JP2010114328A - レジスト塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、高い段差パターンを有する基板の表面に、適切なカバレッジ性を有してレジストを塗布することができるレジスト塗布方法を提供することを目的とする。
【解決手段】段差を有する基板Wの表面に、レジスト80、81を滴下して塗布するレジスト塗布方法であって、
前記基板Wを所定の回転速度で回転させ、前記レジスト80、81の滴下位置を、前記基板Wの外周側から中央に移動させながら供給するレジスト供給工程を含むことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、レジスト塗布方法に関し、特に、段差を有する基板の表面に、レジストを滴下して塗布するレジスト塗布方法に関する。
従来から、半導体基板を静止させた状態で基板中心に液体感光性高分子樹脂を滴下したのち、基板を1200〜2000rpmの回転数でその中心の周りに回転させ、その際、感光性高分子樹脂を補助的に滴下して基板表面全面が感光性高分子樹脂で被覆されている状態に維持し、そのあと基板の回転数を上げて基板表面の下地パターン上に所定の膜厚の感光性高分子樹脂膜を形成するフォトリソグラフィ工程を含む半導体素子の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−235479号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、基板の静止時に滴下するレジスト液の滴下量は、段差の無いウエハに滴下するレジスト液の1.5倍であり、更にウエハを回転させて補助的にレジストを段差の高い側の面に滴下し、絶えずウエハ表面全面をレジストの被膜のあるようにするため、レジスト液を大量に消費してしまうという問題があった。
また、特許文献1に記載の構成においては、段差の高い面がウエハの全面に点在し、段差の高い面が必ずしも特定できないが、全体的に段差が高いようなパターンが形成されている場合には、均一な膜厚のレジスト膜を形成することが困難であるという問題があった。
更に、特許文献1においては、膜厚が1〔μm〕に達するレベルの段差を想定しているが、近年の半導体製造プロセスにおいては、高耐圧系素子構造、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の高段差素子構造を有する半導体装置においては、1.0〜15.0〔μm〕の段差を有する素子構造も存在し、このような高段差が形成されたウエハにレジストを塗布する場合には、特許文献1に記載の構成ではウエハ全体にレジスト膜を形成できず、レジストのカバレッジ性が悪くなるという問題があった。
図18は、従来のレジスト中央滴下のレジスト塗布方法によりレジスト塗布が行われ、カバレッジ性が悪く、レジストの塗布ムラが生じた場合のウエハの状態を示した図である。図18(a)は、ウエハ断面図の一例を示した図であり、図18(b)はウエハ表面状態の一例を示した図である。図18(a)に示すように、ウエハWの表面に配線20が形成され、その上にレジスト80が塗布されているが、塗布ムラ170が生じ、配線20の一部が露出している。このような塗布ムラは、レジスト80をウエハWに中央滴下し、回転によりこれを外周部に拡散させてレジスト80の塗布を行った場合に、ウエハWの外周部に特に生じ易い。図18(b)に示すように、ウエハWの外周部に塗布ムラ170が発生している。
図19は、従来の、上述の特許文献1や、低粘度のレジストと高粘度のレジストを用いて2段階でレジスト塗布を行うレジスト塗布方法による、レジスト80の拡散性不足による不具合の発生状態を示した図である。図19(a)は、ウエハW上に形成された溝40によるパターン45を示した平面図の一例である。このように、全体が接続されている連続パターン46の他、他の配線と接続されず孤立したパターン47を有する場合には、孤立パターン47内の溝に気泡が混入し易く、その後の加工時に悪影響を及ぼす。図19(b)は、図19(a)のA−B断面を示したパターン断面図である。図19(b)において、連続パターン46にはレジスト80が充填されているが、孤立パターン47には、気泡180が生じている。このように、ウエハWの段差が大きくなると、上述の特許文献1等に開示されたレジストの塗布方法では、十分なカバレッジ性を確保することができない。
一方、段差の大きいパターン45に有効と考えられるレジスト80の塗布方法として、ノズルからレジスト液を滴下するのではなく、スプレーを用いてウエハWの全体にレジスト80を塗布するレジスト塗布方法も知られている。図20は、スプレー160を用いた塗布方法を行ったウエハWの断面の一例を示した図である。図20において、ウエハW上に配線20が形成され、中央からスプレー160によりレジスト80が噴霧供給された状態が示されているが、スプレー160の異方性により、配線20の外側にレジスト80が噴霧されない箇所が空洞190として生じている。また、スプレー160を用いたレジスト塗布方法の場合、レジスト80の密度が粗くなり、高精度にレジスト80を塗布することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、高い段差パターンを有する基板の表面に、適切なカバレッジ性を有してレジストを塗布することができるレジスト塗布方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るレジスト塗布方法は、段差を有する基板(W)の表面に、レジスト(80、81)を滴下して塗布するレジスト塗布方法であって、
前記基板(W)を所定の回転速度で回転させ、前記レジスト(80、81)の滴下位置を、前記基板(W)の外周側から中央に移動させながら供給するレジスト供給工程を含むことを特徴とする。
これにより、基板の中央から供給されたレジストが外側に飛散し、段差パターンに気泡を混入させてしまう事態を防ぐことができ、気泡を含まない、カバレッジ性の良好のレジスト膜の形成を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記レジスト供給工程の後に、前記基板(W)を前記所定の回転速度よりも高速の第2の回転速度で回転させ、前記レジスト(80、81)を滴下して供給する第2のレジスト供給工程を含むことを特徴とする。
