変換するとともに、K版階調変換部62を用いて、画像データKを所望の画像データK1に変換する。次いで、基準濃度印刷プロファイル58は、画像データをK1に固定したときの測色値X、Y、Zと、画像データC1、M1、Y1との関係に基づき、測色値X、Y、Zを画像データC1、M1、Y1に変換する。そして、これらの画像データC1、M1、Y1、K1を印刷機14に供給することにより、所望の黒色を再現することのできる印刷物P1を作成することができる。 なお、上記の説明では、カラーチャートC1の分光反射率を用いて指定濃度印刷プロファイル20を作成するものとしているが、測定器34として分光濃度計を用いてカラーチャートC1の分光濃度を測定し、この分光濃度から指定濃度印刷プロファイル20を作成することもできる。
例えば、CのみからなるカラーチャートC1の基準濃度条件での分光濃度をDC(std)、MのみからなるカラーチャートC1の基準濃度条件での分光濃度をDM(std)、CのみからなるカラーチャートC1の所定の変更濃度条件での分光濃度を(DC(std)+ΔDC)、MのみからなるカラーチャートC1の所定の変更濃度条件での分光濃度を(DM(std)+ΔDM)とすると、C及びMからなるカラーチャートC1を所定の変更濃度条件で作成したときの分光濃度DCMは、
CM=(DC(std)+ΔDC)+(DM(std)+ΔDM
=(DC(std)+DM(std)
+[{(DC(std)+DM(std))+ΔDC
−(DC(std)+DM(std))]
+[{(DC(std)+DM(std))+ΔDM
−(DC(std)+DM(std))] …(3)
と表すことができる。この場合、(3)式の右辺第1項は、C及びMからなるカラーチャートC1を基準濃度条件で作成したときの基準分光濃度を表し、右辺第2項は、C及びMからなるカラーチャートC1のCのみの濃度を所定の変更濃度条件に変更したときの分光濃度の前記基準濃度条件からの差分量を表し、右辺第3項は、C及びMからなるカラーチャートC1のMのみの濃度を所定の変更濃度条件に変更したときの分光濃度の前記基準濃度条件での分光濃度からの差分量を表している。
従って、C及びMの両方の色の濃度を変更したときの分光濃度DCMは、分光反射率RCMの場合と同様に、C又はMの一方の濃度を固定した状態で他方の濃度を変更させたときの差分量を、基準濃度条件での基準分光濃度(DC(std)+DM(std))に加算して算出することができる。しかも、分光反射率RCMを求める(1)式と異なり、誤差となるΔRC・ΔRMの項がないため、分光濃度DCMを高精度に求めることができる。
この結果、プロファイル作成装置24において、所望の変更濃度条件でC、M、Y、Kを任意の濃度に変更したときの目標分光濃度Dは、基準分光濃度をDstd、Cのみの濃度を変更したときの分光濃度差分量をDΔC、Mのみの濃度を変更したときの分光濃度差分量をDΔM、Yのみの濃度を変更したときの分光濃度差分量をDΔY、Kのみの濃度を変更したときの分光濃度差分量をDΔKとして、(2)式と同様に、
D=Dstd+DΔC+DΔM+DΔY+DΔK …(4)
として高精度に求めることができる。(4)式において、分光濃度差分量DΔC、DΔM、DΔY、DΔKを(2)式を用いて算出することにより、基準濃度Dstdを基準とする濃度変更量に対する指定濃度印刷プロファイル20を求めることができる。
なお、目標分光濃度Dを算出するための対象となるカラーパッチがC、M、Yの3色からなる場合には、分光濃度差分量DΔKを0に設定して目標分光濃度Dを算出することが望ましい。同様に、目標分光濃度Dを算出するための対象となるカラーパッチがC、Mの2色からなる場合は、分光濃度差分量DΔY、DΔKを0に設定して目標分光濃度Dを算出することが望ましい。
また、分光反射率又は分光濃度に代えて、測色濃度又は測色値を用いて指定濃度印刷プロファイル20を作成することもできる。
ところで、上記の各説明では、基準濃度からの濃度変更に対応した指定濃度印刷プロファイル20を求めるようにしているが、印刷機14で印刷可能なC、M、Y、Kの最大濃度と最小濃度との間の中間濃度を基準濃度として設定し、この中間濃度を基準として作成した基準濃度カラーチャート及び変更濃度カラーチャートに基づいて指定濃度印刷プロファイル20を作成するようにしてもよい。なお、中間濃度は、最大濃度と最小濃度との平均値、あるいは、最大濃度と最小濃度との間の任意の濃度として設定することができる。