これにより、低速で回転させながら基板の外周側から中央に向かってレジスト滴下位置を移動させることにより、直接的にレジストを滴下して、段差の高いパターン内に気泡を発生させることなく段差を確実に小さくできるので、その後は高速回転でレジストを滴下供給しても、適切なカバレッジ性を有して基板全体にレジストを塗布することができる。
第3の発明は、第2の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記第2のレジスト供給工程の前記レジスト(80、81)の滴下位置は、前記基板(W)の中央付近の位置であることを特徴とする。
これにより、第2のレジスト供給工程におけるレジスト供給は、通常の供給方法により行うことができ、簡素な工程で良好なカバレッジ性を確保することができる。
第4の発明は、第2の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記第2のレジスト供給工程の前記レジスト(80、81)の滴下位置を、前記基板(W)の外周側から中央に移動させながら供給することを特徴とする。
これにより、第2のレジスト供給工程においても、中央からの飛散による供給を無くし、外側から基板に直接的にレジストを供給することができ、段差パターン内の気泡の発生を確実に防止し、良好なカバレッジ性でレジストを塗布することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明に係るレジスト塗布方法において、
前記レジスト供給工程の前に、有機溶剤を含む薬液(70)を前記基板(W)の表面に滴下して供給する前処理工程を更に含むことを特徴とする。
これにより、第1のレジスト供給工程におけるレジストの基板への親和性を高めることができ、第1のレジスト供給工程でのカバレッジ性を更に向上させることができる。
第6の発明は、第5の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記前処理工程は、前記薬液(70)が供給された状態で、前記所定の回転速度よりも高速かつ前記第2の回転速度よりも低速で前記基板(W)を回転させる工程を含むことを特徴とする。
これにより、薬液を完全に飛ばして乾燥させるのではなく、溝に液体の状態で薬液が少し残る程度に薬液を飛ばし、薬液の効果を十分に発揮させ、第1のレジスト工程におけるカバレッジ性を一層向上させることができる。
第7の発明は、第5又は第6に記載のレジスト塗布方法において、
前記薬液(70)は、前記レジスト(80、81)を溶解する有機溶剤であることを特徴とする。
これにより、レジスト液の拡散性及び濡れ性を高めることができ、第1のレジスト供給工程におけるカバレッジ性を十分に確保することができる。
第8の発明は、第5又は第6の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記薬液(70)は、前記レジスト(80、81)よりも低粘度のレジスト液であることを特徴とする。
これにより、低粘度のレジスト液を用いて前処理を行うことができる。
第9の発明は、第1〜8のいずれかの発明に係るレジスト塗布方法において、
前記段差は、深さの方が幅よりも大きい溝(40)を含むことを特徴とする。
これにより、アスペクト比の高い溝が基板の表面に形成されている場合であっても、良好なカバレッジ性を保ちつつレジストを塗布することができる。
第10の発明は、第1〜9のいずれかの発明に係るレジスト塗布方法において、
前記段差は、周辺部との差が0.5μm以上20μm以下の段差を含むことを特徴とする。
これにより、溝のみならず突起形状も含めて、高段差パターンが形成された表面を有する基板にレジストを確実にカバレッジ性よく塗布することができる。
第11の発明に係るレジスト塗布方法は、溝(40)と平坦部(f)を有する基板(W)の表面に、レジスト(80、81)を滴下して塗布するレジスト塗布方法であって、
前記レジスト(80、81)を滴下する前に、前記レジスト(80、81)を溶解する有機溶剤を前記基板(W)の表面に滴下して供給し、
前記有機溶剤が前記溝(40)内に残留し、前記平坦部(f)は乾燥する半乾燥状態となるように前記基板(W)を回転させ、その後前記レジスト(80、81)を滴下して前記レジスト(80、81)の塗布を行うことを特徴とする。
これにより、レジストが溝内に残留するので、その後のレジスト滴下の際のレジストの親和性を高めることができる。
第12の発明は、第11の発明に係るレジスト塗布方法において、
前記基板(W)の回転数は、500rpm以上1000rpm以下の回転数であることを特徴とするレジスト塗布方法。
これにより、高速よりも若干速度を低下させた回転で基板表面の半乾燥状態を作り出すことができ、レジスト供給時のレジストの親和性を確実に高めることができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、段差パターンを有する基板上に、レジストを良好なカバレッジ性で塗布することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施例に係るレジスト塗布方法に適用され得る半導体ウエハ等の基板Wの断面構造の一例を示した図である。図1においては、通常のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等の素子構造を有する半導体基板Wの断面図が示されている。基板Wの表面には、アイソレーション10と配線20とが形成されている。このような通常の素子構造を有するパターンの場合、アイソレーション10の上に配線20が形成された部分が周囲の平坦部fとの段差が最も大きい。その段差は、例えば、0.1〜1.0〔μm〕程度が一般的である。本発明は、このような通常の素子構造を有する半導体基板Wに適用してもよい。
図2は、本実施例に係るレジスト塗布方法に適用され得る基板Wの図1とは異なる断面構造の一例を示した図である。図2においては、例えば、基板WにパワーMOSトランジスタ等の高耐圧用素子が形成された場合の断面構成の一例を示している。図2において、基板Wの表面には、アイソレーション10と、配線20と、層間膜30とが形成されている。また、層間膜30の断面には、ビア21が形成されるとともに、層間膜30の上に更に配線層22が形成されている。このような場合、最上の配線層22と基板Wの平坦部fとの段差が最も大きく、その段差は、例えば、2.0〜15.0〔μm〕にまで及ぶ。また、基板Wの平坦部fに直接形成された配線20についても、0.5〜6.0〔μm〕の段差を有する。このような、最低でも0.5〔μm〕以上、大きい場合には10.0〔μm〕以上もの段差を有する基板Wの表面へのレジスト塗布は、従来技術においては困難であったが、本実施例に係るレジスト塗布方法によれば、良好なカバレッジ性でレジスト80の塗布を行うことができる。なお、その具体的な塗布方法の内容については、後述する。
図3は、本実施例に係るレジスト塗布方法に適用され得る基板Wの図1及び図2とは異なる断面構造の一例を示した図である。図3においては、MEMS等に適用される高段差素子構造を有する基板Wの断面構成の例が示されている。図3において、基板Wは深掘り構造の溝40を有し、その段差は、平坦部fとは1.0〜15.0〔μm〕にも及ぶ。かかる基板Wの深掘りした溝40は、例えばドライエッチング等により形成される。また、基板Wの平坦部f上にも配線20が形成されるため、溝40の底部と最も高い配線20との段差は、15.0〔μm〕を超える場合もあり得る。本実施例に係るレジスト塗布方法においては、段差が20〔μm〕以下までは適切なカバレッジ性を有して適用可能である。
図4は、図3の高段差素子構造のうち、孤立形状構造を含む溝40によるパターン45aを示した図である。図4(a)は、孤立形状構造を含むパターン45aの平面構成の一例を示した図である。図4(a)において、連続パターン46aは、周囲の溝と接続し、全体が連続した格子状となって連続パターン46aを形成しているが、パターン47a及びパターン48aは、周囲の溝との接続関係が無く、孤立した形状となっていることが分かる。
図4(b)は、図4(a)の孤立形状構造を含むパターン45aの、C−Dで切断した断面構成を示した図である。図4(b)において、連続パターン46aは、空気の逃げ道があるためレジスト塗布の際にも気泡180が混入する可能性が低いが、孤立形状パターン47a、48aは、局所的に単独で孤立したパターンであり、空気の逃げ道が無く、気泡180が混入する可能性が高いパターンである。このような場合において、溝40の深さdが幅wよりも大きいと、気泡180が混入する可能性が高く、特に、d/w≧0.5(wは最小部)であると、レジスト塗布の際に気泡180が混入する可能性が更に高くなる。この場合、アスペクト比は、d:w=2:1なので2ということになり、アスペクト比が2以上の場合には、気泡180が混入する可能性が高くなる。
本実施例に係るレジスト塗布方法においては、このような高アスペクト比の溝40により形成されたパターン45aに対して、良好なカバレッジ性を保ちつつレジストの塗布を行う。
次に、図5乃至図9を用いて、本実施例に係るレジスト塗布方法の具体的な内容について説明する。図5乃至図9は、一連の動作として行われるレジスト塗布方法の工程を示した図である。なお、図5乃至図9においては、レジスト塗布装置の詳細構成は省略して説明している。レジスト塗布装置の構成例の詳細説明は、後述する。
図5は、レジスト滴下前処理工程を示した図である。レジスト滴下前処理工程は、レジスト80の塗布を行う前に行われる処理工程であり、必ずしも必須ではなく、必用に応じて実行されてよい。レジスト滴下前処理工程においては、基板Wの表面に前処理液が供給される。レジスト前処理工程は、基板W表面の疎水性を高め、レジスト80の拡散性又は濡れ性を高める目的で行われる。
図5において、基板Wの表面上の中央付近の上方に、前処理液供給ノズル50が設置され、前処理液供給ノズル50は、前処理液供給管51に接続されている。前処理液供給用ノズル50は、基板Wの中央付近上方に設けられ、前処理液を滴下して供給する。前処理液は、後に供給されるレジスト80の拡散性又は濡れ性を高める液が用いられ、例えば、有機溶剤を含む薬液が用いられてよい。薬液は、レジスト80を溶解する性質を有することが好ましく、例えば、シンナー等の有機溶剤が適用されてよい。この性質により、レジスト80が基板Wの表面に供給されたときに、溝40内でレジスト80を溶解し、レジスト80が基板Wになじんで浸透し、レジスト80が拡散するのを助けるように作用するからである。例えば、上述のシンナーは、このようなレジスト80を溶解する性質を有する。
また、薬液は、有機溶剤の他、塗布用のレジストよりも低粘度のレジスト液が適用されてもよい。低粘度のレジスト液は、塗布用のレジストを溶解することは出来ないが、塗布用のレジストと親和性を有するので、塗布用のレジストの拡散性及び濡れ性を高めることができる。例えば、供給用のノズルが1つしか無いような場合には、塗布用レジストを供給するためのノズルを、前処理液供給用ノズル50と共用するようにし、低粘度のレジストで前処理を兼ねるようにしてもよい。
基板Wに薬液が供給された後、又は供給しながら、基板Wは回転される。これにより、薬液を基板Wの全面に行き渡らせることができる。例えば、基板Wをステージ上に載置してチャック等により固定し、ステージの回転により基板Wを回転させてよい。基板Wの回転速度は、1000〔rpm〕以下であることが好ましい。従来、レジスト滴下前処理工程において、基板Wを、レジスト塗布の際の高速の1500〜3000〔rpm〕で回転させ、基板W上に供給された前処理用の薬液を、総て飛ばして基板Wの表面を乾燥させていた。しかしながら、本実施例においては、基板Wの回転速度をレジスト塗布時の回転速度よりも低速にし、完全には薬液が飛ばされないような回転速度としている。そして、薬液が完全には乾燥せず、半乾燥状態となるような所定時間で基板Wの回転を停止させる。これにより、基板Wの表面の平坦部fにある薬液は飛ばして完全乾燥、又は、完全乾燥に近い状態とするが、溝40内に薬液を少しだけ残しておくことができ、次のレジスト80を供給する工程で効果的にレジスト80を溝40内で溶解し、濡れ性を高めることができる。このように、前処理用の薬液を供給した基板Wの表面を生乾き状態とすることにより、薬液のレジスト溶解の効果を最大限発揮させ、次の工程におけるレジストの拡散性を高めることができる。