また、印刷機14により作成される印刷物P1の色は、印刷に使用する用紙、インキ、ドットゲイン等の印刷条件によって変動するため、色変換装置16では、これらの印刷条件の変更を考慮した色変換処理を行うことが望ましい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、図9に示すように印刷色予測システム70を構成し、その色変換装置72に対して、基準濃度印刷プロファイル58及びプリンタプロファイル22を設定し、編集装置12の印刷色変換部28で変換された画像データC1、M1、Y1、K1を色変換装置72に供給して、プルーフP2を作成するようにしてもよい。
すなわち、編集装置12に与えられた任意の画像データC、M、Y、Kは、印刷色変換部28によって、指定濃度の印刷物P1を得ることのできる画像データC1、M1、Y1、K1に変換されて色変換装置72に供給される。色変換装置72は、供給された画像データC1、M1、Y1、K1を、基準濃度印刷プロファイル58によって、測色値X、Y、Zに変換した後、プリンタプロファイル22により画像データC2、M2、Y2、K2に変換する。変換された画像データC2、M2、Y2、K2は、プリンタ18に供給された後、プルーフP2が作成される。
この場合、プルーフP2と色見本とが比較され、所望の色が再現されていなければ、指定濃度を修正し、所望の色のプルーフP2が得られるまで、印刷色変換部28に設定する指定濃度印刷色変換テーブルを修正する作業が繰り返される。そして、所望の色のプルーフP2が得られた時点で、指定濃度印刷色変換テーブルが決定される。
また、印刷色予測システム10では、プリンタ18を用いてカラーチャートC2やプルーフP2を作成するよう構成しているが、プリンタ18に代えて、例えば、カラーモニタにカラーチャートC2やプルーフP2を表示するようにしてもよい。この場合、プロファイル作成装置24は、カラーモニタに表示させたカラーチャートC2を測色することで指定濃度印刷プロファイル20及びモニタプロファイルを作成し、これらの指定濃度印刷プロファイル20及びモニタプロファイルを色変換装置16に設定することになる。
また、C、M、Y、Kの4色に対する指定濃度印刷プロファイル20を作成する場合に限られるものではなく、2色以上の任意の色数に対する指定濃度印刷プロファイル20を作成する場合にも適用することができる。
さらに、印刷物P1に用いる色材としては、インキに限られるものではなく、例えば、トナーを用いることもできる。
本実施形態の印刷色予測システムの構成図である。 図1に示すプロファイル作成装置における指定濃度印刷プロファイルを作成する機能の構成ブロック図である。 図1に示すプロファイル作成装置におけるプリンタプロファイルを作成する機能の構成ブロック図である。 色変換方法のフローチャートである。 基準濃度条件及び変更濃度条件に対する分光反射率の説明図である。 基準濃度条件及び変更変動条件に対する分光反射率の説明図である。 指定濃度印刷色変換テーブルの機能説明図である。 他の構成からなる指定濃度印刷色変換テーブルの機能説明図である。 他の実施形態の印刷色予測システムの構成図である。 インキキーと印刷用紙上に記録される複数の画像との関係説明図である。
符号の説明
10、70…印刷色予測システム
12…編集装置
14…印刷機
16、72…色変換装置
18…プリンタ
20…指定濃度印刷プロファイル
22…プリンタプロファイル
24…プロファイル作成装置
26…指定濃度印刷色変換テーブル作成部
28…印刷色変換部
34…測定器
36…測定値記憶部
38…差分量算出部
40…差分量記憶部
42…指定濃度設定部
50…印刷プロファイル作成部
52…測色計
54…プリンタプロファイル作成部
56、60…指定濃度印刷色変換テーブル
58…基準濃度印刷プロファイル
62…K版階調変換部
C1、C2…カラーチャート
P1…印刷物
P2…プルーフ

Claims (12)

  1. 基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる画像データを色変換し、前記基準濃度条件に設定した前記印刷機により所望の指定濃度からなる印刷物を作成するための色変換方法であって、
    基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルを作成するステップと、
    前記印刷機を指定濃度条件に設定したときに指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルを作成するステップと、
    前記基準濃度印刷プロファイル及び前記指定濃度印刷プロファイルを用いて前記画像データを色変換するステップと、
    を有することを特徴とする色変換方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記指定濃度印刷プロファイルを入力プロファイルとし、前記基準濃度印刷プロファイルを出力プロファイルとし、前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルを用いて、前記画像データを色変換することを特徴とする色変換方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記基準濃度印刷プロファイルは、