なお、基板の回転速度は、あまりに遅くすると、基板Wの表面が液で満たされた状態となり、レジスト80の塗布には好ましくないので、基板の表面が完全には乾燥されない程度に適切に調整することが好ましく、例えば、500〔rpm〕以上1000〔rpm〕以下であってもよい。
図6は、第1のレジスト供給工程の開始段階を示した図である。第1のレジスト供給工程は、1回目のレジスト供給工程であり、本実施例においては、基板Wを低速で回転させ、レジスト80の滴下位置を、基板Wの外周側から中央に向かって径方向に移動させながら行う。なお、レジスト80の供給は、基板Wの上方に設けられたレジスト供給用ノズル60から、レジスト80が基板Wの表面上に滴下されることにより行われてよい。よって、レジスト供給用ノズル60は、移動機構67を備えてよく、基板W上を径方向に移動可能に構成されてよい。
第1のレジスト供給工程においては、基板Wの回転速度を、180〔rpm〕以下の低速回転とする。これは、従来のレジスト供給工程の回転速度1500〜3000〔rpm〕
よりも大幅に遅い速度であり、更に上述の前処理工程の際の基板Wの回転速度1000〔rpm〕以下よりも遅い速度設定である。また、レジスト80の滴下位置は、基板Wの外周側から供給を開始し、それから徐々に中央付近に移動させている。つまり、低速回転をさせながら、外側からレジスト80を供給するということを行っている。
これは、従来のレジスト塗布方法のように、中央から高速回転でレジスト80を滴下供給すると、中央に供給されたレジスト80が高速回転により基板Wの外側に拡散されるが、基板Wの表面の段差が大きいと、途中で大きな段差により妨げられながら少量だけ外側にレジスト80が拡散してしまい、気泡180が発生し易くなってしまうからである。本実施例に係るレジスト塗布方法では、第1のレジスト供給工程においては、基板Wを低速で回転させながら、外側からレジスト80の供給を開始することにより、レジスト80が中途半端な状態で飛散することを防ぎ、外側から直接的に基板Wの表面にレジスト80を供給する。つまり、中央からのレジスト80の飛散が無い状態で、レジスト80を常に基板Wの表面に直接滴下して供給することができ、常に基板Wの表面に直接的にレジスト80を供給することが可能となる。
図7は、第1のレジスト供給工程の終了段階を示した図である。図7に示すように、レジスト供給用ノズル60が中央に達し、レジスト80の滴下位置が基板Wの外周側から中央付近に達したら、回転数を上げ、例えば、480〔rpm〕以下の回転数で基板Wを回転させる。これにより、余分なレジスト80を振り切り、滴下供給したレジスト80を基板Wに定着させることができる。図6及び図7で説明した第1のレジスト供給工程により、高段差を有する基板Wの表面の段差を小さくするように、基板W全体にレジスト80を供給することができ、カバレッジ性を良好にすることができる。
図8は、第2のレジスト供給工程の開始段階を示す図である。第2のレジスト供給工程においては、従来のレジスト塗布方法と同様に、基板Wを高速の1500〜3000〔rpm〕の回転速度で回転させ、基板Wの中央からレジスト80を滴下供給するようにしてよい。第1のレジスト供給工程において、高段差パターンの段差が小さくなっているので、基板Wの中央付近からレジスト80を滴下供給し、高速回転で周辺部に拡散させるような処理を行っても、レジスト80を基板Wの表面上に均一に塗布することができる。
また、第2のレジスト供給工程で供給するレジスト80は、第1の供給工程で供給されたレジスト80と同じであってよい。例えば、従来、低粘度のレジストを供給してから高粘度のレジストを供給するようなレジスト塗布方法が存在するが、そのようなレジスト塗布方法では、レジストを2種類用意する必要があるので、レジストの用意や処理が煩雑になる問題があった。本実施例に係るレジスト塗布方法によれば、レジスト80の供給工程を2段階としても、レジスト80自体は第1のレジスト供給工程と第2のレジスト供給工程で同じレジスト80を使用できるので、設備及び処理を簡素化することができる。
また、基板W表面の段差が大きく、例えば15〜20〔μm〕程度の段差を有する段差パターンが基板Wの表面に形成されている場合には、中央部からレジスト80を滴下するのではなく、第1のレジスト供給工程と同様に、レジスト80の滴下位置を、基板Wの外周側がら中央付近に向かって径方向に移動させるようにしてもよい。このようにすれば、基板W表面の段差が大きく、第1のレジスト供給工程の終了後もなお大きい段差が存在している場合でも、外側から直接的に基板Wの表面にレジスト80を滴下することができ、気泡180の発生を確実に防止することができる。この場合、基板Wの回転数は、中央からの滴下供給の場合と同様に高速であってよく、例えば、1500〜3000〔rpm〕の回転数としてもよい。
更に、場合によっては、やや低速、例えば、1000〜1500〔rpm〕の回転数で基板Wの外周側から中央にレジスト80の滴下位置を移動させながらレジスト80を供給し、レジスト80の滴下位置が中央に達したら、中央でレジスト80の滴下供給を継続し、1500〜3000〔rpm〕の高速で基板Wを回転させるような処理を行うようにしてもよい。
なお、本実施例においては、基板Wが高段差を有する場合を想定し、基板Wを低速回転させてレジスト80の滴下位置を外周側から中央に移動させる第1のレジスト供給工程の後に、基板Wを高速回転させる第2のレジスト供給工程を設けている例を挙げて説明している。しかしながら、第2のレジスト供給工程で説明したように、基板Wを回転させながら、レジスト80の滴下位置を基板の外周側から中央部に移動させる工程は、基板Wを高速回転させる場合にも効果的である。従って、例えば、1段階のみのレジスト供給工程で十分なカバレッジ性を確保できる段差パターンの基板Wの場合には、高速で基板Wを回転させつつ、レジスト供給用ノズル60を基板Wの外周側から中央に移動させるようなレジスト供給工程を1回実行するような処理工程としてもよい。このようなレジスト塗布方法によっても、レジスト80を、中央からの拡散の影響無く、直接的に基板Wの外周側から順次滴下供給することができるので、カバレッジ性を向上させる効果が得られる。
このような場合、通常の高速回転の1500〜3000〔rpm〕で1段階のレジスト供給工程を実行するようにしてもよいが、例えば、上述のような回転速度を変化させた処理を実行してもよい。つまり、1段階のレジスト供給工程において、やや低速の1000〜1500〔rpm〕で基板Wを回転させつつレジスト80の滴下位置を基板Wの外周側から中央に移動させて供給し、滴下位置が中央に達したら、レジスト80の供給を継続しつつ回転数を1500〜3000〔rpm〕に上げ、レジスト80を基板Wの全体に行き渡らせるようにすれば、1回のレジスト供給工程で実質的に小さな2段階供給工程を実行することになり、効果的にレジスト80の塗布を行うことができる。
図9は、第2のレジスト供給工程の最終段階を示した図である。図9において、レジスト80が表面に供給された基板Wが高速の1500〜3000〔rpm〕に回転され、滴下供給されたレジスト80が基板Wの全面に亘って引き延ばされている。このように、第2のレジスト供給工程の最終段階では、基板Wを高速で回転させ、表面に滴下供給されたレジスト80を拡散させ、十分に回転引き延ばしを行う。これにより、高段差を有する基板Wの表面に、均一な膜厚でレジスト80を塗布することができる。
なお、図9で示した基板Wの高速回転を含む工程は、第2のレジスト工程が、単独で1段階のみ行われるレジスト供給工程であった場合にも、レジスト80を基板Wの全面に拡散するため、同様に実行されることが好ましい。
このように、本実施例に係るレジスト塗布方法によれば、基板Wを回転させながら、基板Wの外周側から中央に向かってレジスト80の滴下位置を移動させるレジスト供給工程を含むことにより、高段差を有する基板Wに対しても、良好なカバレッジ性で基板Wの全面にレジスト80を塗布することができる。
次に、図10乃至図14を用いて、本実施例に係るレジスト塗布方法により、溝40にレジストがどのように供給されるかについて説明する。
図10は、本実施例に係るレジスト塗布方法が適用される基板Wに形成された平面パターンの一例を示した図である。図10において、アスペクト比の高い溝40により、パターン45が形成されているが、パターン45は、周囲の溝との接続関係を有する連続パターン46と、単独で形成され、周囲の溝と接続関係の無い孤立パターン47とを含む。
図11は、図10のパターン45を、A−B断面で切断した断面構造を示した断面図である。図11において、細くやや深い溝形状の連続パターン46と、幅が広くやや浅い溝形状の孤立パターン47が示されている。この断面図を用いて、以下、本実施例に係るレジスト塗布方法を実行した場合の溝40内の挙動について説明する。
図12は、本実施例に係るレジスト塗布方法のレジスト滴下前処理工程におけるパターン45aの溝40の状態を示した図である。本実施例に係るレジスト塗布方法のレジスト滴下前処理工程においては、有機溶剤を含む薬液70が供給され、基板Wの表面が処理される。薬液70は、例えば、シンナー等を代表例とするレジスト80を溶解する有機溶剤であることが好ましい。このような薬液70により基板Wの表面を処理することにより、高段差部を含めて、レジスト80の拡散性を高めることができる。
本前処理工程においては、具体的には、気泡180が混入し易いパターンにも、事前に薬液70を入り込ませることが目的となる。このため、薬液70を供給した後の回転処理は、基板W全面に薬液70を行き渡らせる処理を1000〔rpm〕以下の回転数で行い、完全には乾燥させない処理時間で完了させる。図12において、基板Wの表面の平坦部fは完全に乾燥、又は、完全乾燥に近い状態とし、薬液70はほぼ存在していないが、溝40の底部に、薬液70が液体のまま残留した状態が示されている。このような状態とすることにより、次のレジスト供給工程で供給されるレジスト80が、溝40の底部に残留した薬液70に溶解し、気泡180を入り込ませることなく、レジスト80を溝40の底部に充填することができる。なお、回転数は、0〔rpm〕以上1000〔rpm〕以下であれば、種々の回転数に設定されてよいが、あまりに回転数を遅くすると、薬液70が基板W上に多く残り過ぎた状態となるので、500〔rpm〕以上であることが好ましい。
従来、レジスト供給工程の前に薬液70を供給する前処理を行ったとしても、レジスト供給時と同様の1500〜3000〔rpm〕の高速回転で薬液70を総て吹き飛ばして完全に乾燥させていたため、薬液70によるレジスト80拡散性向上の十分な効果が得られなかった。本実施例に係るレジスト塗布方法の前処理工程においては、薬液70が供給された基板Wの表面を、半乾燥状態に留めることにより、前処理の効果を十分に発揮させている。
なお、前処理工程は、本実施例に係るレジスト塗布方法において、必須の工程ではなく、必要に応じて設けられてよい。また、薬液70は、シンナー等のレジスト80を溶解する有機溶剤の他、低粘度のレジスト液が代用されてもよい。低粘度のレジスト液も、有機溶剤を含んでいる薬液の一種である。この場合、次のレジスト供給工程で供給されるレジスト80を溶解する効果は得られないが、レジスト80との親和性は有するので、レジスト80の拡散性は、全く前処理を行わないときよりも向上させることができる。
図13は、本実施例に係るレジスト塗布方法の第1のレジスト供給工程におけるパターン45の溝40の状態を示した図である。第1のレジスト供給工程は、上述の前処理工程が行われた場合には、各パターン46、47の溝40の底部に残留する薬液70を、レジスト80に置換させる目的を有するレジスト80の滴下供給となる。かかる観点から、溝40の底部で円滑な置換を行うためには、レジスト80は、基板Wの中央部のみでなく、基板Wの外周部にも滴下することが必要となる。