    前記基準濃度条件を前記印刷機に設定して基準濃度カラーチャートを作成し、前記基準濃度カラーチャートを測定して基準測定値を求め、前記基準濃度カラーチャートを作成するための画像データと、前記基準測定値とに基づき前記基準濃度印刷プロファイルを作成することを特徴とする色変換方法。
  4. 請求項1記載の方法において、
    前記指定濃度印刷プロファイルは、
    前記印刷物を作成するための各色材の濃度をそれぞれ所定量だけ単独に変更する一方、濃度を変更する当該色材を除く他の色材の濃度を前記基準濃度条件で固定した変更濃度条件を前記印刷機に設定して変更濃度カラーチャートを作成し、前記変更濃度カラーチャートを測定して変更測定値を求めておき、前記各色材に所望の指定濃度が設定されたとき、前記基準測定値と、前記指定濃度が設定された当該色材に対する当該変更測定値との差分量を用いて前記基準測定値を調整し、前記基準カラーチャートを作成するための前記画像データと、調整された前記基準測定値とから前記指定濃度印刷プロファイルを作成することを特徴とする色変換方法。
  5. 請求項1記載の方法において、
    前記印刷物のプルーフを作成するためのプルーフ作成装置におけるプルーフプロファイルを作成し、前記指定濃度印刷プロファイル及び前記プルーフプロファイルを用いて、前記画像データを色変換して前記印刷物のプルーフを作成し、前記プルーフを所望の画像とすべく前記指定濃度を調整することを特徴とする色変換方法。
  6. 請求項5記載の方法において、
    前記指定濃度印刷プロファイルを入力プロファイルとし、前記プルーフプロファイルを出力プロファイルとし、前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルを用いて前記画像データを色変換することを特徴とする色変換方法。
  7. 請求項1記載の方法において、
    前記印刷物のプルーフを作成するためのプルーフ作成装置におけるプルーフプロファイルを作成し、前記基準濃度印刷プロファイル及び前記指定濃度印刷プロファイルを用いて色変換された前記画像データを、前記基準濃度印刷プロファイル及び前記プルーフプロファイルを用いて色変換して前記印刷物のプルーフを作成し、前記プルーフを所望の画像とすべく前記指定濃度を調整することを特徴とする色変換方法。
  8. 請求項7記載の方法において、
    前記基準濃度印刷プロファイルを入力プロファイルとし、前記プルーフプロファイルを出力プロファイルとし、前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルを用いて前記画像データを色変換することを特徴とする色変換方法。
  9. 基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる画像データを色変換し、前記基準濃度条件に設定した前記印刷機により所望の指定濃度からなる印刷物を作成するための色変換装置であって、
    基準濃度条件に設定した印刷機を用いて基準濃度の印刷物を得ることのできる基準濃度印刷プロファイルと、前記印刷機を指定濃度条件に設定したときに指定濃度の印刷物を得ることのできる指定濃度印刷プロファイルとを用いて、前記画像データを色変換する色変換部を備えることを特徴とする色変換装置。
  10. 請求項9記載の装置において、
    前記色変換部は、前記指定濃度印刷プロファイルを入力プロファイルとし、前記基準濃度印刷プロファイルを出力プロファイルとし、前記入力プロファイル及び前記出力プロファイルを用いて、前記画像データを色変換することを特徴とする色変換装置。
  11. 請求項9記載の装置において、
    前記印刷物のプルーフを作成するためのプルーフ作成装置におけるプルーフプロファイルと、前記指定濃度印刷プロファイルとを用いて、前記画像データを色変換して前記印刷物のプルーフを作成するプルーフ作成用色変換部を備えることを特徴とする色変換装置。
  12. 請求項9記載の装置において、
    前記印刷物のプルーフを作成するためのプルーフ作成装置におけるプルーフプロファイルと、前記基準濃度印刷プロファイルとを用いて、前記基準濃度印刷プロファイル及び前記指定濃度印刷プロファイルを用いて色変換された前記画像データを色変換して前記印刷物のプルーフを作成するプルーフ作成用色変換部を備えることを特徴とする色変換装置。
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