よって、本実施例に係るレジスト塗布方法においては、第1のレジスト供給工程においては、基板Wの外周部からレジスト80の滴下供給を開始し、中央部に向かって滴下位置をスキャン移動させている。これにより、基板Wの外周部に対しても、直接的はレジスト80の供給が可能となる。その際、基板Wは、180〔rpm〕以下で低速回転させる事が好ましい。このようにすれば、レジスト80が薬液70と反応して置換するのに十分な時間が与えられるとともに、遠心力による中央部分から外周側部分への液の拡散を防ぐことができるので、拡散したレジスト80に外側のパターン45が影響を受けるおそれが無くなる。また、レジスト80は基板Wの外周側から供給されているので、もし内側からのレジスト80の拡散が生じたとしても、1度レジスト80を供給した後に拡散が発生するので、各パターン45は常に直接滴下によるレジスト80の供給が最初になされることになり、安定して溝40内にレジスト80を滴下供給することができる。
図13に示すように、各パターン46、47の溝40内には、気泡180が入り込むことなくレジスト80が充填されている。気泡180が入り込み易い孤立パターン47についても、気泡180を発生させることなくレジスト80が充填されているのが分かる。また、レジスト80の溝40への充填により、基板Wの表面は、高段差パターン45から見掛け上段差の少ないパターンに変化していることが分かる。このように、第1のレジスト供給工程においては、低速回転と基板Wの外周側からのレジスト80の供給により、高段差パターン45の溝40に確実にレジスト80を充填し、基板Wの表面の段差を小さくすることができる。
なお、低速回転の速度は、0〔rpm〕以上180〔rpm〕以下の範囲で任意に設定できるが、あまり遅過ぎると、スループットが低下するので、例えば、50〔rpm〕以上180〔rpm〕以下の回転数としてもよい。また、レジスト80の滴下位置が中央に達したら、少し回転数を上昇させて、480〔rpm〕以下の回転数で余分なレジスト80を振り切り、基板W上のレジスト80を定着させることが好ましい。この時の回転数は、例えば、200〔rpm〕以上480〔rpm〕以下の適切な回転数に設定してもよい。
また、図13で説明した第1のレジスト供給工程は、図12で説明した前処理工程が存在しない場合であっても、十分な効果を有する。有機溶剤の薬液70が溝40内に供給されていないと、レジスト80を溶解して置換する効果は得られないが、内側からの拡散による供給よりも、十分な量のレジスト80が溝40の直上から滴下供給されるので、溝40への充填効率は向上し、気泡180も発生し難い供給形態となるからである。よって、図12で説明した前処理を行うことなく、第1のレジスト供給工程を実行するようにしてもよい。
図14は、本実施例に係るレジスト塗布方法の第2のレジスト供給工程を示した図である。第2のレジスト供給工程は、最終的に基板Wの全面を覆う目的でのレジスト供給工程である。つまり、第1のレジスト供給工程では、基板Wの表面は、なお凹凸が多く、場所によってはパターン45が露出している箇所があるため、これらの箇所にレジスト81を供給し、表面を全面的に被覆するために行う処理工程である。図14においては、第1のレジスト供給工程において供給されたレジスト80の上に、第2のレジスト供給工程で供給されたレジスト81が滴下供給され、基板Wの表面は、均一な膜厚のレジスト81で覆われた状態となっている。なお、図14においては、理解の容易のために第1のレジスト供給工程で供給したレジスト80と、第2のレジスト供給工程で供給したレジスト81を区別しているが、実際には、レジスト80とレジスト81は同じレジストであってよい。
第2のレジスト供給工程におけるレジスト80の滴下位置は、基本的には、中央滴下によって行われてよい。また、基板Wの回転速度も、1500〔rpm〕以上3000〔rpm〕の高速回転で実行されてよい。第1のレジスト供給工程により、基板Wの表面(レジスト表面)の段差を相当に小さくなっているため、通常のレジスト塗布方法によっても、十分基板Wの表面全体を覆うことができると考えられるからである。しかしながら、第1のレジスト供給工程後のレジスト表面の凹凸状態によっては、外周側から中央へのスキャン移動によりレジスト81を供給するようにしてもよい。
なお、外周側から中央部にレジスト81の滴下位置を移動させる動作は、本工程で説明したように、基板を高速回転させている場合にも効果がある。よって、本実施例に係るレジスト塗布方法は、段差の高いパターン45を有する基板Wのみならず、図1で説明したような通常の素子構造を有する基板W、又は図2で説明した高耐圧素子構造等で段差が大き過ぎないものには、第2のレジスト供給工程の内容を、そのまま1段のみのレジスト供給工程として適用することができる。このように、基板Wを回転させながら、基板Wの外周側から中央に向かってレジスト80、81の滴下位置を移動させるレジスト供給工程は、種々のレジスト供給工程に適用することができる。
このように、本実施例に係るレジスト塗布方法によれば、高段差を有する溝40に、気泡180を混入させることなくレジスト80、81を充填し、最終的に、均一な膜厚でカバレッジ性よくレジスト80、81を基板Wの表面に塗布することができる。
次に、図15を用いて、本実施例に係るレジスト塗布方法の処理フローについて説明する。図15は、本実施例に係るレジスト塗布方法の処理フロー図である。
ステップ100では、基板Wの表面に、薬液70が供給される。薬液70は、レジスト80との親和性を有する、有機溶剤を含む薬液70が供給される。
ステップ110では、基板Wが所定の回転数で回転され、供給された薬液70が半乾燥状態にされる。これにより、溝40の底部に薬液70を残留させ、レジスト80との親和性を高めることができる。
ステップ120では、第1のレジスト供給工程が開始される。基板Wは、50〔rpm〕以上180〔rpm〕以下の低速回転で回転させられるとともに、レジスト供給用ノズル60が基板Wの外周側から中央にスキャン移動しながら、基板W上にレジスト80を滴下する。
ステップ130では、第1のレジスト工程において、レジスト供給用ノズル60が基板Wの中央に到達し、レジスト80の基板Wへの滴下供給が終わった後、基板Wの回転数を例えば200〜480〔rpm〕に増加させ、余分なレジスト80を振り切る。そして、第1のレジスト工程を終了する。
ステップ140では、第2のレジスト供給工程が行われる。上述のように、中央滴下によりレジスト81の供給が行われてもよいし、外周側から中央に向かってレジスト81の供給が行われてもよいし、それらの組み合わせで行われてもよい。その際の基板Wの回転速度は、1500〜3000〔rpm〕の高速で行われてよい。回転数は、若干低い1000〜1500〔rpm〕で回転させる工程を含んでもよいが、最終的には、レジスト81を基板Wの全面に拡散させるため、1500〜3000〔rpm〕の高速回転で締めくくることが好ましい。高速回転終了後、本実施例に係るレジスト塗布方法の処理フローを終了する。
このような、一連の工程により、0.5〜20〔μm〕、1〜20〔μm〕、5〜20〔μm〕又は10〜20〔μm〕というような高段差パターン45を含む基板Wに対しても、レジスト塗布を良好なカバレッジ性で行うことができる。
また、本実施例に係るレジスト塗布方法は、基板Wを回転させ、レジスト80、81の滴下位置を基板Wの外周側から中央に移動させながらレジスト供給を行う工程を含んでいれば良い。つまり、第1のレジスト供給工程及び第2のレジスト供給工程の双方を含んでいる2段の場合には、第1のレジスト供給工程に含まれていればよく、レジスト供給工程が1段の場合には、当該工程がそのような工程を含んでいればよい。ステップ100、110の前処理工程は、そのような種々のレジスト供給工程の前に、必要に応じて設けられてよい。
次に、図16及び図17を用いて、本実施例に係るレジスト塗布方法を実施するためのレジスト塗布装置150の一例について説明する。
図16は、本実施例に係るレジスト塗布方法を実施するためのレジスト塗布装置150の全体構成の一例を示した図である。図16において、レジスト塗布装置150は、主要構成要素として、前処理液供給用ノズル50と、レジスト供給用ノズル60と、スピンチャック90と、回転駆動部100と、基板収容部110と、排液管120と、制御部130と、ケーシング140とを備える。
図16に係るレジスト塗布装置150において、ケーシング140内には、基板収容部110が設けられている。基板収容部110は、略円筒状に形成され、基板Wを囲むように配置されている。基板収容部110の下面には、排液管120が接続されている。よって、基板Wから飛散した液体は、排液管120から排液される。
基板収容部110の内部には、基板Wを保持して回転させる回転機構としてのスピンチャック90が設けられている。スピンチャック90は、水平な上面を有し、上面には、例えば、基板Wを吸引する吸引口(図示せず)が設けられていてよい。この吸引口からの吸引により、基板Wをスピンチャック90上に吸着でき、基板Wを固定支持することができる。スピンチャック90は、例えばスピンチャック90に内蔵されたモータなどを回転駆動させる回転駆動部100を備えてよく、これにより、基板Wを所定の速度で回転させることができる。
基板Wの上方には、レジスト供給用ノズル60が設けられている。レジスト供給用ノズル60は、例えば、レジスト供給管61によってレジスト液供給源63に連通している。レジスト供給管61には、バルブ62が設けられており、このバルブ62の開閉動作により所定のタイミングでレジスト供給用ノズル60からレジストを滴下供給することができる。また、図16においては図示されていないが、レジスト供給用ノズル60は、基板Wの径方向にスキャン移動可能に構成され、移動機構を備える。この点については、後述する。
また、スピンチャック90に保持された基板Wの上方には、前処理液供給用ノズル50が配置されている。前処理液供給用ノズル50は、前処理液供給管51によって前処理用の薬液70の前処理液供給源53に接続されている。前処理液供給管51は、例えば前処理液供給用ノズル50が接続されている先端部から水平方向に延びて前処理液供給源53の上方まで到達し、その後下方に直角に屈折して、バルブ52を介して前処理液供給源53内に挿通されている。
制御部130は、上述のスピンチャック90の回転駆動動作、バルブ52、62の開閉動作、上述のレジスト供給用ノズル60の移動機構などの駆動系の動作の制御を行う。制御部130は、このような演算処理を行う手段として構成され、例えば、プログラムにより動作するコンピュータにより構成されてもよいし、所定の電子回路等から構成されてもよい。
次に、図17を用いて、レジスト液供給用ノズル60の移動機構67の一例について説明する。図17は、図16に係るレジスト塗布装置150の平面図である。
図17に示すように、例えば基板収容部110の手前側には、X方向に沿って延在するレール66が形成されている。レール66は、基板Wの半径分を移動可能なように、基板Wの半径分をカバーするように形成されている。レール66には、駆動部65が取り付けられている。駆動部65には、アーム64が設けられ、アーム64には、レジスト供給用ノズル60が支持されている。アーム64は、例えばモータなどの駆動部65によってレール66上を移動自在であり、レジスト液供給用ノズル60を基板Wの外周側から、中央に向かって径方向にスキャン移動させることができる。
例えば、このような移動機構67を設けることにより、レジスト供給用ノズル60を移動させ、レジスト80、81の滴下位置を、外周側から中央に移動させることができる。
また、前処理液である薬液70の供給は、基板Wの中央からでよいので、前処理液供給用ノズル50は、基板Wの中央に固定された配置となっている。これにより、前処理液である薬液70を、基板Wの中央部から安定して供給することができる。
なお、図16及び図17においては、レジスト供給用ノズル60は、X方向に平行移動する構成の例を挙げて説明したが、例えば、図17の前処理液供給用ノズル50とレジスト供給用ノズル60とを交換し、図17の前処理液供給用ノズル50を、支点55を回転中心として回転移動可能に構成してもよい。このような機構によっても、レジスト80、81の滴下位置を、基板Wの外周側から中央に移動させることが可能となる。なお、この場合には、レジスト供給用ノズル60は、移動機構67を設けず、中央に固定する構成としてもよい。
このように、レジスト供給用ノズル60を移動可能に構成し、チャックテーブル90の回転数を制御可能に構成することにより、本実施例に係るレジスト塗布方法を好適に実行することができる。また、レジスト80、81は1種類でよいので、レジスト供給用ノズル60も1本用意するだけでよく、レジスト塗布装置150を簡素に構成することが可能となる。
なお、図16及び図17で示したレジスト塗布装置150は、本実施例に係るレジスト塗布方法を実施するための装置の一例に過ぎず、他の態様の装置によっても実施可能であることは言うまでも無い。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
本実施例に係るレジスト塗布方法に適用され得る基板Wの断面構造図である。 基板Wの図1とは異なる断面構造の一例を示した図である。 基板Wの図1及び図2とは異なる断面構造の一例を示した図である。 孤立形状構造を含む溝40によるパターン45aを示した図である。図4(a)は、孤立形状構造を含むパターン45aの平面構成の一例を示した図である。図4(b)は、図4(a)のC−Dで切断した断面構成を示した図である。 レジスト滴下前処理工程を示した図である。 第1のレジスト供給工程の開始段階を示した図である。 第1のレジスト供給工程の終了段階を示した図である。 第2のレジスト供給工程の開始段階を示す図である。 第2のレジスト供給工程の最終段階を示した図である。 基板Wに形成された平面パターンの一例を示した図である。 図10のパターン45をC−D断面で切断した断面図である。 レジスト滴下前処理工程における溝40の状態を示した図である。 第1のレジスト供給工程における溝40の状態を示した図である。 第2のレジスト供給工程を示した図である。 本実施例に係るレジスト塗布方法の処理フロー図である。 レジスト塗布装置150の全体構成の一例を示した図である。 図16に係るレジスト塗布装置150の平面図である。 従来のレジスト塗布方法によるレジスト塗布のウエハの状態を示した図である。図18(a)は、ウエハ断面図の一例を示した図である。図18(b)はウエハ表面状態の一例を示した図である。 従来のレジスト塗布方法による不具合の発生状態を示した図である。図19(a)は、ウエハW上に形成されたパターン45を示した平面図の一例である。図19(b)は、図19(a)のA−B断面を示したパターン断面図である。 従来のスプレーを用いた塗布方法を行ったウエハWの断面を示した図である。
符号の説明
10 アイソレーション
20 配線
30 層間膜
40 溝
45、45a、46、46a、47、47a、48a パターン
50 前処理液供給用ノズル
51 前処理液供給管
52、62 バルブ
53 前処理液供給源
55 支点
60 レジスト供給用ノズル
61 レジスト供給管
63 レジスト供給源
64 アーム
65 駆動部
66 レール
67 移動機構
70 薬液
80、81 レジスト
90 スピンチャック
100 回転駆動部
110 基板収容部
120 排液管
130 制御部
140 ケーシング
150 レジスト塗布装置
160 スプレーノズル
170 塗布ムラ
180 気泡
190 空洞

Claims (12)

  1. 段差を有する基板の表面に、レジストを滴下して塗布するレジスト塗布方法であって、
    前記基板を所定の回転速度で回転させ、前記レジストの滴下位置を、前記基板の外周側から中央に移動させながら供給するレジスト供給工程を含むことを特徴とするレジスト塗布方法。
  2. 前記レジスト供給工程の後に、前記基板を前記所定の回転速度よりも高速の第2の回転速度で回転させ、前記レジストを滴下して供給する第2のレジスト供給工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のレジスト塗布方法。
  3. 前記第2のレジスト供給工程の前記レジストの滴下位置は、前記基板の中央付近の位置であることを特徴とする請求項2に記載のレジスト塗布方法。
  4. 前記第2のレジスト供給工程の前記レジストの滴下位置を、前記基板の外周側から中央に移動させながら供給することを特徴とする請求項2に記載のレジスト塗布方法。
  5. 前記レジスト供給工程の前に、有機溶剤を含む薬液を前記基板の表面に滴下して供給する前処理工程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレジスト塗布方法。
  6. 前記前処理工程は、前記薬液が供給された状態で、前記所定の回転速度よりも高速かつ前記第2の回転速度よりも低速で前記基板を回転させる工程を含むことを特徴とする請求項5に記載のレジスト塗布方法。
  7. 前記薬液は、前記レジストを溶解する有機溶剤であることを特徴とする請求項5又は6に記載のレジスト塗布方法。
  8. 前記薬液は、前記レジストよりも低粘度のレジスト液であることを特徴とする請求項5又は6に記載のレジスト塗布方法。
  9. 前記段差は、深さの方が幅よりも大きい溝を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のレジスト塗布方法。
  10. 前記段差は、周辺部との差が0.5μm以上20μm以下の段差を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレジスト塗布方法。
  11. 溝と平坦部を有する基板の表面に、レジストを滴下して塗布するレジスト塗布方法であって、
    前記レジストを滴下する前に、前記レジストを溶解する有機溶剤を前記基板の表面に滴下して供給し、
    前記有機溶剤が前記溝内に残留し、前記平坦部は乾燥する半乾燥状態となるように前記基板を回転させ、その後前記レジストを前記基板に滴下して前記レジストの塗布を行うことを特徴とするレジスト塗布方法。
  12. 前記基板の回転数は、500rpm以上1000rpm以下の回転数であることを特徴とする請求項11に記載のレジスト塗布方法。
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